JP7409011B2 - ベルト搬送装置、画像形成装置、およびベルト搬送装置の制御方法 - Google Patents
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Description
図1は、実施形態に係る画像形成装置の要部構成図であって、インクジェット方式の画像形成装置における画像形成部を側方から見た図である。この図に示すように、インクジェット方式の画像形成装置1は、ベルト搬送装置1a、インク供給装置1b、および操作装置1cを備えている。
図2は、実施形態に係る画像形成装置に設けたベルト搬送装置1aの上面図である。先の図1および図2に示すベルト搬送装置1aは、上述した駆動ローラー10、従動ローラー11、張力制御ローラー12、および搬送ベルト13の他に、搬送ベルト13を内周側から支持する支持体14、吸引ファン15、および加熱装置16を備えている。さらにベルト搬送装置1aは、駆動機構20を備えている。以下、これらの構成を順に説明する。
このうち駆動ローラー10は、ここでの図示を省略した駆動モーターを備えたものであって、所定方向に自在に回転するローラーである。この駆動ローラー10には、例えばロータリーエンコーダーのような回転速度の測定部が設けられており、この測定部で測定された回転速度を駆動モーターにフィードバックすることにより、回転速度が自在に制御される構成となっている。
従動ローラー11は、駆動ローラー10との間にインク供給装置1bが配置される間隔を隔てて駆動ローラー10と平行に配置されたローラーである。この従動ローラー11は、駆動ローラー10の回転による搬送ベルト13の周回動作に追従して回転自在である。このような従動ローラー11には、ロータリーエンコーダー11aが設けられており、このロータリーエンコーダー11aで測定された回転速度を、インク供給装置1bの制御部にフィードバックする。これにより、ベルト搬送装置1aによる記録媒体Pの搬送速度に同期させて、インク供給装置1bから各色のインクを吐出させ、記録媒体Pにカラー画像が形成される構成となっている。
張力制御ローラー12は、駆動ローラー10と従動ローラー11との間で、駆動ローラー10および従動ローラー11に対して略平行に配置されたローラーであって、搬送ベルト13に対して内周側から外周側に向かう圧力を加える。この張力制御ローラー12は、従動ローラーであり、ここでは搬送ベルト13の蛇行を制御するためのステアリングローラーとしての機能も有する。このような張力制御ローラー12は、搬送ベルト13に加える圧力を制御するための駆動機構20を備えている。駆動機構20の構成は、以降に詳細に説明する。
搬送ベルト13は、駆動ローラー10、従動ローラー11、および張力制御ローラー12に対して張架される無端ベルトである。この搬送ベルト13は、外周面と内周面との間で空気の通過が可能な複数の貫通孔13aを有している。これらの貫通孔13aは、搬送ベルト13の幅方向において、記録媒体Pが載置される箇所に対応して設けられている。
支持体14は、駆動ローラー10と従動ローラー11との間において、搬送ベルト13を内周側から支持する板状の部材である。この支持体14は、周回動作する搬送ベルト13に設けられた貫通孔13aに連通して空気が通過可能な複数の貫通孔を有している。このような支持体14は、多孔質材料によって構成されていてもよい。
吸引ファン15は、駆動ローラー10と従動ローラー11との間において、支持体14を介して搬送ベルト13の内周側に設けられたものである。この吸引ファン15は、支持体14の貫通孔および搬送ベルト13の貫通孔13aを介して搬送ベルト13における載置面13s側の空気を吸引する。ベルト搬送装置1aは、このような吸引ファン15の駆動により、駆動ローラー10と従動ローラー11との間において、搬送ベルト13の載置面13s上に供給された記録媒体Pを載置面13sに対して吸着させ、吸着させた状態の記録媒体Pを搬送ベルト13の周回方向に搬送する。
加熱装置16は、搬送ベルト13を介して搬送ベルト13上の記録媒体Pを加熱するためのものであって、例えば搬送ベルト13を両側面から挟んで配置されたヒーターによって構成される。このような加熱装置16は、媒体供給部からベルト搬送装置1a側に供給される記録媒体Pを加熱する構成のものであってもよい。この加熱装置16による搬送ベルト13の直接的または間接的な加熱が、搬送ベルト13を延伸させる要因となっている。
図3および図4は、実施形態に係る画像形成装置に設けたベルト搬送装置1aの要部構成図(その1)および(その2)であり、図1に示したベルト搬送装置1aにおける張力制御ローラー12を正面側から見た図である。また図5は、実施形態に係るベルト搬送装置1aの駆動機構20のブロック図である。以下、これらの図3~図5に基づき、さら先の図1を参照しつつ、駆動機構20の詳細を説明する。
駆動部21は、張力制御ローラー12の両端を回動自在に支持するシャフト21aと、各シャフト21aを延設方向に独立して移動させるためのアクチュエーター21bとを有している。2つのシャフト21aは、平行に配置され、かつ駆動ローラー10および従動ローラー11の軸方向に対して垂直に延設されている。これにより駆動部21は、駆動ローラー10および従動ローラー11の軸方向に対して垂直な方向に、張力制御ローラー12の両端を同時に移動させ、搬送ベルト13に印加される張力を制御する。例えば、搬送ベルト13が、加熱装置16によって加熱されたことで延伸した場合、駆動部21は、2本のシャフト21aを同一量だけ押し下げることで、延伸した搬送ベルト13に印加される張力を所定値に保つ張力補正を行う。
圧力検出部22は、張力制御ローラー12に張架された搬送ベルト13によって、張力制御ローラー12に加わる圧力を検出するためのロードセルである。この圧力検出部22によって検出される圧力は、駆動部21のシャフト21aの延設方向であって、搬送ベルト13の内周側に向かう圧力であって、搬送ベルト13に掛かる張力に依存する。このような圧力検出部22は、張力制御ローラー12に加わる圧力を継続的に検出するものである。
位置検出部23は、駆動部21によって移動する張力制御ローラー12の端部の位置であって、シャフト21aの延設方向の位置を検出するためのものである。この位置検出部23は、例えば2つの駆動部21のアクチュエーター21bがそれぞれ備えているアクチュエーター制御部に設けられたものであってよい。このような位置検出部23は、アクチュエーター21bの駆動位置によって、張力制御ローラー12の端部の位置を検知するものである。このような位置検出部23は、張力制御ローラー12の端部の位置を継続的に検出するものである。
ベルト厚検出部24は、搬送ベルト13の厚みを検出するためのものである。このベルト厚検出部24は、例えば従動ローラー11との間に搬送ベルト13を挟持する位置において、搬送ベルト13に対向して配置された測距センサーであって、一例として反射型の光学式センサーであってよい。
エッジ検出部25は、搬送ベルト13の両側の端縁のうちの一方の端縁の位置を、基準位置からのズレ量として測定するものである。このようなエッジ検出部25は、搬送ベルト13の端縁の位置を継続的に検出するものである。
制御部26は、2つの駆動部21、圧力検出部22、位置検出部23、さらにベルト厚検出部24、およびエッジ検出部25に接続されている。このような制御部26は、圧力検出部22、位置検出部23、ベルト厚検出部24、およびエッジ検出部25によって検出した値に基づいて、2つの駆動部21による張力制御ローラー12の動作を制御する。制御部26による張力制御ローラー12の動作の制御は、搬送ベルト13がスリップすることなく、また蛇行することなく良好な走行性で周回動作するように実施される。このような制御部26は、入出力制御部26a、記憶部26b、および設定値抽出部26cを備えている。以下、これらの詳細を説明する。
入出力制御部26aは、先に説明した駆動部21(詳しくは駆動部21のアクチュエーター21b)、圧力検出部22、位置検出部23、ベルト厚検出部24、およびエッジ検出部25、さらに記憶部26bおよび設定値抽出部26cに接続されている。また入出力制御部26aは、駆動ローラー10、吸引ファン15、加熱装置16、さらに操作装置1cに接続されている。
記憶部26bは、搬送ベルト13のベルト厚[t]に対して関連付けたベルト張力に関する各設定値を保存するROMまたはRAMである。図6は、実施形態に係るベルト搬送装置におけるベルト張力に関する各設定を説明するための図である。図6に示すように、搬送ベルト13のベルト厚[t]に対して関連付けたベルト張力に関する各設定値は、上限値[Tmax]、補正許容張力[Tc]/補正移動量[dc]、補正前上限値[T1]、および目標値[Td]である。なお、このベルト厚[t]は、搬送ベルト13に対して一定のベルト張力を印可した場合にベルト厚検出部24で検出される値である。この際、搬送ベルト13に印可する一定のベルト張力は、各ベルト厚[t]の搬送ベルト13がスリップすることなく走行可能な値であり、一例として400(N)であることとする。
[T1]=[Tmax]-[Tc]…(1)
[Td]+[Tc]≦[Tmax]…(2)
図5に戻り、設定値抽出部26cは、入出力制御部26aからの指示により、記憶部26bに保存されたベルト張力の設定値の中から、目的とする設定値を抽出する。
図8は、実施形態に係るベルト搬送装置の制御方法を示すフローチャートである。このフローチャートに示すベルト搬送装置の制御方法は、上述した駆動機構20の制御部26において実施されるベルト搬送装置1aの制御方法である。以下、図8のフローチャートに沿って、先の図1~図7を参照しつつ、ベルト搬送装置1aの制御方法の手順を説明する。なお、図8のフローチャートに示す処理は、例えばベルト搬送装置1aの電源、またはベルト搬送装置1aを備えた画像形成装置の電源がオンとなったことをトリガーとして開始される。
ステップS101において、入出力制御部26aは、搬送ベルト13に対するベルト張力の均一化処理を実施する。この際、入出力制御部26aは、圧力検出部22で検出される圧力に基づいて駆動部21を駆動し、搬送ベルト13に所定のベルト張力を印可する。ここで印可するベルト張力は、図6に示した各ベルト厚[t]を測定した場合の一定のベルト張力であって、一例として400(N)であることとする。
ステップS102において、入出力制御部26aは、ベルト厚検出部24に対して、搬送ベルト13のベルト厚[t]を測定させる。この際、入出力制御部26aは、加熱装置16によって搬送ベルト13を所定温度に加熱する。次いで、駆動ローラー10を駆動させ搬送ベルト13を周回させ、ベルト厚検出部24に対して搬送ベルト13の1周分のベルト厚[t]を測定させ、測定値のうちの最低値をベルト厚[t]とする。
ステップS103において、入出力制御部26aは、ステップS102で得たベルト厚[t]は、予め設定された下限値以上の値であるか否かの判断を実施する。ここで、予め設定された下限値とは、搬送ベルト13の交換が必要と判断される程度の大きさであることとする。ここでは一例として、搬送ベルト13のベルト厚[t]が50μm未満となった場合に交換が必要と判断される場合、下限値として50μmが予め設定され、ステップS102で得たベルト厚[t]が、下限値50μm以上であるか否かの判断がなされる。
ステップS103aにおいて、入出力制御部26aは、操作装置1cに対して、搬送ベルト13の交換を促す通知を送信し、処理を終了させる。操作装置1cは、この通知を受信したことにより、搬送ベルト13の交換の告知を表示する。
ステップS104において、入出力制御部26aは、設定値抽出部26cに対して、記憶部26bに保存した設定値の中から、ステップS102で得られたベルト厚[t]に対応するベルト張力の目標値[Td]と、補正移動値[dc]を抽出させる。ここでは例えば、ステップS102で得られたベルト厚[t]が85(μm)であった場合、目標値[Td]=350(N)、補正移動値[dc]=0.90(mm)が抽出される。
ステップS105において、入出力制御部26aは、圧力検出部22で検出される圧力に基づいて駆動部21を駆動し、搬送ベルト13のベルト張力をステップS104で抽出した目標値[Td]=350(N)とする。この状態で、搬送ベルト13を少なくとも1周させる。これにより、搬送ベルト13に印可される張力を均一化する。
ステップS106において、入出力制御部26aは、搬送ベルト13の蛇行補正を行う。この際、入出力制御部26aは、エッジ検出部25で検出された搬送ベルト13のエッジ位置の基準位置からのズレ量をフィードバックしつつ、このズレ量がゼロになるように駆動部21の駆動を制御する。この際、入出力制御部26aは、張力制御ローラー12の一方の端部の移動量の上限が、ステップS104で抽出した補正移動値[dc]=0.90(mm)となるように、アクチュエーター21bの駆動を制御する。この制御には、PID(Proportinal Integral Derivative)制御を適用することが好ましく、これによってスムーズな蛇行制御を実施する。
ステップS107において、入出力制御部26aは、操作装置1cに対して、ジョブ印刷の開始許可を通知する。操作装置1cは、この通知を受信したことにより、ベルト搬送装置1aおよびインク供給装置1bに対してジョブ印刷の動作を実施させる。
ステップS108において、入出力制御部26aは、補正実施するか否かの判断を行う。この判断は、ベルト張力の補正と、蛇行補正とについて実施される。そしてこれらの補正を実施するか否かの判断は、予め設定された補正実施のタイミングに達したか否かによって判断されるか、または圧力検出部22およびエッジ検出部25からフィードバックされた値によって判断されるか、またはその両方によって判断される。補正実施する(YES)と判断された場合に、次のステップS109に進む。また補正実施しない(NO)と判断した場合には、ステップS110に進む。
ステップS109において、入出力制御部26aは、ベルト張力の補正であれば、ステップS105で説明した手順と同様の手順を実施する。一方、蛇行補正であれば、ステップS106で説明した手順と同様の手順を実施する。
ステップS110において、入出力制御部26aは、電源オフの入力がなされたか否かの判断を行う。電源オフ(YES)と判断された場合には、ステップS111に進み、電源オフではない(NO)と判断された場合には、ステップS108に戻る。
ステップS111において、入出力制御部26aは、駆動部21を駆動させることにより、搬送ベルト13に印可するベルト張力を、予め設定された待機時のベルト張力にして処理を終了させる。ここで、待機時のベルト張力とは、搬送ベルト13に対する負荷ができるだけ小さく抑えられる値に設定されていることとする。
以上説明した実施形態の画像形成装置1、ベルト搬送装置1a、およびベルト搬送装置の制御方法によれば、搬送ベルト13のベルト厚[t]に対応したベルト張力の目標値[Tc]および上限値[Tmax]を設定し、この設定値に基づいてベルト張力の調整や蛇行補正のためのステアリング動作を行われる。このため、搬送ベルト13に無理なベルト張力が印可されることがなく、搬送ベルト13の破断が防止されて長寿命化を図ることが可能になる。
1a ベルト搬送装置
1b インク供給装置
1c 操作装置
10 駆動ローラー
11 従動ローラー
11a ロータリーエンコーダー
12 張力制御ローラー
13 搬送ベルト
14 支持体
16 加熱装置
20 駆動機構
21 駆動部
21a シャフト
21b アクチュエーター
22 圧力検出部
23 位置検出部
24 ベルト厚検出部
25 エッジ検出部
26 制御部
26a 入出力制御部
26b 記憶部
26c 設定値抽出部
[dc]…補正移動量
[t]…ベルト厚
[Td]…目標値
[Tmax]…上限値
Claims (16)
- 無端状の搬送ベルトと、
前記搬送ベルトの内周に配置され前記搬送ベルトを駆動する駆動ローラーと、
前記搬送ベルトの内周に配置され前記搬送ベルトの張力を調整する張力制御ローラーと
、
前記張力制御ローラーの位置を、前記張力制御ローラーの軸に対して垂直な方向に移動
させるための駆動部と、
前記駆動部による前記張力制御ローラーの移動を制御することによって前記搬送ベルト
のベルト張力を調整する制御部とを備え、
前記駆動部は、前記張力制御ローラーの両端を独立して移動させる構成を有し、
前記制御部は、
前記ベルト張力が、前記搬送ベルトのベルト厚に応じて設定された目標値となるように
、前記駆動部を制御して前記張力制御ローラーを移動させ、
前記搬送ベルトのベルト厚に応じて設定された補正移動量を上限として、前記張力制御ローラーの一方の端部の位置を移動させるように前記駆動部を制御し、前記搬送ベルトの蛇行補正を実施する
ベルト搬送装置。 - 前記制御部は、前記ベルト厚と前記ベルト張力の目標値とを関連付けたデータを保存す
る記憶部を有する
請求項1に記載のベルト搬送装置。 - 前記搬送ベルトのベルト厚を測定するベルト厚検出部を備え、
前記制御部は、前記ベルト厚検出部で得られたベルト厚に基づいて前記記憶部から前記
目標値を抽出する
請求項2に記載のベルト搬送装置。 - 前記搬送ベルトによって前記張力制御ローラーに加わる圧力を検出するための圧力検出部を備え、
前記制御部は、前記圧力検出部で検出された圧力に基づいて、前記搬送ベルトのベルト張力が前記目標値となるように、前記駆動部を制御して前記張力制御ローラーを移動させる
請求項1~3のうちの何れか1項に記載のベルト搬送装置。 - 前記制御部は、前記ベルト厚と前記補正移動量とを関連付けたデータを保存する記憶部を有する
請求項1~4のうちの何れか1項に記載のベルト搬送装置。 - 前記目標値と、前記補正移動量に相当して前記搬送ベルトに加わるベルト張力との和が、前記ベルト厚に応じて設定されるベルト張力の上限値以下となるように、前記目標値と前記補正移動量とが設定されている
請求項1~5のうちの何れか1項に記載のベルト搬送装置。 - 前記ベルト張力の上限値は、前記搬送ベルトが弾性変形可能な範囲の上限値である
請求項6に記載のベルト搬送装置。 - 前記搬送ベルトのエッジ位置のずれ量を測定するエッジ位置検出部を備え、
前記制御部は、前記エッジ位置検出部で得られたズレ量に基づいて前記駆動部を制御し、前記搬送ベルトの蛇行補正を実施する
請求項1~7のうちの何れか1項に記載のベルト搬送装置。 - 前記搬送ベルトのベルト厚は、前記搬送ベルトに所定のベルト張力を印可した状態において測定された値とする
請求項1~8のうちの何れか1項に記載のベルト搬送装置。 - 前記搬送ベルトのベルト厚は、前記駆動ローラーと前記張力制御ローラーとに張架された前記搬送ベルトについて測定された値のうちの最も小さい値とする
請求項1~9のうちの何れか1項に記載のベルト搬送装置。 - 前記搬送ベルトのベルト厚は、前記駆動ローラーと前記張力制御ローラーとに張架された前記搬送ベルトの全周について測定された値のうちの最も小さい値とする
請求項1~10のうちの何れか1項に記載のベルト搬送装置。 - 前記搬送ベルトを加熱する加熱装置を備えた
請求項1~11のうちの何れか1項に記載のベルト搬送装置。 - 前記搬送ベルトのベルト厚が、予め設定された下限値よりも小さい場合に、これを告知するための報知部を備える
請求項1~12のうちの何れか1項に記載のベルト搬送装置。 - 請求項1~13のうちの何れか1項に記載のベルト搬送装置を有する
画像形成装置。 - 無端状の搬送ベルトと、前記搬送ベルトの内周に配置され前記搬送ベルトを駆動する駆動ローラーと、前記搬送ベルトの内周に配置され前記搬送ベルトの張力を調整する張力制御ローラーと、前記張力制御ローラーの両端を、前記張力制御ローラーの軸に対して垂直な方向に独立して移動させるための駆動部と、前記駆動部による前記張力制御ローラーの移動を制御することによって前記搬送ベルトのベルト張力を調整する制御部とを備えたベルト搬送装置の制御方法であって、
前記制御部によって、前記ベルト張力が、前記搬送ベルトのベルト厚に応じて設定された目標値となるように、前記駆動部を制御して前記張力制御ローラーを移動させ、前記搬送ベルトのベルト厚に応じて設定された補正移動量を上限として、前記張力制御ローラーの一方の端部の位置を移動させるように前記駆動部を制御し、前記搬送ベルトの蛇行補正を実施する
ベルト搬送装置の制御方法。 - 前記駆動ローラーによる前記搬送ベルトの周回動作が終了した後、
前記制御部は、前記駆動部による前記張力制御ローラーの移動を制御することによって前記搬送ベルトに印可されるベルト張力を緩める
請求項15に記載のベルト搬送装置の制御方法。
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