JP7399042B2 - 水田作業機 - Google Patents

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Description

本発明は、乗用型の走行機体に運転座席が設けられ、運転座席よりも前方における機体横側部位置に、後行程用の走行目標線を圃場に形成するためのラインマーカが備えられた水田作業機に関する。
上記のように運転座席よりも前方の機体横側部位置に後行程用の走行目標線を圃場に形成するためのラインマーカが備えられた水田作業機として、従来、例えば特許文献1に示されたものがあった。この水田作業機では、ラインマーカが、走行機体に支持されたサポート部と、サポート部の先端部に設けられた延出杆部と、を備えている。そして、サポート部が走行機体に対して上下方向に沿う縦軸心周りで左右揺動可能に支持され、延出杆部が、サポート部の先端部に設けられた水平方向に沿う横軸心周りで起伏揺動可能に支持されている。
特開2014-180227号公報(段落「0038」、「0039」、及び「図2乃至図4」参照)
特許文献1に記載の水田作業機では、サポート部を走行機体に対して横外方へ張り出させるとともに、延出杆部を水平姿勢にすることで、ラインマーカが走行機体から遠く離れた位置に走行目標線を形成する。そして、延出杆部を起立させるとともに、サポート部を縦軸心回りに回動させて前方に向け、走行機体に沿う状態とすることにより、比較的コンパクトに折り畳んで水田作業機全体を格納し易くすることができる。
しかしながら、この構造のものでは、サポート部を前方に向けた状態で機体旋回を行うと、畦際での旋回時にラインマーカの一部が他物と接触する可能性がある。特に、ラインマーカ全体の格納時の高さを低くするために延出杆部を短くしてサポート部の長さを長くした場合には、より顕著になる虞があって、狭い場所での作業性を損なう可能性があり、この点で改善の余地がある。
本発明は、機体旋回時にラインマーカの一部が他物と接触する可能性を低減させて、狭い場所でも作業性良く旋回を行い易い水田作業機を提供しようとするものである。
本発明の水田作業機は、
乗用型の走行機体に運転座席が設けられ、
前記運転座席よりも前方における機体横側部位置に、後行程用の走行目標線を圃場に形成するためのラインマーカが備えられ、
前記ラインマーカが、上下方向に沿う第一縦軸心周りで左右揺動可能に前記走行機体に対して支持されたサポート部と、前記サポート部の先端部に設けられた水平方向に沿う第一横軸心周りで起伏揺動可能に支持された延出杆部と、を備え、
前記サポート部が、前記第一縦軸心から前記走行機体の横外方へ向けて延出される横向き作業姿勢と、前記第一縦軸心から前記走行機体に沿って前方向きに延出される前向き格納姿勢と、前記第一縦軸心から前記走行機体の後方向きに延出される後向き格納姿勢と、に姿勢切換可能に構成され
前記サポート部と一体に前記第一縦軸心回りで旋回可能な操作レバーが取り付けられているとともに、前記操作レバーが、前記サポート部に対して前記第一縦軸心と交差する方向の第二横軸心回りで起伏揺動可能に装着され、
前記走行機体に、前記第二横軸心回りで起伏揺動操作される前記操作レバーと係合して、前記サポート部の前記第一縦軸心回りでの旋回を規制することが可能な係合凹部が設けられ、
前記操作レバーは、前記操作レバーの揺動支点側の端部に設けられ、前記第二横軸心の軸線方向に沿う枢軸部と、前記揺動支点側とは反対側の端部に設けられている握り部と、前記枢軸部と前記握り部とを繋ぐ中間ロッド部分とが備えられ、
前記操作レバーの前記中間ロッド部分と前記係合凹部とを係合及び係合解除することによって、前記走行機体に対する前記サポート部の姿勢を固定及び固定解除可能なロック機構が構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、サポート部が、第一縦軸心から走行機体の横外方へ向けて延出される横向き作業姿勢の他に、前向き格納姿勢と、後向き格納姿勢と、に姿勢切換可能に構成されている。
したがって、横向き作業姿勢での所期の走行目標線の形成作業を適切に行え、かつ前向き格納姿勢でラインマーカ全体とコンパクトに格納し得るものでありながら、後向き格納姿勢とすることもできるので、他物との接触を避けた状態での機体旋回を行い易い。
つまり、サポート分を第一縦軸心から走行機体の後方向きに延出される後向き格納姿勢とすることにより、ラインマーカの全体が走行機体の前端部の走行軌跡の範囲内にほぼ収まった状態で機体旋回を行うことができるので、他物との接触を避け易く、狭い場所でも作業性の良い状態を確保し易い。
また、本発明によれば、サポート部を第一縦軸心回りで旋回するために取り付けられた操作レバーと、走行機体に設けられた係合凹部とによって、走行機体に対するサポート部の姿勢を固定及び固定解除可能なロック機構が構成される。
したがって、サポート部の旋回操作を行うための操作レバーをロック機構の構成要素として兼用し、ロック機構による固定及び固定解除用の操作具としても兼用できる。
上記構成において、前記操作レバーは、前記サポート部のうち、前記延出杆部が設けられた先端部とは反対側の基端部箇所に取り付けられていると好適である。
上記構成において、前記ロック機構には、前記横向き作業姿勢における前記操作レバーの長手方向での複数箇所で前記操作レバーと係合するように、複数の係合凹部が形成されていると好適である。
本構成によれば、サポート部を横向き作業姿勢にした状態で操作レバーは、その操作レバーの長手方向での複数箇所で係合凹部と係合するように構成されているので、操作レバーが単一の係合凹部に係合した状態よりも、強固に係合状態を維持し易い。
これにより、横向き作業姿勢において係合凹部に対する操作レバーの係合状態が強固に維持される。したがって、走行目標線の形成のために比較的大きな負荷が作用しやすいサポート部の横向き作業姿勢を安定的に維持し易い。
上記構成において、前記第二横軸心回りで起伏揺動可能な前記操作レバーを、前記係合凹部へ係合させる側へ付勢する付勢バネが備えられていると好適である。
本構成によれば、第二横軸心回りで起伏揺動可能な操作レバーが、付勢バネで係合凹部へ係合する側へ付勢されているので、係合凹部からの操作レバーの抜け出しを抑制し易い。
上記構成において、前記走行機体の運転部ステップのうち、前記運転座席よりも前方側箇所の運転部ステップに、前記運転座席に近い後方寄りの幅広部分と、前記運転座席から遠い前方側寄りの幅狭部分とが形成され、前記ラインマーカの前記第一縦軸芯が、前記幅狭部分の横側脇に設けられ、前記前向き格納姿勢における前記サポート部が、前記幅広部分の左右方向幅よりも機体中央側に位置するように構成されていると好適である。
本構成によれば、前向き格納姿勢におけるサポート部が、幅広部分の左右方向幅よりも機体中央側に位置するので、ラインマーカを前向き格納姿勢にして機体全体を収納庫等に格納する場合などに、サポート部が運転部ステップの幅広部分よりも外方へ突出することが無い状態でコンパクトに格納し得る。
上記構成において、前記運転座席よりも前方における機体横側部で、前記ラインマーカの前記第一縦軸心回りでの移動軌跡よりも下方位置に、隣接条を走行指標として用いるための隣接マーカが備えられていると好適である。
本構成によれば、隣接マーカが、第一縦軸心回りでのラインマーカの移動軌跡に干渉せず、ラインマーカの姿勢変更を容易に行い易い。
上記構成において、前記隣接マーカは、前記サポート部を前記走行機体に取り付けるための取付ブラケットに支持されて、前記第一縦軸心とは別の上下方向に沿う第二縦軸心周りで、前記ラインマーカとは別に左右揺動可能に構成されていると好適である。
本構成によれば、サポート部を走行機体に取り付けるための取付ブラケットを利用して、隣接マーカを走行機体に支持させることができ、隣接マーカの取付構造を簡略化し得る。また、第一縦軸心とは別の第二縦軸心周りで、隣接マーカも左右揺動可能に構成されているので、その隣接マーカの姿勢変更操作も容易に行い易い。
上記構成において、前記隣接マーカは、前記ラインマーカの前記第一縦軸心よりも前方側位置と、後方側位置と、の複数箇所に対して、択一的に枢支連結可能に構成されていると好適である。
本構成によれば、隣接マーカは、ラインマーカの第一縦軸心よりも前方側位置と、後方側位置と、の複数箇所に対して、択一的に枢支連結可能に構成されている。
したがって、第一縦軸心周りでのラインマーカの姿勢変更の頻度が、前側と後側とのどちらが高い側であるかに応じて、頻度の高い側とは反対側に隣接マーカの枢支連結箇所を定めることができる。これにより、隣接マーカの先端部に走行指標との位置関係を見易くするための指針部材を取り付けた場合などにも、隣接マーカがラインマーカの姿勢変更と干渉する度合いを低減させることができる。
上記構成において、前記走行機体の左右両側に予備苗載せ台が立設され、前記予備苗載せ台の上部に通信用アンテナが設けられ、前記通信用アンテナは、前記予備苗載せ台の頂部よりも高く位置する起立姿勢と、その起立姿勢よりも低くなるように折り畳まれた倒伏姿勢と、に姿勢切換可能に構成され、前記前向き格納姿勢及び前記後向き格納姿勢における前記ラインマーカの前記延出杆部の頂部が、前記通信用アンテナを前記倒伏姿勢にした状態での前記予備苗載せ台の頂部よりも低い位置にあると好適である。
本構成によれば、ラインマーカの延出杆部の頂部が、走行機体上で最も高い箇所にあった通信用アンテナを倒伏姿勢にした状態での予備苗載せ台の頂部よりも低い位置にあるので、高さの高くない収納小屋などへの走行機体の格納を行い易くできる。
上記構成において、前記予備苗載せ台に、前記走行機体の左右両側に立設された支柱と、その支柱に支持された苗載置台部分と、が備えられ、前記苗載置台部分に、前記支柱に対する上下位置を固定及び固定解除可能な取付部材が備えられ、前記取付部材と前記支柱を上下複数箇所で連結する連結ボルトが備えられ、前記連結ボルトを挿通可能な止め孔が、前記支柱の上下方向に沿う三箇所以上の複数箇所に形成され、前記止め孔は、前記支柱の上下方向で等間隔に設けられていると好適である。
本構成によれば、予備苗載せ台を走行機体の左右両側に立設された支柱に取り付ける際に、苗載置台部分の高さを調節するための構造、及び加工を簡素化し易い。この構造では、支柱に形成された連結ボルト挿通用の止め孔が、支柱の上下方向に沿う三箇所以上で等間隔に設けられている。したがって、上下二箇所の止め孔を利用して苗載置台部分の高さを設定する際に、上の位置にある苗載置台部分の下側を止める連結ボルト挿通用の止め孔を、下の位置に変更した苗載置台部分の上側を止める連結ボルト挿通用の止め孔と兼用することができる。
これによって、支柱に形成する止め孔の個数を節減でき、止め孔の加工工数も少なく、構造の簡素化も図り易い。
水田作業機の全体を示す側面図である。 水田作業機の全体を示す平面図である。 マーカ格納状態における左側のマーカ装置を示す正面図である。 正面視におけるマーカ装置の一部を示す断面図である。 マーカ装置の使用状態を示す平面図である。 マーカの支持構造及びロック機構を示す平面図である。 マーカの支持構造及びロック機構を示す分解斜視図である。 予備苗載せ台の支持構造を示す分解斜視図である。
以下、本発明の実施形態の一例を図面の記載に基づいて説明する。
尚、本実施形態での説明における前後方向及び左右方向は、特段の説明がない限り、次のように記載している。つまり、本発明を適用した水田作業機において、走行機体の作業走行時における前進側の進行方向(図1,2における矢印F参照)が「前」、後進側への進行方向(図1,2における矢印B参照)が「後」、その前後方向での前向き姿勢を基準としての右側に相当する方向(図2における矢印R参照)が「右」、同様に左側に相当する方向(図2における矢印L参照)が「左」である。
〔水田作業機の全体構成〕
図1は、本発明に係る水田作業機の全体を示す側面図である。図2は、本発明に係る水田作業機の全体を示す平面図である。
これらの図1,2に示すように、本発明に係る水田作業機は、走行機体1の前部に左右一対の操向操作自在な前車輪1F,1Fを備え、走行機体1の後部に左右一対の駆動輪としての後車輪1R,1Rを備えて、自走するように構成されている。
後車輪1R,1Rへは、機体前部の原動部2に設けたエンジン20からの動力が伝達される。このエンジン20の動力は、走行機体1の後部に搭載された施肥装置4、及び走行機体1の機体フレーム10の後部に、上下揺動操作自在なリンク機構11を介して連結された苗植付装置6にも伝達される。
走行機体1は、原動部2の後方側に運転部3を備えている。この運転部3では、運転部ステップ30上で、前方にステアリングハンドル31a等を備えた操縦部31が配設され、後方に運転座席32が配設されて、運転部3に搭乗して操縦することが可能であるように構成されている。運転部ステップ30の両横端部の下方には、地上から乗降する際に使用される乗降用ステップ35が設けられている。
図2に示すように、原動部2においてエンジン20を内装するエンジンボンネット21の左右両側には、運転部ステップ30の前方に連なる側部ステップ22が設けられている。この側部ステップ22を通って、機体前方側から乗り移り可能であるように構成されている。
走行機体1の前部で、左右の側部ステップ22の横外側に予備苗載せ台12が設けられている。
運転座席32の背部側に位置する状態で、走行機体1の後端部に、施肥装置4の肥料ホッパー40が設けられている。この肥料ホッパー40は、粉末肥料を貯留し、繰り出し装置(図外)、及び施肥ホース41を経て所定量の粉末肥料を、機体後方に連設された苗植付装置6に備えた作溝器42へ送り込み、圃場へ供給するように構成されている。
図2に示すように、運転部ステップ30は、運転座席32よりも前方側箇所の運転部ステップ30における左右方向の幅が一定ではなく、前後で異なる部分が生じるように形成されている。つまり、運転座席32に近い後方寄りの位置における運転部ステップ30の左右方向幅が、運転座席32から遠い前方側寄りの位置における運転部ステップ30の左右方向幅よりも広く形成されている。これによって、運転座席32から遠い前方側寄りの位置には、左右方向幅が少し狭い幅狭部分33が存在し、運転座席32に近い後方寄りの位置には、前記幅狭部分33よりも左右方向幅が広い幅広部分34が存在する。
より具体的には、幅狭部分33の左右方向幅は、原動部2の両脇に存在する側部ステップ22の最外側間の距離と同程度か、それよりも少し広い程度である。幅広部分34は、それよりも幅広で、運転座席32の背部に配設される施肥装置4の肥料ホッパー40の左右方向幅よりも広く、かつ苗植付装置6が備える10条分の苗載置部分60aを有した苗載せ台60の左右方向幅を越えない程度の幅に設定されている。
〔苗植付装置〕
図1,2に示すように、苗植付装置6は、リンク機構11の後部に連結されている。
リンク機構11の後部には、苗植付装置6の植付フレーム61の前端部が連結されている。植付フレーム61の後端部に走行機体横方向に一列に並べて取り付けられた10個の苗植付機構62と、植付フレーム61の前部の上方に設けられた苗載せ台60と、植付フレーム61の下部に走行機体横方向に並べて取り付けられた5つの接地フロート63と、が備えられている。
植付フレーム61は、走行機体横方向に所定間隔を隔て、前後方向に沿う姿勢で並ぶ5つの植付駆動ケース24を備えている。各植付駆動ケース24の前端部は左右方向に沿う横フレーム(図外)で連結されている。10個の苗植付機構62は、各植付駆動ケース24の後端部の両横側に1つずつ駆動自在に支持される状態で植付フレーム61に取り付けられている。
苗載せ台60は、走行機体横方向に並び、マット状苗を載置するよう構成された10個の苗載置部分60aを備えている。苗載せ台60は、植付フレーム61に設けられた支柱部材に支持されて機体横方向に往復移動自在に構成されている。苗載せ台60は、苗植付機構62の苗植え運動に連動させて往復移送され、各苗植付機構62に苗載置部分60aから苗供給する。各接地フロート63は、苗植付装置6の下降作業状態において、圃場面に接地して、各苗植付機構62による苗植深さが所定深さになるように苗植付装置6を支持し、かつ苗植付機構62による苗植え箇所を整地する。
苗植付装置6の後部には、苗植付後の圃場へ薬剤を散布する薬剤散布装置64が装備されている。
〔マーカ装置〕
図1,2に示すように、走行機体の前部の両横側にマーカ装置5を設けてある。このマーカ装置5とは別に、走行機体の前端部の左右中央箇所にセンタマーカ23を設けてある。
マーカ装置5は、後行程用の走行目標線を圃場に形成するためのラインマーカ5Aと、隣接条を走行指標として用いるための隣接マーカ5Bと、が備えられたものである。
作業走行の際には、走行機体1の横側方の圃場面箇所にラインマーカ5Aによって走行目標線を圃場面に形成し、その作業行程による苗植付けを終えた苗植え済み箇所に隣接する作業対象箇所を作業走行する際、先に形成した走行目標線にセンタマーカ23を位置合わせしながら走行することにより、先の作業行程による植付苗の機体走行方向での苗列と、今回の作業行程による植付苗の機体走行方向での苗列とが平行又はほぼ平行になる状態で作業走行できる。
隣接マーカ5Bは、ラインマーカ5Aよりも下方に位置して、延出端が走行機体1の横外方へ向けられた横外向き使用姿勢と、延出端が走行機体1の前後方向に沿う格納姿勢とに姿勢切換えできるように構成されている。
この隣接マーカ5Bは、延出端が走行機体1の横外方へ向けられた横外向き使用姿勢で、その先端部に、上下位置変更可能な指示バー81が取り付けてあり、指示バー81の下端を、植付条や、畦端面の位置に合わせた状態で走行機体1を走行させることにより、走行目標線が見にくい場合や、未だ圃場に走行目標線が形成されていない場合などに、用いることができる。
左のマーカ装置5と右のマーカ装置5とは、走行機体から横外向きに突出する突出向きの点で相違しているが、その他の点では同じ構成を備えているので、本実施形態では、右のマーカ装置5の詳細な構造の説明は省略する。
図3~7に示すように、マーカ装置5は、走行機体の前部の横側部位であって、運転部ステップ30と側部ステップ22とにわたって設けられたパイプフレーム製の支持部14に取り付けられている。
つまり、支持部14の横側面に、前後方向に沿う縦向き片15aと水平方向に沿って横側方へ延出された横向き片15bとで断面逆L字型に形成された取付ブラケット15が溶接固定されており、この取付ブラケット15に対して、ラインマーカ5A及び隣接マーカ5Bを支持する連結ブラケット50が、脱着可能に取り付けられている。
連結ブラケット50は、図4、図7に示すように、チャンネル状の断面形状に形成され、前後方向に沿う縦向き面50aの上側で横外方へ突出する上片50b、及び縦向き面50aの下側で横外方へ突出する下片50cを備えている。
連結ブラケット50の上片50bを、取付ブラケット15の横向き片15bの下側に当接させた状態で、前後一対の連結ボルト54,54で連結固定することにより、支持部14に固定の取付ブラケット15に、連結ブラケット50が脱着可能に装着された状態となる。
〔ラインマーカの取付について〕
ラインマーカ5Aは、上下方向に沿う第一縦軸心y1周りで左右揺動可能に、走行機体1に対して支持されたサポート部52と、サポート部52に対して、そのサポート部52の先端部に設けられた水平方向に沿う第一横軸心x1周りで起伏揺動可能に支持された延出杆部53と、を備えている。
サポート部52の走行機体1側の端部には、連結ボス52aが備えられている。この連結ボス52aを連結ブラケット50の上片50bと下片50cの間に位置させて、枢支連結ボルト51を連結ボス52aに差し込んだ状態で連結固定することにより、サポート部52を第一縦軸心y1周りで左右揺動可能に連結ブラケット50に取り付けることができる。
取り付けられたサポート部52は、図5に示すように、第一縦軸心y1から走行機体1の横外方へ向けて延出される横向き作業姿勢PSと、第一縦軸心y1から走行機体1に沿って前方向きに延出される前向き格納姿勢PFと、第一縦軸心y1から走行機体1の斜め後方向きに延出される後向き格納姿勢PRと、に姿勢切換可能に構成されている。後向き格納姿勢PRにおけるサポート部52の斜め後方向きの姿勢は、運転部ステップ30の幅広部分34との干渉を避けるためである。
サポート部52の先端部、つまりサポート部52において、前記連結ボス52aが備えられた側の端部とは反対側の端部には、水平方向に沿う第一横軸心x1周りで起伏揺動可能に延出杆部53を支持するための横向き連結ボス52bが設けられている。
この横向き連結ボス52bに、枢支連結ピン55を挿通して連結することにより、延出杆部53を、水平方向に沿う第一横軸心x1周りで起伏揺動可能に支持させてある。
延出杆部53は、駆動モータ56a付きの起伏操作機構56に連結されている。つまり、起伏操作機構56の操作腕56bに、操作バネ材57を介して延出杆部53の基部ブラケット53aが連結されており、駆動モータ56aに、図外の操作スイッチ等で上げ指令、又は下げ指令が入力されると、起伏操作機構56の操作腕56bが時計回り、もしくは反時計回りに回動して、延出杆部53を起伏揺動させることができる。
延出杆部53の基部ブラケット53aと起伏操作機構56の外装ケース56cとにわたって位置保持バネ58が掛け渡されている。これは、延出杆部53が持ち上げられて格納姿勢となったとき、駆動モータ56aによる操作力が消失している状態で、延出杆部53を機体内方側へ付勢下状態に維持するために用いられる。
延出杆部53の先端部には、先端側部分が折れ曲がった形状に形成されたアーム部53bと、アーム部53bの先端部に回転自在に支持された回転マーカ53cとが備えられている。
〔隣接マーカの取付について〕
図4及び図7に示すように、隣接マーカ5Bは、棒状部材80と、その棒状部材80の先端部に備えた挿通孔に挿抜可能で、差し込み長さを調節可能な指示バー81とを備えている。
棒状部材80の走行機体1側の端部は、連結ブラケット50の下片50cの下側に当接させた状態で、止め部材82と共に、連結ボルト83で第二縦軸心y2回りで水平方向に揺動可能に支持されている。
上記のように、連結ブラケット50の下片50cの下側に連結されていることで、指示バー81を除く棒状部材80の全体は、ラインマーカ5Aの第一縦軸心y1周りでの移動軌跡から外れた下方に位置している。指示バー81を棒状部材80に対して上方側へ引き上げた状態にするとラインマーカ5Aの第一縦軸心y1周りでの移動軌跡と干渉する場合がある。
しかしながら、連結ブラケット50の下片50cに対する棒状部材80の連結位置は、連結ブラケット50の下片50cの前後二カ所に形成されている。この連結位置は、図6に示すように、平面視で、サポート部52の前方側と後方側とに位置ずれした箇所にあるので、サポート部52の前方側か後方側かのいずれか一方を選択して棒状部材80を連結することができる。これにより、サポート部52よりも前方側で棒状部材80を第二縦軸心y2回りに回動させ、前向き姿勢に格納したり、サポート部52よりも後方側で棒状部材80を第二縦軸心y2回りに回動させ、後向き姿勢に格納したり、することができる。
〔ロック機構〕
ラインマーカ5Aの走行機体1に連結される側の端部近くに、走行機体1に対するラインマーカ5Aの選択された装着姿勢を固定、及び固定解除するためのロック機構7が設けられている。
ロック機構7は、ラインマーカ5Aのサポート部52に取り付けられた操作レバー70と、走行機体1の支持部14に溶接固定された位置固定部材71と、を備えている。
操作レバー70は、第一縦軸心y1周りで旋回可能なサポート部52に対して、前記第一縦軸心y1と交差する方向の第二横軸心x2回りで起伏揺動可能に装着されている。つまり、操作レバー70を把持して、操作レバー70を水平方向に押し引き操作することで、サポート部52を第一縦軸心y1周りで旋回させ、そのサポート部52とともに、操作レバー70も第一縦軸心y1周りで旋回操作することができる。
そして、把持した操作レバー70を上下方向に揺動させると、サポート部52に対して第二横軸心x2回りで起伏揺動する。この起伏揺動操作によって、位置固定部材71に対して操作レバー70を係脱することができる。
操作レバー70は、全体が棒状の屈曲杆で構成されている。そして、操作レバー70の揺動支点側の端部には、第二横軸心x2の軸線方向に沿う枢軸部70aが存在し、この枢軸部70aがサポート部52の上面に付設されたブラケット52cに枢支連結されている。
操作レバー70のうち、第二横軸心x2から最も遠い側の端部には、上下方向に起立した姿勢の握り部70bが設けられている。このように、握り部70bが起立していることで、握り部70bを把持して第一縦軸心y1周りでのサポート部52の広角度での旋回操作を、持ち替えなどの必要なく容易に行い易い。
操作レバー70の枢軸部70aと握り部70bとを繋ぐ中間ロッド部分70cが、位置固定部材71の後述する係合凹部a1~a5に対して係脱可能に構成されている。この中間ロッド部分70cを下向きに押し付け付勢して、係合凹部a1~a5に対する係合を深める側へ揺動付勢するつる巻きバネ74(付勢バネに相当する)が、ブラケット52cの内側で枢軸部70aに巻回されている。
位置固定部材71は、平面視でチャンネル状に屈曲形成された板金部材で構成されている。この板金部材の下部が、平面視でU字状に屈曲形成された支持部14の前後方向に沿う箇所に設けられたものである。
位置固定部材71を構成する板金部材は、平面視でチャンネル状の開放側が走行機体1の横外方に向けられている。そして、下端部が支持部14の前後方向に沿う箇所を跨ぐ状態で溶接固定された第一固定部材72と、同じく平面視でチャンネル状の開放側が走行機体1の横外方に向けられ、かつ第一固定部材72を外側(機体内方側)から抱き込む状態で、第一固定部材72の上部に溶接固定された第二固定部材73と、を備えている。
位置固定部材71の上端縁部分には、操作レバー70の中間ロッド部分70cと係合する複数の係合凹部a1~a5が設けられている。
これらの係合凹部a1~a5は、操作レバー70の中間ロッド部分70cが入り込む深さの凹入溝によって形成され、中間ロッド部分70cが入り込んだ係合状態で、操作レバー70の水平方向移動を制限するものである。この操作レバー70の水平方向移動が制限されることにより、ラインマーカ5Aのサポート部52の第一縦軸心y1周りで旋回が規制されたロック状態となる。そして、いずれかの係合凹部a1~a5に係合している中間ロッド部分70cを係合凹部a1~a5から外すとロック解除状態となって、ラインマーカ5Aのサポート部52の第一縦軸心y1周りでの旋回が許容される。
具体的には、図4~図7のうち、図5に実線で示すように、ラインマーカ5Aのサポート部52を走行機体1の前後方向に沿わせて前向きとした前向き格納姿勢PFでは、操作レバー70の中間ロッド部分70cが係合凹部a5に係合してロック状態となる。
図5に仮想線で示すように、ラインマーカ5Aのサポート部52を走行機体1の斜め後方に向けた後向き格納姿勢PRでは、操作レバー70の中間ロッド部分70cが係合凹部a5に係合してロック状態となる。
図6に実線で示すように、ラインマーカ5Aのサポート部52を走行機体1の横外方へ向けた横向き作業姿勢PSでは、操作レバー70の中間ロッド部分70cが係合凹部a2と係合凹部a3との二箇所に係合してロック状態となる。
この横向き作業姿勢PSでは、操作レバー70の中間ロッド部分70cに対して、その中間ロッド部分70cの長手方向に離れた複数箇所(実施形態では二箇所)で、係合凹部a2,a3が係合する。このように中間ロッド部分70cの長手方向に離れた複数箇所で係合した状態を保って作業を行うことにより、ラインマーカ5Aによる走行目標線の形成作業を安定良く保ち易い。つまり、ラインマーカ5Aに、走行目標線の形成対象となる圃場の抵抗が作用するなどしてサポート部52に後方向きの多少の外力が作用しても、この外力の影響でサポート部52が後方へ振れてしまう虞を回避し易い。
位置固定部材71に形成される係合凹部a1~a5のうち、係合凹部a4は、ラインマーカ5Aを前向き格納姿勢PFに姿勢変更する前に、あるいは変更した後に、一時的に少し機体斜め前方に向く姿勢にして他物との接触を避けるなどの場合に用いることができる。
〔予備苗載せ台〕
予備苗載せ台12は、左右の側部ステップ22の横外側位置で、走行機体1の左右両側に設けられている。走行機体1の左右両側のそれぞれに、門形の支柱16が立設され、この支柱16の上半部に複数段の苗載置台部分17が装備され、最下段の苗載置台部分17が、前後に折り畳み展開可能な構造となっており、展開状態では前後方向に長く配設できるように構成されている。
門形の支柱16のそれぞれに対する、最下段の苗載置台部分17の取付箇所では、図8に示すように、支柱16に対する上下位置を固定及び固定解除可能な取付部材18が備えられている。それぞれの支柱16には、取付部材18と支柱16を上下複数箇所で連結するための連結ボルト19を挿通可能な止め孔16aが形成されている。止め孔16aは、支柱16の上下方向に沿う三箇所以上の複数箇所に形成され、かつ、支柱の上下方向で等間隔に設けられている。
したがって、、支柱16に対する取付部材18の上下位置を変更して苗載置台部分17の高さ変更を行いたい場合には、支柱16に形成された止め孔16aに対する連結ボルト19の挿通箇所を変更することによって、容易に変更することができる。そして、このとき、止め孔16aが、支柱16の上下方向に沿う三箇所以上で等間隔に設けられているので、上下二箇所の止め孔16aを利用して苗載置台部分17の高さを設定する際に、上の位置にある苗載置台部分17の下側を止める連結ボルト挿通用の止め孔16aを、下の位置に変更した苗載置台部分17の上側を止める連結ボルト挿通用の止め孔16aと兼用することができる。これによって、支柱16に形成する止め孔16aの個数を節減でき、止め孔16aの加工工数も少なくできる。
左右の予備苗載せ台12には、左右の支柱16,16の上部同士を連結する状態で、通信用アンテナ25の取付枠26が設けられている。
この通信用アンテナ25は、「全地球航法衛星システム;GNSS(Global Navigation Satellite System )」の通信に用いられるものであり、作業中、走行機体1の最も高い位置であるところの、予備苗載せ台12の頂部よりも高い位置に配設されている。
上記の通信用アンテナ25の取付枠26は、左右の支柱16,16の上部に対して、左右方向に沿う横軸心x3回りで回動可能に連結されており、図1及び図3に実線で示すように、通信用アンテナ25を予備苗載せ台12の頂部よりも高く位置させる起立姿勢と、仮想線で示すように後方下方に反転して、起立姿勢よりも低くなるように折り畳まれた倒伏姿勢とに、姿勢切換可能に構成されている。
そして、図1及び図3に示すように、サポート部52に対して延出杆部53を起立させたラインマーカ5Aの前向き格納姿勢PF、又は、後向き格納姿勢PRで、ラインマーカ5Aの頂部が、通信用アンテナ25の取付枠26を倒伏姿勢に切り換えた予備苗載せ台12の頂部よりも低く位置するように、予備苗載せ台12とラインマーカ5Aの頂部との相対高さを設定してある。
〔別実施形態〕
以下、別実施形態について説明する。下記の各別実施形態は、矛盾が生じない限り、複数組み合わせて用いてもよい。なお、本発明の範囲は、これら実施形態の内容に限定されるものではない。
(1)上述した実施形態では、後行程用の走行目標線を圃場に形成するためのラインマーカ5Aと、隣接条を走行指標として用いるための隣接マーカ5Bと、の両方を併設した構造の水田作業機を例示したが、隣接マーカ5Bを省略して、ラインマーカ5Aのみを設けたものであってもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
(2)上述した実施形態では、後行程用の走行目標線を圃場に形成するためのラインマーカ5Aと、隣接条を走行指標として用いるための隣接マーカ5Bとを、共通の連結ブラケット50に装着して走行機体1に取り付けるようにしたものを例示しが、これらのラインマーカ5Aと隣接マーカ5Bとを、個別に走行機体1に取り付けても良く、前後方向で離れた箇所に取り付けてもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
(3)上述した実施形態では、ロック機構7が操作レバー70と位置固定部材71とを用いて構成され、前向き格納姿勢PFと後向き格納姿勢PRでは、位置固定用の係合箇所が一箇所であり、横向き作業姿勢PSでは、位置固定用の係合箇所が二箇所である構造のものを例示したが、必ずしもこの構造に限定されるものではない。
例えば、横向き作業姿勢PSでの位置固定用の係合箇所を一箇所にしたり、三箇所以上の複数箇所に設定したものであってもよい。また、前向き格納姿勢PFと後向き格納姿勢PRでも係合箇所を複数に設定してもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
(4)上述した実施形態では、ラインマーカ5Aの第一縦軸心y1回りでの揺動による位置変更を、前向き格納姿勢PFと後向き格納姿勢PRと横向き作業姿勢PSと、の予め設定された三箇所で行えるようにした構造のものを例示したが、必ずしもこの構造に限定されるものではない。
例えば、位置固定部材71での係合凹部a1~a5を、第一縦軸心y1回りの三箇所に限らず、前向き格納姿勢PF、後向き格納姿勢PR、及び横向き作業姿勢PS、を含む多数箇所への姿勢変更を許容し得るように形成して、第一縦軸心y1回りの任意の角度で位置固定できるようにしてもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
(5)上述した実施形態では、ロック機構7として、ラインマーカ5Aの第一縦軸心y1回りでの位置変更を行うための操作レバー70をロック機構7の構成部材として兼用するようにした構造を例示したが、必ずしもこの構造に限定されるものではない。
例えば、操作レバー70とは別に、位置固定部材71の係合凹部a1~a5に係止される別の部材を用いたものであっても良く、操作レバー70と併用する構造のものであってもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
本発明は、苗植付装置6を備えた水田作業機の他、直播装置を備えた水田作業機にも利用可能である。
1 走行機体
5A ラインマーカ
5B 隣接マーカ
7 ロック機構
12 予備苗載せ台
15 取付ブラケット
16 支柱
16a 止め孔
17 苗載置台部分
18 取付部材
19 連結ボルト
25 通信用アンテナ
30 運転部ステップ
32 運転座席
33 幅狭部分
34 幅広部分
52 サポート部
53 延出杆部
70 操作レバー
74 付勢バネ
a1~a5 係合凹部
y1 第一縦軸心
x1 第一横軸心
y2 第二縦軸心
x2 第二横軸心
PF 前向き格納姿勢
PR 後向き格納姿勢
PS 横向き作業姿勢

Claims (10)

  1. 乗用型の走行機体に運転座席が設けられ、
    前記運転座席よりも前方における機体横側部位置に、後行程用の走行目標線を圃場に形成するためのラインマーカが備えられ、
    前記ラインマーカが、上下方向に沿う第一縦軸心周りで左右揺動可能に前記走行機体に対して支持されたサポート部と、前記サポート部の先端部に設けられた水平方向に沿う第一横軸心周りで起伏揺動可能に支持された延出杆部と、を備え、
    前記サポート部が、前記第一縦軸心から前記走行機体の横外方へ向けて延出される横向き作業姿勢と、前記第一縦軸心から前記走行機体に沿って前方向きに延出される前向き格納姿勢と、前記第一縦軸心から前記走行機体の後方向きに延出される後向き格納姿勢と、に姿勢切換可能に構成され
    前記サポート部と一体に前記第一縦軸心回りで旋回可能な操作レバーが取り付けられているとともに、前記操作レバーが、前記サポート部に対して前記第一縦軸心と交差する方向の第二横軸心回りで起伏揺動可能に装着され、
    前記走行機体に、前記第二横軸心回りで起伏揺動操作される前記操作レバーと係合して、前記サポート部の前記第一縦軸心回りでの旋回を規制することが可能な係合凹部が設けられ、
    前記操作レバーは、前記操作レバーの揺動支点側の端部に設けられ、前記第二横軸心の軸線方向に沿う枢軸部と、前記揺動支点側とは反対側の端部に設けられている握り部と、前記枢軸部と前記握り部とを繋ぐ中間ロッド部分とが備えられ、
    前記操作レバーの前記中間ロッド部分と前記係合凹部とを係合及び係合解除することによって、前記走行機体に対する前記サポート部の姿勢を固定及び固定解除可能なロック機構が構成されている水田作業機。
  2. 前記操作レバーは、前記サポート部のうち、前記延出杆部が設けられた先端部とは反対側の基端部箇所に取り付けられている請求項1記載の水田作業機。
  3. 前記ロック機構には、前記横向き作業姿勢における前記操作レバーの長手方向での複数箇所で前記操作レバーと係合するように、複数の係合凹部が形成されている請求項2記載の水田作業機。
  4. 前記第二横軸心回りで起伏揺動可能な前記操作レバーを、前記係合凹部へ係合させる側へ付勢する付勢バネが備えられている請求項2又は3記載の水田作業機。
  5. 前記走行機体の運転部ステップのうち、前記運転座席よりも前方側箇所の前記運転部ステップに、前記運転座席に近い後方寄りの幅広部分と、前記運転座席から遠い前方側寄りの幅狭部分とが形成され、
    前記ラインマーカの前記第一縦軸芯が、前記幅狭部分の横側脇に設けられ、前記前向き格納姿勢における前記サポート部が、前記幅広部分の左右方向幅よりも機体中央側に位置するように構成されている請求項1~4のいずれか一項記載の水田作業機。
  6. 前記運転座席よりも前方における機体横側部で、前記ラインマーカの前記第一縦軸心回りでの移動軌跡よりも下方位置に、隣接条を走行指標として用いるための隣接マーカが備えられている請求項1~5のいずれか一項記載の水田作業機。
  7. 前記隣接マーカは、前記サポート部を前記走行機体に取り付けるための取付ブラケットに支持されて、前記第一縦軸心とは別の上下方向に沿う第二縦軸心周りで、前記ラインマーカとは別に左右揺動可能に構成されている請求項6記載の水田作業機。
  8. 前記隣接マーカは、前記ラインマーカの前記第一縦軸心よりも前方側位置と、後方側位置と、の複数箇所に対して、択一的に枢支連結可能に構成されている請求項6又は7記載の水田作業機。
  9. 前記走行機体の左右両側に予備苗載せ台が立設され、
    前記予備苗載せ台の上部に通信用アンテナが設けられ、
    前記通信用アンテナは、前記予備苗載せ台の頂部よりも高く位置する起立姿勢と、その起立姿勢よりも低くなるように折り畳まれた倒伏姿勢と、に姿勢切換可能に構成され、
    前記前向き格納姿勢及び前記後向き格納姿勢における前記ラインマーカの前記延出杆部の頂部が、前記通信用アンテナを前記倒伏姿勢にした状態での前記予備苗載せ台の頂部よりも低い位置にある請求項1~8のいずれか一項記載の水田作業機。
  10. 前記予備苗載せ台に、前記走行機体の左右両側に立設された支柱と、その支柱に支持された苗載置台部分と、が備えられ、
    前記苗載置台部分に、前記支柱に対する上下位置を固定及び固定解除可能な取付部材が備えられ、
    前記取付部材と前記支柱を上下複数箇所で連結する連結ボルトが備えられ、
    前記連結ボルトを挿通可能な止め孔が、前記支柱の上下方向に沿う三箇所以上の複数箇所に形成され、
    前記止め孔は、前記支柱の上下方向で等間隔に設けられている請求項9記載の水田作業機。
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