JP7401570B2 - 接続端子 - Google Patents

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    • H01R4/02Soldered or welded connections

Description

本発明は、接続端子に関する。
従来、接続端子としては、電線が電気的に接続される電線接続部と、電線接続部と一体に設けられ相手端子と電気的に接続される電気接続部とを備えたものが知られている(特許文献1参照)。この接続端子では、電線接続部に、電線が超音波接合によって電気的に接続される。
このような接続端子では、電気接続部が、複数の屈曲部で屈曲されて筒状に形成され相手端子を挿入可能な箱部を有する。箱部は、複数の屈曲部で屈曲されて筒状に形成された状態で、開く可能性がある部分に、レーザースポット溶接を施すことによってその形状が保持される。
特開平11-345645号公報
ところで、上記特許文献1のような接続端子では、箱部の複数の屈曲部に対して、箱部の他の部分より厚みを薄くした薄肉部が屈曲部に沿って連続して設けられている。屈曲部に薄肉部、いわゆる線打ちを設けることにより、箱部に対して、折り曲げ加工が施し易くなり、加工性が向上する。
しかしながら、屈曲部に薄肉部を設けると、箱部において、屈曲部の強度が低下する。このため、電線接続部において、電線を超音波接合させると、超音波の振動によって、箱部に破損が生じることがあった。加えて、箱部に対する溶接の接合材や方法によっては、超音波接合に対する強度が不足する可能性があった。このため、強度を満足するために、溶接の接合材や方法を変更することで、高コスト化していた。
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、箱部の加工性を向上でき、超音波接合に対する耐久性を向上することができる接続端子を提供することにある。
本実施形態に係る接続端子は、電線が超音波接合によって電気的に接続される電線接続部と、前記電線接続部と一体に設けられ相手端子と電気的に接続される電気接続部とを備え、前記電気接続部は、複数の屈曲部で屈曲されて筒状に形成され前記相手端子を挿入可能な箱部を有し、複数の前記屈曲部には、前記箱部の他の部分より厚みを薄くした薄肉部が設けられ、複数の前記薄肉部のうち少なくとも1つは、前記屈曲部に沿って複数配置されている。
本発明によれば、箱部の加工性を向上でき、超音波接合に対する耐久性を向上することができる接続端子を提供することができる。
本実施形態に係る接続端子の斜視図である。 本実施形態に係る接続端子を展開したときの平面図である。 本実施形態に係る接続端子の電線接続部に電線を超音波接合したときに箱部の幅方向一側に向けて振動が発生したときの模式図である。 本実施形態に係る接続端子の電線接続部に電線を超音波接合したときに箱部の幅方向他側に向けて振動が発生したときの模式図である。
以下、図面を用いて本実施形態に係る接続端子について詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率と異なる場合がある。
本実施形態に係る接続端子1は、不図示であるが、例えば、ハウジングに収容され、コネクタを構成する。コネクタは、相手ハウジングに相手端子が収容された相手コネクタと嵌合される。コネクタと相手コネクタとが嵌合することにより、接続端子1と相手端子とが電気的に接続される。
不図示であるが、相手端子は、例えば、電源や機器などに電気的に接続された電線の端末部に、圧着などによって電線に電気的に接続されている。相手端子には、コネクタと相手コネクタとの嵌合方向に沿って延出されたタブ状の相手接続部が設けられている。相手端子は、コネクタと相手コネクタとが嵌合することにより、相手接続部が接続端子1の電気接続部5に挿入され、接続端子1と電気的に接続される。
図1~図4に示すように、接続端子1は、導電性材料からなる1枚の板材に対して、打ち抜き加工や折り曲げ加工などを施すことによって形成されている。接続端子1は、電線接続部3と、電気接続部5とを備えている。
電線接続部3は、被覆圧着部7と、芯線圧着部9とを備えている。
被覆圧着部7は、一対の加締め片からなる。被覆圧着部7は、例えば、電源や機器などに電気的に接続された電線(不図示)の端末部において、電線の被覆部を加締める。被覆圧着部7を電線の被覆部に加締めることにより、接続端子1が電線に固定される。
芯線圧着部9は、電気接続部5と被覆圧着部7との間に設けられた一対の圧着片からなる。芯線圧着部9の内面には、電線の芯線部に形成された酸化被膜を破壊するセレーション11が複数形成されている。芯線圧着部9は、電線の端末部において、電線の被覆部から露出された芯線部が、超音波接合によって圧着される。芯線圧着部9を電線の芯線部に圧着させることにより、接続端子1が電線に電気的に接続される。
電気接続部5は、箱部13と、ばね部15とを備えている。
箱部13は、第1壁部17と第2壁部19と第3壁部21と第4壁部23と第5壁部25とが連続する一部材で形成され、複数の屈曲部27で折り曲げ加工を施すことにより、四角形の筒状に形成されている。なお、以下では、第1壁部17と第2壁部19と第3壁部21と第4壁部23と第5壁部25との位置関係について、本実施形態における一例として説明するが、これに限るものではない。
第1壁部17は、箱部13の高さ方向において、上側に配置される上壁となっている。第1壁部17は、幅方向の一側が屈曲部27を介して第3壁部21と連結され、幅方向の他側が何も設けられておらず、開放されている。第1壁部17の幅方向他側には、固定突起29が幅方向外側に向けて突出して形成されている。第1壁部17には、ばね部15の過度な変形を規制する規制突起31が箱部13の内部に向けて突出して形成されている。
第2壁部19は、箱部13の高さ方向において、下側に配置される底壁となっている。第2壁部19は、幅方向の一側が屈曲部27を介して第3壁部21と連結され、幅方向の他側が屈曲部27を介して第4壁部23と連結されている。第2壁部19には、相手端子のタブ状の相手接続部と接触する接触突起33が箱部13の内部に向けて突出して形成されている。
第3壁部21は、箱部13の幅方向において、一側に配置される側壁となっている。第3壁部21は、箱部13の高さ方向(第3壁部21における幅方向)の一側が屈曲部27を介して第1壁部17と連結され、箱部13の高さ方向(第3壁部21における幅方向)の他側が屈曲部27を介して第2壁部19と連結されている。第3壁部21には、ばね部15との干渉を避ける回避凹部35が板厚を薄くするように凹まされて形成されている。第3壁部21には、防止突起37が箱部13の外部に向けて突出して形成されている。防止突起37は、接続端子1がコネクタのハウジングに誤った姿勢で挿入されるときに、ハウジングと干渉し、ハウジングに対する接続端子1の誤挿入を防止する。
第4壁部23は、箱部13の幅方向において、他側に配置される側壁となっている。第4壁部23は、箱部13の高さ方向(第4壁部23における幅方向)の一側が屈曲部27を介して第2壁部19と連結され、箱部13の高さ方向(第4壁部23における幅方向)の他側が屈曲部27を介して第5壁部25と連結されている。第4壁部23には、ばね部15との干渉を避ける回避凹部35が板厚を薄くするように凹まされて形成されている。
第5壁部25は、箱部13の高さ方向において、上側に配置され、第1壁部17の上側に重ね合わされて配置される重ね上壁となっている。第5壁部25は、幅方向の一側が屈曲部27を介して第4壁部23と連結され、幅方向の他側が何も設けられておらず、開放されている。第5壁部25の屈曲部27には、固定孔部39が第4壁部23と第5壁部25とを貫通して形成されている。固定孔部39には、折り曲げ加工によって箱部13を形成した状態で、固定突起29が挿入され、箱部13の形状を保持する。なお、箱部13を折り曲げ加工によって形成した後に、第5壁部25と第1壁部17との間を、スポット溶接などによって、溶接して固定してもよい。
このような箱部13には、長さ方向の一側の端部に電線接続部3が連結され、長さ方向の他側の端部にばね部15が連結されている。詳細には、第2壁部19と第3壁部21と第4壁部23との長さ方向の端部には、電線接続部3が連続する一部材で形成されている。第1壁部17の長さ方向の端部には、ばね部15が連続する一部材で形成されている。
ばね部15は、箱部13の第1壁部17に対して、長さ方向の電線接続部3と反対側の端部に連結されている。ばね部15は、第1壁部17との間に設けられたばね屈曲部41を介して箱部13の内部に向けて折り曲げられ、箱部13の内部に弾性変形可能に配置される。ばね部15には、他の部分より幅が広く形成され、箱部13の内部に向けて突出された接点部43が形成されている。接点部43は、箱部13の内部おいて、第3壁部21及び第4壁部23の回避凹部35,35に配置され、ばね部15の弾性変形による第3壁部21及び第4壁部23との干渉が防止される。
このようなばね部15は、コネクタと相手コネクタとが嵌合すると、箱部13に挿入された相手端子のタブ状の相手接続部と接点部43とが接触し、弾性変形される。弾性変形されたばね部15は、復元しようとする付勢力によって接点部43を相手接続部に接触させ、接続端子1と相手端子とが電気的に接続される。このとき、ばね部15が過剰に変形しようとすると、規制突起31と当接して過剰な変形が防止され、接点部43と相手接続部との接触が保持される。また、箱部13に挿入された相手接続部には、接触突起33が接触され、接続端子1と相手端子との電気的な接続信頼性を保持することができる。
このような接続端子1において、箱部13の複数の屈曲部27には、折り曲げ加工を施し易くするために、箱部13の他の部分より厚みを薄くした薄肉部45が設けられている。薄肉部45は、屈曲部27に対して、いわゆる線打ちによって形成される。薄肉部45は、例えば、箱部13の他の部分より半分の厚さとなるように形成されている。このように屈曲部27に薄肉部45を設けることにより、屈曲部27の強度が低下し、折り曲げ加工を施し易くなり、加工性を向上することができる。なお、薄肉部45の厚さは、箱部13の強度や加工性を考慮し、適宜設定することができる。
ところで、接続端子1において、電線接続部3には、電線の芯線部が超音波接合による圧着によって接続される。超音波接合では、接合時に、微小な振動が高速で発生する。超音波接合による振動は、接続端子1の長さ方向において、電線接続部3と反対側に位置する電気接続部5の箱部13に大きな影響を与える。超音波接合における振動は、電線の芯線部と電線接続部3の芯線圧着部9とを安定して圧着させるために、箱部13の幅方向に向けて発生される。このとき、図3,図4の実線で示すように、重ね合わされて配置される第1壁部17と第5壁部25とは、幅方向の片側が開放されているので、超音波接合の振動による第3壁部21と第4壁部23との変形が大きくなる。なお、図3の実線で示すように、第1壁部17の上側に位置する第5壁部25が第1壁部17から離れる方向に振動が加わると、第3壁部21と第4壁部23との変形が大きくなる。一方、図4の実線で示すように、第5壁部25が第1壁部17に近づく方向に振動が加わると、第3壁部21と第4壁部23との変形が小さくなる。
ここで、従来では、薄肉部45が、屈曲部27に沿って連続して形成され、屈曲部27の長さ方向の全域に設けられていた。このように薄肉部45を設けると、屈曲部27が長さ方向の全域で箱部13の他の部分より強度が低下している。このため、超音波接合による振動の影響によって、屈曲部27を起点として破損が発生することがあった。そこで、薄肉部45は、屈曲部27において、超音波接合による振動に対する耐久性を向上するように配置されている。
図2に示すように、薄肉部45は、屈曲部27において、屈曲部27に沿って所定の間隔を有して複数配置されている。屈曲部27に沿って複数配置された薄肉部45は、所定の間隔で線打ちによって形成される。薄肉部45を屈曲部27に沿って複数配置することにより、屈曲部27の強度が高くなる。このため、屈曲部27において、超音波接合に対する耐久性を向上させることができる。なお、屈曲部27における複数の薄肉部45の所定の間隔は、用いる材料、材料の厚さ、薄肉部45の厚さ、箱部13の長さ、箱部13の幅などを考慮し、加工性と耐久性とを備えるように適宜設定することができる。
このような薄肉部45は、電線接続部3と反対側に位置する箱部13の端部47から所定の長さを有して離間して配置されている。薄肉部45を箱部13の端部47から離間して配置することにより、屈曲部27の強度が高くなる。このため、屈曲部27において、超音波接合に対する耐久性を向上させることができる。特に、箱部13の電線接続部3と反対側の端部47は、電線接続部3から遠く離れて開放されているので、超音波接合による振動の影響が大きい。このため、箱部13の電線接続部3と反対側の端部47から薄肉部45を離間して配置することにより、箱部13の電線接続部3と反対側の端部47の強度を高め、超音波接合による振動に対する耐久性を効果的に向上させることができる。なお、薄肉部45が離間する箱部13の端部は、電線接続部3と反対側の端部47に限らず、電線接続部3側の端部であってもよい。また、薄肉部45の箱部13の端部から離間する所定の長さは、用いる材料、材料の厚さ、薄肉部45の厚さ、箱部13の長さ、箱部13の幅などを考慮し、加工性と耐久性とを備えるように適宜設定することができる。
ここで、屈曲部27に沿って複数配置された薄肉部45は、複数の屈曲部27のうち少なくともばね部15が連結されたばね屈曲部41を有する第1壁部17の屈曲部27に配置されていることが好ましい。ばね部15に連結された第1壁部17の屈曲部27に配置された薄肉部45を屈曲部27に沿って複数配置することにより、ばね部15に対する超音波接合の振動による影響を抑えることができる。このため、ばね部15における破損を抑制することができ、接続端子1の電気的な接続信頼性を保持することができる。なお、例えば、ばね部15が第2壁部19に連結されている場合には、少なくとも第2壁部19の屈曲部27,27に配置された薄肉部45,45を、屈曲部27に沿って複数配置すればよい。
また、箱部13を構成する第1壁部17及び第5壁部25は、幅方向の一側にのみ屈曲部27が設けられて第3壁部21及び第4壁部23に連結されており、幅方向の他側が開放されている。このため、箱部13では、超音波接合による振動が加わったときに、第1壁部17及び第5壁部25の開放された幅方向の他側が、連結された部分に比べて大きく振動する。特に、第1壁部17には、ばね部15が連結されている。そこで、少なくとも第1壁部17の連結された部分である幅方向の一側の屈曲部27に、屈曲部27に沿って複数配置された薄肉部45を配置することが好ましい。第1壁部17の連結された部分の屈曲部27に、屈曲部27に沿って複数配置された薄肉部45を配置することにより、第1壁部17の連結された部分の強度が高くなる。このため、第1壁部17の開放された部分の超音波接合による振動を抑制することができ、箱部13の耐久性を向上することができる。加えて、ばね部15に対する超音波接合の振動による影響を抑え、接続端子1の電気的な接続信頼性を保持することができる。なお、第5壁部25の屈曲部27に配置された薄肉部45も、屈曲部27に沿って複数配置されている。第5壁部25の連結された部分の屈曲部27に、屈曲部27に沿って複数配置された薄肉部45を配置することにより、第5壁部25の連結された部分の強度が高くなる。このため、第5壁部25の開放された部分の超音波接合による振動を抑制することができ、箱部13の耐久性を向上することができる。
さらに、第1壁部17及び第5壁部25への超音波接合による振動の伝播は、幅方向の両側に第3壁部21及び第4壁部23が連結された第2壁部19の屈曲部27,27が基点となる。そこで、振動の伝播の基点となる第2壁部19の幅方向の両側の屈曲部27,27に、屈曲部27に沿って複数配置された薄肉部45を配置することが好ましい。第2壁部19の屈曲部27,27に、屈曲部27に沿って複数配置された薄肉部45を配置することにより、第2壁部19の屈曲部27,27の強度が高くなる。このため、幅方向の片側が開放された第1壁部17及び第5壁部25への超音波接合による振動の伝播を抑えることができ、箱部13の耐久性を向上することができる。
このような接続端子1では、電線が超音波接合によって電気的に接続される電線接続部3と、電線接続部3と一体に設けられ相手端子と電気的に接続される電気接続部5とを備えている。また、電気接続部5は、複数の屈曲部27で屈曲されて筒状に形成され相手端子を挿入可能な箱部13を有する。さらに、複数の屈曲部27には、箱部13の他の部分より厚みを薄くした薄肉部45が設けられている。そして、複数の薄肉部45のうち少なくとも1つは、屈曲部27に沿って複数配置されている。
複数の屈曲部27のうち屈曲部27に沿って複数配置された薄肉部45が配置された屈曲部27では、強度を高めることができる。このため、屈曲部27に薄肉部45を設けて加工性を向上させつつ、超音波接合に対する耐久性を向上させ、超音波接合による箱部13の破損を抑制することができる。加えて、箱部13に溶接を施す場合であっても、箱部13に対する溶接の安価な接合材や簡易な方法を適用することができ、低コスト化することができる。
従って、このような接続端子1では、箱部13の加工性を向上でき、超音波接合に対する耐久性を向上することができる。
また、薄肉部45は、箱部13の端部47から離間して配置されている。このため、超音波接合による振動の影響が大きい箱部13の端部47の強度を高め、超音波接合に対する耐久性を効果的に向上させることができる。
さらに、電気接続部5は、箱部13の内部に弾性変形可能に配置され相手端子に接触されるばね部15を有する。また、ばね部15は、箱部13の端部と連結され、ばね屈曲部41で箱部13の内部に向けて屈曲されている。そして、屈曲部27に沿って複数配置された薄肉部45は、箱部13において、ばね屈曲部41が設けられた壁部としての第1壁部17の屈曲部27に配置されている。このため、ばね部15が連結された第1壁部17の屈曲部27の強度を高め、ばね部15に対する超音波接合の影響を抑えることができ、電気的な接続信頼性を保持することができる。
また、箱部13は、幅方向の一側に屈曲部27が設けられ、幅方向の他側が開放された開放壁部としての第1壁部17を有する。さらに、第1壁部17には、ばね屈曲部41が設けられている。そして、屈曲部27に沿って複数配置された薄肉部45は、第1壁部17の屈曲部27に配置されている。このため、第1壁部17の連結された部分の強度を高め、第1壁部17の開放された部分への超音波接合の影響を抑えることができ、箱部13の耐久性を向上することができる。加えて、ばね部15に対する超音波接合の振動による影響を抑え、電気的な接続信頼性を保持することができる。
また、箱部13は、幅方向の両側に屈曲部27,27がそれぞれ設けられた連結壁部としての第2壁部19を有する。そして、屈曲部27に沿って複数配置された薄肉部45は、第2壁部19のそれぞれの屈曲部27,27に配置されている。このため、超音波接合による振動の伝播の基点となる第2壁部19の屈曲部27,27の強度を高め、箱部13の開放された部分への超音波接合による振動の伝播を抑えることができ、箱部13の耐久性を向上することができる。
以上、本実施形態を説明したが、本実施形態はこれらに限定されるものではなく、本実施形態の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、本実施形態に係る接続端子では、コネクタと相手コネクタとの嵌合によって、相手端子に電気的に接続されているが、これに限らず、接続端子と相手端子とを直接的に電気的に接続させてもよい。
また、箱部は、四角形の筒状に形成されているが、これに限らず、六角形の筒状などのように他の多角形の筒状など、箱部の筒状の形状はどのようなものであってもよい。
さらに、本実施形態においては、複数の屈曲部の全てに、屈曲部に沿って複数配置された薄肉部が配置されているが、これに限るものではない。例えば、第1壁部の屈曲部のみ、或いは第2壁部の屈曲部のみに、箱部の端部から離間された薄肉部を配置してもよい。
また、薄肉部は、箱部の電線接続部と反対側の端部に限らず、箱部の電線接続部側の端部から離間して配置してもよい。
1 接続端子
3 電線接続部
5 電気接続部
13 箱部
15 ばね部
17 第1壁部(開放壁部)
19 第2壁部(連結壁部)
27 屈曲部
41 ばね屈曲部
45 薄肉部
47 箱部の端部

Claims (5)

  1. 電線が超音波接合によって電気的に接続される電線接続部と、
    前記電線接続部と一体に設けられ相手端子と電気的に接続される電気接続部と、
    を備え、
    前記電気接続部は、複数の屈曲部で屈曲されて筒状に形成され前記相手端子を挿入可能な箱部を有し、
    複数の前記屈曲部には、前記箱部の他の部分より厚みを薄くした薄肉部が設けられ、
    複数の前記薄肉部のうち少なくとも1つは、前記屈曲部に沿って複数配置されている接続端子。
  2. 前記薄肉部は、前記箱部の端部から離間して配置されている請求項1に記載の接続端子。
  3. 前記電気接続部は、前記箱部の内部に弾性変形可能に配置され前記相手端子に接触されるばね部を有し、
    前記ばね部は、前記箱部の端部と連結され、ばね屈曲部で前記箱部の内部に向けて屈曲され、
    前記屈曲部に沿って複数配置された前記薄肉部は、前記箱部において、前記ばね屈曲部が設けられた壁部の前記屈曲部に配置されている請求項1又は2に記載の接続端子。
  4. 前記箱部は、幅方向の一側に前記屈曲部が設けられ、幅方向の他側が開放された開放壁部を有し、
    前記開放壁部には、前記ばね屈曲部が設けられ、
    前記屈曲部に沿って複数配置された前記薄肉部は、前記開放壁部の前記屈曲部に配置されている請求項3に記載の接続端子。
  5. 前記箱部は、幅方向の両側に前記屈曲部がそれぞれ設けられた連結壁部を有し、
    前記屈曲部に沿って複数配置された前記薄肉部は、前記連結壁部のそれぞれの前記屈曲部に配置されている請求項1から4のいずれか1項に記載の接続端子。
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