JP7381354B2 - 免震装置の接合構造 - Google Patents

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本発明は、免震装置の接合構造に関する。
下記特許文献1には、鋼管柱のベースプレートに、免震装置のフランジをボルト接合した接合構造が示されている。
特開2018-96188号公報
上記特許文献1に示された接合構造のように、免震装置のフランジを、被接合部にボルト接合する場合、一般的に、接合ボルトにせん断力を負担させるせん断接合とする場合が多い。しかし、接合ボルトにせん断力を作用させるためには、接合ボルトを挿入するボルト孔径を小さくして、せん断ボルトとボルト孔とのクリアランスを小さくする必要がある。このため、フランジと被接合部とを配置する際、高い施工精度が求められる。つまり、施工性が悪い。
本発明は上記事実を考慮して、免震装置のフランジと建物の被接合部とを接合する施工性を向上できる、免震装置の接合構造を提供することを目的とする。
請求項1の免震装置の接合構造は、免震装置における上端部及び下端部に形成されたフランジの少なくとも一方と、建物の被接合部と、の接合構造であって、前記フランジにおいて、前記被接合部と対向する面に形成された粗面層及び防錆層と、前記被接合部において、前記フランジと対向する面に形成された粗面層及び防錆層と、前記フランジと前記被接合部とを接合する接合ボルトと、を備えている。
請求項1に記載の免震装置の接合構造では、免震装置におけるフランジ及び建物の被接合部に形成された粗面層により、フランジと被接合部との間の摩擦係数が高められている。また、防錆層があることで、防錆効果を発揮できるほか、摩擦係数を高められる。
さらに、フランジと被接合部とは、接合ボルトによって接合されている。これらの接合ボルト、粗面層及び防錆層により、フランジと前記被接合部との接合形式が、摩擦接合とされる。摩擦接合では、例えば接合ボルトのせん断耐力を期待するせん断接合と比較して、接合ボルトとボルト孔との間のクリアランスを大きくできる。このため位置決め精度を高くしなくても、ボルト孔にボルトを挿通し易い。
これにより、免震装置のフランジと建物の被接合部とを接合する施工性を向上することができる。
請求項2の免震装置の接合構造は、請求項1に記載の免震装置の接合構造において、前記粗面層はブラスト処理によって形成され、前記防錆層は無機ジンクリッチプライマーによって形成されている。
請求項2の免震装置の接合構造では、ブラスト処理により粗面層を形成することで、他の方法(例えばA種化成皮膜処理)によって粗面層を形成する場合と比較して、容易に粗面層を形成できるほか、安価に粗面層を形成できる。さらに、無機ジンクリッチプライマーによって防錆層を形成することで、防錆機能が発揮されるほか、例えば有機ジンク立地プライマー等で防錆層を形成する場合と比較して、高い摩擦係数が得られる。
請求項3の免震装置の接合構造は、免震装置における上端部及び下端部に形成されたフランジの少なくとも一方と、建物の被接合部と、の接合構造であって、前記フランジにおいて、前記被接合部と対向する面に形成された粗面層及び防錆層と、前記被接合部において、前記フランジと対向する面に形成された粗面層及び防錆層と、前記フランジと前記被接合部との間に挟まれて配置されると共に、両面に防錆層及び粗面層が形成された挟みプレートと、前記フランジと前記被接合部とを接合する接合ボルトと、を備えている。
請求項3の免震装置の接合構造によると、両面に防錆層及び粗面層が形成された挟みプレートが、フランジと接合部との間に挟まれることにより、摩擦面が増える。これにより、摩擦接合力に悪影響はない。
請求項4の免震装置の接合構造は、請求項3に記載の免震装置の接合構造において、前記挟みプレートにおいて、前記防錆層は溶融亜鉛めっきにより形成され、前記粗面層はリン酸処理によって形成されている。
請求項4の接合構造では、溶融亜鉛めっきによって防錆層を形成することで、高い防錆能力を確保できる。また、リン酸処理により粗面層を形成することで、高い摩擦係数を確保できる。
本発明によると、免震装置のフランジと建物の被接合部とを接合する施工性を向上できる。
本発明の実施形態に係る免震装置の接合構造の概略を示す立面図である。 図1におけるA-A線断面図である。 本発明の実施形態に係る免震装置の接合構造の詳細を示す立断面図である。 本発明の実施形態に係る免震装置の接合構造の変形例を示す立断面図である。 本発明の実施形態に係る免震装置の接合構造の変形例に用いられる挟みプレートを示す部分断面図である。
以下、本発明の実施形態に係る免震装置の接合構造について、図面を参照しながら説明する。各図面において同一の符号を用いて示される構成要素は、同一の構成要素であることを意味する。また、各図面において重複する構成及び符号については、説明を省略する場合がある。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的の範囲内において構成を省略する又は異なる構成と入れ替える等、適宜変更を加えて実施することができる。
<免震装置の接合構造の概略>
本発明の実施形態に係る免震装置の接合構造は、免震装置と建物との接合構造である。図1に示すように、免震装置20は、建物10における下部構造体30と上部構造体40との間に配置され、下部構造体30及び上部構造体40に固定されている。また、免震装置20は、上部構造体40の荷重を支持している。
(下部構造体)
下部構造体30は、一例として、鉄骨造の柱梁架構31と、柱梁架構31に支持された床版32と、床版32から上方へ突出した鉄骨製の台座部34と、を備えて形成されている。
台座部34の上端には、免震装置20が接合される被接合部としてのプレート36が固定されている。プレート36は鋼板によって形成され、台座部34とプレート36とが一体となっている。
なお、本実施形態において下部構造体30は柱梁架構31を含む構成とされ、建物10を中間層免震の建物としているが、本発明の実施形態はこれに限らない。例えば建物10は基礎免震構造としてもよい。
(上部構造体)
上部構造体40は、一例として、鉄骨造の柱梁架構とされ、角形鋼管で形成された柱42と、柱42の下端部に接合されたH形鋼の基礎梁44と、を備えている。柱42を形成する角形鋼管の内部には、コンクリートが充填されている。すなわち柱42は、所謂CFT(Concrete Filled Steel Tube)構造とされている。柱42の下端部には、免震装置20が接合される被接合部としてのベースプレート46が接合されている。ベースプレート46は、鋼板によって形成されている。なお、柱42は円形鋼管によって形成してもよい。
(免震装置)
免震装置20は、積層ゴム支承22と、上フランジ24と、下フランジ26と、を備えて形成されている。積層ゴム支承22と上フランジ24とは、図示しないボルトを用いて固定されている。また、積層ゴム支承22と下フランジ26とは、図示しないボルトを用いて固定されている。
上フランジ24は、免震装置20における上端部に形成され、上部構造体40のベースプレート46に、高力ボルト50を用いて接合されている。同様に、下フランジ26は、免震装置20における下端部に形成され、下部構造体30のプレート36に、高力ボルト50を用いて接合されている。
ベースプレート46、プレート36、上フランジ24及び下フランジ26は、平面視で略同形の円形状とされている。図2に示すように、ベースプレート46と上フランジ24とを接合する高力ボルト50は、ベースプレート46の外周に沿って配置されている。図示は省略するが、プレート36と下フランジ26とを接合する高力ボルト50についても同様である。
<免震装置の接合構造の詳細>
図3には、上部構造体40のベースプレート46と、免震装置20の上フランジ24と、の接合構造が示されている。また、図3には、下部構造体30のプレート36と、免震装置20の下フランジ26と、の接合構造が示されている。
ベースプレート46、プレート36、上フランジ24及び下フランジ26には、それぞれ貫通孔46H、36H、24H及び26Hが形成されている。貫通孔46Hと貫通孔24Hとは互いに連通して配置され、高力ボルト50が挿通されている。同様に、貫通孔36Hと貫通孔26Hとは互いに連通して配置され、高力ボルト50が挿通されている。
(上フランジ)
上フランジ24において、ベースプレート46と対向する面には、粗面層24A及び防錆層24Bが形成されている。
粗面層24Aは、上フランジ24の表面をサンドブラスト処理又はショットブラスト処理することにより、金属表面に凹凸が形成された部分である。図3においては、この凹凸が形成された部分とその他の部分との境界を、破線で示している。なお、粗面層24Aは、上フランジ24において、下フランジ26と対向する面にも形成されている。
防錆層24Bは、上フランジ24に対して、粗面層24Aの上から(粗面層24Aの表面に)無機ジンクリッチプライマーリッチプライマーを塗装して形成された塗膜層である。なお、防錆層24Bは、上フランジ24において、下フランジ26と対向する面にも形成されている。さらに、防錆層24Bは、貫通孔24Hの内周面にも形成されている。
なお、上フランジ24において下フランジ26と対向する面には、防錆層24Bの上から(防錆層24Bの表面に)エポキシ塗料による塗膜層24Cが形成されている。
(ベースプレート)
ベースプレート46において、上フランジ24と対向する面には、粗面層46A及び防錆層46Bが形成されている。粗面層46Aは粗面層24Aと同様の方法によって形成されている。後述する粗面層26A、36Aについても同様である。また、防錆層46Bは、防錆層24Bと同様の方法によって形成されている。後述する防錆層26B、36Bについても同様である。また、防錆層46Bは、貫通孔46Hの内周面にも形成されている。
なお、ベースプレート46において柱42側の面には、錆止め塗料(一例として、鉛・クロムフリーさび止めペイント)による防錆層46Cが形成されている。
(下フランジ)
下フランジ26において、プレート36と対向する面には、粗面層26A及び防錆層26Bが形成されている。粗面層26Aは、下フランジ26において、上フランジ24と対向する面にも形成されている。防錆層26Bは、下フランジ26において、上フランジ24と対向する面にも形成されている。さらに、防錆層26Bは、貫通孔26Hの内周面にも形成されている。
なお、下フランジ26において上フランジ24と対向する面には、防錆層26Bの上から(防錆層26Bの表面に)エポキシ塗料による塗膜層26Cが形成されている。
(プレート)
プレート36において、下フランジ26と対向する面には、粗面層36A及び防錆層36Bが形成されている。防錆層46Bは、貫通孔46Hの内周面にも形成されている。プレート36において台座部34側の面には、錆止め塗料(一例として、鉛・クロムフリーさび止めペイント)による防錆層36Cが形成されている。
<作用及び効果>
本発明の実施形態に係る免震装置の接合構造では、図3に示すように、免震装置20のフランジ(上フランジ24及び下フランジ26)及び建物10の被接合部(ベースプレート46及びプレート36)に粗面層24A、26A、46A、36Aが形成されている。これにより、フランジと被接合部との間(上フランジ24とベースプレート46との間、及び、下フランジ26とプレート36との間)の摩擦係数が高められている。また、防錆層24B、26B、46B、36Bがあることで、防錆効果を発揮できるほか、摩擦係数を高められる。
さらに、上フランジ24とベースプレート46とは、高力ボルト50によって接合されている。これらの高力ボルト50、粗面層24A、46A及び防錆層24B、46Bにより、上フランジ24とベースプレート46との接合形式が、摩擦接合とされる。
摩擦接合では、例えば接合ボルトのせん断耐力を期待するせん断接合と比較して、接合ボルトとボルト孔との間のクリアランスを大きくできる。このため、上フランジ24とベースプレート46との位置決め精度、すなわち免震装置20の位置決め精度を高くしなくても、ボルト孔である貫通孔24H及び貫通孔46Hに高力ボルト50を挿通し易い。
これにより、免震装置20の上フランジ24と建物10のベースプレート46とを接合する施工性を向上することができる。
同様に、下フランジ26とプレート36とは、高力ボルト50によって接合されている。高力ボルト50、粗面層26A、36A及び防錆層26B、36Bにより、下フランジ26とプレート36との接合形式が、摩擦接合とされる。このため、下フランジ26とプレート36との位置決め精度、すなわち免震装置20の位置決め精度を高くしなくても、ボルト孔である貫通孔26H及び貫通孔36Hに高力ボルト50を挿通し易い。
これにより、免震装置20の下フランジ26と建物10のプレート36とを接合する施工性を向上することができる。
また、本発明の実施形態に係る免震装置の接合構造では、ブラスト処理により粗面層24A、26A、46A、36Aを形成することで、他の方法(例えばA種化成皮膜処理)によって粗面層を形成する場合と比較して、容易に粗面層を形成できるほか、安価に粗面層を形成できる。さらに、無機ジンクリッチプライマーによって防錆層24B、26B、46B、36Bを形成することで、防錆機能が発揮されるほか、例えば有機ジンク立地プライマー等で防錆層を形成する場合と比較して、高い摩擦係数が得られる。このため、粗面層24A、26A、46A、36Aの摩擦係数が低下し難い。
なお、後述する挟みプレート60を「設けない」本実施形態において、上フランジ24とベースプレート46とを接合する高力ボルト50、及び、下フランジ26とプレート36とを接合する高力ボルト50に導入する軸力の平均値が243kNの場合において、上フランジ24とベースプレート46との間のすべり係数を確認したところ、このすべり係数は、0.613であった。
また、軸力の平均値が259kNの場合におけるすべり係数は0.580であった。さらに、軸力の平均値が265kNの場合におけるすべり係数は0.563であった。なお、これらのすべり係数は、高力ボルト50に導入軸力が作用して24時間以上経過後におけるすべり係数である。
すべり係数を概ね0.45以上とすることで、摩擦接合とすることができる。なお、これらの上フランジ24、ベースプレート46、下フランジ26及びプレート36における防錆層24B、46B、26B、36Bにおける無機ジンクリッチプライマーの厚みは、約75μmとされている。
<変形例>
図4には、本発明の実施形態の変形例が示されている。この変形例においては、上フランジ24とベースプレート46との間に、挟みプレート60が設けられている。同様に、下フランジ26とプレート36との間に、挟みプレート60が設けられている。
挟みプレート60は、溶融亜鉛メッキ鋼板を用いて形成されている。すなわち挟みプレート60には、鋼板62の両面に亜鉛メッキによる防錆層64が形成されている。
防錆層64の上には、粗面層66が形成されている。粗面層66は、リン酸亜鉛処理液を防錆層64に塗布し、リン酸亜鉛の不溶性結晶を生成する(リン酸処理する)ことで形成される。
この変形例に係る免震装置の接合構造によると、両面に防錆層64及び粗面層66が形成された挟みプレート60が、上フランジ24とベースプレート46との間に挟まれることにより、摩擦面が増える。これにより、摩擦接合力に悪影響はない。同様に、下フランジ26とプレート36との摩擦接合力に悪影響はない。
なお、挟みプレート60を設けた実施形態において、上フランジ24とベースプレート46とを接合する高力ボルト50、及び、下フランジ26とプレート36とを接合する高力ボルト50に導入する軸力の平均値が235kNの場合において、挟みプレート60を介した上フランジ24とベースプレート46との間のすべり係数を確認したところ、このすべり係数は、0.596であった。
また、軸力の平均値が233kNの場合におけるすべり係数は0.588であった。さらに、軸力の平均値が220kNの場合におけるすべり係数は0.573であった。すべり係数を概ね0.45以上とすることで、摩擦接合とすることができる。
なお、これらのすべり係数は、上述した挟みプレート60を「設けない」本実施形態と同様に、高力ボルト50に導入軸力が作用して24時間以上経過後におけるすべり係数である。また、これらの上フランジ24、ベースプレート46、下フランジ26及びプレート36における防錆層24B、46B、26B、36Bにおける無機ジンクリッチプライマーの厚みは、約75μmとされている。
なお、図4に示した変形例においては、挟みプレート60を上フランジ24とベースプレート46との間、及び、下フランジ26とプレート36との間の双方に設けているが、本発明の実施形態はこれに限らない。
例えば挟みプレート60は、上フランジ24とベースプレート46との間、及び、下フランジ26とプレート36との間の少なくとも一方に設ければよい。
また、上述した実施形態においては、粗面層及び防錆層を、上フランジ24及び下フランジ26の双方に形成したが、本発明の実施形態はこれに限らない。例えば粗面層及び防錆層は、上フランジ24及び下フランジ26の少なくとも一方に形成すればよい。但し、粗面層及び防錆層を形成した上フランジ24又は下フランジ26が接合されるベースプレート46又はプレート36にも、粗面層及び防錆層を形成するものとする。
また、上述した実施形態においては、粗面層24A、26A、46A、36Aをサンドブラスト処理により形成しているが、本発明の実施形態はこれに限らない。例えば粗面層24A、26A、46A、36Aの少なくとも1つを、ショットブラスト処理により形成してもよい。すなわち、各粗面層24A、26A、46A、36Aはそれぞれ異なる方法で形成することができる。以上説明したように、本発明は様々な態様で実施できる。
10 建物
20 免震装置
24 上フランジ(フランジ)
24A 粗面層
24B 防錆層
26 下フランジ(フランジ)
26A 粗面層
26B 防錆層
36 プレート(被接合部)
36A 粗面層
36B 防錆層
46 ベースプレート(被接合部)
46A 粗面層
46B 防錆層
50 高力ボルト(接合ボルト)
60 挟みプレート
64 防錆等
66 粗面層

Claims (4)

  1. 免震装置における上端部及び下端部に形成されたフランジの少なくとも一方と、建物の被接合部と、の接合構造であって、
    前記フランジにおいて、前記被接合部と対向する面に形成された粗面層及び防錆層と、
    前記被接合部において、前記フランジと対向する面に形成された粗面層及び防錆層と、
    前記フランジと前記被接合部とを接合する接合ボルトと、
    を備えた、免震装置の接合構造。
  2. 前記粗面層はブラスト処理によって形成され、前記防錆層は無機ジンクリッチプライマーによって形成されている、
    請求項1に記載の免震装置の接合構造。
  3. 免震装置における上端部及び下端部に形成されたフランジの少なくとも一方と、建物の被接合部と、の接合構造であって、
    前記フランジにおいて、前記被接合部と対向する面に形成された粗面層及び防錆層と、
    前記被接合部において、前記フランジと対向する面に形成された粗面層及び防錆層と、
    前記フランジと前記被接合部との間に挟まれて配置されると共に、両面に防錆層及び粗面層が形成された挟みプレートと、
    前記フランジと前記被接合部とを接合する接合ボルトと、
    を備えた免震装置の接合構造。
  4. 前記挟みプレートにおいて、
    前記防錆層は溶融亜鉛めっきにより形成され、前記粗面層はリン酸処理によって形成されている、
    請求項3に記載の免震装置の接合構造。
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