JP7389768B2 - 貫通穴配置材 - Google Patents
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Description
第1実施形態を図1に示す。第1実施形態の貫通穴配置材1は、本体(後述する熱膨張材5を除いた部分)が回転対称形状で円盤状に形成されている。貫通穴配置材1は、径方向の外縁に位置する係止部2と、径方向の内部に位置する穴部3と、係止部2と穴部3との間に位置する変位吸収部4と、を有する。
第2実施形態を図2に示す。なお、以下の第2~第10実施形態に関する説明については、基本的構成は第1実施形態と同じであるため、主に、第1実施形態と相違する構成につき説明する。第2実施形態の変位吸収部4は、係止部2と穴部3との間で上方に凸の形状とされている。詳しくは、係止部2の径方向の内縁部から貫通穴Hの内面に沿うように下方に延び、径内方向かつ上方(斜め上方)に延び、頂部を越えると径内方向かつ下方(斜め下方)に延び、配管Lに沿って上方に延びた、半径の範囲で略「W」字形状とされている。第2実施形態の変位吸収部4は、前記略「W」字形状の部分が径方向に伸びたり縮んだりすることにより伸縮する。変位吸収部4における各部の延びる方向は縦断面視で直線方向とされている。熱膨張材5は、貫通穴配置材1において係止部2を除く径方向最外部と、径方向最内部の各々から下方に延長されるように設けられている。熱膨張材5は貫通穴配置材1の前記各部の下端部に当接するように設けられている。ここで、第1実施形態における熱膨張材5は、穴部3における縁部(内縁部)に接するように設けられていたが、これに加えて、この第2実施形態のように、貫通穴配置材1の他の部分や貫通穴Hの内部に別の熱膨張材5を設けることもできる。
第3実施形態を図3に示す。第3実施形態の変位吸収部4は、下方に凸とされた、半径の範囲で略「U」字形状である。第3実施形態の変位吸収部4は、前記略「U」字形状の部分が径方向に伸びたり縮んだりすることにより伸縮する。変位吸収部4において上方に開口した空間に熱膨張材5が配置されている。つまり、変位吸収部4における、貫通穴Hの軸方向に対して傾斜した部分41に接するように熱膨張材5が設けられている。傾斜した部分41により区画された空間、第3実施形態では縦断面視で上方開口の、袋状になっている部分が有する空間に熱膨張材5を位置させることができることから、膨張していない状態の熱膨張材5を安定的に保持できる。また、貫通穴配置材1の本体と熱膨張材5とを一体形成しやすい。なお、熱膨張材5としては、柔らかい材質、例えばスポンジ状のものや粘性の低い熱膨張パテ等が使用される。
第4実施形態を図4に示す。第4実施形態の変位吸収部4は、径外かつ上方の位置から径内方向かつ下方に延びている。つまり、変位吸収部4は、径内に向かうにつれて斜め下方に下降する(片勾配をもって下降する)形状とされている。第4実施形態の変位吸収部4は、斜め下方に下降する形状の部分の傾斜が変化することにより伸縮する。変位吸収部4の上方に開口した空間に熱膨張材5が配置されている。つまり、変位吸収部4における傾斜した部分41に接するように熱膨張材5が設けられている。傾斜した部分41により区画された空間、第4実施形態では縦断面視で変位吸収部4の内面(径方向の内面)と配管Lの外面との間の空間に熱膨張材5を位置させることができることから、膨張していない状態の熱膨張材5を安定的に保持できる。
第5実施形態を図5に示す。第5実施形態は、熱膨張材5の配置を除き、第1実施形態と同一形態である。つまり、第5実施形態の変位吸収部4はベローズを有し、径外位置から径内位置に至るにつれ、下方に向かってから上方に折り返されて更に下方に折り返された形状である。第5実施形態の変位吸収部4は、ベローズの折り返し部分が径方向に伸びたり縮んだりすることにより伸縮する。変位吸収部4の上方及び下方に開口した各空間に熱膨張材5が配置されている。
第6実施形態を図6に示す。第6実施形態の変位吸収部4は、上方に開口した、平面視で環状である溝部を有し、この溝部に熱膨張材5が配置されている。第6実施形態の変位吸収部4は、溝部と、溝部の径内及び径外の隣接部分とが径方向に伸びたり縮んだりすることにより伸縮する。また、係止部2と変位吸収部4との境界部分から、建築物の貫通穴Hの内面に沿わせることのできる縦部材6が下方に延びている。また穴部3は、変位吸収部4の径方向の内縁から下方に延びている。
第7実施形態を図7に示す。第7実施形態の変位吸収部4には、金属板から形成された金属ベローズ7(71)が用いられている。第7実施形態の金属ベローズ71は、縦断面視で上下方向に複数回折り返されて径方向に延びた波状とされ、径方向外部が係止部2を介して建築物に固定され、径方向内部が穴部3を介して配管Lに当接している。第7実施形態の変位吸収部4は、金属ベローズ71の折り返し部分が径方向に伸びたり縮んだりすることにより伸縮する。なお、熱膨張材5としては、柔らかい材質、例えばスポンジ状のものや粘性の低い熱膨張パテ等が使用される。
第8実施形態を図8に示す。第8実施形態の変位吸収部4には、第7実施形態と同様に金属ベローズ7(72)が用いられている。この金属ベローズ72は、縦断面視で径内外方向に複数回折り返されて上下方向に延びた波状とされ、下端部が係止部2を介して建築物に固定され、上端部が径内方向に延び、穴部3を介して配管Lに当接している。第8実施形態の変位吸収部4は、金属ベローズ72の折り返し部分が径方向(折り返しの方向に交わる方向)にずれることにより、貫通穴Hと長尺体とが芯ずれしていた場合に、穴部3の位置を芯ずれに追従さる。なお、熱膨張材5としては、柔らかい材質、例えばスポンジ状のものや粘性の低い熱膨張パテ等が使用される。
第9実施形態を図9に示す。第9実施形態の変位吸収部4は、軟質材料から形成された、例えばスポンジ状の柔軟環状体42が用いられている。変位吸収部4は、径方向外部が係止部2を介して建築物に固定され、径方向内部が穴部3を介して配管Lに当接している。第9実施形態の変位吸収部4は、柔軟環状体42が径方向に膨張したり圧縮したりすることにより伸縮する。第9実施形態の熱膨張材5は、穴部3の下方に連続して設けられている。なお、熱膨張材5は、係止部2の下方に設けられていてもよい。
第10実施形態を図10に示す。第10実施形態の変位吸収部4は、例えばチューブ状の中空環状体43が用いられている。変位吸収部4は、径方向外部が係止部2を介して建築物に固定され、径方向内部が穴部3を介して配管Lに当接している。第10実施形態の変位吸収部4は、中空環状体43が径方向に膨張したり圧縮したりすることにより伸縮する。第10実施形態では熱膨張材5は、穴部3の下方に連続して設けられている。なお熱膨張材5は、係止部2の下方に設けられていてもよい。
2 係止部
3 穴部
4 変位吸収部
41 変位吸収部の傾斜した部分
42 柔軟環状体
43 中空環状体
5 熱膨張材
6 縦部材
7 金属ベローズ
71 金属ベローズ(第7実施形態)
72 金属ベローズ(第8実施形態)
C 建築物の区画体、床
H 貫通穴
L 長尺体、配管
Claims (3)
- 構造物における区画体に形成された貫通穴における長尺体が貫通する部分の空間を埋めるために用いられ、
径方向の外縁に位置し、前記貫通穴への配置時に前記貫通穴を囲む外面または前記貫通穴の内周面に対して係止される係止部と、
径方向の内部に位置し、前記長尺体が通るよう貫通した穴部と、
前記係止部と前記穴部との間に位置し、径方向の変位を吸収可能であって、前記穴部の径方向の位置を変化させられる変位吸収部と、
火災時の熱を受けて膨張し、当該膨張によって埋まる空間を前記貫通穴に有するように設けられた熱膨張材と、を有し、
少なくとも前記変位吸収部が弾性を有する材料から形成されており、
前記変位吸収部が、前記貫通穴への配置時に前記貫通穴の軸方向に対して傾斜した部分を有し、前記変位の吸収に伴い前記傾斜が変化するものであり、
前記熱膨張材は、前記傾斜した部分に接するように設けられた、貫通穴配置材。 - 前記変位吸収部がベローズを有する、請求項1に記載の貫通穴配置材。
- 少なくとも前記穴部における縁部に接するように前記熱膨張材が設けられた、請求項1または2に記載の貫通穴配置材。
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