JP2007214300A - 半導体レーザ - Google Patents

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Abstract

【課題】スペックルノイズを低減することの可能な半導体レーザを提供する。
【解決手段】ストライプ状の発光領域12−1〜12−6をなす発光部を複数備える。発光領域12−1〜12−3はストライプ幅の平均値がWA のグループ16Aに、発光領域12−4,12−5はストライプ幅の平均値がWB のグループ16Bに、発光領域12−6はストライプ幅の平均値がWC のグループ16Cにそれぞれ属する。各グループ16A〜16Cにおいて、平均値の小さなグループに属する発光領域の数は、平均値の大きなグループに属する発光領域の数よりも多い。各グループ16A〜16Cは、一の平均値のグループから出力されるレーザ光のスペクトルの帯域幅と、一の平均値に最も近い平均値のグループから出力されるレーザ光のスペクトルの帯域幅とが互いに一部重なり合うような平均値WA 〜WC を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ディスプレイの光源などに好適に用いられる半導体レーザに関する。
半導体レーザは、出射光の単色性が良好である他に、他の光源と比べて小型で高効率であることから、それを投影型ディスプレイなどの光源として用いることが期待されている。しかし、レーザ光を被照射面に照射するとスペックルノイズと呼ばれる斑点模様が現れ、画像がちらついて見える。これは、レーザ光が、波長が単一で位相の揃った光であり、コヒーレンスが非常に高いために生じる独特の現象である。
このスペックルノイズを低減するためには、例えば、被照射面や、半導体レーザと被照射面との間の光路中に配置された光学素子を振動させる方法がある。他に、例えば、特許文献1のように発光領域をアレイ状に配置し、さらに半導体レーザと被照射面との間に位相板を配置して個々の発光領域から出力されるレーザ光を空間的に位相の異なる光に変換する方法がある。
特開2004−303901号公報
しかし、これらの方法では、振動させるための機構や位相板などが新たに必要となり、構成が複雑となるので、コストや信頼性の面で好ましくない。また後者の場合には、例えば高輝度化しようとして発光領域の数を増やすと、発光領域から出力されるレーザ光の各々の位相を大きくずらすことが極めて困難となり、その結果、スペックルノイズが現れてしまう。このように従来の方法では、簡易な構成でスペックルノイズを低減することが困難であった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡易な構成でスペックルノイズを低減することの可能な半導体レーザを提供することにある。
本発明の半導体レーザは、各々ストライプ状の発光領域を有する複数の発光部からなる第1グループと、第1グループの発光領域とは異なる幅のストライプ状の発光領域を有する1または複数の発光部からなる第2グループとを含んで構成されたものである。第1グループの発光領域のストライプ幅の平均値が第2グループの発光領域のストライプ幅の平均値よりも小さく、第1グループの発光領域の数が第2グループの発光領域の数よりも多い。
本発明の半導体レーザでは、様々なストライプ幅を有する複数の発光領域が設けられているので、ストライプ幅に応じた波長のレーザ光が各発光領域から出力される。このとき、各発光領域に注入される電流密度がほぼ等しい場合には、ストライプ幅が小さいほど、レーザ光の光出力が小さくなるので、ストライプ幅の小さな発光領域から出力されるレーザ光のスペクトルのピーク値が小さくなる。しかし、一の発光領域から射出されるレーザ光の光出力が小さい場合であっても、ストライプ幅の小さな複数の発光領域から出力されるレーザ光を束ねることにより、光出力を大きくすることが可能である。そこで、本発明の半導体レーザでは、平均値の小さなストライプ幅の発光領域を含む第1グループの発光領域の数を、平均値の大きなストライプ幅の発光領域を含む第2グループの発光領域の数よりも多くすることにより、第1グループから出力されるレーザ光のスペクトルのピーク値を、第2グループから出力されるレーザ光のスペクトルのピーク値に近づけている。ただし、第1グループの発光領域に注入される電流密度が第2グループの発光領域に注入される電流密度よりも大きい場合には、第1グループの発光領域の数を、第2グループの発光領域の数より少し多くすることにより、第1グループから出力されるレーザ光のスペクトルのピーク値を、第2グループから出力されるレーザ光のスペクトルのピーク値に近づけることが可能である。
このように、第1グループおよび第2グループから出力されるレーザ光のスペクトルのピーク値を互いに近づけることにより、第1グループおよび第2グループから出力されるレーザ光の合成光の3dB帯域幅、すなわち、半導体レーザの3dB帯域幅を広げることが可能となる。また、第1グループおよび第2グループのそれぞれの発光領域のストライプ幅の平均値を適宜調節することにより、半導体レーザのスペクトル分布を単一の山に合成することも可能となる。なお、「3dB帯域幅」とは、レーザ光のスペクトルのピーク値から3dB下がったレベルの帯域幅を意味する。また、「ほぼ平坦」とは、全体が完全に平らになる場合だけでなく、ピーク値から3dB下がったレベルを下回らない程度のうねりを有する場合も含む概念である。
また、本発明の半導体レーザでは、様々なストライプ幅を有する発光領域が設けられているだけであり、新たな構成や、特殊な構成などを必要としない。
ここで、第2グループが各々ストライプ状の発光領域を有する1または複数の発光部からなるサブグループを複数含む場合で、各サブグループの発光領域のストライプ幅の平均値を互いに異なるようにすると共に、平均値の相対的に小さな発光領域を含むサブグループの発光領域の数を、平均値の相対的に大きな発光領域を含むサブグループの発光領域の数よりも多くしたときには、各サブグループから出力されるレーザ光のスペクトルのピーク値を互いに近づけることが可能である。このように、各サブグループから出力されるレーザ光のスペクトルのピーク値を互いに近づけることにより、第1グループおよび各サブグループから出力されるレーザ光の合成光の3dB帯域幅、すなわち、半導体レーザの3dB帯域幅をさらに広げることが可能となる。
また、第1グループから出力されるレーザ光のスペクトルの帯域と、第2グループから出力されるレーザ光のスペクトルの帯域とが互いに一部重なり合うようにした場合には、半導体レーザのスペクトル分布が単一の山に合成されるだけでなく、半導体レーザのスペクトルのピーク値およびその近傍の分布がほぼ平坦になる。
本発明の半導体レーザによれば、様々なストライプ幅を有する発光領域を設けると共に発光領域の幅およびその幅ごとの数を所定の条件に従って適切に設定するようにしたので、半導体レーザの3dB帯域幅が一の発光領域から出力されるレーザ光の3dB帯域幅よりも広がると共に、半導体レーザのスペクトル分布が単一の山に合成される。これにより、コヒーレンスを低減することができる。また、新たな構成や、特殊な構成などが必要ない。従って、簡易な構成でスペックルノイズを低減することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る半導体レーザ装置の概略構成を斜視的に表すものである。この半導体レーザ装置は、ヒートシンクH上に配置された端面発光型の半導体レーザ1と、この半導体レーザ1を駆動するための駆動回路2とを備えたものである。
この半導体レーザ1は、ストライプ状の発光領域をなす発光部(後述)を複数備えたブロードエリア型の半導体レーザアレイであり、様々なストライプ幅の発光領域12−1,12−2,12−3,12−4,12−5,12−6(後述)を含んで構成されている。
半導体レーザ1は、基板10の一面側に、例えばAlGaInP系半導体からなる半導体層を成長させたものである。なお、AlGaInP系半導体とは、長周期型周期表における3B族元素のアルミニウム(Al),ガリウム(Ga)またはインジウム(In)と、5B族元素のリン(P)とを含む化合物半導体のことをいう。
この半導体層は、n型クラッド層11,活性層12、p型クラッド層13およびp型コンタクト層14をこの順に積層すると共に、p型クラッド層13の上部およびp型コンタクト層14を選択的にエッチングすることにより複数のリッジ部15−1,15−2,15−3,15−4,15−5,15−6を形成してなる複数の発光部を有する。ここで、リッジ部15−1〜15−6は、レーザ光の射出方向(軸方向)に延在するストライプ状の形状を有しており、各発光部は半導体層のうちリッジ部15−1〜15−6に対応した領域にストライプ状に形成されている。すなわち、各発光部は共通の半導体層内に形成されている。なお、以下、上記半導体層を積層した方向を縦方向と称し、軸方向および縦方向に垂直な方向を横方向と称する。
基板10は、例えばn型GaAsにより構成されている。なお、n型不純物は、例えばケイ素(Si)またはセレン(Se)などである。n型クラッド層11は、例えばn型Ala Ga1-a-b Inb P(0<a<1,0<b<1)により構成されている。活性層12は、例えば不純物が含まれていないGac In1-c P(0<c<1)により構成されている。この活性層13は、リッジ部15−1〜15−6に対向する領域に発光領域12−1〜12−6を有している。これら発光領域12−1〜12−6は、対向するリッジ部15−1〜15−6の底部(p型クラッド層13の部分)と同等の大きさのストライプ幅を有しており、リッジ部15−1〜15−6で狭窄された電流が注入される電流注入領域に対応している。
ここで、発光領域12−1〜12−3は、ストライプ幅の平均値が最も小さなグループ16Aに属している。これらのストライプ幅W1,W2,W3が、例えば、共に30μmである場合や、29μm,30μm,31μmである場合には、これらのストライプ幅の平均値WA は30μmとなる。また、発光領域12−4,12−5は、ストライプ幅の平均値が中間のグループ16Bに属している。これらのストライプ幅W4,W5が、例えば、共に60μmである場合や、59μm,61μmである場合には、これらのストライプ幅の平均値WB は60μmとなる。また、発光領域12−6は、ストライプ幅の平均値が最も大きなグループ16Cに属しており、このストライプ幅W6が、例えば100μmである場合には、このストライプ幅の平均値WC も100μmとなる。なお、グループ16Aが本発明の「第1グループ」の一例に、グループ16Bおよびグループ16Cが本発明の「第2グループのサブグループ」の一例にそれぞれ相当する。
このように、各発光領域12−1〜12−6は、グループ16A〜16Cのいずれか1つに属している。また、ストライプ幅の平均値WA ,WB ,WC が大きくなるにつれて、グループ16A〜16Cに含まれる発光領域の数が少なくなっている。なお、図1では、各発光領域12−1〜12−6は、連続する領域内にグループごとに集約して配置されているが、グループとは関係なく任意の領域に配置されていてもよい。また、各グループ16A〜16Cのストライプ幅の平均値WA ,WB ,WC は、互いに等間隔で離れていなくてもよい。
p型クラッド層13は、例えばp型Ald Ga1-d-e Ine P(0<d<1,0<e<1)により構成されている。p型コンタクト層14は、例えばp型Alf Ga1-f-g Ing P(0<f<1,0<g<1)により構成されている。なお、p型不純物は、亜鉛(Zn)、マグネシウム(Mg)、ベリリウム(Be)などである。ここで、p型クラッド層13の上部およびp型コンタクト層14には、上記したように、軸方向に延在するストライプ状のリッジ部15−1〜15−6が形成されている。これらリッジ部15−1〜15−6は、活性層12の電流注入領域を制限すると共に、横方向の光モードを基本(0次)モードに安定に制御し、軸方向に導波させるようになっている。
また、この半導体レーザ1は、リッジ部15−1〜15−6の表面を含む領域に、ストライプ状に分割されたp側電極17A,17B,17Cを有している。これらp側電極17A〜17Cは、例えば、チタン(Ti),白金(Pt)および金(Au)をp型クラッド層13上にこの順に積層したものであり、p型コンタクト層14と電気的に接続されている。また、p側電極17A〜17Cは、溝18を介して互いに電気的に分離されており、それぞれ軸方向に延在するストライプ状の形状となっている。
ここで、p側電極17Aは、グループ16Aに属する発光領域12−1〜12−3と対向配置されたリッジ部15−1〜15−3の表面を含む領域に形成されており、p側電極17Bは、グループ16Bに属する発光領域12−4,12−5と対向配置されたリッジ部15−4,15−5の表面を含む領域に形成されており、p側電極17Cは、グループ16Cに属する発光領域12−6と対向配置されたリッジ部15−6の表面を含む領域に形成されている。なお、図1では、p側電極17Aはリッジ部15−1〜15−3の全てを覆う1つの電極となっているが、リッジ部15−1〜15−3ごとにストライプ状に分割されると共に互いに電気的に分離された3つの電極としてもよい。p側電極17Bについても同様に、リッジ部15−1,15−2ごとにストライプ状に分割されると共に互いに電気的に分離された2つの電極としてもよい。
n側電極19は、例えば、Ti,PtおよびAuをこの順に積層したものであり、基板10と電気的に接続されている。このn側電極19は、活性層12側からの熱を放散するためのヒートシンクHと接続されている。
さらに、p側電極17A〜17Cは、抵抗器RA ,RB ,RC を介して駆動回路2に接続されている。ここで、p側電極17Aは抵抗器RA に、p側電極17Bは抵抗器RB に、p側電極17Aは抵抗器RC にそれぞれ接続されている。これら抵抗器RA ,RB ,RC は、各p側電極17A〜17Cとn側電極19との間に印加される電圧のバランスを調節するためのものである。
ここで、仮にこれら抵抗器RA ,RB ,RC を用いずにp側電極17A〜17Cと駆動回路2とを直接接続した場合には、各p側電極17A〜17Cとn側電極19との間に印加される電圧は全て等しくなるので、各発光領域12−1〜12−6に流れる電流の密度も全て等しくなる。そのため、ストライプ幅W1 〜W6 に応じた量の電流が各発光領域12−1〜12−6に流れるので、各発光領域12−1〜12−6の光出力はストライプ幅W1 〜W6 の小さなものほど小さくなり、ストライプ幅W1 〜W6 の大きなものほど大きくなる。しかし、各グループ16A〜16Cにおけるストライプ幅の平均値WA 〜WC と発光領域の数とを乗算した値がなるべく近く(例えば標準偏差が平均値の10%以下)なるように、各発光領域12−1〜12−6のストライプ幅W1 〜W6 と、各グループ16A〜16Cに属する発光領域の数とを適切に設定したときは、各グループ16A〜16Cから出力されるレーザ光のスペクトルのピーク値をほぼ同等にすることが可能である。ここで、「同等」とは、対象となる複数のピーク値が互いに完全に等しい場合だけでなく、所定の範囲内にある場合も含む概念である。
一方、本実施の形態のように、抵抗器RA 〜RC を介してp側電極17A〜17Cと駆動回路2とを接続した場合には、各p側電極17A〜17Cとn側電極19との間に印加される電圧は、駆動回路2から出力された電圧を抵抗器RA 〜RC と、各p側電極17A〜17Cとn側電極19との間の抵抗値とで分圧した値となる。これにより、抵抗器RA 〜RC を調節することにより、各発光領域12−1〜12−6に流れる電流の大きさを調節することができるので、各グループ16A〜16Cから出力されるレーザ光のスペクトルのピーク値を上記の場合よりもより緻密に調整でき、その結果、ほとんど同等にすることが可能である。また、例えば、ストライプ幅の平均値WA 〜WC の小さなグループ16Aにより多くの電流が流れるように調節することもできるので、これにより、例えばストライプ幅WA の小さなグループ16Aに属する発光領域の数をあまり増やさなくても、各グループ16A〜16Cから出力されるレーザ光のスペクトルのピーク値をほぼ同等にすることも可能である。
このような構成の半導体レーザ1は、例えば次のようにして製造することができる。
上記の構成で例示したAlGaInP系の化合物半導体で半導体レーザ1を製造するためには、基板10上の化合物半導体層を、例えば、MOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition ;有機金属化学気相成長)法により形成する。この際、AlGaInP系化合物半導体の原料としては、例えば、トリメチルアルミニウム(TMA)、トリメチルガリウム(TMG)、トリメチルインジウム(TMIn)、フォスフィン(PH3 )を用い、ドナー不純物の原料としては、例えば、セレン化水素(H2 Se)を用い、アクセプタ不純物の原料としては、例えば、ジメチルジンク(DMZ)を用いる。
具体的には、まず、基板10上に、n型クラッド層11,活性層12,p型クラッド層13およびp型コンタクト層14をこの順に積層したのち、p型コンタクト層14上にマスク層(図示せず)を形成し、反応性イオンエッチング(Reactive Ion Etching;RIE)法により、p型クラッド層13の上部およびp型コンタクト層14を選択的に除去する。これにより、p型クラッド層13の上部およびp型コンタクト層14に、様々なストライプ幅を有するリッジ部15−1〜15−6が形成される。その後、上記マスク層を除去する。
次に、リッジ部15−1〜15−6側の表面のうち溝18を形成することとなる部分にマスク層(図示せず)を形成したのち、金属材料を成膜して、リッジ部15−1〜15−3を含む領域と対向する領域にp側電極17Aを、リッジ部15−4および15−5を含む領域と対向する領域にp側電極17Bを、リッジ部15−6を含む領域と対向する領域にp側電極17Cをそれぞれ形成する。その後、上記マスク層を除去する。同様にして、基板10の裏面にn側電極19を形成したのち、軸方向の一対の端面に反射鏡膜(図示せず)を形成する。このようにして半導体レーザ1が形成される。
次に、本実施の形態の半導体レーザ1の作用について説明する。半導体レーザ1では、n側電極19と、p側電極17A,17B,17Cとの間に駆動回路2によって所定の電圧が印加されると、リッジ部15−1〜15−6により電流狭窄され、活性層12の電流注入領域(発光領域12−1〜12−6)に電流が注入され、これにより電子と正孔の再結合による発光が生じる。この光は、一対の反射鏡膜(図示せず)により反射され、素子内を一往復したときの位相の変化が2πの整数倍となる波長でレーザ発振を生じ、レーザビームとして外部に射出される。
ところで、一般に半導体レーザ素子は、リッジ部のストライプ幅を大きくすると、リッジ部内部に熱が溜まり、リッジ部内部の温度が上昇し易くなるが、逆に、リッジ部のストライプ幅を小さくすると、リッジ部内部の熱がリッジ部の側壁から放散され易くなり、リッジ部内部の温度が上昇しにくくなる、という性質を有する。また、リッジ部内部の温度が上昇するにつれて発振波長が長波長側に変化し、逆に、リッジ部内部の温度が低下するにつれて発振波長が短波長側に変化する、という性質も有する。そのため、ストライプ幅の相対的に大きなリッジ部からは相対的に長波長のレーザ光が出力され、他方、ストライプ幅の相対的に小さなリッジ部からは相対的に短波長のレーザ光が出力されることとなる。そこで、本実施の形態では、リッジ部のストライプ幅の波長依存性を積極的に利用して、図2に示したように、ストライプ幅の平均値WA ,WB ,WC が互いに異なる3つのグループ16A〜16Cを用意し、各グループ16A〜16Cから少なくとも3つの波長λA ,λB ,λC のレーザ光を出力させるようにした。
なお、半導体レーザ1から出力されるレーザ光の合成光に含まれる波長の数を増やしたり、半導体レーザ1の3dB帯域幅を広げたい場合には、ストライプ幅の平均値が上記したWA ,WB ,WC とは異なるグループをさらに設けたり、一のグループに複数の発光領域が属している場合には、一のグループに属する発光領域の各ストライプ幅を互いに異なる値に設定すればよい。ここで、後述するスペクトルの平坦性を考慮すると、半導体レーザ1の3dB帯域幅を3nm程度にしたい場合には、グループを3つ以上設けることが好ましく、半導体レーザ1の3dB帯域幅を5nm程度にしたい場合には、グループを5つ以上設けることが好ましい。ここで、「半導体レーザ1の3dB帯域幅」とは、全てのグループから出力されるレーザ光の合成光(半導体レーザ1の出力光)のスペクトルのうち出力の最も大きな波長を含む主たる山の3dB帯域幅のことを指す。また、「3dB帯域幅」とは、レーザ光のスペクトルのピーク値から3dB下がったレベルの帯域幅を意味する。
また、グループ16Aおよび16Bからそれぞれ出力されるレーザ光の波長λA ,λB の差分Δλaや、グループ16Bおよび16Cからそれぞれ出力されるレーザ光の波長λB ,λC の差分Δλbは、ストライプ幅の平均値WA とWB との差分ΔWaや、ストライプ幅の平均値WB とWC との差分ΔWbの大きさに応じて変化する性質を有する。そのため、差分ΔWa,ΔWbが大きい場合には、図3に示したように、グループ16A〜16Cからそれぞれ出力されるレーザ光のスペクトルが互いに別個の3つの山として認識される。他方、差分ΔWa,ΔWbが小さい場合には、図4に示したように、これらのスペクトルが一部重なり合って1つの山として認識される。
なお、グループ16A〜16Cからそれぞれ出力されるレーザ光のスペクトルが互いに別個の山と認識されるか、1つの山と認識されるかの判断基準を客観的に示すことは容易ではないが、その判断基準として、例えば、この半導体レーザ1をディスプレイの光源に用いた場合に被照射面に現れるスペックルノイズが許容できる範囲内にあるときには1つの山と認識し、許容できない範囲内にあるときには別個の3つの山と認識するとしてもよい。
図3に示したように、それらのスペクトルが互いに別個の3つの山として認識される場合には、それらのスペクトルの3dB帯域幅D1,D2,D3のうちのいずれかが「半導体レーザ1の3dB帯域幅」となるが、このときの半導体レーザ1の3dB帯域幅は例えば1nm程度とかなり小さく、コヒーレンスが極めて高いので、スペックルノイズが発生してしまう。
一方、本実施の形態では、図4に示したように、それらのスペクトルが互いに一部重なり合って1つの山として認識される。このような場合には、この1つの山の3dB帯域幅D4が「半導体レーザ1の3dB帯域幅」となり、3dB帯域幅D4は例えば4nm程度とかなり広くなる。これにより、図3の場合と比べて、スペクトルノイズを大幅に低減することができる。ただし、この場合には、グループ16A〜16Cからそれぞれ出力されるレーザ光の3dB帯域幅D1,D2,D3に対応する波長帯域が互いに一部重なり合っていないので、全てのグループから出力されるレーザ光の合成光のスペクトルのうち最も大きな出力値(ピーク値)から3dB下がったレベル(半導体レーザ1の3dB帯域幅を決定するレベル)を下回るうねりが3dB帯域幅D4に対応する波長帯域にできてしまう。そのため、スペックルノイズが若干残ってしまう。
さらに、本実施の形態では、図5に示したように、グループ16A〜16Cからそれぞれ出力されるレーザ光のスペクトルが互いに一部重なり合うだけでなく、それらのスペクトルの3dB帯域幅D1,D2,D3が互いに一部重なり合うようにすることも可能である。このようにした場合には、この1つの山の3dB帯域幅D5が「半導体レーザ1の3dB帯域幅」となり、3dB帯域幅D5は例えば3.5nm程度と一の発光領域から出力されるレーザ光の帯域幅よりもかなり広くなるだけでなく、さらに、半導体レーザ1の3dB帯域幅を決定するレベルを下回るうねりがなくなり、3dB帯域幅D5におけるスペクトルがほぼ平坦になる。
本実施の形態の半導体レーザ1では、ストライプ幅の平均値WA ,WB ,WC が互いに異なる3つのグループ16A〜16Cを設けるようにしたので、各グループ16A〜16Cから少なくとも3つの波長λA ,λB ,λC のレーザ光を出力させることができる。このとき、ストライプ幅の平均値WA ,WB ,WC を適切に設定することにより、各グループ16A〜16Cからそれぞれ出力されるレーザ光のスペクトルを互いに一部重なり合わせることができ、さらに、各グループ16A〜16Cから出力されるレーザ光のスペクトルの3dB帯域幅D1,D2,D3を互いに一部重なり合わせることもできる。これにより、半導体レーザ1の3dB帯域幅を一の発光領域から出力されるレーザ光の帯域幅よりも広げることができ、さらに、半導体レーザ1の3dB帯域幅におけるスペクトルをほぼ平坦にすることもできるので、コヒーレンスが極めて低くなり、その結果、スペックルノイズを低減することができる。
また、本実施の形態の半導体レーザ1では、様々なストライプ幅W1 〜W6 を有する発光領域12−1〜12−6を設けているだけであり、新たな構成や、特殊な構成などを必要としていない。
従って、本実施の形態の半導体レーザ1では、簡易な構成でスペックルノイズを低減することができる。
以上、実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、種々変形可能である。
例えば、上記実施の形態では、全ての発光領域12−1〜12−6から射出されたレーザ光の光出力が半導体レーザ1の3dB帯域幅を広げたり、半導体レーザ1の3dB帯域幅に対応する波長帯域のスペクトル分布をほぼ平坦にする役割を担っているが、本発明は、半導体レーザ1の3dB帯域幅に対応する波長帯域のスペクトル分布の平坦性を損なわないようなレーザ光を出力する発光領域やグループが含まれることを排除するものではない。
また、上記実施の形態では、半導体レーザ1をpサイドアップでヒートシンクH上に配置していたが、逆に、半導体レーザ1をpサイドダウンでヒートシンクH上に配置してもよい。ただし、この場合には、図1に示したような、p側電極17A,17B,17C上に抵抗器RA 〜RC を半田付けなどにより接続することが困難となるので、例えば、図6(横方向断面図)に示したように、p側電極17Aを金属層17A1,17A2,17A3をこの順に積層してなる多層構造にすると共に、金属層17A2の外周部分に絶縁層30を配置して、金属層17A2の断面積を調整することにより、金属層17A2および絶縁層30からなる層の抵抗値を適切に設定するようにしてもよい。また、例えば、図7(軸方向断面図)に示したように、絶縁層31内に軸方向に延在するp側電極17Aを設け、p側電極17Aの軸方向の長さを調整することにより抵抗値を適切に設定するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、各p側電極17A,17B,17Cに共通の駆動回路2を接続するようにしていたが、駆動回路をp側電極17A,17B,17Cごとに別個に接続するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、AlGaInP系の化合物半導体レーザを例にして本発明を説明したが、他の化合物半導体レーザ、例えばAlInP系、GaInAsP系などの赤色半導体レーザ、GaInN系およびAlGaInN系などの窒化ガリウム系の半導体レーザ、ZnCdMgSSeTeなどのII−VI族の半導体レーザにも適用可能である。また、AlGaAs系、InGaAs系、InP系、GaInAsNP系などの、発振波長が可視域とは限らないような半導体レーザにも適用可能である。
また、上記実施の形態では、インデックスガイド構造の半導体レーザを例に挙げて、本発明について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の構造、例えば、ゲインガイド構造の半導体レーザに対しても適用可能である。
本発明の一実施の形態に係る半導体レーザ装置の斜視図である。 ストライプ幅と発振波長との関係を説明するための関係図である。 発光領域の構成とスペクトルとの関係を説明するための関係図である。 発光領域の構成とスペクトルとの関係を説明するための関係図である。 発光領域の構成とスペクトルとの関係を説明するための関係図である。 一変形例に係る半導体レーザ装置の断面構成図である。 他の変形例に係る半導体レーザ装置の断面構成図である。
符号の説明
1…半導体レーザ、2…駆動回路、10…基板、11…n型クラッド層、12…活性層、12−1〜12−6…発光領域、13…p型クラッド層、14…p型コンタクト層、15−1〜15−6…リッジ部、16A〜16C…グループ、17A〜17C…p側電極、18…溝、19…n側電極、d1〜d5…3dB帯域幅、H…ヒートシンク、RA 〜RC …抵抗器、W1 〜W6 …ストライプ幅、WA 〜WC …ストライプ幅の平均値。

Claims (7)

  1. 各々ストライプ状の発光領域を有する複数の発光部からなる第1グループと、
    前記第1グループの発光領域とは異なる幅のストライプ状の発光領域を有する1または複数の発光部からなる第2グループとを含み、
    前記第1グループの発光領域のストライプ幅の平均値が前記第2グループの発光領域のストライプ幅の平均値よりも小さく、
    前記第1グループの発光領域の数が前記第2グループの発光領域の数よりも多い
    ことを特徴とする半導体レーザ。
  2. 前記第2グループは、各々ストライプ状の発光領域を有する1または複数の発光部からなるサブグループを複数含み、
    各サブグループの発光領域のストライプ幅の平均値は互いに異なり、
    前記平均値の相対的に小さな発光領域を含むサブグループの発光領域の数が前記平均値の相対的に大きな発光領域を含むサブグループの発光領域の数よりも多い
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザ。
  3. 前記第1グループから出力されるレーザ光のスペクトルの帯域と、前記第2グループから出力されるレーザ光のスペクトルの帯域とが互いに一部重なり合う
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザ。
  4. 各サブグループは、一の平均値のサブグループから出力されるレーザ光のスペクトルの帯域と、前記一の平均値に最も近い平均値のサブグループから出力されるレーザ光のスペクトルの帯域とが互いに一部重なり合うような平均値のストライプ幅の発光領域を含む
    ことを特徴とする請求項2に記載の半導体レーザ。
  5. 各発光部は、共通基板上に形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザ。
  6. 各発光領域は各グループごとに、連続する領域内に集約して配置され、
    共通電極が各グループに別個に形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザ。
  7. 前記各グループの発光領域のストライプ幅の平均値に応じた抵抗値を有する抵抗器が、各グループの前記共通電極にそれぞれ接続されている
    ことを特徴とする請求項6に記載の半導体レーザ。
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