JP7413240B2 - 旋回作業機 - Google Patents
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Description
特許文献1に開示された旋回作業機は、機体と、機体上に搭載された運転席と、運転席の側方に配置された操作装置(コントロールボックス)とを備えている。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであって、運転席の側方に設けられた操作装置とシートベルト装置を備えた作業機において、操作装置の操作時のがたつきの防止と部品点数の削減を実現することができる旋回作業機を提供するものである。
図25は、本発明に係る作業機1の一実施形態を示す側面図である。本実施形態に係る作業機1は、旋回作業機であるバックホーである。
作業機1は、機体2と走行装置3と作業装置4とを備えている。機体2上には、運転席5が設けられている。以下、運転席5に着座した作業者の前側(図25の左側)を前方、作業者の後側(図25の右側)を後方、作業者の左側(図25の手前側)を左方、作業者の右側(図25の奥側)を右方として説明する。また、前後方向に直交する方向である水平方向を機体幅方向として説明する。また、機体2の中央部から右部或いは左部へ向かう方向を機体外方として説明する。言い換えれば、機体外方とは、機体幅方向であって、機体2から離れる方向である。機体外方とは反対の方向を、機体内方として説明する。言い換えれば、機体内方とは、機体幅方向であって、機体2に近づく方向である。
ボンネット8の上方には、運転席5が配置されている。ボンネット8の内部には、原動機10、油圧ポンプ(図示略)、作動油タンク(オイルタンク)9等が配置されている。作動油タンク9には、作業装置4を駆動するための作動油が貯蔵されている。なお、本実施形態では原動機10としてディーゼルエンジンを用いているが、これに限らず、例えば、ガソリンエンジン等の他の内燃機関であってもよく、電動モータ等であってもよい。
作業装置4は、ブーム12とアーム13と作業具(バケット)14とを有している。さらに作業装置4は、これらのブーム等の駆動機構として、ブームシリンダ15と、アームシリンダ16と、作業具シリンダ17とを有している。ブームシリンダ15、アームシリンダ16、作業具シリンダ17及びドーザシリンダは、油圧シリンダにより構成されている。これらの油圧シリンダ(油圧アクチュエータ)は、作動油タンク9から油圧ポンプを介して供給される作動油により駆動する。作業装置4は、後述する操作装置30によって操作される。
<操作装置>
図1、図2、図25等に示すように、運転席5の側方であってボンネット8の上方には操作装置30が配置されている。図24に示すように、操作装置30は、機体幅方向に延びる支軸33回りに回動することにより、前部を跳ね上げ可能に構成されている。支軸33は、操作装置30の後部に配置されている。操作装置30は、前部が跳ね上げられていない第1位置(図25参照)と、前部が跳ね上げられた第2位置(図24参照)とに位置変更可能である。以下、特に記載する場合を除いて、操作装置30が第1位置にあるときを基準として、各構成要素の位置関係を説明する。
図1、図2に示すように、第1操作装置30Lは、操作レバー(第1操作レバー)31L、制御弁(第1パイロットバルブ)32L、ケーシング(第1ケーシング)34Lを有している。
第1パイロットホース35Lの他端部は、バルブユニット21を構成する制御バルブと接続されている。6本の第1パイロットホース35Lのうち、2本はブームバルブに接続され、2本は作業具バルブに接続されている。残りの2本は、バルブユニット21を介して(又は直接的に)パイロットポンプ及びドレンにそれぞれ接続されている。
ピン48は、操作ブラケット140に固定された固定板49(図4,図6参照)から機体外方側に延びている。固定板49は、上部が連結軸50によって操作ブラケット140と連結されており、下部が操作ブラケット140と溶接等により接続されている。操作ブラケット140には、ガスシリンダ等の付勢部材(図示略)の一端部が取り付けられる取付軸51が設けられている。付勢部材の他端部は、第1ブラケット41Lの前部に取り付けられた前ブラケット52の下部に接続されている。付勢部材は、操作装置30を第1位置から第2位置に回動させるときに要する力を補助する付勢力を有する。
第2操作装置30Rについては、第1操作装置30Lと異なる点を中心に説明し、共通する構成については説明を省略する。
第1操作装置30Lと第2操作装置30Rは、左右対象に構成されている点と操作対象が異なる点のみが相違点であって、他の構成は共通している。
<パイロットホースの配置>
ボンネット8の開口部80は、ボンネット8の左上面に形成された第1開口部80L(図4参照)と、ボンネット8の左上面に形成された第2開口部80R(図6参照)と、を含む。尚、図4,図6では第2操作装置30Rを省略している。第1パイロットホース35Lは第1開口部80Lからボンネット8の内部に挿入され、第2パイロットホース35Rは第2開口部80Rからボンネット8の内部に挿入されている。
図7に示すように、第1パイロットホース35Lと第2パイロットホース35Rは、ボンネット8の内部において左部と右部とに分かれて延びている。第1パイロットホース35Lと第2パイロットホース35Rは、ボンネット8の回動軸となる横軸62の左側と右側に分かれて延びている。より詳しくは、第1パイロットホース35Lは、後述する第1横軸62Lの左方を通っている。第2パイロットホース35Rは、後述する第2横軸62Rの右方を通っている。
以下、説明の都合上、第1パイロットホース35L(又は第1ホース束40L)を第1油圧ホース35Lと称し、第2パイロットホース35R(又は第2ホース束40R)を第2油圧ホース35Rと称する場合がある。
<ボンネットの開閉構造>
図11に示すように、機体2には、ボンネット8を回動可能(開閉可能)に枢支する横軸62が設けられている。横軸62は、機体幅方向に延びている。ボンネット8の後下部は、機体2に対して横軸62回りに回動可能に枢支されている。図12に示すように、ボンネット8は、横軸62回りの第1方向(矢印A方向)に回動することによって開放し、横軸62回りの第2方向(矢印B方向)に回動することによって閉鎖する。これにより、ボンネット8は、前部が上昇した開放位置(図12の仮想線の位置)と、前部が下降した閉鎖位置(図12の実線の位置)とに移動可能である。
第1部材112は、機体2に固定されている。詳しくは、第1部材112は、機体2の後部に配置されたウエイト7に固定されている。第1部材112は、後板112a、第1側板112b、第2側板112c、上板112dを有している。後板112aは、ウエイト7の前部にボルト等によって固定されている。第1側板112b及び第2側板112cは、機体幅方向に間隔をあけて配置され、後板112aの前面に接続されている。第1側板112bは、機体幅方向の一方側(左側)に配置されている。第2側板112cは、機体幅方向の他方側(右側)に配置されている。上板112dは、後板112aの上部から前方に延びている。
ねじりコイルばね111は、第1部材112と第2部材113とに係止されている。第1部材112は、ねじりコイルばね111の一端部が係止される第1係止部112gを有している。第2部材113は、ねじりコイルばね111の他端部が係止される第2係止部113aを有している。
図16等に示すように、第2係止部113aは、横軸62を中心として円弧状に延びる長孔から構成されている。ねじりコイルばね111の他端部111bは、第1部材112の挿通孔112fを貫通して第2係止部113aを構成する長孔に係止されている。ねじりコイルばね111の他端部111bは、ボンネット8の開閉に伴って第2係止部113aを構成する長孔に沿って移動する。ねじりコイルばね111の他端部111bは、ボンネット8が閉鎖しているときは第2係止部113aを構成する長孔の一端側(上端側)に当接し(図16参照)、ボンネット8が開放しているときは当該長孔の他端側(下端側)に当接する(図17参照)。また、ボンネット8が開放位置(全開位置)と閉鎖位置との間にあるときは、ねじりコイルばね111の他端部111bは、第2係止部113aを構成する長孔の中途部に位置する(図18参照)。
この場合、補助機構110は、ボンネット8が閉鎖位置から開放位置まで回動するときの横軸62回りの回動角度が、閉鎖位置から第1角度までの範囲にあるときは第1方向の回動を補助し、第2角度から開放位置までの範囲にあるときは第2方向の回動を補助するように構成することができる。また、補助機構110は、ボンネット8が閉鎖位置から開放位置まで回動するときの横軸62回りの回動角度が、第1角度と第2角度との間の範囲にあるときはボンネット8の回動を補助しない。
ボンネット8が閉鎖位置にあるときのボンネット8の横軸62回りの回動角度を0°とし、ボンネット8が開放位置にあるときの横軸62回りの回動角度が90°、第1角度が35°、第2角度が55°である場合について説明する。
この場合、補助機構110は、ボンネット8の横軸62回りの回動角度が閉鎖位置から第1角度までの範囲(0°~35°)にあるときは第1方向の回動を補助し、第1角度と第2角度との間の範囲(35°~55°)にあるときは回動を補助せず、第2角度から開放位置までの範囲(55°~90°)にあるときは第2方向の回動を補助する。
但し、第1角度と第2角度を等しく設定してもよい。この場合、補助機構110がボンネット8の回動を補助しない状態(ニュートラル状態)はなくなり、補助機構110は、ボンネット8の位置に関わらず、ボンネット8の回動を常に第1方向側又は第2方向側に補助する。
図20に示すように、受け部材121は、一方部121Lと他方部121Rと連結部121Mとを有している。一方部121Lは、機体幅方向の一方側(左側)に配置されている。他方部121Rは、機体幅方向の他方側(右側)に配置されている。一方部121L及び他方部121Rは、それぞれ基端部位121aと中途部位121bと先端部位121cとを有している。基端部位121aは、受け部材121の下部に位置し、前後方向に延びている。中途部位121bは、基端部位121aの後端から屈曲して上方に延びている。先端部位121cは、中途部位121bの上端から斜め上後方に延びている。連結部121Mは、機体幅方向に延びており、一方部121Lの先端部位121cの上端(一方部121Lの一端側)と他方部121Rの先端部位121cの上端(他方部121Rの一端側)とを連結している。連結部121Mには、係止部材122が係止される。
このように、一方部121Lの他端側及び他方部121Rの他端側が機体2に固定されていることにより、受け部材121が両持ち状態(両端が固定された状態)となるため、受け部材121の強度を向上させることができる。これにより、ボンネット8の開閉時に加わる負荷によって受け部材121が変形することを防止できる。本実施形態の作業機1は、ボンネット8の上に操作装置30が搭載されていることで、ボンネット8と共に回動する回動部の重量が大きくなっているため、ボンネット8の開閉時に受け部材121に加わる負荷が大きい。そのため、受け部材121が片持ち状態であるとボンネット8の開閉時に加わる負荷によって変形が生じる恐れがあるが、受け部材121が両持ち状態となっていることで変形を防止できる。
円筒体126、支持軸125、操作部127は、操作機構123を構成している。操作機構123は、係止部材122を、受け部材121に係止される係止位置(図19の実線位置)と、受け部材121との係止が解除される解除位置(図19の仮想線位置)との間で移動させることができる。操作機構123の操作は、操作部127を把持することによって行うことができる。係止部材122が係止位置にある状態(図19の実線参照)から操作部127を把持して上方に引き上げると、係止部材122が円筒体126と共に支持軸125回りに上方に回動し、爪部122bが受け部材121の連結部121Mから外れる(図19の仮想線参照)。これにより、ボンネット8のロックが解除された非ロック状態となる。係止部材122が解除位置にある状態(図19の仮想線参照)から操作部127を把持して下方に押し下げると、係止部材122が円筒体126と共に支持軸125回りに下方に回動し、爪部122bが受け部材121の連結部121Mに係止される(図19の実線参照)。これにより、ボンネット8がロックされた非ロック状態となる。
<シートブラケット、操作ブラケット、シートベルト支持体>
図1に示すように、作業機1は、運転席5を機体2上(詳しくはボンネット8上)に支持するシートブラケット130を備えている。シートブラケット130は、ボンネット8の上方であって運転席5の下方に配置されている。
収容部152には、シートベルト154が引き出し可能に収容されている。シートベルト154は、先端部154aが収容部152から突出しており、基端部が収容部152の内部に収容されている。係合部153には、収容部152から引き出されたシートベルト154の先端部154aが係合される。
第1支持体151Lは、第1側板151Laと第1支持筒151Lbとを有している。第1側板151Laは、下板130aの一方の側縁(左縁)から起立して上方に延びている。第1支持筒151Lbは、第1側板151Laの機体外方側の面(左面)に接続され、当該面から機体外方(左方)に突出している。第1支持筒151Lbは、円筒状に形成されている。第1支持筒151Lbには、収容部152が装着されている。収容部152は、第1支持筒151Lbに対して機体幅方向の軸回りに回動可能に装着されている。
シートベルト支持体151の第1側板151La及び第2側板151Raは、シートブラケット130の下板130aと一体化されている。具体的には、第1側板151Laは、下板130aと第1側板151Laと第2側板151Raとは、1枚の板を折り曲げて構成されている。これにより、シートベルト支持体151とシートブラケット130とが一体化されている。
図6、図23等に示すように、第1操作ブラケット140Lは、第1縦板140La、第1横板140Lb、第1接続板140Lcを有している。第1縦板140Laは、シートベルト支持体151の第1側板151Laと対向している。第1横板140Lbは、第1縦板140Laの下部と第1横板140Lbとを接続している。第1縦板140Laと第1横板140Lbとは、1枚の板をL字形に折り曲げることにより形成されている。第1接続板140Lcは、第1側板151Laと第1縦板140Laと第1横板140Lbとを接続している。第1接続板140Lcは、第1前接続板140Lc1と第1後接続板140Lc2とを含む。第1前接続板140Lc1と第1後接続板140Lc2とは、前後方向に間隔をあけて、互いに平行に配置されている。
これによって、操作ブラケット140がシートブラケット130と強固に一体化された構造となるため、操作ブラケット140の剛性を向上させることができる。また、シートベルト支持体151の第1側板151La及び第2側板151Raが、それぞれ第1接続板140Lc及び第2接続板140Rcによって機体外方側から補強されるため、シートベルト支持体151の剛性も向上する。
これによって、操作ブラケット140がシートベルト支持体151及びシートブラケット130と一体化されて剛性が向上するため、操作装置30の操作レバー(第1操作レバー31L、第2操作レバー31R)を操作したときのがたつきを無くすことができる。
上記実施形態の作業機1によれば、以下の効果を奏する。
作業機1は、機体2と、機体2に搭載された運転席5と、運転席5の側方に配置され、機体幅方向に延びる支軸33回りに回動する操作装置30と、操作装置30により操作される作業装置4と、を備え、操作装置30は、操作レバー(第1操作レバー31L,第2操作レバー31R)と、操作レバー31L,31Rにより操作され且つ複数の油圧ホース(第1パイロットホース35L,第2パイロットホース35R)が接続された制御弁(第1パイロットバルブ32L,第2パイロットバルブ32R)と、を有し、制御弁32L,32Rは、操作レバー31L,31Rの操作によって作動する弁体36と、弁体36の作動によって選択的に油が流通する複数の油路38と、を内蔵したブロック37を有し、複数の油路38は、ブロック37の弁体36側の面である上面37aに設けられた第1ポート37fと上面37aの周縁から上面37aと交差する方向に延びる周面に設けられた第2ポート37gを連絡するように屈曲して形成され、複数の油圧ホース35L,35Rは、第2ポート37gに接続されて周面から離れる方向に延びるように配置されている。
この構成によれば、油圧ホース35L,35Rを制御弁32L,32Rの下方で下方向きから後方向きへと急激に屈曲させる必要がない。そのため、油圧ホースに掛かる負荷の低減と油圧ホースの組付け性の向上を図ることができる。
この構成によれば、ブロック37を操作レバー31L,31Rの近傍に配置することができるため、ブロック37を含む制御弁32L,32Rをコンパクトに構成することが可能となる。これにより、油圧ホース35L,35Rを湾曲させるためのスペースを広く確保することができ、油圧ホース35L,35Rを急激に湾曲させての配策を防ぐことができる。
この構成によれば、油圧ホース35L,35Rを下向きに湾曲させるためのスペースを広く確保することができるため、湾曲部59を緩やかな湾曲度とすることができる。
この構成によれば、ブロック37から湾曲部59までの油圧ホース35L,35Rの長さを短縮することができる。
また、作業機1は、原動機10と、原動機10の上方を覆うボンネット8と、を備え、運転席5及び操作装置30はボンネット8の上方に配置され、ボンネット8の上部には油圧ホース35L,35Rが通る開口部80が形成されており、開口部80はブロック37よりも後方であって支軸33よりも前方に設けられている。
また、操作装置30は、支軸33によって回動可能に支持されるブラケット(第1ブラケット41L,第2ブラケット41R)を有し、ブラケット41L,41Rは、ブロック37を支持する前部位41aと、支軸33によって支持された後部位41bと、前部位41aと後部位41bとを接続する接続部位41cと、を有し、油圧ホース35L,35Rは、接続部位41cに沿って前部位41a側から後部位41b側に延びている。
また、作業機1は、機体2に搭載された原動機10と、原動機10の上方を覆い、横軸62回りの第1方向の回動によって開放し且つ横軸62回りの第2方向の回動によって閉鎖するボンネット8と、ボンネット8の横軸62回りの回動を補助するばね力を付勢する補助機構110と、を備え、補助機構110は、ボンネット8を開放するときは第1方向の回動を補助するばね力を付勢し、ボンネット8を閉鎖するときは第2方向の回動を補助するばね力を付勢する。
また、横軸62は、機体幅方向の一方側に配置された第1横軸62Lと、機体幅方向の他方側に配置された第2横軸62Rと、を含み、補助機構110は、第1横軸62Lの周囲に巻回されてばね力を付勢するねじりコイルばね111である第1ばね111Lと、第2横軸62Rの周囲に巻回されてばね力を付勢するねじりコイルばね111である第2ばね111Rと、を含む。
この構成によれば、ボンネット8と共に回動する回動部の重心位置に応じて補助機構110が補助する力の方向が変化するため、ボンネット8の開閉動作を円滑に行うことが可能となる。
この構成によれば、ボンネット8を開く動作の初期(閉鎖位置から第1角度までの範囲)において補助機構110が第1方向の回動を補助するため、ボンネット8を開く動作を容易に行うことができる。また、ボンネット8を閉じる動作の初期(開放位置から第2角度までの範囲)において補助機構110が第2方向の回動を補助するため、ボンネット8を閉じる動作を容易に行うことができる。
この構成によれば、ボンネット8が開放位置と閉鎖位置との間の中間位置(第1角度と第2角度との間の範囲)にあるときにはボンネット8に対して回動を補助する力が作用しないため、ボンネット8の開閉動作の途中で動作に反する方向に力が作用することを抑制でき、ボンネット8の開閉動作を円滑に行うことが可能となる。
また、第2係止部113aは、横軸62を中心として円弧状に延びる長孔から構成されており、ねじりコイルばね111の他端部は、ボンネット8が閉鎖しているときは長孔の一端側に当接し、ボンネット8が開放しているときは長孔の他端側に当接する。
また、作業機1は、機体2と、機体2に搭載された作動油タンク9と、作動油タンク9に貯蔵された作動油により駆動する作業装置4と、作動油を流通させる油圧ホース35L,35Rと、を備え、作動油タンク9は、作動油タンク9内の油を視認可能とする覗き窓90と、覗き窓90が取り付けられ且つ作動油タンク9の壁面から突出して油圧ホース35L,35Rを案内する外面91aを有する筒状部91と、を有している。
この構成によれば、油圧ホース35L,35Rを筒状部91に対して確実に接触させて円滑に案内することができる。
また、作業機1は、機体2に搭載された運転席5と、作業装置4を操作する操作装置30と、を備え、操作装置30は、運転席5の一側方に設けられた第1操作装置30Lと、運転席5の他側方に設けられた第2操作装置30Rと、を含み、油圧ホース35L,35Rは、第1操作装置30Lと接続された第1油圧ホース35Lと、第2操作装置30Rと接続された第2油圧ホース35Rと、を含み、第1油圧ホース35Lと第2油圧ホース35Rは、覗き窓90を挟んで互いに反対側の筒状部91の外面に沿って案内されている。
また、筒状部91は円筒形である。
この構成によれば、油圧ホース35L,35Rを筒状部91の外面(外周面)91aの湾曲に沿わせて延ばすことができるため、油圧ホース35L,35Rを傷付けることなく円滑に案内することができる。
この構成によれば、油圧ホース35L,35Rを筒状部91の外面に沿わせて上下方向に円滑に案内することができる。
また、作動油タンク9には、油圧ホース35L,35Rを筒状部91に向けて案内する第1ガイド部材101が取り付けられている。
また、第1ガイド部材101は、作動油タンク9の角縁に沿って取り付けられた丸棒から構成されている。
また、機体2は、上下方向の軸回りに旋回可能な旋回基板6を有し、旋回基板6には、筒状部91に沿って延びる油圧ホース35L,35Rを案内する第2ガイド部材102が取り付けられている。
また、作業機1は、作業装置4への作動油の供給を制御するバルブユニット21と、作業装置4を操作する操作装置30と、を備え、操作装置30は、バルブユニット21を作動させるパイロット油の供給を制御するパイロットバルブ(第1パイロットバルブ32L,第2パイロットバルブ32R)を有し、油圧ホース35L,35Rは、操作装置30とバルブユニット21とを接続してパイロット油を流通させるパイロットホースである。
また、覗き窓90は、筒状部91の内部空間を介して作動油タンク9内の作動油を視認可能である。
この構成によれば、筒状部91の外面91aに油圧ホース35L,35Rを案内させた状態において、覗き窓90からの作動油の視認を油圧ホース35L,35Rによって妨げられることなく行うことができる。
また、作業機1は、運転席5を機体2上に支持するシートブラケット130を備え、シートブラケット130と操作ブラケット140とシートベルト支持体151とが一体化されている。
また、操作装置30は、運転席5の一側方に設けられた第1操作装置30Lと、運転席5の他側方に設けられた第2操作装置30Rと、を含み、操作ブラケット140は、第1操作装置30Lを支持する第1操作ブラケット140Lと、第2操作装置30Rを支持する第2操作ブラケット140Rと、を含み、シートブラケット130は、ボンネット8上に載置された下板130aと、下板130aの上面に固定されて運転席5を前後方向にスライド可能とするスライドレール132L,132Rと、を有し、シートベルト支持体151は、下板130aの一方の側縁から起立して第1操作ブラケット140Lと接続される第1側板151Laと、下板130aの他方の側縁から起立して第2操作ブラケット140Rと接続される第2側板151Raと、を有している
この構成によれば、シートベルト支持体151の第1側板151Laと第2側板151Raをシートブラケット130の下板130aから起立したものとすることによって、シートベルト支持体151とシートブラケット130の一体化物をコンパクトに構成することができる。また、第1操作ブラケット140Lを第1側板151Laと接続し、第2操作ブラケット140Rを第2側板151Raと接続することによって、第1操作ブラケット140L及び第2操作ブラケット140Rとシートベルト支持体151及びシートブラケット130の一体化物をコンパクトに構成することができる。
この構成によれば、収容部152が装着された第1支持体151Lと収容部152が装着された第2支持体151Rとがシートベルト支持体151と一体化されるため、第1支持体151L、第2支持体151R、シートベルト支持体151の剛性を向上させることができる。
この構成によれば、シートブラケット130の下板130aと、シートベルト支持体151の第1側板151La及び第2側板151Raが、補強材130bを介して一体化されるため、シートブラケット130とシートベルト支持体151の剛性を向上させることができる。
また、作業機1は、第1側板151Laと下板130aとを接続する第1補強板135Lと、第2側板151Raと下板130aとを接続する第2補強板135Rと、を有し、第1補強板135Lは、前後方向において、スライドレール132L,132R及び第1接続板140Lcと重なる位置に配置され、第2補強板135Rは、前後方向において、スライドレール132L,132R及び第2接続板140Rcと重なる位置に配置されている。
以上、本発明の実施形態について説明したが、今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
2 機体
5 運転席
4 作業装置
30 操作装置
30L 第1操作装置
30R 第2操作装置
130 シートブラケット
130a 下板
130b 補強材
132L,132R スライドレール
135L 第1補強板
135R 第2補強板
140 操作ブラケット
140L 第1操作ブラケット
140La 第1縦板
140Lb 第1横板
140Lc 第1接続板
140R 第2操作ブラケット
140Ra 第2縦板
140Rb 第2横板
140Rc 第2接続板
150 シートベルト装置
151 シートベルト支持体
151L 第1支持体
151La 第1側板
151R 第2支持体
151Ra 第2側板
154 シートベルト
152 収容部
154a 先端部
153 係合部
Claims (7)
- 走行装置の上方に旋回可能に支持された機体と、
前記機体上に搭載された運転席と、
前記運転席の下方に配置されたボンネットと、
前記機体上において前記運転席の側方に設けられた操作装置と、
前記操作装置によって操作される作業装置と、
前記運転席に着座した作業者が装着するシートベルトと、当該シートベルトを収容する収容部と、前記収容部から引き出された前記シートベルトの先端部が係合される係合部とを有するシートベルト装置と、
前記操作装置を前記機体上に支持する操作ブラケットと、
前記シートベルト装置を前記機体上に支持するシートベルト支持体と、
前記運転席を前記機体上に支持するシートブラケットと、
を備え、
前記シートブラケットと前記操作ブラケットと前記シートベルト支持体とが前記ボンネットの上方且つ前記運転席の下方で一体化されており、
前記操作装置は、操作レバーと、前記操作レバーを支持するレバーブラケットと、前記レバーブラケットを前記操作ブラケットに対して回動可能に支持する支軸とを備え、
前記レバーブラケットを前記支軸回りに回動させることにより、前記レバーブラケット及び前記操作レバーが、一体化された前記シートブラケット、前記操作ブラケット、及び前記シートベルト支持体に対して相対的に回動する旋回作業機。 - 前記操作装置は、前記運転席の一側方に設けられた第1操作装置と、前記運転席の他側方に設けられた第2操作装置と、を含み、
前記操作ブラケットは、前記第1操作装置を支持する第1操作ブラケットと、前記第2操作装置を支持する第2操作ブラケットと、を含み、
前記シートブラケットは、前記ボンネット上に載置されて前記運転席の下方に位置する下板と、前記下板の上面に固定されて前記運転席を前後方向にスライド可能とするスライドレールと、を有し、
前記シートベルト支持体は、前記下板の一方の側縁から起立して前記第1操作ブラケットと接続される第1側板と、前記下板の他方の側縁から起立して前記第2操作ブラケットと接続される第2側板と、を有し、
前記下板と前記第1側板と前記第2側板とは、1枚の板を折り曲げて構成されることにより一体化されている請求項1に記載の旋回作業機。 - 前記機体には、機体幅方向に延びる横軸が設けられており、
前記ボンネットの後下部は、前記機体に対して前記横軸回りに回動可能に枢支されており、
前記ボンネットは、前記横軸回りに回動することによって、前部が上昇した開放位置と、前部が下降した閉鎖載置とに移動可能であり、
前記ボンネットを前記横軸回りに回動させることにより、前記シートブラケットと前記操作ブラケットと前記シートベルト支持体とが前記ボンネットと共に回動する請求項1又は2に記載の旋回作業機。 - 前記シートベルト支持体は、
前記収容部が装着され且つ前記第1側板を有する第1支持体と、
前記係合部が装着され且つ前記第2側板を有する第2支持体と、を含む請求項2に記載の旋回作業機。 - 前記下板の上面に固定され且つ前記第1側板と前記第2側板とを接続する補強材を有している請求項2に記載の旋回作業機。
- 前記第1操作ブラケットは、前記第1側板と対向する第1縦板と、前記第1縦板の下部と前記第1側板とを接続する第1横板と、前記第1側板と前記第1縦板と前記第1横板とを接続する第1接続板と、を有し、
前記第2操作ブラケットは、前記第2側板と対向する第2縦板と、前記第2縦板の下部と前記第2側板とを接続する第2横板と、前記第2側板と前記第2縦板と前記第2横板とを接続する第2接続板と、を有している請求項2,4,5のいずれか1項に記載の旋回作業機。 - 前記第1側板と前記下板とを接続する第1補強板と、前記第2側板と前記下板とを接続する第2補強板と、を有し、
前記第1補強板は、前後方向において、前記スライドレール及び前記第1接続板と重なる位置に配置され、
前記第2補強板は、前後方向において、前記スライドレール及び前記第2接続板と重なる位置に配置されている請求項2,4~6のいずれか1項に記載の旋回作業機。
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