JP7410092B2 - 車載換気システム - Google Patents

車載換気システム Download PDF

Info

Publication number
JP7410092B2
JP7410092B2 JP2021134242A JP2021134242A JP7410092B2 JP 7410092 B2 JP7410092 B2 JP 7410092B2 JP 2021134242 A JP2021134242 A JP 2021134242A JP 2021134242 A JP2021134242 A JP 2021134242A JP 7410092 B2 JP7410092 B2 JP 7410092B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
ecu
ventilation
information
air conditioner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021134242A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2023028504A (ja
Inventor
一剛 片山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2021134242A priority Critical patent/JP7410092B2/ja
Priority to EP22185998.6A priority patent/EP4137337B1/en
Priority to CN202210864219.0A priority patent/CN115898196A/zh
Priority to US17/870,949 priority patent/US20230055043A1/en
Publication of JP2023028504A publication Critical patent/JP2023028504A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7410092B2 publication Critical patent/JP7410092B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00642Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
    • B60H1/00735Control systems or circuits characterised by their input, i.e. by the detection, measurement or calculation of particular conditions, e.g. signal treatment, dynamic models
    • B60H1/008Control systems or circuits characterised by their input, i.e. by the detection, measurement or calculation of particular conditions, e.g. signal treatment, dynamic models the input being air quality
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00642Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
    • B60H1/00735Control systems or circuits characterised by their input, i.e. by the detection, measurement or calculation of particular conditions, e.g. signal treatment, dynamic models
    • B60H1/00742Control systems or circuits characterised by their input, i.e. by the detection, measurement or calculation of particular conditions, e.g. signal treatment, dynamic models by detection of the vehicle occupants' presence; by detection of conditions relating to the body of occupants, e.g. using radiant heat detectors
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00642Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
    • B60H1/00735Control systems or circuits characterised by their input, i.e. by the detection, measurement or calculation of particular conditions, e.g. signal treatment, dynamic models
    • B60H1/00764Control systems or circuits characterised by their input, i.e. by the detection, measurement or calculation of particular conditions, e.g. signal treatment, dynamic models the input being a vehicle driving condition, e.g. speed
    • B60H1/00771Control systems or circuits characterised by their input, i.e. by the detection, measurement or calculation of particular conditions, e.g. signal treatment, dynamic models the input being a vehicle driving condition, e.g. speed the input being a vehicle position or surrounding, e.g. GPS-based position or tunnel
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00642Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
    • B60H1/00814Control systems or circuits characterised by their output, for controlling particular components of the heating, cooling or ventilating installation
    • B60H1/00821Control systems or circuits characterised by their output, for controlling particular components of the heating, cooling or ventilating installation the components being ventilating, air admitting or air distributing devices
    • B60H1/00835Damper doors, e.g. position control
    • B60H1/00849Damper doors, e.g. position control for selectively commanding the induction of outside or inside air
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/24Devices purely for ventilating or where the heating or cooling is irrelevant

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
  • Window Of Vehicle (AREA)

Description

本発明は、車載換気システムに関する。
車両を利用する場合には、例えば気温の高い季節や地域において車室内が高温の環境になることがしばしば起こる。また、通常はエンジンスタートに伴って車両に搭載されているエアコンが働くようになり、適正な温度に下がるまで自動的に冷房される。また、車室内の温度をより効率的に下げる為に、搭乗者の手作業により、又はボタン操作により車両の窓ガラスを下げて換気用の開口部を作り、外気を取り入れて換気する手動操作が行われる場合もある。
例えば特許文献1の車内温度制御システムは、効率良く速やかに車内の温度を下げることができるとともに犯罪を抑制するための技術を開示している。すなわち、ウィンドウガラスを開閉動作させる開閉体駆動装置と、設定温度に応じて車内の温度を調整するエアコン装置と、車外からエアコン装置を冷房運転させることができる制御信号を出力可能なリモートコントローラとを備える。また、車両ECUは、車内の温度が少なくとも外気温よりも高い際に、制御信号が入力されたことに基づいて、ウィンドウガラスが開動作と閉動作とを交互に行うように開閉体駆動装置を駆動させる防犯外気導入処理を行う。
特開2018-131053号公報
一方、最近ではコロナ禍の感染拡大防止のために屋内等における換気の重要性がより高まっている。したがって、車両を利用する場合にも例えば定期的に車室内の換気を実施することが望ましい。
しかしながら、特許文献1のような従来技術では、温度や防犯機能のみを考慮して窓の開閉を行うので、車室内の空気環境を清浄に維持するための換気を実施するためには、搭乗者の手動操作で窓の開閉を行わざるを得ない。
また、車両の窓を開けて換気をすることで実際に車室内の空気環境が清浄になるとは必ずしも言えない。例えば、花粉の飛散、黄砂、他の車両等の排気ガス、周辺環境から排出された粉塵などの影響で車両外の空気が汚染されている場合には、車両の換気によって余計に車室内の空気が汚れる結果になる可能性が高い。
特に、例えば車両が渋滞している道路を走行する場合や、トンネル内などを走行する場合には、外気が汚れている可能性が高いので車両の換気はしない方が良いと考えられる。また、例えば降雨時に窓を開けると雨水が車室内に浸入する可能性が高くなる。
したがって、車室内を清浄に維持するための換気については、車両の搭乗者自身の判断により手動操作で行わざるを得なかった。しかし、例えばPM2.5のような微粒子による外気の汚染については通常は目視による確認が困難であるため、換気を行うべきか否かの判断を人間が適切に行うことは不可能である。
また、車両に搭載されているエアコンは、通常は外気導入用のダクトを備えている。更に、外気導入の有無を切り替える弁がダクトに設けられている。したがって、窓ガラスが閉じている状態であっても車室内の換気を行うことができる。また、車外の空気が汚れている場合には、窓ガラスが閉じていても汚れた空気がダクトから車室内に侵入する可能性が高い。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、車室内の空気環境を清浄に維持するための換気動作の自動化が容易な車載換気システムを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る車載換気システムは、下記を特徴としている。
無線通信を利用して車外情報を取得可能な上位ECUと、
車室内に設置されたエアコンを制御するエアコンECUと、
車室内を管理すると共に、前記上位ECU及び前記エアコンECUと通信可能なゾーンECUと、
車両の窓を開閉可能なパワーウインドウ機構と、
を備え、
前記ゾーンECU又は前記上位ECUは、車室内で取得した情報と、前記上位ECUが取得可能な車外情報とに基づき、前記パワーウインドウ機構の制御と前記エアコンECUの制御とを組み合わせた連動換気制御を実施し、
前記ゾーンECU又は前記上位ECUは、
車内におけるエアロゾル量を推定し、推定したエアロゾル量が閾値以上の場合において、
所定条件が成立している状態では、前記エアコンにおける外気導入切替弁を外気導入モードとし且つ前記パワーウインドウ機構の窓を閉とする第1制御状態を第1時間だけ継続し、
前記所定条件が成立していない状態では、前記エアコンにおける外気導入切替弁を前記外気導入モードとし且つ前記パワーウインドウ機構の窓を開とする第2制御状態を前記第1時間より短い第2時間だけ継続する、
車載換気システム。
本発明の車載換気システムによれば、例えば車室内の空気環境を清浄に維持するための換気動作の自動化が容易である。すなわち、上位ECUは無線通信を利用できるので、例えばインターネットを経由して様々な外部環境の情報を取得できる。また、ゾーンECU又は上位ECUは車室内の情報と、上位ECUが取得した外部環境の情報とに基づいて、換気すべきか否かを適切に識別できる。また、パワーウインドウ機構の制御とエアコンECUの制御とを組み合わせた連動換気制御を実施するので、状況に応じた適切な換気制御が容易になる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の実施形態に係る車載換気システムの構成を示すブロック図である。 図2は、換気モードテーブルの構成例を示す模式図である。 図3は、状況判定テーブルの構成例を示す模式図である。 図4は、車載換気システムの主要な動作-1を示すフローチャートである。 図5は、車載換気システムの主要な動作-2を示すフローチャートである。 図6は、車載換気システムの主要な動作-3を示すフローチャートである。 図7は、車載換気システムの主要な動作-4を示すフローチャートである。
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る車載換気システム100の構成を示すブロック図である。
図1に示した車載換気システム100は、車両上に搭載されており、主要な制御ユニットとしてゾーンECU10、エアコンECU20、セントラルECU30、コネクテッドECU40、及びナビゲーションユニット50を備えている。
また、ゾーンECU10、エアコンECU20、セントラルECU30、及びナビゲーションユニット50は、車内通信バス90を介して互いに通信できる状態で接続されている。車内通信バス90は、例えばCAN (Controller Area Network)などの車両用通信規格に対応した有線通信用の伝送路を提供する。
図1に示したゾーンECU10は、車室内の換気のために各車両ドアの窓ガラスの開閉を管理する機能を有している。実際には、ゾーンECU10に内蔵されているコンピュータが所定のプログラムを実行することにより、状況に応じた処理を実行する。
また、車両各部に搭載されているパワーウインドウ機構11、着座センサ12、自動換気スイッチ13、及びレインセンサ14がそれぞれゾーンECU10に接続されている。
パワーウインドウ機構11は、車両のドア毎に設けられた電気モータの駆動力により各ドアの窓ガラスを昇降し、換気のための開口部を形成したり、この開口部を閉じることができる。
また、パワーウインドウ機構11は、各窓ガラスの開度に相当する窓位置(PW位置)情報i11を出力する位置センサ(図示せず)を内蔵している。ゾーンECU10が所定の開閉制御信号C10を出力することで、パワーウインドウ機構11の開閉駆動ができるようになっている。
着座センサ12は、車室内の座席毎に各搭乗者の着座の有無を検知できる。本実施形態の着座センサ12は、複数の座席の各位置で検出した着座の有無に基づき、着座している搭乗者の人数を表す乗車人数情報i12を出力する。
自動換気スイッチ13は、この車両の搭乗者がボタン操作等によりオンオフ可能なスイッチである。自動換気のオンオフを切り替えるためのスイッチ情報i13を出力する機能が自動換気スイッチ13に割り当ててある。
レインセンサ14は、例えば自車両のフロントウインドシールド(窓ガラス)上部の特定領域に付着した雨滴を光学センサにより検知して、その検知状態を表す雨滴情報i14を出力することができる。
ゾーンECU10は、窓位置情報i11、乗車人数情報i12、スイッチ情報i13、及び雨滴情報i14を含む車内情報i10を車内通信バス90を介してセントラルECU30に送信できる。また、ゾーンECU10は、セントラルECU30から送信される制御要求C30に従い、各窓のパワーウインドウ機構11を制御することができる。
エアコンECU20は、この車両に搭載されている空調装置(エアコン)を制御するための機能を有するコンピュータを内蔵している。また、図1に示すように、内外気切替弁21、室温センサ22、及び外気温センサ23がエアコンECU20に接続されている。
内外気切替弁21は、車室内に外気を導入するためのダクトの通路を開閉可能な切替弁である。エアコンECU20が出力する切替制御信号C20により、内外気切替弁21の開閉ができる。
室温センサ22は、例えば車室内に設置されたサーミスタなどのセンサにより構成され、検出した車室内の温度を表す室温情報i22を出力できる。外気温センサ23は、外気と接触可能な部位に設置された温度センサであり、検出した温度を表す外気温情報i23を出力できる。
エアコンECU20は、室温情報i22及び外気温情報i23を含む車内情報i20を、車内通信バス90を介してセントラルECU30に送信できる。また、エアコンECU20は、セントラルECU30から送信される制御要求C30に従い、切替制御信号C20を制御して内外気切替弁21を開閉することができる。
セントラルECU30は、車両全体としての機能上、ゾーンECU10、エアコンECU20、ナビゲーションユニット50等の上位に位置する制御ユニットであり、車載換気システム100の機能を実現するための主制御や時間カウントの処理を行うコンピュータを内蔵している。また、この車両のボデーECUの機能がセントラルECU30に含まれている。
セントラルECU30は、車内情報i10、i20、及び位置情報i50を車内通信バス90を介して各ECUから取得できる。また、外部情報i40をコネクテッドECU40から取得できる。これらの情報に基づき、セントラルECU30は、状況を把握して、制御要求C30を生成する。この制御要求C30は車内通信バス90を介してゾーンECU10及びエアコンECU20に送信される。これにより、後述するように適切な自動換気制御を行うことができる。
コネクテッドECU40は、所定の無線通信モジュールを搭載しており、車両上とインターネット60との間で無線通信回線を常時接続することができる。したがって、車両上で必要とされる様々な情報をインターネット60上から取得することができる。
本実施形態では、コネクテッドECU40は、自車両の現在位置の近傍の場所における空気質情報i60を、インターネット60から取得できる。空気質情報i60は、例えば大気汚染の程度を示す空気質指数(Air Quality Index (AQI))に相当する情報であり、環境を担当する行政機関の提供する情報としてインターネット60上の所定のサーバから取得できる。空気質情報i60は、実際の観測値でも良いし予測値でも良い。
ナビゲーションユニット50は、一般的なカーナビゲーション装置と同様に、自車両の現在位置を常時把握すると共に、所定の道路地図情報に基づき、目的地までの移動経路に沿って運転の案内をする機能を有している。自車両の現在位置の情報を算出するために、GPS(Global Positioning System)ユニット51がナビゲーションユニット50に接続されている。
GPSユニット51は、複数のGPS衛星からそれぞれ受信した電波の時間に基づいて自車両の現在位置を表す緯度/経度を算出できる。ナビゲーションユニット50は、GPSユニット51が算出した位置情報i51に基づき、位置情報i50を車内通信バス90を介してセントラルECU30に送信することができる。
本実施形態のセントラルECU30は、自動換気スイッチ13により自動換気機能がオンになっているときには、車両内外の環境に応じて換気の要否を自動的に判断し、緊急度に応じた換気を実施する。
図2は、換気モードテーブルT01の構成例を示す模式図である。
本実施形態では、セントラルECU30は、自動換気を実施する場合のパターンとして、3つの換気モードM1、M2、及びM3を有している。これらの各換気モードM1~M3と各状況の違いとの対応関係が換気モードテーブルT01に登録されている。セントラルECU30は、この換気モードテーブルT01の内容に従って適切な換気モードM1~M3を選択できる。
図2に示した換気モードテーブルT01は、換気モードM1~M3のそれぞれと、換気状況C00、開閉制御信号C10、切替制御信号C20、及び換気ステータスCsの対応関係を表している。
換気モードテーブルT01における換気状況C00の「A」、「B」、「C」、及び「それ以外」の詳細については後で説明する。
車載換気システム100において、開閉制御信号C10をオンオフすることにより、パワーウインドウ機構11を駆動して各窓ガラスを「開」又は「閉」に位置決めすることができる。すなわち、開閉制御信号C10を「開」の状態にすることは、各窓ガラスの箇所に開口を形成し、この開口を利用して換気ができる状態を意味する。また、開閉制御信号C10を「閉」の状態にすることは、各窓ガラスの箇所では換気ができない状態を意味する。
また、切替制御信号C20のオンオフを切り替える事で、内外気切替弁21の開閉状態が切り替わるので、エアコンの外気導入ダクトの箇所で外気導入する状態と、内気循環する状態とを切り替えることができる。
換気モードテーブルT01中の換気ステータスCsについては、「HIGH」、「MID」、「LO」、及び「OFF」の4種類がある。
図2に示すように、換気状況C00が「A」又は「B」の場合には、換気モードM1が選択される。この換気モードM1では比較的強い換気を行うことができる。また、換気モードM1では開閉制御信号C10が「開」、切替制御信号C20が「外気導入」になり、換気ステータスCsが「HIGH」になる。
また、換気モードテーブルT01において換気状況C00が「A,B,C」以外の場合には、換気モードM2が選択される。この換気モードM2では比較的弱い換気を行うことができる。また、換気モードM2では開閉制御信号C10が「閉」、切替制御信号C20が「外気導入」になり、換気ステータスCsが「MID、又はLO」になる。
また、換気状況C00が「C」の場合には、換気モードM3が選択される。この換気モードM3では換気はオフになる。また、換気モードM3では開閉制御信号C10が「閉」、切替制御信号C20が「内気循環」になり、換気ステータスCsが「OFF」になる。
図3は、状況判定テーブルT02の構成例を示す模式図である。
本実施形態では、セントラルECU30が自動換気を実施する場合に、状況判定テーブルT02の内容に従って状況を判定し、換気モードテーブルT01に従って換気モードを選択する。
図3に示した状況判定テーブルT02を利用する場合には、換気状況C00として「A」、「B」、「C」、「D1」、及び「D2」の5種類の状況を判定できる。
状況判定テーブルT02の「A」に該当する条件は、計測により得られた室温が外気温よりも一定以上高い場合である。但し、イグニッション(IG)がオンになった直後の1回のみとする。また、外気温と室温との差が一定未満になると「A」の状況に該当しなくなる。
状況判定テーブルT02の「B」に該当する条件は、想定される車内のエアロゾル量が一定以上に高い場合である。ここで、想定されるエアロゾル量は、搭乗者の人数と、「連続密閉時間」の長さとに基づいて、例えば次式により算出される。
Vaz=Nh×Tx ・・・(1)
Vaz:エアロゾル量
Nh:搭乗者の人数
Tx:連続密閉時間の長さ
「連続密閉時間」は、全ての窓のパワーウインドウが全閉であり、且つエアコンが内気循環状態である状態の継続時間を意味する。また、所定の換気処理が終わると、「B」の状況に該当しなくなる。
状況判定テーブルT02の「C」に該当する条件は、現在地の外気の空気質が一定の条件を満たしている時である。具体的な空気質の条件としては、PM2.5濃度、花粉飛散、トンネル内などの情報が清浄な条件を満たしている状況に相当する。また、現在地の空気質が一定の条件を満たさなくなると、「C」の状況に該当しなくなる。
状況判定テーブルT02の「D1」に該当する状況は、降雨状態に相当する。具体的には、レインセンサ14の出力する雨滴情報i14から現在が降雨状態であることが推定される場合や、インターネット60上から取得可能な気象情報に含まれる現在地の実況情報や天気予報の現在時刻の情報から降雨状態であることが推定される場合に相当する。
状況判定テーブルT02の「D2」に該当する状況は、エアコンECU20が管理しているエアコンが作動して冷房/暖房などの空調機能が働いている状況に相当する。
<車載換気システムが制御に利用する主要な情報>
(1)イグニッションのオンオフ情報
(2)搭乗者の人数情報:着座センサ12の出力する情報や、車室内を撮影するカメラの画像に基づいて把握可能。
(3)パワーウインドウ機構11の開閉状態:窓ガラスが全閉か否かを把握可能な情報。
(4)自車両の現在位置:GPSユニット51の出力する位置情報i51が利用可能。
(5)現在位置の道路情報:トンネルの有無などを表す地図などの情報。
(6)現在位置の空気質情報:インターネットから取得可能な花粉情報、PM2.5濃度、粉塵汚染などの情報。代替えとして、外気の空気質を測定するセンサを自車両に搭載してもよい。
(7)外気温度:エアコンECU20から取得可能。
(8)車内温度:エアコンECU20から取得可能。
(9)雨滴情報:レインセンサ14が出力する雨滴情報i14、又は現在位置に基づきインターネットから取得可能な気象情報を利用可能。
図4は、車載換気システム100の主要な動作-1を示すフローチャートである。図5は、車載換気システム100の主要な動作-2を示すフローチャートである。図6は、車載換気システム100の主要な動作-3を示すフローチャートである。図7は、車載換気システム100の主要な動作-4を示すフローチャートである。
本実施形態では、セントラルECU30が主体となってこの制御を実施する。勿論、セントラルECU30の代わりにゾーンECU10が制御しても良い。図4~図7の動作について以下に説明する。
図4~図7の動作は、セントラルECU30により例えば一定の周期で繰り返し実施される。セントラルECU30は、図4のS11で自動換気スイッチ13の操作に応じたスイッチ情報i13の状態を把握し、自動換気設定のオンオフを識別する。
自動換気設定がオフの場合は、セントラルECU30は自動換気制御で使用する各種フラグ等をS12で初期化する。すなわち、「車室内高温フラグ」、「エアロゾル量フラグ」、及び「周辺空気質不良フラグ」をそれぞれオフにして、換気ステータスCsをリセットする。
<状況「A」の判定>
自動換気設定がオンの場合は、セントラルECU30は、まず状況判定テーブルT02における状況「A」の判定を行うためにS13以降の処理を実施する。
S13では、セントラルECU30は、イグニッションがオンに切り替わってから初回のルーチン実行か否かを識別し、初回であれば次のS14を実行する。初回でなければ、セントラルECU30はS22で「車室内高温フラグ」を確認し、「車室内高温フラグ」がオフでなければS23の処理を実行する。
S14の処理は、車両の利用者が乗車した直後に暑かったら自動的に窓を開けるために行う処理であり、雨が降っている場合には窓は開けない。
セントラルECU30は、S15で内外気切替弁21を制御して「外気導入」に切り替え、S16で外気温と室温との温度差を計測する。そして、S17で「温度差<閾値」の比較を行い、S18で降雨状態か否かを確認する。
車内が暑く、且つ降雨状態でなければ、S17、S18を通りS19の処理に進む。そして、セントラルECU30は「車室内高温フラグ」をオンに切り替え(S19)、パワーウインドウ機構11を全開にするための指示をゾーンECU10に与え(S20)、換気ステータスCsを「HIGH」に切り替える(S21)。
一方、車両の利用者が乗車直後に暑くて窓を開けた場合には、車内の温度が下がるまで他の監視は行わず、車内の温度を下げるための窓開けを優先するようにセントラルECU30がS23で制御する。
すなわち、S24で「温度差<閾値」の比較を行うことで、車内がまだ暑い状態と、車内がだいぶ冷えた状態とを識別する。そして、車内がだいぶ冷えた場合は、セントラルECU30はパワーウインドウ機構11を全閉にするための指示をS25でゾーンECU10に与え、S26で換気ステータスCsを「LO」に切り替え、S27で「車室内高温フラグ」をオフに切り替える。
<状況「B」の判定>
また、セントラルECU30は、状況判定テーブルT02における状況「B」の判定を行うために図5のS28以降の処理を実施する。そして、セントラルECU30は、「エアロゾル量フラグ」がオフならS30の処理を実行し、「エアロゾル量フラグ」がオンならS40の処理を実行する。
セントラルECU30は、S31で「エアロゾル量<閾値」の比較を行う。そして、車内が長時間に亘り密の状態であるとエアロゾル量が増えるので、換気を行うためにS31からS32の処理に進む。この場合は、セントラルECU30は「エアロゾル量フラグ」をオンに切り替えて(S32)、内外気切替弁21を外気導入モードに切り替えるようにエアコンECU20に指示を与える(S33)。
また、窓を開けるべきか否かを判断するために、セントラルECU30は降雨状態か否か、及び空調の使用中か否かをS34で識別する。そして、降雨状態、又は空調が使用中であれば、セントラルECU30はS35で換気ステータスCsを「MID」に切り替える。
また、降雨状態、及び空調使用中のいずれにも該当しない場合は、セントラルECU30はパワーウインドウ機構11を全開にするための指示をゾーンECU10に与え(S36)、換気ステータスCsを「HIGH」に切り替える(S37)。
図5に示したS40の処理は、「エアロゾル量フラグ」をオフにするための処理である。セントラルECU30は、換気ステータスCsが「HIGH」か否かをS41で識別し、換気ステータスCsが「HIGH」であればS42に進み、それ以外の場合はS46に進む。
S42では、セントラルECU30は「エアロゾル量フラグ」がオンになってからの経過時間が一定時間(H:解除までの時間は短め)を経過したか否かを識別し、一定時間を経過すると次のS43に進む。そして、パワーウインドウ機構11を全閉にするための指示をゾーンECU10に与え(S43)、換気ステータスCsを「LO」に切り替え(S44)、「エアロゾル量フラグ」をオフにする(S45)。
一方、S46では、セントラルECU30は「エアロゾル量フラグ」がオンになってからの経過時間が一定時間(M:解除までの時間は長め)を経過したか否かを識別し、一定時間を経過すると次のS47に進む。
ここで、「エアロゾル量フラグ」がオンになってからそれをオフに切り替えるまでの時間の長さ、すなわち換気を行う時間の長さ(H/M)は、窓を開けた場合(S42)と開けなかった場合(S46)とで切り替えて制御をより適正化する。
セントラルECU30は、S47で換気ステータスCsを「LO」に切り替え、S48で「エアロゾル量フラグ」をオフにする。
<状況「C」の判定>
また、セントラルECU30は状況判定テーブルT02における状況「C」の判定を行うために図6のS49以降の処理を実施する。そして、「周辺空気質不良フラグ」がオフならS50の処理を実行し、「周辺空気質不良フラグ」がオンならS60の処理を実行する。
S51では、セントラルECU30は自車両周辺における外気の空気質が良好か否かを識別する。そして、外気の空気質が良好でない場合はS51からS52の処理に進み、「周辺空気質不良フラグ」をオンに切り替える。
更に、セントラルECU30は次のS53で「エアロゾル量フラグ」を確認し、「エアロゾル量フラグ」がオンでなければS54に進む。そして、エアコンECU20に指示を与えて内外気切替弁21を内気循環に切り替える(S54)。更に、換気ステータスCsをオフに切り替える(S55)。
つまり、S50の処理においては、自車両周辺の空気質が悪い場合はエアコンを内気循環に切り替える。但し、長時間「密」の対策のために換気中であれば、内気循環には切り替えず外気導入の状態を維持する。
一方、「周辺空気質不良フラグ」がオンの場合は、セントラルECU30はS61で自車両周辺における外気の空気質が良好か否かを識別する。そして、外気の空気質が不良状態から良好な状態に変化した場合はS61からS62の処理に進み、セントラルECU30がエアコンECU20に指示を与えて外気導入に切り替える。更に、「周辺空気質不良フラグ」をオフに切り替える(S63)。
また、セントラルECU30は次のS64で「エアロゾル量フラグ」を確認し、「エアロゾル量フラグ」がオンでなければS65に進む。そして、換気ステータスCsを「LO」に切り替える。
一方、外気の空気質が不良状態のまま変化しない場合には、セントラルECU30は図7のS70の処理を実行する。
セントラルECU30は、S71で換気ステータスCsの状態を確認する。そして、換気ステータスCsがオフの状態、すなわち内気循環になっている場合はそのままの状態を維持する。また、換気ステータスCsがオフでなければ、セントラルECU30は次のS72で「エアロゾル量フラグ」を確認する。「エアロゾル量フラグ」がオンの状態、すなわち長時間「密」の対策で換気中であれば、そのままの状態を維持する。
また、「エアロゾル量フラグ」がオンでなければ、セントラルECU30はエアコンECU20に指示を与えて内気循環に切り替える(S73)。更に、換気ステータスCsをオフに切り替える(S74)。つまり、長時間「密」の対策で換気中に、周辺の空気質が悪くなり、その後で「密」対策の換気が終了した場合にはS73で内気循環に切り替える。
なお、自動的にパワーウインドウ機構11を制御し窓ガラスを開けて換気する際の開口部の開度については、必要に応じて適切に決めることができる。例えば、全開、全開の1/3、全開の1/2、開口長さが10cm等のいずれかの開口状態を適宜選択することができる。
以上のように、本実施形態に係る車載換気システム100によれば、自動換気スイッチ13により自動換気設定がオンになっている場合には、セントラルECU30が自動的に換気モードM1~M3(図2参照)を切り替えて適切な換気を実施するので、換気のための手動操作が不要になる。したがって、例えば搭乗者が車両の換気操作を忘れることに起因して室内エアロゾル量が増大するのを防止できる。
また、窓の開閉とエアコンの外気導入/内気循環とを連動させたり、エアコン作動の有無と窓の開閉とを連動させることで、換気の強さを適切に調整したり、車両内外の環境に応じた適切な換気状態に切り替えることが可能になる。また、駐車中に暑くなった車内が、乗車直後に短時間で快適な温度まで素早く冷却されるように自動的に換気することも容易になる。
また、車外環境の空気質や天候などの状況に応じて換気モードを適切に切り替えることが可能になる。したがって、例えば黄砂やその他の環境汚染物質により汚染された外気や、トンネル内などで他車の排気ガス等の影響で汚れた空気や、雨水などが車室内に侵入するのを予防することが容易になる。
また、搭乗者の人数や、車内が密閉されている時間の長さに基づいて車内のエアロゾル量を推定して自動換気制御に反映することで、例えば新型コロナウイルスによる感染拡大のリスクを低減することが容易になる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、上記実施形態で示した制御の他に、セントラルECU30は取得可能な様々な情報に基づいて状況の変化を把握することが可能であり、その結果をパワーウインドウ機構11の制御に反映することが想定される。一例として、緊急車両が自車両の後方から近づいてくるような状況では、窓を開けてサイレンの音が聞きやすくなるように自動的に制御することが考えられる。
ここで、上述した本発明の実施形態に係る車載換気システムの特徴をそれぞれ以下[1]~[5]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 無線通信を利用して車外情報を取得可能な上位ECU(セントラルECU30、コネクテッドECU40)と、
車室内に設置されたエアコンを制御するエアコンECU(20)と、
車室内を管理すると共に、前記上位ECU及び前記エアコンECUと通信可能なゾーンECU(10)と、
車両の窓を開閉可能なパワーウインドウ機構(11)と、
を備え、
前記ゾーンECU又は前記上位ECUは、車室内で取得した情報(車内情報i10、i20)と、前記上位ECUが取得可能な車外情報(外部情報i40)とに基づき、前記パワーウインドウ機構の制御と前記エアコンECUの制御とを組み合わせた連動換気制御(図2参照)を実施する、
車載換気システム。
上記[1]の構成の車載換気システムによれば、ゾーンECU又は上位ECUは、車室内で取得した情報及び車外情報に基づいて適切な換気を実施するので、換気のための手動操作が不要になる。したがって、例えば搭乗者が車両の換気操作を忘れることに起因して室内エアロゾル量が増大するのを防止できる。
[2] 前記ゾーンECU又は前記上位ECUは、前記エアコンにおける外気導入切替弁(内外気切替弁21)の状態と、前記パワーウインドウ機構の窓開閉の状態とを組み合わせた少なくとも3種類の換気モード(M1~M3)を状況に応じて切り替える、
上記[1]に記載の車載換気システム。
上記[2]の構成の車載換気システムによれば、ゾーンECU又は上位ECUは、窓の開閉とエアコンの外気導入/内気循環とを連動させたり、エアコン作動の有無と窓の開閉とを連動させることで、換気の強さを適切に調整したり、車両内外の環境に応じた適切な換気状態に切り替えることが可能になる。
[3] 前記ゾーンECU又は前記上位ECUは、車内におけるエアロゾル量を推定し、推定したエアロゾル量を換気モードの切替制御に反映する(S31)、
上記[1]又は[2]に記載の車載換気システム。
上記[3]の構成の車載換気システムによれば、ゾーンECU又は上位ECUは車内のエアロゾル量を推定して自動換気制御に反映することで、例えば新型コロナウイルスによる感染拡大のリスクを低減することができる。
[4] 前記ゾーンECU又は前記上位ECUは、自車両の現在位置(位置情報i50)の情報を取得し、現在位置に対応する外気の空気質を表す情報(空気質情報i60)を取得し、車内におけるエアロゾル量、及び外気の空気質を換気モードの切替制御に反映する(図5、図6参照)、
上記[1]~[3]のいずれかに記載の車載換気システム。
上記[4]の構成の車載換気システムによれば、ゾーンECU又は上位ECUは、自車両の現在位置に対応する車外環境の空気質や天候などの状況に応じて換気モードを適切に切り替えることが可能になる。したがって、例えば黄砂やその他の環境汚染物質により汚染された外気や、トンネル内などで他車の排気ガス等の影響で汚れた空気や、雨水などが車室内に侵入するのを予防することが容易になる。
[5] 前記ゾーンECU又は前記上位ECUは、車室内の搭乗者人数、及び車室内が密閉されている時間の情報を管理し、これらの情報に基づいて車内におけるエアロゾル量(Vaz)を推定する(前記式(1)参照)、
上記[3]に記載の車載換気システム。
上記[5]の構成の車載換気システムによれば、ゾーンECU又は上位ECUは、搭乗者の人数や、車内が密閉されている時間の長さに基づいて車内のエアロゾル量を推定して自動換気制御に反映することで、例えば新型コロナウイルスによる感染拡大のリスクを低減することが容易になる。
10 ゾーンECU
11 パワーウインドウ機構
12 着座センサ
13 自動換気スイッチ
14 レインセンサ
20 エアコンECU
21 内外気切替弁
22 室温センサ
23 外気温センサ
30 セントラルECU
40 コネクテッドECU
50 ナビゲーションユニット
51 GPSユニット
60 インターネット
90 車内通信バス
100 車載換気システム
C00 換気状況
C10 開閉制御信号
C20 切替制御信号
C30 制御要求
Cs 換気ステータス
i10,i20 車内情報
i11 窓位置情報
i12 乗車人数情報
i13 スイッチ情報
i14 雨滴情報
i22 室温情報
i23 外気温情報
i40 外部情報
i50,i51 位置情報
i60 空気質情報
M1,M2,M3 換気モード
T01 換気モードテーブル
T02 状況判定テーブル

Claims (4)

  1. 無線通信を利用して車外情報を取得可能な上位ECUと、
    車室内に設置されたエアコンを制御するエアコンECUと、
    車室内を管理すると共に、前記上位ECU及び前記エアコンECUと通信可能なゾーンECUと、
    車両の窓を開閉可能なパワーウインドウ機構と、
    を備え、
    前記ゾーンECU又は前記上位ECUは、車室内で取得した情報と、前記上位ECUが取得可能な車外情報とに基づき、前記パワーウインドウ機構の制御と前記エアコンECUの制御とを組み合わせた連動換気制御を実施し、
    前記ゾーンECU又は前記上位ECUは、
    車内におけるエアロゾル量を推定し、推定したエアロゾル量が閾値以上の場合において、
    所定条件が成立している状態では、前記エアコンにおける外気導入切替弁を外気導入モードとし且つ前記パワーウインドウ機構の窓を閉とする第1制御状態を第1時間だけ継続し、
    前記所定条件が成立していない状態では、前記エアコンにおける外気導入切替弁を前記外気導入モードとし且つ前記パワーウインドウ機構の窓を開とする第2制御状態を前記第1時間より短い第2時間だけ継続する、
    車載換気システム。
  2. 前記ゾーンECU又は前記上位ECUは、前記エアコンにおける外気導入切替弁の状態と、前記パワーウインドウ機構の窓開閉の状態とを組み合わせた少なくとも3種類の換気モードを状況に応じて切り替える、
    請求項1に記載の車載換気システム。
  3. 前記ゾーンECU又は前記上位ECUは、自車両の現在位置の情報を取得し、現在位置に対応する外気の空気質を表す情報を取得し、車内におけるエアロゾル量、及び外気の空気質を換気モードの切替制御に反映する、
    請求項1又は2に記載の車載換気システム。
  4. 前記ゾーンECU又は前記上位ECUは、車室内の搭乗者人数、及び車室内が密閉されている時間の情報を管理し、これらの情報に基づいて車内におけるエアロゾル量を推定する、
    請求項1~3のいずれか1項に記載の車載換気システム。
JP2021134242A 2021-08-19 2021-08-19 車載換気システム Active JP7410092B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021134242A JP7410092B2 (ja) 2021-08-19 2021-08-19 車載換気システム
EP22185998.6A EP4137337B1 (en) 2021-08-19 2022-07-20 In-vehicle ventilation system
CN202210864219.0A CN115898196A (zh) 2021-08-19 2022-07-21 车内通风系统
US17/870,949 US20230055043A1 (en) 2021-08-19 2022-07-22 In-vehicle ventilation system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021134242A JP7410092B2 (ja) 2021-08-19 2021-08-19 車載換気システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2023028504A JP2023028504A (ja) 2023-03-03
JP7410092B2 true JP7410092B2 (ja) 2024-01-09

Family

ID=82656265

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021134242A Active JP7410092B2 (ja) 2021-08-19 2021-08-19 車載換気システム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20230055043A1 (ja)
EP (1) EP4137337B1 (ja)
JP (1) JP7410092B2 (ja)
CN (1) CN115898196A (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006001310A (ja) 2004-06-15 2006-01-05 Denso Corp 車両用内外気切替制御装置
JP2006298169A (ja) 2005-04-20 2006-11-02 Denso Corp 車両用温度制御装置
DE102016105135A1 (de) 2015-03-26 2016-09-29 Ford Global Technologies, Llc Datenanalyse von fahrzeuginternen Feinstaubsensoren
DE102019108912A1 (de) 2018-04-05 2019-10-10 Ford Global Technologies, Llc Fahrzeugklimatisierungssystem mit automatischer Isolierung
JP2019217944A (ja) 2018-06-21 2019-12-26 三菱自動車工業株式会社 車両制御装置
JP2021091257A (ja) 2019-12-06 2021-06-17 株式会社デンソー 車両用制御装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018131053A (ja) 2017-02-15 2018-08-23 株式会社デンソー 車内温度制御システム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006001310A (ja) 2004-06-15 2006-01-05 Denso Corp 車両用内外気切替制御装置
JP2006298169A (ja) 2005-04-20 2006-11-02 Denso Corp 車両用温度制御装置
DE102016105135A1 (de) 2015-03-26 2016-09-29 Ford Global Technologies, Llc Datenanalyse von fahrzeuginternen Feinstaubsensoren
DE102019108912A1 (de) 2018-04-05 2019-10-10 Ford Global Technologies, Llc Fahrzeugklimatisierungssystem mit automatischer Isolierung
JP2019217944A (ja) 2018-06-21 2019-12-26 三菱自動車工業株式会社 車両制御装置
JP2021091257A (ja) 2019-12-06 2021-06-17 株式会社デンソー 車両用制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN115898196A (zh) 2023-04-04
EP4137337B1 (en) 2023-10-04
JP2023028504A (ja) 2023-03-03
EP4137337A1 (en) 2023-02-22
US20230055043A1 (en) 2023-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11007846B2 (en) Auto-isolate vehicular climate system
WO2003000513A1 (en) Vehicle climate control system
JP4661320B2 (ja) 車両用温度制御装置
JP2020175884A (ja) 現在の運転モードと現在の状態とに基づいた自律走行車両の運転状態構成要素の制御
JP4930111B2 (ja) 車両用換気システム
WO2017149280A1 (en) Internal air quality in vehicles
JP2015158451A (ja) 気象観測システム
JPH04201712A (ja) 車両用空調装置
KR20180028336A (ko) 차량용 실내 공기질 모니터링 장치 및 방법
TWI519439B (zh) 列車資訊管理裝置及列車服勤員支援方法
JP2010047958A (ja) 車両の降雨対策装置
JP7410092B2 (ja) 車載換気システム
JP4393277B2 (ja) 車室温監視装置
CN104807133A (zh) 车辆的空调装置
CN113858911B (zh) 车辆及其座舱空气净化方法、系统及存储介质
CN113119687B (zh) 一种汽车车内空气、空调工作方式自动控制方法
KR101104955B1 (ko) 네비게이션 시스템을 이용한 차량의 공조모드 전환방법
EP4137338B1 (en) In-vehicle ventilation system
JP2003072353A (ja) 車両用空調装置
KR20190005075A (ko) 차량용 실내공기 청정 장치
JP2006240438A (ja) 車両用空調装置
KR20180038243A (ko) 위치정보를 이용한 차량 내부의 공기질 매니지먼트 방법
JP2007153076A (ja) 空調機器制御装置
JP2003335121A (ja) 車両用空調装置のオート内外気制御装置
JP2004306780A (ja) 車両の換気装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230908

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230912

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231020

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231221

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7410092

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150