JP5386338B2 - 燃料電池システムの制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電解質の両面に一対の電極が配設される電解質・電極構造体とセパレータとが積層される発電セルを備え、複数の前記発電セルが積層される燃料電池スタックと、前記燃料電池スタックから電力が供給されるとともに、負荷に電力を供給する蓄電装置とを備える燃料電池システムの制御方法に関する。
一般的に、燃料電池は、例えば、高分子イオン交換膜からなる固体高分子電解質膜の両側に、それぞれ触媒層(電極触媒層)とガス拡散層(多孔質カーボン)とからなるアノード側電極及びカソード側電極を配設した電解質膜・電極構造体(MEA)を、セパレータ(バイポーラ板)によって挟持している。通常、この燃料電池を所定数だけ積層した燃料電池スタックが、例えば、車載用として使用されている。
ところで、燃料電池では、この燃料電池のコンディショニングが不十分な状態のときや、前記燃料電池の性能低下が進行している状態のときに、該燃料電池の出力電力が急激に低下してしまう。
そこで、燃料電池を過負荷の状態にすることがなく、適切な電力の取り出しを可能にするため、例えば、特許文献1に開示されている燃料電池システムが知られている。この燃料電池システムは、燃料ガス及び酸化剤ガスの供給により発電する燃料電池と、前記燃料電池の運転温度が所定の温度域にある場合に、該燃料電池からの出力を制限する燃料電池出力制限手段とを備えている。
そして、燃料電池出力制限手段は、燃料電池の運転温度と、前記燃料電池から過去に取り出した電力量の積算値である積算電力とに基づいて、該燃料電池から取り出す出力の上限値である出力制限値を決定するようにしている。
これにより、燃料電池のコンディショニングや性能低下の状態も考慮した最適な出力制限制御を行って、前記燃料電池を過負荷の状態にすることがなく、適切な電力の取り出しを行うことができる、としている。
特開2005−209467号公報
ところで、燃料電池スタックでは、所定数の単位セル間に冷却媒体流路が形成される、所謂、間引き冷却構造を採用する場合がある。この間引き冷却構造は、例えば、各電解質の両側に電極が配設される2つの電解質・電極構造体と、前記電解質・電極構造体と交互に積層される3枚のセパレータとを有する、すなわち、2組の発電セルを有する発電ユニットを備えている。
そして、発電ユニット内には、各電解質・電極構造体を挟んで第1酸化剤ガス流路及び第1燃料ガス流路と、第2酸化剤ガス流路及び第2燃料ガス流路とが形成されるとともに、各発電ユニット間には、冷却媒体を流す冷却媒体流路が形成されている。
上記のように、間引き冷却構造では、発電ユニット内で隣接する各発電セルが、互いに異なる流体流路構造を有している。このため、隣接する発電セル間に温度環境や残留水の状況等に差異が発生し易い。例えば、一方の発電セルに設けられた第1燃料ガス流路は、冷却媒体流路に隣接するものの、他方の発電セルに設けられた第2燃料ガス流路は、前記冷却媒体流路から大きく離間している。
従って、第1燃料ガス流路は、第2燃料ガス流路に比べて低温になり、凝縮水が発生し易くなる。これにより、一方の発電セルと他方の発電セルとでは、発電性能に差が発生してしまい、性能の低い発電セルに負荷がかかって、さらに性能が低下するという問題がある。
しかしながら、上記の特許文献1では、複数の発電セルが積層された燃料電池全体のコンディションニング状態及び性能低下の状態を考慮して、出力制限制御を行うだけである。このため、それぞれ発電性能が異なる発電セルを有する燃料電池には、適応することができないという問題がある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、互いに発電性能の異なる発電セルを良好に発電させることができ、前記発電セルの性能及び耐久性の悪化を可及的に阻止することが可能な燃料電池システムの制御方法を提供することを目的とする。
本発明は、電解質の両面に一対の電極が配設される電解質・電極構造体とセパレータとが積層される発電セルを備えるとともに、複数の前記発電セルが積層される発電ユニットを備え、複数の前記発電ユニットが積層され且つ前記発電ユニット間に冷却媒体を流す冷却媒体流路が形成されることにより、互いに隣接する前記発電セルの冷却環境が異なる燃料電池スタックと、前記燃料電池スタックから電力が供給されるとともに、負荷に電力を供給する蓄電装置とを備える燃料電池システムの制御方法に関するものである。
この制御方法は、冷却環境が異なる発電セル間で、各発電性能が同等になる負荷領域を設定する工程と、要求負荷が前記負荷領域の下限値未満である際、蓄電装置のみから前記負荷に電力を供給する工程と、要求負荷が前記負荷領域内である際、前記蓄電装置からの電力供給を停止する一方、燃料電池スタックから前記負荷に電力を供給する工程と、要求負荷が前記負荷領域の上限値を超える際、前記燃料電池スタックから前記負荷に電力を供給し且つ不足電力を前記蓄電装置から前記負荷に供給する工程とを有している。
また、燃料電池スタックは、各電解質の両側に電極が配設される第1及び第2電解質・電極構造体を有し、第1セパレータ、前記第1電解質・電極構造体、第2セパレータ、前記第2電解質・電極構造体及び第3セパレータが順次積層されるとともに、前記第1セパレータと前記第1電解質・電極構造体との間に第1燃料ガス流路が形成され、前記第1電解質・電極構造体と前記第2セパレータとの間に第1酸化剤ガス流路が形成され、前記第2セパレータと前記第2電解質・電極構造体との間に第2燃料ガス流路が形成され、前記第2電解質・電極構造体と前記第3セパレータとの間に第2酸化剤ガスが形成される発電ユニットを備え、各発電ユニット間には、互いに隣接する前記第3セパレータ及び前記第1セパレータ間に冷却媒体を流す冷却媒体流路が形成されることが好ましい。
さらに、燃料電池スタックは、各電解質の両側に電極が配設される第1、第2及び第3電解質・電極構造体を有し、第1セパレータ、前記第1電解質・電極構造体、第2セパレータ、前記第2電解質・電極構造体、第3セパレータ、第3電解質・電極構造体及び第4セパレータが順次積層されるとともに、前記第1セパレータと前記第1電解質・電極構造体との間に第1燃料ガス流路が形成され、前記第1電解質・電極構造体と前記第2セパレータとの間に第1酸化剤ガス流路が形成され、前記第2セパレータと前記第2電解質・電極構造体との間に第2燃料ガス流路が形成され、前記第2電解質・電極構造体と前記第3セパレータとの間に第2酸化剤ガス流路が形成され、前記第3セパレータと前記第3電解質・電極構造体との間に第3燃料ガス流路が形成され、前記第3電解質・電極構造体と第4セパレータとの間に第3酸化剤ガス流路が形成される発電ユニットを備え、各発電ユニット間には、互いに隣接する前記第4セパレータ及び前記第1セパレータ間に冷却媒体を流す冷却媒体流路が形成されることが好ましい。
本発明によれば、異なる発電セルにおいて、各発電性能が同等になる負荷領域が設定され、燃料電池スタックは、要求負荷が前記負荷領域内である際に運転される。そして、要求負荷が負荷領域の下限値未満である際、燃料電池スタックの運転が停止される一方、蓄電装置のみから負荷に電力が供給される。さらに、要求負荷が負荷領域を超える際、燃料電池スタックから負荷に電力が供給されるとともに、不足電力が蓄電装置から前記負荷に供給される。
これにより、燃料電池スタックは、異なる発電セルの各発電性能が異なる領域では、運転が行われないため、性能の低い発電セルに負荷が集中することを阻止することができる。従って、発電セルの性能の悪化や耐久性の悪化を抑制することが可能になるとともに、各発電セルは、最も性能のよい領域で発電されるため、発電効率の向上が容易に図られる。
本発明の第1の実施形態に係る制御方法が適用される燃料電池システムの概略説明図である。 前記燃料電池システムを構成する発電ユニットの要部分解斜視説明図である。 前記燃料電池スタックの断面説明図である。 前記制御方法の説明図である。 前記制御方法において、電圧ばらつきを判定するフローチャートである。 前記制御方法を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る制御方法が適用される燃料電池システムを構成する発電ユニットの要部分解斜視説明図である。 燃料電池スタックの断面説明図である。 前記制御方法の説明図である。
図1に示すように、本発明の第1の実施形態に係る制御方法が適用される燃料電池システム10は、燃料電池スタック12と、前記燃料電池スタック12に酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給装置14と、前記燃料電池スタック12に燃料ガスを供給する燃料ガス供給装置16と、前記燃料電池スタック12に冷却媒体を供給する冷却媒体供給装置18と、前記燃料電池スタック12に電圧コントロールユニット20を介して接続される蓄電装置、例えば、バッテリ22と、前記電圧コントロールユニット20及びインバータ24を介して電流(電力)が供給される車両走行用の駆動モータ(負荷)26とを備える。
燃料電池スタック12は、複数の発電ユニット28を矢印A方向に沿って互いに積層して構成される。図2及び図3に示すように、発電ユニット28は、実質的に異なる2つの発電セル30a、30bを積層しており、第1セパレータ34、第1電解質膜・電極構造体(電解質・電極構造体)36a、第2セパレータ38、第2電解質膜・電極構造体36b及び第3セパレータ40が順次積層される。
第1セパレータ34、第2セパレータ38及び第3セパレータ40は、例えば、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、めっき処理鋼板、あるいはその金属表面に防食用の表面処理を施した金属板により構成される。第1セパレータ34、第2セパレータ38及び第3セパレータ40は、金属製薄板を波形状にプレス加工することにより、断面凹凸形状を有する。なお、第1セパレータ34、第2セパレータ38及び第3セパレータ40は、例えば、カーボンセパレータにより構成してもよい。
図2に示すように、第1電解質膜・電極構造体36aは、第2電解質膜・電極構造体36bよりも小さな表面積に設定される。第1及び第2電解質膜・電極構造体36a、36bは、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜42と、前記固体高分子電解質膜42を挟持するアノード側電極44及びカソード側電極46とを備える。アノード側電極44は、カソード側電極46よりも小さな表面積を有する、所謂、段差型MEAを構成している。
アノード側電極44及びカソード側電極46は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層(図示せず)と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布されて形成される電極触媒層(図示せず)とを有する。電極触媒層は、固体高分子電解質膜42の両面に形成される。
発電ユニット28の長辺方向の(矢印C方向)上端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス入口連通孔50a、及び燃料ガス、例えば、水素含有ガスを供給するための燃料ガス入口連通孔52aが設けられる。
発電ユニット28の長辺方向の(矢印C方向)下端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを排出するための燃料ガス出口連通孔52b、及び酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス出口連通孔50bが設けられる。
発電ユニット28の短辺方向(矢印B方向)の一端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、冷却媒体を供給するための冷却媒体入口連通孔54aが設けられるとともに、前記発電ユニット28の短辺方向の他端縁部には、前記冷却媒体を排出するための冷却媒体出口連通孔54bが設けられる。
第1セパレータ34の第1電解質膜・電極構造体36aに向かう面34aには、例えば、矢印C方向に延在する第1燃料ガス流路56が設けられる。第1燃料ガス流路56は、複数の入口貫通孔58aを介して燃料ガス入口連通孔52aと連通するとともに、複数の出口貫通孔58bを介して燃料ガス出口連通孔52bと連通する。第1セパレータ34の面34bには、冷却媒体入口連通孔54aと冷却媒体出口連通孔54bとを連通する冷却媒体流路60の一部が形成される。
第2セパレータ38の第1電解質膜・電極構造体36aに向かう面38aには、酸化剤ガス入口連通孔50aと酸化剤ガス出口連通孔50bとを連通して、例えば、矢印C方向に延在する第1酸化剤ガス流路62が形成される。
第2セパレータ38の第2電解質膜・電極構造体36bに向かう面38bには、第2燃料ガス流路64が設けられる。第2燃料ガス流路64は、複数の入口貫通孔66aを介して燃料ガス入口連通孔52aと連通するとともに、複数の出口貫通孔66bを介して燃料ガス出口連通孔52bと連通する。
第3セパレータ40の第2電解質膜・電極構造体36bに向かう面40aには、酸化剤ガス入口連通孔50aと酸化剤ガス出口連通孔50bとを連通する第2酸化剤ガス流路68が形成される。第3セパレータ40の面40bには、冷却媒体流路60の一部が形成される。
第1セパレータ34の面34a、34bには、この第1セパレータ34の外周端縁部を周回して第1シール部材70が一体成形される。第2セパレータ38の面38a、38bには、この第2セパレータ38の外周端縁部を周回して第2シール部材72が一体成形されるとともに、第3セパレータ40の面40a、40bには、この第3セパレータ40の外周端縁部を周回して第3シール部材74が一体成形される。
発電ユニット28同士が互いに積層されることにより、一方の発電ユニット28を構成する第1セパレータ34と、他方の発電ユニット28を構成する第3セパレータ40との間には、矢印B方向に延在する冷却媒体流路60が形成される。
発電セル30aは、第1セパレータ34、第1電解質膜・電極構造体36a及び第2セパレータ38により構成される一方、発電セル30bは、前記第2セパレータ38、第2電解質膜・電極構造体36b及び第3セパレータ40により構成される。
このように構成される燃料電池システム10の動作について、第1の実施形態に係る制御方法との関連で、以下に説明する。
先ず、構成の異なる発電セル30a、30bの発電性能が同等になる負荷領域が設定される。図4に示すように、低負荷(低電流)では、発電セル30bの性能が発電セル30aの性能よりも良好である一方、高負荷(高電流)では、前記発電セル30aの性能が、前記発電セル30bの性能よりも良好である。そして、下限値A1〜上限値A2の間は、発電セル30a、30bの各発電性能が同等になる負荷領域である。
図3に示すように、発電セル30aでは、第1燃料ガス流路56が、冷却媒体流路60に隣接して冷却される。一方、発電セル30bでは、第2燃料ガス流路64が、第1電解質膜・電極構造体36aを挟んで冷却媒体流路60から離間しており、第1燃料ガス流路56に比べて高温になり易い。
従って、第1燃料ガス流路56では、生成水が凝縮して滞留水が発生し易く、低電流域(低負荷域)では、前記第1燃料ガス流路56に燃料ガスが良好に流通することができない。これにより、ストイキ不足が発生し、発電セル30aの性能は、発電セル30bの性能よりも低下する。
一方、高電流域(高負荷域)では、発電セル30aの第1燃料ガス流路56を流通する燃料ガスは、相当に高温になるものの、冷却媒体流路60を流通する冷却媒体により冷却される。これに対して、発電セル30bの第2燃料ガス流路64を流通する燃料ガスは、冷却媒体による冷却効果が低く、第2電解質膜・電極構造体36bの固体高分子電解質膜42から水分を奪う。このため、固体高分子電解質膜42が乾燥し易くなり、発電セル30bの発電性能が、発電セル30aの発電性能よりも低下する。
そこで、各発電ユニット28を構成する発電セル30a、30bの電圧のばらつきを判定する処理が、例えば、図5に示すフローチャートに沿って行われる。
先ず、第1番目の発電ユニット28が設定されると(ステップS1)、ステップS2に進んで、この第1番目の発電ユニット28を構成する発電セル30aのセル電圧Va(1)と、発電セル30bのセル電圧Vb(1)との差が、閾値Vth未満であるか否かが判断される。そして、発電セル30a、30bの電圧差が、閾値Vth未満であると判断されると(ステップS2中、YES)、ステップS3に進んで、良好であるという検出フラグが挙げられる。
さらに、ステップS4に進んで、第2番目の発電ユニット28が設定される。この第2番目の発電ユニット28は、積層数N(例えば、250)未満であると判断されると(ステップS5中、YES)、ステップS2に戻って、第2番目の発電ユニット28を構成する発電セル30a、30bの電圧差が検出される。
ステップS2において、発電セル30a、30bの電圧差が、閾値Vth以上であると判断されると(ステップS2中、NO)、ステップS6に進んで、NGであるという検出フラグが挙げられて、判定処理が終了する。
上記のように、供給負荷に対して、その出力を満たす電流値が、発電セル30a、30bの電圧差が閾値Vth内である電流値(下限値A1〜上限値A2)間にあるか否かが判定される。ここで、閾値Vthは、実験的、経験的に決められた値であり、車両の運転状況や構造の異なる発電セル30a、30bの枚数等によって変更することができる。例えば、複数の発電ユニット28において、セル平均値−セル最小値、最大値−最小値、又は、平常偏差を、閾値Vthとして設定してもよい。
次いで、燃料電池システム10は、図4に示されている負荷領域(下限値A1〜上限値A2間の領域)に基づいて、燃料電池スタック12のON/OFF制御及びバッテリ22からの電力供給制御が行われる。
具体的には、図6に示すように、燃料電池システム10が起動されると(ステップS11)、ステップS12に進んで、駆動モータ26(その他の電気機器も含む)の要求負荷が、負荷領域の下限値A1未満であるか否かが判断される。要求負荷が、下限値A1未満であると判断された際(ステップS12中、YES)、ステップS13に進む。ステップS13では、燃料電池スタック12が運転されず(OFF)、バッテリ22のみから駆動モータ26に電力が供給される。
ステップS12で、要求負荷が下限値A1以上であると判断されると(ステップS12中、NO)、ステップS15に進んで、前記要求負荷が負荷領域の上限値A2以下であるか否かが判断される。要求負荷が、上限値A2以下であると判断されると(ステップS15中、YES)、すなわち、駆動モータ26の要求負荷が負荷領域内である際、ステップS16に進む。
ここで、バッテリ22からの電力供給が停止される一方、燃料電池スタック12の運転が開始されて、前記燃料電池スタック12から駆動モータ26に電力が供給される。なお、燃料電池スタック12では、余剰の電力をバッテリ22の充電に使用することができる。
図1に示すように、燃料電池スタック12では、酸化剤ガス供給装置14から酸素含有ガス(例えば、空気)等の酸化剤ガスが供給されるとともに、燃料ガス供給装置16から水素含有ガス(例えば、水素ガス)等の燃料ガスが供給される。さらに、冷却媒体供給装置18から純水やエチレングリコール、又はオイル等の冷却媒体が供給される。
図2に示すように、酸化剤ガスは、酸化剤ガス入口連通孔50aから第2セパレータ38の第1酸化剤ガス流路62及び第3セパレータ40の第2酸化剤ガス流路68に導入される。この酸化剤ガスは、第1酸化剤ガス流路62に沿って矢印C方向(重力方向)に移動し、第1電解質膜・電極構造体36aのカソード側電極46に供給されるとともに、第2酸化剤ガス流路68に沿って矢印C方向に移動し、第2電解質膜・電極構造体36bのカソード側電極46に供給される。
一方、燃料ガスは、燃料ガス入口連通孔52aから第1セパレータ34の貫通孔58aを通って面34a側に移動する。このため、燃料ガスは、貫通孔58aに連通する第1燃料ガス流路56に沿って重力方向(矢印C方向)に移動し、第1電解質膜・電極構造体36aのアノード側電極44に供給される。
また、燃料ガスは、燃料ガス入口連通孔52aから第2セパレータ38の貫通孔66aを通って面38b側に移動する。従って、燃料ガスは、貫通孔66aに連通する第2燃料ガス流路64に沿って重力方向(矢印C方向)に移動し、第2電解質膜・電極構造体36bのアノード側電極44に供給される。
これにより、第1及び第2電解質膜・電極構造体36a、36bでは、カソード側電極46に供給される酸化剤ガスと、アノード側電極44に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費されて発電が行われる。
次いで、第1及び第2電解質膜・電極構造体36a、36bの各カソード側電極46に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス出口連通孔50bに沿って矢印A方向に排出される。
第1電解質膜・電極構造体36aのアノード側電極44に供給されて消費された燃料ガスは、貫通孔58bを通って第1セパレータ34の面34b側に導出される。面34b側に導出された燃料ガスは、燃料ガス出口連通孔52bに排出される。
また、第2電解質膜・電極構造体36bのアノード側電極44に供給されて消費された燃料ガスは、貫通孔66bを通って第2セパレータ38の面38a側に導出される。面38a側に導出された燃料ガスは、燃料ガス出口連通孔52bに排出される。
一方、冷却媒体入口連通孔54aに供給された冷却媒体は、一方の発電ユニット28を構成する第1セパレータ34と、他方の発電ユニット28を構成する第3セパレータ40との間に形成された冷却媒体流路60に導入された後、矢印B方向に流通する。この冷却媒体は、第1及び第2電解質膜・電極構造体36a、36bを冷却した後、冷却媒体出口連通孔54bに排出される。
次いで、図6に示すように、ステップS15において、要求負荷が上限値A2を超えていると、すなわち、負荷領域を超えていると判断されると(ステップS15中、NO)、ステップS17に進む。ここで、燃料電池スタック12は、上限値A2の出力で発電が行われるとともに、不足電力がバッテリ22から駆動モータ26に供給される。すなわち、燃料電池スタック12は、負荷領域である下限値A1〜上限値A2の間で電流が引かれる一方、さらに必要な電流値(不足電流)は、バッテリ22により補っている。
この場合、第1の実施形態では、構成の異なる発電セル30a、30bにおいて、各発電性能が同等になる負荷領域が設定され、燃料電池スタック12は、駆動モータ26による要求負荷が前記負荷領域内である際に、運転されている。
そして、駆動モータ26の要求負荷が、負荷領域の下限値A1未満である際には、燃料電池スタック12の運転が停止される一方、バッテリ22からのみ前記駆動モータ26に電力が供給されている。さらに、駆動モータ26の要求負荷が、負荷領域(上限値A2)を超える際には、燃料電池スタック12から前記駆動モータ26に電力が供給されるとともに、不足電力がバッテリ22から前記駆動モータ26に供給されている。
これにより、燃料電池スタック12は、構成の異なる発電セル30a、30bの各発電性能が異なる領域では、運転を行わないため、例えば、低負荷時には、性能の低い発電セル30aに負荷が集中することを阻止する一方、高負荷時には、性能の低い発電セル30bに負荷が集中することを阻止することができる。
従って、発電セル30a、30bの性能の悪化や耐久性の悪化を、確実に抑制することが可能になるとともに、各発電セル30a、30bは、最も性能の良い領域で発電されている。このため、燃料電池スタック12全体の発電効率の向上が、容易に図られるという効果が得られる。
なお、低負荷時には、燃料電池スタック12の発電が行われないため、長時間オフ状態を維持しておくと、ガスの置換や水の凝縮等が起こり、発電が迅速に進行されないおそれがある。そこで、燃料電池スタック12から常に要求電流値が引けるように、必要に応じて掃気処理やガス循環処理を行うことが好ましい。
図7は、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池システムを構成する発電ユニット80の要部分解斜視説明図である。なお、第1の実施形態に係る燃料電池システム10を構成する発電ユニット28と同一の構成要素には、同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
発電ユニット80は、発電セル30a、30b及び30cにより構成される。図7及び図8に示すように、発電ユニット80は、第1セパレータ34、第1電解質膜・電極構造体36a、第2セパレータ38、第2電解質膜・電極構造体36b、第3セパレータ82、第3電解質膜・電極構造体36c及び第4セパレータ84を設ける。
第3セパレータ82の第2電解質膜・電極構造体36bに向かう面82aには、第2酸化剤ガス流路68が形成されるとともに、前記第3セパレータ82の面82bには、第3燃料ガス流路86が矢印C方向に延在して設けられる。第3燃料ガス流路86は、複数の入口貫通孔88aを介して燃料ガス入口連通孔52aに連通する一方、複数の出口貫通孔88bを介して燃料ガス出口連通孔52bに連通する。
第4セパレータ84の第3電解質膜・電極構造体36cに向かう面84aには、矢印C方向に延在する第3酸化剤ガス流路90が設けられる。第4セパレータ84の面84bには、冷却媒体流路60の一部が形成される。
発電セル30aは、第1セパレータ34、第1電解質膜・電極構造体36a及び第2セパレータ38により構成され、発電セル30bは、前記第2セパレータ38、第2電解質膜・電極構造体36b及び第3セパレータ82により構成され、発電セル30cは、前記第3セパレータ82、第3電解質膜・電極構造体36c及び第4セパレータ84により構成される。
発電セル30a、30b及び30cは、それぞれの負荷電流に対する性能が、図9に示すように異なっている。発電セル30a、30cの関係は、第1の実施形態の発電セル30a、30bの関係と同様である。
発電セル30bは、発電セル30a、30c間に配置されており、冷却媒体流路60から最も離間する。このため、低負荷側では、発電セル30bは、他の発電セル30a、30cよりも保温され、第2燃料ガス流路64に滞留水が存在し難くなる。従って、低負荷側における性能は、発電セル30bが最も高くなる。
一方、高負荷側では、反応により生成水が発生するが、発電セル30bは、他の発電セル30b、30cよりも冷却され難く、高温のガスによって固体高分子電解質膜42が乾燥し易い。これにより、高温負荷側では、発電セル30bは、他の発電セル30a、30cよりも性能が低下する。
この第2の実施形態では、発電セル30a〜30cにおいて、各発電性能が同等になる負荷領域が設定され、発電ユニット80は、要求負荷が前記負荷領域内である際に運転されている。そして、要求負荷が負荷領域の下限値A1未満である際、発電ユニット80の運転が停止される一方、バッテリ22(図1参照)のみから負荷に電力は供給されている。さらに、要求負荷が負荷領域の上限値A2を越える際には、発電ユニット80から電力が供給され且つ不足電力がバッテリ22から供給されている。これにより、第2の実施形態では、上記の第1の実施形態と同様の効果が得られる。
10…燃料電池システム 12…燃料電池スタック
14…酸化剤ガス供給装置 16…燃料ガス供給装置
18…冷却媒体供給装置 22…バッテリ
26…駆動モータ 28、80…発電ユニット
30a、30b、30c…発電セル
34、38、40、82、84…セパレータ
36a、36b、36c…電解質膜・電極構造体
42…固体高分子電解質膜 44…アノード側電極
46…カソード側電極 56、64、86…燃料ガス流路
60…冷却媒体流路 62、68、90…酸化剤ガス流路

Claims (4)

  1. 電解質の両面に一対の電極が配設される電解質・電極構造体とセパレータとが積層される発電セルを備えるとともに、複数の前記発電セルが積層される発電ユニットを備え、複数の前記発電ユニットが積層され且つ前記発電ユニット間に冷却媒体を流す冷却媒体流路が形成されることにより、互いに隣接する前記発電セルの冷却環境が異なる燃料電池スタックと、
    前記燃料電池スタックから電力が供給されるとともに、負荷に電力を供給する蓄電装置と、
    を備える燃料電池システムの制御方法であって、
    前記冷却環境が異なる前記発電セル間で、各発電性能が同等になる負荷領域を設定する工程と、
    要求負荷が前記負荷領域の下限値未満である際、前記蓄電装置のみから前記負荷に電力を供給する工程と、
    要求負荷が前記負荷領域内である際、前記蓄電装置からの電力供給を停止する一方、前記燃料電池スタックから前記負荷に電力を供給する工程と、
    要求負荷が前記負荷領域の上限値を超える際、前記燃料電池スタックから前記負荷に電力を供給し且つ不足電力を前記蓄電装置から前記負荷に供給する工程と、
    を有することを特徴とする燃料電池システムの制御方法。
  2. 請求項1記載の制御方法において、前記燃料電池スタックは、各電解質の両側に電極が配設される第1及び第2電解質・電極構造体を有し、第1セパレータ、前記第1電解質・電極構造体、第2セパレータ、前記第2電解質・電極構造体及び第3セパレータが順次積層されるとともに、前記第1セパレータと前記第1電解質・電極構造体との間に第1燃料ガス流路が形成され、前記第1電解質・電極構造体と前記第2セパレータとの間に第1酸化剤ガス流路が形成され、前記第2セパレータと前記第2電解質・電極構造体との間に第2燃料ガス流路が形成され、前記第2電解質・電極構造体と前記第3セパレータとの間に第2酸化剤ガスが形成される前記発電ユニットを備え、各発電ユニット間には、互いに隣接する前記第3セパレータ及び前記第1セパレータ間に前記冷却媒体を流す前記冷却媒体流路が形成されることを特徴とする燃料電池システムの制御方法。
  3. 請求項1記載の制御方法において、前記燃料電池スタックは、各電解質の両側に電極が配設される第1、第2及び第3電解質・電極構造体を有し、第1セパレータ、前記第1電解質・電極構造体、第2セパレータ、前記第2電解質・電極構造体、第3セパレータ、第3電解質・電極構造体及び第4セパレータが順次積層されるとともに、前記第1セパレータと前記第1電解質・電極構造体との間に第1燃料ガス流路が形成され、前記第1電解質・電極構造体と前記第2セパレータとの間に第1酸化剤ガス流路が形成され、前記第2セパレータと前記第2電解質・電極構造体との間に第2燃料ガス流路が形成され、前記第2電解質・電極構造体と前記第3セパレータとの間に第2酸化剤ガス流路が形成され、前記第3セパレータと前記第3電解質・電極構造体との間に第3燃料ガス流路が形成され、前記第3電解質・電極構造体と第4セパレータとの間に第3酸化剤ガス流路が形成される前記発電ユニットを備え、各発電ユニット間には、互いに隣接する前記第4セパレータ及び前記第1セパレータ間に前記冷却媒体を流す前記冷却媒体流路が形成されることを特徴とする燃料電池システムの制御方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の制御方法において、各発電性能が同等になる前記負荷領域は、前記発電セル間の電圧が一定値となる電流の下限値から上限値の間に設定されることを特徴とする燃料電池システムの制御方法。
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