JP7383460B2

JP7383460B2 - 画像処理装置、その制御方法及びプログラム

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Publication number: JP7383460B2
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Inventors: 光杉田; 祥弘塚田
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Description

本発明は、画像処理装置、その制御方法及びプログラムに関する。

モバイル端末で指定された宛先情報であるメールアドレスをモバイル端末から受信して、スキャンして生成した画像データを受信した宛先情報が示す宛先に送信する画像処理装置が開示されている（特許文献１参照）。

特開２０１７－１０８３４１号公報

ユーザがモバイル端末でチャットサービスを利用し、画像処理装置でスキャンして生成した画像データをそのチャットサービスのトークルームに送信する場合に、どのトークルームに生成された画像データを表示するかをモバイル端末で指定できるようにしたい。

例えば、特許文献１のように、スキャンして生成した画像データをモバイル端末から受信したメールアドレスが示す宛先に送信する画像処理装置は、モバイル端末からチャットサービスのトークルームを指定する情報を受信することができない。そのため、ユーザが所望のトークルームで画像データを表示することができない。

本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、モバイル端末から受信したチャットサービスのトークルームを示す情報に基づいて、スキャンして生成した画像データをそのトークルームで表示できるようにすることを目的とする。

本発明の画像処理装置は、受信したチャットサーバのトークルームを示す情報に基づいて、受信した画像データを示す情報を前記トークルームに表示するよう制御するチャットサーバと通信する画像処理装置であって、原稿の画像を読み取って、前記画像に基づく画像データを生成する読取手段と、モバイル端末から前記チャットサーバのトークルームを示す情報を受信する受信手段と、前記読取手段が生成した画像データと前記受信手段が受信した前記トークルームを示す情報を前記チャットサーバに送信する送信手段とを有することを特徴とする。

モバイル端末から受信したチャットサービスのトークルームを示す情報に基づいて、スキャンして生成した画像データをそのトークルームで表示できるようにすることができる。

本発明のシステム構成の一例を示す図ＭＦＰ１０１のハードウェア構成の一例を示す図モバイル端末２００のハードウェア構成の一例を示す図メッセージアプリサーバ３００のハードウェア構成の一例を示す図メッセージアプリサーバ内のファイル構造の一例を示す図ＭＦＰ１０１の操作部１１６に表示されるホーム画面の一例を示す図モバイル端末２００から設定データを受信した際の画面フローの一例を示す図モバイル端末２００からＭＦＰ１０１に設定データを送信するシーケンスの一例を示す図モバイル端末２００にインストールされたスキャンアプリの設定画面の一例を示す図ＭＦＰ１０１で実行されるスキャンｔｏチャット処理の一例を示すフローチャートモバイル端末２００の設定データの送信処理の一例を示すフローチャートメッセージアプリのメッセージ画面の一例を示す図

以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。なお、以下の実施例において示す構成は一例であり本発明は図示された構成に限定されるものではない。

図１は、本発明のシステム構成の一例を示す図である。本実施例のシステム構成は、端末装置の一例であるモバイル端末２００とネットワーク１００を介して通信可能な画像処理装置であるＭＦＰ（ＭｕｌｔｉＦｕｎｃｔｉｏｎＰｅｒｉｐｈｅｒａｌ）１０１とメッセージアプリサーバ３００から構成される。メッセージアプリサーバ３００は、ＭＦＰ１０１、モバイル端末２００から送信されたメッセージや画像データを受信し、ユーザ操作によりモバイル端末２００や不図示のＰＣ上に表示するチャットサービスを管理するチャットサーバである。なお、本実施例のネットワーク１００は、インターネットでもよいし、ＬＡＮ（ＬｏｃａｌＡｒｅａＮｅｔｗｏｒｋ）でもよい。また、ネットワーク１００は、有線でも無線でもよい。

図２は、ＭＦＰ１０１のハードウェア構成の一例を示す図である。ＭＦＰ１０１はＣＰＵ１１１、ＲＯＭ１１２、ＲＡＭ１１３、ストレージ１１４、操作部Ｉ／Ｆ１１５、操作部１１６、読取部Ｉ／Ｆ１１７、読取部１１８、印刷部Ｉ／Ｆ１１９、印刷部１２０、無線通信部Ｉ／Ｆ１２１、無線通信部１２２を備える。また、ＭＦＰ１０１はＦＡＸ部Ｉ／Ｆ１２３、ＦＡＸ通信部１２４、通信部Ｉ／Ｆ１２５、通信部１２６を備える。

ＣＰＵ１１１を含む制御部１１０は、ＭＦＰ１０１全体の動作を制御する。ＣＰＵ１１１は、ＲＯＭ１１２又はストレージ１１４に記憶された制御プログラムをＲＡＭ１１３に読み出して、読取制御や印刷制御などの各種制御を行う。ＲＯＭ１１２は、ＣＰＵ１１１で実行可能な制御プログラムを格納する。また、ＲＯＭ１１２は、ブートプログラムやフォントデータなども格納する。ＲＡＭ１１３は、主記憶メモリであり、ワークエリア、ＲＯＭ１１２及びストレージ１１４に格納された各種制御プログラムを展開するための一時記憶領域として用いられる。ストレージ１１４は、画像データ、印刷データ、各種プログラム、及び各種設定情報を記憶する。本実施例ではストレージ１１４としてフラッシュメモリを想定しているが、ＳＳＤ（ＳｏｌｉｄＳｔａｔｅＤｒｉｖｅ）やＨＤＤ（ＨａｒｄＤｉｓｃＤｒｉｖｅ）などの補助記憶装置を用いるようにしても良い。また、ｅＭＭＣ（ｅｍｂｅｄｄｅｄＭｕｌｔｉＭｅｄｉａＣａｒｄ）を用いるようにしても良い。

なお、本実施例のＭＦＰ１０１は、１つのＣＰＵ１１１が１つのメモリ（ＲＡＭ１１３）を用いて後述するフローチャートに示す各処理を実行するものとするが、これに限るものではない。例えば複数のＣＰＵ、ＲＡＭ、ＲＯＭ、及びストレージを協働させて後述するフローチャートに示す各処理を実行することもできる。また、ＡＳＩＣやＦＰＧＡ等のハードウェア回路を用いて一部の処理を実行するようにしてもよい。

操作部Ｉ／Ｆ１１５は、例えばタッチパネルのような表示部やハードキーを含む操作部１１６と制御部１１０を接続する。操作部１１６は、ユーザに対して情報を表示したり、ユーザからの入力を検出したりする。

読取部Ｉ／Ｆ１１７は、例えばスキャナのような読取部１１８と制御部１１０を接続する。読取部１１８は原稿の画像を読み取って、ＣＰＵ１１１がその画像をバイナリーデータなどの画像データに変換する。読取部１１８によって読み取られた画像に基づき生成された画像データは、外部装置に送信されたり、記録紙上に印刷されたりする。

印刷部Ｉ／Ｆ１１９は、例えばプリンタのような印刷部１２０と制御部１１０を接続する。ＣＰＵ１１１は、ＲＡＭ１１３に記憶された画像データ（印刷データ）を印刷部Ｉ／Ｆ１１９を介して印刷部１２０に転送する。印刷部１２０は、転送された画像データに基づく画像を給紙カセットから給送された記録紙に印刷する。

無線通信部Ｉ／Ｆ１２１は、無線通信部１２２を制御する為のＩ／Ｆで制御部１１０と無線経由で外部の無線機器（ここではモバイル端末２００）と接続する。

制御部１１０は、ＦＡＸ部Ｉ／Ｆ１２３により、ファクシミリのようなＦＡＸ通信部１２４を制御する事で公衆回線網１０７に接続される。ＦＡＸ部Ｉ／Ｆ１２３は、ＦＡＸ通信部１２４を制御する為のＩ／Ｆで、ファクシミリ通信用のモデムやＮＣＵを制御する事で公衆回線網への接続、ファクシミリ通信プロトコルの制御などを行う事が可能となる。

通信部Ｉ／Ｆ１２５は、制御部１１０とネットワーク１００を接続する。通信部Ｉ／Ｆ１２５は、通信部１２６がネットワーク１００上の外部装置に画像データや装置内部の各種情報を送信したり、ネットワーク１００上の情報処理装置から印刷データやネットワーク１００上の情報を受信したりする。ネットワーク１００を介した送受信の方法としては、電子メールを用いての送受信や、その他のプロトコル（例えば、ＦＴＰやＳＭＢ、ＷＥＢＤＡＶ等）を用いたファイル送信を行うことができる。さらに、モバイル端末２００、メッセージアプリサーバ３００からのＨＴＴＰ通信によるアクセスで、画像データや各種設定データをネットワーク１００で送受信する事もできる。

図３はモバイル端末２００のハードウェア構成の一例を示す図である。なお、本実施形態のモバイル端末２００はスマートフォンやタブレットＰＣ等の装置を想定しているが、Ｗｉ－Ｆｉ通信が可能な情報処理装置であれば他の装置であってもよい。

ＣＰＵ２０７はＲＯＭ２０８が記憶している制御プログラムを読み出して、モバイル端末２００の動作を制御するための様々な処理を実行する。ＲＯＭ２０８は、制御プログラムを記憶している。ＲＡＭ２０９は、ＣＰＵ２０７の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。ＨＤＤ２１０は、写真や電子文書等の様々なデータを記憶する。

操作パネル２０１は、ユーザのタッチ操作を検出可能なタッチパネル機能を備え、ＯＳやＥメール送信アプリケーションが提供する各種画面を表示する。また、操作パネル２０１は、メッセージアプリサーバ３００に記憶されている情報を確認するために使用される。ユーザは操作パネル２０１にタッチ操作を入力することで、モバイル端末２００に所望の操作指示を入力することができる。なお、モバイル端末２００は不図示のハードウェアキーを備えていて、ユーザはこのハードウェアキーを用いてモバイル端末２００に操作指示を入力することができる。

カメラ２０４はユーザの撮像指示に応じて撮像する。カメラ２０４で撮像された写真は、ＨＤＤ２１０の所定の領域に記憶される。また、ＱＲコード（登録商標）解析が可能なプログラムを用いて、カメラ２０４で読み取ったＱＲコードから情報を取得することも可能である。

モバイル端末２００はＮＦＣ通信部２０５、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）通信部２０６、無線ＬＡＮ通信部２１１を介して各種周辺機器とデータの送受信を行うことができる。モバイル端末２００のＢｌｕｅｔｏｏｔｈ通信部２０６はＢｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）ＬｏｗＥｎｅｒｇｙに対応していてもよい。

図４はメッセージアプリサーバ３００のハードウェア構成の一例を示す図である。ＣＰＵ３０１はＲＯＭ３０２が記憶している制御プログラムを読み出して、メッセージアプリサーバ３００の動作を制御するための様々な処理を実行する。ＲＯＭ３０２は、制御プログラムを記憶している。ＲＡＭ３０３は、ＣＰＵ３０１の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。ＨＤＤ３０５は、メッセージ、画像、チャンネル情報等の様々なデータを記憶する。通信部３０４を介してモバイル端末２００、ＭＦＰ１０１など各種機器とデータの送受信を行うことができる。なお、通信部３０４はＥｔｈｅｒｎｅｔ（登録商標）を用いた有線の通信を行ってもいいし、Ｗｉ－Ｆｉのような無線通信を行ってもよい。

図５はメッセージアプリサーバ内のファイル構造の一例を示す図である。このファイル構造は、メッセージアプリサーバ３００のＨＤＤ３０５に記憶されており、図１２のメッセージ画面１２００は、この構造に基づいて表示される。メッセージアプリサーバ３００はｗｏｒｋｓｐａｃｅ（ワークスペース）という一番大きなまとまりの中にチャンネル、グループ、ユーザ、ファイル等の小さなまとまりを持ちデータを管理する。チャンネル５０１はワークスペースのメンバー全員が参加でき、投稿された内容はすべて誰でも検索できる種類のチャットルームである。グループ５０２は全メンバーに公開すべきでないディスカッションのためのチャンネルで閲覧と参加には招待が必要となるものである。ユーザ５０３はこのワークスペースに参加しているユーザである。ファイル５０４は添付されたファイルが保存されている。さらに、チャンネル、グループ、ユーザでのやり取りの内容５０５がそれぞれに紐づいて記憶されている。例えば、チャンネル１にはチャンネル１に参加しているユーザが紐づいて記憶され、また、チャンネル１でやりとりされたメッセージや画像データもチャンネル１に紐づけて記憶されている。このように記憶されていることで、チャンネル選択画面７１４でチャンネルが選択されたときに、指定されたチャンネル情報に対応するユーザを表示することができる。そのチャンネルに参加しているユーザを表示することができる。

ここで、ワークスペースとは、メッセージアプリ内で複数のユーザが属する組織のようなものである。また、チャンネルはワークスペース内のチャットルームのようなものである。ここでいうチャットルームとは、チャットルームに参加している複数のお互いにユーザがメッセージを送受信し、会話のようにやりとりするための仕組みである。また、本実施例では、チャンネルをチャットルームとして説明するが複数のユーザがメッセージを送受信し、会話のようにやりとりするための仕組みであればこれに限るものではない。例えば、グループチャットやルーム、トークルーム、グループのようなものでものよい。

図６はＭＦＰ１０１の操作部１１６に表示されるホーム画面の一例を示す図である。操作部１１６は、操作画面を表示するタッチパネル６０１とＬＥＤ６１０、６１１からなる。タッチパネル６０１は、指示手段であり、ユーザからの指示を受け付ける受付手段としても機能するし、画面を表示する表示手段としても機能する。ユーザは、タッチパネル６０１上に表示される画面を指やスタイラス等のオブジェクトで直接タッチし、表示された画面に基づく各機能の実行を指示する。

図６に示すタッチパネル６０１は、ホーム画面６０８を表示している。ホーム画面６０８は、ＭＦＰ１０１の各機能の実行を指示する為の最初の画面で、コピー、ファクス、スキャン、メディアプリント、などＭＦＰ１０１が実行する各機能の為の各種設定を行う画面表示を選択する為の画面である。

状況確認ボタン６０５は、ＭＦＰ１０１の状態を確認する画面（状況確認画面）を表示するためのオブジェクトである。不図示の状況確認画面より送信履歴やジョブの実行履歴を表示する事が可能となる。

スキャンｔｏチャットボタン６０２は、スキャンｔｏチャット処理の設定画面を表示するためのオブジェクトである。スキャンｔｏチャットボタン６０２がユーザにより選択されると、図７の設定画面７０４が操作部１１６に表示される。スキャンｔｏチャット処理については、図６で詳細に説明する。

スキャンボタン６０３は、ＭＦＰ１０１からスキャン選択画面（不図示）を表示するためのオブジェクトである。スキャン選択画面は、電子メール送信（Ｅメール）、ＳＭＢ、ＦＴＰ、ＨＴＴＰによるファイル送信、インターネットファクス（Ｉファクス）送信、などの送信機能を選択するための画面である。表示された送信機能を示すオブジェクトにタッチする事で各送信機能の設定画面を表示する。

アドレス帳ボタン６０４は、ユーザに選択されることにより、ＭＦＰ１０１のアドレス帳画面４００を表示する為のオブジェクトである。ＬＥＤ６１０及びＬＥＤ６１１はＭＦＰ１０１の状態をユーザに通知するものである。ＬＥＤ６１０は、電子メールや印刷ジョブの受信中や実行中に点灯し、ＬＥＤ６１１はＭＦＰ１０１に何らかのエラーが発生した際に点灯する。ストップボタン６０６は、各種操作のキャンセルを実行するためのオブジェクトであり、操作部１１６では、常時表示されるオブジェクトである。ＨＯＭＥボタン６０７は、ホーム画面６０８を表示するためにオブジェクトで、操作部１１６では、常時表示されるオブジェクトである。メニューボタン６１２は使用言語などの環境設定や各機能の設定を行う為の画面を表示するためのオブジェクトである。

ここで、モバイル端末でチャットサービスを利用し、画像処理装置でスキャンして生成した画像データをそのチャットサービスのトークルームに表示する場合に、どのトークルームに生成された画像データを表示するかをモバイル端末で指定できるようにしたい。

例えば、特許文献１のように、スキャンして生成した画像データをモバイル端末から受信したメールアドレスが示す宛先に送信する画像処理装置は、モバイル端末からチャットサービスのトークルームを指定する情報を受信することができない。そのため、ユーザが所望のトークルームで画像データを表示することができない。上記課題を解決するために、本実施例では以下の処理を実行する。

図１２はメッセージアプリのメッセージ画面の一例を示す図である。図１２のメッセージ画面１２００は、モバイル端末２００でメッセージアプリが起動されることによってモバイル端末２００の操作パネル２０１に表示される。

ユーザがモバイル端末２００でメッセージアプリを起動し、そのユーザのアカウントのＩＤとパスワードを入力してログインすることで、そのユーザ専用の画面が表示される。図１２の例では、ユーザ１がログインしており、ユーザ１のメッセージ１２０１が表示されている。

メッセージ１２０２は、ユーザ１のアカウントを持つユーザが、ＭＦＰ１０１を使用して、スキャンして生成した画像データと、投稿パラメータをメッセージアプリサーバ３００に送信することによって、表示（投稿）されるメッセージである。図１２の例では、投稿パラメータのうちの投稿先のチャンネルとして「チャンネル１」が指定され、ユーザとしてチャンネル１に所属する「ユーザ３」が指定されている例を示す。また、投稿パラメータのファイル名として「資料．ｐｄｆ」が指定され。コメントとして「送ります。」が指定されている例でもある。なお、ファイル名やコメントは後述する図９の送信設定画面９００でユーザにより指定される。

また、メッセージ画面１２００では、投稿の際に、ユーザ名の先頭に「＠」を付けたコメントを付与することで、投稿の相手がチャンネルの中でも特に指定ユーザに知らせたいことを示す。図１２の場合、ユーザ３は投稿が受信されたことを、メッセージアプリの閲覧端末に応じて、チャンネルに所属する他のメンバーよりもはやく投稿に気づくことができる。ユーザ３の閲覧するモバイル端末２００がスマートフォンの場合、アイコン通知機能やバイブレーション、着信音でユーザ通知する。ユーザ３の閲覧するモバイル端末２００がデスクトップ端末の場合は、デスクトップ通知機能などでユーザに通知する。また、本画面を表示するにあたって、メッセージアプリサーバ３００は、図５に記載のデータ構造から必要な情報を検索し表示する。たとえば、メッセージ１２０２の投稿は、やりとり内容５０５の「発言３＋ファイル１」に該当しており、ファイル１の名称などの属性情報を５０４から取得し、メッセージ上に、ファイルアイコンの形で表示している。このファイルアイコンをユーザが選択すると、ファイル５０４に属したファイル１を取得することができる。なお、ここでこのチャンネルに投稿されたファイルはアイコンで表示されているが、そのファイルのプレビュー画像を表示するようにしてもよい。

入力欄１２０３は、ユーザによるメッセージの入力を受け付けるためのオブジェクトである。入力欄１２０３が選択されることにより、不図示のソフトウェアキーボードが表示され、メッセージが入力された後に不図示の改行ボタンが選択されることによって、入力されたメッセージが投稿される。

スキャンして投稿ボタン１２０４は、ＭＦＰ１０１でスキャンして生成した画像データを、スキャンして投稿ボタン１２０４が選択されたときに表示されているチャンネルに画像データを投稿するためのボタンである。具体的には、スキャンして投稿ボタン１２０４が選択されると、事前にモバイル端末２００にインストールされているスキャンアプリを起動させ、スキャンアプリ上で投稿先や読取設定を設定し、それらの情報をＭＦＰ１０１に送信する。上記情報を受信したＭＦＰ１０１は受信した読取設定に基づいてスキャンを実行し、生成した画像データを受信した投稿先に投稿するようにメッセージアプリサーバ３００に要求するための情報をメッセージアプリサーバ３００に送信する。

なお、本実施例では、メッセージアプリとスキャンアプリはべつのアプリケーションとして説明するが、同じアプリケーションであってもよい。

また、スキャンして投稿ボタン１２０４がユーザから選択された時に、スキャンアプリがモバイル端末２００にインストールされていない場合、スキャンアプリのインストールを促すメッセージを表示してもいいし、インストールするための画面を表示してもいい。なお、スキャンアプリがモバイル端末２００にインストールされていない場合は、メッセージ画面１２００にスキャンして投稿ボタン１２０４を表示しないようにしてもいいし、表示はするが選択できないようにしてもいい。

また、本実施例ではメッセージ画面１２００でスキャンして投稿ボタン１２０４が選択され、送信設定画面９００が表示され、その送信設定画面９００で送信ボタン９００が選択されることによりＭＦＰ１０１に設定データが送信される。しかし、これに限らず、メッセージ画面１２００のスキャンして投稿ボタン１２０４が選択されたことによって、モバイル端末２００からＭＦＰ１０１に設定データが送信されてもよい。その時、送信される設定データに含まれる読取設定は、あらかじめチャットアプリで設定された読取設定である。また、この時に送信される設定データに含まれるチャンネル情報は、スキャンして投稿ボタン１２０４が選択された時に表示していたチャンネルを示すチャンネル情報である。

図９はモバイル端末２００にインストールされたスキャンアプリの設定画面の一例を示す図である。スキャンアプリの送信設定画面９００は、モバイル端末２００の操作パネル２０１に表示される。図９の送信設定画面９００はメッセージ画面１２００のスキャンして投稿ボタン１２０４が選択されることによって表示される。

送信設定画面９００には、チャット設定としてチャンネルボタン９０１、ユーザボタン９０２、タイトルボタン９０３、コメントボタン９０４が表示される。また、送信設定（読取設定）として、読取サイズボタン９０５、ファイル名ボタン９０６、ファイル形式ボタン９０７、濃度ボタン９０８が表示される。さらに、送信ボタン９０９も表示される。

送信設定画面９００のチャンネルボタン９０１には、すでに設定されているチャンネルが表示されている。スキャンして投稿ボタン１２０４が選択されて、送信設定画面９００が表示された場合は、スキャンして投稿ボタン１２０４が選択されたときに、表示していたメッセージ画面に対応するチャンネルが自動的に設定される。図１２では、チャンネル１のメッセージ画面１２００が表示されているため、スキャンして投稿ボタン１２０４が選択されるとチャンネル１が設定されている状態になる。

また、チャンネルボタン９０１が選択されることで、チャンネルリストが表示され、ユーザがそのチャンネルからチャンネルを選択することでもチャンネルを設定できる。チャンネルリストは、メッセージアプリから受信したチャンネルリストに基づいて表示される。具体的には、メッセージアプリでログインしたユーザがスキャンして投稿ボタン１２０４を選択することで、そのユーザが所属するチャンネルのリストがスキャンアプリに送信され、スキャンアプリは受信したチャンネルリストを表示する。

ユーザボタン９０２には、すでに設定されているユーザが表示されている。このユーザボタン９０２には、スキャンして投稿ボタン１２０４が選択されただけでは、自動的に設定されない。具体的には、ユーザボタン９０２が選択されることにより、すでにチャンネルボタン９０１で設定されているチャンネルに所属するユーザのリストを表示し、そのユーザのリストからモバイル端末２００のユーザによる選択を受け付けることで、ユーザを設定する。ここで設定されたユーザの情報は、画像データを投稿した時にメンションするユーザ（宛先ユーザ）として使用される。

タイトルボタン９０３には、すでに設定されているタイトルが表示されている。タイトルボタン９０３が選択されることにより、ソフトウェアキーボードが表示され文字列（タイトル）の入力を受け付ける。

コメントボタン９０４には、すでに設定されているタイトルが表示されている。コメントボタン９０４が選択されることにより、ソフトウェアキーボードが表示され文字列（コメント）の入力を受け付ける。

読取サイズボタン９０５には、すでに設定されている読取サイズが表示されている。読取サイズボタン９０５が選択されることにより、不図示のプルダウンで表示されるサイズ（Ａ３、Ａ４、Ａ５、Ｂ３、Ｂ４、Ｂ５等）から選択されたサイズを読取サイズとして設定する。

ファイル名ボタン９０６には、すでに設定されているファイル名が表示されている。ファイル名ボタン９０６が選択されることにより、ソフトウェアキーボードが表示され文字列（ファイル名）の入力を受け付ける。ここで、受け付けたファイル名をメッセージアプリに投稿する画像データのファイル名として設定する。

ファイル形式ボタン９０７が選択されることにより、不図示のプルダウンで表示される形式（ＰＤＦ、ＪＰＥＧ等）から選択されたファイル形式を生成する画像データのファイル形式として設定する。

濃度ボタン９０８が選択されることにより、ソフトウェアキーボードが表示され、数値の入力を受け付ける。

送信ボタン９０９が選択されることにより、設定されているチャット設定（チャンネル情報、ユーザ情報、タイトル情報、コメント情報等）、送信設定（読取設定）を含む設定データをＭＦＰ１０１に送信する。ここで設定データを送信する送信先であるＭＦＰは不図示の設定画面で選択される。具体的には、その設定画面はモバイル端末２００の操作パネル２０１に表示され、モバイル端末２００の近くにあるＭＦＰのリストが表示されている。ユーザはそのリストから送信先のＭＦＰを選択することができる。なお、設定画面ではリストとは別にＭＦＰのＩＰアドレスの入力を受け付けるようになっていてもいい。

また、モバイル端末２００のＮＦＣ通信部２０５を介して近距離無線通信（ＮＦＣ）でＭＦＰと接続し、ＷｉＦｉの接続情報を受信した後に、ＷｉＦｉ接続を確立し、そのＷｉＦｉ通信で設定データを送信してもよい。

図７はモバイル端末２００から設定データを受信した際の画面フローの一例を示す図である。図７の各画面はＭＦＰ１０１の操作部１１６のタッチパネル６０１に表示される。

ホーム画面７０１は、図６のホーム画面６０８と同様の画面である。ホーム画面７０１が表示されているときに、モバイル端末２００から設定データを受信したことに従って、ポップアップ画面７０２が表示される。このポップアップ画面７０２は設定画面７０４に重なる形で表示されているが、ポップアップではなく、画面全体を切り替えてもよい。このポップアップ画面７０２には、モバイル端末２００から設定データを受信したことを示すメッセージが表示される。閉じるボタン７０３が選択されることで、ポップアップ画面７０２が閉じられ、設定画面７０４が表示される。

設定画面７０４には、宛先確認ボタン７０５が表示されている。宛先確認ボタン７０５には、スキャンして生成した画像データの投稿先として設定されている宛先の数が表示される。図７は、モバイル端末２００から、チャンネル情報とユーザ情報がそれぞれ１つだけ含まれている設定データを受信した場合に表示される設定画面の例である。

宛先確認ボタン７０５が選択されると、宛先確認画面７０６が表示される。宛先確認画面７０６には、宛先確認ボタン７０５に表示されている件数分だけ投稿先が表示される。図７の例では、モバイル端末２００から受信した設定データに含まれるチャンネル情報やユーザ情報が投稿先「チャンネル１＠ユーザ２」として表示されている。

投稿先ボタン７０７は、ユーザにより選択されることにより不図示の詳細画面が表示され、設定されている投稿先の詳細が表示される。

なお、設定画面７０４にて、リセットボタン７０８が選択された場合、設定された情報をクリアする。このとき、設定された宛先情報はクリアされる。また、送信したモバイル端末との通信もリセットされる。ここで、ＭＦＰ１０１とモバイル端末２００との通信のリセット方法について説明する。ＭＦＰ１０１は、モバイル端末との通信をＨＴＴＰプロトコルで行われ、ＨＴＴＰプロトコルのセッションＩＤで接続状態を管理する。セッションＩＤは、ＨＴＴＰの通信プロトコルにて端末側に送信されるＩＤである。ログインしたモバイル端末に対してセッションＩＤを生成して送信し、さらにセッションＩＤをＲＡＭ１１３に保存する。モバイル端末は、ログイン時に受信したセッションＩＤを用いてＭＦＰ１０１に接続する。ＭＦＰ１０１は、ログイン時と同じモバイル端末である事を受信したセッションＩＤと保存されているセッションＩＤで判断する。ＭＦＰ１０１は、セッションＩＤが等しければ、同じモバイル端末であり、異なっていれば、異なるモバイル端末で有ると判断する。モバイル端末との通信のリセットとは、ＲＡＭ１１３に保存されているセッションＩＤを消去し、通信中のモバイル端末は無いという状態に遷移する事である。この状態に遷移すると、新規のログイン要求を受付可能になる。

また、設定画面７０４にて、白黒スタートボタン７０９とカラースタートボタン７１０が選択された場合、スキャンして画像データを生成し、生成された画像データを送信する処理を開始する。

送信設定ボタン７１１が選択されると、送信設定画面７１２が表示される。この画面では送信ファイル設定７１７などの送信設定の変更、確認が可能である。また、モバイル他端末２００から受信した設定データに送信設定の情報が含まれている場合は、その設定が反映された送信設定画面が表示される。

チャンネル選択ボタン７１３が選択されるとチャンネル選択画面７１４が表示される。このチャンネル選択画面７１４に表示されるチャンネルやユーザは、ＭＦＰ１０１がユーザによって設定されたトークン情報を用いてメッセージアプリサーバ３００から受信したチャンネル情報とユーザ情報に基づいて表示される。

この画面では投稿先チャンネルの選択とそのチャンネルに属するどのユーザに通知するかを選択することが可能である。つまり、投稿するチャンネルとメンションする相手を選択することができる。チャンネルボタンが選択されることで、そのチャンネルに所属するユーザがプルダウンで表示される。この画面では、チャンネルとユーザの両方を選択してもいいし、そのチャンネルに所属するすべてのユーザに向けて投稿するために、チャンネルのみを選択してもいい。また、複数のチャンネルを選択してもいいし、１つのチャンネルを選択し、そのチャンネルの中の複数のユーザを選択できるようになってもいい。また、複数のチャンネルを選択し、それぞれに所属する別々のユーザを選択できるようになっていてもいい。

戻るボタン７１５が選択されると、チャンネル選択内容が保持され、設定画面７０４が再び表示される。このとき、投稿先欄７１６には、事前にモバイル端末２００から受信したチャンネル情報、ユーザ情報が示す「チャンネル１＠ユーザ３」という表示に加え、「チャンネル３＠ユーザ１」という投稿先が表示される。また、ＭＦＰ１０１のＣＰＵ１１１はこの時設定されたチャンネルとユーザに基づく投稿先をＲＡＭ１１３、もしくはストレージ１１４に記憶する。

図８はモバイル端末２００をからＭＦＰ１０１に設定データを送信するシーケンスの一例を示す図である。

Ｓ８０１において、モバイル端末２００のＣＰＵ２０７はメッセージアプリを実行し、図１２のメッセージ画面１２００のスキャンして投稿ボタン１２０４が選択されることにより、スキャンアプリを起動させる。また、トークン情報と、チャンネル情報と、スキャンして投稿ボタン１２０４が選択されたときに表示されていたチャンネルのチャンネル情報がメッセージアプリからスキャンアプリへ送信される。なお、ここで送信されるトークン情報とは、メッセージアプリサーバ３００で管理されるボットアプリに対応づけられた情報である。なお、メッセージアプリサーバ３００では、ボットアプリとワークスペースが対応づけられて記憶されており、トークン情報を指定することで、ボットアプリとワークスペースを特定することができる。また、チャンネル情報は上記のトークン情報に対応するワークスペース内のすべてのチャンネルを示す情報である。

Ｓ８０２において、モバイル端末２００のＣＰＵ２０７はスキャンアプリを実行してメッセージアプリから受信したチャンネル情報が示すチャンネルに含まれるユーザのリストの取得要求を示す情報を送信する。具体的には、受信したチャンネル情報が示すチャンネルに所属するユーザのユーザ情報を取得するための情報が送信される。

Ｓ８０３において、モバイル端末２００のＣＰＵ２０７はメッセージアプリを実行し、要求されたユーザ情報をスキャンアプリへ送信する。

Ｓ８０４において、モバイル端末２００のＣＰＵ２０７は、スキャンアプリを実行し、受信したチャンネル情報とユーザ情報に基づいて、図９の送信設定画面９００を操作パネル２０７に表示する。

Ｓ８０５において、モバイル端末２００のＣＰＵ２０７はスキャンアプリを実行し、送信設定画面９００においてユーザの選択、指示を受け付け、ユーザ、タイトル、コメントなどチャットに関する設定を行う。

Ｓ８０６において、モバイル端末２００のＣＰＵ２０７はスキャンアプリを実行し、送信設定画面９００においてユーザの選択、指示を受け付け読取サイズ、ファイル名、ファイル形式など送信に関する設定を行う。

Ｓ８０７において、モバイル端末２００のＣＰＵ２０７はスキャンアプリを実行し、ユーザにより送信ボタン９０９の選択を受け付けることで、Ｓ８０５、Ｓ８０６で設定された設定内容を設定データとしてＭＦＰ１０１へ送信する。

Ｓ８０８において、ＭＦＰ１０１のＣＰＵ１１１はポップアップ画面７０２を操作部１１６のタッチパネル６０１に表示する。

Ｓ８０９において、ＭＦＰ１０１のＣＰＵ１１１は設定データの受信が成功したことを示す情報（成功通知）をモバイル端末２００に送信する。なお、本実施例ではポップアップ画面７０２を表示してから成功通知をモバイル端末２００に送信する例を説明したが、これに限るものではない。例えば、ＭＦＰ１０１が情報を受信した時点、つまりポップアップ画面７０２を表示する前に、成功通知をモバイル端末２００に送信してもよい。

Ｓ８１０において、モバイル端末２００のＣＰＵ２０７はスキャンアプリを実行し、受信した成功通知に基づいて、設定データの送信が成功したことを示す画面を表示する。

Ｓ８１１において、ＭＦＰ１０１のＣＰＵ１１１はポップアップ画面７０２の閉じるボタン７０３が選択されることにより、受信した設定データを反映した設定画面７０４を操作部１１６のタッチパネル６０１に表示する。

なお、本実施例のＭＦＰ１０１はモバイル端末２００から設定データを受信したことに従って、ポップアップ画面７０２を表示する例を説明したが、これに限るものではない。例えば、モバイル端末２００から設定データを受信したことに従って、ポップアップ画面７０２を表示せずに、設定画面７０４を直接表示してもよい。その時も、上記例と同様に受信した設定データに含まれる設定が反映された設定画面７０４が表示される。

図１０はＭＦＰ１０１で実行されるスキャンｔｏチャット処理の一例を示すフローチャートである。ＣＰＵ１１１がＲＯＭ１１２に記憶されたプログラムをＲＡＭ１１３に読み出し、実行することで図１０のフローチャートの処理は実行される。また、図１０のフローはＭＦＰ１０１がモバイル端末２００からトークン情報を受信し、ユーザリストを受信したことによって開始される。

Ｓ１００１において、ＣＰＵ１１１はモバイル端末２００から設定データを受信したか否かを判定する。受信したと判定した場合は、Ｓ１００２に進む。そうでない場合、Ｓ１００１に戻り、処理を繰り返す。

Ｓ１００２において、ＣＰＵ１１１は操作部１１６を制御し、設定画面７０４をタッチパネル６０１に表示する。ここで表示される設定画面７０４は、受信した設定データの内容が反映されている。具体的には、受信した設定データに１件のチャンネル情報とユーザ情報が含まれている場合、投稿先欄７１６にそのチャンネル情報とユーザに情報に基づく投稿先が表示される。また、宛先確認ボタン７０５には１件と表示される。

Ｓ１００３において、ＣＰＵ１１１は操作部１１６を制御して、設定画面７０４を表示してすぐにポップアップ画面７０２を表示する。

Ｓ１００４において、ＣＰＵ１１１はモバイル端末２００に設定データの受信が成功したことを示す情報を送信する。

Ｓ１００５において、ＣＰＵ１１１はポップアップ画面７０２の閉じるボタン７０３が選択されたか否かを判定する。選択されたと判定した場合はＳ１００６に進む。そうでない場合、Ｓ１００５に戻り処理を繰り返す。

Ｓ１００６において、ＣＰＵ１１１は操作部１１６を制御して、再度設定画面７０４をタッチパネル６０１に表示する。

Ｓ１００７において、ＣＰＵ１１１は設定画面７０４の白黒スタートボタン７０９もしくはカラースタートボタン７１０が選択されたか否かを判定する。選択されたと判定した場合、Ｓ１００８に進む。そうでない場合、Ｓ１００７に戻る。ここで、設定画面７０４に表示される、白黒スタートボタン７０９、カラースタート７１０以外のボタンが選択された場合は、図７の画面フローで説明した処理を実行する。

Ｓ１００８において、ＣＰＵ１１１は読取部１１８を制御して、不図示のトレイに載置された原稿を搬送し、搬送された原稿の画像を読み取り画像データを生成する。

Ｓ１００９において、ＣＰＵ１１１はＳ１００８で生成された画像データを、受信した設定データに含まれる送信設定で指定されるファイル形式に変換した画像データを生成する。つまり、図９の送信設定画面９００で設定されたファイル形式に変換する。図９の例ではＰＤＦファイルが生成される。

Ｓ１０１０において、ＣＰＵ１１１は投稿パラメータを生成する。投稿パラメータには、投稿先のチャンネル、ファイル形式、ファイル名、投稿コメントが含まれる。図９の送信設定画面９００で設定されたファイル名に該当するものが設定される。投稿コメントは、受信した設定データに含まれるユーザ情報の先頭にアットマーク「＠」をつけた文字を生成する。

Ｓ１０１１において、ＣＰＵ１１１はモバイル端末から受信したトークン情報を用いて、メッセージアプリサーバ３００にＨＴＴＰ通信のＰＯＳＴメソッドで、Ｓ１００９、Ｓ１０１０で生成されたファイルと投稿パラメータを送信する。これらのデータをメッセージアプリサーバ３００に送信することで、メッセージアプリサーバ３００は、受信したファイルを投稿パラメータで指定されるチャンネル内の投稿パラメータで指定されるユーザに対して投稿されるように制御する。この時、投稿パラメータを送信するメッセージアプリサーバ３００は不図示の設定画面でユーザにより入力されたＵＲＬにより特定される。

Ｓ１０１２において、ＣＰＵ１１１は操作部１１６を制御してメッセージアプリサーバ３００から投稿結果を受信し、タッチパネル６０１に表示する。本実施例により、ユーザはＭＦＰ１０１からメッセージアプリサーバのチャンネルへ容易にファイルを投稿できる。

図１１はモバイル端末２００の設定データの送信処理の一例を示すフローチャートである。ＣＰＵ２０７がＲＯＭ２０８に記憶されたプログラムをＲＡＭ２０９に読み出し、実行することで図１１のフローチャートの処理は実行される。また、図１１のフローはモバイル端末２００がメッセージアプリを実行し、スキャンして投稿ボタン１２０４が選択されたことによって開始される。

Ｓ１１０１において、ＣＰＵ２０７はスキャンアプリを実行し、メッセージアプリから起動要求と、送信宛先に関する情報を受け取る。ここで、受信する送信宛先に関する情報はチャンネル情報、トークン情報、スキャンして投稿ボタン１２０４が選択されたときに表示されていたチャンネルのチャンネル情報を含む。

Ｓ１１０２において、ＣＰＵ２０７はスキャンアプリを実行し、受信した送信宛先に関する情報に基づいて、メッセージアプリからユーザ情報を取得する。例えば、Ｓ１１０１でチャンネル情報を取得している場合は、そのチャンネル情報が示すチャンネルに所属しているユーザのユーザ情報を取得する要求を送信し、ユーザ情報をメッセージアプリから取得する。なお、チャンネル情報を取得していない場合は、トークン情報に対応するワークスペースに所属するユーザ情報を取得する要求を送信する。また、本実施例ではユーザ情報はチャンネル情報と別々に取得する例を説明したが、これに限るものではない。例えば、起動要求とチャンネル情報、トークン情報、スキャンして投稿ボタン１２０４が選択されたときに表示されていたチャンネルのチャンネル情報と、ユーザ情報を一緒に取得してもよい。

Ｓ１１０３において、ＣＰＵ２０７はスキャンアプリを実行し、メッセージアプリからユーザ情報が取得できたか否かを判定する。取得できたと判定した場合、Ｓ１１０４に進む。そうでない場合、Ｓ１１０５に進む。

Ｓ１１０４において、ＣＰＵ２０７はスキャンアプリを実行し、Ｓ１１０１とＳ１１０２で取得した情報を反映した送信設定画面９００を表示する。具体的には、送信設定画面９００のチャンネルボタン９０１には、スキャンして投稿ボタン１２０４が選択されたときにメッセージ画面１２００に表示されていたチャンネルのチャンネル名が表示される。また、チャンネルボタン９０１が選択されることによって、受信したチャンネル情報（ワークスペースに含まれるすべてのチャンネルのチャンネル情報）が示すチャンネルのチャンネル名をプルダウンで表示し、ユーザの選択を受け付ける。また、ユーザボタン９０２が選択されることにより、チャンネルボタン９０１で選択された、もしくはあらかじめ設定されたチャンネルに所属するユーザをプルダウンで表示し、選択を受け付ける。なお、チャンネルボタン９０１にチャンネル名が表示されていない状態、つまりチャンネルが設定されていない状態のときはワークスペースに含まれるすべてのユーザをプルダウンで表示してもよい。

Ｓ１１０５において、ＣＰＵ２０７はスキャンアプリを実行し、チャンネル情報を受信したか否かを判定する。受信したと判定した場合、Ｓ１１０６に進む。そうでない場合、Ｓ１１０７に進む。

Ｓ１１０６において、ＣＰＵ２０７はスキャンアプリを実行し、チャンネルボタン９０１でチャンネルの選択は可能だが、ユーザボタン９０２でユーザの選択ができないようになっている送信設定画面を表示する。例えば、ユーザボタン９０２がグレーアウトした送信設定画面が表示される。

Ｓ１１０７において、ＣＰＵ２０７はスキャンアプリを実行し、送信宛先に関する情報（チャンネル情報等）の取得が失敗したことを示す画面を表示し、処理を終了する。

Ｓ１１０８において、ＣＰＵ２０７はスキャンアプリを実行し、ユーザによる送信設定画面９００の各種ボタン９０１～９０８の選択やユーザによる入力を受けつけ、チャット設定、送信設定を設定する。

Ｓ１１０９において、ＣＰＵ２０７はスキャンアプリを実行し、送信設定画面９００に表示される送信ボタン９０９が選択されたか否かを判定する。選択されたと判定した場合、Ｓ１１１０に進む。そうでない場合、Ｓ１１０９に戻る。

Ｓ１１１０において、ＣＰＵ２０７はスキャンアプリを実行し、設定された設定内容を設定データとしてＭＦＰ１０１に送信する。

Ｓ１１１１において、ＣＰＵ２０７はスキャンアプリを実行し、設定データの送信が成功したか否かを判定する。成功したと判定した場合、Ｓ１１１２に進む。そうでない場合、Ｓ１１１４に進む。

Ｓ１１１２において、ＣＰＵ２０７はスキャンアプリを実行し、ＭＦＰ１０１から成功通知を受信したか否かを判定する。受信したと判定した場合、Ｓ１１１３に進む。そうでない場合Ｓ１１１４に進む。

Ｓ１１１３において、ＣＰＵ２０７はスキャンアプリを実行し、送信が成功したことを示す画面を操作パネル２０１に表示する。

Ｓ１１１４において、ＣＰＵ２０７はスキャンアプリを実行し、送信が失敗したことを示す画面を操作パネル２０１に表示する。

上記処理を実行することで、モバイル端末から受信したチャットサービスのトークルームを示す情報に基づいて、スキャンして生成した画像データをそのトークルームで表示できるようにすることができる。

なお、本実施例のＭＦＰ１０１はモバイル端末２００から設定データを受信したことに従って設定画面７０４を表示し、ユーザによる実行指示を受け付けたことに従ってスキャンを実行し、生成した画像データをメッセージアプリサーバに送信する例を説明した。しかし、これに限るものではない。例えば、モバイル端末２００から設定データを受信したことに従って、ユーザの操作を受け付けることなく、原稿トレイに載置された原稿を搬送し、原稿の画像をスキャンし、画像データを生成し、その画像データをメッセージアプリサーバ３００に送信してもよい。その時、投稿先としてはモバイル端末２００で設定され、設定データとして受信したチャンネル情報、ユーザ情報に基づいて決定される。これにより、ユーザはＭＦＰ１０１の操作部１１６を操作することなく、モバイル端末２００を操作するだけで、スキャンと送信処理を実行できるため手間がかからない。

＜その他の実施の形態＞
本発明は、上述の実施形態の１以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給する。そして、そのシステム又は装置のコンピュータにおける１つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、１以上の機能を実現する回路（例えば、ＡＳＩＣ）によっても実現可能である。

１０１ＭＦＰ
３００メッセージアプリサーバ
１１１ＣＰＵ
１１８読取部
２００モバイル端末
２０７ＣＰＵ

Claims

受信したチャットサーバのトークルームを示す情報に基づいて、受信した画像データを示す情報を前記トークルームに表示するよう制御するチャットサーバと通信する画像処理装置であって、
原稿の画像を読み取って、前記画像に基づく画像データを生成する読取手段と、
モバイル端末から前記チャットサーバのトークルームを示す情報を受信する受信手段と、
前記読取手段が生成した画像データと前記受信手段が受信した前記トークルームを示す情報を前記チャットサーバに送信する送信手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
前記受信手段が前記モバイル端末から前記トークルームを示す情報を受信したことに従って、前記受信手段が前記モバイル端末から受信した前記トークルームを示す情報を含む設定画面を表示する表示手段をさらに有することを特徴とする請求項１に記載の画像処理装置。
ユーザによる指示を受け付ける受付手段をさらに有し、
前記表示手段が前記設定画面を表示した状態で、前記受付手段が実行指示を受け付けたことに従って、前記読取手段は前記原稿の画像を読み取って、前記画像に基づく画像データを生成することを特徴とする請求項２に記載の画像処理装置。
前記表示手段が前記設定画面を表示した状態で、前記受付手段がトークルームを選択する指示を受け付けたことによって、当該トークルームを示す情報を前記送信手段が前記チャットサーバに送信するトークルームを示す情報として設定する第１の設定手段をさらに有すことを特徴とする請求項３に記載の画像処理装置。
前記表示手段は前記設定画面を表示した後に、確認画面を表示し、
前記表示手段が前記確認画面を表示している状態で、前記受付手段が指示を受け付けたことに従って、前記表示手段は前記設定画面を表示することを特徴とする請求項３に記載の画像処理装置。
前記確認画面は前記モバイル端末から前記トークルームを示す情報を受信したことを示すメッセージを表示することを特徴とする請求項５に記載の画像処理装置。
前記受信手段が前記トークルームを示す情報を受信したことに従って、前記読取手段は前記原稿の画像をスキャンし、前記画像に基づく画像データを生成することを特徴とする請求項１に記載の画像処理装置。
前記受信手段は、前記トークルームを示す情報と、読取設定を示す情報とを一緒に受信し、
前記読取手段は、前記読取設定に基づいて前記原稿の画像をスキャンし、画像データを生成することを特徴とする請求項１乃至７の何れか１項に記載の画像処理装置。
前記受信手段は前記モバイル端末からトークルームを示す情報と、当該トークルームに含まれるユーザを示す情報とを一緒に受信することを特徴とする請求項１乃至８の何れか１項に記載の画像処理装置。
前記受信手段が前記モバイル端末から前記トークルームを示す情報を受信したことに従って、前記モバイル端末に前記トークルームを示す情報の受信が成功したことを示す情報を通知する通知手段をさらに有することを特徴とする請求項１乃至９の何れか１項に記載の画像処理装置。
前記チャットサーバと通信するための情報を設定する第２の設定手段をさらに有し、
前記送信手段は、前記チャットサーバと通信するための情報を用いて、前記画像データと前記トークルームを示す情報を前記チャットサーバに送信することを特徴とする請求項１乃至１０の何れか１項に記載の画像処理装置。
前記チャットサーバと通信するための情報は、前記チャットサーバのＵＲＬであることを特徴とする請求項１１に記載の画像処理装置。
前記送信手段はＨＴＴＰ通信でデータを送信することを特徴とする請求項１乃至１２の何れか１項に記載の画像処理装置。
受信したチャットサーバのトークルームを示す情報に基づいて、受信した画像データを示す情報を前記トークルームに表示するよう制御するチャットサーバと通信する画像処理装置の制御方法であって、
原稿の画像を読み取って、前記画像に基づく画像データを生成する読取工程と、
モバイル端末から前記チャットサーバのトークルームを示す情報を受信する受信工程と、
前記読取工程で生成した画像データと前記受信工程で受信した前記トークルームを示す情報を前記チャットサーバに送信する送信工程とを有することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
請求項１乃至１３の何れか１項に記載の画像処理装置の各手段をコンピュータが実行するためのプログラム。