JP7388840B2 - プリンタ - Google Patents

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本発明は、プリンタに関する。
例えば特許文献1には、液体噴射ヘッドから排出される廃インクなどの廃液が収容される廃液収容体と、廃液収容体を着脱可能に装着する廃液収容体装着部とを備えたプリンタが開示されている。廃液収容体および廃液収容体装着部は、筐体の内部空間の下部に設けられており、背面に形成された装着口を通じて、廃液収容体を筐体から抜き出したり、筐体内に装着したりすることができる。
例えば廃液収容体内の廃液がある程度の量まで達したとき、装着口を通じて廃液収容体を廃液収容体装着部から取り外して、廃液収容体内の廃液を廃棄する。廃液収容体内の廃液を廃棄した後、装着口を通じて廃液収容体を廃液収容体装着部に装着する。
特開2012-196799号公報
ところで、廃液収容体を廃液収容体装着部から取り外す作業をしているとき、廃液収容体から廃液が零れ落ちることがあり得る。廃液収容体から零れ落ちた廃液は、例えば床面に飛び散るおそれがある。また、廃液収容体内の廃液を廃棄する際には廃液収容体はある程度の重量を有しているため、廃液収容体を廃液収容体装着部から着脱する作業をしているとき、廃液収容体を誤って落下させることがあり得る。そのため、作業者は、廃液収容体を着脱する際に、廃液収容体を落下させないように細心の注意を払って作業しなければならないため、廃液収容体を着脱する際の作業性が低下していた。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、廃液が収容された廃液収容体を着脱する際の作業性を向上させることができ、かつ、廃液収容体から零れ落ちた廃液が床面などに飛び散ることを防ぐことが可能なプリンタを提供することである。
ここに開示されるプリンタは、記録ヘッドと、廃液収容体と、支持部材と、廃液受け容器と、ガード部材と、を備えている。前記記録ヘッドはインクを吐出する。前記廃液収容体は、前記記録ヘッドから吐出されたインクのうち廃棄されるインクである廃液が収容される。前記支持部材は、前記廃液収容体を着脱可能に支持する。前記廃液受け容器は、平面視において、前記支持部材に支持された前記廃液収容体と少なくとも一部が重なる位置であり、かつ、前記廃液収容体の下方に配置された底面部を有し、樹脂によって形成され、下方に凹んだ容器状である。前記ガード部材は、平面視において、前記支持部材に支持された前記廃液収容体と少なくとも一部が重なる位置に配置されると共に、前記廃液受け容器内に配置され、金属によって形成されている。
前記プリンタによれば、廃液収容体から廃液が零れ落ちた場合であっても、その零れ落ちた廃液は、廃液収容体の下方に位置する廃液受け容器内に落下する。そのため、廃液収容体から零れ落ちた廃液が床面などに飛び散ることを防ぐことができる。例えば支持部材から廃液収容体を着脱する作業をしているとき、廃液収容体を誤って廃液受け容器内に落下させることがあり得る。廃液受け容器は樹脂製であるため、廃液収容体を廃液受け容器に直接落下させないために、作業者は細心の注意を払って廃液収容体を着脱する作業を行う。しかしながら、前記プリンタによれば、廃液受け容器内に金属製のガード部材が配置されている。そのため、仮に廃液収容体を誤って落下させた場合、廃液収容体はガード部材に直接落下する。よって、仮に廃液収容体を誤って落下させても、従来ほど問題視されないため、廃液収容体を着脱する際の作業がし易い。このように、廃液収容体とガード部材との二重構造にすることで、廃液収容体から零れ落ちた廃液を受けることができると共に、廃液収容体を着脱する際の作業性を向上させることができる。
本発明によれば、廃液が収容された廃液収容体を着脱する際の作業性を向上させることができ、かつ、廃液収容体から零れ落ちた廃液が床面などに飛び散ることを防ぐことが可能なプリンタを提供することができる。
一実施形態に係るプリンタの斜視図である。 印刷カバーを開けた状態のプリンタを示す正面図である。 プリンタの右側面図であり、廃液ユニットの位置を示す図である。 廃液ユニットの斜視図である。 廃液ユニットの右側面断面図である。 廃液ユニットの正面断面図である。 廃液受け容器の斜視図である。 ガード部材の斜視図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る実施の形態について説明する。なお、ここで説明される実施形態は、当然ながら特に本発明を限定することを意図したものではない。
図1は、本実施形態に係るインクジェットプリンタ(以下、プリンタという。)10を示す斜視図である。以下の説明において、前、後、左、右、上、下とは、プリンタ10を正面から見たとき(ここでは、後述の媒体5が搬送される方向からプリンタ10を見たとき)の前、後、左、右、上、下をそれぞれ意味するものとする。図面中の符号F、Rr、L、R、U、Dは、それぞれ前、後、左、右、上、下を意味する。なお、これら方向は説明の便宜上定めた方向に過ぎず、プリンタ10の設置態様を何ら限定するものではない。
本実施形態では、プリンタ10は、インクジェット方式のプリンタである。ここで、「インクジェット方式」とは、二値偏向方式または連続偏向方式などの各種の連続方式、および、サーマル方式または圧電素子方式などの各種のオンデマンド方式を含む従来公知の各種の手法によるインクジェット式のことをいう。
図1に示すように、プリンタ10は、箱状に形成され、内部に空間を有する筐体11を備えている。筐体11は、印刷筐体部12と、メンテナンス筐体部13とを有している。印刷筐体部12は、その内部空間において主に印刷が行われる部分である。図2は、印刷カバー16が開かれた状態のプリンタ10を示す正面図である。図3は、プリンタ10の右側面図である。図2に示すように、印刷筐体部12には、前面側に向いた開口15が形成されている。本実施形態では、この開口15を開閉可能に構成された印刷カバー16が印刷筐体部12に設けられている。この印刷カバー16は、例えば上端を軸に上方に開口するように構成されている。印刷カバー16の一部はアクリル板などの透明な部材によって形成されている。そのため、印刷カバー16を通じて印刷筐体部12の内部を確認することができる。
メンテナンス筐体部13は、その内部空間においてメンテナンス用の装置などが収容される部分である。図2に示すように、メンテナンス筐体部13の内部には、例えば後述するキャッピング装置40や廃液ユニット50が配置されている。本実施形態では、メンテナンス筐体部13は、印刷筐体部12の右方に設けられているが、印刷筐体部12の左方に設けられていてもよい。また、メンテナンス筐体部13は、印刷筐体部12の左方および右方の両方に設けられていてもよい。なお、メンテナンス筐体部13と印刷筐体部12とは、概念的な区別であり、必ずしも部品によって区別されていなくてもよく、一部の部品は共通のものであってもよい。
本実施形態では、図1に示すように、メンテナンス筐体部13は、ベースプレート20と、右プレート21と、仕切フレーム22と、後プレート23と、取付プレート24と、後天プレート25とを有している。ベースプレート20は、前後方向および左右方向に延びたものであり、印刷筐体部12の底面も構成している。右プレート21は、ベースプレート20の右端から上方に延びている。仕切フレーム22は、印刷筐体部12とメンテナンス筐体部13を仕切るものであり、ベースプレート20から上方に延びている。仕切フレーム22は、右プレート21の左方に配置され、右プレート21と対向している。なお、仕切フレーム22は、板状の部材ではないため、印刷筐体部12の内部とメンテナンス筐体部13の内部とは連通している。後プレート23は、ベースプレート20の後端から上方に延びている。なお、後プレート23は、メンテナンス筐体部13のみならず、印刷筐体部12の後面を構成していてもよい。
取付プレート24は、前斜め下方に延びたものである。取付プレート24は、右プレート21の上端の前部と仕切フレーム22の上端の前部との間に配置されており、着脱可能に配置されるものである。本実施形態では、取付プレート24には、操作孔24aが形成されており、この操作孔24aには、操作パネル29が配置されている。後天プレート25は、後斜め下方に延びたものであり、取付プレート24の後方に配置されている。後天プレート25は、右プレート21の上端の後部、仕切フレーム22の上端の後部、および、後プレート23の上端に接続されている。
本実施形態では、メンテナンス筐体部13には、ベースプレート20、右プレート21、仕切フレーム22および取付プレート24のそれぞれの前端に囲まれたメンテナンス開口27が形成されている。このメンテナンス開口27は、前方に開口している。メンテナンス筐体部13には、メンテナンス開口27を開閉可能に構成されたメンテナンスカバー28が設けられている。このメンテナンスカバー28は、上下に延びたものである。
本実施形態では、プリンタ10は、図2に示すように、ガイドレール30と、キャリッジ31と、複数の記録ヘッド32と、光照射装置34とを備えている。ガイドレール30は、印刷筐体部12の内部からメンテナンス筐体部13の内部に亘って配置されている。ガイドレール30は、左右方向に延びている。ガイドレール30は、筐体11に固定されている。ガイドレール30には、キャリッジ31が摺動自在に係合している。キャリッジ31は、ガイドレール30に沿って左右方向に移動可能である。
なお、詳しい図示および説明は省略するが、キャリッジ31は、移動機構によって左右方向に移動可能に構成されている。例えば移動機構は、ガイドレール30の左端および右端に配置された一対のプーリと、一対のプーリに巻き掛けられた無端状のベルトと、一方のプーリに接続されたキャリッジモータとを備えている。キャリッジ31は、ベルトに固定されている。キャリッジモータが駆動するとプーリが回転し、一対のプーリの間をベルトが走行する。これにより、キャリッジ31が左右方向に移動する。
複数の記録ヘッド32は、キャリッジ31の下面に設けられている。本実施形態では、記録ヘッド32の数は4つであるが、記録ヘッド32の数は特に限定されない。複数の記録ヘッド32は、左右方向に並んでいる。複数の記録ヘッド32は、後述のテーブル35に向かってインクを吐出する。図示は省略するが、記録ヘッド32の下面には、インクを吐出する複数のノズルが形成されている。
複数の記録ヘッド32には、それぞれインクカートリッジ36が接続されている。記録ヘッド32とインクカートリッジ36とは、インク流路(図示せず)によって接続されている。ここでは、複数の記録ヘッド32から吐出されるインクは、いずれも光硬化性インクである。光硬化性インクとは、例えば紫外線を照射されると硬化し易い紫外線硬化型のインクである。光硬化性インクの成分、特性などは特に限定されない。また、インクの色も特に限定されない。複数の記録ヘッド32から吐出されるそれぞれのインクは、シアンインク、マゼンタインク、イエローインクおよびブラックインクなどのプロセスカラーインクや、クリアインクおよびホワイトインクなどの特色インクのいずれかである。
光照射装置34は、キャリッジ31に設けられている。光照射装置34は、インクを硬化させる光を照射する装置である。本実施形態では、光照射装置34は、紫外線を照射する。ここでは、光の光源は、例えば発光ダイオードであるが、その種類は特に限定されない。光照射装置34は、キャリッジ31の左側面に配置されている。ただし、光照射装置34は、キャリッジ31の右側面に配置されていてもよいし、キャリッジ31の左側面および右側面の両面に配置されていてもよい。
本実施形態に係るプリンタ10は、いわゆるフラットベッドタイプのプリンタであり、テーブル35を備えている。テーブル35は、印刷筐体部12の内部に配置されている。テーブル35は、キャリッジ31の下方であり、かつ、ガイドレール30の下方に配置されている。テーブル35は、媒体5を支持する。テーブル35は、平板状の部材である。なお、媒体5の形状は特に限定されず、平板状の他、様々な立体形状を有していてもよい。また、媒体5の材質も特に限定されず、媒体5は、例えば、木、金属、ガラス、紙、布などであってもよい。
なお、詳しい図示および説明は省略するが、テーブル35は、テーブル移動機構によって前後方向に移動可能に構成されている。また、テーブル35は、テーブル昇降機構によって昇降可能に構成されている。
本実施形態では、ガイドレール30の右端部分には、ホームポジションが設定されている。このホームポジションは、印刷待機時やメンテナンスが行われているときなどに、キャリッジ31および記録ヘッド32が配置される位置である。このホームポジションは、メンテナンス筐体部13の内部に設定されている。
プリンタ10は、ホームポジションに位置するキャリッジ31の下方に配置されたキャッピング装置40と、廃液ユニット50とを備えている。キャッピング装置40は、キャップ41と、キャップ移動機構42と、廃液流路43と、吸引ポンプ44とを有している。
キャップ41は、上方が開口した箱状に形成され、下方から記録ヘッド32に装着される。ここでは、1つのキャップ41は1つの記録ヘッド32に装着されるため、記録ヘッド32の数と同じ数のキャップ41が設けられている。ここでは、4つのキャップ41が存在する。キャップ41は、キャップ移動機構42によって支持されている。キャップ移動機構42は、キャップ41を下方から支持して上下方向に移動させる。キャップ移動機構42によって、キャップ41は、記録ヘッド32に装着され、また離間される。
廃液流路43の一端はキャップ41に接続され、廃液流路43の他端は、後述の支持部材53を介して廃液収容体51に着脱可能に接続される。なお、廃液流路43の種類は特に限定されないが、例えば廃液流路43はチューブによって構成されている。吸引ポンプ44は、廃液流路43の途中部分に設けられている。キャップ41が記録ヘッド32に装着された状態で、吸引ポンプ44が駆動することで、記録ヘッド32内のインクが吸引され、キャップ41内に排出される。キャップ41内のインクは、吸引ポンプ44の駆動によって、廃液流路43を通じて廃液収容体51に排出される。
以下の説明において、記録ヘッド32から吐出されたインクのうち廃棄されるインクを廃液という。廃液は、記録ヘッド32からキャップ41に排出されたインクである。ここでは、キャップ41から廃液流路43を通じて廃液収容体51に排出されたインクは、廃液である。
次に、廃液ユニット50について詳しく説明する。廃液ユニット50には、廃液が排出される。ここでは、図2に示すように、廃液ユニット50は、筐体11のメンテナンス筐体部13内に配置され、ホームポジションの下方に配置されている。図3に示すように、廃液ユニット50は、側面視においてガイドレール30よりも前方に配置され、ベースプレート20の前部に配置されている。ここで、ベースプレート20の前部とは、ベースプレート20を前後に2分割したときの前側の部位のことをいう。
図4は、廃液ユニット50の斜視図である。図5、図6は、それぞれ廃液ユニット50の右側面断面図、正面断面図である。図6に示すように、廃液ユニット50は、廃液収容体51と、支持部材53と、廃液受け容器55と、ガード部材57とを有している。
廃液収容体51には、記録ヘッド32から吐出されたインクの廃液であって、キャップ41内に排出されたインクの廃液が収容されるものである。廃液収容体51に収容された廃液は、利用者の手作業で廃棄される。廃液収容体51の形状は特に限定されないが、ここでは廃液収容体51は、ボトル状である。ここで、ボトル状とは、少なくとも内部に空間を有する有底のものをいう。
廃液収容体51は、支持部材53によって支持される。ここでは、支持部材53は、廃液収容体51を吊り下げて支持する。言い換えると、廃液収容体51は、ベースプレート20に接触しない状態で支持部材53に支持されている。本実施形態では、支持部材53は、メンテナンス筐体部13の内部において、ベースプレート20の上方に配置されている。支持部材53は、ガイドレール30(図3参照)よりも前方であり、かつ、記録ヘッド32(図2参照)よりも下方に配置されている。支持部材53は、筐体11に固定されている。
支持部材53の形状は特に限定されない。本実施形態では、支持部材53は筒状の部材である。詳しくは、支持部材53は、廃液流路43(図2参照)の他端に接続される接続筒部61と、接続筒部61の下方に配置され、廃液収容体51を支持する支持筒部62とを有している。本実施形態では、支持筒部62の内周面によって、挿入孔65が形成されている。ここでは、接続筒部61の内径は、支持筒部62の内径よりも小さい。そのため、接続筒部61の内周面と、支持筒部62の内周面との間には段差部63が設けられている。本実施形態では、支持部材53の上端(詳しくは、接続筒部61の上端)には、支持部材53の外側に延びたフランジ68(図6参照)が形成されている。このフランジ68は、筐体11のメンテナンス筐体部13内に設けられた固定部材13aに載置され、固定部材13aに固定されている。
支持部材53が廃液収容体51を支持する構成は、特に限定されない。本実施形態では、廃液収容体51は、支持部材53に嵌め込まれることで支持される。廃液収容体51は、支持部材53の挿入孔65に挿入される。本実施形態では、廃液収容体51は、支持部材53と螺合することで支持部材53に支持される。具体的には、廃液収容体51の外周面の上部には、雄螺子51aが形成されている。支持部材53における挿入孔65を形成する周面(ここでは、支持筒部62の内周面)には、廃液収容体51の雄螺子51aと螺合する雌螺子53aが形成されている。ここでは、廃液収容体51を挿入孔65に挿入しながら支持部材53に対して回転させる。このことで、廃液収容体51の雄螺子51aが支持部材53の雌螺子53aと螺合(言い換えると、係合)することで、廃液収容体51は、支持部材53に吊り下がって支持された状態となる。
廃液受け容器55は、廃液収容体51から零れ落ちた廃液を受けるための部材である。廃液受け容器55は、下方に凹んだ容器状の部材である。廃液受け容器55は、支持部材53の下方に配置されている。廃液受け容器55は、平面視において、支持部材53に支持された廃液収容体51と少なくとも重なる位置に配置されている。
本実施形態では、メンテナンス筐体部13を構成するベースプレート20の部位には、ベースプレート20を上下で貫通するように収容孔20aが形成されている。この収容孔20aには、廃液受け容器55が収容される。収容孔20aは、平面視においてガイドレール30(図3参照)よりも前方に配置され、一部が支持部材53および支持部材53に支持された廃液収容体51と重なり、他の一部が支持部材53および廃液収容体51よりも前方に延びている。ここでは、収容孔20aは、左右方向よりも前後方向に長い細長い矩形状である。
本実施形態では、廃液受け容器55は、上方、言い換えると支持部材53に支持された廃液収容体51に向かって開口している。なお、廃液受け容器55の形状および構成は特に限定されない。図7は、廃液受け容器55の斜視図である。本実施形態では、図7に示すように、廃液受け容器55は、底面部71と、前面部72と、後面部73と、左面部74と、右面部75とを有している。底面部71、前面部72、後面部73、左面部74および右面部75は、それぞれ板状のものであり、かつ、矩形状のものである。
底面部71は、左右方向よりも前後方向に長い細長いものである。図6に示すように、底面部71は、支持部材53に支持された廃液収容体51よりも下方に配置されており、当該廃液収容体51とは離間している。底面部71の一部(ここでは後部)は、平面視において支持部材53および廃液収容体51と重なる位置に配置され、図5に示すように、底面部71の他の一部(ここでは後部を除いた底面部71の部位)は、支持部材53および廃液収容体51よりも前方に配置されている。ただし、底面部71の一部が平面視において支持部材53および廃液収容体51と重なった位置に配置されていればよく、当該一部は、底面部71の前部であってもよいし、中央部であってもよい。
図7に示すように、前面部72は、底面部71の前端から上方に延びている。後面部73は、底面部71の後端から上方に延びている。前面部72と後面部73とは対向している。左面部74は、底面部71の左端から上方に延びている。左面部74は、前面部72の左端および後面部73の左端と連続している。右面部75は、底面部71の右端から上方に延びている。右面部75は、前面部72の右端および後面部73の右端と連続している。右面部75は、左面部74と対向している。
本実施形態では、廃液受け容器55には、隙間が形成されておらず、言い換えると底面部71と、前面部72と、後面部73と、左面部74と、右面部75との間には、隙間が形成されていない。そのため、廃液受け容器55は、上方に向いた開口以外の箇所から廃液は零れ落ちないように構成されている。
本実施形態では、廃液受け容器55には、容器側フランジ76が形成されている。容器側フランジ76は、図6に示すように、廃液受け容器55を収容孔20aに収容したとき、ベースプレート20に載置されるものである。そのため、廃液受け容器55は、容器側フランジ76を介してベースプレート20に支持されている。
容器側フランジ76は、廃液受け容器55の外周面から廃液受け容器55の外側に向かって延びている。ここで、「廃液受け容器55の外側」とは、平面視において廃液受け容器55の中心から離れる側のことをいう。ここでは、容器側フランジ76は、前面部72の上端から前方に延び、かつ、後面部73の上端から後方に延びている。更に、容器側フランジ76は、左面部74の上端から左方に延び、かつ、右面部75の上端から右方に延びている。
本実施形態では、廃液受け容器55には、複数のリブ77が形成されている。これらリブ77は、例えば上下方向に延びたものであり、前面部72、後面部73、左面部74および右面部75に形成されている。リブ77は、底面部71にも形成されていてもよい。このように、リブ77が廃液受け容器55に形成されていることで、廃液受け容器55を補強することができる。そのため、廃液受け容器55(詳しくは、底面部71、前面部72、後面部73、左面部74および右面部75)の厚みを比較的に薄くすることができる。よって、廃液受け容器55を安価に作製することができる。廃液受け容器55の厚みは、例えばガード部材57の後述の底板部81および側板部88の厚みよりも薄い。ただし、廃液受け容器55の厚みは、ガード部材57の底板部81および側板部88の厚みよりも厚くてもよい。
廃液受け容器55は、樹脂によって形成されている。なお、廃液受け容器55を作製する方法は特に限定されないが、ここでは、真空成型によって廃液受け容器55を作製している。
ガード部材57は、廃液収容体51が廃液受け容器55内に落下するとき、廃液受け容器55に直接落下することをガードするものである。ガード部材57は、平面視において支持部材53に支持された廃液収容体51と少なくとも一部(ここでは、ガード部材57の後部)が重なる位置に配置されると共に、廃液受け容器55内に配置されるものである。なお、平面視において支持部材53に支持された廃液収容体51と重なるガード部材57の部位は、前部であってもよいし、中央部であってもよい。
なお、ガード部材57の形状および構成は特に限定されない。図8は、ガード部材57の斜視図である。本実施形態では、図8に示すように、ガード部材57は、容器状の部材であり、上方に開口している。具体的には、ガード部材57は、底板部81と、前板部82と、後板部83と、左板部84と、右板部85とを有している。底板部81、前板部82、後板部83、左板部84および右板部85は、それぞれ板状かつ矩形状のものである。
底板部81は、左右方向よりも前後方向に長い細長い形状のものである。図5に示すように、底板部81の上方には、支持部材53に支持された廃液収容体51が配置され、底板部81と廃液収容体51とは離間している。底板部81の一部(ここでは後部)は、平面視において支持部材53および廃液収容体51と重なる位置に配置され、底板部81の他の一部(ここでは後部を除いた底板部81の部位)は、支持部材53および廃液収容体51よりも前方に配置されている。底板部81の下方には、廃液受け容器55の底面部71が配置されている。ここでは、底板部81は、廃液収容体51と、廃液受け容器55の底面部71との間に配置されている。
前板部82は、底板部81の前端から上方に延びており、廃液受け容器55の前面部72の後方に配置される。後板部83は、底板部81の後端から上方に延びており、廃液受け容器55の後面部73の前方に配置される。前板部82と後板部83とは対向している。図6に示すように、左板部84は、底板部81の左端から上方に延びており、廃液受け容器55の左面部74の右方に配置される。
左板部84は、前板部82の左端および後板部83の左端と、連続していてもよいし、一部または全部が離間していてもよい。右板部85は、底板部81の右端から上方に延びており、廃液受け容器55の右面部75の左方に配置される。右板部85は、前板部82の右端および後板部83の右端と連続していてもよいし、一部または全部が離間していてもよい。右板部85は、左板部84と対向している。本実施形態では、前板部82、後板部83、左板部84および右板部85が、側板部88(図8参照)を構成している。
本実施形態では、ガード部材57には、隙間が形成されている。言い換えると、前板部82と左板部84との間、前板部82と右板部85との間、後板部83と左板部84との間、および、後板部83と右板部85との間には、隙間が形成されている。ここでいうガード部材57の「隙間」とは、ガード部材57を作製する際、意図的に形成されたものではなく、作製において意図せずに形成されたものである。本実施形態では、視認孔81aは意図的に形成させたものであるため、隙間ではない。
本実施形態では、ガード部材57には、ガード側フランジ86が形成されている。ガード側フランジ86は、ガード部材57が内部に配置された廃液受け容器55を収容孔20aに収容したとき、ベースプレート20に載置されるものである。ここでは、ベースプレート20に容器側フランジ76が載置され、容器側フランジ76上にガード側フランジ86が載置されている。ガード部材57は、ガード側フランジ86を介してベースプレート20に支持されている。
図8に示すように、ガード側フランジ86は、ガード部材57の側板部88の外周面からガード部材57の外側に向かって延びている。ここで、「ガード部材57の外側」とは、平面視においてガード部材57の中心から離れる側のことをいう。本実施形態では、ガード側フランジ86は、前板部82の上端から前方に延びている。また、ガード側フランジ86は、左板部84の上端から左方に延び、かつ、右板部85の上端から右方に延びている。本実施形態では、収容孔20aの後方には、上下に延びた部材(図示せず)が設けられている。収容孔20aの後方の上記部材と干渉しないために、ガード側フランジ86は、後板部83から後方に延びていない。
本実施形態では、ガード部材57の底板部81には、底板部81を貫通する視認孔81aが形成されている。例えば廃液収容体51内に溜まった廃液が廃液収容体51内から外部に漏れたり、溢れたりした場合、その廃液は、ガード部材57の前板部82と左板部84との間、前板部82と右板部85との間、後板部83と左板部84との間、および、後板部83と右板部85との間の隙間を通じて、ガード部材57内に入り込む。利用者が廃液受け容器55内の廃液の量を確認するとき、視認孔81aを介して廃液受け容器55に入り込んだ廃液の溜まり具合を視認することができる。本実施形態では、視認孔81aは、底板部81の中央部分に1つ形成されており、その形状は円形状である。しかしながら、視認孔81aの形成位置、数、形状などは特に限定されない。
ガード部材57は、金属製である。ガード部材57は、1枚の板金によって形成されるものである。この場合、1枚の板金を適宜折り曲げることで、底板部81、前板部82、後板部83、左板部84、右板部85およびガード側フランジ86が作製される。底板部81に対して、底板部81の周縁に沿った前板部82、後板部83、左板部84および右板部85を折り曲げことで、ガード部材57を形成することができる。
本実施形態では、図5および図6に示すように、ガード部材57を廃液受け容器55内に配置したとき、ガード部材57と廃液受け容器55との間には、隙間が形成されている。詳しくは、ガード部材57の底板部81と、廃液受け容器55の底面部71との間には隙間が形成されている。同様に、ガード部材57の前板部82と廃液受け容器55の前面部72との間、ガード部材57の後板部83と廃液受け容器55の後面部73との間、ガード部材57の左板部84と廃液受け容器55の左面部74との間、および、ガード部材57の右板部85と廃液受け容器55の右面部75との間には、それぞれ隙間が形成されている。ただし、ガード部材57は、ガード側フランジ86を除いた一部が廃液受け容器55と接触していてもよい。
本実施形態では、廃液受け容器55の前後方向の長さ、および、ガード部材57の前後方向の長さは、廃液収容体51の前後方向の長さよりも長く、ここでは、廃液収容体51の前後方向の長さの2倍以上である。平面視において、支持部材53に支持された廃液収容体51よりも前方に、廃液受け容器55の前部、および、ガード部材57の前部が配置される。廃液受け容器55の左右方向の長さ、および、ガード部材57の左右方向の長さは、廃液収容体51の方向方向の長さよりも若干長い。
次に、本実施形態に係るプリンタ10において、廃液収容体51を支持部材53に取り付けたり、取り外したりする手順について説明する。利用者は、メンテナンスカバー28(図1参照)を操作して、メンテナンス筐体部13のメンテナンス開口27(図1参照)を開放する。利用者は、このメンテナンス開口27を通じて廃液収容体51を支持部材53に取り付けたり、取り外したりすることができる。
廃液収容体51を支持部材53に取り付ける際、廃液収容体51は、廃液受け容器55内であり、かつ、ガード部材57内に配置されている状態で、支持部材53に対して廃液収容体51を回転(例えば反時計回りに回転)させながら、図6に示すように、廃液収容体51の上部(ここでは、雄螺子51aが形成されている廃液収容体51の部位)を支持部材53の挿入孔65に挿入する。このとき、廃液収容体51の雄螺子51aと、支持部材53の挿入孔65に形成された雌螺子53aとが螺合する。そして、廃液収容体51の上端が支持部材53の段差部63に当接したとき、支持部材53に対する廃液収容体51の回転が規制される。このことによって、廃液収容体51は支持部材53に支持された状態となる。
一方、例えば廃液収容体51内の廃液がある程度溜まったとき、廃液収容体51内の廃液を廃棄するために、廃液収容体51を支持部材53から取り外す。ここでは、支持部材53に対して廃液収容体51を回転(例えば時計回りに回転)させる。このことで、廃液収容体51の雄螺子51aと支持部材53の雌螺子53aとの螺合状態が解除され、廃液収容体51を支持部材53から取り外すことができる。
廃液収容体51には、廃液が溜まっている状態であるため、ある程度の重量を有する。そのため、廃液収容体51を支持部材53から取り外した後、例えば利用者は、廃液収容体51を一度廃液受け容器55内であって、ガード部材57内に置く。このとき、廃液収容体51は、ガード部材57の後部に配置された状態となる。次に、利用者は、廃液収容体51を手前に引くことで、廃液収容体51は、廃液受け容器55の底面部71(言い換えると、ガード部材57の底板部81)に沿って前方にスライド移動する。そして、廃液収容体51が廃液受け容器55の前部に配置されたとき、利用者は、メンテナンス開口27(図1参照)を通じて廃液収容体51を持ち上げ、メンテナンス筐体部13から引き抜く。その後、廃液収容体51内の廃液を廃棄する。
以上、本実施形態では、廃液収容体51から廃液が零れ落ちた場合であっても、その零れ落ちた廃液は、廃液収容体51の下方に位置する廃液受け容器55内に落下する。そのため、廃液収容体51から零れ落ちた廃液が床面などに飛び散ることを防ぐことができる。例えば支持部材53から廃液収容体51を着脱する作業をしているとき、廃液収容体51を誤って廃液受け容器55内に落下させることがあり得る。本実施形態では、廃液受け容器55は樹脂製であるため、廃液収容体51を廃液受け容器55に直接落下させないために、作業者は細心の注意を払って廃液収容体51を着脱する作業を行う必要があった。しかしながら、本実施形態では、廃液受け容器55内に金属製のガード部材57が配置されている。そのため、仮に廃液収容体51を誤って落下させた場合、廃液収容体51はガード部材57に直接落下する。そのため、仮に廃液収容体51を誤って落下させても、従来ほど問題視されないため、廃液収容体51を着脱する際の作業がし易い。このように、廃液収容体51とガード部材57との二重構造にすることで、廃液収容体51から零れ落ちた廃液を受けることができると共に、廃液収容体51を着脱する際の作業性を向上させることができる。
本実施形態では、図6に示すように、廃液収容体51の形状はボトル状である。支持部材53には、廃液収容体51が挿入される挿入孔65が形成されている。廃液収容体51には、雄螺子51aが形成されている。支持部材53における挿入孔65を形成する周面には、雄螺子51aと螺合する雌螺子53aが形成されている。支持部材53に対して廃液収容体51を回転させて廃液収容体51を取り外す構成の場合、廃液収容体51と支持部材53との騾合状態が解除されるタイミングが分かり難い。そのため、廃液収容体51と支持部材53との騾合状態が解除されるタイミングで、廃液収容体51を廃液受け容器55内に誤って落下させることがあり得る。しかしながら、本実施形態では、廃液受け容器55内には、ガード部材57が配置されている。そのため、廃液収容体51を誤って落下させても、ガード部材57に直接落下させることができる。したがって、本実施形態のように、廃液収容体51と支持部材53とを騾合させて廃液収容体51を支持するような形態の場合、廃液収容体51とガード部材57との二重構造は、特に有用である。
本実施形態では、支持部材53に支持された廃液収容体51の一部は、廃液受け容器55内に配置されている。このことによって、支持部材53に支持された廃液収容体51から廃液受け容器55内のガード部材57までの距離を短くすることができる。そのため、例えば廃液収容体51が廃液受け容器55の上端よりも上方に配置されている場合と比較して、支持部材53から廃液収容体51を取り外すときに、廃液収容体51を誤って落下させた場合であっても、ガード部材57にかかる衝撃を小さくすることができる。
本実施形態では、図8に示すように、ガード部材57は、支持部材53に支持された廃液収容体51の下方に配置される底板部81と、底板部81から上方に向かって延び、平面視において廃液受け容器55に囲まれる位置に配置された側板部88と、を有する。このことによって、廃液受け容器55の内周面の全体を、ガード部材57の底板部81および側板部88によって覆うことができる。そのため、廃液収容体51が廃液受け容器55に直接接触し難くすることができる。
本実施形態では、ガード部材57、詳しくは前板部82と左板部84との間、前板部82と右板部85との間、後板部83と左板部84との間、および、後板部83と右板部85との間には、隙間が形成されている。上記隙間は、前板部82と左板部84との間、前板部82と右板部85との間、後板部83と左板部84との間、後板部83と右板部85との間を溶接することで、塞がれる。このことにより、ガード部材57は、廃液受け容器55のように、廃液を受ける容器としての役割を担わせることができる。しかしながら、この場合、ガード部材57の隙間を溶接で塞ぐという溶接作業が発生し、溶接作業に要する手間がかかる。更に、ガード部材57に隙間ができないようにするためには、ガード部材57の各部(底板部81、前板部82、後板部83、左板部84および右板部85)の寸法管理が必要となり、コストが増大する。そこで、本実施形態では、金属製のガード部材57には、補強部材としての役割を担わせ、樹脂製の廃液受け容器55には、廃液を受ける容器としての役割を担わせている。この場合、ガード部材57に隙間が形成されていてもよく、上記隙間を溶接で塞がなくてもよい。そのため、上記隙間を塞いで、ガード部材57に廃液を受ける役割を担わせる場合と比較して、コストを削減することができる。
本実施形態では、ガード部材57の底板部81には、底板部81を貫通する視認孔81aが形成されている。廃液受け容器55の内面は、ガード部材57に覆われている。そのため、利用者は、廃液受け容器55の上方から、廃液受け容器55内に溜まった廃液を目視することができない。しかしながら、本実施形態では、利用者は、ガード部材57の底板部81に形成された視認孔81aを介して廃液受け容器55内の廃液を目視することができる。よって、廃液受け容器55内の廃液の量を確認することができる。
本実施形態では、筐体11は、図2に示すように、ベースプレート20を有し、記録ヘッド32、支持部材53(図6参照)および廃液収容体51(図6参照)が内部に配置されている。ベースプレート20には、廃液受け容器55が収容される収容孔20aが形成されている。廃液受け容器55には、廃液受け容器55の外周面から廃液受け容器55の外側に向かって延び、ベースプレート20に載置される容器側フランジ76が形成されている。図8に示すように、ガード部材57の側板部88には、側板部88の外周面からガード部材57の外側に向かって延び、少なくとも容器側フランジ76に載置されるガード側フランジ86が形成されている。
このことによって、図5に示すように、容器側フランジ76によって廃液受け容器55をベースプレート20で支持することができる。また、ガード側フランジ86によってガード部材57をベースプレート20で支持することができる。本実施形態では、廃液受け容器55およびガード部材57は、ベースプレート20の収容孔20aに収容されるため、廃液受け容器55の少なくとも一部、および、ガード部材57の少なくとも一部は、ベースプレート20よりも下方に配置される。よって、ベースプレート20の下方の空間を有効活用することができる。
本実施形態では、筐体11における廃液収容体51よりも一方側(ここでは前側)の部位であり、一方側(ここでは筐体11を前側)から視たときに、支持部材53に支持された廃液収容体51の少なくとも一部と重なる部位には、メンテナンス開口27(図1参照)が形成されている。平面視において収容孔20aは、支持部材53に支持された廃液収容体51よりも一方側(ここでは前側)に向かって延びている。また、収容孔20aに廃液受け容器55が収容されているとき、平面視において廃液受け容器55における一方側の端部(ここでは前部)は、廃液収容体51よりも一方側に配置されている。このことによって、廃液収容体51が支持部材53から取り外されたとき、廃液収容体51を一度廃液受け容器55の後部に置く。その後、廃液収容体51を廃液受け容器55の前部に配置するために、廃液収容体51を手前に引く。このとき、廃液受け容器55の前部に配置された廃液収容体51を、メンテナンス開口27を通じて取り出すことができるため、廃液収容体51を取り出し易い。
本実施形態では、図7に示すように、廃液受け容器55には、リブ77が設けられている。このことによって、廃液受け容器55をリブ77で補強することができる。よって、廃液受け容器55を構成する部材の厚みを薄くしつつ、強度を保つことができる。
以上、本発明の一実施形態に係るプリンタ10について説明した。上記実施形態では、廃液受け容器55は、ベースプレート20の収容孔に収容されていた。しかしながら、廃液受け容器55は、ベースプレート20上に配置されていてもよい。
上記実施形態では、廃液収容体51と支持部材53とは、互いに騾合することで廃液収容体51は支持されていた。しかしながら、廃液収容体51が支持部材53に支持される構成は特に限定されない。例えば廃液収容体51と支持部材53とはネジによって互いが固定されてもよい。
上記実施形態では、ガード部材57は容器状のものであったが、ガード部材57の形状は特に限定されない。例えばガード部材57は、廃液受け容器55の底面部71上に配置される板状の部材であってもよい。
10 プリンタ
11 筐体
20 ベースプレート
20a 収容孔
27 開口(メンテナンス開口)
32 記録ヘッド
51 廃液収容体
51a 雄螺子
53 支持部材
53a 雌螺子
55 廃液受け容器
57 ガード部材
65 挿入孔
71 底面部
76 容器側フランジ
77 リブ
81 底板部
81a 視認孔
86 ガード側フランジ
88 側板部

Claims (10)

  1. インクを吐出する記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドから吐出されたインクのうち廃棄されるインクである廃液が収容される廃液収容体と、
    前記廃液収容体を着脱可能に支持する支持部材と、
    平面視において、前記支持部材に支持された前記廃液収容体と少なくとも一部が重なる位置であり、かつ、前記廃液収容体の下方に配置された底面部を有し、樹脂によって形成され、下方に凹んだ容器状の廃液受け容器と、
    平面視において、前記支持部材に支持された前記廃液収容体と少なくとも一部が重なる位置に配置されると共に、前記廃液受け容器内に配置され、金属によって形成されたガード部材と、
    を備え、
    前記廃液収容体の形状はボトル状であり、
    前記支持部材には、前記廃液収容体が挿入される挿入孔が形成され、
    前記廃液収容体には、雄螺子が形成され、
    前記支持部材における前記挿入孔を形成する周面には、前記雄螺子と螺合する雌螺子が形成されている、プリンタ。
  2. インクを吐出する記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドから吐出されたインクのうち廃棄されるインクである廃液が収容されるボトル状の廃液収容体と、
    前記廃液収容体を着脱可能に吊り下げて支持する支持部材と、
    平面視において、前記支持部材に支持された前記廃液収容体と少なくとも一部が重なる位置であり、かつ、前記廃液収容体の下方に配置された底面部を有し、樹脂によって形成され、下方に凹んだ容器状の廃液受け容器と、
    平面視において、前記支持部材に支持された前記廃液収容体と少なくとも一部が重なる位置に配置されると共に、前記廃液受け容器内に配置され、金属によって形成されたガード部材と、
    を備え、
    前記支持部材に支持された前記廃液収容体の一部は、前記廃液受け容器内に配置され
    前記ガード部材は、前記支持部材に支持された前記廃液収容体の全体の下方に配置される底板部を有する、プリンタ。
  3. インクを吐出する記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドから吐出されたインクのうち廃棄されるインクである廃液が収容されるボトル状の廃液収容体と、
    前記廃液収容体を着脱可能に吊り下げて支持する支持部材と、
    平面視において、前記支持部材に支持された前記廃液収容体と少なくとも一部が重なる位置であり、かつ、前記廃液収容体の下方に配置された底面部を有し、樹脂によって形成され、下方に凹んだ容器状の廃液受け容器と、
    平面視において、前記支持部材に支持された前記廃液収容体と少なくとも一部が重なる位置に配置されると共に、前記廃液受け容器内に配置され、金属によって形成されたガード部材と、
    を備え、
    前記廃液受け容器には、リブが設けられ
    前記ガード部材は、前記支持部材に支持された前記廃液収容体の全体の下方に配置される底板部を有する、プリンタ。
  4. 前記ガード部材は、
    前記支持部材に支持された前記廃液収容体の下方に配置される底板部と、
    前記底板部から上方に向かって延び、平面視において前記廃液受け容器に囲まれる位置に配置された側板部と、
    を有する、請求項1から3までの何れか1つに記載されたプリンタ。
  5. 前記ガード部材の前記底板部には、前記底板部を貫通する視認孔が形成されている、請求項4に記載されたプリンタ。
  6. インクを吐出する記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドから吐出されたインクのうち廃棄されるインクである廃液が収容される廃液収容体と、
    前記廃液収容体を着脱可能に支持する支持部材と、
    平面視において、前記支持部材に支持された前記廃液収容体と少なくとも一部が重なる位置であり、かつ、前記廃液収容体の下方に配置された底面部を有し、樹脂によって形成され、下方に凹んだ容器状の廃液受け容器と、
    平面視において、前記支持部材に支持された前記廃液収容体と少なくとも一部が重なる位置に配置されると共に、前記廃液受け容器内に配置され、金属によって形成されたガード部材と、
    ベースプレートを有し、前記記録ヘッド、前記支持部材および前記廃液収容体が内部に配置される筐体と、
    を備え、
    前記ガード部材は、
    前記支持部材に支持された前記廃液収容体の下方に配置される底板部と、
    前記底板部から上方に向かって延び、平面視において前記廃液受け容器に囲まれる位置に配置された側板部と、
    を有し、
    前記ベースプレートには、前記廃液受け容器が収容される収容孔が形成され、
    前記廃液受け容器には、前記廃液受け容器の外周面から前記廃液受け容器の外側に向かって延び、前記ベースプレートに載置される容器側フランジが形成されている、プリンタ。
  7. 前記ガード部材の前記底板部には、前記底板部を貫通する視認孔が形成されている、請求項6に記載されたプリンタ。
  8. 前記ガード部材の前記側板部には、前記側板部の外周面から前記ガード部材の外側に向かって延び、少なくとも前記容器側フランジに載置されるガード側フランジが形成されている、請求項6または7に記載されたプリンタ。
  9. 前記筐体において、前記支持部材に支持された前記廃液収容体よりも一方側の部位であり、前記一方側から視たときに前記廃液収容体の少なくとも一部と重なる部位には、開口が形成されており、
    平面視において前記収容孔は、前記支持部材に支持された前記廃液収容体よりも前記一方側に向かって延びている、請求項6から8までの何れか1つに記載されたプリンタ。
  10. 前記収容孔に前記廃液受け容器が収容されているとき、平面視において前記廃液受け容器における前記一方側の端部は、前記支持部材に支持された前記廃液収容体よりも前記一方側に配置されている、請求項9に記載されたプリンタ。
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