JP4853890B2 - データバックアップ装置 - Google Patents
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Description
を行なうデータバックアップ装置に関する。
置を提供することを目的とする
本実施例では差分圧縮ファイルを作成するとともに世代管理情報に前世代との相違点に関する言語化されたラベル情報を持たせ、リストアの際ユーザに前世代との相違をその相違内容も含め、分かりやすく表示させる手順について示す。
データバックアップ装置1は、以下の構成部を有する。
データ格納領域部2は、バックアップデータ格納部21と世代管理データ格納部22を有する。
バックアップデータ格納部21は、バックアップデータを格納する。
世代管理データ格納部22は、世代管理のためのバックアップ日時、サイズ、最終更新日時、変更情報、ラベル、更新内容のデータを格納する。
バックアップ元データ格納部3は、バックアップ対象の元データを格納している。
ファイル比較部4は、バックアップデータ格納部21に格納されている最新データとバックアップ元データ格納部3に格納されている元データとのファイルの有無の比較処理を行なう。
内容比較部5は、ファイルがある場合、そのファイルのファイルサイズ、最新更新日時について比較し、相違するならばその相違点データの位置、データサイズを抽出する。
相違点一時格納部6は、ファイルを比較した結果の相違点データの位置、データサイズ等を格納する。
差分圧縮データ生成部8は、一時格納部に格納されたデータを圧縮する。
変更情報ラベル化部9は、相違点のラベル化処理を行なう。その処理は、相違点データを大きいものからソートし、そのデータにラベルを振り、そのラベルは、例えば「1番目に大きい相違点はファイル先頭の大幅なデータ新規挿入である」、「2番目に大きい相違点はファイル中盤の中程度のデータ削除である」、「3番目に大きい相違点はファイル後への小さなデータ新規挿入である」等の内容である。
また、ファイル全体を1つの横長の長方形として表した上で、変更位置に相当する箇所を変更の種類によって色分けすることでグラフ化するラベルを作成することもできる。
また、ラベルに変更データの内容が、人間が判読できるテキストデータなら、この内容を付加することもできる。
ラベルバッファ10は、ラベルを格納する領域である。
世代管理データ生成部11は、バックアップ日時、サイズ、最終更新日時、変更情報、ラベル、更新内容等の世代管理データを生成する。
バックアップデータをリストアするデータリストア装置31は、以下の構成部を有する。
バックアップデータ格納部21は、バックアップデータを格納する。
世代管理データ格納部22は、世代管理のためのバックアップ日時、サイズ、最終更新日時、変更情報、ラベル、更新内容のデータを格納する。
バックアップデータツリー生成部32は、世代管理データ格納部22のデータを基に、ファイルをツリー状にして表示する。
選択ファイル・フォルダ取得部33は、ユーザにより指定されたファイルを基に、そのファイルの世代管理データを取得する。
多項目世代リスト生成部34は、選択ファイル・フォルダ取得部33にて取得されたデータを基に、世代リストを生成する。
世代リスト表示部35は、多項目世代リスト生成部34により生成されたデータを表示デバイス39に表示する。
選択世代取得部36は、表示されたリストに対して、ユーザが指定した世代のファイルを取得する。
ファイル復元部37は、選択世代取得部36が取得したファイル管理データとそれに対応する差分圧縮データに基づき、ファイルを復元して、ユーザ指定の出力先領域に出力する。
復元データ格納部38は、復元されたデータを格納する。
表示デバイス39は、ディスプレイ等の表示部である。
入力デバイス40は、キーボード等の入力部である。
ファイル削除部51は、世代管理されたバックアップデータにおいて、ユーザーが指示した世代より古い世代のデータを消去する。
S1ステップでは、データ格納領域部2のバックアップデータ格納領域(B)に格納された最新世代バックアップデータ用フォルダ(B0)に含まれるファイル(FN)を一つ取り出す。
S2ステップでは、(FN)のファイル名がバックアップ元データ格納部3の格納バックアップ元格納領域(D)の該当位置に存在する場合は、S4ステップへ行く。
S3ステップでは、該当位置に存在しない場合、(FN)は削除されたものとし、世代管理データ格納領域Cに格納されている(FN)と同一ファイル名の(FC)に、バックアップ日時として現在の日時、変更情報として「ファイル削除」を追加記述する。このとき前回の更新も「ファイル削除」であれば何もしない。
S4ステップでは、最新バックアップデータ用フォルダ(B0)内のすべてのファイルについて上記処理を行っていればS5ステップへ行く。そうでなければS1ステップへ戻る。
S5ステップでは、バックアップ元データ格納部3の領域Dに存在するファイル(FS)を一つ取り出す。
S6ステップでは、(FS)がバックアップデータ格納領域(B)に格納された最新世代バックアップデータ用フォルダ(B0)の該当位置に存在する場合S9ステップへ行き、そうでなければS7ステップへ行く。
S7ステップでは、(FS)は前回のバックアップ以降に新しく作成されたものとし(FN)と同一ファイル名の(FC)に、バックアップ日時として現在の日時、変更情報として「初回バックアップ」を記述し、領域Dと同一のツリー構造の位置で領域Cに格納する。
S8ステップでは、(FS)を領域Dと同一のツリー構造の位置で領域B0に格納し、S5ステップへ行く。
S9ステップでは、最新世代バックアップデータ用フォルダ(B0)の該当位置に存在するファイル(FN)を取り出す。
S10ステップでは、(FN)と(FS)を比較しファイルサイズ・最終更新日時がともに同じであればS39ステップへ行く。
S11ステップでは、同じでなければ、(FN)と(FS)の内容をファイル先頭から比較する。
S12ステップでは、相違点があった場合S13ステップへ行く。見つからなければS15ステップへ行く。
S13ステップでは、相違データとして相違データのサイズと位置、相違データ内容等を一時的に確保した領域、相違点一時格納部6に格納する。
S14ステップでは、相違の種類を(FN) (FS)でデータの値が変更されていた場合は「データ置換」(FN)に存在していたデータが(FS)では消えていた場合「データ削除」、(FN)には存在しないが(FS)には存在する場合「データ新規挿入」とし、上記確保領域に格納する。
S15ステップでは、比較位置が(FN)(FS)のファイルの終点に来たらS16ステップへ行く。そうでない場合は、相違点の終了位置から比較を再開し、S12ステップへ行く。
S16ステップでは、記録された相違データのサイズを大きい順にソートし、上位から1、2・・・と番号を付ける。Nは、最大値を示す。
S17ステップでは、Xを1とする。
S18ステップでは、「X番目に大きい相違点はファイル」をラベルバッファ10に出力する。
S19ステップでは、番号Xの相違データについて、その位置がファイル(FN)の先頭であればS20ステップへ行く。そうでなければS21ステップへ行く。
S20ステップでは、「先頭の」をラベルバッファ10へ出力しS28ステップへ行く。
S21ステップでは、番号Xの相違データについて、その位置がファイル(FN)の先頭より後方で全体の1/3より前方の位置であればS22ステップへ行き、そうでなければS23ステップへ行く。
S22ステップでは、「前半の」をラベルバッファ10へ出力しS28ステップへ行く。
S23ステップでは、番号Xの相違データについて、その位置がファイル(FN)の全体の1/3より後方で2/3より前方の位置であればS24ステップへ行き、そうでなければS25ステップへ行く。
S24ステップでは、「中盤の」をラベルバッファ10へ出力しS28ステップへ行く。
S25ステップでは、番号Xの相違データについて、その位置がファイル(FN)の全体の2/3より後方で最後尾より前方の位置であればS26ステップへ行き、そうでなければS27ステップへ行く。
S26ステップでは、「後半の」をラベルバッファ10へ出力しS28ステップへ行く。
S27ステップでは、番号Xの相違データについて、その位置がファイル(FN)の最後尾であるため「後への」をラベルバッファ10へ出力する。
S28ステップでは、番号Xの相違データについて、そのサイズがファイル(FN)全体のサイズの1/2以上であればS29ステップへ行き、そうでなければS21ステップへ行く。
S29ステップでは、「大幅な」をラベルバッファ10へ出力しS33ステップへ行く。
S30ステップでは、番号Xの相違データについて、そのサイズがファイル(FN)全体のサイズの1/5〜1/2であればS31ステップへ行き、そうでなければS32ステップへ行く。
S31ステップでは、「中程度の」をラベルバッファ10へ出力しS33ステップへ行く。
S32ステップでは、 番号Xの相違データについて、そのサイズがファイル(FN)全体のサイズの1/5以下であるため「小さな」をラベルバッファ10へ出力する。
S33ステップでは、番号Xの相違データについて、その相違の種類が「新規データ挿入」であれば「データ削除」を、「データ削除」であれば「新規データ挿入」を、「データ置換」であればそのままをラベルバッファ10に出力した後、「である」をラベルバッファ10に出力する。
S34ステップでは、Xの値を1増加させる。
S35ステップでは、Xの値がN+1でなければ、S18ステップへ行き、そうでなければS36ステップへ行く。
S36ステップでは、S13、S14ステップで一時的に確保された領域へ格納された相違点に関するデータをバイナリデータで表現して圧縮し、差分圧縮データとする。そして、差分圧縮データを(FN)のファイル名と同一にし、バックアップ元データ格納部3におけるツリーでの位置と同じ構造を保ち、差分圧縮データ格納領域(B1)〜(Bn)の中の該当する世代用のフォルダ(Ba)に格納する。
S37ステップでは、ファイル(FS)を最新世代バックアップデータ用フォルダ(B0)に格納されたファイル(FN)と置き換える。
S38ステップでは、バックアップ日時として現在の日時、(FS)のサイズと最終更新日、変更情報として「ファイル更新」、ラベルバッファ10に格納されたラベル、更新内容として相違データ内容が人間とって可読である場合はその文字列を最大Zバイト、可読でない場合は「バイナリデータ」という文字列を、領域Cに格納されている(FN)と同一ファイル名の(FC)に追加記述する。
S39ステップでは、バックアップ元データ格納部3の領域D内の全ファイルについて上記処理を行っていれば終了。そうでなければS5ステップへ行く。
S1ステップでは、世代管理データ格納領域(C)に格納されている全世代管理データを、格納されたツリー構造とともに可視化(図11参照)して表示デバイス39に表示する。
S2ステップでは、ユーザーは表示されたツリー構造を参照し、復元したいファイル(FC)を選択する。
S3ステップでは、(FC)内に記述された世代管理情報を、第10図(a)のようなリスト形式で可視化し、表示デバイス39に表示する。
S4ステップでは、ユーザーはリスト内で復元したい世代があった場合、世代を選択した上で「復元ボタン」を押下し復元を指示する。ユーザーに復元したいものが無いと判断された場合、リストを閉じてツリー構造表示画面に戻りS2ステップへ行く。
今後、S1〜S4ステップをSR1ステップと呼ぶ。
S21ステップでは、S4ステップでユーザーが復元を指示したファイルの世代をXとする。
S22ステップでは、世代Xがバックアップされている世代の中で最新のものであった場合S23ステップへ行き、そうでなければS24ステップへ行く。
S23ステップでは、最新バックアップデータ格納領域(B0)に格納されている、(FC)と同一名のファイル(FN)を出力バッファにコピーし、S32ステップへ行く。
S24ステップでは、最新バックアップデータ格納領域(B0)に格納されている、(FC)と同一名のファイル(FN)と、最新世代より1世代前のバックアップデータ(最新世代との差分圧縮データ)格納領域(Bn-1)に格納されている、(FC)と同一名のファイル(FSn-1)から解凍・差分展開を行いファイル(FTn-1)を復元する。
S25ステップでは、(FTn-1)は世代Xのファイルである場合S26ステップへ行き、そうでなければS27ステップへ行く。
S26ステップでは、ファイル(FTn-1)を出力バッファへ出力しS27ステップへ行く。
S27ステップでは、yをn−1とする。
S28ステップでは、復元されたファイル(FTy)と、(FTy)とその1世代前のファイルとの差分圧縮データが格納されている領域(By-1)内の(FC)と同一名のファイル(FSy-1)から解凍・差分展開を行いファイル(FTy-1)を復元する。
S29ステップでは、(FTy-1)は世代Xのファイルである場合S31ステップへ行き、そうでなければS30ステップへ行く。
S30ステップでは、yの値を1減少させ、S28ステップへ行く。
S31ステップでは、復元されたファイル(FTy-1)を出力バッファに出力する。
S32ステップでは、出力バッファに出力されたファイルをユーザーが指定した出力先の領域へ移動する。
今後、S21〜S32ステップをSR2ステップと呼ぶ。
本実施例では世代管理情報に前世代との相違点に関する数値情報を持たせ、リストアの際ユーザーに前世代との相違を視覚的に表示させる手順について示す。
図6に示す処理は、図3による処理と、図4のS18〜S33ステップを以下のS18〜S20ステップに変更した(他のS34〜S39ステップは同一)処理とからなる。
S18ステップでは、X番目に大きい相違点に関して、その相違位置をラベルバッファ10に出力する。
S19ステップでは、X番目に大きい相違点に関して、その相違データサイズをラベルバッファ10に出力する。
S20ステップでは、X番目に大きい相違点に関して、その相違の種類が「新規データ挿入」であれば「データ削除」を、「データ削除」であれば「新規データ挿入」を、「データ置換」であればそのままをラベルバッファ10に出力する。
S34ステップでは、Xの値を1増加させる。
S35ステップでは、Xの値がN+1でなければ、S18ステップへ行き、そうでなければS36ステップへ行く。
S36ステップでは、S13、S14ステップで一時的に確保された領域へ格納された相違点に関するデータをバイナリデータで表現して圧縮し、差分圧縮データとする。そして、差分圧縮データを(FN)のファイル名と同一にし、バックアップ元データ格納部3におけるツリーでの位置と同じ構造を保ち、差分圧縮データ格納領域(B1)〜(Bn)の中の該当する世代用のフォルダ(Ba)に格納する。
S37ステップでは、ファイル(FS)を最新世代バックアップデータ用フォルダ(B0)に格納されたファイル(FN)と置き換える。
S38ステップでは、バックアップ日時として現在の日時、(FS)のサイズと最終更新日、変更情報として「ファイル更新」、ラベルバッファ10に格納されたラベル、更新内容として相違データ内容が人間とって可読である場合はその文字列を最大Zバイト、可読でない場合は「バイナリデータ」という文字列を、領域Cに格納されている(FN)と同一ファイル名の(FC)に追加記述する。
S39ステップでは、バックアップ元格納部3(領域D)内の全ファイルについて上記処理を行っていれば終了。そうでなければS5ステップへ行く。
S1ステップでは、世代管理データ格納領域(C)に格納されている全世代管理データを、格納されたツリー構造とともに可視化(図11参照)して表示デバイス39に表示する。
S2ステップでは、ユーザーは表示されたツリー構造を参照し、復元したいファイル(FC)を選択する。
S3ステップでは、(FC)内に記述された世代管理情報で変更情報が「更新」である場合S7ステップへ行く。
S4ステップでは、(FC)内に記述された世代管理情報で変更情報が「ファイル削除」である場合は、S6ステップへ行く。
S5ステップでは、文字列「初回バックアップ」をこの世代のラベルとして出力し、S18ステップへ行く。
S6ステップでは、文字列「ファイル削除」をこの世代のラベルとして出力し、S18ステップへ行く。
S7ステップでは、ラベルとして出力するため、空白の長方形を描き左端を0、右端を1世代前のファイルサイズの値とする。
S8ステップでは、Xに1を代入する。
S9ステップでは、世代管理ファイル(FC)に記述されたX番目の相違点に関して、相違の種類が「データ新規挿入」であればS10ステップへ行く。そうでなければS12ステップへ行く。
S10ステップでは、世代管理ファイル(FC)に記述されたX番目の相違点に関して、相違データサイズ分だけ長方形の右端の値を増加させる。
S11ステップでは、世代管理ファイル(FC)に記述されたX番目の相違点に関して、相違位置に相当する長方形の位置から、相違データサイズ分の長さの長方形を赤色に塗る。
S12ステップでは、世代管理ファイル(FC)に記述されたX番目の相違点に関して、相違の種類が「データ削除」であればS13ステップへ行く。そうでなければS14ステップへ行く。
S13ステップでは、世代管理ファイル(FC)に記述されたX番目の相違点に関して、相違位置に相当する長方形の位置から、相違データサイズ分の長さの長方形を黄色に塗る。
S14ステップでは、世代管理ファイル(FC)に記述されたX番目の相違点に関して、相違の種類が「データ置換」である。
S15ステップでは、世代管理ファイル(FC)に記述されたX番目の相違点に関して、相違位置に相当する長方形の位置から、相違データサイズ分の長さの長方形を青色に塗る。
S16ステップでは、Xの値が(FC)に保存されている相違点の数(N)と等しければS18ステップへ行く。
S17ステップでは、Xの値を1増加させるS9ステップへ行く。
S18ステップでは、(FC)に保存されている全世代のラベルを生成し終えていればS19ステップへ行く。そうでなければS3ステップへ行く。
S19ステップでは、(FC)に保存されているファイル名・ファイルサイズ等の情報とS3〜S18ステップで作成したラベルを組み合わせ第10図(b)のようなリスト・グラフ形式で可視化し、表示デバイス39に表示する。
S20ステップでは、ユーザーはリスト内で復元したい世代があった場合、世代を選択した上で「復元ボタン」を押下し復元を指示する。ユーザーに復元したいものが無いと判断された場合、リストを閉じてツリー構造表示画面に戻りS2ステップへ行く。
復元を指示した場合は、SR2ステップ(実施例1の図5のS21〜S32ステップと同じ)処理を行なう。
本実施例では世代管理されたバックアップデータにおいて、ユーザーが指示した世代より古い世代のデータを消去する手順を示す。
バックアップ処理については、実施例1と同一のものとする。
S1ステップでは、世代管理データ格納領域(C)に格納されている全世代管理データを、格納されたツリー構造とともに可視化(第11図)して表示デバイス39に表示する。
S2ステップでは、ユーザーは表示されたツリー構造を参照し、ある世代より過去の世代を削除したいファイル(FC)を選択する。
S3ステップでは、(FC)内に記述された世代管理情報を、第10図(a)のようなリスト形式で可視化し、表示デバイス39に表示する。
S4ステップでは、ユーザーはリスト内でそれより過去の世代を削除したい世代があった場合、世代を選択した上で「削除ボタン」を押下し削除を指示する。ユーザーに削除したいものが無いと判断された場合、リストを閉じてツリー構造表示画面に戻りS2ステップへ行く。
S5ステップでは、S4ステップでユーザーが削除を指示したファイルの世代をXとする
S6ステップでは、世代Xがバックアップされている世代の中で最新のものであった場合、S7ステップへ行く。そうでなければS12ステップへ行く。
S7ステップでは、aの値として(FC)に保存されている全世代数(G)を代入する。
S8ステップでは、バックアップデータ格納領域(B)中のa世代バックアップデータ格納フォルダ(Ba)に含まれる(FC)と同一名のファイル(Fa)を削除する。
S9ステップでは、aが0である。すなわちすべての世代のバックアップデータを削除し終えていた場合はS11ステップへ行く。
S10ステップでは、aの値を1減少させS8ステップへ行く。
S11ステップでは、世代管理データ格納領域(C)内のファイル(FC)を削除し終了する。
S12ステップでは、 世代X+1から世代Xを復元するための差分圧縮データを格納しているバックアップデータ格納領域を(Ba)とする。
S13ステップでは、領域(Ba)に含まれる(FC)と同一名のファイル(Fa)を削除する。
S14ステップでは、 削除したファイル(Fa)がバックアップデータ格納領域(B)に含まれる最も古い世代のファイルであればS16ステップへ行く。
S15ステップでは、aの値を1減少させS13ステップへ行く。
S16ステップでは、世代管理データ格納領域(C)内のファイル(FC)に記述されている世代管理情報のうち、世代Xのバックアップ日時よりも過去のバックアップ日時に記録された世代管理情報を削除し、上書き保存する。
本実施例ではユーザーが入力したキーワードを元に世代管理データを検索し、ユーザーに復元したいファイルをすばやく選択させる方式を含むバックアップデータのリストア手順について示す。
図12に、実施例4のデータリストア装置の構成図を示す。
データ格納領域部2は、バックアップデータ格納部21と世代管理データ格納部22を有する。
バックアップデータ格納部21は、バックアップデータを格納する。
世代管理データ格納部22は、世代管理のためのバックアップ日時、サイズ、最終更新日時、変更情報、ラベル、更新内容のデータを格納する。
バックアップデータツリー生成部32は、世代管理データ格納部22のデータを基に、ファイルをツリー状にして表示し、またユーザーが文字入力可能な検索窓を表示する。
選択ファイル・フォルダ取得部33は、ユーザにより指定されたファイルを基に、そのファイルの世代管理データを取得する。
多項目世代リスト生成部34は、選択ファイル・フォルダ取得部33にて取得されたデータを基に、世代リストを生成する。
世代リスト表示部35は、多項目世代リスト生成部34により生成されたデータを表示デバイス39に表示する。
選択世代取得部36は、表示されたリストに対して、ユーザが指定した世代のファイルを取得する。
ファイル復元部37は、選択世代取得部36が取得したファイル管理データとそれに対応する差分圧縮データに基づき、ファイルを復元して、ユーザ指定の出力先領域に出力する。
復元データ格納部38は、復元されたデータを格納する。
表示デバイス39は、ディスプレイ等の表示部である。
入力デバイス40は、キーボード等の入力部である。
キーワード取得部41、検索部42、検索結果表示部43、選択ファイル・フォルダ・世代取得部44は、ユーザーが入力したキーワードを元に世代管理データを検索し、ユーザーに復元したいファイルをすばやく選択させる方式のために、追加された構成である。
キーワード取得部41は、ユーザが入力した検索ワードを取得する。
検索部42は、世代管理データ格納領域に格納されている全世代管理データの中からユーザーが入力したキーワードを含むファイルを取得する。
検索結果表示部43は、検索部42が検索した結果を表示デバイス39に表示する。
選択ファイル・フォルダ・世代取得部44は、検索結果のファイルからユーザが選択したファィルを取得する。次に、そのファイルの世代管理情報を、リスト形式で可視化し、表示デバイス39に表示する。次に、ユーザーがリスト内で復元したい世代の指示をファイル復元部37に渡す。
リストア処理については、第9図に、実施例4のリストア処理の流れ図を示す。
S1ステップでは、世代管理データ格納領域(C)に格納されている全世代管理データを、格納されたツリー構造とともに可視化したものと、ユーザーが文字入力可能な検索窓を表示デバイス39に表示する(図11参照)。
S2ステップでは、ユーザーが検索に用いるキーワードを検索窓に入力する。
S3ステップでは、世代管理データ格納領域(C)に格納されている全世代管理データの中からS2ステップでユーザーが入力したキーワードを含むファイル(FC1)〜(FCn)を取得する。
S4ステップでは、検索結果表示としてS3ステップで取得したファイル(FC1)〜(FCn)のファイル名を表示デバイス39にリスト形式で一覧表示する。
S5ステップでは、ユーザーがS4ステップで表示された検索結果一覧から、復元したいファイルのファイル名(FC)を選択する。
S6ステップでは、 (FC)内に記述された世代管理情報を、図10(a)のようなリスト形式で可視化し、表示デバイス39に表示する。
S7ステップでは、ユーザーはリスト内で復元したい世代があった場合、世代を選択した上で「復元ボタン」を押下し復元を指示する。ユーザーに復元したいものが無いと判断された場合、リストを閉じてツリー構造表示画面に戻りS2ステップ行く。
S21ステップでは、ユーザーが復元を指示したファイルの世代をXとする。
S22ステップでは、 世代Xがバックアップされている世代の中で最新のものであった場合S23ステップへ行き、そうでなければS24ステップへ行く。
S23ステップでは、最新バックアップデータ格納領域(B0)に格納されている、(FC)と同一名のファイル(FN)を出力バッファにコピーし、S32ステップへ行く。
S24ステップでは、最新バックアップデータ格納領域(B0)に格納されている、(FC)と同一名のファイル(FN)と、最新世代より1世代前のバックアップデータ(最新世代との差分圧縮データ)格納領域(Bn-1)に格納されている、(FC)と同一名のファイル(FSn-1)から解凍・差分展開を行いファイル(FTn-1)を復元する。
S25ステップでは、(FTn-1)は世代Xのファイルである場合S26ステップへ行き、そうでなければS27ステップへ行く。
S26ステップでは、ファイル(FTn-1)を出力バッファへ出力しS27ステップへ行く。
S27ステップでは、yをn−1とする。
S28ステップでは、復元されたファイル(FTy)と、(FTy)とその1世代前のファイルとの差分圧縮データが格納されている領域(By-1)内の(FC)と同一名のファイル(FSy-1)から解凍・差分展開を行いファイル(FTy-1)を復元する。
S29ステップでは、(FTy-1)は世代Xのファイルである場合S31ステップへ行き、そうでなければS30ステップへ行く。
S30ステップでは、yの値を1減少させ、S28ステップへ行く。
S31ステップでは、復元されたファイル(FTy-1)を出力バッファに出力する。
S32ステップでは、出力バッファに出力されたファイルをユーザーが指定した出力先の領域へ移動する。
(付記1)最新世代のバックアップデータを格納する最新世代バックアップデータ格納手段と、バックアップ元データを格納するバックアップ元データ格納手段と、前回、格納された最新世代のバックアップデータのファイル群と今回バックアップを行うバックアップ元データのファイル群とを比較するファイル群比較手段と、比較された結果、ファイル群中にファイル名が同じものがある場合には、その内容を比較するファイル内容比較手段と、ファイル内容比較によって得られた相違点を差分圧縮し、差分圧縮データを作成する差分圧縮データ生成手段と、差分圧縮データを旧世代バックアップデータとして格納する差分圧縮データ格納手段と、今回バックアップを行うファイルを最新世代バックアップデータとして更新する最新世代バックアップデータ更新手段と、ファイル内容比較によって得られた相違点から変更情報を取り出す変更情報抽出手段と、取り出された変更情報をラベル化する変更情報ラベル化手段と、今回バックアップを行うファイル群のファイルサイズ、最終更新日時、バックアップ日時と変更情報ラベル化手段で得られた変更情報ラベルを世代管理データとして生成する世代管理データ生成手段と、生成された世代管理データ及びそのツリー構造を格納する世代管理データ格納手段とを有することを特徴とするデータバックアップ装置。
ファイル全体を1つの横長の長方形として表した上で、変更位置に相当する箇所を変更の種類によって色分けすることでグラフ化するラベル化手段である付記1記載のデータバックアップ装置。
2 データ格納領域部
3 バックアップ元データ格納部
4 ファイル比較部
5 内容比較部
6 相違点一時格納部
7 変更情報抽出部
8 差分圧縮データ生成分
9 変更情報ラベル化部
10 ラベルバッファ
11 世代管理データ生成部
21 バックアップデータ格納部
22 世代管理データ格納部
31 データリストア装置
32 バックアップデータツリー生成部
33 選択ファイル・フォルダ取得部
34 多項目世代リスト生成部
35 世代リスト表示部
36 選択世代取得部
37 ファイル復元部
38 復元データ格納部
39 表示デバイス
40 入力デバイス
41 キーワード取得部
42 検索部
43 検索結果表示部
44 選択ファイル・フォルダ・世代取得部
51 フォルダ削除部
Claims (1)
- 最新世代のバックアップデータのファイル群を格納する最新世代バックアップデータ格納手段と、
バックアップ元データのファイル群を格納するバックアップ元データ格納手段と、
前回、格納された最新世代のバックアップデータのファイル群と今回バックアップを行うバックアップ元データのファイル群とを比較するファイル群比較手段と、
比較された結果、ファイル群中にファイル名が同じものがある場合には、その内容を比較するファイル内容比較手段と、
ファイル内容比較によって得られた相違データを差分圧縮し、差分圧縮データを作成する差分圧縮データ生成手段と、
前記差分圧縮データを旧世代バックアップデータとして格納する差分圧縮データ格納手段と、
今回バックアップを行う前記バックアップ元データのファイル群を最新世代バックアップデータのファイル群として更新する最新世代バックアップデータ更新手段と、
前記ファイル内容比較によって得られた前記相違データのデータサイズ、相違データの位置情報、および相違データが挿入、削除、置換かを示す種類についての変更情報を取り出す変更情報抽出手段と、
取り出された変更情報に基づいて、前記今回バックアップを行うバックアップ元データにおける前記相違データのサイズ、位置、種類を表示するためのラベルを生成するラベル生成手段と、
前記今回バックアップを行うバックアップ元データのファイル群の各ファイルに対応づけて、少なくともバックアップ日時および前記ラベル生成手段で得られたラベルを、最新世代の世代管理データとして、生成する世代管理データ生成手段と、
前記バックアップ元データのバックアップ毎に、生成された世代管理データを順次格納する世代管理データ格納手段とを有することを特徴とするデータバックアップ装置。
Priority Applications (1)
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