JP7398407B2 - 加熱調理器及び加熱調理方法 - Google Patents

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Description

本開示は加熱調理器及び加熱調理方法に関する。
加熱調理器(例えば電子レンジ)では、食品の状態を検知する検知手段として、食品の表面温度を検知する赤外線センサ、食品の質量を検知する質量センサ等が備えられる。例えば赤外線センサは、食品の温度上昇値に基づき、所望の温度に至るまでの加熱時間の予測に使用される。例えば質量センサは、食品の質量に基づき、加熱に要する時間の予測に使用される。そして、それぞれの予測に基づき、加熱時間、出力等の加熱条件が設定される。
特許文献1の要約書には、「加熱室と、底面に設けられたテーブルプレートと、被加熱物を加熱する加熱手段と、被加熱物の重量を検出する重量センサと、加熱室の上方に設けられ被加熱物の温度を検出する赤外線センサと、重量センサ、赤外線センサの検出結果に基づいて加熱手段を制御する制御手段と、を備え、制御手段は、重量センサによる検出値に基づき決定した温度上昇割合と、赤外線センサにより検出した被加熱物の温度の上昇割合と、を比較して加熱手段の出力を調整する。」ことが記載されている。
特開2019-190682号公報
例えば生肉及び野菜を容器に入れ、加熱調理器を用いて例えば炒め物を調理する場合、例えば定在波の存在、電磁波の不均一照射等に起因する加熱ムラの発生により被加熱物の一部が高温になり得る。この場合、被加熱物に焦げ、脱水等の調理不良が生じ得る。また、加熱し過ぎに起因して食感が低下し得る。一方で、焦げ、脱水等の抑制のため加熱出力を単に低下させると、加熱が不十分になり調理不良が発生し得る。特許文献1には、これらの課題を解決可能な加熱調理器は記載されていない。
本開示が解決しようとする課題は、優れた食感と優れた仕上がりとを実現可能な加熱調理器及び加熱調理方法の提供である。
本開示の加熱調理器は、電磁波の照射によって加熱庫内の被加熱物を加熱する加熱機構と、前記被加熱物の質量を検知する質量センサと、前記被加熱物の表面温度を非接触で検知する温度センサと、制御装置とを備え、前記制御装置は、前記質量センサにより前記被加熱物の質量を検知する質量検知部と、前記被加熱物の質量に応じて前記加熱機構による目標加熱温度を設定するとともに、前記目標加熱温度に対応する温度範囲を示す、前記加熱機構をオンにする第1温度、及び、前記加熱機構をオフにする第2温度を決定する温度設定部と、前記温度センサによる測定値と前記第1温度及び前記第2温度との比較により、前記加熱機構のオン及びオフを切り替える加熱制御部と、を備える。その他の解決手段は発明を実施するための形態において後記する。
本開示によれば、優れた食感と優れた仕上がりとを実現可能な加熱調理器及び加熱調理方法を提供できる。
加熱調理器の外観斜視図である。 図1のA-A線断面図である。 温度センサを備える温度検知ユニットの模式図である。 温度センサの左右方向検知範囲を説明する図である。 加熱調理器のブロック図である。 被加熱物の質量に応じた目標加熱温度に対する加熱機構のタイムチャートである。 本開示の加熱調理方法を説明する図であり、第1加熱工程を示すフローチャートである。 本開示の加熱調理方法を説明する図であり、第2加熱工程を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら本開示を実施するための形態(実施形態と称する)を説明する。以下の一の実施形態の説明の中で、適宜、一の実施形態に適用可能な別の実施形態の説明も行う。本開示は以下の一の実施形態に限られず、異なる実施形態同士を組み合わせたり、本開示の効果を著しく損なわない範囲で任意に変形したりできる。また、同じ部材については同じ符号を付すものとし、重複する説明は省略する。更に、同じ機能を有するものは同じ名称を付すものとする。図示の内容は、あくまで模式的なものであり、図示の都合上、本開示の効果を著しく損なわない範囲で実際の構成から変更したり、図面間で一部の部材の図示を省略したり変形したりすることがある。
図1は、加熱調理器1の外観斜視図である。加熱調理器1は、加熱庫28(図2。加熱室)に加熱する被加熱物60c(図4。例えば野菜を含む食材)を入れ、電磁波を用いた加熱機構100(図2)による熱、過熱水蒸気等を使用して食品を加熱調理するものである。加熱庫28は、ドア2に接続された取っ手9を前側(正面側)に引っ張ることで正面側に露出する。ドア2には、ガラス窓3が備えられ、加熱庫28の内部が外部から視認可能である。
ドア2の前面下側には、表示部5及び操作部6を備える操作パネル4が備えられる。使用者が表示部5を確認しながら操作部6を操作することで、調理メニュー、加熱温度、加熱時間等の運転条件を指定できる。加熱調理器1の上面と左右側面には、キャビネットとしての外枠7が備えられる。操作パネル4の前側下側には、過熱水蒸気を作るための水を貯留する水タンク42が備えられる。加熱調理器1の後側(背面側)には、外枠7の後面を形成する後板10(図2)が備えられる。後板10の上部には、被加熱物60c(図4)から排出した蒸気等を排出する外部排気ダクト18が備えられ、蒸気等は、外部排気ダクト18の外部排気口8から排気される。
図2は、図1のA-A線断面図である。加熱庫底面28aと底板21との間の空間に機械室20が備えられる。底板21上には、食品を加熱するマグネトロン33、マグネトロン33に接続された導波管47、加熱調理器1に備えられる制御装置64等が備えられる。
加熱庫底面28aの略中央部は凹状に窪んでおり、その中に回転アンテナ26が備えられる。マグネトロン33より放射されるマイクロ波エネルギは、回転アンテナ26の出力軸(不図示)が通る開孔部(不図示)を通じて回転アンテナ26で拡散され、加熱庫28内に放射される。出力軸は、回転装置46に接続される。加熱庫28の下方には、奥側質量センサ25c及び左側質量センサ25bが備えられる。
加熱庫28の奥側には、熱風モータ13を冷却するためのダクト(不図示)と、温度検知ユニット50を冷却するためのダクト16b(図3)とが備えられる。加熱庫28の後部には、熱風ユニット11が備えられる。熱風ユニット11内には加熱庫28内の空気を効率良く循環させる熱風ファン(不図示)が収容される。加熱庫奥壁面28bには、空気の通り道となる熱風吸気孔(不図示)及び熱風吹出し孔(不図示)が備えられる。熱風ユニット11は、加熱庫奥壁面28bの後部側に熱風ケース(不図示)を備え、加熱庫奥壁面28bと熱風ケースとの間に、熱風ファン(不図示)及びその外周側に位置するように熱風ヒータ14が備えられる。熱風ケース(不図示)の後側に熱風モータ(不図示)が備えられ、熱風モータは、外部と連通する連通口(不図示)を有するモータカバー17によって囲われる。
加熱庫天面28cの裏側には、ヒータよりなるグリル加熱手段12が備えられる。加熱庫天面28cの左奥側には、加熱庫28の雰囲気の加熱庫温度を検知する加熱庫温度センサ80が備えられる。加熱庫底面28aには、前側左右に左側質量センサ25b、右側質量センサ(不図示)、後側中央に奥側質量センサ25cが備えられ、その上にテーブルプレート24が載置される。被加熱物60cの質量を検知する質量センサ25は、左側質量センサ25b、右側質量センサ(不図示)、奥側質量センサ25c等を含む。ただし、質量センサ25は1つのみでもよい。
熱風ユニット11の熱風ケース11aの外側面にはボイラ43が備えられる。ポンプ(不図示)は、水タンク42の水をボイラ43まで汲み上げるものである。加熱調理器1は加熱機構100を備える。加熱機構100は、電磁波(マイクロ波等)の照射によって加熱庫28内の食材等の被加熱物60c(図4)を加熱するものである。加熱機構100は、例えば電磁波(例えばマイクロ波)の照射により加熱するものであり、マグネトロン33を含む。
図3は、温度センサ52を備える温度検知ユニット50の模式図である。温度検知ユニット50は、加熱庫28の奥側で左右方向中央の加熱庫天面28cに備えられる。温度検知ユニット50はモータ51を備える。モータ51は、例えばステッピングモータであり、モータ51の回動軸51aと加熱庫奥壁面28bとが並行になるように備えられる。回動軸51aは、筒状のユニットケース54に収容した基板53を支持し、モータ51の回転駆動(回動)により、基板53の表面が加熱庫28の正面側(加熱庫開口部28d。図2)と背面側(加熱庫奥壁面28b側)との方向である前後方向に向くように、基板53が向きを変える。基板53には温度センサ52が備えられるため、温度センサ52は、前後方向に回動可能に軸支される。
温度センサ52は、加熱調理器1に備えられ、被加熱物60cの表面温度を非接触で検知するものであり、図示の例では赤外線センサである。モータ51の駆動による基板53の回動により、温度センサ52は、レンズ52aを通じて、加熱庫28での前後方向範囲の加熱庫28内の表面温度を検知する。
温度センサ52は、本開示では、詳細は図4を参照して後記するが、加熱庫28の正面視で左右方向全域の表面温度を検知する。温度センサ52は、モータ51の駆動により前後方向の表面温度を測定する際、左右方向全域の温度を検知しながら、前後方向の表面温度を段階的に検知する。即ち、上記図2に示す検知点a~hのそれぞれについて、温度センサ52が領域R1を所定角度ずつ回動しながら検知することで、各検知点a~hでのテーブルプレート24の庫内全域(正面側と背面側との方向で全域)の表面温度を検知できる。
ユニットケース54は、最大径部に基板53を収容し、温度センサ52のレンズ52aを臨ませる窓54aを備える。窓54aの外側には、開口範囲R2となるように、観測窓44aが備えられる。温度センサ52は、窓54a及び観測窓44aを通じて表面温度を検知する。観測窓44aは、加熱庫28の内方向に突出した円弧状の観測部44に備えられる。観測窓44aは、温度センサ52の不使用時にシャッタ55により閉じられる。シャッタ55は、ユニットケース54の外周に沿って備えられた隙間である風路55cを形成するように配置される。ユニットケース54は、ダクト16bを通じた冷却風39を風路55cに流す出入口となる開口55a及び開口(不図示)を備える。
位置決め凸部56は、温度センサ52の検知点を基準位置(後記の検知点a)に合わせるように温度センサ52を回動させたとき、温度センサ52の検知点の基準位置を正確な位置に補正するものである。具体的には、位置決め凸部56を温度検知ケース48に設けられたストッパ(図示無し)に当接させた状態で回動軸51aをスリップさせることで補正できる。観測窓44aは、回動軸51aの回転中心とユニットケース54の中心と円弧状にのシャッタ55の中心とが一致するように配置される。観測窓44aの周囲外側には立上壁(バーリング)44bが備えられる。凸部49は、加熱庫天面28cと温度検知ケース48と温度検知ユニット50とを離間させるように備えられる。
図4は、温度センサ52の左右方向検知範囲を説明する図である。温度センサ52は、前後方向への温度検知の際、加熱庫28の内部での左右全域の表面温度を検知する。左右全域は、例えば、テーブルプレート24の左右両端の間である。
図5は、加熱調理器1のブロック図である。加熱調理器1は、上記のように、加熱機構100と、操作パネル4と、質量センサ25と、温度センサ52と、制御装置64とを備える。制御装置64は、加熱調理器1の運転を制御するものであり、何れも図示はしないが、例えばCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備えて構成される。制御装置64は、ROMに格納されている所定の制御プログラムがRAMに展開され、CPUによって実行されることにより具現化される。
制御装置64は、受付部101と、質量検知部102と、温度設定部103と、出力決定部104と、加熱制御部105とを備える。
受付部101は、被加熱物60c(図2)の種類に応じた調理メニューを受け付けるものである。調理メニューは、例えば使用者による操作パネル4の操作により、選択される。受付部101は、炒め物運転メニューを含む調理メニューを受け付け可能である。炒め物運転メニューでは、例えば野菜を含む被加熱物60cが加熱される。具体的には、例えば、生肉(豚肉、牛肉等)及び野菜(ピーマン、キャベツ等)を容器60(図2)に入れ、使用者が炒め物運転メニューを選択することで、チンジャオロウスー、ホイコーロー等の炒め物を調理できる。特に、加熱調理器1では、優れた食感(テクスチャ)と優れた仕上がりとが実現される。このため、例えばフライパンを用いて調理した炒め物と同様に、十分に加熱されているとともに、野菜のシャキシャキ感を味わうことができる。
質量検知部102は、質量センサ25により被加熱物60cの質量を検知するものである。具体的な検知方法は、図6等を参照して後記する。質量検知部102は、容器判断部111と質量決定部112とを備える。
容器判断部111は、被加熱物60cを収容した容器60の少なくとも昇温速度に基づいて容器60の材質を判断するものである。食材等の被加熱物60cと容器60とは、素材が異なるために昇温速度が異なる。また、容器60も例えばガラス製、樹脂製等であり、材質が異なるため、昇温速度が異なる。このため温度センサ52を用いた表面温度の検知により容器60の存在部分を検知でき、これにより、昇温速度の違いに基づいて容器60の材質を判断できる。
容器判断部111は、昇温速度を、材質と関連付けられる昇温速度範囲と比較することで、容器60の材質を判断する。例えば、容器判断部111は、例えばガラスを示す昇温速度範囲、樹脂を示す昇温速度範囲を予め記憶しておき、測定した昇温速度と各昇温速度範囲とを比較することで、材質を決定できる。なお、昇温速度範囲は、上限値及び下限値を含む数値範囲でもよく、上限値又は下限値の何れか一方のみを含む数値範囲のどちらでもよい。後者の場合、昇温速度範囲との比較は、閾値との比較と同義である。
質量決定部112は、容器判断部111により判断された容器60の材質と、質量センサ25による測定値とに基づき、被加熱物60cの質量を決定するものである。使用者により使用される容器60は、例えば取扱説明書に記載された大きさであるため、材質が決まれば、容器60の質量もある程度決定される。そこで、質量決定部112は、このように決定可能な容器60の質量と、質量センサ25による測定値(容器60及び被加熱物60cの合計質量)とに基づき、被加熱物60cの質量を決定できる。
温度設定部103は、被加熱物60cの質量に応じて加熱機構100による目標加熱温度を設定するものである。目標加熱温度は、被加熱物60cの加熱時における被加熱物60cの表面温度の目標値である。温度センサ52による測定値は必ずしも被加熱物60cの実際の温度を正確に反映したものではなく、多少のずれが生じる場合がある。特に、被加熱物60cの質量が小さい場合、温度センサ52による検知値の誤差が大きくなり易い。そこで、質量が小さい場合には、加熱調理を行える範囲で目標加熱温度が低めに設定されることで、加熱ムラが生じた場合であっても局所的な加熱のし過ぎを抑制できる。これにより、優れた食感と優れた仕上がりとを実現できる。
目標加熱温度は、少なくとも3つの温度を含む。従って、被加熱物60cの質量に応じて異なる、少なくとも3つ(上限としては例えば5つ以下)の目標加熱温度が設定される。即ち、例えば質量が大きいほど目標加熱温度は高く設定され、質量が小さいほど目標加熱温度は低く設定される。これにより、例えば質量が大きい場合の加熱不足、及び、例えば質量が小さい場合の過剰な加熱を抑制できる。
温度設定部103は、被加熱物60cの質量に応じて、目標加熱温度を上記少なくとも3つの温度(被加熱物60cの質量別の目標加熱温度)のいずれかに設定する。具体的には、温度設定部103は、質量検知部102により検知された被加熱物60cの質量と、例えば質量範囲と目標加熱温度との関係に基づいて、目標加熱温度を設定する。これにより、質量に応じた目標加熱温度を設定できる。
目標加熱温度は、調理メニューによって異なる。例えば炒め物運転メニューでの加熱時、目標加熱温度は炒め物運転メニューに対応する温度(例えば70℃以上90℃以下のうちの少なくとも3つの温度)に設定される。
上記の少なくとも3つの温度は、例えば、被加熱物60cを提供する人数に応じて設定される。目標加熱温度が例えば3つである場合、最も質量が大きくなる例えば3人分の被加熱物60cの場合には、最も高い目標加熱温度、最も質量が小さくなる例えば1人分の被加熱物60cの場合には、例えば最も低い目標加熱温度が設定される。被加熱物60cを提供する人数に応じて被加熱物60cの質量はある程度予測できるため、その予測温度に基づいて容易に目標加熱温度を予め決定できる。
温度設定部103は、被加熱物60cの目標加熱温度に対応する温度範囲を示す、加熱機構100をオンにする第1温度、及び、加熱機構100をオフにする第2温度を決定するものである。これにより、被加熱物60cの表面温度が目標加熱温度になるように加熱できる。加熱機構100による加熱は、被加熱物60cの温度が目標加熱温度になるように加熱機構100のオン及びオフを切り替えながら行われる。そこで、温度設定部103は、オン及びオフの切替時期を示す第1温度及び第2温度を決定する。
第1温度及び第2温度は、目標加熱温度毎に決定される。従って、例えば目標加熱温度が所定値A,B,C(図6)の3種類に設定される場合、所定値Aに対応する第1温度及び第2温度、所定値Bに対応する第1温度及び第2温度、所定値Cに対応する第1温度及び第2温度がそれぞれ決定される。
出力決定部104は、受付部101が受け付けた調理メニューに応じて加熱機構100の加熱出力を決定するものである。例えば受付部101が炒め物運転メニューを受け付けた場合、出力決定部104は、加熱機構100による加熱時の出力を例えば600W以上の所定出力(例えば600W、700W、1000W等)に決定する。従って、この場合、加熱制御部105(後記)による加熱は、600W以上の出力で行われる。
加熱制御部105は、温度センサ52による測定値と、温度設定部103により決定された第1温度及び第2温度との比較により、加熱機構100のオン及びオフを切り替えるものである。加熱制御部105の動作について、図6を参照して説明する。
図6は、被加熱物60cの質量に応じた目標加熱温度に対する加熱機構100のタイムチャートである。図6には、被加熱物60cの質量が最も大きい場合、中程度の場合、最も小さい場合、の3つの温度変化が図示される。所定値Aは被加熱物60cの質量が最も大きい場合の目標加熱温度で、所定値Cは被加熱物60cが最も小さい場合の目標加熱温度で、所定値Bは被加熱物60cの質量が所定値Aの場合と所定値Cの場合との中間程度にある場合の目標加熱温度である。第1温度、第2温度及び加熱機構100のオンオフ制御のタイムチャートは、図示の都合上、所定値Aに対応するもののみが図示される。
詳細は図7及び図8を参照して後記するが、操作パネル4の運転開始ボタン(不図示)の押下により調理が開始されると、第1加熱工程及び第2加熱工程が行われる。第1加熱工程では、被加熱物60cの質量検知が行われる。第2加熱工程では、目標加熱温度の設定、及び目標加熱温度に応じた加熱機構100の駆動制御(オン及びオフの切替)が行われる。
上記のように、加熱機構100の駆動制御は、温度設定部103により決定された第1温度及び第2温度に基づき行われる。具体的には、例えば、それぞれのグラフにおいて、温度センサ52による測定温度が第2温度に到達するまでは、加熱機構100がオンになる。しかし、第2温度に到達後、加熱機構100はオフに切り替えられ、これにより、降温する。加熱機構100のオフ中にも温度センサ52による温度検知が行われ、温度が第1温度に至ると、再度加熱機構100がオンになる。これを繰り返すことで、目標加熱温度付近の温度で加熱が行われ、所定時間経過後に調理が終了する。
なお、ここでいう所定時間は、被加熱物60cの質量によって決定される。具体的には、被加熱物60cの質量が大きいほど、加熱が進行し難いため所定時間が長くなり、質量が小さいほど、加熱が進行し易いため所定時間が短くなる。従って、図示の例では、質量が最も大きい場合には最も長時間加熱され、質量が最も小さい場合には最も短時間加熱される。所定時間の加熱制御は、加熱制御部105(図5)によって実行される。
図7は、本開示の加熱調理方法を説明する図であり、第1加熱工程を示すフローチャートである。本開示の加熱調理方法は、図5に示した制御装置64によって実行できる。そこで、図7及び後記の図8の説明は、適宜図5を参照して行う。本開示の加熱調理方法は、上記の第1加熱工程及び第2加熱工程を含み、まず、第1加熱工程を説明する。
第一加熱工程は、被加熱物60c(図2)を収容した容器60(図2)の材質が樹脂又はガラスであるかを判別するとともに、被加熱物60cの質量を決定する工程である。材質の判別は、容器判断部111によって行われ、質量の決定は、質量決定部112によって行われる。
具体的に実際の加熱調理方法を説明する。まず、使用者は、耐熱ボウル等の容器60に被加熱物60c(生の豚肉、細切りのピーマン等の食材)を入れ、樹脂製シート61(図4)をかける。その後、使用者は、テーブルプレート24に、被加熱物60cを収容した容器60を載置し、加熱庫28(図2)に収容する。使用者は、操作パネル4を操作し、「チンジャオロウスー」メニュー(炒め物調理メニューの一例)を選択する。これにより、受付部101が「チンジャオロウスー」メニューを受け付ける。
出力決定部104は、受付部101が受け付けた調理メニューに応じて加熱機構100の出力を決定する(ステップS1)。図示の例では「チンジャオロウスー」メニューが選択されたため、出力決定部104は、加熱機構100(マグネトロン33)の加熱出力を600W以上に決定し、加熱機構100を600W以上の所定出力(例えば700W)で駆動し、加熱調理が開始される。
開始により加熱機構100がオンになり被加熱物60cが加熱されるとともに、容器判断部111は、質量センサ25により、被加熱物60c及び容器60の総質量Wを測定する(ステップS2)。次いで、容器判断部111は、温度センサ52により、樹脂製シート61越しに被加熱物60cの表面温度取得を開始する(ステップS3)。
この時点では、容器60の材質はまだ決定されていない。そこで、質量検知部102は、容器60の材質が樹脂製であると仮定し、総質量Wから樹脂製の容器60の質量を減算することで、被加熱物60cの質量Ws1を仮に決定する。そして、質量検知部102は、仮の質量Ws1に基づき第1加熱工程時間及び第2加熱工程時間を決定し、加熱残時間を操作パネル4の表示部5(図1)に表示する(ステップS4)。ここでいう第1加熱工程時間は、加熱開始から、容器60の実際の質量Wy及び被加熱物60cの実際の質量Ws2を決定し、これらの値に基づいて加熱残時間を修正する(後記のステップS13)迄の時間をいう。
容器判断部111は、温度センサ52を用いて、表面温度データを更新し続ける(ステップS5)。容器判断部111は、表面温度が容器判別のトリガーとなる所定温度に到達したか否かを判断する(ステップS6)。到達していなければ(N)、ステップS5が再度行われる。一方で、到達していれば(Y)、容器判断部111は、加熱開始から到達までの経過時間を算出する(ステップS7)。ただし、この時点では、温度センサ52による表面温度測定は終了されず、後記の第2加熱工程終了まで継続される。
容器判断部111は、ステップS6で算出した経過時間で昇温した温度を算出するとともに、算出した温度に基づき昇温速度を算出する(ステップS8)。容器判断部111は、算出した昇温速度に基づき、容器60の材質を決定する(ステップS9)。次いで、質量決定部112は、容器60の材質と、質量センサ25による測定値とに基づき、被加熱物60cの質量Ws2を決定(検知)する(ステップS10。質量検知ステップ)。これとともに、質量決定部112は、容器60の質量Wyも決定する(ステップS11)
質量検知部102は、被加熱物60cの質量Ws2及び容器60の質量Wyについて、別の方法で検算を行う(ステップS12)。具体的には、まず、質量決定部112は、ステップS8で算出した昇温速度に基づき、被加熱物60cの質量Ws2を算出する。算出は、所定の関係式(例えば実験式)に基づいて実行できる。次いで、容器判断部111は、ステップS2で測定した総質量Wから質量Ws2を減算することで、容器60の質量Wyを算出する。容器判断部111は、質量Wyに基づき、容器60の材質を判断する。
ステップS12により、ステップS8~S11での判断結果が確認された後、質量検知部102は、算出された質量Ws2に基づき第1加熱工程時間及び第2加熱工程時間を修正し、修正した残時間を操作パネル4の表示部5(図1)に表示する(ステップS13)。修正(再計算)は、例えば、質量Wsと、質量Wsと加熱時間とを関連付けた所定の関係式(例えば実験式)に基づいて実行できる。以上により、第1加熱工程が終了する(ステップS14)。
図8は、本開示の加熱調理方法を説明する図であり、第2加熱工程を示すフローチャートである。第2加熱工程は、第1加熱工程で決定した被加熱物60cの質量Ws2及び加熱残時間に基づき、被加熱物60cを加熱する工程である。第2加熱工程は、第1加熱工程(図7)に続いて連続的に行われる。
第2加熱工程開始後、温度設定部103は、ステップS10(図7)で算出した被加熱物60cの質量に応じて加熱機構100による目標加熱温度(少なくとも3つの温度の内の1つの温度)を設定する(ステップS15、温度設定ステップ)。具体的には、温度設定部103は、被加熱物60cの目標加熱温度に対応する温度範囲を示す上記第1温度及び第2温度を決定する。加熱機構100による加熱中、温度設定部103は、温度センサ52により、被加熱物60cの表面温度を更新する(ステップS16)。なお、被加熱物60c等の加熱対象物において加熱ムラを考慮する場合、例えば、加熱対象物の各検知点における表面温度の平均値を算出することで、平均値に基づいて被加熱物60cの表面温度と判断できる。
加熱制御部105は、温度センサ52により表面温度を監視し、表面温度が第2温度に到達したか否かを判断する(ステップS17)。判断の結果、未到達であれば(N)、ステップS16が再度行われる。到達していれば(Y)、加熱制御部105は、加熱機構100をオフにする(ステップS18)。
加熱制御部105は、引き続き、温度センサ52により表面温度を更新し(ステップS19)、表面温度が第1温度に到達したか否かを判断する(ステップS20)。判断の結果、未到達であれば(N)、ステップS19が再度行われる。到達していれば(Y)、加熱制御部105は、加熱機構100をオンにする(ステップS21)。
加熱制御部105は、ステップS13で修正した加熱残時間だけ、ステップS13から経過したかを判断する(ステップS22)。経過前であれば(N)、ステップS16以降が再度行われ、経過すれば(Y)、第2加熱工程が終了する(ステップS23)。以上により、加熱調理運転が終了する。
以上の加熱調理器1及び加熱調理方法によれば、被加熱物60cの質量に応じて目標加熱温度を設定するため、優れた食感と優れた仕上がりとを実現できる。特に、例えば炒め物に類する調理をする場合において、焦げ、脱水等の調理不良を抑制する一方で、例えば野菜のしゃきしゃきのような食感を使用者に感じさせることができる。
1 加熱調理器
10 後板
100 加熱機構
101 受付部
102 質量検知部
103 温度設定部
104 出力決定部
105 加熱制御部
11 熱風ユニット
111 容器判断部
112 質量決定部
11a 熱風ケース
13 熱風モータ
14 熱風ヒータ
16b ダクト
17 モータカバー
18 外部排気ダクト
2 ドア
20 機械室
21 底板
24 テーブルプレート
25 質量センサ
25b 左側質量センサ
25c 奥側質量センサ
26 回転アンテナ
28 加熱庫
28a 加熱庫底面
28b 加熱庫奥壁面
28c 加熱庫天面
28d 加熱庫開口部
3 ガラス窓
33 マグネトロン
39 冷却風
4 操作パネル
42 水タンク
43 ボイラ
44 観測部
44a 観測窓
44b 立上壁
46 回転装置
47 導波管
48 温度検知ケース
49 凸部
5 表示部
50 温度検知ユニット
51 モータ
51a 回動軸
52 温度センサ
52a レンズ
53 基板
54 ユニットケース
54a 窓
55 シャッタ
55a 開口
55c 風路
56 位置決め凸部
6 操作部
60 容器
60c 被加熱物
W 総質量
Ws1 質量
Ws2 質量
Wy 質量

Claims (10)

  1. 電磁波の照射によって加熱庫内の被加熱物を加熱する加熱機構と、
    前記被加熱物の質量を検知する質量センサと、
    前記被加熱物の表面温度を非接触で検知する温度センサと、
    制御装置とを備え、
    前記制御装置は、
    前記質量センサにより前記被加熱物の質量を検知する質量検知部と、
    前記被加熱物の質量に応じて前記加熱機構による目標加熱温度を設定するとともに、前記目標加熱温度に対応する温度範囲を示す、前記加熱機構をオンにする第1温度、及び、前記加熱機構をオフにする第2温度を決定する温度設定部と、
    前記温度センサによる測定値と前記第1温度及び前記第2温度との比較により、前記加熱機構のオン及びオフを切り替える加熱制御部と、
    を備える
    ことを特徴とする加熱調理器。
  2. 前記制御装置は、
    前記被加熱物の種類に応じた調理メニューを受け付ける受付部と、
    前記受付部が受け付けた調理メニューに応じて、前記加熱機構の加熱出力を変更する出力変更部と、
    を備える
    ことを特徴とする請求項に記載の加熱調理器。
  3. 前記目標加熱温度は、少なくとも3つの温度を含む
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の加熱調理器。
  4. 前記温度設定部は、前記被加熱物の質量に応じて、前記目標加熱温度を前記少なくとも3つの温度のいずれかに設定する
    ことを特徴とする請求項に加熱調理器。
  5. 前記少なくとも3つの温度は、前記被加熱物を提供する人数に応じて設定される
    ことを特徴する請求項に記載の加熱調理器。
  6. 前記被加熱物は野菜を含み、
    前記受付部は、炒め物運転メニューを含む調理メニューを受け付け可能であり、
    前記炒め物運転メニューでの加熱時、前記目標加熱温度は、前記炒め物運転メニューに対応する温度に設定される
    ことを特徴とする請求項に記載の加熱調理器。
  7. 前記加熱制御部による加熱は、600W以上の加熱出力で行われる
    ことを特徴とする請求項に記載の加熱調理器。
  8. 電磁波の照射によって加熱庫内の被加熱物を加熱する加熱機構と、
    前記被加熱物の質量を検知する質量センサと、
    制御装置とを備え、
    前記制御装置は、
    前記質量センサにより前記被加熱物の質量を検知する質量検知部と、
    前記被加熱物の質量に応じて前記加熱機構による目標加熱温度を設定する温度設定部と、
    を備え、
    前記質量検知部は、
    前記被加熱物を収容した容器の少なくとも昇温速度に基づいて前記容器の材質を判断する容器判断部と、
    判断された前記容器の材質と、前記質量センサによる測定値とに基づき、前記被加熱物の質量を決定する質量決定部とを備える
    ことを特徴とする加熱調理器。
  9. 前記容器判断部は、前記昇温速度を、材質と関連付けられる昇温速度範囲と比較することで、前記容器の材質を判断する
    ことを特徴とする請求項に記載の加熱調理器。
  10. 加熱庫内の被加熱物の質量を検知する質量センサにより前記被加熱物の質量を検知する質量検知ステップと、
    前記被加熱物の質量に応じて、電磁波の照射によって前記被加熱物を加熱する加熱機構による目標加熱温度を設定するとともに、前記目標加熱温度に対応する温度範囲を示す、前記加熱機構をオンにする第1温度、及び、前記加熱機構をオフにする第2温度を決定する温度設定ステップと、
    前記被加熱物の表面温度を非接触で検知する温度センサによる測定値と前記第1温度及び前記第2温度との比較により、前記加熱機構のオン及びオフを切り替える加熱制御ステップと、を含む
    ことを特徴とする加熱調理方法。
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