JP7384067B2 - 半導体レーザ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体レーザ装置に関する。
近年、プロジェクタ等のディスプレイ用途の光源に、従来使われてきたランプに対して、より長寿命の半導体レーザ装置が使用されるようになってきている。しかしながらレーザ光はコヒーレント光であるため、スクリーン上でスペックルと呼ばれる斑点模様のノイズが発生する。このスペックルの低減が、ディスプレイ用途の半導体レーザ装置には求められている。
スペックルの低減にはいくつかの対策があるが、そのうちの一つに、数nm~数十nm程度に発振波長が異なる複数の半導体レーザ素子を使用するという対策がある。この対策によるスペックル低減のために、同じ波長帯域に含まれるが発振波長の異なる複数の半導体レーザ素子を搭載した装置が求められてきている。例えば赤色の波長帯域であれば、発振波長が638nmの半導体レーザ素子だけではなく、発振波長が640nm、642nm、・・・・、660nm等の半導体レーザ素子も有した装置が求められている。
発振波長の異なる半導体レーザ素子がそれぞれ別のパッケージに搭載された半導体レーザ装置を用意すれば、このスペックル低減は実現できるものの、装置の小型化のためには発振波長の異なる複数の半導体レーザ素子が1つのパッケージに搭載されている方が好ましい。また、発振波長の異なる複数の半導体レーザ素子を1つのパッケージに搭載した方が、発振波長の異なる半導体レーザ素子をそれぞれ別のパッケージに搭載するよりもコスト低減にもつながる。
例えば特許文献1には、1つのサブマウントの上に複数の半導体レーザ素子が配置された装置が開示され、複数の半導体レーザ素子は、同じ波長帯、異なる波長帯のいずれでもよいことが記載されている。また、特許文献1には、半導体レーザ素子を複数配置する場合、直列で接続されていてもよいことが記載されている。
また、例えば特許文献2には、支持ブロックの長手方向に複数のヒートシンク(サブマウント)が並べられ、各ヒートシンクにレーザチップが配置された構造が開示され、複数のレーザチップが電気的に直列に接続されることも開示されている。
特許第6361293号公報 特表2016-518726号公報
発振波長の異なる複数の半導体レーザ素子が1つのパッケージに搭載される場合、搭載スペースや配線構造などの関係から直列接続での搭載が望ましい。そして、直列接続された複数の半導体レーザ素子には同一の電流が流れる。
しかし、例えばGaAs系の赤色レーザの場合、発振波長は活性層の歪量で調整される為、歪量子井戸のLH/HHに対するゲインの取れやすさの関係から、発振波長が異なると発振閾値電流Ithなどが変化する。この結果、複数の半導体レーザ素子が搭載されたパッケージにおける一定の駆動電流で見ると、半導体レーザ素子同士で光出力が異なってくる。また、発振波長が長波長になるほど活性層とpクラッド層のヘテロ障壁が高くなり、電子のオーバーフローが生じにくくなる為、温度特性が良くなる。この結果、半導体レーザ装置における動作条件が高温・大電流になるほど、複数の半導体レーザ素子における発振波長の相違に伴う光出力差は大きくなる。
このような理由で、異なる発振波長の半導体レーザ素子が同一電流で駆動される場合、光出力に差が生じやすく、一般的に光出力が高いほど端面劣化は進むことから、半導体レーザ素子毎の寿命にばらつきを生じ、半導体レーザ装置の信頼度低下につながってしまう。
そこで、本発明は、信頼性の高い多波長の半導体レーザ装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る半導体レーザ装置の一態様は、互いに異なった発振波長を有した複数の半導体レーザ素子が電気的に直列に接続された半導体レーザ装置であって、前記複数の半導体レーザ素子における利得領域の体積が互いに異なっている。
光の増幅を起こすのに必要なキャリア数が単位体積当たりで一定である場合、レーザ発振に必要な電流は利得領域の体積に依存する。従って、本発明に係る半導体レーザ装置によれば、利得領域の体積の調整によって半導体レーザ素子の発振閾値が調整可能であるため、半導体レーザ装置の望まれる駆動電流における光出力について、複数の半導体レーザ素子の相互間で近接化が可能となる。このため、複数の半導体レーザ素子について寿命のばらつきが抑制され、信頼性の高い多波長の半導体レーザ装置が得られる。
上記半導体レーザ装置において、前記複数の半導体レーザ素子は、レーザ光の進行方向に対して交わる方向における前記利得領域の幅が互いに異なっていてもよい。このように利得領域の幅が互いに異なっている形態としては、前記複数の半導体レーザ素子がリッジストライプ構造を有し、当該リッジストライプ構造におけるリッジ幅が互いに異なっている形態が好ましい。
利得領域の体積は、利得領域の幅の変更によって調整可能であり、リッジ幅の変更によれば利得領域の幅が容易かつ精度よく調整できる。
上記半導体レーザ装置において、前記複数の半導体レーザ素子は、レーザ光の進行方向における前記利得領域の長さが互いに異なっていてもよい。利得領域の体積は、利得領域の長さの変更によっても調整可能である。
上記半導体レーザ装置において、レーザ光の進行方向に対して交わる方向における光閉じ込めが前記半導体レーザ素子の端部で緩んでいる緩和領域の当該進行方向での合計長が、前記利得領域の体積に替えて、あるいは前記利得領域の体積と共に、前記複数の半導体レーザ素子で互いに異なっていることが好ましい。但し、一部の半導体レーザ素子は上記合計長がゼロであってもよい。
緩和領域では光閉じ込めが弱くなり光のロスが増えるので、緩和領域の長さの調整によって半導体レーザ素子の発振閾値が調整可能である。従って、半導体レーザ装置の望まれる駆動電流における光出力について、緩和領域の長さの調整により複数の半導体レーザ素子の相互間で近接化が可能となる。このため、複数の半導体レーザ素子について寿命のばらつきが抑制され、信頼性の高い多波長の半導体レーザ装置が得られる。
緩和領域の長さが異なる半導体レーザ装置において、前記複数の半導体レーザ素子がリッジストライプ構造を有し、前記緩和領域ではリッジが存在しないことが好ましい。リッジが設けられる範囲の調整によって容易に緩和領域の長さが調整される。
緩和領域の長さが異なる半導体レーザ装置において、前記複数の半導体レーザ素子がリッジストライプ構造を有し、前記緩和領域ではリッジの幅が他の箇所よりも広い形態であってもよい。リッジ幅が広いことでも緩和領域が得られる。
また、本発明に係る上記半導体レーザ装置において、前記複数の半導体レーザ素子は、発振波長が互いに同色の波長帯域に含まれることが好ましい。発振波長が同色の波長帯域に含まれることにより、スペックルの低減が図られる。
本発明によれば、信頼性の高い多波長の半導体レーザ装置が得られる。
本発明の半導体レーザ装置の第1実施形態を示す図である。 サブマウント上のレーザチップを示す図である。 比較例におけるレーザチップの入出力特性を示すグラフである レーザチップの共振器長を示す表である。 第1実施形態におけるレーザチップの入出力特性を示すグラフである。 第2実施形態におけるサブマウント上のレーザチップを示す図である。 レーザチップにおけるリッジストライプ構造を示す図である。 レーザチップのリッジ幅を示す表である。 第3実施形態のレーザチップにおけるリッジストライプ構造を示す図である。 レーザチップにおける緩和領域の長さを示す表である。 第3実施形態におけるレーザチップの入出力特性を示すグラフである。 第4実施形態におけるレーザチップの構造を示す図である。 第5実施形態におけるレーザチップの構造を示す図である 第6実施形態におけるレーザチップの構造を示す図である。 第7実施形態におけるレーザチップの構造を示す図である。 第8実施形態におけるレーザチップの構造を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の半導体レーザ装置の第1実施形態を示す図である。
半導体レーザ装置100は、ステムベース101と、ステムブロック102と、複数(ここに示す例では2つ)のレーザチップ103_1、103_2とを備えている。半導体レーザ装置100は開放型のものであってもよいが、図1に示す例ではステムキャップ110を備えた密閉型となっている。
ステムブロック102はステムベース101から突き出し、ステムキャップ110はステムベース101に固定されてステムブロック102を覆う。ステムベース101とステムブロック102とステムキャップ110はいずれも金属製で、これらによってキャンパッケージが構成されている。ステムブロック102とステムベース101は同一材料で構成される必要はなく、各々別々の材料で構成されていてもよいし、ステムベースの一部がステムブロックの材料で構成されていてもよいし、その逆でもよいし、特に限定するものではない。
ステムブロック102は、ステムベース101から立ち上がった側面の一部に、レーザチップ103_1、103_2の搭載されたサブマウント104が半田で固定されている。レーザチップ103_1、103_2から発せられるレーザビームは、図1の上方へと進み、ステムキャップ110にはめ込まれたガラス窓111を透過して半導体レーザ装置100から出射される。
発光時にレーザチップ103_1、103_2が発する熱は、サブマウント104を介してステムブロック102に伝達され、更にステムブロック102からステムベース101へと伝達される。
レーザチップ103_1、103_2は、複数スポットのレーザビームを発するマルチエミッタ型のものであってもよいし、単スポットのレーザビームを発するシングルエミッタ型でもよい。レーザチップ103_1、103_2は本発明にいう半導体レーザ素子の一例に相当する。本実施形態におけるレーザチップ103_1、103_2は例えばAlGaInP系の半導体が用いられたレーザチップであるが、本発明にいう半導体レーザ素子は、AlGaInP系以外の半導体が用いられたレーザチップであってもよい。
レーザチップ103_1、103_2への給電のため、半導体レーザ装置100には、給電用リードピン105が設けられている。給電用リードピン105はステムベース101を貫通して一端がステムキャップ110内に突き出している。
給電用リードピン105の、ステムキャップ110内に突き出した一端からレーザチップ103_1、103_2にワイヤ106が接続されている。
図2は、サブマウント上のレーザチップを示す図である。
ここでは説明の便宜上、重力方向とは無関係に、図の上方を『上』と称し、図の下方を『下』と称する。
サブマウント104の上面には2つのレーザチップ103_1、103_2が搭載されている。具体的には、レーザチップ103_1、103_2は半田で固定されている。各レーザチップ103_1、103_2は、図の左手前側に示された前端103aと図の右奥側に隠れている後端103bとを有し、前端103aからレーザビームを出射する。
2つのレーザチップ103_1、103_2のうち第1のレーザチップ103_1は発振波長が例えば643nmであり、第2のレーザチップ103_2は発振波長が例えば638nmである。何れの発振波長も、615nm以上700nm以下の赤の波長帯域に含まれている。つまり、これら2つのレーザチップ103_1、103_2は、互いに同色(ここに示す例では赤)の波長帯域に含まれるとともに互いに異なった発振波長を有している。このように2つのレーザチップ103_1、103_2の発振波長が異なっていることにより、図1に示す半導体レーザ装置100から出射されるレーザビームではスペックルの低減が図られている。
各レーザチップ103_1、103_2は、上面と下面に電極を有し、上下の電極間に電圧が印加されることでレーザビームを発する。また、各レーザチップ103_1、103_2の動作電圧は2V以上4V以下である。
2つのレーザチップ103_1、103_2は、サブマウント104上でワイヤ106によって電気的に直列に接続されている。このため、半導体レーザ装置100としての駆動電圧は5V前後となっている。このような電気的な直列接続のため、サブマウント104の上面には、電気的に区画された複数(ここに示す例では2つ)の電極パターン104aが形成され、各電極パターン104a上に各レーザチップ103_1、103_2が搭載されている。
第1実施形態では、2つのレーザチップ103_1、103_2の長さ(特に共振器長)が互いに異なっており、第1のレーザチップ103_1に較べて第2のレーザチップ103_2の方が長い。
ここで、2つのレーザチップ103_1、103_2における共振器長が互いに等しい比較例について入出力特性を示す。比較例における各レーザチップ103_1、103_2の共振器長は、第1実施形態における第2のレーザチップ103_2と同じ長さであるものとする。
図3は、比較例におけるレーザチップの入出力特性を示すグラフである。
図3の横軸は入力電流値を表し、縦軸は光出力値を表す。また、第1のレーザチップ103_1の入出力特性を表すグラフが点線で示され、第2のレーザチップ103_2の入出力特性を表すグラフが実線で示されている。
発振波長が互いに異なる第1のレーザチップ103_1および第2のレーザチップ103_2は、共振器長が互いに等しい場合であっても、活性層の歪量が異なることなどにより、レーザの発振閾値(即ち、グラフの立ち上がり位置)が互いに異なるとともにグラフの傾きも異なる。一方で、電気的に直列に接続された2つのレーザチップ103_1、103_2は同一の駆動電流値Dで駆動される。また、ディスプレイ用途の光源に対する駆動電流値Dは、予め設定された一定値である事が一般的である。
このため、図3に示すように、同一の駆動電流値Dにおける各レーザチップ103_1、103_2の光出力値には出力差ΔLが生じる虞がある。共振器長が等しい比較例ではこのような出力差ΔLが大きいため、出力が大きい方のレーザチップ(図3の例では第2のレーザチップ103_2)で寿命が短くなってしまい、半導体レーザ装置100の信頼性が低下する。
このような比較例に対し、本実施形態の半導体レーザ装置100では、2つのレーザチップ103_1、103_2における共振器長が互いに異なっており、これにより2つのレーザチップ103_1、103_2における光出力の差が抑制されている。
図4は、レーザチップの共振器長を示す表である。
図4の上段には、第1のレーザチップ103_1および第2のレーザチップ103_2それぞれの共振器長が示され、下段には、第1のレーザチップ103_1の共振器長を基準とした第2のレーザチップ103_2の共振器長が示されている。
第1のレーザチップ103_1(即ち発振波長が643nmのレーザチップ)では共振器長が例えば1385μmであるのに対し、第2のレーザチップ103_2(即ち発振波長が638nmのレーザチップ)では例えば1540μmとなっている。第1のレーザチップ103_1の共振器長を基準とすると、第2のレーザチップ103_2では共振器長が11%長くなっている。
この結果、第1実施形態では、第1のレーザチップ103_1と第2のレーザチップ103_2とで利得領域の体積が互いに異なっており、具体的には、第1のレーザチップ103_1における利得領域の体積は第2のレーザチップ103_2における利得領域の体積よりも小さい。
一般に、レーザチップの利得領域で光の増幅作用が得られるためには、利得領域の単位体積当たりのキャリア数が、ある一定の数を超えることが必要となる。レーザチップへの入力電流値が、このような一定数を超えるキャリア数を供給できる電流値(即ち発振閾値)に達した場合に、レーザ発振が開始されることになる。従って、他の条件が同一であれば、利得領域の体積が大きい程、発振に必要な総キャリア数が増えて発振閾値が上がり、利得領域の体積が小さい程、発振に必要な総キャリア数が減って発振閾値が下がる。
第1実施形態では、上述した比較例に対して第1のレーザチップ103_1における共振器長が短いので利得領域の体積が小さい。従って、第1のレーザチップ103_1における発振閾値は、上記比較例と較べ第1実施形態の方が低い。
図5は、第1実施形態におけるレーザチップの入出力特性を示すグラフである。
図5の横軸は入力電流値を表し、縦軸は光出力値を表す。また、第1のレーザチップ103_1の入出力特性を表すグラフが点線で示され、第2のレーザチップ103_2の入出力特性を表すグラフが実線で示されている。
第1実施形態では、第1のレーザチップ103_1および第2のレーザチップ103_2におけるレーザの発振閾値(即ち、グラフの立ち上がり位置)の差が、図3に示す比較例に較べて狭まっている。この結果、設定された駆動電流値Dにおける光出力値は、第1のレーザチップ103_1と第2のレーザチップ103_2とでほぼ等しい値となっている。従って、第1実施形態の半導体レーザ装置100は信頼性の高い装置となっている。
以下、本発明の半導体レーザ装置の他の実施形態について説明する。但し、以下の説明では、既に説明済みの実施形態との相違に着目して説明し、重複説明は省略する。
図6は、第2実施形態におけるサブマウント上のレーザチップを示す図である。
第2実施形態でも第1実施形態と同様に、2つのレーザチップ103_1、103_2がサブマウント104の上面に搭載され、半田で固定されている。但し、第2実施形態では第1実施形態とは異なり、2つのレーザチップ103_1、103_2における共振器長は同じ長さである。
第2実施形態の場合、後述するリッジの幅が第1のレーザチップ103_1と第2のレーザチップ103_2とで互いに異なっていることにより、第1実施形態と同様に利得領域の体積が互いに異なっている。
図7は、レーザチップにおけるリッジストライプ構造を示す図である。
図7の上段にはレーザチップ103_1、103_2の平面図が示され、下段にはA-A断面図が示されている。
レーザチップ103_1、103_2は、n型半導体層121と、活性層122と、p型半導体層123と、絶縁層124と、電極層125とが順に積層された構造を有している。n型半導体層121から電極層125に至る積層方向に対して電圧が印加されて電流が流れることによって活性層122に利得領域127が形成される。
絶縁層124はp型半導体層123を覆っているが、光共振器の延びる方向に沿ったストライプ領域130については絶縁層124が覆っておらず、電極層125がp型半導体層123と接している。電流は、このストライプ領域130を経て積層方向(即ち端面図の上下方向)に流れ、ストライプ領域130の縁は、光共振器の延びる方向に沿ったリッジ溝126によって形成されているため、活性層122の利得領域127は、リッジ溝126で挟まれた範囲に形成される。
第2実施形態では、積層方向における各層の厚さは、第1のレーザチップ103_1と第2のレーザチップ103_2とで等しい。このため、第2実施形態における利得領域127の体積は、リッジ溝126の間隔(即ちリッジの幅)によって決まる。
図8は、レーザチップのリッジ幅を示す表である。
図8の上段には、第1のレーザチップ103_1および第2のレーザチップ103_2それぞれのリッジ幅が示され、下段には、第1のレーザチップ103_1の共振器長を基準とした第2のレーザチップ103_2のリッジ幅が示されている。
第1のレーザチップ103_1(即ち発振波長が643nmのレーザチップ)ではリッジ幅が例えば71μmであるのに対し、第2のレーザチップ103_2(即ち発振波長が638nmのレーザチップ)では例えば80μmとなっている。第1のレーザチップ103_1のリッジ幅を基準とすると、第2のレーザチップ103_2ではリッジ幅が13%広くなっている。
この結果、第2実施形態でも、第1のレーザチップ103_1と第2のレーザチップ103_2とで利得領域の体積が互いに異なっており、具体的には、第1のレーザチップ103_1における利得領域の体積は第2のレーザチップ103_2における利得領域の体積よりも小さい。
第2実施形態では、上述した比較例に対して第1のレーザチップ103_1におけるリッジ幅が狭いので利得領域の体積が小さい。この結果、第1のレーザチップ103_1における発振閾値は、上記比較例と較べ第2実施形態の方が低く、第1実施形態における発振閾値とほぼ同等となっている。また、第2実施形態における入出力特性は、図5に示した第1実施形態における入出力特性とほぼ同様となり、設定された駆動電流値Dにおける光出力値は、第1のレーザチップ103_1と第2のレーザチップ103_2とでほぼ等しい値となっている。従って、第2実施形態の半導体レーザ装置100も信頼性の高い装置となっている。
なお、リッジが設けられずに絶縁層124や電極層125の形成範囲だけで電気的にストライプ領域130が形成されてもよく、その場合には、ストライプ領域130の幅によって利得領域127の体積が調整可能である。また、利得領域127の体積は活性層122の厚さによっても調整可能である。
次に、本発明の半導体レーザ装置の第3実施形態について説明する。
図9は、第3実施形態のレーザチップにおけるリッジストライプ構造を示す図である。
図9の上段にはレーザチップ103_1、103_2の平面図が示され、下段にはA-A断面図が示されている。
第3実施形態では第2実施形態と異なり、第1のレーザチップ103_1と第2のレーザチップ103_2とでリッジ溝126の間隔は同じであるが、第3実施形態では第2のレーザチップ103_2について、リッジ溝126がレーザチップ103_2の端部には設けられていない。一方、ストライプ領域130は、リッジ溝126が延びた範囲を超えて端部近くまで形成されるため、第3実施形態でも第1のレーザチップ103_1と第2のレーザチップ103_2とでストライプ領域130の長さはほぼ同等となっている。
リッジ溝126は、光共振器内を往復する光を、図9の左右方向について閉じ込める作用を生じ、光は閉じ込め範囲128内に閉じ込められる。第2のレーザチップ103_2では、リッジ溝126がレーザチップ103_2の端部に設けられていないため、端部での光閉じ込めが緩んでおり、閉じ込め範囲128が広がった緩和領域131が生じている。このように光閉じ込めが緩むと光のロスが増える為、レーザの発振にはより多くのキャリアが必要となって発振閾値が高くなる。
図10は、レーザチップにおける緩和領域の長さを示す表である。
図10の上段には、第1のレーザチップ103_1および第2のレーザチップ103_2それぞれにおける緩和領域131の長さが示され、下段には、共振器長を基準とした第2のレーザチップ103_2における緩和領域131の長さが示されている。
第1のレーザチップ103_1(即ち発振波長が643nmのレーザチップ)では緩和領域131の長さが例えば0μmである(即ち端面までリッジが形成されている)のに対し、第2のレーザチップ103_2(即ち発振波長が638nmのレーザチップ)では例えば279μmとなっている。レーザチップ103_1、103_2の共振器長を基準とすると、第1のレーザチップ103_1では0%が緩和領域131であり、第2のレーザチップ103_2では18%が緩和領域131となっている。
このように緩和領域131が形成されることにより、第3実施形態における第2のレーザチップ103_2は、上述した比較例における発振閾値よりも高い発振閾値となる。
図11は、第3実施形態におけるレーザチップの入出力特性を示すグラフである。
図11の横軸は入力電流値を表し、縦軸は光出力値を表す。また、第1のレーザチップ103_1の入出力特性を表すグラフが点線で示され、第2のレーザチップ103_2の入出力特性を表すグラフが実線で示されている。
第3実施形態では、第2のレーザチップ103_2におけるレーザの発振閾値が上昇し、第1のレーザチップ103_1および第2のレーザチップ103_2におけるレーザの発振閾値(即ち、グラフの立ち上がり位置)の差が、図3に示す比較例に較べて狭まっている。この結果、設定された駆動電流値Dにおける光出力値は、第1のレーザチップ103_1と第2のレーザチップ103_2とでほぼ等しい値となっている。従って、第3実施形態の半導体レーザ装置100も信頼性の高い装置となっている。
以下、緩和領域131を有する各実施形態について説明する。
図12は、第4実施形態におけるレーザチップの構造を示す図である。
以下の各図では、上段にレーザチップ103_1、103_2の平面図が示され、下段にA-A断面図が示されている。
図12に示す第4実施形態では、図9に示す第3実施形態とは異なり、リッジ溝126の長さが第1のレーザチップ103_1と第2のレーザチップ103_2とで同一となっている。一方、ストライプ領域130についてはリッジ溝126が延びた範囲を超えて端部近くまで形成されるため、第1変形例では、第1のレーザチップ103_1と第2のレーザチップ103_2とで利得領域の体積が異なっている。具体的には、第2のレーザチップ103_2における利得領域の体積は第1のレーザチップ103_1における利得領域の体積よりも大きい。
第4実施形態では、第3実施形態と同様に第2のレーザチップ103_2の端部で緩和領域131が形成されているとともに、第3実施形態とは異なり第2のレーザチップ103_2における利得領域の体積が大きい。利得領域の体積が増えることによる発振閾値の低下は、緩和領域131が形成されることによる発振閾値の上昇よりも小さいので、結果として、第4実施形態における第2のレーザチップ103_2は、上述した比較例における発振閾値よりも高い発振閾値となる。
従って、第4実施形態では、緩和領域131の長さによって第2のレーザチップ103_2の入出力特性が調整され、信頼性の高い半導体レーザ装置100が得られる。
図13は、第5実施形態におけるレーザチップの構造を示す図である。
第5実施形態では、第2のレーザチップ103_2のリッジ溝126の幅が端部でテーパ状に広がっている。このため閉じ込め範囲128も端部で広がって光閉じ込めが緩み、端部に緩和領域131が形成されている。このように、リッジ溝126の幅が端部で広がった構造でも緩和領域131が形成されるので、この緩和領域131の長さによって第2のレーザチップ103_2の入出力特性が調整され、信頼性の高い半導体レーザ装置100が得られる。
図14は、第6実施形態におけるレーザチップの構造を示す図である。
第6実施形態では、第2のレーザチップ103_2のリッジ溝126の幅が端部で段差状に広がっている。このため閉じ込め範囲128も端部で広がって光閉じ込めが緩み、端部に緩和領域131が形成されている。このように、段差状にリッジ溝126の幅が広がった構造でも緩和領域131が形成されるので、この緩和領域131の長さによって第2のレーザチップ103_2の入出力特性が調整され、信頼性の高い半導体レーザ装置100が得られる。
図15は、第7実施形態におけるレーザチップの構造を示す図である。
第7実施形態では、第2のレーザチップ103_2のリッジ溝126の幅が端部でテーパ状に広がっている。また、第2のレーザチップ103_2のリッジ溝126は端面まで達しておらず、リッジ無しの領域が端部に存在する。これら、テーパ状に広がったリッジ溝126とリッジ無しの領域とによって、レーザチップ103_2の端部では光閉じ込めが緩み緩和領域131が形成されている。このように、リッジ溝126の幅の広がりとリッジ無しの領域との複合構造でも緩和領域131が形成されるので、この緩和領域131の長さによって第2のレーザチップ103_2の入出力特性が調整され、信頼性の高い半導体レーザ装置100が得られる。
図16は、第8実施形態におけるレーザチップの構造を示す図である。
第8実施形態では、第2のレーザチップ103_2のリッジ溝126の幅が端部で段差状に広がっている。また、第2のレーザチップ103_2のリッジ溝126は端面まで達しておらず、リッジ無しの領域が端部に存在する。これら、段差状に広がったリッジ溝126とリッジ無しの領域とによって、レーザチップ103_2の端部では光閉じ込めが緩み緩和領域131が形成されている。この緩和領域131の長さによって第2のレーザチップ103_2の入出力特性が調整され、信頼性の高い半導体レーザ装置100が得られる。
100…半導体レーザ装置、101…ステムベース、102…ステムブロック、
103_1…第1のレーザチップ、103_2…第2のレーザチップ、
103a…前端、103b…後端、104…サブマウント、104a…電極パターン、
105…給電用リードピン、106…ワイヤ、110…ステムキャップ
121…n型半導体層、122…活性層、123…p型半導体層、124…絶縁層、
125…電極層、126…リッジ溝、127…利得領域、128…閉じ込め範囲、
130…ストライプ領域、131…緩和領域

Claims (8)

  1. 互いに異なった発振波長を有した複数の半導体レーザ素子が電気的に直列に接続された半導体レーザ装置であって、
    前記複数の半導体レーザ素子における利得領域の体積が、発振波長が長いほど小さく、発振波長が短いほど大きくなるように、互いに異なっていることを特徴とする半導体レーザ装置。
  2. 前記複数の半導体レーザ素子は、レーザ光の進行方向に対して交わる方向における前記利得領域の幅が互いに異なっていることを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザ装置。
  3. 前記複数の半導体レーザ素子は、リッジストライプ構造を有し、当該リッジストライプ構造におけるリッジ幅が互いに異なっていることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体レーザ装置。
  4. 前記複数の半導体レーザ素子は、レーザ光の進行方向における前記利得領域の長さが互いに異なっていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の半導体レーザ装置。
  5. レーザ光の進行方向に対して交わる方向における光閉じ込めが前記半導体レーザ素子の端部で緩んでいる緩和領域の当該進行方向での合計長が、前記利得領域の体積に替えて、あるいは前記利得領域の体積と共に、前記複数の半導体レーザ素子で互いに異なっていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の半導体レーザ装置。
  6. 前記複数の半導体レーザ素子は、リッジストライプ構造を有し、前記緩和領域ではリッジが存在しないことを特徴とする請求項5に記載の半導体レーザ装置。
  7. 前記複数の半導体レーザ素子は、リッジストライプ構造を有し、前記緩和領域ではリッジの幅が他の箇所よりも広いことを特徴とする請求項5に記載の半導体レーザ装置。
  8. 前記複数の半導体レーザ素子は、発振波長が互いに同色の波長帯域に含まれることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の半導体レーザ装置。
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