JP5975913B2 - 水田作業機 - Google Patents

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Description

本発明は、乗用型の走行機体と、前記走行機体の前部から揺動軸芯まわりに前後揺動自在に延出され、走行機体横方向に沿った横外向き取付姿勢と、走行機体前後方向に沿った前向き取付姿勢とに姿勢変更操作自在なマーカ支持アームと、前記マーカ支持アームの延出端側に上昇収容姿勢と下降使用姿勢とに上下揺動自在に支持された走行目標線形成用のマーカとを備えた水田作業機に関する。
上記した水田作業機は、走行機体横方向での作業範囲が広くても、マーカをコンパクトに格納することが可能になったものである。
つまり、走行機体横方向での作業範囲が広い場合、マーカを走行機体から横外側に長く延出させて、走行機体から横外側に遠く離れた箇所にマーカを接地させて走行目標線を形成する必要があるが、マーカ支持アームを横外向き取付姿勢にすれば、マーカ支持アームによってマーカを走行機体の横外側に張り出すことができ、走行目標線を形成すべき所定箇所までの走行機体からの長さに比して短い長さのマーカを採用しても、走行機体から横外側に遠く離れた所定箇所にマーカを接地させることができる。
このように走行機体から横外側に遠く離れた箇所に走行目標線を形成することができながら、マーカ支持アームを前向き取付姿勢にすると共にマーカを上昇収容姿勢にすることにより、マーカを走行機体側に引き寄せることができ、引き寄せた箇所でマーカが機体上下方向に沿った姿勢になることにより、マーカをコンパクトに格納できる。
この種の水田作業機として、従来、例えば特許文献1に示されたものがあった。この水田作業機では、走行機体に設けた予備苗載せ台支持用のフレームからマーカ支持アームが機体上下向きの軸芯まわりに揺動自在に延出され、マーカ支持アームの延出端部にマーカが下降使用姿勢と上昇格納姿勢(上昇収容姿勢)とに上下揺動自在に支持されている。
特開2005−143430号公報
この種の水田作業機において、走行機体に設けた操作機構によってマーカを姿勢切り換えできるようにするのに、揺動リンクや操作ケーブルを備えて成る連係機構を採用して操作機構とマーカとを連係させた場合、連係距離がマーカ支持アームのために長くなることや、姿勢変更されるマーカ支持アームに付いてマーカが移動することを可能する機能を連係機構に備えさせる必要があるなどにより、連係機構が大型かつ複雑な構造のものになる。
この種の水田作業機では、横外向き取付姿勢にしたマーカ支持アームが運転部の走行機体横外側に位置する乗降通路の前付近に位置する構成になりがちであることにより、連係機構が大型になると、連係機構と乗降通路とが近付き易い。
本発明の目的は、走行機体に設けた操作機構によるマーカの姿勢切り換えを構造簡単にできると共に連係機構と乗降通路とを離し易い水田作業機を提供することにある。
本第1発明による水田作業機は、
乗用型の走行機体と、
前記走行機体の前部から揺動軸芯まわりに前後揺動自在に延出され、走行機体横方向に沿った横外向き取付姿勢と、走行機体前後方向に沿った前向き取付姿勢とに姿勢変更操作自在なマーカ支持アームと、
前記マーカ支持アームの延出端側に上昇収容姿勢と下降使用姿勢とに上下揺動自在に支持された走行目標線形成用のマーカと、
前記マーカ支持アームに設けた支持部材に支持された電動モータと、
前記マーカが前記電動モータによって前記上昇収容姿勢と前記下降使用姿勢とに切り換え操作されるように、前記マーカと前記電動モータとを連動させた機械式の連動機構とを備え、
前記支持部材は、当該支持部材の下面と前記マーカ支持アームの上面とが突き合う状態で前記マーカ支持アームに支持されており、 前記マーカ支持アームを前記横外向き取付姿勢に変更した状態において走行機体後方向きになる前記マーカ支持アーム及び前記支持部材の側面が面一又はほぼ面一であり、
前記マーカに連結されて前記連動機構を構成しているマーカ側連動部材が、前記マーカ支持アームを前記横外向き取付姿勢に姿勢変更した状態での前記支持部材に対して走行機体前方側に位置している。
本第1発明の構成によると、走行機体に設けた操作機構と電動モータとを電気ケーブルによって連係させることにより、操作機構を操作すれば、電動モータが作動してマーカを下降使用姿勢や上昇収容姿勢に切り換え操作する。
マーカ支持アームの姿勢変更が行われて、マーカがマーカ支持アームに付いて移動することを電気ケーブルの屈曲によって可能にできる。
マーカ支持アームを横外向き取付姿勢にした状態において、走行機体後方向きになるマーカ支持アーム及び支持部材の側面が面一又はほぼ面一であることにより、かつ連動機構を構成しているマーカ側連動部材が支持部材に対して走行機体前方側に位置していることにより、マーカ支持アームを横外向き取付姿勢にしても、支持部材から走行機体後方側に突出する部材を無くすとか、突出部材の突出を少なく抑制することができ、電動モータや連動機構と乗降通路とを離し易い。
従って、本第1発明によると、走行機体に設けた操作機構によるマーカの姿勢変更を可能にするのに、電気ケーブル及び電動モータで成るコンパクトかつ簡素な連係機構を採用して、かつ連動機構と乗降通路とを離し易い状態で可能にできるので、電気ケーブル、電動モータ及び連動機構で成る連係機構の全体と乗降通路とを極力離すことができる。
本第2発明では、前記支持部材が走行機体平面視で前記マーカ支持アームの横幅内に位置する。
本第2発明の構成によると、支持部材がマーカ支持アームから乗降通路側に突出せず、連動機構などを乗降通路からより離し易い。
従って、本第2発明によると、連係機構の全体と乗降通路とをより離し易い。
本第3発明では、前記電動モータ又は前記電動モータの出力部を覆う防塵カバーを前記マーカ支持アームに支持させ、前記マーカ側連動部材が前記防塵カバーの外部に位置している。
本第3発明の構成によると、マーカ支持アームを横外向き取付姿勢にした状態で支持部材に対して乗降通路が位置する側とは反対側に位置するマーカ側連動部材が防塵カバーの外部に位置することにより、防塵カバーを極力コンパクトなカバーで済ませられる。
従って、本第3発明によると、電動モータ又は電動モータの出力部の防塵をコンパクトにできる。
本第4発明では、
乗用型の走行機体と、
前記走行機体の前部から揺動軸芯まわりに前後揺動自在に延出され、走行機体横方向に沿った横外向き取付姿勢と、走行機体前後方向に沿った前向き取付姿勢とに姿勢変更操作自在なマーカ支持アームと、
前記マーカ支持アームの延出端側に上昇収容姿勢と下降使用姿勢とに上下揺動自在に支持された走行目標線形成用のマーカと、
前記マーカ支持アームに設けた支持部材に支持された電動モータと、
前記マーカが前記電動モータによって前記上昇収容姿勢と前記下降使用姿勢とに切り換え操作されるように、前記マーカと前記電動モータとを連動させた機械式の連動機構とを備え、
前記マーカ支持アームを前記横外向き取付姿勢に変更した状態において走行機体後方向きになる前記マーカ支持アーム及び前記支持部材の側面が面一又はほぼ面一であり、
前記マーカに連結されて前記連動機構を構成しているマーカ側連動部材が、前記マーカ支持アームを前記横外向き取付姿勢に姿勢変更した状態での前記支持部材に対して走行機体前方側に位置しており、
走行機体側から延出され、延出端部が前記マーカに脱着自在に掛止されて前記マーカを前記上昇収容姿勢又は前記上昇収容姿勢よりも上昇した上昇格納姿勢に保持する保持杆を備え、
前記保持杆が前記マーカ支持アームの前記揺動軸芯と同一又はほぼ同一の軸芯まわりに前後揺動自在に支持されている。
本第4発明の構成によると、保持杆をマーカに掛止させたままでマーカ支持アームを揺動させようとすると、保持杆がマーカから受ける操作力により、マーカ支持アームの揺動軸芯と同一又はほぼ同一の軸芯まわりに揺動してマーカ支持アームの揺動を可能にする。従って、マーカ支持アームを横外向き取付姿勢と前向き取付姿勢とに切り換えるのに、マーカを保持杆によって上昇収容姿勢又は上昇格納姿勢に保持させたままの状態で切り換えることができる。
従って、本第4発明によると、段落〔0009〕から〔0011〕に記載された作用、効果と同じ作用、効果を備えるのに加え、作業走行や移動走行に切り換える際など、マーカ支持アームを横外向き取付姿勢と前向き取付姿勢とに切り換えるのに、マーカを保持杆によって上昇収容姿勢又は上昇格納姿勢に保持させてマーカが大きく揺れ動くことを防止しながら切り換えることができて、切り換え操作し易い。
本第5発明では、前記走行機体の前部から姿勢変更軸芯まわりに前後揺動自在に延出する状態で前記走行機体に取付けられ、走行機体横方向に沿った横外向き取付姿勢にすることで使用状態になり、走行機体前後方向に沿った前向き取付姿勢にすることで格納状態になる隣接マーカを備え、前記使用状態の隣接マーカが前記横外向き取付姿勢の前記マーカ支持アームの走行機体後方側に前記マーカ支持アームに沿って位置する。
本第5発明の構成によると、隣接マーカを使用状態にすると、隣接マーカが横外向き取付姿勢のマーカ支持アームの走行機体後方側にマーカ支持アームに沿って位置し、電動モータや連動機構を隣接マーカによってガードさせることができる。
従って、本第5発明によると、隣接マーカにガード機能を備えさせた簡単な構造によって電動モータや連動機構の損傷や破損を防止や抑制できる。
水田作業機の全体を示す側面図である。 水田作業機の全体を示す平面図である。 マーカ格納状態のマーカ装置を示す正面図である。 作業走行時でのマーカ装置を示す平面図である。 作業走行時でのマーカ装置を示す正面図である。 上昇収容姿勢及び格納状態のマーカを示す正面図である。 マーカの支持構造及びロック機構を示す斜視図である。 (A)は、防塵カバーを取り外した状態の連動機構を示す縦断側面図、(B)は、防塵カバーを取り付けた状態の連動機構を示す縦断側面図である。 防塵カバーを取り付けた状態の連動機構を示す縦断後面図である。 (A)は、前車輪の最大切れ角を大角度に設定する状態の操向規制装置を示す底面図、(B)は、前車輪の最大切れ角を小角度に変更して設定する状態の操向規制装置を示す底面図である。 別の実施構造を備えた隣接マーカの支持構造を示す斜視図である。 別の実施構造を備えた連動機構を示す正面図である。 別の実施構造を備えたロック機構を示す正面図である。 (A)は、別の実施構造を備えたロック機構であって、マーカ支持アームを横外向き取付姿勢にロックした作用状態のロック機構を示す平面図、(B)は、別の実施構造を備えたロック機構であって、マーカ支持アームを前向き取付姿勢にロックした作用状態のロック機構を示す平面図である。 別の実施構造を備えたマーカ装置を示す平面図である。 別の実施構造を備えたマーカ装置を示す正面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施例に係る水田作業機の全体を示す側面図である。図2は、本発明の実施例に係る水田作業機の全体を示す平面図である。図1,2に示すように、本発明の実施例に係る水田作業機は、左右一対の操向操作自在な前車輪1,1及び左右一対の後車輪2,2が機体前部に設けたエンジン3からの動力によって駆動されて走行するよう構成した走行機体と、走行機体の機体フレーム17の後部に上下揺動操作自在なリンク機構4を介して連結され、昇降シリンダ5によるリンク機構4の揺動操作によって下降作業状態と上昇非作業状態とに昇降操作される苗植付装置6と、走行機体の前部に設けた左右一対の肥料タンク30,30を有した施肥装置7とを備えている。
水田作業機は、苗植付装置6を下降作業状態にして走行機体を走行させることにより、苗植付装置6によって10条植え可能な苗植え付け作業を行い、施肥装置7によって各植付条における植付苗の横側近くに肥料を供給する施肥作業を行う。
走行機体について説明する。
図1,2に示すように、走行機体は、機体後部に設けた運転座席10及び運転座席10の前方に設けたステアリングハンドル11が装備された運転部Aを備え、運転部Aに搭乗して操縦するように乗用型になっている。走行機体には、運転座席10の前方下方に配備した運転ステップ12、運転ステップ12の両横端部の下方に配備した乗降用ステップ13を備えてある。
図10(A)に示すように、エンジン3からの駆動力を前車輪1及び後車輪2に伝達するミッションケース14(図1参照)の下部に操向連動部材15を支軸15aの機体上下向き軸芯まわりに揺動自在に支持させ、ステアリングハンドル11(図1参照)が回転操作されると、その操作力がステアリングギヤ機構(図示せず)を介して操向連動部材15に伝達され、操向連動部材15から左右の連動ロッド16を介して左右の前車輪1のピットマンアーム(図示せず)に伝達されるように構成してある。
左右一対のエンジン支持フレーム18,18を連結する連結フレーム18aに操向規制部材19を支持させ、前車輪1の直進向きからの操向角が設定操向角になると、操向連動部材15に突設してある当接部15bが操向規制部材19の横端に位置するストッパー部19aに当接して受け止め支持されて、前車輪1の設定操向角を超えての操向操作が不能になるように操向規制装置を構成してある。
操向規制部材19は、連結フレーム18aに溶接によって固定されている。操向規制部材19に、図10(B)に示す如き別の操向規制部材19cを連結するためのボルト孔19eを設け、前車輪1の最大切れ角が異なる仕様の走行機体を構成できるように構成してある。
つまり、図10(B)に示すように、操向規制部材19にこれとは別の脱着自在な操向規制部材19cを連結ボルト19bによって取り付ける。別の操向規制部材19cが備える左右一対のストッパー部19d,19dの間隔は、操向規制部材19が備える左右一対のストッパー部19a,19aの間隔よりも広く設定してある。
従って、操向連動部材15が前車輪1の操向操作によって揺動していくと、操向連動部材15の当接部15bが別の操向規制部材19cのストッパー部19dに当接し、別の操向規制部材19cが操向連動部材15を受け止め支持して前車輪1のこれ以上の操向揺動を不能にする。このときの前車輪1の直進向きからの操向角が、操向規制部材19が操向連動部材15を受け止め支持するときの操向角よりも小になる。
苗植付装置6について説明する。
図1,2に示すように、苗植付装置6は、リンク機構4の後部部材4aに前端部が連結された植付フレームFと、植付フレームFの後端部に走行機体横方向に一列に並べて取り付けられた10個の苗植付機構20と、植付フレームFの前部の上方に設けられた苗載台21と、植付フレームFの下部に走行機体横方向に並べて取り付けられた5つの接地フロート22とを備えている。
植付フレームFは、走行機体横方向に所定間隔を隔てて一列に並ぶ5つの植付駆動ケース23を備えて構成されている。10個の苗植付機構20は、各植付駆動ケース23の後端部の両横側に1つずつ駆動自在に支持される状態で植付フレームFに取り付けられている。苗載台21は、走行機体横方向に一列に並べて設け、マット状苗を載置するよう構成された10個の苗載置部21aを備えている。苗載台21は、植付フレームFに設けられた支柱24などに走行機体横方向に往復移動自在に支持されている。苗載台21は、苗植付機構20の苗植え運動に連動させて往復移送され、各苗植付機構20に苗載置部21aから苗供給する。各接地フロート22は、苗植付装置6の下降作業状態において、圃場面に接地して、各苗植付機構20による苗植深さが所定深さになるように苗植付装置6を支持し、かつ苗植付機構20による苗植え箇所を整地する。
施肥装置7について説明する。
図1,2に示すように、施肥装置7は、走行機体の前部に原動部8の両横側方に振り分けて設けられた左右一対の肥料タンク30,30と、苗植付装置6の下部に走行機体横方向に並べて設けられた10本の側条施肥ノズル31とを備えている。
10本の側条施肥ノズル31は、10個の苗植付機構20による植付苗の横側近くに1本ずつ位置する配置で5つの接地フロート22に振り分けて支持されている。10本の側条施肥ノズル31のうちの左側の5本の側条施肥ノズル31は、左右一対の肥料タンク30,30のうちの左の肥料タンク30にスクリューポンプで成る側条施肥ポンプ(図示せず)及び施肥ホース33を介して接続されている。10本の側条施肥ノズル31のうちの右側の5本の側条施肥ノズル31は、左右一対の肥料タンク30,30のうちの右の肥料タンク30にスクリューポンプで成る側条施肥ポンプ(図示せず)及び施肥ホース33を介して接続されている。
従って、施肥装置7は、左右の肥料タンク30に貯留されたペースト状の肥料を、10個の側条施肥ポンプによって肥料タンク30から取出して10本の側条施肥ノズル31に各別に供給し、各苗植付機構20による植付苗の横側近くの圃場箇所に側条施肥ノズル31から供給する。
走行目標線に関する説明を行う。
図1,2,3に示すように、走行機体の前部の両横側にマーカ装置40を設け、走行機体の前端部の左右中央箇所にセンタマーカ9を設けてある。
つまり、作業走行の際、走行機体横側方の圃場面箇所にマーカ装置40によって走行目標線L(図4参照)を形成し、その作業走行による苗植付けを終えた苗植え済み箇所に隣接する作業対象箇所を作業走行する際、先に形成した走行目標線Lにセンタマーカ9を位置合わせしながら走行することにより、先の作業走行による植付苗の機体走行方向での苗列と、今回の作業走行による植付苗の機体走行方向での苗列とが平行又はほぼ平行になる状態で作業走行できるように構成してある。
左のマーカ装置40と右のマーカ装置40とは、走行機体から横外向きに突出する突出向きの点で相違しているが、その他の点では同じ構成を備えているので、左のマーカ装置40の詳細な構造は図示するが、右のマーカ装置40の詳細な構造は図示せずに説明する。
図1〜7に示すように、マーカ装置40は、走行機体の前部の横側部位であって、乗降用ステップ13(図1参照)を備えた乗降通路の前側の部位に設けた支持部41から延出するマーカ支持アーム42と、マーカ支持アーム42の延出端側に基端部が連結されたマーカ43とを備えている。支持部41は、走行機体の下部の前輪上方箇所に配備された支持フレーム44のうちの走行機体横向きの中央部分に対して走行機体前後向きに曲げ成形された端部分によって構成してある。支持フレーム44は、肥料タンク30の載置枠34、及び肥料タンク30と原動部8の間に位置する予備苗台支柱Sを支持するよう構成されている。
マーカ支持アーム42の基部が支持部41に設けた支持板部41aに機体上下向きの連結軸45を介して回動自在に連結されており、マーカ支持アーム42は、連結軸45の軸芯で成る機体上下向きの揺動軸芯Pまわりに前後揺動自在に支持部41に取り付けられている。マーカ支持アーム42は、基部から走行機体上方向きに延出した切換えレバー46によって運転部Aから操作容易に前後揺動操作できるように構成してある。マーカ支持アーム42を前後揺動操作することにより、マーカ支持アーム42の取付姿勢を、図4,5に示す如く延出端側が走行機体横外側に向かう状態で走行機体横方向に沿った横外向き取付け姿勢と、図1,2,3に示す如く延出端側が走行機体前方側に向かう状態で走行機体前後方向に沿った前向き取付姿勢とに変更できるようになっている。
図7,8に示すように、切換えレバー46の折曲げ端部で成る支軸46aから延出したロックアーム50を備えて、マーカ支持アーム42を横外向き取付姿勢及び前向き取付姿勢に固定するロック機構51を構成してある。
すなわち、切換えレバー46の支軸46aは、マーカ支持アーム42に板金部材を付設して設けたレバー支持部42aに回動自在に支持されており、ロックアーム50は、支軸46aと一体回転自在になっている。
ロック機構51は、ロックアーム50を備える他、支軸46aに一体回転自在に設けたばね受部材52に連結したロックばね53と、走行機体の支持部41に板金部材を付設して設けた一対のロック凹部54a,54bとを備えて構成してある。ロックばね53のばね受部材52に連結している側と反対側の端部は、マーカ支持アーム42に設けたばね受部42bに連結されている。
ロック機構51は、マーカ支持アーム42を横外向き取付姿勢に切り換えると、切換えレバー46がロックばね53によって支軸46aの軸芯まわりに揺動付勢されることで、ロックアーム50が一対のロック凹部54a,54bのうちの連結軸45に対して走行機体横内方側に位置するロック凹部54bに係入操作されると共にロックアーム50のロック凹部54bへの係入が維持されることにより、作用状態になり、ロックアーム50を介してのマーカ支持アーム42と支持部41との係合により、マーカ支持アーム42を横向き取付姿勢にロックする。
ロック機構51は、マーカ支持アーム42を前向き取付姿勢に切り換えると、切換えレバー46がロックばね53によって支軸46aの軸芯まわりに揺動付勢されることで、ロックアーム50が一対のロック凹部54a,54bのうちの連結軸45に対して走行機体後方側に位置するロック凹部54aに係入操作されると共にロックアーム50のロック凹部54aへの係入が維持されることにより、作用状態になり、ロックアーム50を介してのマーカ支持アーム42と支持部41との係合により、マーカ支持アーム42を前向き取付姿勢にロックする。
ロック機構51は、切換えレバー46を支軸46aの軸芯まわりにロックばね53に抗して揺動操作してロックアーム50をロック凹部54a及びロック凹部54bから抜き出し操作することにより、解除状態になり、マーカ支持アーム42の揺動操作を可能にする。
マーカ43は、マーカ支持アーム42に連結している基端側部分43aに対して先端側部分43bが折れ曲がった形状に形成されたアーム部43cと、先端側部分43bの先端部に回転自在に支持された回転マーカ43dとを備えて構成してある。
マーカ43は、アーム部43cの基端部に板金部材を取り付けて設けた連結部43eがマーカ支持アーム42の延出端側に連結軸42cを介して回動自在に連結されていることにより、マーカ支持アーム42の延出端側に連結軸42cの軸芯で成る起伏軸芯Xまわりに上下揺動自在に支持されている。マーカ43は、マーカ支持アーム42に対して下降揺動操作して倒伏させることにより、下降使用姿勢になって、回転マーカ43dを圃場面に接地させることができる。マーカ43は、マーカ支持アーム42に対して上昇揺動操作して起立させることにより、上昇収容姿勢になって、回転マーカ43dを圃場面から上昇させることができる。
マーカ43は、走行機体に装備された操作機構48(図9参照)に、マーカ支持アーム42に支持された電動モータ61を備えた連係機構60によって連係されており、操作機構48によって下降使用姿勢と上昇収容姿勢とに切り換え操作される。
すなわち、連係機構60は、マーカ支持アーム42に支持された電動モータ61を備える他、電動モータ61と操作機構48とを連係させている電気ケーブル62、電動モータ61とマーカ43とを連動させている連動機構63を備えて構成してある。
図8,9に示すように、電動モータ61は、マーカ支持アーム42に設けた支持部材70に支持されている。具体的には、支持部材70は、マーカ支持アーム42の上面から走行機体上方向きに突設してある。電動モータ61の下部に出力部61aが備えられている。出力部61aは、電動モータ61の本体の下部に連結された減速出力ケース61bと、減速出力ケース61bに収容された減速機構(図示せず)と、電動モータ61の出力軸(図示せず)に減速機構(図示せず)を介して連動された状態で減速出力ケース61bに保持された出力ギヤ61cとを備えている。支持部材70は、走行機体平面視で支持部材70がマーカ支持アーム42の横幅内に位置する状態で、かつマーカ支持アーム42を横外向き取付姿勢に姿勢変更した状態において走行機体後方向きになる支持部材70及びマーカ支持アーム42の側面70aがほぼ面一になる状態で配備されている。マーカ支持アーム42を横外向き取付姿勢に姿勢変更した状態において走行機体後方向きになる支持部材70の側面70aに減速出力ケース61bを連結することにより、電動モータ61が支持部材70に支持されている。
図8,9に示すように、連動機構63は、電動モータ61の出力ギヤ61cに噛み合った連動ギヤ64と、連動ギヤ64の回転支軸64aに一体回転自在に連結された揺動アーム65と、揺動アーム65とマーカ43の連結部43eとにわたって連結された連動杆66とを備えて構成してある。連動杆66は、揺動アーム65に連結している部位とマーカ43の連結部43eに連結している部位との間に位置するコイル部66aを備えた捩じりばねによって構成してある。
連動ギヤ64の回転支軸64aは、支持部材70を貫通した状態で支持部材70に回転自在に支持されている。電動モータ61に連結されて連動機構63を構成しているモータ側連動部材としての連動ギヤ64は、マーカ支持アーム42を横向き取付姿勢に姿勢変更した状態の支持部材70に対して走行機体後方側に位置している。マーカ43に連結されて連動機構63を構成しているマーカ側連動部材としての連動杆66及び揺動アーム65は、マーカ支持アーム42を横向き取付姿勢に姿勢変更した状態の支持部材70に対して走行機体前方側に位置している。
図8(B)は、防塵カバー71を取り付けた状態での連動機構63を示す縦断側面図である。図9は、防塵カバー71を取り付けた状態での連動機構63を示す縦断後面図である。図8(B)及び図9に示すように、マーカ支持アーム42に防塵カバー71を支持させてある。
防塵カバー71は、天板部71aを支持部材70の上部に設けた連結部70bに連結ボルト72によって脱着自在に連結するように構成してある。
防塵カバー71は、天板部71aに設けた貫通孔73から電動モータ61が外部に突出し、側板部71bに設けた切欠孔71c(図5参照)を回転支軸64aが通って、側板部71bが支持部材70と揺動アーム65との間に入り込む形状を備えて構成してあり、電動モータ61と、マーカ側連動部材としての連動杆66及び揺動アーム65とを防塵カバー71の外部に位置させた状態で、電動モータ61の出力部61a、モータ側連動部材としての連動ギヤ64、及び支持部材70を覆うように構成してある。
図(4)は、作業走行時でのマーカ装置40を示す平面図である。図(5)は、作業走行時でのマーカ装置40を示す正面図である。図4,5に示すように、作業走行時には、マーカ支持アーム42を切換えレバー46による操作によって横向き取付姿勢に姿勢変更して、横向き取付姿勢にロック機構51によってロックしておく。そして、作業走行の際、操作機構48を人為的に操作することにより、あるいは操作機構48を苗植付装置6の下降に基づいて自動的に操作させることにより、電動モータ61が操作機構48からの操作指令を基に作動して揺動アーム65を揺動操作し、揺動アーム65が連動杆66を介してマーカ43を下降揺動操作することにより、マーカ43を下降使用姿勢に姿勢変更できて回転マーカ43dを圃場面の所定箇所に接地させることができる。接地した回転マーカ43dは、走行機体の走行によって回転操作され、周設してある泥掻き羽根43fによって所定量の泥土を間欠的に圃場面に?き揚げて盛って行き、圃場面に盛り上がり泥土の列を走行目標線Lとして形成していく。
旋回走行時には、操作機構48を人為的に操作することにより、あるいは操作機構48を苗植付装置6の上昇に基づいて自動的に操作させることにより、電動モータ61が操作機構48からの操作指令を基に作動して揺動アーム65を揺動操作し、揺動アーム65が連動杆66を介してマーカ43を上昇揺動操作することにより、図6に実線で示す如くマーカ43を上昇収容姿勢に姿勢変更できて回転マーカ43dを圃場面から高く持ちあげると共にアーム部43cの基端側部分43aを走行機体上下向きにした収納状態にマーカ43を収納できる。
図1,2,3に示すように、移動走行や格納時には、マーカ43を上昇収容姿勢にした状態のマーカ支持アーム42を切換えレバー46による操作によって前向き取付姿勢に姿勢変更して、前向き取付姿勢にロック機構51によってロックすることにより、マーカ43を作業時よりも走行機体横内方側に引き寄せて位置させると共にアーム部43cの基端側部分43aを走行機体上下向きにした格納状態にマーカ43を格納できる。
図3に示すように、マーカ43を格納状態にした際、二点鎖線で示す保持杆80により、マーカ43をマーカ支持アーム42に対する起立状態に保持できるように構成してある。
すなわち、保持杆80の一端側は、予備苗台支柱Sに設けたホルダー83に保持されている。マーカ43を格納状態にした際、保持杆80の他端側に設けてあるフック部をマーカ43の基端側部分43aに設けてある引き手81に掛止させることにより、保持杆80は、予備苗台支柱Sとマーカ43の基端側部分43aとを連結し、マーカ43をマーカ支持アーム42に対する起立状態に保持する。マーカ43の引き手81は、マーカ43の格納状態において、ステアリングハンドル11の上端と同じ又はほぼ同じ配置高さに位置するよう配備してある。
図7に示すように、ロック凹部54aを有した部材に設けることによって走行機体の支持部41に備えさせた連結部41bから隣接マーカ88を延出させてある。隣接マーカ88は、連結軸89の走行機体上下向きの軸芯まわりに前後方向に揺動操作することにより、指示バー88aを備えてある延出端側が走行機体横外向きになる状態で走行機体横方向に沿った横外向き使用姿勢と、延出端側が走行機体前方向きになる状態で走行機体前後方向に沿った前向き格納姿勢とに姿勢切換えできるように構成してある。隣接マーカ88は、横外向き使用姿勢に切り換えると、横外向き取付姿勢のマーカ支持アーム42の走行機体後方側にマーカ支持アーム42に沿って位置して、マーカ支持アーム42に対するガード機能を備えた状態になる。
切換えレバー46について詳述する。
図1,4,5に示すように、切換えレバー46は、マーカ支持アーム42を横外向き取付姿勢及び前向き取付姿勢のいずれに姿勢変更した場合でも、走行機体平面視で肥料タンク30よりも走行機体横外側の箇所に位置するように、かつ走行機体側面視で肥料タンク30と重なる状態で肥料タンク30と走行機体横方向に並んで位置するように配備してある。
図7に示すように、切換えレバー46のうちの握り部46bを備えている先端側レバー部46cがマーカ支持アーム42に連結している基端側レバー部46dに対して連結軸46eの軸芯まわりに揺動自在に連結されている。つまり、切換えレバー46は、図7に二点鎖線で示す如く先端側レバー部46cを基端側レバー部46dに対して折りたたんだ収納用の短縮状態と、図7に実線で示す如く先端側レバー部46cを基端側レバー部46dに対して伸展させた使用用の伸長状態とに切り換え自在な伸縮レバーに構成してある。
〔別実施形態〕
図11は、別の実施構造を備えた隣接マーカ88の支持構造を示す斜視図である。別の実施構造を備えた隣接マーカ88は、マーカ支持アーム42を揺動自在に支持する連結軸45に外嵌されるボス部88bを備えている。つまり、マーカ支持アーム42を前後揺動させる支点と、隣接マーカ88を前後揺動させる支点とが共用の支点になっている。
図12は、別の実施構造を備えた連動機構63を示す正面図である。図12に示すように、別の実施構造を備えた連動機構63には、支持部材70と連結部43eとに連結され、基端側部分43aを上昇付勢することによってマーカ43の上昇操作力を現出するスプリング57を備えてある。
防塵カバー71に、支持部材70に被さる部位からマーカ43が位置する側に突出する状態に延出してスプリング57を覆う延出部71dを備えてある。
図13は、別の実施構造を備えたロック機構51を示す正面図である。図13に示すように、別の実施構造を備えたロック機構51は、支持フレーム44の二股形の先端部44aに固定された位置決め体56と、マーカ支持アーム42の取付姿勢を切換え操作する切換えレバー46とによって、マーカ支持アーム42を横向き取付姿勢及び前向き取付姿勢にロックするように構成してある。
すなわち、支持フレーム44の先端部44aは、マーカ支持アーム42を揺動軸芯Pまわりに揺動自在に支持している。切換えレバー46は、マーカ支持アーム42に設けたレバー支持部42aに支軸46aで支持された基端側レバー部46dと、基端側レバー部46dに連結軸46eを介して揺動自在に支持された先端側レバー部46cとを備えて、屈伸自在なレバーに構成してある。切換えレバー46は、ロックばね53によって支軸46aの軸芯まわりに揺動付勢されている。
図14(A)は、マーカ支持アーム42を横向き取付姿勢にロックした作用状態でのロック機構51を示す平面図である。図14(A)に示すように、ロック機構51は、マーカ支持アーム42が横向き取付姿勢に切り換えられると、基端側レバー部46dが位置決め体56に設けてあるロック凹部56bにロックばね53によって係入操作されて作用状態になり、基端側レバー部46dと位置決め体56との係合によってマーカ支持アーム42を横向き取付姿勢にロックする。
図14(B)は、マーカ支持アーム42を前向き取付姿勢にロックした作用状態でのロック機構51を示す平面図である。図14(B)に示すように、ロック機構51は、マーカ支持アーム12が前向き取付姿勢に切り換えられると、基端側レバー部46dが位置決め体56に設けてあるロック凹部56aにロックばね53によって係入操作されて作用状態になり、基端側レバー部46dと位置決め体56との係合によってマーカ支持アーム42を前向き取付姿勢にロックする。
図15は、別の実施構造を備えたマーカ装置40であって、作業走行時でのマーカ装置40を示す平面図である。図16は、別の実施構造を備えたマーカ装置40であって、旋回走行時でのマーカ装置40を示す正面図である。図15,16に示すように、別の実施構造を備えたマーカ装置40では、切換えレバー46を、伸縮不能な一本レバーに構成してある。
別の実施構造を備えたマーカ装置40では、保持杆80は、肥料タンク30の載置枠34の後端部に板金部材を取り付けて構成することにより、走行機体側に支持されるようになった支持部34aから延出させてある。保持杆80の延出端部80aを、アーム部43cの基端側部分43aに折曲げロッドを連結して設けた引き手81に脱着自在なフック形状に形成してある。マーカ43における基端側部分43aに対する引き手81の取付け向きは、上昇収容姿勢のマーカ43における基端側部分43aから車体横内向きに延出し、かつ下降使用姿勢のマーカ43における基端側部分43aから車体前方向きに延出する取付け向きになっている。
上昇収容姿勢に姿勢変更したマーカ43を、引き手81による引き操作によって走行機体側に引き寄せ操作し、連動杆66に弾性変形が生じてマーカ43が上昇収容姿勢よりも更に上昇した上昇格納姿勢になると、引き手81に保持杆80の延出端部80aを掛止させると、保持杆80がマーカ43を連動杆66の弾性復元力に抗して上昇格納姿勢に引っ張り支持することにより、マーカ43を保持杆80によって上昇格納姿勢に保持できる。
保持杆80は、支持部34aに走行機体上下向きの連結軸82を介して揺動自在に支持されている。保持杆80は、連結軸82の配置設定により、マーカ支持アーム42の揺動軸芯Pと同一又はほぼ同一の軸芯P1まわりに揺動可能になっている。従って、保持杆80は、マーカ43に掛止された状態でもマーカ支持アーム42に付いて容易に揺動するのであり、マーカ43を保持杆80によって上昇格納姿勢に保持させたままでも、マーカ支持アーム42を横向き取付姿勢と前向き取付姿勢とに切換え操作できる。
別の実施構造を備えたマーカ装置40では、走行機体のフロントバンパ85に設けた連結部85aに前端側が掛止され、後端側がマーカ支持アーム42に設けた連結部42eに掛止されることにより、マーカ支持アーム42を横向き取付姿勢に引っ張り支持する脱着自在な揺動規制ワイヤ86を備えてある。従って、揺動規制ワイヤ86を使用することにより、マーカ43が圃場から受ける作用反力によるマーカ支持アーム42の湾曲などの変形や破損を防止できる。
〔別実施例〕
(1)上記した実施例では、回転マーカ43dによって圃場面に盛り上がり泥土の列を走行目標線Lとして形成するよう構成してマーカ43を採用した例を示したが、マーカの先端部が泥土内を移動して圃場面に溝型の走行目標線を形成する線引き型のマーカを採用して実施してもよい。
(2)上記した実施例では、支持部材70が走行機体平面視でマーカ支持アーム42の横幅内に位置する状態で、マーカ支持アーム42を横外向き取付姿勢にした状態において走行機体後方向きになるマーカ支持アーム42及び支持部材70の側面42d,70aがほぼ同一になるよう構成した例を示したが、マーカ支持アーム42及び支持部材70の側面42d,70aが同一になるように構成して、あるいは、支持部材70がマーカ支持アーム42から走行機体後方側に少し突出する状態でマーカ支持アーム42及び支持部材70の側面42d,70aがほぼ同一になるように構成して実施してもよい。
(3)上記した実施例では、電動モータ61が防塵カバー71から突出する状態で電動モータ61の出力部61aを防塵カバー71によって覆うよう構成した例を示したが、出力部61aだけでなく電動モータ61も防塵カバー71によって覆うよう構成して実施してもよい。
(4)上記した実施例では、マーカ43を上昇収容姿勢よりも更に上昇させた上昇格納姿勢にして保持杆80によって保持させるように構成した例を示したが、マーカ43を上昇収容姿勢で保持杆80によって保持させるように構成して実施してもよい。
本発明は、苗植付装置6を備えた水田作業機の他、直播装置を備えた水田作業機にも利用可能である。
42 マーカ支持アーム
42d 側面
43 マーカ
61 電動モータ
63 連動機構
70 支持部材
70a 側面
71 防塵カバー
80 保持杆
88 隣接マーカ
L 走行目標線
P 揺動軸芯
P1 揺動軸芯

Claims (5)

  1. 乗用型の走行機体と、
    前記走行機体の前部から揺動軸芯まわりに前後揺動自在に延出され、走行機体横方向に沿った横外向き取付姿勢と、走行機体前後方向に沿った前向き取付姿勢とに姿勢変更操作自在なマーカ支持アームと、
    前記マーカ支持アームの延出端側に上昇収容姿勢と下降使用姿勢とに上下揺動自在に支持された走行目標線形成用のマーカと、
    前記マーカ支持アームに設けた支持部材に支持された電動モータと、
    前記マーカが前記電動モータによって前記上昇収容姿勢と前記下降使用姿勢とに切り換え操作されるように、前記マーカと前記電動モータとを連動させた機械式の連動機構とを備え、
    前記支持部材は、当該支持部材の下面と前記マーカ支持アームの上面とが突き合う状態で前記マーカ支持アームに支持されており、
    前記マーカ支持アームを前記横外向き取付姿勢に変更した状態において走行機体後方向きになる前記マーカ支持アーム及び前記支持部材の側面が面一又はほぼ面一であり、
    前記マーカに連結されて前記連動機構を構成しているマーカ側連動部材が、前記マーカ支持アームを前記横外向き取付姿勢に姿勢変更した状態での前記支持部材に対して走行機体前方側に位置している水田作業機。
  2. 前記支持部材が走行機体平面視で前記マーカ支持アームの横幅内に位置する請求項1に記載の水田作業機。
  3. 前記電動モータ又は電動モータの出力部を覆う防塵カバーを前記マーカ支持アームに支持させ、
    前記マーカ側連動部材が前記防塵カバーの外部に位置している請求項1又は2に記載の水田作業機。
  4. 乗用型の走行機体と、
    前記走行機体の前部から揺動軸芯まわりに前後揺動自在に延出され、走行機体横方向に沿った横外向き取付姿勢と、走行機体前後方向に沿った前向き取付姿勢とに姿勢変更操作自在なマーカ支持アームと、
    前記マーカ支持アームの延出端側に上昇収容姿勢と下降使用姿勢とに上下揺動自在に支持された走行目標線形成用のマーカと、
    前記マーカ支持アームに設けた支持部材に支持された電動モータと、
    前記マーカが前記電動モータによって前記上昇収容姿勢と前記下降使用姿勢とに切り換え操作されるように、前記マーカと前記電動モータとを連動させた機械式の連動機構とを備え、
    前記マーカ支持アームを前記横外向き取付姿勢に変更した状態において走行機体後方向きになる前記マーカ支持アーム及び前記支持部材の側面が面一又はほぼ面一であり、
    前記マーカに連結されて前記連動機構を構成しているマーカ側連動部材が、前記マーカ支持アームを前記横外向き取付姿勢に姿勢変更した状態での前記支持部材に対して走行機体前方側に位置しており、
    走行機体側から延出され、延出端部が前記マーカに脱着自在に掛止されて前記マーカを前記上昇収容姿勢又は前記上昇収容姿勢よりも上昇した上昇格納姿勢に保持する保持杆を備え、
    前記保持杆が前記マーカ支持アームの前記揺動軸芯と同一又はほぼ同一の軸芯まわりに前後揺動自在に支持されている水田作業機。
  5. 前記走行機体の前部から姿勢変更軸芯まわりに前後揺動自在に延出する状態で前記走行機体に取付けられ、走行機体横方向に沿った横外向き取付姿勢にすることで使用状態になり、走行機体前後方向に沿った前向き取付姿勢にすることで格納状態になる隣接マーカを備え、
    前記使用状態の隣接マーカが前記横外向き取付姿勢の前記マーカ支持アームの走行機体後方側に前記マーカ支持アームに沿って位置する請求項1〜4のいずれか一項に記載の水田作業機。
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