JP7393995B2 - 開閉装置、制御プログラム、及び開閉部材の制御方法 - Google Patents
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(他の態様)
他の態様は、撮影装置で撮影された制御対象物の周囲のエリア映像と、前記エリア映像の中にある物体と前記制御対象物との距離と、を取得する取得部と、前記取得部で取得された前記エリア映像を複数の反応エリアに区画する反応エリア生成部と、前記物体がある前記反応エリアの位置に応じて、前記制御対象物の動作を変更する制御部と、を備える制御装置である。
そのため、他の態様によれば、物体がある反応エリアの位置に応じて、制御対象物の動作を変更する制御装置を提供することができる。
第1の態様は、建物に形成された通路口を開閉する開閉部材と、前記通路口に通じるエリアを撮影するとともに、前記エリアの中にある物体と前記開閉部材との距離を測定する撮影装置と、前記撮影装置で撮影された前記開閉部材の周囲のエリア映像と、前記物体と前記開閉部材との距離と、を取得する取得部と、前記取得部で取得された前記エリア映像を、事前に設定された複数の反応エリアに区画する反応エリア生成部と、前記物体がある前記反応エリアの位置に応じて、前記開閉部材の動作を変更する制御部と、を備え、前記反応エリア生成部は、前記撮影装置から基準面までの距離と前記物体の高さとの差分及び前記反応エリアにおける前記物体の占有率に基づいて、前記物体の種類を認識し、前記制御部は、前記反応エリア生成部が認識した前記物体の種類に応じて、前記開閉部材を開方向へ反転移動させる移動量及び移動速度を調整する開閉装置である。
そのため、第1の態様によれば、例えば、開閉部材の動作中に物体を検知した場合に一律に動作を停止させる構成と比較すると、通路口に接近する物体の動きに応じて開閉部材の動作を細かく制御でき、動作の無駄を省けることで省エネ等に寄与することができる。
第2の態様は、前記反応エリア生成部は、前記通路口に近い位置にある前記反応エリアの警戒レベルを、前記通路口に遠い位置にある前記反応エリアの警戒レベルに比べて高く設定する開閉装置である。
そのため、第2の態様によれば、通路口に近い位置にある反応エリアの警戒レベルを高く設定することで、例えば、当該反応エリアに物体がある場合に動作中の開閉部材を開方向へ反転移動させる等の警戒対応を取ることができる。
第3の態様は、前記制御部は、前記物体が前記反応エリアの間を移動する方向又は移動する速度に応じて、前記開閉部材の動作を変更する開閉装置である。
そのため、第3の態様によれば、物体が反応エリアの間を移動する方向又は移動する速度に応じて、例えば、開閉部材を開方向へ反転移動させる移動量を調整したり、開閉部材を開方向へ反転移動させる移動速度を調整したりすることができる。
第4の態様は、音を出力するスピーカーを備え、前記制御部は、前記物体がある前記反応エリアの位置に応じて、前記スピーカーから出力される警告音を変更し、前記取得部で取得された前記エリア映像に示される複数の前記反応エリアの中の一の前記反応エリアに所定時間以上連続して前記物体が写り込んでいる場合、前記スピーカーから注意喚起を示す音を出力させる開閉装置である。
そのため、第4の態様によれば、例えば、物体と開閉部材との距離が近付いていることを物体に対して認識させることができる。
第5の態様は、撮影装置で撮影された、建物に形成された通路口を開閉する開閉部材の周囲のエリア映像と、前記エリア映像の中にある物体と前記開閉部材との距離と、を取得する取得ステップと、取得された前記エリア映像を、事前に設定された複数の反応エリアに区画する区画ステップと、前記物体がある前記反応エリアの位置に応じて、前記開閉部材の動作を変更する変更ステップと、前記撮影装置から基準面までの距離と前記物体の高さとの差分及び前記反応エリアにおける前記物体の占有率に基づいて、前記物体の種類を認識する認識ステップと、認識した前記物体の種類に応じて、前記開閉部材を開方向へ反転移動させる移動量及び移動速度を調整する調整ステップと、を含む処理をコンピュータに実行させる制御プログラムである。
そのため、第5の態様によれば、物体がある反応エリアの位置に応じて、開閉部材の動作を変更する制御ステップを含む処理をコンピュータに実行させる制御プログラムを提供することができる。
第6の態様は、撮影装置で撮影された、建物に形成された通路口を開閉する開閉部材の周囲のエリア映像と、前記エリア映像の中にある物体と前記開閉部材との距離と、を取得し、取得された前記エリア映像を、事前に設定された複数の反応エリアに区画し、前記物体がある前記反応エリアの位置に応じて、前記開閉部材の動作を変更し、前記撮影装置から基準面までの距離と前記物体の高さとの差分及び前記反応エリアにおける前記物体の占有率に基づいて、前記物体の種類を認識し、認識した前記物体の種類に応じて、前記開閉部材を開方向へ反転移動させる移動量及び移動速度を調整する、処理をコンピュータが実行する開閉部材の制御方法である。
そのため、第6の態様によれば、物体がある反応エリアの位置に応じて、開閉部材の動作を変更する開閉部材の制御方法を提供することができる。
図1及び図2に示すように、3Dカメラ14は、シャッターケース20の側面に設置され、図2に示す開閉部材12の外側(屋外)がエリアRとなる。
図3は、開閉装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。
図3に示すように、開閉装置10は、開閉装置10の動作を制御する制御装置50を備えている。この制御装置50は、CPU(Central Processing Unit)52、ROM(Read Only Memory)54、RAM(Random Access Memory)56、及び入出力インターフェース(I/O)58がバスを介して相互に通信可能に接続されている。
I/O58には、開閉部材12、3Dカメラ14、通信部60、及びスピーカー62が接続されている。
通信部60は、制御装置50が他の機器と通信するための通信インターフェースである。
スピーカー62は、音を出力するものであり、例えば、周囲に対して注意喚起を行うための警告音を出力する。
図4に示すように、CPU52は、ROM54に記憶されたプログラムを実行することで、取得部70、反応エリア生成部72、及び制御部74として機能する。
取得部70は、3Dカメラ14で撮影された開閉部材12の周囲のエリア映像と、エリア映像の中にある物体と開閉部材12との距離と、を取得するものである。
制御部74は、物体がある反応エリアの位置に応じて、開閉部材12の開閉動作を変更するものである。
図5は、開閉部材12の下降中に制御装置50が行う処理の流れを示すフローチャートである。なお、以下の説明では、事前に反応エリア生成部72により、障害物として検知する物体の設定及び反応エリアの設定が行われているものとする。
ステップS11において、取得部70は、3Dカメラ14により撮影されているエリア映像の中に障害物として検知する物体が写り込んでいるか否かを判定する。つまり、取得部70は、3Dカメラ14により撮影可能なエリアRの中に障害物として検知する物体が写り込んでいるか否かを判定する。そして、取得部70が、3Dカメラ14により撮影されているエリア映像の中に障害物として検知する物体が写り込んでいると判定した場合はステップS12に進み、3Dカメラ14により撮影されているエリア映像の中に障害物として検知する物体が写り込んでいると判定しない場合は当該処理を終了する。
ステップS13において、取得部70は、反応エリア内に障害物として検知する物体が写り込んでいるか否かを判定する。つまり、取得部70は、3Dカメラ14により撮影可能なエリアRの中の反応エリア内に障害物として検知する物体が写り込んでいるか否かを判定する。そして、取得部70が、反応エリア内に障害物として検知する物体が写り込んでいると判定した場合はステップS14に進み、反応エリア内に障害物として検知する物体が写り込んでいると判定しない場合は当該処理を終了する。
図6は、開閉装置10を上面視した場合において、反応エリア生成部72により設定された反応エリアを示した模式図である。
以上のように、制御部74は、物体と開閉部材12との距離が近付くにつれ、物体が開閉部材12に接触する可能性が低下する動作を行うよう開閉装置10を制御している。
上記のように、制御装置50は、3Dカメラ14で撮影された開閉部材12の周囲のエリア映像と、エリア映像の中にある物体と開閉部材12との距離と、を取得する取得部70と、取得部70で取得されたエリア映像を複数の反応エリアに区画する反応エリア生成部72と、物体がある反応エリアの位置に応じて、開閉部材12の開閉動作を変更する制御部74と、を備えている。
そのため、本実施の形態によれば、物体がある反応エリアの位置に応じて、開閉部材12の開閉動作を変更することができる。
そして、本実施の形態では、例えば、開閉部材12の下降中に物体を検知した場合に一律に下降動作を停止させる従来の構成と比較すると、通路口26に接近する物体(例:人間)の動きに応じて開閉部材12の開閉動作を細かく制御でき、動作の無駄を省けることで省エネ等に寄与することができる。
そのため、本実施の形態によれば、第1反応エリアE1の警戒レベルを高く設定することで、例えば、第1反応エリアE1に物体がある場合に下降中の開閉部材12を開方向へ反転移動させる等の警戒対応を取ることができる。
そのため、本実施の形態によれば、例えば、物体が「人間」か「車両」かに応じて、開閉部材12を開方向へ反転移動させる移動量を調整したり、開閉部材12を開方向へ反転移動させる移動速度を調整したりすることができる。
水平方向(開閉部材12の幅方向)に複数の反応エリアを設けた場合は、制御装置50に方向判別機能を設け、物体が通路口26に対して平行移動して通路口26の前を通り過ぎるときには、開閉装置10の動作を変化させないこととしてもよい。
例えば、開閉部材12以外の制御対象物として、「医療・福祉用ベッド」、「店舗等の自動ドア」、「ホームドア」、「エレベーターのドア」、「敷地・内外出入口のゲートや門扉」、「自律移動車両」、「建設機器」、「FA(Factory Automation)機器」などが想定される。
12 開閉部材
14 3Dカメラ(撮影装置の一例)
50 制御装置
70 取得部
72 反応エリア生成部
74 制御部
Claims (6)
- 建物に形成された通路口を開閉する開閉部材と、
前記通路口に通じるエリアを撮影するとともに、前記エリアの中にある物体と前記開閉部材との距離を測定する撮影装置と、
前記撮影装置で撮影された前記開閉部材の周囲のエリア映像と、前記物体と前記開閉部材との距離と、を取得する取得部と、
前記取得部で取得された前記エリア映像を、事前に設定された複数の反応エリアに区画する反応エリア生成部と、
前記物体がある前記反応エリアの位置に応じて、前記開閉部材の動作を変更する制御部と、
を備え、
前記反応エリア生成部は、前記撮影装置から基準面までの距離と前記物体の高さとの差分及び前記反応エリアにおける前記物体の占有率に基づいて、前記物体の種類を認識し、
前記制御部は、前記反応エリア生成部が認識した前記物体の種類に応じて、前記開閉部材を開方向へ反転移動させる移動量及び移動速度を調整する、
開閉装置。 - 前記反応エリア生成部は、前記通路口に近い位置にある前記反応エリアの警戒レベルを、前記通路口に遠い位置にある前記反応エリアの警戒レベルに比べて高く設定する請求項1に記載の開閉装置。
- 前記制御部は、前記物体が前記反応エリアの間を移動する方向又は移動する速度に応じて、前記開閉部材の動作を変更する請求項1又は2に記載の開閉装置。
- 音を出力するスピーカーを備え、
前記制御部は、
前記物体がある前記反応エリアの位置に応じて、前記スピーカーから出力される警告音を変更し、
前記取得部で取得された前記エリア映像に示される複数の前記反応エリアの中の一の前記反応エリアに所定時間以上連続して前記物体が写り込んでいる場合、前記スピーカーから注意喚起を示す音を出力させる、
請求項1から3の何れか1項に記載の開閉装置。 - 撮影装置で撮影された、建物に形成された通路口を開閉する開閉部材の周囲のエリア映像と、前記エリア映像の中にある物体と前記開閉部材との距離と、を取得する取得ステップと、
取得された前記エリア映像を、事前に設定された複数の反応エリアに区画する区画ステップと、
前記物体がある前記反応エリアの位置に応じて、前記開閉部材の動作を変更する変更ステップと、
前記撮影装置から基準面までの距離と前記物体の高さとの差分及び前記反応エリアにおける前記物体の占有率に基づいて、前記物体の種類を認識する認識ステップと、
認識した前記物体の種類に応じて、前記開閉部材を開方向へ反転移動させる移動量及び移動速度を調整する調整ステップと、
を含む処理をコンピュータに実行させる制御プログラム。 - 撮影装置で撮影された、建物に形成された通路口を開閉する開閉部材の周囲のエリア映像と、前記エリア映像の中にある物体と前記開閉部材との距離と、を取得し、
取得された前記エリア映像を、事前に設定された複数の反応エリアに区画し、
前記物体がある前記反応エリアの位置に応じて、前記開閉部材の動作を変更し、
前記撮影装置から基準面までの距離と前記物体の高さとの差分及び前記反応エリアにおける前記物体の占有率に基づいて、前記物体の種類を認識し、
認識した前記物体の種類に応じて、前記開閉部材を開方向へ反転移動させる移動量及び移動速度を調整する、
処理をコンピュータが実行する開閉部材の制御方法。
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