JP7400686B2 - 車両転舵装置 - Google Patents

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本発明は、車両転舵装置に関する。
従来、各車輪が独立して転舵可能な独立転舵車両において、走行路面の状態に拘わらず車両の直進安定性を良好に確保しようとする技術が知られている。
例えば特許文献1には、路面判定部が判定した路面状態に応じて左右一対の車輪をトーイン側またはトーアウト側に転向させることで、走行路面の傾斜による外乱の影響を受けにくくする装置が開示されている。
特開2006-240413号公報
各車輪に制駆動力が付与されると、路面とタイヤとの間の力によりトルクステアが発生する。左右の前輪及び左右の後輪がそれぞれラックバーで連結された車両では、トルクステアはラックバーにより吸収される。しかし、ラックバーの無い独立転舵車両ではトルクステアを吸収することができない。例えば制動時には四輪ともトーアウト方向に転舵する力が働くため、車両挙動がふらつくおそれがある。
本発明は上述の点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、独立転舵車両において制駆動力により発生するトルクステアに対して車両挙動の安定性を確保する車両転舵装置を提供することにある。
本発明の車両転舵装置は、各車輪(91-94)に対応して設けられた複数の転舵アクチュエータ(81-84)により各車輪が独立して転舵可能な独立転舵車両(900)に搭載される。車両転舵装置は、対応する転舵アクチュエータに指令転舵角を出力する複数の駆動装置(101-104)を含む。各駆動装置は、目標転舵角計算部(2)と、制駆動力計算部(3)と、前後力推定部(4)と、補正転舵角計算部(5)と、指令転舵角計算部(6)とを備える。
目標転舵角計算部は、操舵入力に応じて目標転舵角を計算する。制駆動力計算部は、対応する車輪に指令する制駆動力を計算する。前後力推定部は、少なくとも、制駆動力計算部が計算した指令制駆動力、前後加速度及び路面摩擦係数の情報に基づき、対応する車輪に作用する前後力を推定する。補正転舵角計算部は、路面とタイヤとの間の力によって生じるトルクステアに起因する転舵角を打ち消す補正転舵角を計算する。指令転舵角計算部は、目標転舵角に補正転舵角を加算した値を指令転舵角として転舵アクチュエータに出力する
正転舵角計算部は、前後力推定部が推定した前後力から、トルクステアにより生じる推定トルクを計算し、当該推定トルクに基づき、トルクステアに起因する転舵角を計算する。これにより本発明では、トルクステアに対して車両挙動の安定性を確保することができる。
ましくは、補正転舵角計算部は、前後力推定部が推定した前後力と、対応する車輪のスクラブ半径とから、推定トルクを計算する。
また、より好ましくは、前後力推定部は、対応する車輪について、前後加速度に基づく接地荷重、及び、車速と車輪速との差に基づくスリップ率を推定し、さらに接地荷重及びスリップ率の情報に基づいて前後力を計算する。
一実施形態による車両転舵装置が適用される独立転舵車両の模式図。 ラックバー付き車両に制動力が付与されたときの挙動を示す模式図。 平坦路で独立転舵車両に制動力が付与されたときの挙動を示す模式図。 スプリットμ路で独立転舵車両に制動力が付与されたときの挙動を示す模式図。 制動による各車輪の前後力の変化を説明する模式図。 トルクステア起因転舵角を説明する図5の左前輪部拡大模式図。 駆動装置の制御ブロック図。 (a)前後加速度と接地荷重との関係を示す図、(b)横加速度と接地荷重との関係を示す図。 (a)指令制駆動力と前後力との関係を示す図、(b)接地荷重と前後力との関係を示す図。 (a)路面摩擦係数と前後力との関係を示す図、(b)スリップ率と前後力との関係を示す図。
以下、本発明の一実施形態による車両転舵装置を図面に基づいて説明する。本実施形態の車両転舵装置は、各車輪に対応して設けられた複数の転舵アクチュエータにより各車輪が独立して転舵可能な独立転舵車両に搭載される。
(一実施形態)
図1に示すように、独立転舵車両900は、車体99の左右に左前輪91、右前輪92、左後輪93及び右後輪94が配置された四輪車両である。各車輪91-94に対応して四台の転舵アクチュエータ81-84が設けられている。車両転舵装置10は、各転舵アクチュエータ81-84に指令転舵角を出力する四つの駆動装置101-104を含む。例えば転舵アクチュエータ81-84は、モータと減速ギヤとから構成される。また、各駆動装置は、対応する転舵アクチュエータのモータ筐体に一体に設けられてもよい。駆動装置の詳細な構成については、図7を参照して後述する。
図1にて、左前輪91に対応する転舵アクチュエータ81及び駆動装置101には「FL」、右前輪92に対応する転舵アクチュエータ82及び駆動装置102には「FR」と記す。また、左後輪93に対応する転舵アクチュエータ83及び駆動装置103には「RL」、右後輪94に対応する転舵アクチュエータ84及び駆動装置104には「RR」と記す。
図示しないが、独立転舵車両900には、図7の入力パラメータを検出する各種センサとして、前後加速度及び横加速度センサ、路面摩擦係数センサ、車速センサ、車輪速センサ等が設けられる。或いは、これらの入力パラメータは、他の情報に基づいて推定されてもよい。
本実施形態では、独立転舵車両に制駆動力が作用したときの挙動に着目する。車両に制駆動力が付与されたとき、路面とタイヤとの間の力によって、意図しないトルクステアが発生する。ここで、路面状態に応じて左右一対の車輪をトーイン側またはトーアウト側に転向させる特許文献1(特開2006-240413号公報)の従来技術では、制駆動力に起因するトルクステアについて一切考慮されていない。
図2~図4を参照し、車両の四輪に制動力が付与された場合を例に説明する。駆動力が付与された場合については同様であるため省略する。図2には比較例として、左右一対の車輪が連結されたラックバー付き車両909を示し、図3、図4には独立転舵車両900を示す。図の上側が車両前方である。
図中、各車輪91-94の車両内側に示す「×」は転舵中心となるキングピンの位置、すなわちスクラブ半径の中心P1-P4を示す。後方に向いた白抜きブロック矢印は、各車輪91-94に付与される制動力Fbr1-Fbr4を示す。円弧状の矢印は、路面とタイヤとの間の力によって生じる転舵力Fts1-Fts4を示す。車体99の前部に記した二重線矢印は、車両が減速して停止する進路Csを示す。図3、図4では、制動前の車輪91-94の位置を二点鎖線で示し、トルクステア発生時の車輪91-94の位置を実線で示す。
図2に示すラックバー付き車両909は、左右前輪91、92がラックバー95で連結され、左右後輪93、94がラックバー96で連結されている。各車輪91-94に制動力Fbr1-Fbr4が付与されたとき、ラックバー95、96の軸方向に反作用の力Fx1-Fx4が生じ、転舵力Fts1-Fts4を吸収する。これにより、ラックバー95、96の軸方向に転舵力Fts1-Fts4が逃げるためトルクステアは発生しない。よって、車両909は直進して停止する。
これに対し図3に示すように、ラックバーの無い独立転舵車両900に平坦路で制動力が付与された場合、転舵力Fts1-Fts4の逃げ場が無く、意図しないトルクステアが発生してしまう。四輪ともトーアウト方向に転舵する力が働くため、車両挙動がふらつくおそれがある。
また図4には、車体中心に対し左側が高μ路であり、右側が低μ路である「スプリットμ路」の例を示す。高μ路とは、乾燥した舗装路のように路面摩擦係数が比較的大きい道路をいい、低μ路とは、濡れた道路や凍結路のように路面摩擦係数が比較的小さい道路をいう。スプリットμ路で独立転舵車両900が制動されると、高μ路側の制動力Fbr1、Fbr3が、低μ路側の制動力Fbr2、Fbr4よりも大きくなるため、車両900は左方向に曲がりながら停止する。
本実施形態では、図3、図4に示すような場面において独立転舵車両900の挙動を安定させることを課題とする。この課題に対する解決手段のイメージについて図5、図6を参照して説明する。まず図5に示すように、本実施形態では、トルクステアの要因となる前後力の変化に着目する。前後力は、指令制駆動力、接地荷重、路面摩擦係数及びスリップ率から推定される、路面に伝わる力である。各パラメータからの前後力推定の詳細は、図7~図10を参照して後述する。
駆動時の前後力は正の値となり、制動時の前後力は負の値となる。車両後方に向いた矢印は、負の前後力を表す。図5中の白抜きブロック矢印は、各車輪91-94に対する指令制動力から換算された前後力指令値Fbf_com1-Fbf_com4を示す。ハッチング入りのブロック矢印は、実際に路面に伝わる前後力Fbf_real1-Fbf_real4を示す。
制動時、前後加速度が負となり、車両の重心Gが前方に移動する。その結果、前輪91、92では制動力により接地荷重が増加するため、実際の前後力Fbf_real1、Fbf_real2の絶対値は、指令値Fbf_com1、Fbf_com2の絶対値より大きくなる。後輪93、94では制動力により接地荷重が減少するため、実際の前後力Fbf_real3、Fbf_real4の絶対値は、指令値Fbf_com3、Fbf_com4の絶対値より小さくなる。なお、前後力に影響する接地荷重以外のパラメータについては後述する。
図6は、例として左前輪91部を拡大した模式図である。以下の説明中、各記号の末尾数字「1」は左前輪91に対応することを示すものであり、他の車輪92、93、94に適用される場合は、それぞれ「2」、「3」、「4」に置き換えて解釈される。
トルクステアにより車輪91は、点P1を中心とするスクラブ半径Rsc1の円に沿って転舵する。このとき、トルクステア起因の転舵角θts1は、前後力Fbf1及びスクラブ半径Rsc1に依存する。そして、トルクステア起因の転舵角θts1とは逆向きの転舵角が補正転舵角θt_comp1として計算される。駆動装置101は、車輪91の目標転舵角に対し補正転舵角θt_comp1を加算して補正することで、トルクステア起因の転舵角θts1による目標転舵角との偏差を打ち消す。
次に図7~図10を参照し、駆動装置101-104の具体的な制御構成について説明する。図7に示すように、各駆動装置101-104は、目標転舵角計算部2、制駆動力計算部3、前後力推定部4、補正転舵角計算部5、及び指令転舵角計算部6を備える。各駆動装置101-104は、対応する転舵アクチュエータ81-84に指令転舵角を出力する。以下の図7の説明では、車輪91に対応する駆動装置101を例として符号を記載する。また、図7には、図6に示す記号Fbf、Rsc、θts、θt_compについてのみ末尾数字を省略して記す。なお、文中ではこれらの記号の記載を省略する。
目標転舵角計算部2は、操舵入力に応じて車輪91の目標転舵角を計算する。操舵入力は、運転者による手動の操舵入力に限らず、自動運転での操舵指令であってもよい。補正転舵角計算部5は、トルクステアに起因する転舵角を打ち消す補正転舵角を計算する。指令転舵角計算部6は、目標転舵角に補正転舵角を加算した値を指令転舵角として転舵アクチュエータ81に出力する。
続いて、補正転舵角計算部5が補正転舵角を計算するための構成を遡って説明する。制駆動力計算部3は、対応する車輪91に指令する制駆動力を計算し、前後力推定部4に出力する。前後力推定部4には、制駆動力計算部3が計算した指令制駆動力に加え、上述の各種センサにより検出された、或いは他の情報に基づいて推定された前後加速度及び横加速度、路面摩擦係数、車速、車輪速等のパラメータが入力される。また、前後力推定部4は、車両諸元であるタイヤ有効半径及びホイールベース/トレッド比を取得する。
前後力推定部4の接地荷重推定部41は、前後加速度及び横加速度に基づき接地荷重を推定する。図8(a)に示すように、前輪91、92の接地荷重は、基準値に対し減速時に増加し、加速時に減少する。後輪93、94の接地荷重は、基準値に対し減速時に減少し、加速時に増加する。また、図8(b)において横加速度は、右旋回時を正、左旋回時を負として表す。図8(b)に示すように、左輪91、93の接地荷重は、基準値に対し左旋回時に減少し、右旋回時に増加する。右輪92、94の接地荷重は、基準値に対し右旋回時に増加し、左旋回時に減少する。図8(a)、(b)にて、接地荷重は加速度の変化に対しほぼ線形的に変化する。
接地荷重推定部41は、図8のような相関図をマップとして保持し、マップに基づき接地荷重を推定してもよいし、数式を用いて同様の推定を実施してもよい。
スリップ率推定部42は、車速と車輪速との差の車速に対する比率、タイヤ有効半径及びホイールベース/トレッド比に基づき、スリップ率を推定する。
総合推定部43は、指令制駆動力、接地荷重、路面摩擦係数及びスリップ率の情報に基づき、対応する車輪91に作用する前後力を推定し、補正転舵角計算部5に出力する。図9(a)において指令制駆動力は、駆動時を正、制動時を負として表す。図9(a)に示すように、前後力は、指令制駆動力に対し正の相関を有する。図9(b)に示すように、前後力は、接地荷重の増加に連れて増加し、ある接地荷重以上では飽和する。
図10(a)に示すように、前後力は、路面摩擦係数が0から1に増加するに連れて、ほぼ線形的に増加する。図10(b)に示すように、前後力は、スリップ率が0からρxまでの間、スリップ率の増加に連れて急激に増加して最大値に達し、スリップ率がρxを超えると、スリップ率の増加に連れて最大値から緩やかに減少する。
例えば総合推定部43は、図9、図10のような相関図をマップとして保持し、マップに基づき前後力を推定してもよいし、数式を用いて同様の推定を実施してもよい。また、総合推定部43は、複数の入力パラメータに基づく推定値を組み合わせて前後力を推定するにあたり、各パラメータに優先順位をつけて調停したり、重み付けをして加重平均を計算したりしてもよい。
補正転舵角計算部5のトルクステア起因トルク推定部51は、前後力推定部4が推定した前後力と、対応する車輪91のスクラブ半径との積から、トルクステアにより生じる推定トルクを計算する。トルクステア起因転舵角推定部52は、推定トルク及び車輪慣性モーメントに基づき、トルクステア起因転舵角を推定する。ここで、トルクを車輪慣性モーメントで除すると車輪角加速度が得られ、車輪角加速度を二階積分することで転舵角が算出される。
反転器53は、トルクステア起因転舵角の符号を反転することで、トルクステア起因転舵角を打ち消す補正転舵角を計算する。この補正転舵角が指令転舵角計算部6において目標転舵角に加算される。したがって、反転器を設けず、指令転舵角計算部6が目標転舵角からトルクステア起因転舵角を減算するようにしてもよい。
このように本実施形態では、各駆動装置101-104において、指令制駆動力、接地荷重、路面摩擦係数及びスリップ率の情報に基づき前後力が推定され、前後力とスクラブ半径とに基づき補正転舵角が計算される。これにより駆動装置101-104は、トルクステアに起因する転舵角を打ち消すように補正された指令転舵角を用いて、対応する転舵アクチュエータ81-84を駆動することができる。よって、車両転舵装置10は、独立転舵車両900において制駆動力により発生するトルクステアに対して車両挙動の安定性を確保することができる。
また、各車輪91-94に対応する駆動装置101-104は、車輪毎に指令転舵角を算出し、対応する転舵アクチュエータ81-84に出力する。したがって、図4に示すスプリットμ路のような路面においても、車輪毎に適切な転舵角を指令することができる。
なお、目標転舵角を補正する方法として、例えば実際の転舵角を検出してフィードバックし、目標転舵角との偏差を0に近づけるように制御することも考えられる。しかし、独立転舵車両において基準角を共有しつつ各車輪91-94の転舵角を検出することは容易ではない。そこで本実施形態のように、車両900の各種情報からフィードフォワード的に補正転舵角を計算することが有効である。
特に本実施形態では、前後力推定部4により推定した前後力から、トルクステアにより生じる推定トルクを計算し、当該推定トルクに基づき、トルクステアに起因する転舵角を計算するため、前後力による車両の挙動を適切に評価することができる。また、前後力推定部4は、スリップ率の情報にも基づいて前後力を計算することで、対応する車輪のスリップを考慮した前後力を推定することができる。
(その他の実施形態)
本発明の車両転舵装置は、四輪の独立転舵車両に限らず、車両前後方向において三列以上の車輪が独立転舵可能な六輪以上の車両に搭載されてもよい。
以上、本発明はこのような実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において、種々の形態で実施することができる。
10・・・車両転舵装置、
101-104・・・駆動装置、
2・・・目標転舵角計算部、
3・・・制動駆動力計算部、
4・・・前後力推定部、
5・・・補正転舵角計算部
6・・・指令転舵角計算部、
81-84・・・転舵アクチュエータ、
91-94・・・車輪、
900・・・独立転舵車両。

Claims (3)

  1. 各車輪(91-94)に対応して設けられた複数の転舵アクチュエータ(81-84)により各車輪が独立して転舵可能な独立転舵車両(900)に搭載される車両転舵装置であって、
    対応する前記転舵アクチュエータに指令転舵角を出力する複数の駆動装置(101-104)を含み、
    各前記駆動装置は、
    操舵入力に応じて目標転舵角を計算する目標転舵角計算部(2)と、
    対応する車輪に指令する制駆動力を計算する制駆動力計算部(3)と、
    少なくとも、前記制駆動力計算部が計算した指令制駆動力、前後加速度及び路面摩擦係数の情報に基づき、対応する車輪に作用する前後力を推定する前後力推定部(4)と、
    路面とタイヤとの間の力によって生じるトルクステアに起因する転舵角を打ち消す補正転舵角を計算する補正転舵角計算部(5)と、
    前記目標転舵角に前記補正転舵角を加算した値を指令転舵角として前記転舵アクチュエータに出力する指令転舵角計算部(6)と、
    を備え
    前記補正転舵角計算部は、
    前記前後力推定部が推定した前後力から、トルクステアにより生じる推定トルクを計算し、当該推定トルクに基づき、トルクステアに起因する転舵角を計算する車両転舵装置。
  2. 前記補正転舵角計算部は、
    前記前後力推定部が推定した前後力と、対応する車輪のスクラブ半径とから、前記推定トルクを計算する請求項に記載の車両転舵装置。
  3. 前記前後力推定部は、対応する車輪について、前後加速度に基づく接地荷重、及び、車速と車輪速との差に基づくスリップ率を推定し、さらに接地荷重及びスリップ率の情報に基づいて前後力を計算する請求項またはに記載の車両転舵装置。
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