JP7409936B2 - 防振ゴム組成物および防振ゴム部材 - Google Patents

防振ゴム組成物および防振ゴム部材 Download PDF

Info

Publication number
JP7409936B2
JP7409936B2 JP2020059514A JP2020059514A JP7409936B2 JP 7409936 B2 JP7409936 B2 JP 7409936B2 JP 2020059514 A JP2020059514 A JP 2020059514A JP 2020059514 A JP2020059514 A JP 2020059514A JP 7409936 B2 JP7409936 B2 JP 7409936B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
parts
vibration
rubber composition
rubber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020059514A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021155643A (ja
Inventor
正志 岡久
誠司 笠井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Riko Co Ltd filed Critical Sumitomo Riko Co Ltd
Priority to JP2020059514A priority Critical patent/JP7409936B2/ja
Publication of JP2021155643A publication Critical patent/JP2021155643A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7409936B2 publication Critical patent/JP7409936B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本発明は、自動車,電車等の車両等における防振用途に用いられる防振ゴム組成物およ
び防振ゴム部材に関するものである。
防振ゴムの技術分野においては、高耐久性、低動倍率化(動倍率〔動的ばね定数(Kd
)/静的ばね定数(Ks)〕の値を小さくすること)等が要求される。これらの要求を実
現する制御因子として、一般に、防振ゴム組成物中に配合される無機フィラーの、含有量
、粒子径、分散性、ポリマーとの相互作用等が、大きく寄与すると言われている。
上記無機フィラーとしては、補強材としての性能が高いことから、通常、カーボンブラ
ックやシリカ等が用いられる(例えば、特許文献1~4参照)。
一方、自動車の使用環境下では、耐熱へたり性が要求される。これらの要求を実現する
因子としては、共架橋剤の種類等が、大きく寄与すると言われている。
上記共架橋剤の一例として、ビスマレイミド等が用いられている(特許文献5参照)。
特開2017-119873号公報 特開2015-224279号公報 特開2018-95810号公報 特開2016-124880号公報 特開2006-199792号公報
しかしながら、防振ゴムの技術分野においては、特に、上記無機フィラーによって防振
ゴムの動倍率の上昇を抑えるとともに、耐久性(破断強度)、耐熱へたり性、加工性(ス
コーチ防止と加硫促進のバランス)とを両立させることが難しいと言われており、これら
の特性を高いレベルで両立させることが求められている。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、低動倍率化を達成するとともに、耐
久性、耐熱へたり性、加工性とを高いレベルで両立することが可能な防振ゴム組成物およ
び防振ゴム部材の提供を、その目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、以下の[1]~[7]を、その要旨とする。
[1]下記の(A)成分からなるゴム成分とともに、下記の(B)~(F)成分を含有す
る防振ゴム組成物であって、下記の(A)100重量部に対して、下記の(C)成分を0
.1~5重量部、下記の(E)成分を0.1~5重量部を含有し、下記の(C)および(
E)成分の混合割合が、重量比で、(C)/(E)=0.04~6.0の範囲であること
を特徴とする防振ゴム組成物。
(A)ジエン系ゴム。
(B)無機フィラー。
(C)チウラム系加硫促進剤。
(D)硫黄系加硫剤。
(E)ビスマレイミド化合物。
(F)下記の一般式(1)に示すジヒドラジド化合物。
Figure 0007409936000001

{上記一般式(1)において、Rは、炭素数1~30のアルキレン基、炭素数1~30の
シクロアルキレン基、またはフェニレン基を示す。}
[2]上記ジヒドラジド化合物(F)の含有割合が、上記ジエン系ゴム(A)100重量
部に対して0.01~5重量部の範囲である、[1]記載の防振ゴム組成物。
[3]上記無機フィラー(B)は、カーボンブラックであり、上記(B)成分の含有割合
が、上記ジエン系ゴム(A)100重量部に対して10~80重量部の範囲である、[1
]または[2]記載の防振ゴム組成物。
[4]上記無機フィラー(B)は、シリカおよびカーボンブラックであり、更に、(G)
シランカップリング剤を含み、上記のシリカの含有割合が、上記ジエン系ゴムの(A)1
00重量部に対して10~80重量部の範囲であり、上記シランカップリング剤(G)の
含有割合が、上記ジエン系ゴムの(A)100重量部に対して0.1~10重量部の範囲
であり、上記カーボンブラックおよびシリカの混合割合が、20/80~1/99である
、[1]または[2]記載の防振ゴム組成物。
[5]上記シランカップリング剤(G)が、スルフィド系シランカップリング剤およびメ
ルカプト系シランカップリング剤から選ばれた少なくとも一つである、[4]記載の防振
ゴム組成物。
[6]上記ジヒドラジド化合物(F)が、アジピン酸ジヒドラジドおよびイソフタル酸ジ
ヒドラジドから選ばれた少なくとも一つである、[1]~[5]のいずれか一項に記載の
防振ゴム組成物。
[7][1]~[6]のいずれか一項に記載の防振ゴム組成物の加硫体からなることを特
徴とする防振ゴム部材。
すなわち、本発明者らは、前記課題を解決するため鋭意研究を重ねた。その研究の過程
で、本発明者らは、防振ゴム組成物のゴム成分であるジエン系ゴムに対し、無機フィラー
を添加し、さらに、上記一般式(1)に示すジヒドラジド化合物により、無機フィラーの
分散性を良くすることを検討した。そして、このような構成に、さらに、ビスマレイミド
化合物、チウラム系加硫促進剤、硫黄加硫剤を添加し、チウラム系加硫促進剤/ビスマレ
イミド化合物の混合割合を、重量比で、0.04~6.0の範囲となるようにしたところ
、動倍率の上昇が抑えられるとともに、耐久性(破断強度)、耐熱へたり性、加工性(ス
コーチ防止と加硫促進のバランス)とを高いレベルで両立させることができることを見い
だし、本発明に到達した。
このように、本発明の防振ゴム組成物は、ジエン系ゴム(A)からなるゴム成分ととも
に、無機フィラー(B)、チウラム系加硫促進剤(C)、硫黄系加硫剤(D)、ビスマレ
イミド化合物(E)、前記一般式(1)に示すジヒドラジド化合物(F)を含有し、チウ
ラム系加硫促進剤(C)の含有割合、ビスマレイミド化合物(E)の含有割合、チウラム
系加硫促進剤(C)とビスマレイミド化合物(E)の混合割合が特定の範囲である。その
ため、低動倍率化を達成するとともに、耐久性、耐熱へたり性、加工性とを高いレベルで
両立することができる。
つぎに、本発明の実施の形態について詳しく説明する。ただし、本発明は、この実施の
形態に限られるものではない。
本発明の防振ゴム組成物は、先に述べたように、下記の(A)成分からなるゴム成分と
ともに、下記の(B)~(F)成分を含有し、下記の(A)100重量部に対して、下記
の(C)成分を0.1~5重量部、下記の(E)成分を0.1~5重量部を含有し、下記
の(C)および(E)成分の混合割合が、重量比で、(C)/(E)=0.04~6.0
の範囲である。
(A)ジエン系ゴム。
(B)無機フィラー。
(C)チウラム系加硫促進剤。
(D)硫黄加硫剤。
(E)ビスマレイミド化合物。
(F)下記の一般式(1)に示すジヒドラジド化合物。
Figure 0007409936000002

{上記一般式(1)において、Rは、炭素数1~30のアルキレン基、炭素数1~30の
シクロアルキレン基、またはフェニレン基を示す。}
本発明の防振ゴム組成物において、動倍率の上昇を抑えるとともに、耐久性、耐熱へた
り性、加工性とを高いレベルで両立させる観点から、上記のように、ジエン系ゴム(A)
100重量部に対して、チウラム系加硫促進剤(C)成分を0.1~5重量部、ビスマレ
イミド化合物(E)成分を0.1~5重量部を含有し、(C)および(E)成分の混合割
合が、重量比で、(C)/(E)=0.04~6.0の範囲とすることは重要である。
ビスマレイミド化合物(E)成分は、硫黄ラジカルの存在下で、ビスマレイミド化合物
単独による架橋を進行させ、架橋形態は、ビスマレイミド化合物架橋構造になり、耐熱へ
たり性が良好になる。チウラム系加硫促進剤(C)成分は、硫黄系加硫剤をモノスルフィ
ド、ジスルフィド等の短い硫黄鎖に分解しながら架橋を進行させ、架橋形態は、モノスル
フィド架橋構造やジスルフィド架橋構造が多くなり、耐久性と耐熱へたり性に影響を与え
る。また、ヒドラジド化合物(F)成分存在下では、スコーチは短くなり、ビスマレイミ
ド化合物(E)成分を添加すると、スコーチは長くなる。本発明の防振ゴム組成物におい
て、(C)/(E)を上記範囲にすることで、耐久性、耐熱へたり性、加工性が良好にな
る。
チウラム系加硫促進剤(C)成分の含有量は、好ましくは、0.2~4重量部であり、
より好ましくは0.7~3重量部である。すなわち、チウラム系加硫促進剤(C)の含有
量が多すぎると、耐久性の点で劣るようになり、逆に、チウラム系加硫促進剤(C)の含
有量が少なすぎると、耐熱へたり性に劣るようになるからである。
ビスマレイミド化合物(E)成分の含有量は、0.1~5重量部であり、5重量部を超
えると、加硫促進の点で劣るようになり、0.1重量部より少なくなると、耐熱へたり性
、スコーチ防止の点で劣る。また、好ましくは、0.5~3.5重量部であり、より好ま
しくは1.5~3.5重量部である。ビスマレイミド化合物(E)の含有量がこれら上限
値より多くなると、加硫促進の点で劣るようになり、逆に、ビスマレイミド化合物(E)
の含有量がこれら下限値より少なくなると、スコーチ防止の点で劣るようになるからであ
る。
(C)および(E)成分の混合割合は、好ましくは、重量比で、(C)/(E)=0.
1~4.5の範囲であり、より好ましくは、(C)/(E)=0.7~3の範囲である。
すなわち、チウラム系加硫促進剤(C)の混合割合が多すぎると、耐久性やスコーチ防止
の点で劣るようになり、ビスマレイミド化合物(E)の混合割合が多すぎると、加硫促進
の点で劣るようになるからである。
以下、本発明の防振ゴム組成物の構成材料について詳しく説明する。
〔ジエン系ゴム(A)〕
上記のように、本発明の防振ゴム組成物は、ジエン系ゴム(A)からなるゴム成分を用
いており、ジエン系ゴム(A)以外のゴム成分は使用しない。上記ジエン系ゴム(A)と
しては、好ましくは、天然ゴム(NR)を主成分とするジエン系ゴムが用いられる。ここ
で、「主成分」とは、上記ジエン系ゴム(A)の50重量%以上が天然ゴムであるものを
示し、上記ジエン系ゴム(A)が天然ゴムのみからなるものも含める趣旨である。このよ
うに、天然ゴムを主成分とすることにより、強度や低動倍率化の点で優れるようになる。
また、天然ゴム以外のジエン系ゴムとしては、例えば、ブタジエンゴム(BR)、スチ
レン-ブタジエンゴム(SBR)、クロロプレンゴム(CR)、イソプレンゴム(IR)
、アクリロニトリル-ブタジエンゴム(NBR)、エチレン-プロピレン-ジエンゴム(
EPDM)、ブチルゴム(IIR)等があげられる。これらは単独でもしくは二種以上併
せて用いられる。なお、これらのジエン系ゴムは、天然ゴムと併用することが望ましい。
特に、低動倍率化とロール加工性の両立の観点から、イソプレンゴムを天然ゴムと併用す
ることが好ましい。また、同様の観点から、天然ゴムとイソプレンゴムの重量比を、9/
1~2/8の範囲にすることが、より好ましく、8/2~6/4の範囲にすることが、更
に好ましい。
〔無機フィラー(B)〕
つぎに、上記無機フィラー(B)としては、例えば、カーボンブラック、シリカ等が用
いられる。
カーボンブラックとしては、耐候性向上の観点から、例えば、SAF級,ISAF級,H
AF級,MAF級,FEF級,GPF級,SRF級,FT級,MT級等の種々のグレード
のカーボンブラックが用いられる。これらは単独でもしくは二種以上併せて用いられる。
そして、耐久性と低動倍率化の観点から、上記カーボンブラックは、ヨウ素吸着量10~
110/g、DBP吸油量20~180ml/100gのカーボンブラックが好ましい。
なお、上記カーボンブラックのヨウ素吸着量は、JIS K 6217-1(A法)に準
拠して測定された値である。また、上記カーボンブラックのDBP吸収量は、JIS K
6217-4に準拠して測定された値である。
シリカとしては、高耐久性、低動倍率化等を達成する観点から、湿式シリカ、乾式シリカ
、コロイダルシリカ等が用いられる。これらは単独でもしくは二種以上併せて用いられる
。そして、より一層、高耐久性、ロスファクター上昇の抑制、低動倍率化を達成する観点
から、上記シリカのBET比表面積は、30~320m/gであることが好ましく、よ
り好ましくはBET比表面積が50~230m/gのシリカである。なお、上記シリカ
のBET比表面積は、例えば、試料を200℃で15分間脱気した後、吸着気体として混
合ガス(N2:70%、He:30%)を用いて、BET比表面積測定装置(マイクロデ
ータ社製、4232-II)により測定することができる。
上記無機フィラー(B)が、カーボンブラックである場合、低動倍率化の観点では、上記
(B)成分の含有割合が、上記ジエン系ゴム(A)100重量部に対して10~80重量
部の範囲であることが好ましい。同様の観点で、より好ましくは、15~75重量部の範
囲であり、さらに好ましくは20~60重量部の範囲である。
上記無機フィラー(B)が、シリカおよびカーボンブラックである場合、高耐久性、ロス
ファクター上昇の抑制、低動倍率化を達成する観点で、上記のシリカの含有割合が、上記
ジエン系ゴムの(A)100重量部に対して10~80重量部の範囲であることが好まし
い。同様の観点で、より好ましくは、15~75重量部の範囲であり、さらに好ましくは
20~60重量部の範囲である。
また、より一層の高耐久性を達成する観点で、上記シランカップリング剤(G)を添加す
ることが好ましい。また、より一層の高耐久性を達成する観点で、上記シランカップリン
グ剤(G)の含有割合は、上記ジエン系ゴムの(A)100重量部に対して0.1~20
重量部の範囲であることが好ましい。同様の観点で、より好ましくは、0.5~15重量
部の範囲であり、さらに好ましくは、1~15重量部の範囲である。
また、低動倍率化、耐久性、耐候性の観点で、上記カーボンブラックおよびシリカの混合
割合は、20/80~1/99であることが好ましい。同様の観点で、より好ましくは、
15/85~3/97の範囲であり、さらに好ましくは、10/90~5/95の範囲で
ある。
〔チウラム系加硫促進剤(C)〕
上記チウラム系加硫促進剤(C)としては、例えば、テトラメチルチウラムジスルフィド
(TMTD)、テトラエチルチウラムジスルフィド(TETD)、テトラブチルチウラム
ジスルフィド(TBTD)、テトラキス(2-エチルヘキシル)チウラムジスルフィド(
TOT)、テトラベンジルチウラムジスルフィド(TBzTD)、テトラメチルチウラム
モノスルフィド(TMTM)等が用いられる。これらは単独であるいは二種以上併せて用
いられる。なかでも、耐熱へたり性の観点から、テトラメチルチウラムジスルフィド(T
MTD)、テトラエチルチウラムジスルフィド(TETD)、テトラブチルチウラムジス
ルフィド(TBTD)、テトラキス(2-エチルヘキシル)チウラムジスルフィド(TO
T)、テトラベンジルチウラムジスルフィド(TBzTD)等のチウラムジスルフィドが
好ましい。また、そのなかでも、特に、テトラブチルチウラムジスルフィド(TBTD)
及びテトラエチルチウラムジスルフィド(TETD)が、加工性の観点から、好ましい。
〔硫黄系加硫剤(D)〕
上記硫黄系加硫剤(D)としては、例えば、硫黄(粉末硫黄,沈降硫黄,不溶性硫黄)
、アルキルフェノールジスルフィド等の硫黄含有化合物等があげられる。これらは単独で
あるいは二種以上併せて用いられる。上記(D)成分の含有割合が、動倍率および耐熱へ
たり性の観点で、上記ジエン系ゴム(A)100重量部に対して0.1~5重量部の範囲
であることが好ましい。同様の観点で、より好ましくは、0.3~3.5重量部の範囲で
あり、さらに好ましくは0.5~3重量部の範囲である。すなわち、上記(D)成分の含
有量が少なすぎると、加硫反応性が悪くなる傾向がみられ、逆に上記(D)成分の含有量
が多すぎると、ゴム物性(破断伸び)が低下する傾向がみられるからである。
〔ビスマレイミド化合物(E)〕
上記ビスマレイミド化合物(E)としては、N,N’-o-フェニレンビスマレイミド
、N,N’-m-フェニレンビスマレイミド、N,N’-p-フェニレンビスマレイミド
、N,N’-(4,4’-ジフェニルメタン)ビスマレイミド、2,2-ビス[4-(4
-マレイミドフェノキシ)フェニル]プロパン、ビス(3-エチル-5-メチル-4-マ
レイミドフェニル]メタン等が用いられる。これらは単独でもしくは二種以上併せて用い
られる。なかでも、N,N’-m-フェニレンビスマレイミドが特に好ましく用いられる
〔一般式(1)に示すジヒドラジド化合物(F)〕
本発明の防振ゴム組成物は、先に述べたように、下記の一般式(1)に示すジヒドラジ
ド化合物(F)を含有することから、無機フィラー(B)の分散性がよくなり、その結果
、動倍率の上昇を効果的に抑えることができるようになる。
Figure 0007409936000003
{上記一般式(1)において、Rは、炭素数1~30のアルキレン基、炭素数1~30の
シクロアルキレン基、またはフェニレン基を示す。}
上記ジヒドラジド化合物(F)の具体例としては、例えば、アジピン酸ジヒドラジド、
イソフタル酸ジヒドラジド、フタル酸ジヒドラジド、テレフタル酸ジヒドラジド、コハク
酸ジヒドラジド、アゼライン酸ジヒドラジド、セバシン酸ジヒドラジド、シュウ酸ジヒド
ラジド、ドデカン酸ジヒドラジド等があげられる。これらは単独でもしくは二種以上併せ
て用いられる。例えば、イソフタル酸ジヒドラジド(IDH),アジピン酸ジヒドラジド
(ADH)等が用いられる。これらは単独でもしくは二種以上併せて用いられる。
上記ジヒドラジド化合物(F)の含有量は、低動倍率化等の観点から、前記ジエン系ゴ
ム(A)100重量部に対し、0.01~5.0重量部であることが好ましく、より好ま
しくは0.05~3重量部である。
〔シランカップリング剤(G)〕
上記シランカップリング剤(G)としては、例えば、メルカプト系シランカップリング剤
、スルフィド系シランカップリング剤、アミン系シランカップリング剤、エポキシ系シラ
ンカップリング剤、ビニル系シランカップリング剤等が、単独でもしくは二種以上併せて
用いられる。なかでも、上記シランカップリング剤(G)が、メルカプト系シランカップ
リング剤やスルフィド系シランカップリング剤であると、加硫密度が上がり、低動倍率、
耐久性に特に効果があるため、好ましい。
上記メルカプト系シランカップリング剤としては、例えば、3-メルカプトプロピルト
リメトキシシラン、3-メルカプトプロピルトリエトキシシラン等があげられる。これら
は単独でもしくは二種以上併せて用いられる。
上記スルフィド系シランカップリング剤としては、例えば、ビス-(3-(トリエトキ
シシリル)-プロピル)-ジスルフィド、ビス(3-トリエトキシシリルプロピル)トリ
スルフィド、ビス-(3-(トリエトキシシリル)-プロピル)-テトラスルフィド、ビ
ス(3-トリメトキシシリルプロピル)ジスルフィド、ビス(2-トリエトキシシリルエ
チル)テトラスルフィド、ビス(2-トリメトキシシリルエチル)テトラスルフィド、ビ
ス(3-トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド、3-トリメトキシシリルプロピル
-N,N-ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、3-トリエトキシシリルプロピ
ル-N,N-ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、2-トリエトキシシリルエチ
ル-N,N-ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、2-トリメトキシシリルエチ
ル-N,N-ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、3-トリメトキシシリルプロ
ピルベンゾチアゾリルテトラスルフィド、3-トリエトキシシリルプロピルベンゾチアゾ
ールテトラスルフィド、3-トリエトキシシリルプロピルメタクリレートモノスルフィド
、3-トリメトキシシリルプロピルメタクリレートモノスルフィド等があげられる。これ
らは単独でもしくは二種以上併せて用いられる。
上記アミン系シランカップリング剤としては、例えば、3-アミノプロピルトリエトキ
シシラン、3-アミノプロピルトリメトキシシラン、N-(2-アミノエチル)-3-ア
ミノプロピルトリメトキシシラン、N-(2-アミノエチル)-3-アミノプロピルメチ
ルジメトキシシラン、3-(N-フェニル)アミノプロピルトリメトキシシラン等があげ
られる。これらは単独でもしくは二種以上併せて用いられる。
上記エポキシ系シランカップリング剤としては、例えば、2-(3,4-エポキシシク
ロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、3-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン
、3-グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、3-グリシドキシプロピルトリエ
トキシシラン、3-グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン等があげられる。これ
らは単独でもしくは二種以上併せて用いられる。
上記ビニル系シランカップリング剤としては、例えば、ビニルトリエトキシシラン、ビ
ニルトリメトキシシラン、ビニル・トリス(β-メトキシエトキシ)シラン、ビニルジメ
チルクロロシラン、ビニルトリクロロシラン、ビニルトリイソプロポキシシラン、ビニル
・トリス(2-メトキシエトキシ)シラン等があげられる。これらは単独でもしくは二種
以上併せて用いられる。
なお、本発明の防振ゴム組成物においては、必須成分である前記(A)~(F)成分と
ともに、前記(G)成分や加硫促進剤、加硫助剤、老化防止剤、プロセスオイル等を、必
要に応じて適宜に含有させることも可能である。
上記加硫促進剤としては、例えば、スルフェンアミド系,グアニジン系,チアゾール系
,アルデヒドアンモニア系,アルデヒドアミン系,チオウレア系等の加硫促進剤があげら
れる。これらは単独であるいは二種以上併せて用いられる。これらのなかでも、圧縮永久
歪みに優れるようになることから、スルフェンアミド系,グアニジン系,チアゾール系か
ら選択される少なくとも一つの加硫促進剤が好ましい。
また、上記加硫促進剤の含有量は、前記ジエン系ゴム(A)100重量部に対し、0.
1~10重量部の範囲が好ましく、特に好ましくは0.3~5重量部の範囲である。
上記スルフェンアミド系加硫促進剤としては、例えば、N-オキシジエチレン-2-ベ
ンゾチアゾリルスルフェンアミド(NOBS)、N-シクロヘキシル-2-ベンゾチアゾ
リルスルフェンアミド(CBS)、N-t-ブチル-2-ベンゾチアゾールスルフェンア
ミド(BBS)、N,N’-ジシクロヘキシル-2-ベンゾチアゾールスルフェンアミド
等があげられる。これらは単独でもしくは二種以上併せて用いられる。
上記グアニジン系加硫促進剤としては、例えば、N,N’-ジフェニルチオ尿素、トリ
メチルチオ尿素、N,N’-ジエチルチオ尿素、N,N’-ジブチルチオ尿素等があげら
れる。これらは単独でもしくは二種以上併せて用いられる。
上記チアゾール系加硫促進剤としては、例えば、ジベンゾチアジルジスルフィド(MB
TS)、2-メルカプトベンゾチアゾール(MBT)、2-メルカプトベンゾチアゾール
ナトリウム塩(NaMBT)、2-メルカプトベンゾチアゾール亜鉛塩(ZnMBT)等
があげられる。これらは単独でもしくは二種以上併せて用いられる。これらのなかでも、
特に加硫反応性に優れる点で、ジベンゾチアジルジスルフィド(MBTS)、2-メルカ
プトベンゾチアゾール(MBT)が好適に用いられる。
上記加硫助剤としては、例えば、酸化亜鉛(ZnO)、ステアリン酸、酸化マグネシウ
ム等があげられる。これらは単独でもしくは2種以上併せて用いられる。
また、上記加硫助剤の含有量は、上記ジエン系ゴム(A)100重量部に対し、0.1
~10重量部の範囲が好ましく、特に好ましくは0.3~7重量部の範囲である。
上記老化防止剤としては、例えば、カルバメート系老化防止剤、フェニレンジアミン系
老化防止剤、フェノール系老化防止剤、ジフェニルアミン系老化防止剤、キノリン系老化
防止剤、イミダゾール系老化防止剤、ワックス類等があげられる。これらは単独でもしく
は2種以上併せて用いられる。
また、上記老化防止剤の含有量は、上記ジエン系ゴム(A)100重量部に対し、0.
5~15重量部の範囲が好ましく、特に好ましくは1~10重量部の範囲である。
上記プロセスオイルとしては、例えば、ナフテン系オイル、パラフィン系オイル、アロ
マ系オイル等があげられる。これらは単独でもしくは2種以上併せて用いられる。
また、上記プロセスオイルの含有量は、上記ジエン系ゴム(A)100重量部に対し、
1~35重量部の範囲が好ましく、特に好ましくは3~30重量部の範囲である。
〔防振ゴム組成物の調製方法〕
ここで、本発明の防振ゴム組成物は、その必須成分である(A)~(F)成分、および
必要に応じて(G)成分や上記列記したその他の材料を用いて、これらをニーダー,バン
バリーミキサー,オープンロール,二軸スクリュー式撹拌機等の混練機を用いて混練する
ことにより、調製することができる。
このようにして得られた本発明の防振ゴム組成物は、高温(150~170℃)で5~
30分間、加硫することにより防振ゴム部材(加硫体)となる。
そして、本発明の防振ゴム組成物の加硫体からなる防振ゴム部材は、自動車の車両等に
用いられるエンジンマウント、スタビライザブッシュ、サスペンションブッシュ、モータ
ーマウント、サブフレームマウント等の構成部材として好ましく用いられる。なかでも、
低動倍率であるとともに耐久性、耐熱へたり性にも優れることから、電動モーターを動力
源とする電気自動車(電気自動車(EV)の他、燃料電池自動車(FCV)、プラグイン
ハイブリッド車(PHV)、ハイブリッド車(HV)等も含む)用の、モーターマウント
、サスペンションブッシュ、サブフレームマウント等の構成部材(電気自動車用防振ゴム
部材)の用途に、有利に用いることができる。
また、上記用途以外にも、コンピューターのハードディスクの制振ダンパー、洗濯機等
の一般家電製品の制振ダンパー、建築・住宅分野における建築用制震壁,制震(制振)ダ
ンパー等の制震(制振)装置および免震装置の用途にも用いることができる。
つぎに、実施例について比較例と併せて説明する。ただし、本発明は、これら実施例に
限定されるものではない。
まず、実施例および比較例に先立ち、下記に示す材料を準備した。なお、カーボンブラ
ックおよびシリカにおける各測定値は、前記手法に準拠して測定された値である。
〔天然ゴム(NR)〕
〔イソプレンゴム(IR)〕
日本ゼオン社製、ニポールIR2200
〔酸化亜鉛〕
堺化学工業社製、酸化亜鉛二種
〔ステアリン酸〕
日油社製、ビーズステアリン酸さくら
〔老化防止剤〕
住友化学社製、アンチゲン6C
〔シリカ(i)〕
東ソーシリカ社製、ニップシールVN3(BET比表面積180~230m2/g)
〔カーボンブラック(i)〕
FEF級カーボンブラック(東海カーボン社製、シーストSO、DBP吸油量:115
ml/100g、ヨウ素吸着量:44mg/g)
〔プロセスオイル〕
日本サン石油社製、サンセン410
〔ジヒドラジド(i)〕
大塚化学社製、アジピン酸ジヒドラジド(ADH)
〔ジヒドラジド(ii)〕
大塚化学社製、イソフタル酸ジヒドラジド(IDH)
〔ビスマレイミド〕
住化ケムテックス社製、スミファインBM
〔シランカップリング剤〕
スルフィド系シランカップリング剤(EVONIK DEGUSSA社製、Si-69
〔チウラム系加硫促進剤〕
川口化学工業社製、アクセルTBT-P
〔スルフェンアミド系加硫促進剤〕
三新化学工業社製、サンセラーCZ-G
〔硫黄系加硫剤〕
鶴見化学工業社製、サルファックスT-10
[実施例1~9、比較例1~4]
上記各材料を、後記の表1に示す割合で配合して混練することにより、防振ゴム組成物
を調製した。なお、上記混練は、まず、加硫剤と加硫促進剤以外の材料を、バンバリーミ
キサーを用いて140℃で5分間混練し、ついで、加硫剤と加硫促進剤を配合し、オープ
ンロールを用いて60℃で5分間混練することにより行った。
このようにして得られた実施例および比較例の防振ゴム組成物を用い、下記の基準に従
って、各特性の評価を行った。その結果を、後記の表1に併せて示した。
<動倍率>
各防振ゴム組成物を、150℃×30分の条件でプレス成形(加硫)し、テストピース
を作製した。そして、上記テストピースの静ばね定数(Ks)および周波数100Hzで
の動ばね定数(Kd100)を、それぞれJIS K 6394に準じて測定した。その
値をもとに、動倍率(Kd100/Ks)を算出した。
後記の表1には、比較例1における動倍率(Kd100/Ks)の測定値を100とし
たときの、各実施例における動倍率の測定値を指数換算したものを表記した。
そして、その動倍率の値が、比較例1の動倍率の値を下回るものを「○」と評価し、比
較例1の動倍率の値以上であるものを「×」と評価した。
<耐久性(破断強度)>
各防振ゴム組成物を、150℃×30分の条件でプレス成形(加硫)し、厚み2mmの
ゴムシートを作製した。そして、このゴムシートから、JIS5号ダンベルを打ち抜き、
このダンベルを用い、JIS K 6251に準じて引張試験を行った。そして、その破
断強度を測定した。
後記の表1には、比較例1における破断強度の測定値を100としたときの、各実施例
における破断強度の測定値を指数換算したものを表記した。
そして、その破断強度の値(指数換算値)が80以上(比較例1と同等程度以上)であ
るものを「○」と評価し、80未満であるものを「×」と評価した。
<耐熱へたり性>
各防振ゴム組成物を、150℃×30分の条件でプレス成形(加硫)し、テストピース
を作製した。つぎに、JIS K 6262に従い、上記テストピースを25%圧縮させ
たまま85℃×72時間後の、上記テストピースの圧縮永久歪みを測定した。
後記の表1には、比較例1における圧縮永久歪みの測定値を100としたときの、各実
施例における圧縮永久歪みの測定値を指数換算したものを表記した。
そして、その圧縮永久歪みの値(指数換算値)が、比較例1の圧縮永久歪みの値を下回
るものを「○」と評価し、比較例1の圧縮永久歪みの値以上であるものを「×」と評価し
た。
<加工性(スコーチ防止と加硫促進効果)>
各防振ゴム組成物について、JIS K 6300-1に準じて、125℃でのスコー
チタイムを測定した。
後記の表1には、比較例1におけるスコーチタイムの測定値を100としたときの、各
実施例におけるスコーチタイムの測定値を指数換算したものを表記した。
そして、そのスコーチタイムの値(指数換算値)が80以上140以下(比較例1の0
.8倍以上1.4倍以下)であるものを「○」と評価し、それ以外であるものを「×」と
評価した。
Figure 0007409936000004
上記表1の結果から、実施例の防振ゴム組成物の加硫体は、比較例1~4の防振ゴム組
成物の加硫体に比べ、低動倍率、耐久性、耐熱へたり性、加工性を高度に併せ持つ材料で
あることが分かる。
ヒドラジド化合物を含まない比較例1、2の防振ゴム組成物の加硫体は、動倍率(Kd
100/Ks)が高い結果となった。しかも、比較例1は、ビスマレイミド化合物も含ま
ないため、耐熱へたり性も劣る結果となった。
一方、比較例3の防振ゴム組成物の加硫体は、チウラム系加硫促進剤およびビスマレイ
ミド化合物の混合割合(重量比)が小さすぎるため、実施例の防振ゴム組成物の加硫体よ
りも、加硫促進効果が低く、加工性が不十分という結果となった。
また、比較例4の防振ゴム組成物の加硫体は、チウラム系加硫促進剤およびビスマレイ
ミド化合物の混合割合(重量比)が大きすぎるため、実施例の防振ゴム組成物の加硫体よ
りも、耐久性が低く、また、スコーチ防止効果が低く加工性が不十分という結果となった
本発明の防振ゴム組成物は、自動車の車両等に用いられるエンジンマウント、スタビラ
イザブッシュ、サスペンションブッシュ、モーターマウント、サブフレームマウント等の
構成部材(防振ゴム部材)の材料として好ましく用いられるが、それ以外にも、コンピュ
ーターのハードディスクの制振ダンパー、洗濯機等の一般家電製品の制振ダンパー、建築
・住宅分野における建築用制震壁,制震(制振)ダンパー等の制震(制振)装置および免
震装置の構成部材(防振ゴム部材)の材料にも用いることができる。

Claims (5)

  1. 下記の(A)成分からなるゴム成分とともに、下記の(B)~(F)成分を含有する防振ゴム組成物であって、下記の(A)100重量部に対して、下記の(C)成分を0.1~5重量部、下記の(E)成分を0.1~5重量部を含有し、下記の(C)および(E)成分の混合割合が、重量比で、(C)/(E)=0.04~6.0の範囲であり、
    上記無機フィラー(B)は、シリカおよびカーボンブラックであり、さらに、(G)シランカップリング剤を含み、
    上記シランカップリング剤(G)が、スルフィド系シランカップリング剤およびメルカプト系シランカップリング剤から選ばれた少なくとも一つであり、
    上記シランカップリング剤(G)の含有割合が、上記ジエン系ゴムの(A)100重量部に対して1~15重量部の範囲であることを特徴とする防振ゴム組成物。
    (A)ジエン系ゴム。
    (B)無機フィラー。
    (C)チウラム系加硫促進剤。
    (D)硫黄系加硫剤。
    (E)ビスマレイミド化合物。
    (F)下記の一般式(1)に示すジヒドラジド化合物。
    {上記一般式(1)において、Rは、炭素数1~30のアルキレン基、炭素数1~30のシクロアルキレン基、またはフェニレン基を示す。}
  2. 上記ジヒドラジド化合物(F)の含有割合が、上記ジエン系ゴム(A)100重量部に対して0.01~5重量部の範囲である、請求項1記載の防振ゴム組成物。
  3. 記のシリカの含有割合が、上記ジエン系ゴムの(A)100重量部に対して10~80重量部の範囲であり、上記カーボンブラックおよびシリカの混合割合が、20/80~1/99である、請求項1または2記載の防振ゴム組成物。
  4. 上記ジヒドラジド化合物(F)が、アジピン酸ジヒドラジドおよびイソフタル酸ジヒドラジドから選ばれた少なくとも一つである、請求項1~のいずれか一項に記載の防振ゴム組成物。
  5. 請求項1~のいずれか一項に記載の防振ゴム組成物の加硫体からなることを特徴とする防振ゴム部材。
JP2020059514A 2020-03-30 2020-03-30 防振ゴム組成物および防振ゴム部材 Active JP7409936B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020059514A JP7409936B2 (ja) 2020-03-30 2020-03-30 防振ゴム組成物および防振ゴム部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020059514A JP7409936B2 (ja) 2020-03-30 2020-03-30 防振ゴム組成物および防振ゴム部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021155643A JP2021155643A (ja) 2021-10-07
JP7409936B2 true JP7409936B2 (ja) 2024-01-09

Family

ID=77917376

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020059514A Active JP7409936B2 (ja) 2020-03-30 2020-03-30 防振ゴム組成物および防振ゴム部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7409936B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2024005739A (ja) * 2022-06-30 2024-01-17 住友理工株式会社 防振ゴム組成物および防振ゴム部材

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010095682A (ja) 2008-10-20 2010-04-30 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 防振ゴム用ゴム組成物、防振ゴムおよびその製造方法
JP2011105870A (ja) 2009-11-18 2011-06-02 Bridgestone Corp 防振ゴム組成物及び防振ゴム
JP2017008161A (ja) 2015-06-18 2017-01-12 株式会社ブリヂストン 防振ゴム組成物及び防振ゴム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010095682A (ja) 2008-10-20 2010-04-30 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 防振ゴム用ゴム組成物、防振ゴムおよびその製造方法
JP2011105870A (ja) 2009-11-18 2011-06-02 Bridgestone Corp 防振ゴム組成物及び防振ゴム
JP2017008161A (ja) 2015-06-18 2017-01-12 株式会社ブリヂストン 防振ゴム組成物及び防振ゴム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021155643A (ja) 2021-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7285258B2 (ja) 防振ゴム組成物およびその製造方法、ならびに防振ゴム部材
US11965077B2 (en) Anti-vibration rubber composition and anti-vibration rubber member
JP6408905B2 (ja) 防振ゴム組成物
JP7037986B2 (ja) 電気自動車用防振ゴム組成物および電気自動車用防振ゴム部材
JP6644962B1 (ja) 防振ゴム組成物および防振ゴム部材
JP7409936B2 (ja) 防振ゴム組成物および防振ゴム部材
CN113728046B (zh) 防振橡胶组合物以及防振橡胶构件
JP7233283B2 (ja) 防振ゴム組成物および防振ゴム部材
WO2020202597A1 (ja) 防振ゴム組成物および防振ゴム部材
JP7355682B2 (ja) 防振ゴム組成物およびその製造方法、ならびに防振ゴム部材
JP7364483B2 (ja) 防振ゴム組成物および防振ゴム部材
JP2021084991A (ja) 防振ゴム組成物、防振ゴム部材、および防振ゴム用シランカップリング剤
WO2023054341A1 (ja) 防振ゴム組成物および防振ゴム部材
WO2024004854A1 (ja) 防振ゴム組成物および防振ゴム部材
JP7364495B2 (ja) 防振ゴム組成物およびその製造方法、ならびに防振ゴム部材
WO2022186025A1 (ja) 難燃性防振ゴム組成物および難燃性防振ゴム部材
JP2023096768A (ja) 防振ゴム組成物および防振ゴム部材
WO2023127787A1 (ja) 防振ゴム組成物および防振ゴム部材

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200410

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221205

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230905

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231003

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231124

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20231124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231221

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7409936

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150