JP7394955B2 - 基板作業機 - Google Patents

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    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/04Mounting of components, e.g. of leadless components

Description

本明細書に開示する技術は、基板作業機に関する。
基板に対して所定の作業を実行する基板作業機では、機内の所定の位置に基板が位置決めされ、基板への作業が実行される。基板作業機は、基板を機内の所定の位置に位置決めする位置決め機構と、位置決め機構を駆動する駆動装置を備えている。この種の基板作業機では、基板を精度よく所定の位置に位置決めするために、駆動装置内に駆動装置の駆動量を検出する検出器が設置されることがある。例えば、特開2003-40427号公報には、基板作業機の一種である、基板に電子部品を実装する部品実装機の一例が開示されている。特開2003-40427号公報に開示される基板作業機では、コンベアにより基板が機内に搬送される。コンベアは駆動装置に接続されており、駆動装置のモータ本体部が回転すると、その回転がコンベアに伝達され、コンベアが回転することで基板が搬送される。駆動装置には、モータ本体部の回転数を検出する検出器が設置されている。モータ本体部の回転数(すなわち、駆動装置の駆動量)を検出器で検出して制御することで、コンベアが所定の回転量だけ回転し、基板が所定の位置に位置決めされる。上記の基板作業気では、モータ本体部と検出器とが同一のケース内に収容されている。
上記の基板作業機では、駆動装置のケース内に、モータ本体部と検出器が収容されているため、駆動装置全体の大きさが大きくなる。このため、駆動装置の設置場所に十分なスペースが確保できない場合には、検出器が一体的に組み込まれている駆動装置を設置することができなかった。
本明細書は、基板作業機の省スペース化を実現しながら、基板と作業機構との相対的な位置を検出可能な技術を開示する。
本明細書に開示する基板作業機は、機内に基板を搬入して、機内で基板に対して作業を実行する。基板作業機は、機内に配置され、基板に対して作業を実行する作業機構と、機内に配置され、基板と作業機構との相対的な位置を位置決めする位置決め機構と、機内に配置され、移動部材を駆動する駆動装置と、機内に配置され、移動部材及び駆動部材の少なくとも一方の移動量を検出する検出器と、を備える。位置決め機構は、基板と作業機構との相対的な位置決めに応じて移動する移動部材を備える。駆動装置は、駆動源と、駆動源を収容するケースと、ケース外に少なくとも一部が位置し、駆動源で発生する駆動力によって移動して駆動力を移動部材に伝達する駆動部材を備える。
上記の基板作業機では、検出器により移動部材及び駆動部材の少なくとも一方の移動量を検出する。移動部材は、駆動源を収容するケースの外部に位置し、また、駆動部材の少なくとも一部は、駆動源を収容するケースの外部に位置している。このため、駆動装置の駆動源を収容するケースの外部において、駆動装置の駆動量を検出することができる。このため、ケースの小型化による省スペース化を実現しながら基板と作業機構との相対的な位置を検出することができる。
実施例1に係る基板作業機の一例である、部品実装機の概略構成を示す図。 部品実装機の基板搬送機構の概略構成を示す図。 部品実装機の制御装置の機能を示すブロック図。 回路基板の搬送量に基づいて、回路基板の停止位置を補正する処理の一例を示すフローチャート。 実施例2に係る基板作業機の一例である、スクリーン印刷機の概略構成を示す図。 スクリーン印刷機の位置決め機構の概略構成を示す図。 X軸送りねじ機構と駆動装置の構成を示す図。
以下に説明する実施例の主要な特徴を列記しておく。なお、以下に記載する技術要素は、それぞれ独立した技術要素であって、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組合せに限定されるものではない。
本明細書に開示する基板作業機では、位置決め機構は、基板を搬送方向に搬送する基板搬送機構であってもよい。駆動部材は、当該駆動装置が発生する駆動力によって回転する出力軸であってもよい。移動部材は、出力軸が回転することによって基板を搬送するコンベアベルト又は出力軸に伝達される駆動力をコンベアベルトに伝達するプーリであってもよい。検出器は、出力軸、プーリ又はコンベアベルトの回転量を検出してもよい。このような構成によると、検出器により駆動装置の出力軸、プーリ又はコンベアベルトの回転量を検出する。これにより、基板と作業機構との相対的な位置を検出することができる。
本明細書に開示する基板作業機では、検出器は、プーリに設置され、プーリの回転量を検出してもよい。このような構成によると、プーリ近傍には元々空いている空間が存在するため、その空間にプーリの回転量を検出するための検出器を設置しやすい。このため、省スペース化を実現しながら、基板と作業機構との相対的な位置を検出することができる。
本明細書に開示する基板作業機は、電子部品を基板に実装する部品実装機であってもよい。
本明細書に開示する基板作業機は、印刷機であってもよい。作業機構は、スクリーンマスクを備えていてもよい。位置決め機構は、スクリーンマスクに対して基板を所定の位置に位置決めするように基板又はスクリーンマスクを移動させてもよい。このような構成によると、基板をスクリーンマスクに対して位置決めする位置決め機構についても、駆動装置のケース内に検出器を組み込むことなく基板とスクリーンマスクとの相対的な位置を検出することができる。
本明細書に開示する基板作業機は、駆動装置を制御する制御装置をさらに備えていてもよい。制御装置は、検出器で検出された移動量に基づいて、作業機構に対する基板の目標位置からのずれ量を算出し、算出したずれ量に基づいて、基板を目標位置に位置決めするように駆動装置を制御してもよい。このような構成によると、検出された移動量に基づいて、作業機構に対する基板の目標位置からのずれ量を算出することにより、基板を作業機構に対して適切な位置に位置決めすることができる。
本明細書に開示する基板作業機は、ずれ量を報知する報知部をさらに備えていてもよい。このような構成によると、報知部により作業者にずれ量を報知できる。
(実施例1)
以下、本実施例に係る基板作業機について説明する。ここで、図1~図3を参照して、基板作業機の一例として、部品実装機10について説明する。部品実装機10は、回路基板2に電子部品4を実装する装置である。部品実装機10は、電子部品装着装置やチップマウンタとも称される。通常、部品実装機10は、印刷機及び基板検査機といった他の基板作業機と共に併設され、一連の実装ラインを構成する。
図1に示すように、部品実装機10は、筐体10aと、筐体10aに収容される複数の部品フィーダ12、フィーダ保持部14、装着ヘッド16、ヘッド移動装置18、撮像装置26、基板搬送機構30、制御装置22及びタッチパネル24を備える。各々の部品フィーダ12は、複数の電子部品4を収容している。部品フィーダ12は、フィーダ保持部14に着脱可能に取り付けられ、装着ヘッド16へ電子部品4を供給する。部品フィーダ12の具体的な構成は特に限定されない。各々の部品フィーダ12は、例えば、巻テープ上に複数の電子部品4を収容するテープ式フィーダ、トレイ上に複数の電子部品4を収容するトレイ式フィーダ、又は、容器内に複数の電子部品4をランダムに収容するバルク式フィーダのいずれであってもよい。また、フィーダ保持部14は、部品実装機10において固定されたものであってもよいし、部品実装機10に対して着脱可能なものであってもよい。
装着ヘッド16は、電子部品4を吸着する吸着ノズル6を有する。吸着ノズル6は、装着ヘッド16に着脱可能に取り付けられている。装着ヘッド16は、吸着ノズル6をZ方向(ここでは鉛直方向)に移動可能であり、部品フィーダ12や回路基板2に対して、吸着ノズル6を接近及び離反させる。装着ヘッド16は、部品フィーダ12から電子部品4を吸着ノズル6によって吸着すると共に、吸着ノズル6に吸着された電子部品4を回路基板2上に装着することができる。なお、装着ヘッド16は、単一の吸着ノズル6を有するものに限られず、複数の吸着ノズル6を有するものであってもよい。
ヘッド移動装置18は、部品フィーダ12と回路基板2との間で装着ヘッド16を移動させる。一例ではあるが、本実施例のヘッド移動装置18は、移動ベース18aをX方向及びY方向に移動させるXYロボットであり、移動ベース18aに対して装着ヘッド16が固定されている。なお、装着ヘッド16は、移動ベース18aに固定されるものに限られず、移動ベース18aに着脱可能に取り付けられるものであってもよい。
撮像装置26は、移動ベース18aに固定されており、移動ベース18aと一体的に移動する。撮像装置26は、カメラと、照明用光源(図示省略)と、プリズム(図示省略)を備える。カメラは、下方に向かって配置されており、回路基板2の上面を撮像する。カメラには、例えばCCDカメラが用いられる。照明用光源は、LEDにより構成されており、回路基板2の撮像面(本実施例ではXY平面)を照らす。プリズムは、カメラの光軸を撮像対象に合わせる。照明用光源により回路基板2の上面が照らされ、その反射光がプリズムで反射してカメラに導かれることで、カメラは回路基板2の上面を撮像する。撮像装置26によって撮像された画像の画像データは、制御装置22のメモリに記憶される。
図2を参照して、基板搬送機構30について説明する。図2に示すように、基板搬送機構30は、コンベアベルト32と、駆動装置34と、出力軸36と、プーリ38a、38bと、検出器40を備えている。
コンベア(32、32)は、回路基板2をX方向へ搬送する。コンベア(32、32)は、Y方向に間隔を空けて配置され、X方向に平行に伸びる一対のコンベアベルト32を備えている。コンベア(32、32)は、一方側に隣接する部品実装機(又は、はんだ印刷機等の他の基板作業機)から回路基板2を受け取り、予め設定された部品実装位置まで回路基板2を搬送する。回路基板2に対する電子部品4の実装が完了すると、コンベア(32、32)は、他方側に隣接する部品実装機(又は、基板検査機等の他の基板作業機)へ回路基板2を送り出す。
駆動装置34は、コンベアベルト32を駆動する駆動装置(例えば、モータ)である。駆動装置34は、駆動源(例えば、ロータとステータ)と、駆動源を収容するケースと、駆動源によって回転駆動する出力軸36を備えている。出力軸36の一端は、駆動源を収容するケースの内部に配置され、出力軸36の他端は、駆動源を収容するケースの外部に配置されている。出力軸36の他端にはプーリ38aが接続されており、駆動源の駆動力は、出力軸36及びプーリ38aを介してコンベアベルト32に伝達される。プーリ38a、38bは、コンベアベルト32の両端に配置されている。プーリ38aは、搬送方向の下流側(+X側)に配置されており、出力軸36を介して駆動装置34に接続している。プーリ38aは、出力軸36を介して伝達される駆動装置34の駆動力をコンベアベルト32に伝達する。プーリ38aが回転することにより、コンベアベルト32が駆動される。プーリ38bは、搬送方向の上流側(-X側)に配置されており、コンベアベルト32の駆動に伴い回転する。駆動装置34は、一対のコンベアベルト32のそれぞれに接続されており、各駆動装置34が一対のコンベアベルト32をそれぞれ駆動する。
検出器40は、プーリ38aに設置され、プーリ38aの回転量を検出する。詳細には、検出器40は、プーリ38aと駆動装置34との間に配置され、プーリ38aの駆動軸(図示省略)の回転量を検出する。なお、検出器は、プーリの回転量を直接検出するように構成されていてもよい。すなわち、プーリを磁気リングとして構成し、検出器は、磁気リングによってプーリの回転量を検出してもよい。検出器40の種類は特に限定されないが、本実施例では、磁気センサを利用して回転体の回転角を検出する磁気エンコーダである。検出器40でプーリ38aの回転量を検出することによって、プーリ38aを介して駆動されたコンベアベルト32の移動量(回転量)を検出することができる。これにより、コンベアベルト32による回路基板2の搬送量を検出することができる。検出器40は、制御装置22に接続されており(図3参照)、検出器40から出力される信号は、制御装置22に出力される。
また、検出器40はプーリ38aに設置されるため、駆動装置34のケース内に検出器は設置されない。従来では、駆動装置の駆動量を検出するために、ケース内に検出器が組み込まれた駆動装置(例えば、エンコーダ付きモータ)を用いていたが、検出器が駆動装置のケース内に収容されるため、ケース、ひいては駆動装置全体の大きさが大きくなる。駆動装置が大きくなると、コンベアベルト32と部品実装機10の筐体10aとの間のスペースが狭いときに駆動装置を設置できなくなる。スペースが十分に確保できない場合、従来技術では、ケース内に検出器を収容していない駆動装置を設置して駆動装置の駆動量を検出しないか、ケース内に検出器を収容した駆動装置を設置するためのスペースを確保して、このような駆動装置を用いるかのいずれかが採用されていた。本実施例では、プーリ38aに検出器40を設置しているため、検出器を収容するために駆動装置(詳細には、駆動源を収容するケース)が大きくなることを回避できる。また、プーリ38aと駆動装置34は出力軸36を介して接続されるため、プーリ38aの近傍には空いている空間が存在しており、そのような空間にプーリ38aの回転量を検出するための検出器40を設置し易い。このため、本実施例では、部品実装機10の省スペース化を実現しながら、駆動装置34による回路基板2の搬送量を検出することができる。
制御装置22は、メモリとCPUを含むコンピュータを用いて構成されている。図3に示すように、制御装置22は、撮像装置26と接続しており、撮像装置26を制御すると共に、撮像装置26で撮像された画像を取得する。また、制御装置22は、駆動装置34と接続しており、駆動装置34を制御している。また、制御装置22は、検出器40と接続しており、検出器40で検出されたプーリ38aの回転量を取得する。
タッチパネル24は、作業者に部品実装機10の各種の情報を提供する表示装置であると共に、作業者からの指示や情報を受け付ける入力装置である。タッチパネル24は、制御装置22に接続されており、検出器40で検出されたプーリ38aの回転量から算出される回路基板2の停止位置と目標位置との間の差分や、差分に基づいて判定されるエラー等を表示させる。なお、タッチパネル24は、「報知部」の一例である。
部品実装機10は、コンベアベルト32を駆動して回路基板2を部品実装機10内に搬送する。回路基板2の上面(+Z方向)には位置検出用のマーク(図示省略)が設けられており、回路基板2が部品実装機10内に搬送されると、予め設定された撮像位置に位置決めされた撮像装置26によってマークを撮像する。そして、撮像した撮像画像からマークの位置を検出し、検出されたマークの位置から回路基板2の停止位置と目標位置とのずれを算出する。算出したずれ量に基づいて装着ヘッド16の位置決め位置を調整することで、装着ヘッド16は回路基板2の所望の位置に部品を実装することができる。しかしながら、停止位置と目標位置とのずれが大きいと、マークが撮像されない位置で回路基板2が停止することがある。このため、本実施例では、位置検出用のマークを撮像する前に、プーリ38aの回転量からコンベアベルト32の移動量(すなわち、回路基板2の位置)を検出し、回路基板2の目標位置からのずれ量を算出して、回路基板2を目標位置に位置決めするように補正する。以下、回路基板2の搬送量に基づいて回路基板2の停止位置を補正する処理の一例について説明する。
図4に示すように、まず、制御装置22は、駆動装置34を所定の駆動量だけ駆動すると共に、プーリ38aの回転量を取得する(S12)。所定の駆動量は、回路基板2を目標位置まで駆動するように予め設定された駆動量である。駆動装置34を所定の駆動量だけ駆動すると、出力軸36及びプーリ38aを介してコンベアベルト32に駆動力が伝達され、回路基板2が搬送される。また、制御装置22は、ステップS12において駆動装置34を所定の駆動量だけ駆動している間、検出器40からの検出信号を取得する。これにより、ステップS12において駆動装置34を所定の駆動量だけ駆動している間のプーリ38aの回転量が検出される。
次に、制御装置22は、ステップS12において取得した検出器40からの検出信号に基づいて、回路基板2の搬送量を算出する(S14)。ステップS12において、駆動装置34を所定の駆動量だけ駆動している間のプーリ38aの回転量が検出されている。プーリ38aの回転に応じてコンベアベルト32が回転し、回路基板2が搬送される。このため、検出器40で検出されたプーリ38aの回転量から、コンベアベルト32の回転量、すなわち、回路基板2の搬送量が算出される。これにより、回路基板2の実際の停止位置を特定できる。
次に、制御装置22は、ステップS14で算出された回路基板2の搬送量に基づいて、停止位置と目標位置との間の差分(ずれ量)を算出する(S16)。そして、ステップS16で算出された停止位置と目標位置との間の差分が所定の範囲内であるか否かを判定する(S18)。停止位置と目標位置との間のずれ量が大きい場合、基板搬送機構30に何らかの不具合が生じている可能性が高い。基板搬送機構30の不具合とは、例えば、駆動装置34の故障、コンベアベルト32の破損等を挙げることができる。このような場合には、作業者による作業が必要となる。このため、停止位置と目標位置との間の差分が所定の範囲内でない場合(ステップS18でNO)、制御装置22は、タッチパネル24にエラーを表示させ(S20)、作業者に異常が生じている可能性があることを報知する。また、制御装置22は、ステップS16で算出された停止位置と目標位置との間の差分もタッチパネル24に表示し(S30)、処理を終了する。
一方、停止位置と目標位置との間の差分が所定の範囲内である場合(ステップS18でYES)、制御装置22は、ステップS14で算出された搬送量が、予め設定された第1搬送量より少ないか否かを判定する(S22)。第1搬送量とは、回路基板2を目標位置まで搬送したときの搬送量である。算出された搬送量が第1搬送量より少ない場合(ステップS22でYES)、回路基板2は、目標位置まで搬送されず、目標位置より上流側に停止していることになる。このため、制御装置22は、ステップS16で算出された差分だけ回路基板2を搬送方向の下流側(+X側)に搬送するように、駆動装置34を駆動させる(S24)。すなわち、駆動装置34を、回路基板2を搬入・搬出する場合と同一方向に駆動する。これにより、停止位置と目標位置との間の差分を小さくすることができ、回路基板2を目標位置のより近くに位置決めすることができる。
算出された搬送量が第1搬送量より多い場合(ステップS22でNO)、ステップS14で算出された搬送量が第1搬送量と一致するか否かを判定する(S26)。算出された搬送量が第1搬送量と一致しない場合(ステップS26でNO)、回路基板2は、目標位置を超えており、目標位置より下流側に停止していることになる。このため、制御装置22は、ステップS16で算出された差分だけ回路基板2を搬送方向の上流側(‐X側)に搬送するように、駆動装置34を駆動する(S28)。すなわち、駆動装置34を、回路基板2を搬入・搬出する場合とは逆方向(逆回転)に駆動する。これにより、停止位置と目標位置との間の差分を小さくすることができ、回路基板2を目標位置のより近くに位置決めすることができる。
一方、算出された搬送量が第1搬送量と一致する場合(ステップS26でYES)、算出された搬送量が所定の搬送量より多くも少なくもなく、停止位置と目標位置との間のずれがほぼない。このため、回路基板2を搬送せずにステップS30に進む。
最後に、制御装置22は、ステップS16で算出された停止位置と目標位置との間の差分をタッチパネル24に表示する(S30)。これにより、駆動装置34を所定の駆動量だけ駆動したときに、回路基板2が目標位置からどれだけずれた位置で停止するのかを、作業者に報知することができる。
なお、本実施例では、プーリ38aに検出器40を設置したが、このような構成に限定されない。駆動装置34による回路基板2の搬送量を検出できればよく、駆動装置34の駆動力が伝達される他の部材に検出器を設置してもよい。例えば、検出器は、プーリ38bに設置されてプーリ38bの回転量を検出してもよいし、出力軸36に設置されて出力軸36の回転量を検出してもよいし、コンベアベルト32に設置されてコンベアベルト32の回転量を検出してもよい。プーリ38a、38bやコンベアベルト32の回転量を検出するように検出器を設置すると、例えば、出力軸36とプーリ38aとの間で滑り等が生じた場合であっても、回路基板2の搬送量を正確に検出できる。
また、検出器40は、一対のコンベアベルト32のうちの一方に接続されるプーリ38a(例えば、図2では紙面上側(+Y側)のコンベアベルト32)のみに設置されていてもよいし、一対のコンベアベルト32の両方にそれぞれ設置されていてもよい。検出器40を一対のコンベアベルト32の両方に設置すると、2つの駆動装置34の駆動量を検出できるため、より正確に回路基板2の搬送量を検出することができる。
また、本実施例では、部品実装機10の基板搬送機構30において、回路基板2の搬送量を検出するように検出器40を設置したが、このような構成に限定されない。機内に回路基板2を搬送する基板搬送機構30を有する基板作業機であれば、どの種類の基板作業機に対しても本実施例の構成を適用することができる。
(実施例2)
実施例2では、基板作業機の一種であるスクリーン印刷機60において、スクリーンマスクと回路基板2との間の位置決め機構に検出器が設置される。図5~図7を参照して、スクリーン印刷機60について説明する。スクリーン印刷機60は、実装ラインの上流側から回路基板2を受け入れ、回路基板2に所望のはんだをスクリーン印刷した後、回路基板2を実装ラインの下流側に送り出す装置である。図5に示すように、スクリーン印刷機60は、筐体60aと、筐体60aに収容されるスクリーンマスク62、スキージ装置64、スキージ移動装置66、基板搬送機構70及び基板位置決め機構72を備える。
スクリーンマスク62は、矩形状に形成された金属製の板状部材であって、スクリーン印刷機60の基台に対して位置を固定された支持枠(図示省略)によって4辺を支持されている。スクリーンマスク62の中央部には、回路基板2に印刷するはんだのパターン(印刷パターン)に対応して開口部が形成されている。スキージ装置64は、Z方向(ここでは鉛直方向)に移動可能であると共に、スキージ移動装置66によりXY方向に移動可能である。スキージ装置64は、はんだ供給装置(図示省略)からスクリーンマスク62の上面に供給されるはんだを印刷パターン上でスキージングする。
基板搬送機構70は、回路基板2をX方向へ搬送する。基板搬送機構70は、回路基板2をスクリーン印刷機60内に搬入し、上面にはんだが印刷された回路基板2をスクリーン印刷機60外に搬出する。なお、基板搬送機構70は、実施例1の部品実装機10の基板搬送機構30と略同一の構成であるため、詳細な説明は省略する。また、本実施例では省略するが、基板搬送機構70(例えば、コンベアベルトを駆動する駆動装置に接続される出力軸やプーリ等)に、実施例1の基板搬送機構30と同様の検出器を設けてもよい。
図6及び図7を参照して、基板位置決め機構72について説明する。基板位置決め機構72は、基板搬送機構70によってスクリーン印刷機60内に搬入された回路基板2を、スクリーンマスク62に対して所定の位置に位置決めする。基板位置決め機構72は、昇降機構74と、1つのX軸送りねじ機構76と、2つのY軸送りねじ機構78、80を備えている。
昇降機構74は、基板搬送機構70を支持しており、モータ等のアクチュエータ(図示省略)の駆動により、基板搬送機構70をZ方向に移動可能である。X軸送りねじ機構76は、駆動装置134(図7に図示)によって回転駆動するねじ76aにより、昇降機構74をX方向(図では左右方向)に移動させる。これにより、昇降機構74が支持する基板搬送機構70及び回路基板2もX方向に移動する。2つのY軸送りねじ機構78、80は、それぞれに設けられた駆動装置(図示省略)によってねじ78a、80aを同一方向に回転させることにより、昇降機構74をY方向(図では上下方向)に移動させる。これにより、昇降機構74が支持する回路基板2もY方向に移動する。また、2つのY軸送りねじ機構78、80は、それぞれのねじ78a、80aを逆方向に回転させることにより、昇降機構74を回転させる。これにより、昇降機構74が支持する回路基板2も回転する。
図7に示すように、X軸送りねじ機構76のねじ76aは、カップリング82を介して駆動装置134の出力軸136と接続している。すなわち、駆動装置134の駆動力は、出力軸136を介してカップリング82に伝達され、カップリング82からねじ76aに伝達される。カップリング82には、検出器140が設置されており、検出器140は、カップリング82の回転量を検出している。検出器140でカップリング82の回転量を検出することによって、カップリング82を介して駆動されたねじ76aの回転量を検出することができる。これにより、スクリーンマスク62に対する回路基板2のX方向の移動量を検出することができる。なお、Y軸送りねじ機構78、80と駆動装置との接続は、上記のX軸送りねじ機構76と駆動装置134との接続と同様の構成であるため、詳細な説明は省略する。本実施例においても、検出器140をカップリング82に設置するため、駆動装置134のケース内に検出器を設置することなく、回路基板2の移動量を検出できる。このため、スクリーン印刷機60の省スペース化を実現しながら、駆動装置134による回路基板2の移動量を検出することができる。
なお、本実施例では、カップリング82に検出器140を設置したが、例えば、検出器を出力軸136に設置して、出力軸136の回転量を検出してもよい。また、本実施例では、回路基板2をスクリーンマスク62に対して移動させたが、例えば、スクリーンマスク62を回路基板2に対して移動させてもよい。この場合にも、スクリーンマスク62の位置決め機構に上記と同様に検出器を設置することによって、駆動装置のケース内に検出器を設置することなく、スクリーンマスク62の移動量を検出できる。
以上、本明細書に開示の技術の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、請求の範囲を限定するものではない。請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。

Claims (5)

  1. 機内に基板を搬入して、前記機内で前記基板に対して作業を実行する基板作業機であって、
    前記機内に配置され、前記基板に対して作業を実行する作業機構と、
    前記機内に配置され、前記基板と前記作業機構との相対的な位置を位置決めする位置決め機構であって、前記基板と前記作業機構との相対的な位置決めに応じて移動する移動部材を備える、位置決め機構と、
    前記機内に配置され、前記移動部材を駆動する駆動装置であって、駆動源と、前記駆動源を収容するケースと、前記ケース外に少なくとも一部が位置し、前記駆動源で発生する駆動力によって移動して前記駆動力を前記移動部材に伝達する駆動部材と、を備える、駆動装置と、
    前記機内に配置され、前記移動部材及び前記駆動部材の少なくとも一方の移動量を検出する検出器と、を備え、
    前記位置決め機構は、前記基板を搬送方向に搬送する基板搬送機構であり、
    前記駆動部材は、当該駆動装置が発生する駆動力によって回転する出力軸であり、
    前記移動部材は、前記出力軸に伝達される前記駆動力を伝達するプーリであり、
    前記出力軸の一端には、前記プーリが接続されており、
    前記検出器は、前記駆動源と前記プーリとの間であって前記プーリの近傍に配置され、前記出力軸又は前記プーリの回転量を検出する、基板作業機。
  2. 前記基板作業機は、電子部品を前記基板に実装する部品実装機であり、
    前記プーリは、前記基板を搬送する一対のコンベアベルトのそれぞれに駆動力を伝達する一対のプーリであり、
    前記検出器は、前記一対のプーリの少なくとも一方に設置される、請求項1に記載の基板作業機。
  3. 前記基板作業機は、印刷機であり、
    前記作業機構は、スクリーンマスクを備えており、
    前記位置決め機構は、前記スクリーンマスクに対して前記基板を所定の位置に位置決めするように前記基板又は前記スクリーンマスクを移動させる、請求項1に記載の基板作業機。
  4. 前記駆動装置を制御する制御装置をさらに備えており、
    前記制御装置は、前記検出器で検出された移動量に基づいて、前記作業機構に対する前記基板の目標位置からのずれ量を算出し、算出した前記ずれ量に基づいて、前記基板を前記目標位置に位置決めするように前記駆動装置を制御する、請求項1~3のいずれか一項に記載の基板作業機。
  5. 前記ずれ量を報知する報知部をさらに備えている、請求項4に記載の基板作業機。
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