JP7383473B2 - 指示システム、無人航空機及び指示方法 - Google Patents

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本発明は、指示システム、無人航空機及び指示方法に関する。

従来、無人航空機(ドローン)を用いて撮影した画像に基づいて、監視等を行う技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2018-018406号公報
しかしながら、従来技術では、例えば、無人航空機を用いて撮影した画像に基づいて、作業等の状況を確認する施工確認行う場合、及びトンネルや橋梁等の設備の老朽化等の点検を行う場合等に、現場の作業員等への指示が適切に行えない場合がある。
一側面では、現場の作業員等への指示を適切に行える技術を提供することを目的とする。
一つの案では、無人航空機と、ユーザによる前記無人航空機の操作を受け付ける無線機とを有する指示システムであって、前記無人航空機は、前記ユーザにより指示された位置を示す指示装置を有し、前記ユーザによる指示に基づいて、前記指示装置により所定の表示を行う、指示システムを提供する。
一側面によれば、現場の作業員等への指示を適切に行うことができる。
実施形態に係る指示システムの構成例を示す図である。 実施形態に係る無人航空機の構成例を示す図である。 実施形態に係る送信機の構成例を示す図である。 実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。 実施形態に係る無人航空機、及び送信機の機能構成の一例を示す図である。 実施形態に係る指示システムの処理の一例を示すシーケンス図である。 実施形態に係る送信機での表示画面の一例について説明する図である。 実施形態に係る送信機での表示画面の一例について説明する図である。 実施形態に係る送信機での表示画面の一例について説明する図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
<システム構成>
図1は、実施形態に係る指示システム1の構成例を示す図である。図1において、指示システム1は、無人航空機10、及び送信機20を有する。無人航空機10と送信機20は、例えば、無線電波、携帯電話網、インターネット等を介した無線LAN等により通信できるように接続される。なお、携帯電話網は、例えば、5G(5th Generation)、4G、LTE(Long Term Evolution)等の移動通信システムでもよい。
無人航空機10は、例えば、遠隔操縦、または自律的飛行が可能な無人航空機(ドローン、UAV(Unmanned Aerial Vehicle)、UAS(Unmanned
Aerial System))である。無人航空機10は、例えば、送信機20からの指示に基づいて空中を移動(飛行)してもよい。また、無人航空機10は、例えば、予め設定された情報に基づいて、自動で空中を移動してもよい。
送信機20は、ユーザ(操作者、オペレータ、管理者、監督)の操作に応答して、無人航空機10の各種の制御を行う装置である。送信機20は、例えば、ユーザの操作に応答して、現場の作業員等に指示を行うための各種の制御を無人航空機10に実行させる。
<構成>
≪無人航空機10≫
図2Aは、実施形態に係る無人航空機10の構成例を示す図である。図2Aの例では、無人航空機10は、アンテナ11、情報処理装置12、プロペラ13A~13D(以下で「プロペラ13A等」と称する。)、ジンバル14、カメラ(撮影装置)15、指示装置16、スピーカ17、及びマイク18等を有している。アンテナ11は、送信機20との無線通信を行うためのアンテナである。情報処理装置12は、無人航空機10の各部の制御を行うコンピュータである。
ジンバル14は、1以上の軸で、ジンバル14に取り付けられたカメラ15、及び指示装置16を回転させる回転台である。ジンバル14は、無人航空機10のロータ等による振動によるブレを低減させる。また、ジンバル14は、送信機20のユーザの指示によりアクチュエータを起動し、送信機20のユーザに指示された位置の方向にカメラ15、及び指示装置16を向ける制御を行う。
指示装置16は、送信機20のユーザにより指定された表示対象(指示対象)の物体を、現場の作業員等に示す(指示する)装置である。指示装置16は、例えば、当該位置にレーザー光線を照射するレーザーポインター(Laser Pointer、レーザー光指示具)、及び当該位置に光を照射する照明装置等でもよい。なお、当該照明装置は、発光ダイオード(LED、Light Emitting Diode)を用いた、比較的直進性が高いLED照明等でもよい。
また、指示装置16は、例えば、当該位置に所定の色の物質を付加(付着)する装置等でもよい。所定の色の物質を付加することにより、例えば、現場の作業員等が後で確認することが容易になる。また、作業員等が現場にいない場合でも、指示をしておくことができる。当該所定の色の物質を付加(噴射)する装置は、例えば、インク(インキ)を吹き付けるマーキングスプレー等でもよい。また、当該所定の色の物質を付加する装置は、例えば、ユーザの指示により電動で伸縮する電動シリンダー等の棒状アクチュエータの先端に取り付けられ、接触した際にインクを付加するスタンプ等でもよい。
指示装置16は、例えば、カメラ15の撮影方向(パン、及びチルト)と同じ方向に、レーザー光の照射等による所定の表示を行えるようにジンバル14またはカメラ15に固定されてもよい。この場合、指示装置16は、カメラ15の光軸と指示装置16の照射方向等が平行になるようにジンバル14またはカメラ15に固定されてもよい。これにより、カメラ15で撮影される映像の中央部の物体(被写体)に対して、レーザー光の照射等よる所定の表示を行うことができる。
なお、指示装置16は、カメラ15のジンバル14とは異なるジンバル等に取り付けられてもよい。これにより、例えば、カメラ15で撮影される画像の中央部以外の領域の物体を、指示装置16による表示対象とすることができる。
指示装置16は、レーザー光線等の照射、または所定の色の物質を付加等により物体に表示する図形を、送信機20のユーザの操作により設定してもよい。この場合、指示装置16は、送信機20のユーザの操作により情報処理装置12から送信された制御信号に基づいて、光源よりも前方に設置される物体を変更してもよい。これにより、例えば、ユーザは、物体に照射等をして作業員等に示す図形を、画像での点検結果に応じて、○形状、及び×形状等の一方に切り替えることができる。なお、光源よりも前方に設置される物体は、例えば、アクチュエータにより切り替えられる、光を通すための切れ目(スリット)が設けられた遮蔽版、及び当該光源をバックライトとする小型液晶等でもよい。
また、無人航空機10は、複数の指示装置16を有してもよい。この場合、無人航空機10は、例えば、レーザーポインターとマーキングスプレー等の、異なる種別の指示装置16を複数有してもよい。 指示装置16は、送信機20のユーザの操作により指定された位置の軌跡に沿って、レーザー光線等の照射、または所定の色の物質の付加等を行ってもよい。これにより、例えば、送信機20のユーザは、手書き入力のような操作で文字、及び図形等を現場の作業員等に示すことができる。
スピーカ17は、各種の音を出力するスピーカである。マイク18は、音を入力するマイクである。
≪送信機20≫
図2Bは、実施形態に係る送信機20の構成例を示す図である。図2Bの例では、送信機20は、コントロールスティック21A、コントロールスティック21B、モニタ22、アンテナ23、クランプ24、情報処理装置25、情報処理装置28、及びタッチパネルディスプレイ29を有している。
コントロールスティック21A、及びコントロールスティック21Bは、無人航空機10の移動の指示をユーザから受け付けるコントロールスティックである。モニタ22は、情報処理装置25により、無人航空機10の状態等が表示されるモニタである。アンテナ23は、無人航空機10との無線通信を行うためのアンテナである。なお、送信機20は、無人航空機10に対して直接送信する無線電波により、無人航空機10との無線通信を行ってもよい。また、送信機20は、送信機20側の無線LANアクセスポイント、インターネット、及び現場の周辺に設置された無線LANアクセスポイントを介して、より遠隔の無人航空機10との無線通信を行ってもよい。携帯電話網の基地局等を介して、より遠隔の無人航空機10との無線通信を行ってもよい。
クランプ24は、情報処理装置28を情報処理装置25に固定させる固定具である。情報処理装置25は、送信機20の各部の制御を行うコンピュータである。
情報処理装置28は、例えば、スマートフォン等でもよい。情報処理装置28は、情報処理装置25と、例えば、通信ケーブル、またはBLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)等の近距離無線通信等により通信できるように接続されてもよい。タッチパネルディスプレイ29は、情報処理装置28のタッチパネルディスプレイである。情報処理装置28は、無人航空機10のカメラ15で撮影された画像(動画像、及び静止画像)をタッチパネルディスプレイ29に表示させる。また、情報処理装置28は、無人航空機10の指示装置16等に対する操作をタッチパネルディスプレイ29によりユーザから受け付ける。
≪情報処理装置12、情報処理装置25、及び情報処理装置28≫
図2Cは、実施形態に係る情報処理装置12、情報処理装置25、及び情報処理装置28の構成例を示す図である。
以下では、情報処理装置12を例として説明する。なお、情報処理装置25、及び情報処理装置28の構成は、それぞれ、情報処理装置12の構成と同様でもよい。
図2Cの例では、情報処理装置12は、それぞれバスBで相互に接続されているドライブ装置300、補助記憶装置302、メモリ装置303、CPU304、及びインタフェース装置305等を有する。
補助記憶装置302は、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納する。メモリ装置303は、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置302からプログラムを読み出して格納する。CPU304は、メモリ装置303に格納されたプログラムに従って情報処理装置12に係る機能を実現する。インタフェース装置305は、外部装置に接続するためのインタフェースとして用いられる。
情報処理装置12での処理を実現するプログラムは、記録媒体301によって提供されてもよい。プログラムを記録した記録媒体301がドライブ装置300にセットされると、プログラムが記録媒体301からドライブ装置300を介して補助記憶装置302にインストールされる。但し、プログラムのインストールは必ずしも記録媒体301より行う必要はなく、ネットワークを介して他のコンピュータよりダウンロードするようにしてもよい。
なお、記録媒体301の一例としては、CD-ROM、DVDディスク、又はUSBメモリ等の可搬型の記録媒体が挙げられる。また、補助記憶装置302の一例としては、HDD(Hard Disk Drive)又はフラッシュメモリ等が挙げられる。記録媒体301及び補助記憶装置302のいずれについても、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に相当する。
≪無人航空機10、及び送信機20の機能構成≫
図2Dは、実施形態に係る無人航空機10、及び送信機20の機能構成の一例を示す図である。
(無人航空機10)
無人航空機10は、送受信部101、飛行制御部102、撮影部103、及び制御部104を有する。これら各部は、情報処理装置12にインストールされた1以上のプログラムと、情報処理装置12のCPU104等のハードウェアとの協働により実現されてもよい。
送受信部101は、送信機20からのデータを受信する。また、送受信部101は、送信機20にデータを送信する。
飛行制御部102は、送信機20から受信したデータ等に基づいて、無人航空機10の空中の移動を制御する。撮影部103は、無人航空機10のカメラ15により画像を撮影する。制御部104は、無人航空機10の各部の制御を行う。
制御部104は、例えば、送信機20のユーザの操作により、無人航空機10の付近の作業員等と送信機20のユーザとの音声通話を行う。この場合、制御部104は、マイク18で集音した作業員等の音声を送信機20に送信し、送信機20から受信したユーザの音声をスピーカ17に出力させる。この場合、制御部104は、送信機20のユーザの操作により、スピーカ17の音量を変更できるようにしてもよい。
制御部104は、送信機20から受信したユーザの音声をスピーカ17に出力させる際、マイク18で集音した周囲の音(環境音)と逆位相の音をスピーカ17から出力してもよい。これにより、例えば、無人航空機10が飛行している際のプロペラ13A等による音(ホバリング音)が低減され、作業員等はユーザからの音声を聞き取り易くし、ユーザは作業員等からの音声を聞き取り易くすることができる。この場合、制御部104は、マイク18で集音した音から、プロペラ13A等による音を、ディープラーニング等を用いたAI(Artificial Intelligence)等により抽出し、抽出した音とは逆位相の音をスピーカ17から出力してもよい。
(送信機20)
送信機20は、受付部201、送受信部202、表示部203、及び制御部204を有する。これら各部は、情報処理装置25、及び情報処理装置28の少なくとも一方にインストールされた1以上のプログラムと、CPU等のハードウェアとの協働により実現されてもよい。
受付部201は、ユーザからの各種の操作を受け付ける。送受信部202は、無人航空機10からのデータを受信する。また、送受信部202は、無人航空機10にデータを送信する。表示部203は、各種の情報を画面に表示させる。制御部204は、送信機20の各部を制御する。制御部204は、例えば、スマートフォン等である情報処理装置28マイク、及びスピーカ(図示せず)を用いて、無人航空機10との音声通話を行う。
<処理>
図3から図4Cを参照し、実施形態に係る指示システム1の処理の一例について説明する。図3は、実施形態に係る指示システム1の処理の一例を示すシーケンス図である。図4Aから図4Cは、実施形態に係る送信機20での表示画面の一例について説明する図である。
ステップS1において、送信機20の受付部201は、無人航空機10を飛行させて移動させる操作をユーザから受け付ける。ここで、送信機20は、例えば、コントロールスティック21A、及びコントロールスティック21Bでの操作を受け付ける。
続いて、送信機20の送受信部202は、ユーザの操作に応答して、無人航空機10の飛行を指示するデータ(飛行制御指示)を無人航空機10に送信する(ステップS2)。続いて、無人航空機10の飛行制御部102は、受信したデータに基づいて、飛行を行う(ステップS3)。
続いて、無人航空機10の撮影部103は、カメラ15により画像を撮影する(ステップS4)。続いて、無人航空機10の送受信部101は、撮影した画像を送信機20に送信する(ステップS5)。なお、無人航空機10は、飛行している間、自動でカメラ15により動画像を撮影し、撮影している動画像をリアルタイムで送信機20にストリーミング配信してもよい。
続いて、送信機20の表示部203は、受信した画像を画面に表示させる(ステップS6)。ここで、送信機20は、無人航空機10から受信した動画像を、タッチパネルディスプレイ29に表示させてもよい。これにより、ユーザは、例えば、無人航空機10からの動画像を見ながら、無人航空機10を遠隔で操縦することができる。
また、無人航空機10は、送信機20でのユーザの操作に応答して、無人航空機10と送信機20との間の音声通話を接続させる。これにより、現場にいない監督等のユーザは、現場の画像を見ながら、現場の作業員等との会話を行うことができる。
また、無人航空機10は、送信機20でのユーザの操作に応答して、送信機20のユーザの識別情報を、現場の作業員等に報知してもよい。この場合、無人航空機10は、例えば、ランプの発行色、無人航空機10に搭載された表示装置(ディスプレイ)でのユーザの顔画像、所属部署、及び役職等の表示により、送信機20のユーザの識別情報を、現場の作業員等に報知してもよい。
図4Aの例では、送信機20は、タッチパネルディスプレイ29の表示画面401において、施設402、施設402への配管のフランジ403、現場の作業員404等が撮影された動画像を表示させている。
ここで、送信機20は、コントロールスティック21A等によるユーザの操作を受け付けて、無人航空機10をフランジ403の付近に移動されると、図4Bの表示画面411を表示させる。図4Bの表示画面411では、フランジ403と、ボルト(ナット)412等が撮影された動画像を表示させている。
続いて、送信機20の受付部201は、所定の指示操作をユーザから受け付ける(ステップS7)。続いて、送信機20の送受信部202は、ユーザの指示操作に応答して、無人航空機10の指示装置16等に対する制御を行うデータ(指示制御指示)を無人航空機10に送信する(ステップS8)。続いて、無人航空機10の制御部104は、受信したデータに基づいて、指示制御を行う(ステップS9)。ここで、無人航空機10は、ユーザに指示された画像上の位置に応じた位置に、指示装置16により所定の表示を行ってもよい。
ステップS7において、送信機20は、例えば、図4Bの表示画面411において、ボルト412の位置をタップする操作を受け付けてもよい。そして、無人航空機10は、カメラ15により撮影された画像を認識し、ボルト412の位置がカメラ15の撮影画像の中心となるように、ジンバル14を制御してもよい。この場合、無人航空機10は、ジンバル14の制御によりカメラ15の撮影方向を徐々に変えて行き、ボルト412の位置がカメラ15の撮影画像の中心となった時点で、ジンバル14の制御を停止するようにしてもよい。
また、無人航空機10は、カメラ15により撮影された画像を認識し、ボルト412の位置がカメラ15の撮影画像の中心となるように、無人航空機10を移動させてもよい。この場合、無人航空機10は、センサ等により検出した周囲の障害物との接触等を回避しながら、ユーザに指定されたボルト412に近づくようにプロペラ13A等を制御してもよい。
図4Cの表示画面421では、無人航空機10は、ユーザに指定されたボルト412の付近に移動し、ボルト412の位置がカメラ15の撮影画像の中心となるように、ジンバル14を制御している。そして、無人航空機10は、ユーザによりボルト412が表示対象として指定された場合、指示装置16を起動してボルト412に所定の表示を行う。この場合、例えば、送信機20のタッチパネルディスプレイ29の表示画面421において、ボルト412の位置(画面上の画素の座標)がダブルタップ等の操作をされた場合、無人航空機10は、指示装置16を起動してレーザー光線を照射する等により、ボルト412の位置に×マーク422を表示させている。これにより、例えば、ユーザは、足場が無い等により現場の作業員等が容易に確認できない場所のボルトのうち、マーキングが行われていないボルトの位置等を現場の作業員等に指示することができる。
<指示装置16の制御>
無人航空機10の制御部104は、図3のステップS9の処理において、送信機20のユーザにより指示された位置に存在する物体が人体である場合、その旨を送信機20のユーザに通知し、指示装置16の動作を制限してもよい。これにより、ユーザに指示された表示対象の物体が人である場合には、レーザー光線等の照射、またはインクの付加等を行わないようにすることができる。
この場合、無人航空機10は、カメラ15で撮影された被写体を、ディープラーニング等を用いたAI等により判定(推定、推論)してもよい。そして、無人航空機10は、送信機20のユーザにより表示対象として指示された被写体が人であると判定された場合、表示対象として指示された被写体が人である旨を示すメッセージを送信機20によりユーザに報知してもよい。そして、無人航空機10は、指示装置16を起動しないようにしてもよい。
また、無人航空機10の制御部104は、図3のステップS9の処理において、GPS(Global Positioning System)等の衛星測位システムを用いて取得した無人航空機10の現在位置が所定のエリア内等であり、送信機20のユーザにより指示された位置が、無人航空機10から見て所定の閾値(例えば、無人航空機10から見て水平)を超える角度である場合、その旨を送信機20のユーザに通知し、指示装置16の動作を制限してもよい。これにより、例えば、法令(例えば、航空法)等により、飛行場の周辺で、上空を飛行する航空機等に対してレーザー光線を照射する行為が禁止されている場合に、当該法令等を順守することができる。
<飛行音の出力>
無人航空機10の制御部104は、ユーザの操作による移動、または自律飛行による移動をしている間、予め記録されている音データを再生し、再生した音データをスピーカ17に出力させてもよい。これにより、現場の作業員等は、付近で無人航空機10が空中を移動していることを認識できるため、作業員等が無人航空機10の移動経路上に飛び出す等の可能性をより低減することができる。なお、無人航空機10は、飛行していない間、送信機20との音声通話を行っている間、及び空中の一定位置で静止(ホバリング)している間等は、当該音データを出力しないようにしてもよい。
また、無人航空機10は、空中を移動しながら指示装置16を動作させている場合は、通常時とは異なる音、または音量により、音をスピーカ17に出力させてもよい。この場合、無人航空機10は、指示装置16を動作させずに空中を移動している場合は、第1音を再生して第1音量でスピーカ17から出力させてもよい。そして、無人航空機10は、指示装置16を動作させながら空中を移動している場合は、第1音とは異なる第2音を再生して出力する、または第1音を再生して第1音量よりも大きい第2音量でスピーカ17から出力させるようにしてもよい。これにより、レーザー光線等を照射しながら空中を移動している場合に、作業員等がレーザー光線等の照射経路上に飛び出す等の可能性をより低減することができる。
<変形例1>
無人航空機10は、指示装置16とは異なる照明装置を有してもよい。これにより、室内、及びトンネル等の比較的暗い場所でも、より鮮明な画像をカメラ15で撮影することができる。この場合、当該照明装置は、無人航空機10の前方を照らす位置に取り付けられてもよい。または、ジンバル14、カメラ15、または指示装置16に取り付けられてもよい。
また、無人航空機10の制御部104は、送信機20のユーザの操作により、当該照明装置の照度(明るさ)を設定(変更)できるようにしてもよい。
<変形例2>
無人航空機10、及び送信機20の各機能部は、例えば1以上のコンピュータにより構成されるクラウドコンピューティングにより実現されていてもよい。また、無人航空機10の処理の一部を、送信機20にて実行させてもよい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1 指示システム
10 無人航空機
11 アンテナ
12 情報処理装置
13A プロペラ
13B プロペラ
13C プロペラ
13D プロペラ
14 ジンバル
15 カメラ
16 指示装置
17 スピーカ
18 マイク
20 送信機
21A コントロールスティック
21B コントロールスティック
22 モニタ
23 アンテナ
24 クランプ
25 情報処理装置
28 情報処理装置
29 タッチパネルディスプレイ
101 送受信部
102 飛行制御部
103 撮影部
104 制御部
201 受付部
202 送受信部
203 表示部
204 制御部

Claims (15)

  1. 無人航空機と、ユーザによる前記無人航空機の操作を受け付ける無線機とを有する指示システムであって、
    前記無人航空機は、
    前記ユーザにより指示された位置を示す指示装置を有し、
    前記ユーザによる指示に基づいて、前記指示装置により所定の表示を行い、
    前記ユーザにより指示された前記位置の物体が人体である場合、その旨を前記ユーザに通知し、前記指示装置の動作を制限する、
    指示システム。
  2. 無人航空機と、ユーザによる前記無人航空機の操作を受け付ける無線機とを有する指示システムであって、
    前記無人航空機は、
    前記ユーザにより指示された位置を示す指示装置を有し、
    前記ユーザによる指示に基づいて、前記指示装置により所定の表示を行い、
    前記指示装置を動作させずに移動している場合は、第1音を再生して第1音量で出力し、
    前記指示装置を動作させながら移動している場合は、前記第1音とは異なる第2音を再生して出力する、または前記第1音を再生して前記第1音量よりも大きい第2音量で出力する、
    指示システム。
  3. 無人航空機と、ユーザによる前記無人航空機の操作を受け付ける無線機とを有する指示システムであって、
    前記無人航空機は、
    前記ユーザにより指示された位置を示す指示装置を有し、
    前記ユーザによる指示に基づいて、前記指示装置により所定の表示を行い、
    前記ユーザにより指示された前記位置の物体が人体である場合、その旨を前記ユーザに通知し、前記指示装置の動作を制限し、
    前記指示装置を動作させずに移動している場合は、第1音を再生して第1音量で出力し、
    前記指示装置を動作させながら移動している場合は、前記第1音とは異なる第2音を再生して出力する、または前記第1音を再生して前記第1音量よりも大きい第2音量で出力する、
    指示システム。
  4. 無人航空機と、ユーザによる前記無人航空機の操作を受け付ける無線機とを有する指示システムであって、
    前記無人航空機は、
    前記ユーザにより指示された位置を示す指示装置を有し、
    前記ユーザによる指示に基づいて、前記指示装置により所定の表示を行い、
    前記無人航空機の現在位置が所定のエリア内であり、前記ユーザにより指示された位置が、前記無人航空機から見て所定の閾値を超える角度である場合、その旨を前記ユーザに通知し、前記指示装置の動作を制限する、
    指示システム。
  5. 無人航空機と、ユーザによる前記無人航空機の操作を受け付ける無線機とを有する指示システムであって、
    前記無人航空機は、
    前記ユーザにより指示された位置を示す指示装置を有し、
    前記ユーザによる指示に基づいて、前記指示装置により所定の表示を行い、
    前記指示装置は、前記無線機のユーザの操作により光源よりも前方に設置される物体を変更する、
    指示システム。
  6. 前記無人航空機は、種別の異なる前記指示装置を複数備える、
    請求項5に記載の指示システム。
  7. 前記指示装置は、
    前記位置にレーザー光線を照射するレーザー光指示具、前記位置に光を照射する照明装置、及び前記位置に所定の色の物質を付加する装置の少なくとも一つにより前記所定の表示を行う、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の指示システム。
  8. 前記無人航空機は、
    撮影装置により撮影された画像を前記無線機により表示させ、
    前記ユーザに指示された前記画像上の位置に応じた位置に、前記指示装置により前記所定の表示を行う、
    請求項1からのいずれか一項に記載の指示システム。
  9. 前記指示装置は、
    前記無線機により表示させる画像を撮影する撮影装置が支持される台、または当該撮影装置に設置される、
    請求項1からのいずれか一項に記載の指示システム。
  10. 前記無人航空機は、
    前記ユーザによる指示に基づいて、前記指示装置により表示する図形を設定する、
    請求項1からのいずれか一項に記載の指示システム。
  11. 前記無人航空機は、
    プロペラ、マイク、及びスピーカを有し、
    前記無線機から受信した音声を前記スピーカから出力させる際、前記マイクで集音した音のうち、前記プロペラによる音と逆位相の音をスピーカから出力する、
    請求項1から10のいずれか一項に記載の指示システム。
  12. ユーザにより指示された位置を示す指示装置を有し、
    前記ユーザによる指示に基づいて、前記指示装置により所定の表示を行い、
    前記ユーザにより指示された前記位置の物体が人体である場合、その旨を前記ユーザに通知し、前記指示装置の動作を制限する、
    無人航空機。
  13. ユーザにより指示された位置を示す指示装置を有し、
    前記ユーザによる指示に基づいて、前記指示装置により所定の表示を行い、
    前記指示装置を動作させずに移動している場合は、第1音を再生して第1音量で出力し、
    前記指示装置を動作させながら移動している場合は、前記第1音とは異なる第2音を再生して出力する、または前記第1音を再生して前記第1音量よりも大きい第2音量で出力する、
    無人航空機。
  14. ユーザにより指示された位置を示す指示装置を有する無人航空機と、前記ユーザによる前記無人航空機の操作を受け付ける無線機とを有する指示システムが、
    前記ユーザによる指示に基づいて、前記無人航空機の前記指示装置により所定の表示を行い、
    前記ユーザにより指示された前記位置の物体が人体である場合、その旨を前記ユーザに通知し、前記指示装置の動作を制限する、
    指示方法。
  15. ユーザにより指示された位置を示す指示装置を有する無人航空機と、前記ユーザによる前記無人航空機の操作を受け付ける無線機とを有する指示システムが、
    前記ユーザによる指示に基づいて、前記無人航空機の前記指示装置により所定の表示を行い、
    前記指示装置を動作させずに移動している場合は、第1音を再生して第1音量で出力し、
    前記指示装置を動作させながら移動している場合は、前記第1音とは異なる第2音を再生して出力する、または前記第1音を再生して前記第1音量よりも大きい第2音量で出力する、
    指示方法。
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