JP7401512B2 - コンタクトレンズの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、コンタクトレンズの製造方法、特にコンタクトレンズの水和方法に関する。
ソフトコンタクトレンズ(Soft contact lens)の材料は1960年代に導入され、柔らかい材料が元々ハードコンタクトレンズ(RGP lens)を着用する際の不快感を解消するため、ハードコンタクトレンズに慣れていない使用者は、ソフトコンタクトレンズに切り替えることができる。したがって、ソフトコンタクトレンズは現在のコンタクトレンズ使用者の主な選択となっている。
しかし、ソフトコンタクトレンズに使用されている従来の材料(主成分はHEMA、一般には水ゲル製品として知られている)は、酸素透過性が低く、一般的に、Dk(酸素透過性)はわずか8~20である。その結果、消費者は、一日の終わり(10時間以上着用後)に酸素が不足するために、目の充血とそれに対応する不快感をよく覚える。したがって、コンタクトレンズ材料の開発主軸は、高酸素透過性材料を求めることになる。2000年頃、シリコンを含むソフトコンタクトレンズ製品が市場に登場し始めた。これは、一般的にシリコーンヒドロゲルコンタクトレンズとして知られている。こんなレンズの酸素透過性は一般に40~50を超え(例えば、Johnson&JohnsonのAcuvue Advanced製品)、一部の製品の酸素透過性は90を超える場合もある(例えば、Bausch&LombのPureVisionDay+Night製品)。2010年以降、経済発展および消費者の健康概念がよくなることによって、1日使い捨てコンタクトレンズ製品が市場に受け入れられ始めた。長期な1カ月使い捨て製品または1年使い捨て製品と比較して、1日使い捨て製品には大きな利点がある:毎日レンズを取り外して洗浄して交換する必要がないので、洗浄作業によってレンズが損傷した後、レンズの着用による目の怪我を防ぐことができる。また、不完全な洗浄によって引き起こされる細菌感染による角膜炎や結膜炎など重篤な合併症も回避できる。上記の使い捨て製品のプロモーションには、消費者が目の健康について正しい概念を持つだけでなく、1日使い捨て製品の価格を満たすために、ソフトコンタクトレンズメーカーが優秀な生産管理と先進の技術力を持ち、生産効率を上げて、生産コストを削減する必要がある。そうしないと、消費者は1日使い捨て製品を使用するコストを支払う余裕がなくなる。ヒドロゲルコンタクトレンズと比較して、1日使い捨てのシリコーンヒドロゲルコンタクトレンズは、より多い生産と製造における課題がある。シリコーンヒドロゲルコンタクトレンズの材料がより高価なこと加えて、シリコーンと従来のヒドロゲル成分の組み合わせによって引き起こされる不安定性にも対処する必要がある。
シリコーンヒドロゲルコンタクトレンズ製造工程における水和方法は、最も単純な水処理を使用できる。水処理の利点は、製造工程で消費するのは水であり、原材料のコストが低いことである。しかし、水処理は通常、半製品のシリコーンコンタクトレンズの洗浄に長い時間がかかる(通常、12時間以上または24時間以上かかる)。したがって、原材料のコストは低いが、レンズの製造に時間がかかり、効率が低いため、製造コストが逆に高くなる。水処理による洗浄と水和には別の問題がある。シリコーンヒドロゲル材料にはシリコン成分(例えば、TRISまたは他のシリコン含有成分)と従来の水ゲル成分(HEMA、NVP、DMAなどの成分)が含まれており、この2つの成分の混和性は低いため、したがって、コンタクトレンズが硬化する時(モノマーがフリーラジカル連鎖反応によって固体のポリマーを形成する時)内部応力がよく発生する。この応力は、水によって水和する時、水和による膨張が不均一になることが多く、さらにレンズが非真丸および変形などの問題が発生する。
さらなる水和の方法は、アルコール(エタノール)またはイソプロパノールなどのアルコール性有機溶剤を導入することがある。このような有機溶剤を使用して水和を促進することにより、水のみを使用する水和に必要な長い時間を改善でき、一般的に水和時間を3~4時間に短縮できる。それから、アルコールまたはイソプロパノールは、水和するときコンタクトレンズの膨張率と膨張速度を高めることができるため、硬化後の半完成レンズの応力を解放し、水和後のレンズが非真丸、もしくは変形を防ぐこともできる。しかし、アルコールまたはイソプロパノールを使用するにも2つの問題を引き起こす。1番目の問題は、アルコールまたはイソプロパノールがシリコーンヒドロゲルレンズを効果的に水和する場合、濃度が50~75%に到達する必要がある。この濃度では、シリコーンゲルレンズの膨張率が1.6倍を超え、この状態でレンズが損傷しやすくなり、製造工程での歩留まりが低下する。2番目の問題は、生産の工場で大量のアルコールまたはイソプロパノールを使用することによって引き起こされる環境の危険である。アルコールとイソプロパノールの引火点は20度未満であるため、工場の管理が難しくなり、爆発の危険性を厳密に防止する必要がある。爆発の危険を防ぐために、防爆壁、自動検出および消火装置を生産現場に設置する必要がある。消火活動を開始する際には、製品の汚染を防ぐために、製造工程の半製品も廃棄する必要がある。これらの投資および管理のコストは、製造コストをさらに増加させる。したがって、1日使い捨てシリコーンヒドロゲルコンタクトレンズの発売を妨げている。
本発明は前記長期的な水処理、製品が非真丸および製品の変形リスクを改善できる。また、アルコールまたはイソプロパノールの水和工程によって引き起こされる製品の破片化および爆発などの安全上の問題を回避できるコンタクトレンズの製造方法を提供する。
本発明のコンタクトレンズの製造方法はコンタクトレンズの本体を水和する工程を含む。水和の工程は、コンタクトレンズの本体を提供する工程と、水和液は5~95v/v%のアルコールエーテル水溶液である水和液を準備する工程と、コンタクトレンズの本体を水和液に30分以上浸す工程と、コンタクトレンズの本体を水に15分以上浸し、コンタクトレンズを形成する工程と、を有する。
本発明の一実施例では、前記コンタクトレンズの本体を水に15分以上浸す工程は、水によりコンタクトレンズの本体を洗浄する工程をさらに含む。
本発明の一実施例では、前記コンタクトレンズの本体を水和液に30分以上浸す工程は、1時間単位にコンタクトレンズの本体を複数回浸す工程をさらに含む。
本発明の一実施例では、前記コンタクトレンズの本体を水に15分以上浸す工程は、1時間単位で前記コンタクトレンズの本体を複数回洗浄する工程をさらに含む。
本発明の一実施例では、前記水和液は常温であり、水の温度は、常温から60°Cの間である。
本発明の一実施例では、前記コンタクトレンズの本体を水に浸す工程は、コンタクトレンズの本体を異なる温度の水で冷熱を交互に行い、複数回洗浄する工程をさらに含む。
本発明の一実施例では、前記水和液は15~80v/v%のアルコールエーテル水溶液である。
本発明の一実施例では、前記水和液のアルコールエーテルは、エチルセロソルブ、2-プロポキシエタノール、エチレングリコールモノブチルエーテル、ヘキシルセロソルブ、エチレングリコールモノフェニルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールフェニルエーテル、2-(2-メトキシエトキシ)エタノール、2-(2-エトキシエトキシ)エタノール、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールヘキシルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールプロピルエーテルまたはジプロピレングリコールブチルエーテルを含む。
本発明は、水和液としてアルコールエーテル水溶液を使用するため、予想される膨張率に達するまでの時間を短縮し、レンズが非真丸および変形の発生を低減することができる。さらに、アルコールエーテルはアルコールよりも安定しているため、比較的安全であり、工場設備と生産管理のコスト削減にも役立つ。
本発明の上記および他の目的、特徴および利点をより理解しやすくするために、特に実施例を以下に示し、添付の図面と併せて、以下に詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例に係るコンタクトレンズの製造方法を示すプロセス模式図である。
以下の説明において、「ユニット」は重合可能なユニット化合物または化学構造であり、平均分子量の違いに応じてモノマー(monomer)またはマクロマー(macromer)にさらに分類でき、化学的性質の違いによれば、疎水性と親水性にさらに分類できる。その中で、「モノマー」とは、平均分子量が700未満の低分子量化合物または化学構造を指し、モノマーは重合することにより、「ポリマー」(polymer)を形成することができる。また、「マクロマー」とは、平均分子量が700を超える高分子量化合物または化学構造を指し、マクロマーは重合することにより、ポリマーを形成することができる。
「シリコン含有ユニット」とは、シリコンを含む任意の反復可能な単位化合物または化学構造を指し、シリコン含有ユニットは、「シリコン含有モノマー」および「シリコン含有マクロマー」を含む;非シリコンユニットとは、シリコンを含まない任意の反復可能な単位化合物または化学構造を指し、極性の違いに応じて親水性と疎水性にさらに分類でき、分子量の違いによれば、「非シリコンモノマー」と「非シリコンマクロマー」に分類できる。しかしながら、シリコンは一般に酸素と結合し、次にヒドロゲル材料に結合するので、以下の説明において、シリコンを含むことは、シリコンと酸素の結合を含む化学構造(―Si―O―)を意味する。
「シリコン含有モノマー」とは、少なくとも1つの―Si―O―を有し、平均分子量が700未満であり、重合可能な任意の単位化合物または化学構造を指す(例えば、少なくとも1つの非反復性―Si―O―を含む3-[トリス(トリメチルシロキシ)シリル]プロピルメタクリレート(3-[Tris(trimethylsiloxy)silyl]propyl methacrylate、TRISと略記)である。または、少なくとも2つの反復―Si―O―を含み、平均分子量が700未満のポリジメチルシロキサン(PDMSと略記)である)。他のシリコン含有ユニットは、例えば、2-(トリメチルシリルオキシ)エチルメタクリレート(2-(Trimethylsilyloxy)ethyl methacrylate)、3-(3-メタクリロキシ-2-ヒドロキシプロポキシ)プロピルビス(トリメチルシロキシ)メチルシラン(3-(3-Methacryloxy-2-hydroxypropoxy)propylbis(trimethylsiloxy)methylsilane、またはSiGMMAと略記)、(メタクリロキシメチル)ビス(トリメチルシロキシ)メチルシラン((Methacryloxymethyl)bis(trimethylsiloxy)methylsilane)、メタクリロキシメチルフェネチルトリス(トリメチルシロキシ)シラン(Methacryloxymethylphenethyltris(trimethylsiloxy)silane)、モノメタクリロキシプロピル終端処理ポリジメチルシロキサン(Monomethacryloxypropyl terminated polydimethylsiloxane))、メタクリロキシプロピル終端処理ポリジメチルシロキサン(Methacryloxypropyl terminated polydimethylsiloxane)。他の選択については、米国特許US7901073およびUS8420711を参照する。
「シリコン含有マクロマー」とは、少なくとも2つの反復―Si―O―を有し、平均分子量が700を超え、重合可能な任意の単位化合物または化学構造を指す。(例えば、少なくとも2つの反復―Si―O―を有し、平均分子量が700を超えるPDMSである)。他のシリコン含有モノマーは、例えば、モノメタクリロキシプロピル終端処理ポリジメチルシロキサン(Monomethacryloxypropyl terminated polydimethylsiloxane)、メタクリロキシプロピル終端処理ポリジメチルシロキサン(Methacryloxypropyl terminated polydimethylsiloxane)など。他の選択については、米国特許US7901073およびUS8420711を参照する。
「非シリコンユニット」とは、シリコンを含まず、反復可能な単位化合物または化学構造を指し、その化学的性質に応じて疎水性と親水性に分類できる。また、本発明では、平均分子量が700未満の非シリコン単位化合物のみを使用するため、本発明で使用する「非シリコンモノマー」のみを以下に定義する。
「非シリコンモノマー」とは、平均分子量が700を超え、シリコンを含まず単位化合物または化学構造を指し、かつ親水性非シリコンモノマーおよび疎水性非シリコンモノマーを含む。それらの中で、親水性の非シリコンモノマーは、例えば:N-ビニルピロリドン(N-vinyl pyrrolidone、NVPと略記)、N-メチル-N-ビニルアセトアミド(N-Methyl-N-vinylacetamide、MVAと略記)、N,N-ジメチルアクリルアミド(N,N-Dimethyl acrylamide、DMAと略記)、N,N-ジエチルアクリルアミド(N,N-Diethylacrylamide)、N-ヒドロキシメタクリルアミド(N-(Hydroxymethyl)acrylamide)、N-ヒドロキシエチルアクリルアミド(N-Hydroxyethyl acrylamide)、2-ヒドロキシエチルメタクリレート(2-Hydroxyethyl methacrylate、HEMAと略記)、ヒドロキシプロピルメタクリレート(Hydroxypropyl methacrylateおよび/またHydroxyisopropyl methacrylate)、2-メチル-2-アクリル酸-2-ヒドロキシブチルエステル(Hydroxybutyl methacrylate、HOBMAと略記)、ポリ(プロピレンエチレングリコール)メタクリレート(Poly(propylene ethylene glycol) methacrylate)、ポリ(エトキシグリコール)アクリレート(Poly(ethpropylene glycol) acrylate)、グリセリルメタクリレート(Glyceryl methacrylate)、グリシジルメタクリレート(Glycidyl methacrylate)、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2-Hydroxyethyl acrylate、HEAと略記)、ヒドロキシプロピルアクリレート(Hydroxypropyl acrylateおよび/またHydroxyisopropyl acrylate)、4-ヒドロキシブチルアクリレート(4-Hydroxybutyl acrylate)、グリセリルアクリレート(Glyceryl acrylate)など。疎水性の非シリコンモノマーは、例えば:ラウリルメタクリレート(Lauryl methacrylate)、メチルメタクリラート(Methyl methacrylate、MMAと略記)、エチルメタクリレート(Ethyl methacrylate)、プロピルメタクリレート(Propyl methacrylate)、イソプロピルメタクリラート(Isopropyl methacrylate)、ブチルメタクリラート(Butyl methacrylate)、ヘキシルメタクリラート(Hexyl methacrylate)2-エチルヘキシルメタクリレート(2-Ethylhexyl methacrylate)、ステアリルメタクリレート(Stearyl methacrylateまたはOctadecyl methacrylate)、イソデシルメタクリレート(Isodecyl methacrylate)、イソボルニルメタクリレート(Isobornyl Methacrylate)、エチルアクリラート(Ethyl acrylate)、プロピルアクリラート(Propyl acrylate)、イソプロピルアクリラート(Isopropyl acrylate)、ブチルアクリラート(Butyl acrylate)、2-エチルヘキシルアクリレート(2-Ethylhexyl acrylate)、ステアリルアクリレート(Stearyl acrylateまたはOctadecyl acrylate)、イソデシルアクリレート(Isodecyl acrylate)、ラウリルアクリレート(Lauryl acrylate)など。
以下の説明において、「室温」は、広義には、20°Cから30°Cの間の温度範囲を指し、より正確には、温度範囲は、23°Cから27°Cの間である。
シリコン含有ユニットは組成物の重量百分率の6~80wt%の間を占め、好ましくは14~65wt%の間であり、シリコン含有ユニットはシリコンモノマーおよびシリコンマクロマーを含むことができる。例えば、本発明のいくつの実施例には、シリコンモノマーTRISが使用され、TRISは組成物の5~75wt%の間を占め、好ましい実施例において、TRISは、組成物の10~60wt%の間を占め、より好ましい実施例において、TRISが組成物の15~45wt%の間を占める。別の例として、本発明のいくつの実施例では、シリコンマクロマーmPDMSが使用され、mPDMSは組成物の1~45wt%の間を占め、好ましい実施例において、mPDMSは組成物の1~25wt%の間を占め、より好ましい実施例において、mPDMSは組成物の6~15wt%の間を占める。
非シリコンユニットは組成物の重量百分率の15~86wt%を占め、18~61wt%の間が好ましい、25~56wt%の間がより好ましい、親水性非シリコンモノマーの重量百分率は疎水性非シリコンモノマーの重量百分率より高い。
本発明のいくつの実施例では、親水性非シリコンモノマーは組成物の重量百分率の5~85wt%の間を占め、好ましい実施例において、10~60wt%の間を占め、より好ましい実施例において、20~55wt%の間を占める。好ましく使用される親水性非シリコンモノマーは、NVP、MVA、DMA、N,N-ジエチルアクリルアミド(N,N-Diethylacrylamide)、N-ヒドロキシメタクリルアミド(N-(Hydroxymethyl)acrylamide)、N-ヒドロキシエチルアクリルアミド(N-Hydroxyethyl acrylamide)を含むが、これらに限定されない。
非シリコンユニットの疎水性非シリコンモノマーは主にコンタクトレンズの機械的特性(mechanical properties)を調整するために使用される。本発明のいくつかの実施例において、疎水性非シリコンモノマーは組成物の0.1~10wt%の間を占め、好ましい実施例において、0.5~7.5wt%の間を占め、より好ましい実施例において、1~5wt%の間を占めることである。好ましく使用される疎水性非シリコンモノマーは、ラウリルメタクリレートおよびMMAを含むが、これらに限定されない。
架橋剤(crosslinking agent)は、モノマーの重合反応をスムーズにするために使用され、生成されたポリマーが必要な架橋密度(crosslinking density)を持たせ、2つのポリマー鎖を反応させて網状化ポリマーに結合させることもできる。任意の重合反応は適切な架橋剤を選択的に添加することができるので、架橋剤は任意の重合反応の開始時に選択的に添加することができる。本発明のいくつの実施例において、架橋剤は組成物の0.1~3wt%の間を占め、好ましい実施例において、0.3~2wt%の間を占め、より好ましい実施例において、0.5~1.5wt%の間を占める。本発明の実施例で好ましく使用される架橋剤は以下に述べたものを含むが、これらに限定されない:2-イソシアナトエチルメタクリレート(2-isocyanatoethyl methacrylate、IEMと略記)およびエチレングリコールジメタクリレート(Ethylene glycol dimethacrylate、EGDMAと略記)。他の選択できる架橋剤は例えば:ジ(エチレングリコール)ジメタクリレート(Di(ethylene glycol) dimethacrylate)、トリエチレングリコールジメタクリレート(Triethylene glycol dimethacrylate)、テトラエチレングリコールジメタクリレート(Tetraethylene glycol dimethacrylate)、エチレングリコールジアクリレート(Ethylene glycol diacrylate)、ジ(エチレングリコール)ジアクリレート(Di(ethylene glycol) diacrylate)、トリエチレングリコールジアクリレート(Triethylene glycol diacrylate)、テトラエチレングリコールジアクリレート(Tetraethylene glycol diacrylate)、N,N'-メチレンビスアクリルアミド(N,N'-Methylenebis(acrylamide))、N,N'-エチレンビス(アクリルアミド)(N,N’-Ethylenebis(acrylamide))、N,N'-(1,2-ジヒドロキシエチレン)ビスアクリルアミド(N,N’-(1,2-Dihydroxyethylene)bisacrylamide)、トリメチロールプロパントリメタクリレート(Trimethylolpropanetrimethacrylate)、N,N 'ヘキサメチレンビス(メタクリルアミド)(N,N'Hexamethylenebis(methacrylamide))、グリセロールトリメタクリレート(Glycerol trimethacrylate)、ポリエチレングリコールジメタクリレート(Polyethylene glycol dimethacrylate)、ポリエチレングリコールジアクリレート(Polyethylene glycol diacrylate)、メタクリル酸ビニル(Vinyl methacrylate)、メタクリル酸アリル(Allyl methacrylate)、メタクリロイルクロリド(Methacryloyl chloride)、グリシジルアクリレート(Glycidyl acrylate)、3-クロロ-2-ヒドロキシプロピルメタクリレート(3-Chloro-2-hydroxypropyl methacrylate)、モノ(2-(メタクリロイルオキシ)エチル)マレアート(Mono-2-(methacryloyloxy)ethyl maleate)、ジウレタンジメタクリレート(Diurethanedimethacrylate)、3-イソプロペニル-α,α-ジメチルベンジルイソシアナート(3-Isopropenyl-α,α-dimethylbenzylisocyanate)など、さまざまな反応物や需要に応じて選択して使用できる。
「開始剤」は、反応を開始させる方法の違いにより、熱開始剤と光開始剤に分けることができる。開始剤は、ユニットの重合、架橋および硬化を開始させるために使用される化合物であるため、組成物の硬化にも決定的な影響があり、組成物が成形時により良い寸法安定性を有することができ、開始剤は任意の重合反応の開始時に選択的に添加することができる。本発明のいくつかの実施例で使用される熱開始剤は、アゾビスイソブチロニトリル(Azobisisobutyronitrile、AIBNと略記)である。他の実施例で使用されるのは、4,4'-アゾビス(4-シアノ吉草酸)(4,4’-Azobis(4-cyanovaleric acid))、1,1'-アゾビス(シクロヘキサンカルボニトリル)(1,1’-Azobis(cyclohexanecarbonitrile))、2,2'-アゾビス(2-メチルプロピオンアミジン)(2,2’-Azobis(2-methylpropionamidine))、2,2'-アゾビス(2-メチルプロパンアミジン)二塩酸塩(2,2’-Azobis(2-methylpropionamidine)dihydrochloride)、2,2'-アゾビス[2-(2-イミダゾリン-2-イル)プロパン]二塩酸塩(2,2'-Azobis[2-(2-imidazolin-2-yl)propane]dihydrochloride)、2,2'-アゾビス{2-[1-(2-ヒドロキシエチル)-2-イミダゾリン-2-イル]プロパン}二塩酸塩(2,2'-Azobis{2-[1-(2-hydroxyethyl)-2-imidazolin-2-yl]propane}dihydrochloride)、2,2'-アゾビス(1-イミノ-1-ピロリジン-2-メチルプロペン)二塩酸塩(2,2'-Azobis(1-imino-1-pyrrolidin-2-ethylpropane)dihydrochloride)、2,2'-アゾビス{2-メチル-N- [1,1-ビス(ヒドロキシメチル)-2-ヒドロキシエチル]プロピオンアミド}(2,2'-Azobis{2-methyl-N-[1,1-bis(hydroxymethyl)-2-hydroxyethyl]propionamide})、2,2'-アゾビス[2-メチル-N-(2-ヒドロキシエチル)プロピオンアミド](2,2'-Azobis[2-methyl-N-(2-hydroxyethyl)propionamide])、2,2'-アゾビス(4-メトキシ-2,4-ジメチルバレロニトリル)(2,2'-Azobis(4-methoxy-2,4-dimethyl valeronitrile))、過酸化ベンゾイル(Benzoyl peroxide)などである。本発明のいくつかの実施形態で使用される光開始剤は、Irgacure(登録商標)1173(2-Hydroxy-2-methylpropiophenone)およびフェニルビス(2,4,6-トリメチルベンゾイル)ホスフィンオキシド(Phenylbis(2,4,6-trimethylbenzoyl)phosphine oxide、BAPOsと略記)であり、他の実施例で使用されるのはジフェニル(2,4,6-トリメチルベンゾイル)ホスフィンオキシド(Diphenyl(24,6-trimethylbenzoyl)phosphine oxide)、2,2-ジメトキシ-2-フェニルアセトフェノン(2,2-Dimethoxy-2-phenylacetophenone)などである。
本発明のいくつの実施例において、開始剤は組成物の0.01~4wt%の間を占め、好ましい実施例において、0.1~1.8wt%の間を占め、より好ましい実施例において、0.3~1.2wt%の間を占める。
本発明はレンズ本体(すなわち、乾式レンズ)を水和することを含む、コンタクトレンズの製造方法を提供する。レンズ本体は、シリコン含有ユニット、非シリコンユニット、またはシリコン含有ユニットと非シリコンユニットとの組み合わせで構成される。レンズ本体の製造はシリコン含有ユニット、非シリコンユニット、架橋剤および開始剤を含む組成物を提供することを含む。その中のユニットは重合反応を行わせ、架橋、硬化させることでレンズ本体を形成する。レンズ本体は従来の手法で作成できるため、ここでは省略する。
本発明の一実施例では、レンズ本体を水和する工程は、以下の工程を含む:工程S100:コンタクトレンズの本体を提供する;S200:水和液を準備し、水和液は5~95v/v%のアルコールエーテル水溶液である;S300:コンタクトレンズの本体を水和液に30分以上浸す;S400:コンタクトレンズの本体を水に15分以上浸し、コンタクトレンズを形成する。
即ち、レンズ本体の水和は2つの部分が含まれる。第1部分はアルコールエーテル溶剤と水の混合物を使用してレンズ本体を浸す。浸漬温度は室温にすることができる。水和液としてアルコールエーテル水溶液を使用することで、従来のレンズ本体の水和により生じる、従来のレンズ本体に関連する非真丸欠陥(変形、固着非真丸などの欠陥を含む)の割合を効果的に低減することができる。さらに、第1部分の水和は、レンズ本体が乾式レンズから湿式レンズになる時の応力を解放し、レンズが特定の膨張率に到達することを助けることができる。浸漬時間は、例えば、30分から12時間の範囲であり、それぞれ対応する異なる程度の応力解放効果を有し、これにより、レンズが非真丸であることに関連する欠陥が発生する可能性を大幅に減らすことができる。膨張率は、レンズの直径の変化を定規で測定することにより得られる。本発明の実施例では、乾式レンズから湿式レンズに水和される時、直径は13~19mmに増加することができる。
アルコールエーテルは以下のものを含む:エチルセロソルブ(Ethyl Cellosolve、ECSと略記)、2-プロポキシエタノール(2-Propoxyethanol、PCSと略記)、エチレングリコールモノブチルエーテル(Ethylene Glycol Monobutyl Ether、BCSと略記)、ヘキシルセロソルブ(Hexyl Cellosolve、HCSと略記)、エチレングリコールモノフェニルエーテル(Ethylene Glycol Monophenyl Ether、EPHと略記)、プロピレングリコールモノメチルエーテル(Propylene Glycol Monomethyl Ether、PMと略記)、プロピレングリコールフェニルエーテル(Propylene Glycol Phenyl Ether、PPHと略記)、2-(2-メトキシエトキシ)エタノール(2-(2-Methoxyethoxy)ethanol、DMと略記)、2-(2-エトキシエトキシ)エタノール(2-(2-Ethoxyethoxy)ethanol、DEと略記)、ジエチレングリコールモノブチルエーテル(Diethylene Glycol Monobutyl Ether、DBと略記)、ジエチレングリコールヘキシルエーテル(Diethylene Glycol Hexyl Ether、Hexyl Carbitolと略記)、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル(Dipropylene Glycol Monomethyl Ether)、ジプロピレングリコールプロピルエーテル(Dipropylene Glycol Propyl Ether、DPnPと略記)およびジプロピレングリコールn-ブチルエーテル(Dipropylene Glycol n-Butyl Ether、DPnBと略記)、単独でまたはそれらの組み合わせで使用され、アルコールエーテルは水溶液の5~95v/v%を占めることが好ましい。アルコールエーテルは水溶液15~80v/v%を占めることがより好ましい。一般的に言えば、アルコールエーテの割合が大きいほど、膨張率は高くなる。アルコールエーテの割合は、所望の膨張率、アルコールエーテルの種類およびレンズ本体を構成するユニットから考慮することができる。
第2部分は第1部分の後に続き行い、その中、水を使用する。つまり、レンズ本体をアルコールエーテル水溶液に浸した後、水に浸してアルコールエーテルを洗い流し、レンズ本体のアルコールエーテルを水に置き換える。レンズ本体を水に浸す時間は、洗浄おとび置き換えることを確実に行うために、少なくとも15~30分であることが好ましい。浸漬の温度は、固定温度にすることも、高温と低温(または可変温度)を交互に使用することもできる。例えば、レンズを室温から60°Cの温度範囲内の一つの固定温度を選択して浸し、またはレンズを低温と高温の2つの温度に交互に浸す。上記温度範囲ではレンズの材質に不適切な影響を与えない。温度変化によってレンズ本体の熱膨張と収縮は、アルコールエーテルの洗い流しを促進できる。温度の選択、および、それが固定温度または可変温度で行われるのは、アルコールエーテルの種類に応じて決定することができる。
第2部分の使用水量は、処理するレンズ本体の数に応じて比例して調整することが好ましい。例えば、1つレンズあたり5~100mL の水を使用するなら、一度に100個レンズ本体を洗浄すると、500mL~10Lの水が使用される。使用する水が多いほど、洗浄回数は少なくなり、その逆なら、洗浄回数は多くなる。第2部分の最中または後に、既知の方法を使用して、レンズ本体のアルコールエーテルの残留情況を確認することができる。第2部分の浸漬は複数回行うことができ、例えば、水を交換した後に再び浸漬し、好ましくは、少なくとも1回の水の交換を含む、合計2回の浸漬を行う。浸漬回数は、アルコールエーテルの種類およびアルコールエーテルの残留量に応じて調整できる。例えば、浸漬後に水から得られるアルコールエーテルの量は、好ましくは1ppm未満である。1ppmをはるかに超える場合は、水を交換して再び浸すことができる。
第2部分の浸漬洗浄水和は、第1部分の湿式レンズの膨張率をさらに変化させることができる。すなわち、第2部分の水和後、レンズ本体の直径は再び変化し、コンタクトレンズの所定直径に達する。以下に実施例1から3を通して、レンズ本体の水和の条件および結果をさらに示す。
実施例1:
工程S100:コンタクトレンズの本体を提供する。この実施例のレンズ本体は、それぞれ10個異なる処方の組成物から調製される。異なる処方の間で、シリコン含有ユニットの含有量、非シリコンユニットの含有量、および、シリコン含有ユニットの種類、非シリコンユニットの種類に違いがある。例えば、シリコン含有ユニットはTRIS、mPDMS、DMS-R11(Methacryloxypropyl Terminated PDMS)、またはそれらから選択された組み合わせであり、親水性非シリコンモノマーは、HEMA、MOEMA(Ethylene glycol methyl ether methacrylate)、EOEMA((2-Ethoxyethyl) methacrylate) 、NVP、MOMBR(Bromomethyl methyl ether)、DMA、BVE(Butyl vinyl ether)、EGVE(2-(Vinyloxy)ethanol)、DEGVE(Diethyleneglycol monovinylether)、またはそれらから選択された組み合わせであり、疏水性非シリコンモノマーは、MMA、IMB、またはそれらから選択された組み合わせである。処方の中は、架橋剤および開始剤を含み、架橋剤は、EGDMA、TEGDMA、PEGDMA、TEGDVE(Tri(ethylene glycol) divinyl ether)またはそれらから選択された組み合わせであり、開始剤はIrgacure(登録商標)819 (Bis(2,4,6-trimethylbenzoyl)phenylphosphine oxide)、Omnirad1173、またはそれらから選択された組み合わせである。処方は、紫外線吸収剤、連鎖移動剤、溶解補助剤、停止剤などをさらに含む。本発明の実施例では、紫外線吸収剤は例えば、HMEPB、BHPEAであり、連鎖移動剤は例えば、1-デカンチオール(1-Decanethiol)、2-アリルオキシエタノール(2-Allyloxyethanol)、溶解補助剤は例えば、乳酸、TPMEであり、停止剤は例えば、モノメチルエーテルヒドロキノン(MEHQ;Monomethyl ether hydroquinone)および2-エトキシフェノール(2-Ethoxyphenol)である。
工程S200:水和液を準備する。本実施例の水和液(水和液1)は、50v/v%のエチレングリコールプロピルエーテルと50v/v%の水の完全混合液である。本実施例では、第一槽および第二槽の水和液を使用するために準備する。
工程S300:レンズ本体を水和液に少なくとも30分間浸す。この実施例では、レンズ本体を第一槽の水和液1に置き、1時間浸した後、第二槽の水和液1に1時間浸し、すなわち、合計2時間の第1部分処理を行う。レンズ本体は槽を交換せず、同じ槽で十分な時間浸すこともできる。浸漬温度は室温である。
工程S400:レンズ本体を少なくとも15分間水に浸し、コンタクトレンズを形成する。この実施例では、4つの水槽を準備し、レンズ本体を4つの水槽で順次に1時間浸す。浸す時はかき混ぜることもできる。この工程では、浸漬時間を増減したり、水槽交換回数を増減したりすることもできる。水槽の交換回数が多いほど、総浸漬時間を短縮できる。例えば、5つの水槽で順次に30分ずつ浸すように変更する。浸漬温度は室温である。
観察または測定および計算後、本実施例で製造されたコンタクトレンズは破片または非真丸であることがほとんどなかった。破片および非真丸であることは不良のレンズと見なされる。結果は表1に示す。実施例1で製造されたコンタクトレンズは不良率が低かった。
Figure 0007401512000001
「破片」と判断する根拠は、例えば、コンタクトレンズはひび割れまたは破損があり、かつひび割れは1mmに達している。「非真丸」とは、コンタクトレンズの複数の直径を測定することにより知ることができ、例えば、垂直方向に測定した2つの直径を比較する。
実施例2:
工程S100:レンズの本体を提供する。本実施例のレンズ本体は実施例1で使用されたものと同じである。
工程S200:水和液を準備する。本実施例の水和液(水和液2)は、35v/v%のプロピレングリコールメチルエーテルと65v/v%の水の完全混合液である。本実施例では、6つの水和液槽を使用するために準備する。
工程S300:レンズ本体を水和液に少なくとも30分間浸す。この実施例では、レンズ本体を6つの水和液2の槽で順次に1時間ずつ浸し、すなわち、合計6時間の第1部分処理を行う。レンズ本体は槽を交換せず、同じ槽で十分な時間浸すこともできる。浸漬温度は室温である。
工程S400:レンズ本体を少なくとも15分間水に浸し、コンタクトレンズを形成する。この実施例では、6つの水槽を準備し、レンズ本体を6つの水槽で順次に1時間ずつ浸し、かつ浸漬温度は60°Cである。この工程では、浸漬時間を増減したり、水槽交換回数を増減したり、および浸漬温度を下げたりすることもできる。
観察または測定および計算後、本実施例で製造されたコンタクトレンズは破片または非真丸であることがほとんどなかった。破片および非真丸であることは不良のレンズと見なされる。結果は表2に示す。実施例2で製造されたコンタクトレンズは不良率が低かった。
Figure 0007401512000002
実施例3:
工程S100:レンズの本体を提供する。本実施例のレンズ本体は実施例1で使用されたものと同じである。
工程S200:水和液を準備する。本実施例の水和液(水和液3)は、65v/v%のジプロピレングリコールブチルエーテルと35v/v%の水の完全混合液である。本実施例では、2つの水和液槽を使用するために準備する。
工程S300:レンズ本体を水和液に少なくとも30分間浸す。この実施例では、レンズ本体を2つの水和液3の槽で順次に1時間ずつ浸し、すなわち、合計2時間の第1部分処理を行う。レンズ本体は槽を交換せず、同じ槽で十分な時間浸すこともできる。浸漬温度は室温である。
工程S400:レンズ本体を少なくとも15分間水に浸し、コンタクトレンズを形成する。この実施例では、3つの水槽が室温であり、3つ水槽が60°Cである6つの水槽を準備する。レンズ本体を室温の水槽に1時間浸した後、60°Cの水槽に1時間浸し、冷水槽と温水槽において、交互に3回繰り返す。
観察または測定および計算後、本実施例で製造されたコンタクトレンズは破片または非真丸であることがほとんどなかった。破片および非真丸であることは不良のレンズと見なされる。結果は表3に示す。実施例3で製造されたコンタクトレンズは不良率が低かった。
Figure 0007401512000003
実施例4:
工程S100:レンズの本体を提供する。本実施例のレンズ本体は実施例1で使用されたものと同じである。
工程S200:水和液を準備する。本実施例の水和液(水和液4)は、5v/v%のプロピレングリコールフェニルエーテルと95v/v%の水の完全混合液である。本実施例では、2つの水和液槽を使用するために準備する。
工程S300:レンズ本体を水和液に少なくとも30分間浸す。この実施例では、レンズ本体を2つの水和液4の槽で順次に1時間ずつ浸し、すなわち、合計2時間の第1部分処理を行う。レンズ本体は槽を交換せず、同じ槽で十分な時間浸すこともできる。浸漬温度は室温である。
工程S400:レンズ本体を少なくとも15分間水に浸し、コンタクトレンズを形成する。この実施例では、3つの水槽を準備し、レンズ本体を3つの水槽で順次に1時間ずつ浸す。浸漬温度は室温である。
観察または測定および計算後、本実施例で製造されたコンタクトレンズは破片または非真丸であることがほとんどなかった。破片および非真丸であることは不良のレンズと見なされる。結果は表4に示す。実施例4で製造されたコンタクトレンズは不良率が低かった。
Figure 0007401512000004
実施例5:
工程S100:レンズの本体を提供する。本実施例のレンズ本体は実施例1で使用されたものと同じである。
工程S200:水和液を準備する。本実施例の水和液(水和液5)は、95v/v%の2-(2-メトキシエトキシ)エタノールと5v/v%の水の完全混合液である。本実施例では、2つの水和液槽を使用するために準備する。
工程S300:レンズ本体を水和液に少なくとも30分間浸す。この実施例では、レンズ本体を2つの水和液5の槽で順次に1時間ずつ浸し、すなわち、合計2時間の第1部分処理を行う。レンズ本体は槽を交換せず、同じ槽で十分な時間浸すこともできる。浸漬温度は室温である。
工程S400:レンズ本体を少なくとも15分間水に浸し、コンタクトレンズを形成する。この実施例では、6つの水槽を準備し、レンズ本体を6つの水槽で順次に1時間ずつ浸す。浸漬温度は室温である。
観察または測定および計算後、本実施例で製造されたコンタクトレンズは破片または非真丸であることがほとんどなかった。破片および非真丸であることは不良のレンズと見なされる。結果は表5に示す。実施例5で製造されたコンタクトレンズは不良率が低かった。
Figure 0007401512000005
以下は、対照群1および2である。
対照群1:
対照群1で使用するレンズ本体は、実施例1から3のものと同じである。ただし、水和に50v/v%イソプロパノール水溶液および水を使用する。まず、レンズ本体を50v/v%イソプロパノール水溶液に1時間浸し、次に60°Cの恒温水槽に1時間浸す。全部で6つの水槽があり、6つの水槽で1時間ずつ浸す。観察または測定および計算後、破片率は35%と高く、結果を表6に示す。
Figure 0007401512000006
対照群2:
対照群1で使用するレンズ本体は、実施例1から3のものと同じである。ただし、水和に水だけを使用する。まず、レンズ本体を室温の水槽に1時間浸し、次に60°Cの恒温水槽に1時間浸す。室温の水槽及び60°C水槽がそれぞれ4つあり、冷水槽と温水槽において、交互に4回繰り返す。観察または測定および計算後、90%以上が非真丸であることが分かり、結果を表7に示す。
Figure 0007401512000007
要約すると、本発明の実施例は、アルコールによる水和または水のみによる水和によって引き起こされるレンズの破片または非真丸である状況を大幅に改善し、不良率を0.0%に低減するのに十分である。したがって、本発明は、コンタクトレンズの製造コストの削減および品質を改善することができ、これは、コンタクトレンズの製造および発売に役立つ。
本発明は、上記の実施例で開示されているが、本発明を限定するものではなく、本発明の関係技術分野の通常知識を有する者は、本発明の精神および範囲から逸脱しない限り、いくつかの変更および修正を行うことができる。したがって、本発明の保護の範囲は、添付される特許範囲によって定義されたものに従うものとする。
S100:レンズの本体を提供する。
S200:水和液を準備し、水和液は5~95v/v%のアルコールエーテル水溶液である。
S300:レンズ本体を水和液に少なくとも30分間浸す。
S400:レンズ本体を少なくとも15分間水に浸し、コンタクトレンズを形成する。

Claims (8)

  1. コンタクトレンズの本体を水和する工程は、
    前記コンタクトレンズの本体を提供する工程と、
    水和液は5~95v/v%のアルコールエーテル水溶液である水和液を準備する工程と、
    前記コンタクトレンズの本体を前記水和液に30分以上浸し、前記コンタクトレンズの直径を13~19mmへ増加させる工程と、
    前記コンタクトレンズの本体を水に15分以上浸し、コンタクトレンズを形成する工程と、
    を有し、
    前記コンタクトレンズの本体は、シリコン含有ユニットと非シリコンユニットとで構成されており、
    前記非シリコンユニットは、親水性非シリコンモノマーと疎水性非シリコンモノマーとを含み、前記親水性非シリコンモノマーの重量百分率は前記疎水性非シリコンモノマーの重量百分率より高く、
    前記シリコン含有ユニットはシリコンモノマーTRIS及びシリコンマクロマーmPDMSを含み、シリコンモノマーTRISの重量百分率は15~45wt%であり、シリコンマクロマーmPDMSの重量百分率は6~15wt%である
    コンタクトレンズの製造方法。
  2. 前記水和液は常温であり、前記水の温度は、常温から60°Cの間である
    請求項1に記載のコンタクトレンズの製造方法。
  3. 前記コンタクトレンズの本体を水に浸す工程は、前記コンタクトレンズの本体を異なる温度の水で冷熱を交互に行い、複数回洗浄する工程をさらに含む
    請求項1に記載のコンタクトレンズの製造方法。
  4. 前記水和液は15~80v/v%のアルコールエーテル水溶液である
    請求項1に記載のコンタクトレンズの製造方法。
  5. 前記水和液のアルコールエーテルは、
    エチルセロソルブ、2-プロポキシエタノール、エチレングリコールモノブチルエーテル、ヘキシルセロソルブ、エチレングリコールモノフェニルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールフェニルエーテル、2-(2-メトキシエトキシ)エタノール、2-(2-エトキシエトキシ)エタノール、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールヘキシルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールプロピルエーテルまたはジプロピレングリコールブチルエーテル
    を含む
    請求項1に記載のコンタクトレンズの製造方法。
  6. 記親水性非シリコンモノマーは組成物の重量百分率の5~60wt%を占め、
    前記親水性非シリコンモノマーは、N-ビニル-2-ピロリドン、N-メチル-N-ビニルアセトアミド、N,N-ジメチルアクリルアミド、N,N-ジエチルアクリルアミド、N-(ヒドロキシメチル)アクリルアミド、N-(ヒドロエチル)アクリルアミドまたはそれらからなる群より選ばれる組合せであり、
    前記疎水性非シリコンモノマーは組成物の重量百分率の0.1~10wt%を占め、
    前記疎水性非シリコンモノマーは、ラウリルメタクリラート、メチルメタクリレートまたはそれらからなる群より選ばれる組合せである
    請求項1に記載のコンタクトレンズの製造方法。
  7. 記親水性非シリコンモノマーの重量百分率は10~60wt%であり、
    前記疎水性非シリコンモノマーの重量百分率は0.5~7.5wt%である
    請求項1に記載のコンタクトレンズの製造方法。
  8. 記親水性非シリコンモノマーの重量百分率は20~55wt%であり、
    前記疎水性非シリコンモノマーの重量百分率は1~5wt%である
    請求項1に記載のコンタクトレンズの製造方法。
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