JP7386740B2 - エンジニアリングデータ管理装置 - Google Patents
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Description
監視制御システム用のエンジニアリングデータを編集するエンジニアリングデータ管理装置であって、
前記エンジニアリングデータを編集する編集部と、
前記エンジニアリングデータの変更を監視する変更監視部と、
前記エンジニアリングデータの変更前と変更後との差分である変更履歴データを抽出する差分抽出部と、
前記エンジニアリングデータの変更履歴を画面表示する変更履歴表示部とを備え、
前記変更履歴データを編集し、前記変更履歴データの変更内容を前記エンジニアリングデータに反映する変更履歴編集反映部を備えるものである。
また、本願に開示されるエンジニアリングデータ管理装置は、
監視制御システム用のエンジニアリングデータを編集するエンジニアリングデータ管理装置であって、
前記エンジニアリングデータを編集する編集部と、
前記エンジニアリングデータの変更を監視する変更監視部と、
前記エンジニアリングデータの変更前と変更後との差分である変更履歴データを抽出する差分抽出部と、
前記エンジニアリングデータの変更履歴を画面表示する変更履歴表示部とを備え、
時系列順に並んだ前記変更履歴データを元に、過去に行われた前記エンジニアリングデータの仕様変更を順に画像として連続表示することによって、アニメーションとして表示する変更履歴再生部を備えるものである。
エンジニアリングデータを監視制御システムの外部で編集し、その変更履歴を自動的に保存できるエンジニアリングデータ管理装置を提供できる。
以下、実施の形態1によるエンジニアリングデータ管理装置を図に基づいて説明する。
図1は、エンジニアリングデータ管理装置100(以下、管理装置100という)と、管理対象のエンジニアリングデータの概略構成を示すブロック図である。
テンポラリーエンジニアリングデータD1は、管理装置100の編集部10によりエンジニアリングデータD2を変更して更新するために使用する一時ファイルである。すなわち、ユーザは、編集部10を用いてエンジニアリングデータD2をテンポラリーエンジニアリングデータD1として読み込み、変更を加え、これを新たなエンジニアリングデータD2として上書き保存する。
監視制御システムの監視画面データ、制御ロジック、データベースを変更する際には、管理装置100の編集部10を使って編集する。
まず、エンジニアリングデータD2を編集して、編集完了後に新たなエンジニアリングデータD2として保存する。このとき、管理装置100は、保存前に、編集前のエンジニアリングデータD2と保存直前のテンポラリーエンジニアリングデータD1との差分として、変更履歴データD3を抽出する。
制御ロジックR1は、入力信号部品R1aと入力信号部品R1bと入力信号部品R1cとANDロジック部品R1dと出力信号部品R1eとそれぞれの接続線で構成される。
制御ロジックR1は、図2で説明した制御ロジックR1と同じ名称の制御ロジックであるが、元の制御ロジックR1に変更が加えられ、その構成内容は異なっている。図3に示すテンポラリーエンジニアリングデータD1としての制御ロジックR1は、図2に示すエンジニアリングデータD2に現在保存されている制御ロジックR1に対して、NOTロジック部品R1fと出力信号部品R1gとそれぞれの接続線が追加され、また、入力信号部品R1bの信号名称が、DI002からDI004に変更されて、入力信号部品R1cとその接続線が削除されている。
ユーザが編集部10を用いてエンジニアリングデータD2をテンポラリーエンジニアリングデータD1として読み込むと、変更監視部20は、編集部10と同時または編集部10より前に起動して(ステップS101)動作を初める。
図5は、図2に示すエンジニアリングデータD2としての制御ロジックR1と、図3に示す編集後のテンポラリーエンジニアリングデータD1としての制御ロジックR1とを、差分抽出部30により比較して差分を取り、変更履歴データD3として作成したデータの例である。変更履歴表示部40は、変更履歴データD3からエンジニアリングデータD2が変更された履歴として、例えば図5のように表示する。
図5では、変更履歴データD3を図形を用いた視覚的な表現で表示したが、図6に示すように文字列で示してもよいし、それらを組み合わせてもよい。
以下、実施の形態2によるエンジニアリングデータ管理装置を、実施の形態1と異なる部分を中心に図を用いて説明する。
図7は、エンジニアリングデータ管理装置200(以下、単に管理装置200という)と、管理対象のエンジニアリングデータD2の概略構成を示すブロック図である。
実施の形態1では、変更履歴表示部40によって、変更履歴を表示する方法について説明したが、本実施の形態2では、エンジニアリングデータD2の変更履歴データD3を編集して、これをエンジニアリングデータD2に反映する機能を追加する。
例えば、図4に示した変更履歴の中で、変更ロジックR1c1の変更が誤っており、元に戻したいとする。この場合は、変更履歴編集反映部50によって、変更ロジックR1c1の逆の変更である変更ロジックR1c2を、変更履歴データD3に加える。
以下、実施の形態3によるエンジニアリングデータ管理装置を、実施の形態1と異なる部分を中心に図を用いて説明する。
実施の形態1では、変更監視部20を用いてエンジニアリングデータD2の変更を監視し、差分抽出部30によって変更履歴データD3を抽出する方法について説明したが、大規模な監視制御システムのエンジニアリングでは、同じエンジニアリングデータを複数のエンジニアリングデータ管理装置を用いて管理する場合がある。
図10は、エンジニアリングデータ管理装置300B(以下、単に管理装置300Bという)と、管理対象のエンジニアリングデータBD2の概略構成を示すブロック図である。
図11は、管理装置300Aの変更監視部20と同期部60Aの動作、および、管理装置300Bの同期部60Bの動作を示すフローチャートである。
管理装置300A、300Bは、それぞれのエンジニアリングデータの同期を取る同期部60A、同期部60Bを備える。
以下、実施の形態4によるエンジニアリングデータ管理装置を、実施の形態1と異なる部分を中心に図を用いて説明する。
図12は、エンジニアリングデータ管理装置400(以下、単に管理装置400という)と、管理対象のエンジニアリングデータの概略構成を示すブロック図である。
以下、実施の形態5によるエンジニアリングデータ管理装置を、実施の形態4と異なる部分を中心に図を用いて説明する。
図13は、エンジニアリングデータ管理装置500(以下、単に管理装置500という)と、管理対象のエンジニアリングデータD2の概略構成を示すブロック図である。
本実施の形態5では、管理装置500に変更履歴再生部80を備え、エンジニアリングデータD2の変更履歴を動画として再生できるようにする。変更履歴再生部80は、時系列順に並んだ変更履歴データD3を元に、過去に行われたエンジニアリングデータD2の仕様変更を順に画像として表示し、これを連続することによって、アニメーションとして変更の過程を表示する。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
10 編集部、20 変更監視部、30 差分抽出部、40 変更履歴表示部、
410 自動保存編集部、50 変更履歴編集反映部、60A,60B 同期部、
80 変更履歴再生部、D1 テンポラリーエンジニアリングデータ、
D2,AD2,BD2 エンジニアリングデータ、
D3,AD3,BD3 変更履歴データ、R1 制御ロジック、
R1a,R1b,R1b-before,R1b-after,R1c 入力信号部品、R1e,R1g 出力信号部品、R1d ANDロジック部品、
R1f NOTロジック部品、R1a1 追加ロジック、
R1c1,R1c2 変更ロジック、R1d1 削除ロジック。
Claims (6)
- 監視制御システム用のエンジニアリングデータを編集するエンジニアリングデータ管理装置であって、
前記エンジニアリングデータを編集する編集部と、
前記エンジニアリングデータの変更を監視する変更監視部と、
前記エンジニアリングデータの変更前と変更後との差分である変更履歴データを抽出する差分抽出部と、
前記エンジニアリングデータの変更履歴を画面表示する変更履歴表示部とを備え、
前記変更履歴データを編集し、前記変更履歴データの変更内容を前記エンジニアリングデータに反映する変更履歴編集反映部を備えるエンジニアリングデータ管理装置。 - 監視制御システム用のエンジニアリングデータを編集するエンジニアリングデータ管理装置であって、
前記エンジニアリングデータを編集する編集部と、
前記エンジニアリングデータの変更を監視する変更監視部と、
前記エンジニアリングデータの変更前と変更後との差分である変更履歴データを抽出する差分抽出部と、
前記エンジニアリングデータの変更履歴を画面表示する変更履歴表示部とを備え、
時系列順に並んだ前記変更履歴データを元に、過去に行われた前記エンジニアリングデータの仕様変更を順に画像として連続表示することによって、アニメーションとして表示する変更履歴再生部を備えるエンジニアリングデータ管理装置。 - 前記編集部は、前記エンジニアリングデータをテンポラリーエンジニアリングデータとして読み込んで編集し、変更後に前記エンジニアリングデータとして保存し、
前記変更監視部は、前記エンジニアリングデータの保存操作を監視する請求項1又は請求項2に記載のエンジニアリングデータ管理装置。 - 前記変更履歴データを編集し、前記変更履歴データの変更内容を前記エンジニアリングデータに反映する変更履歴編集反映部を備える請求項2に記載のエンジニアリングデータ管理装置。
- 同じ前記エンジニアリングデータを利用する複数のエンジニアリングデータ管理装置間において、前記エンジニアリングデータおよび前記変更履歴データを送受信して前記複数のエンジニアリングデータ管理装置間の同期をとる同期部を備える請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のエンジニアリングデータ管理装置。
- 前記編集部は、編集中の前記エンジニアリングデータであるテンポラリーエンジニアリングデータに変更があると、前記エンジニアリングデータとして自動的に保存する自動保存編集部である請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のエンジニアリングデータ管理装置。
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