JP7386764B2 - 制御バルブ - Google Patents
制御バルブ Download PDFInfo
- Publication number
- JP7386764B2 JP7386764B2 JP2020111428A JP2020111428A JP7386764B2 JP 7386764 B2 JP7386764 B2 JP 7386764B2 JP 2020111428 A JP2020111428 A JP 2020111428A JP 2020111428 A JP2020111428 A JP 2020111428A JP 7386764 B2 JP7386764 B2 JP 7386764B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spool
- spring
- movable wall
- oil chamber
- pressure receiving
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 239000003921 oil Substances 0.000 claims description 58
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 claims description 32
- 230000006835 compression Effects 0.000 claims description 24
- 238000007906 compression Methods 0.000 claims description 24
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 22
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 claims description 20
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 6
- 230000008859 change Effects 0.000 description 5
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 2
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Sliding Valves (AREA)
- Fluid-Driven Valves (AREA)
Description
前記圧縮管理部が、前記スプールの方向に開口する開口が形成された油室と、前記油室の内部側から前記開口を閉塞可能な可動壁体と、を備え、
前記主スプリングのばね定数が、前記従スプリングのばね定数より大きく、
前記主スプリングが、一端を前記スプールに当接させ、他端を前記可動壁体の外面に当接させる位置に配置され、前記従スプリングが、一端を前記可動壁体の内面に当接させ、他端を前記油室の内面に当接させる位置に配置され、
前記圧縮管理部は、
前記スプールが予め設定された第1設定領域にある状態では、
前記開口を開放する側への前記可動壁体の移動を阻止するように、前記従スプリングの付勢力と、前記可動壁体に対して前記油室から作用する圧力を受ける受圧面積と、前記油室と前記油室の外部側とを連通させるように前記可動壁体に形成された連通孔の流路断面積と、が設定され、
前記スプールが前記第1設定領域を越えて、予め設定された第2設定領域に達した場合に、
前記可動壁体の前記開口を開放する側への移動を許容するように、前記従スプリングの付勢力と、前記可動壁体に対して前記油室から作用する圧力を受ける受圧面積と、前記油室と前記油室の外部側とを連通させるように前記可動壁体に形成された連通孔の流路断面積が設定されている点にある。
従って、パイロット圧が一定の比率で変化した場合でも、パイロット圧に対するスプールの移動量の比率を異ならせることが可能な制御バルブが構成された。
〔制御バブル〕
図1、図2に示すように、バルブハウジング1にスプール10を収容し、スプール10のスプール軸芯Xに沿う方向での一方の端部に第1受圧部R1を形成し、スプール10の他方の端部に第2受圧部R2を形成し、第1受圧部R1にパイロット圧を作用させる第1パイロットバルブPV1と、第2受圧部R2にパイロット圧を作用させる第2パイロットバルブPV2とをバルブハウジング1の外部に備えて制御バルブVが構成されている。
図1、図2に示すように、バルブハウジング1は、油圧ポンプPから作動油が供給されるメインポンプポートMPと、作動油を排出するタンクポートTと、バケットシリンダ2を伸長させる作動油を送り出す伸長側ポートCAと、バケットシリンダ2を収縮させる作動油を送り出す収縮側ポートCBと、第1パイロットバルブPV1からパイロット油が供給される第1パイロットポートPP1と、第2パイロットバルブPV2からパイロット油が供給される第2パイロットポートPP2とが形成されている。
このような構成であるため、制御バルブVは、図1、図2に示すように、第1パイロットバルブPV1から第1受圧部R1に作用するパイロット圧を上昇させることでスプール10を第1ダンプポジションD1と、第2ダンプポジションD2とに、この順序で切り換えることが可能となる。
図2、図3に示すように、第1付勢機構F1は、所定のばね定数の圧縮コイル型の主スプリング3と、この主スプリング3よりバネ定数が小さい圧縮コイル型の従スプリング4と、圧縮管理部Cとを備えている。また、図2に示すように、第2付勢機構F2は、圧縮コイル型の中立スプリング8で構成されている。
この制御バルブVは、図1、図2に示すように第1パイロットバルブPV1の制御でパイロット圧を上昇させることにより、スプール10を中立ポジションNから第1ダンプポジションD1に移動させ、更に、第2ダンプポジションD2に移動させることが可能である。
すなわち、主スプリング3の伸縮方向の両端部のうち、スプール10に作用する側とは反対側の端部は、可動壁体5に当接した状態で受け止められている。そして、可動壁体5は、油室6における開口6cが形成された縦壁部6bに向けて、主スプリング3の付勢方向とは反対側に押し当てられている。可動壁体5を縦壁部6bに向けて付勢する従スプリング4のバネ定数は、主スプリング3のバネ定数よりも小さいものであり、主スプリング3の付勢方向に対抗する方向に作用する従スプリング4の付勢力は、主スプリング3の付勢力よりも小さい。しかしながら、可動壁体5が油室6内から縦壁部6bに向けて開口6cを閉塞するように押し当てられている。この状態では、油室6に封入されている作動油は、可動壁体5に形成された連通孔5aを通してしか、油室6を出ることができない。
そして、この連通孔5aは、油室6を出入りする作動油に対して大きな通油抵抗が作用するように、十分に小さい流路断面積に設定されている。このように大きな通油抵抗が作用する連結孔5aが形成された可動壁体5は、主スプリング3の付勢力よりも小さい従スプリング4の付勢力によって主スプリング3の付勢方向とは逆方向に付勢されるものでありながら、連通孔5aでの通油抵抗が主スプリング3の付勢力に抗する方向に作用することで、スプール10が中立ポジションNから第1ダンプポジションD1に至る範囲(第1設定領域に相当する)では、油室6の開口6cを閉塞した状態が維持されることになる。
つまり、スプール10が第1ダンプポジションD1の領域にある状態では、主スプリング3の付勢方向とは逆方向に作用する従スプリング4の付勢力と、連通孔5aでの通油抵抗によって可動壁体5が縦壁部6bから離れる側への移動に抵抗を与える作用力と、の総和が、主スプリング3が主第1長La1に圧縮されるまでの間における主スプリング3の付勢力と釣り合う状態となる。
すなわち、スプール10の第1受圧部R1に作用するパイロット圧が高められるにともなって、スプール10が第1ダンプポジションD1を超えて第2ダンプポジションD2に向けて移動する。このようにしてスプール10が第1ダンプポジションD1を超えて第2ダンプポジションD2に至る範囲(第2設定領域に相当する)では、主スプリング3の付勢力が、その付勢力とは逆向きの従スプリング4自体の付勢力と、可動壁体5が縦壁部6bから離れる側への移動に対する抵抗となる連通孔5aでの通油抵抗と、の総和よりも大きくなる。これによって、可動壁体5の縦壁部6bから離れる側への移動が許容される。
このように、スプール10が予め設定された第1設定領域(実施形態では、スプール10が中立ポジションNから第1ダンプポジションD1に至る範囲)にある状態では、油室6の開口6cを開放する側への可動壁体5の移動を阻止するように、従スプリング4の付勢力と、可動壁体5に対して油室6から作用する圧力を受ける受圧面積と、油室6と油室6の外部側とを連通させるように可動壁体5に形成された連通孔5aの流路断面積と、が設定されている。また、スプール10が第1設定領域を越えて、予め設定された第2設定領域(実施形態では、スプール10が第1ダンプポジションD1を超えて第2ダンプポジションD2に至る範囲)に達した場合に、油室6の開口6cを開放する側への可動壁体5の移動を許容するように、従スプリング4の付勢力と、可動壁体5に対して油室6から作用する圧力を受ける受圧面積と、油室6と油室6の外部側とを連通させるように可動壁体5に形成された連通孔5aの流路断面積が設定されている。
このように制御バルブVは、主スプリング3と、従スプリング4との2つのスプリングを直列に配置したものでありながら、スプール10が第1ダンプポジションD1と、第2ダンプポジションD2との2つのポジションにある場合に、2つのスプリングの異なるバネ定数の付勢力をスプール10に作用させ、スプール10の移動特性を異ならせた形態でのスプール10の移動を可能にしている。
本発明は、上記した実施形態以外に以下のように構成しても良い(実施形態と同じ機能を有するものには、実施形態と共通の番号、符号を付している)。
尚、本発明において、可動壁体5が開口6cを閉塞可能であるとは、油室6が完全な密閉状態となることを意味するものではなく、油室6の開口6cを閉じる箇所に可動壁体5を位置させて、開口6cが可動壁体5によって塞がれた状態となることが可能であることを意味する。
つまり、実施形態として可動壁体5に連通孔5aを備えた構造のものを例示していることから明らかなように、閉塞可能である状態でも、油室6からの作動油の出入りが完全に阻止された密閉状態ではない。説明を加えると、油室6からの作動油の出入りが完全に阻止された密閉状態ではなく、連通孔5aの流路断面積と関連した作動油の粘性による流動抵抗と、従スプリング4の開口6c側への押圧力と、の総和が、主スプリング3の付勢力に打ち勝つ状態では、可動壁体5が油室6を閉じる位置にあり、前記流動抵抗と従スプリング4の開口6c側への押圧力と、の総和よりも主スプリング3の付勢力が大きくなると、可動壁体5が開口6cを塞ぐ位置から離れて、油室6の開口6cを開く状態となる。
4 従スプリング
5 可動壁体
6 油室
6c 開口
10 スプール
C 圧縮管理部
N 中立ポジション
X スプール軸芯
F1 第1付勢機構
F2 第2付勢機構
R1 第1受圧部
R2 第2受圧部
Claims (2)
- スプール軸芯に沿う方向への移動により作動油の給排を制御するスプールと、
パイロット圧が作用することにより、前記スプールを前記スプール軸芯に沿う方向に移動させる第1受圧部と、
前記第1受圧部に作用するパイロット圧に抗する方向に付勢力を作用させる第1付勢機構とを備え、
前記第1付勢機構が、互いにばね定数が異なる圧縮コイル型の主スプリングと、圧縮コイル型の従スプリングとを備え、パイロット圧の作用時に前記主スプリングを圧縮させた後に前記従スプリングを圧縮させる圧縮管理部を備え、
前記圧縮管理部が、前記スプールの方向に開口する開口が形成された油室と、前記油室の内部側から前記開口を閉塞可能な可動壁体と、を備え、
前記主スプリングのばね定数が、前記従スプリングのばね定数より大きく、
前記主スプリングが、一端を前記スプールに当接させ、他端を前記可動壁体の外面に当接させる位置に配置され、前記従スプリングが、一端を前記可動壁体の内面に当接させ、他端を前記油室の内面に当接させる位置に配置され、
前記圧縮管理部は、
前記スプールが予め設定された第1設定領域にある状態では、
前記可動壁体の前記開口を開放する側への移動を阻止するように、前記従スプリングの付勢力と、前記可動壁体に対して前記油室から作用する圧力を受ける受圧面積と、前記油室と前記油室の外部側とを連通させるように前記可動壁体に形成された連通孔の流路断面積と、が設定され、
前記スプールが前記第1設定領域を越えて、予め設定された第2設定領域に達した場合に、
前記開口を開放する側への前記可動壁体の移動を許容するように、前記従スプリングの付勢力と、前記可動壁体に対して前記油室から作用する圧力を受ける受圧面積と、前記油室と前記油室の外部側とを連通させるように前記可動壁体に形成された連通孔の流路断面積が設定されている制御バルブ。 - 前記スプールが、前記第1受圧部と反対側に第2受圧部を備え、前記第2受圧部に作用するパイロット圧に抗する方向に付勢力を作用させる第2付勢機構を備え、
前記第1受圧部と前記第2受圧部とにパイロット圧が作用しない状態で前記スプールが中立ポジションに保持される請求項1に記載の制御バルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020111428A JP7386764B2 (ja) | 2020-06-29 | 2020-06-29 | 制御バルブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020111428A JP7386764B2 (ja) | 2020-06-29 | 2020-06-29 | 制御バルブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022010725A JP2022010725A (ja) | 2022-01-17 |
JP7386764B2 true JP7386764B2 (ja) | 2023-11-27 |
Family
ID=80147727
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020111428A Active JP7386764B2 (ja) | 2020-06-29 | 2020-06-29 | 制御バルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7386764B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3234902B2 (ja) | 1993-11-29 | 2001-12-04 | 新関西ベアリング株式会社 | ドアヒンジ |
WO2018020642A1 (ja) | 2016-07-28 | 2018-02-01 | 住友精密工業株式会社 | 流量制御弁 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03234902A (ja) * | 1990-02-07 | 1991-10-18 | Komatsu Ltd | アクチュエータの流体圧供給装置 |
JP3532344B2 (ja) * | 1996-03-29 | 2004-05-31 | カヤバ工業株式会社 | スプール弁 |
-
2020
- 2020-06-29 JP JP2020111428A patent/JP7386764B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3234902B2 (ja) | 1993-11-29 | 2001-12-04 | 新関西ベアリング株式会社 | ドアヒンジ |
WO2018020642A1 (ja) | 2016-07-28 | 2018-02-01 | 住友精密工業株式会社 | 流量制御弁 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2022010725A (ja) | 2022-01-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9903396B2 (en) | Valve assembly | |
US8156960B2 (en) | Servo pressure control valve | |
JP3549126B2 (ja) | 方向制御弁 | |
JP7386764B2 (ja) | 制御バルブ | |
JP6822930B2 (ja) | 流量制御弁 | |
US5188147A (en) | Pressure compensating type hydraulic valve | |
JP3562657B2 (ja) | 可変容量油圧ポンプの容量制御装置 | |
EP3282157B1 (en) | Control valve and fluid pressure control device with same | |
JPH07279906A (ja) | 油圧制御装置 | |
JP7304776B2 (ja) | 制御弁装置、及びそれを備える油圧駆動システム | |
JP3511414B2 (ja) | 圧油供給装置 | |
CN111989497B (zh) | 多控制阀单元及油压挖掘机用油压驱动装置 | |
JP7397561B2 (ja) | 弁装置 | |
KR100511197B1 (ko) | 유압제어밸브 장치 | |
JP2003287002A (ja) | 作業用機械における油圧回路 | |
JP2001050204A (ja) | タイマーバルブ | |
JPH0241641B2 (ja) | ||
JPH11173304A (ja) | 油圧制御装置 | |
KR100559238B1 (ko) | 엑츄에이터 연동기능을 갖는 건설기계용 유압회로 | |
JPH0215090Y2 (ja) | ||
JP2583168Y2 (ja) | 圧力補償式方向制御弁装置 | |
JP5105845B2 (ja) | 油圧制御装置 | |
JPS6136575A (ja) | 手動―電磁操作機構を備えた方向切換弁を複数個用いた油圧回路 | |
JP2534897B2 (ja) | 油圧制御装置 | |
JPH10267142A (ja) | 4位置切換弁 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220622 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230412 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230530 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230703 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20231017 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20231114 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7386764 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |