JP7381326B2 - 問合せシステム、及び中継装置 - Google Patents
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Description
メーカのコールセンタでは、受け付けた問合せ内容を、例えば、メーカのコールセンタが備えるデータベースにインシデントとして登録し、インシデントの管理を行っている。
このため、エンドユーザサイトでは、適切な回答に辿りつくまでに各取引先の問合せセンタシステムに問合せる等して、たらい回しになることがある。例えば、エンドユーザサイトのユーザが切削不良について最初に工作機械販売会社に問い合わせたところ、機械メーカへの問合せを指示される。エンドユーザサイトのユーザは、機械メーカに問い合わせたところ解決しなかったので、再度工作機械販売会社に問合せし、制御装置メーカへの問合せを指示される。そして、エンドユーザサイトのユーザは、制御装置メーカに問い合わせたところ、工具メーカを紹介されて解決した。
この場合、エンドユーザサイトでは、取引先の問合せセンタシステム毎に同じ問合せをしなければならず、煩雑であり解決までに時間がかかってしまう。しかしながら、エンドユーザサイトでは、各取引先の問合せセンタシステムでの対応状況を把握する術がなかった。
まず、本実施形態の概略を説明する。本実施形態は、機械及び/又はデバイスのユーザの端末装置である問合せ部による機械及び/又はデバイスに係る問合せを、機械及び/又はデバイスのメーカを含む複数の取引先の問合せセンタシステムに中継する中継装置に関する。エンドユーザサイトは、工作機械や産業用ロボットに代表される機械やデバイスが稼働する、例えば、工場である。取引先の問合せセンタシステムは、機械やデバイスの製造メーカのみならず、制御装置メーカ、切削工具メーカ、自動化システムメーカ、インテグレータ、工作機械販売会社、切削工具販売会社、補機類メーカ等を含むものであってよい。そして、中継装置は、エンドユーザサイトの端末装置から機械及び/又はデバイスに係る少なくとも個体識別情報を含む第1の識別情報を受信する。そして、中継装置は、第1の識別情報としての個体識別情報と、第2の識別情報としての問合せ履歴等とに基づいて、取引先の問合せセンタシステムを選択し、エンドユーザサイトの端末装置と選択された取引先の問合せセンタシステムの端末装置とを接続する。
以上が本実施形態の概略である。
次に、本実施形態の構成について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る問合せシステム100の構成の一例を示す図である。図1に示すように、問合せシステム100は、中継装置1、問合せ部としてのエンドユーザサイトの端末装置であるユーザ側端末4、及び取引先の問合せセンタシステムC(1)-C(n)に接続された端末装置8を備える(nは2以上の整数)。
また、図1には、エンドユーザサイトに、工作機械9a及び産業用ロボット9bを例示しているが、これは、機械やデバイスの一例である。
また、以下、取引先の問合せセンタシステムC(1)-C(n)のそれぞれを個々に区別する必要がない場合、これらをまとめて「取引先の問合せセンタシステムC」ともいう。
図2は、本実施形態に係る中継装置の機能的構成例を示す機能ブロック図である。
中継装置1は、例えば、専用のサーバやWebサーバ等であり、制御部10と、記憶部20と、及び通信部30とを備える。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit)等であり、記憶部20のプログラム記憶部21に記憶された中継装置1を制御する各種のプログラムを実行することにより、中継装置1を統括制御する。
制御部10は、選択部11、及び判別部12を備える。これらの各機能部は、制御部10がプログラム記憶部21に格納された接続先制御プログラム21aを実行することにより実現される。
なお、第1の識別情報は、例えば、機械及び/又はデバイスの個体識別情報、機械及び/又はデバイスの機種情報、機械及び/又はデバイスの二次元コードの個体識別情報のいずれかを含む。
また、第2の識別情報は、例えば、問合せ履歴、機械及び/又はデバイスの修理履歴、機械及び/又はデバイスの設置場所、機械及び/又はデバイスの部品情報、機械及び/又はデバイスのソフトウェアのバージョン(版数)情報、機械及び/又はデバイスの設定情報、機械及び/又はデバイスで発生したアラーム情報、機械及び/又はデバイスのユーザ情報、機械及び/又はデバイスの製造メーカ情報、機械及び/又はデバイスの販売メーカ情報のいずれかを含む。
選択部11は、個体識別情報に紐付けられたデータベース上の情報を基に取引先の問合せセンタシステムCを選択してもよい。あるいは、選択部11は、個体識別情報に紐付けられたデータベース上の情報を基に、複数の取引先の問合せセンタシステムCを推奨し、ユーザ側端末4に選択させてもよい。
そして、後述する通信部30は、エンドユーザサイトのユーザ側端末4と選択された取引先の問合せセンタシステムC(k)とを接続する。
例えば、判別部12は、ユーザ側端末4から機械及び/又はデバイスの機械情報が受信された場合、機械情報が後述する機械情報記憶部23に記憶すべき情報か否かを判別する。
より具体的には、判別部12は、受信された機械情報が既に機械情報記憶部23に記憶されている場合、受信された機械情報が個体識別情報に対する新たな機械情報でないと判別し、重複登録を避けるために受信された機械情報を機械情報記憶部23に記憶しない。
一方、判別部12は、受信された機械情報が機械情報記憶部23に記憶されていない場合、受信された機械情報が個体識別情報に対する新たな機械情報であると判別し、受信された機械情報を機械情報記憶部23に記憶する。
なお、機械情報には、エンドユーザサイトの機械及び/又はデバイスのスロットに挿してあるボードの種類や工具の種類等のハードウェアに関する情報が含まれる。また、機械情報には、CNC(Computerized Numerical Control))やPLC(Programmable Logic Controller)等のソフトウェア(ファームウェア)のバージョンが含まれる。なお、機械情報は、前述の第2の識別情報に含まれてもよい。
例えば、記憶部20は、制御部10により実行されるプログラム等を記憶する記憶領域を含む。また、記憶部20は、プログラム記憶部21、履歴情報記憶部22、機械情報記憶部23、ログイン情報記憶部24、及び対応テーブル記憶部25を含む。
プログラム記憶部21は、中継装置1の制御部10が実行する各種のプログラムを記憶する。プログラム記憶部21は、前述した制御部10の各種機能を実行する接続先制御プログラム21aを記憶している。
また、機械情報記憶部23は、機械及び/又はデバイスの機種情報、機械及び/又はデバイスの二次元コードの個体識別情報を記憶してもよい。
また、機械情報記憶部23は、機械及び/又はデバイスの設置場所、機械及び/又はデバイスの部品情報、機械及び/又はデバイスのソフトウェアのバージョン(版数)情報、機械及び/又はデバイスの設定情報を記憶してもよい。
なお、図示しない対応テーブルは、取引先の問合せセンタシステムC毎に中継装置1にログイン中か否かを示す情報が含まれてもよい。選択部11は、図示しない対応テーブルを参照することにより、ログイン中の取引先の問合せセンタシステムCの中から取引先の問合せセンタシステムC(k)を選択するようにしてもよい。
ユーザ側端末4は、エンドユーザサイトの工場内等のユーザに携行される、例えば、スマートフォン、タブレット等の携帯端末や、スマートグラス等のウェアラブルデバイスである。
図3は、本実施形態に係るユーザ側端末の機能的構成例を示す機能ブロック図である。
図3に示すように、ユーザ側端末4は、制御部40、表示部50、カメラ60、及び通信部70を備える。
制御部40は、CPU等であり、ユーザ側端末4に含まれる記憶部(図示しない)に記憶された各種のプログラム(図示しない)を実行することにより、ユーザ側端末4を統括制御する。
取得部41は、機械及び/又はデバイスに係る第1の識別情報を取得する。
具体的には、例えば、取得部41は、図4Aに示すように、工作機械9aや産業用ロボット9bに付与されたQRコード(登録商標)をカメラ60を介して読み取り、中継装置1にアクセスするためのURL(Uniform Resource Locator)、個体識別情報、製造番号、機械情報、ユーザ側端末4の識別情報(例えば、電話番号)等の情報(「実体情報」ともいう)を取得するようにしてもよい。
具体的には、QRコードに、例えばURL、個体識別情報、機械情報、ユーザ側端末4の識別情報(例えば、電話番号)等の情報(実体情報)を持たせておくことで、取得部41は、QRコードを読み取ることで、これらの情報を直接取得することができるようにしてもよい。
また、QRコードには、上記のような実体情報を持たせずに、例えば、意味を持たない十分に冗長な、製造番号と異なる(文字列を含む(長い))番号等のコード(「識別コード」という)を持たせるようにしてもよい。ここで、識別コードは、例えば、URL、個体識別情報、製造番号、機械情報、又はユーザ側端末4の識別情報等の実体情報に一意的に対応するように、予め、実体情報テーブル(図示せず)に別途設定するようにしてもよい。そうすることで、例えば、(1)QRコードの付与後でもQRコードと製造番号との関連付けが行える、(2)印字する識別コードを出荷台数に対して十分冗長することによる偽造防止という利点を得ることができる。なお、実体情報テーブルは、前述した、(機械及び/又はデバイスに係る第1の識別情報と、機械及び/又はデバイスに係る第2の識別情報とを記憶する)記憶部に記憶するようにしてもよい。
また、実体情報テーブル側に識別コードと実体情報との対応関係を有することから、例えば、実体情報(例えば、設置後の製造番号等)の変更があった場合や、実体情報の追加等があった場合、例えば、QRコードを変更することなく、実体情報を追加又は変更することが可能となる。
また、取得部41は、QRコードが設定されていない場合、工作機械9aや産業用ロボット9b等との間の有線通信又は無線通信を介して、工作機械9aや産業用ロボット9b等からURLや個体識別情報等の実体情報を直接取得してもよい。
なお、中継装置1にアクセスするためのURLは、QRコードに印字されていなくても、例えば、問合せシステム100を利用するためにダウンロードされたアプリケーションの定数(変数)として予めユーザ側端末4に設定されてもよい。
ユーザ側端末4は、中継装置1に接続された後、カメラ60により読み取られたQRコード(例えば、識別コード)を中継装置1に送信する。中継装置1では、受信したQRコードと前述した実体情報テーブルに基づいて、例えば、工作機械9aの個体識別情報等を含む実体情報を取得する。なお、前述したように、実体情報テーブルは、必ずしも中継装置1が備える場合に限られず、中継装置1がアクセスすることができる任意の記憶部に記憶するようにしてもよい。
また、ユーザ側端末4と選択された取引先の問合せセンタシステムCとの間の通信は、チャットに限定されず、メール、音声通話、Webページの問合せ欄等による通信でもよい。
取引先の問合せセンタシステムCは、取引先の問合せセンタ内に設けられた、例えば、コンピュータシステムである。取引先の問合せセンタシステムCは、図示しないが、コンピュータシステムが有する制御部、記憶部、入力部、表示部、通信部等を備える。取引先の問合せセンタシステムCは、オペレータに対するユーザインタフェース機能を提供する。取引先の問合せセンタシステムCは、パーソナルコンピュータ等でもよく、中継装置1を介して、ユーザ側端末4との間でチャット等の通信を行うユーザインタフェース機能を提供してもよい。
次に、本実施形態に係る中継装置1の中継処理に係る動作について説明する。
図5は、中継装置1の中継処理について説明するフローチャートである。なお、中継処理に際して、ユーザ側端末4は中継装置1に接続されているものとする。
中継装置1は、問合せ先選択処理を終了する。中継装置1は、その後、エンドユーザサイトのユーザ側端末4と選択された取引先の問合せセンタシステムC(k)との間でやり取りされる問合せ内容を中継する。
これにより、中継装置1は、エンドユーザサイトのユーザが高度な専門知識を有しない場合でも、ユーザ側端末4により取得された第1の識別情報としての個体識別情報に基づいて、適切な回答を提供する取引先の問合せセンタシステムCを選択することができる。そして、エンドユーザサイトは、問合せシステム100内でのたらい回しされることを回避でき、早期に問題を解決することができる。
また、中継装置1は、ユーザ側端末4から受信した機械情報が個体識別情報に対する新たな機械情報か否かを判別し、新たな機械情報と判別された場合に機械情報を機械情報記憶部23に登録する。これにより、中継装置1は、エンドユーザサイトの機械及び/又はデバイスの最新の機械情報を取得することができ、重複登録を回避することができる。
以上、第1実施形態について説明した。
上述の第1実施形態では、選択部11は、エンドユーザサイトのユーザ側端末4から受信された個体識別情報と、履歴情報記憶部22や機械情報記憶部23に記憶された情報とに基づいて、取引先の問合せセンタシステムC(k)を選択したが、これに限定されない。
例えば、通信部30は、エンドユーザサイトのユーザ側端末4から個体識別情報とともに、ユーザ側端末4の位置情報(例えば、GeoIPやGPS)を受信してもよい。そして、選択部11は、個体識別情報と、履歴情報記憶部22や機械情報記憶部23の情報と、位置情報とに基づいて、取引先の問合せセンタシステムC(k)を選択してもよい。
これにより、選択部11は、ユーザ側端末4の位置情報、すなわち工作機械9aや産業用ロボット9b等の設置位置(国を含む)に応じて保守員の手配等が容易な最も近くの取引先の問合せセンタシステムCを選択することができる。
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態では、中継装置1Aは、第1実施形態の機能に加えて、エンドユーザサイトからの位置情報と、データベース上に記憶された情報における機械及び/又はデバイスの設置場所が異なる場合、問合せ部に対して機械及び/又はデバイスの設置場所を選択させる機能をさらに備える。
これにより、第2実施形態の中継装置1Aは、保守員の手配等が容易な最も近くの取引先の問合せセンタシステムをより精度良く選択することができる。
以下に、第2実施形態について説明する。
また、第2実施形態に係るエンドユーザサイトのユーザ側端末4、及び取引先の問合せセンタシステムCも、第1実施形態と同様の構成を備える。
図6は、第2実施形態に係る中継装置の機能的構成例を示す機能ブロック図である。なお、図1の中継装置1の要素と同様の機能を有する要素については、同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
第2実施形態に係る中継装置1Aは、第1実施形態に係る中継装置1と同様に、制御部10aと、記憶部20と、及び通信部30とを備える。
制御部10aは、選択部11a、及び判別部12を備える。これらの各機能部は、制御部10aがプログラム記憶部21に格納された接続先制御プログラム21aを実行することにより実現される。
選択部11aは、例えば、ユーザ側端末4から受信された工作機械9aや産業用ロボット9bに添付された個体識別情報に紐付けされた履歴情報記憶部22や機械情報記憶部23等のデータベース上に記憶された工作機械9aや産業用ロボット9bの設置場所と、ユーザ側端末4から取得された位置情報(例えば、GeoIPやGPS)とを比較し、一致するか否かを判定する。工作機械9aや産業用ロボット9bの設置場所とユーザ側端末4の位置情報とが一致する場合、選択部11aは、第1実施形態の選択部11と同様に、問合せセンタシステムCを選択する。
一方、工作機械9aや産業用ロボット9bの設置場所とユーザ側端末4の位置情報とが一致しない場合、選択部11aは、最適な取引先の問合せセンタシステムCを選択することができない。そこで、選択部11aは、ユーザ側端末4のユーザに対して工作機械9aや産業用ロボット9bの設置場所を選択させる。
なお、設置場所や位置情報は、国の単位に限定されず、都道府県や市町村等の地域であってもよい。
また、選択部11aは、取得された位置情報をリスト表示することに替えて、ユーザ側端末4に対して取得できた位置情報を地図上に表示することで地図上に表示された位置情報(地域)を選択させるようにしてもよい。あるいは、選択部11aは、ユーザ側端末4に対して住所又は郵便番号等を入力させるための入力欄を表示することで住所又は郵便番号等を入力させるようにしてもよい。
次に、本実施形態に係る中継装置1Aの中継処理に係る動作について説明する。
図7は、中継装置1Aの中継処理について説明するフローチャートである。
なお、図7に示す中継処理において、ステップS22からステップS23、及びステップS26からステップS28の処理は、図5の第1実施形態のステップS12からステップS13、及びステップS14からステップS16と同様であり、説明は省略する。
以上のように、中継装置1Aは、エンドユーザサイトのユーザが高度な専門知識を有しない場合でも、ユーザ側端末4により取得された第1の識別情報としての個体識別情報に基づいて、適切な回答を提供する取引先の問合せセンタシステムCを選択することができる。そして、エンドユーザサイトは、問合せシステム100内でのたらい回しされることを回避でき、早期に問題を解決することができる。
また、中継装置1Aは、個体識別情報に紐付けされたデータベース上の情報に基づく機械及び/又はデバイスの設置場所と、ユーザ側端末4の位置情報とが一致しない場合、ユーザ側端末4に対して機械及び/又はデバイスの設置場所を選択させることで、保守員の手配等が容易な最も近くの取引先の問合せセンタシステムCを精度良く選択することができる。
以上、第2実施形態について説明した。
次に、第3実施形態について説明する。第3実施形態では、中継装置1Bは、第1実施形態の機能に加えて、エンドユーザサイトからの問合せ内容を監視する機能をさらに備える。
これにより、第3実施形態の中継装置1Bは、問合せ内容の監視結果、第1の識別情報としての個体識別情報、及び第2の識別情報としての問合せ履歴等に基づいて問合せに対応する回答を検索する。中継装置1Bは、取引先の問合せセンタシステムに通知することなく、検索された回答をエンドユーザサイトの端末装置に送信する。
以下に、第3実施形態について説明する。
また、第3実施形態に係るエンドユーザサイトのユーザ側端末4、及び取引先の問合せセンタシステムCも、第1実施形態と同様の構成を備える。
図8は、第3実施形態に係る中継装置の機能的構成例を示す機能ブロック図である。なお、図1の中継装置1の要素と同様の機能を有する要素については、同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
第3実施形態に係る中継装置1Bは、第1実施形態に係る中継装置1と同様に、制御部10bと、記憶部20と、及び通信部30とを備える。
制御部10bは、選択部11、判別部12、及び提案部13を備える。これらの各機能部は、制御部10bがプログラム記憶部21に格納された接続先制御プログラム21aを実行することにより実現される。
提案部13は、問合せ部としてのエンドユーザサイトのユーザ側端末4からの問合せ内容を監視し、履歴情報記憶部22及び機械情報記憶部23等のデータベース上に対応策が存在する場合、取引先の問合せセンタシステムCに通知する前にユーザ側端末4に対応策を提案する。
一例として、提案部13は、例えば、エンドユーザサイトのユーザ側端末4からの最初の問合せがアラームに関するものであり、問合せ内容を監視した結果、「アラーム100」等を発見した場合、履歴情報記憶部22及び機械情報記憶部23等のデータベース上に存在する回答(対応策)「パラメータ設定変更可能な状態になっています。安全のため、設定画面のPWEを0にして下さい。」を、エンドユーザサイトのユーザ側端末4に自動的に返信する。
なお、提案部13が問合せ内容を監視するにあたり、記憶部20は、例えば、「アラーム100」等のキーワードを機械やデバイス毎に予め記憶してもよい。そして、提案部13は、例えば、公知のパターンマッチング等の手法を用いて、キーワードと問合せ内容との比較から、データベース上に存在する回答(対応策)が存在するか否かを判別してもよい。
次に、本実施形態に係る中継装置1Bの中継処理に係る動作について説明する。
図9は、中継装置1Bの中継処理について説明するフローチャートである。
なお、図9に示す中継処理において、ステップS31からステップS33、及びステップS36からステップS38の処理は、図5の第1実施形態のステップS11からステップS13、及びステップS14からステップS16と同様であり、説明は省略する。
一方、解決しない場合、処理はステップS36からステップS38の処理を行う。中継装置1Bは、問合せ先選択処理を終了する。その後、中継装置1Bは、エンドユーザサイトのユーザ側端末4と選択された取引先の問合せセンタシステムC(k)との間でやり取りされる問合せ内容を中継する。
以上、第3実施形態について説明した。
上述の第3実施形態では、中継装置1Bは、データベース上に存在する回答(対応策)をエンドユーザサイトのユーザ側端末4に返信したが、前記回答(対応策)で解決しなかった場合、選択された取引先の問合せセンタシステムC(k)に前記回答(対応策)を通知してもよい。これにより、取引先の問合せセンタシステムC(k)は、中継装置1Bから受信した回答の真偽を確認することができ、エンドユーザサイトのユーザ側端末4の問合せに対して、より正確に回答することができる。
次に、第4実施形態について説明する。第4実施形態に係る中継装置1Bは、第3実施形態の機能に加えて、エンドユーザサイトと、選択された取引先の問合せセンタシステムとの間で送受信される問合せ内容を監視する機能をさらに備える。
これにより、第4実施形態に係る中継装置1Bは、問合せ内容の監視結果に基づいて、機械及び/又はデバイスの状態を示す機械データが必要か否かを判別し、自動的又はエンドユーザサイトのユーザ側端末4の操作によって機械データを取得する。
第4実施形態に係る中継装置1Bは、ユーザ側端末4から取得した機械データを、選択された取引先の問合せセンタシステムに転送することにより、取引先の問合せセンタシステムでは、受信した機械データを分析することができ、エンドユーザサイトにおいて発生した問題を迅速に解決することができる。
以下に、第4実施形態について説明する。
また、第4実施形態に係るエンドユーザサイトのユーザ側端末4、及び取引先の問合せセンタシステムCも、第1実施形態と同様の構成を備える。
なお、提案部13は、問合せ内容を監視し、機械及び/又はデバイスの状態を示す機械データが必要と判別した場合に、自動的又はユーザ側端末4の操作によって機械データを取得し、取得された機械データを選択された問合せセンタシステムに提供する。
提案部13は、エンドユーザサイトのユーザ側端末4と選択された問合せセンタシステムとの間の問合せ内容を監視し、問合せ内容の監視結果に基づいて、機械及び/又はデバイスの状態を示す機械データが必要か否かを判別する。提案部13は、機械データが必要と判別した場合に、自動的又はユーザによるユーザ側端末4の操作によって機械データを取得し、取得された機械データを選択された取引先の問合せセンタシステムCに提供する機能をさらに備える。
ここで、機械データは、工作機械やロボット等の自身の制御装置及び外部の測定装置で記憶又は採取する物理的なデータであって、パラメータ等設定データ、アラームデータ、内部状態の観測データ、センサの観測データ等を含む。
次に、本実施形態に係る中継装置1Bの機械データ取得処理に係る動作について説明する。
図11は、中継装置1Bの機械データ取得処理について説明するフローチャートである。
なお、図11に示す機械データ取得処理は、例えば、図9に示した問合せ先選択処理が行われた後、エンドユーザサイトのユーザ側端末4と、選択された取引先の問合せセンタシステムC(k)との間で問合せに関するやり取りが行われている場合に実行される。
以上、第4実施形態について説明した。
次に、第5実施形態について説明する。第5実施形態に係る中継装置1Bは、第4実施形態の機能に加えて、問合せセンタシステムの変更が必要と判断した場合、エンドユーザサイト、問合せセンタシステムのいずれか又は両方に新しい取引先の問合せセンタシステムを提案する機能をさらに備える。
これにより、第5実施形態に係る中継装置1Bは、より適切な問合せセンタシステムを選択することができ、問合せセンタシステムは、エンドユーザサイトで発生した問題を迅速に解決することができる。
以下に、第5実施形態について説明する。
また、第5実施形態に係るエンドユーザサイトのユーザ側端末4、及び取引先の問合せセンタシステムCも、第1実施形態と同様の構成を備える。
なお、提案部13は、問合せ内容を監視し、問合せセンタシステムの変更が必要と判別した場合、ユーザ側端末4、選択された問合せセンタシステムCのいずれか又は両方に新しい問合せセンタシステムを提案する。
例えば、提案部13は、エンドユーザサイトのユーザ側端末4と、選択された取引先の問合せセンタシステムC(k)との間でやり取りされている問合せ内容を監視し、問合せ内容の監視結果に基づいて、選択された取引先の問合せセンタシステムC(k)の変更が必要か否かを判別する。提案部13は、取引先の問合せセンタシステムC(k)の変更が必要と判別した場合、エンドユーザサイトのユーザ側端末4、取引先の問合せセンタシステムC(k)のいずれか又は両方に新しい取引先の問合せセンタシステムC(i)を提案する。なお、iは、1からnの整数であり、kと異なる値である。
また、提案部13は、ユーザ側端末4に対して、新しい取引先の問合せセンタシステムC(i)への変更を提案してもよい。
すなわち、問合せシステム100は、転送、共有機能を有する。これにより、中継装置1Bは、より適切な取引先の問合せセンタシステムCを選択することができ、取引先の問合せセンタシステムCは、エンドユーザサイトで発生した問題を迅速に解決することができる。
次に、本実施形態に係る中継装置1Bの問合せセンタ提案処理に係る動作について説明する。
図12は、中継装置1Bの問合せセンタ提案処理について説明するフローチャートである。
なお、図12に示す問合せセンタ提案処理は、例えば、図9に示した問合せ先選択処理が行われた後、エンドユーザサイトのユーザ側端末4と、選択された取引先の問合せセンタシステムC(k)との間で問合せに関するやり取りが行われている場合に実行される。
以上、第5実施形態について説明した。
上述の第1実施形態から第5実施形態では、工作機械9aや産業用ロボット9bにQRコードが付与された場合を例に説明したが、これに限定されない。例えば、QRコード以外の二次元コードであってもよいし、バーコード等であってもよい。
また、工作機械9aや産業用ロボット9bに付与されるQRコード(識別コード)に対応する実体情報は、個体識別情報に限定されず、工作機械9aや産業用ロボット9bを特定可能な装置識別情報(機種情報)であってもよい。装置識別情報(機種情報)としては、例えば、シリアル番号やエンドユーザサイトにて工作機械9aや産業用ロボット9bにつけた固有の名称等、工作機械9aや産業用ロボット9bを特定できるものであってもよい。
また例えば、上述の第1実施形態から第5実施形態では、中継装置1、1A、1Bは、1つの装置としたが、これに限定されない。例えば、中継装置1の選択部11、及び判別部12、中継装置1Aの選択部11a、及び判別部12、あるいは中継装置1Bの選択部11、判別部12、及び提案部13の各機能が、例えば、クラウド上で仮想サーバ機能等を利用して実現されてもよい。
また、中継装置1、1A、1Bは、中継装置1、1A、1Bの各機能を適宜複数のサーバに分散される、分散処理システムとしてもよい。
また、中継装置1、1A、1Bの記憶部20に含まれる、機械及び/又はデバイスに係る第1の識別情報と、機械及び/又はデバイスに係る第2の識別情報とを記憶する記憶部(例えば、履歴情報記憶部22及び機械情報記憶部23)は、中継装置1、1A、1Bとは別のサーバに配置されてもよく、その一部又は全部が 工作機械9a、産業用ロボット9b、ユーザ側端末4、及び取引先の問合せセンタシステムCのいずれかに配置されてもよい。
また、問合せシステム100、及び中継装置1、1Aに含まれる各構成部は、電子回路等を含むハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせにより実現することができる。
(1)本開示の問合せシステム100は、機械及び/又はデバイスのユーザの端末装置(ユーザ側端末4)である問合せ部から機械及び/又はデバイスに係る問合せを、機械及び/又はデバイスのメーカを含む複数の取引先の問合せセンタシステムCに行う問合せシステムであって、ユーザ側端末4と問合せセンタシステムCとを互いに接続する中継装置1と、機械及び/又はデバイスに係る第1の識別情報と、機械及び/又はデバイスに係る第2の識別情報とを記憶する記憶部20とを備え、ユーザ側端末4は、機械及び/又はデバイスに係る第1の識別情報を取得する取得部41と、取得部41で取得した第1の識別情報を中継装置1に送信する第1の通信部(通信部70)と、を備え、中継装置1は、ユーザ側端末4及び問合せセンタシステムCとの間で通信を行う第2の通信部(通信部30)と、第1の識別情報と第2の識別情報とに基づいて、問合せセンタシステムCを選択する選択部11と、を備え、第2の通信部は、ユーザ側端末4と選択部11により選択された問合せセンタシステムCとを接続する。
この問合せシステム100によれば、エンドユーザサイトのユーザが高度な専門知識を有しない場合でも、適切な回答を提供する問合せセンタシステムCを選択できる。
そうすることで、エンドユーザサイトの機械及び/又はデバイスの最新の機械情報を取得することができ、重複登録を回避することができる。
そうすることで、選択された取引先の問合せセンタシステムCでもエンドユーザサイトの装置及び/又はデバイスの最新の情報を取得することができる。
そうすることで、選択された取引先の問合せセンタシステムCでもエンドユーザサイトの装置及び/又はデバイスの最新かつこれまでとは異なる機械情報を取得することができる。
そうすることで、ユーザ側端末4からの個体識別情報(機種情報)のみを取得するだけで、適切な回答を提供する取引先の問合せセンタシステムCを選択することができる。
そうすることで、高い確度で適切な回答を提供する取引先の問合せセンタシステムCを選択することができる。
そうすることで、(2)から(4)と同様の効果を奏することができる。
そうすることで、保守員の手配等が容易な最も近くの取引先の問合せセンタシステムCを選択することができる。
そうすることで、個体識別情報に紐付けされたデータベース上の情報に基づいた機械及び/又はデバイスの設置場所と、ユーザ側端末4の位置情報とが異なる場合でも、保守員の手配等が容易な最も近くの取引先の問合せセンタシステムCを選択することができる。
そうすることで、ユーザ側端末4のユーザは、設置場所を容易に選択することができる。
そうすることで、ユーザ側端末4のユーザは、設置場所を容易に選択することができる。
そうすることで、ユーザ側端末4のユーザは、設置場所を容易に選択することができる。
そうすることで、ユーザ側端末4のユーザは、設置場所を容易に指定することができる。
そうすることで、中継装置1Bは、エンドユーザサイトで発生した問題を迅速に解決することができる。
そうすることで、取引先の問合せセンタシステムCは、中継装置1Bから受信した回答の真偽を確認することができ、エンドユーザサイトのユーザ側端末4の問合せに対して、より正確に回答することができる。
そうすることで、エンドユーザサイトでは、発生した問題を迅速に解決することができる。
そうすることで、エンドユーザサイトで発生した問題を迅速に解決することができる。
そうすることで、より適切な取引先の問合せセンタシステムCを選択することができ、エンドユーザサイトで発生した問題を迅速に解決することができる。
この中継装置1によれば、エンドユーザサイトのユーザが高度な専門知識を有しない場合でも、適切な回答を提供する問合せセンタシステムCを選択できる。
そうすることで、エンドユーザサイトの機械及び/又はデバイスの最新の機械情報を取得することができ、重複登録を回避することができる。
そうすることで、選択された取引先の問合せセンタシステムCでもエンドユーザサイトの装置及び/又はデバイスの最新の情報を取得することができる。
そうすることで、選択された取引先の問合せセンタシステムCでもエンドユーザサイトの装置及び/又はデバイスの最新かつこれまでとは異なる機械情報を取得することができる。
そうすることで、ユーザ側端末4からの個体識別情報(機種情報)のみを取得するだけで、適切な回答を提供する取引先の問合せセンタシステムCを選択することができる。
そうすることで、高い確度で適切な回答を提供する取引先の問合せセンタシステムCを選択することができる。
そうすることで、保守員の手配等が容易な最も近くの取引先の問合せセンタシステムCを選択することができる。
そうすることで、個体識別情報に紐付けされたデータベース上の情報に基づいた機械及び/又はデバイスの設置場所と、ユーザ側端末4の位置情報とが異なる場合でも、保守員の手配等が容易な最も近くの取引先の問合せセンタシステムCを選択することができる。
そうすることで、ユーザ側端末4のユーザは、設置場所を容易に選択することができる。
そうすることで、ユーザ側端末4のユーザは、設置場所を容易に選択することができる。
そうすることで、ユーザ側端末4のユーザは、設置場所を容易に選択することができる。
そうすることで、ユーザ側端末4のユーザは、設置場所を容易に指定することができる。
そうすることで、エンドユーザサイトで発生した問題を迅速に解決することができる。
そうすることで、エンドユーザサイトで発生した問題を迅速に解決することができる。
そうすることで、より適切な取引先の問合せセンタシステムCを選択することができ、エンドユーザサイトで発生した問題を迅速に解決することができる。
4 ユーザ側端末
8 端末装置
10、10a、10b 制御部
11、11a 選択部
12 判別部
13 提案部
20 記憶部
30 通信部
C(1)-C(n) 取引先の問合せセンタシステム
Claims (32)
- 機械及び/又はデバイスのユーザの端末装置である問合せ部から前記機械及び/又はデバイスに係る問合せを、前記機械及び/又はデバイスのメーカを含む複数の取引先の問合せセンタシステムに行う問合せシステムであって、
前記問合せ部と前記問合せセンタシステムとを互いに接続する中継装置と、
前記機械及び/又はデバイスの識別情報と、前記機械及び/又はデバイスの履歴情報又は機械情報とを記憶する記憶部とを備え、
前記問合せ部は、
前記機械及び/又はデバイスの識別情報を取得する取得部と、
前記取得部で取得した前記識別情報を前記中継装置に送信する第1の通信部と、を備え、
前記中継装置は、
前記問合せ部及び前記問合せセンタシステムとの間で通信を行う第2の通信部と、
前記識別情報と前記履歴情報又は機械情報とに基づいて、前記問合せセンタシステムを選択する選択部と、を備え、
前記第2の通信部は、前記問合せ部と前記選択部により選択された前記問合せセンタシステムとを接続する、問合せシステム。 - 前記取得部は、前記機械及び/又はデバイスの機械情報を取得し、
前記中継装置は、
前記機械情報が前記記憶部に記憶すべき情報か否かを判別する判別部を備え、
前記判別部は、記憶すべき情報と判別した前記機械情報を前記記憶部に記憶する、請求項1に記載の問合せシステム。 - 前記判別部は、前記取得部が取得した前記機械情報を選択された前記問合せセンタシステムに通知する、請求項2に記載の問合せシステム。
- 前記判別部は、前記判別部が記憶すべき情報と判別した前記機械情報を選択された前記問合せセンタシステムに通知する、請求項2に記載の問合せシステム。
- 前記識別情報は、前記機械及び/又はデバイスの個体識別情報、前記機械及び/又はデバイスの機種情報のいずれかを含む、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の問合せシステム。
- 前記履歴情報又は機械情報は、問合せ履歴、前記機械及び/又はデバイスの修理履歴、前記機械及び/又はデバイスの設置場所、前記機械及び/又はデバイスの部品情報、前記機械及び/又はデバイスのソフトウェアのバージョン情報、前記機械及び/又はデバイスの設定情報、前記機械及び/又はデバイスで発生したアラーム情報、前記機械及び/又はデバイスのユーザ情報、前記機械及び/又はデバイスの製造メーカ情報、前記機械及び/又はデバイスの販売メーカ情報のいずれかを含む、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の問合せシステム。
- 前記第2の通信部は、前記識別情報とともに、前記問合せ部の位置情報を受信し、
前記選択部は、前記識別情報と前記履歴情報又は機械情報と前記問合せ部の位置情報とに基づいて、前記問合せセンタシステムを選択する、請求項1から請求項6のいずれか1
項に記載の問合せシステム。 - 前記選択部は、少なくとも前記識別情報と前記履歴情報又は機械情報とに基づく前記機械及び/又はデバイスの設置場所と、前記問合せ部の位置情報とが異なる場合、前記問合せ部に対して前記機械及び/又はデバイスの設置場所を選択させる、請求項7に記載の問合せシステム。
- 前記選択部は、前記識別情報と前記履歴情報又は機械情報とに基づく前記機械及び/又はデバイスの設置場所と、前記問合せ部の位置情報とを、前記問合せ部に対してリスト表示して選択させる、請求項8に記載の問合せシステム。
- 前記選択部は、前記識別情報と前記履歴情報又は機械情報とに基づく前記機械及び/又はデバイスの設置場所と、前記問合せ部の位置情報とを、前記問合せ部に対して地図で表示して地域を選択させる、請求項8に記載の問合せシステム。
- 前記地域は国である、請求項10に記載の問合せシステム。
- 前記選択部は、前記問合せ部に対して前記機械及び/又はデバイスの設置場所の郵便番号又は住所を入力させる入力欄を表示し入力させる、請求項8に記載の問合せシステム。
- 前記中継装置は、
前記問合せ部からの問合せ内容を監視し、データベース上に回答が存在する場合、前記問合せセンタシステムに通知する前に前記問合せ部に回答を提案する提案部をさらに備える、請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の問合せシステム。 - 前記第2の通信部は、前記提案部で提案された前記回答を選択された前記問合せセンタシステムに通知する、請求項13に記載の問合せシステム。
- 前記問合せ部は、前記提案部で提案された前記回答を表示する表示部を備える、請求項13又は請求項14に記載の問合せシステム。
- 前記提案部は、前記問合せ内容の監視し、前記機械及び/又はデバイスの状態を示す機械データが必要と判別した場合に、自動的又は前記問合せ部の操作によって前記機械データを取得し、取得された前記機械データを選択された前記問合せセンタシステムに提供する、請求項13から請求項15のいずれか1項に記載の問合せシステム。
- 前記提案部は、前記問合せ内容を監視し、問合せセンタシステムの変更が必要と判別した場合、前記問合せ部、選択された前記問合せセンタシステムのいずれか又は両方に新しい問合せセンタシステムを提案する、請求項13から請求項16のいずれか1項に記載の問合せシステム。
- 機械及び/又はデバイスのユーザの端末装置である問合せ部による機械及び/又はデバイスに係る問合せを、前記機械及び/又はデバイスのメーカを含む複数の取引先の問合せセンタシステムに中継する中継装置であって、
前記問合せ部及び前記問合せセンタシステムとの間で通信を行う通信部と、
記憶部に記憶された前記機械及び/又はデバイスの識別情報と前記機械及び/又はデバイスの履歴情報又は機械情報とに基づいて、前記問合せセンタシステムを選択する選択部と、を備え、
前記通信部は、前記問合せ部と前記選択部により選択された前記問合せセンタシステムとを接続する、中継装置。 - 前記通信部が前記機械及び/又はデバイスに関する機械情報を前記問合せ部から受信した場合、前記機械情報が前記記憶部に記憶すべき情報か否かを判別する判別部を備え、
前記判別部は、記憶すべき情報と判断した前記機械情報を前記記憶部に記憶する、請求項18に記載の中継装置。 - 前記判別部は、受信した前記機械情報を選択された前記問合せセンタシステムに通知する、請求項19に記載の中継装置。
- 前記判別部は、前記判別部が記憶すべき情報と判別した前記機械情報を選択された前記問合せセンタシステムに通知する、請求項19に記載の中継装置。
- 前記識別情報は、前記機械及び/又はデバイスの個体識別情報、前記機械及び/又はデバイスの機種情報のいずれかを含む、請求項18から請求項21のいずれか1項に記載の中継装置。
- 前記履歴情報又は機械情報は、問合せ履歴、前記機械及び/又はデバイスの修理履歴、前記機械及び/又はデバイスの設置場所、前記機械及び/又はデバイスの部品情報、前記機械及び/又はデバイスのソフトウェアのバージョン情報、前記機械及び/又はデバイスの設定情報と、前記機械及び/又はデバイスで発生したアラーム情報、前記機械及び/又はデバイスのユーザ情報、前記機械及び/又はデバイスの製造メーカ情報、前記機械及び/又はデバイスの販売メーカ情報のいずれかを含む、請求項18ないし請求項22のいずれか1項に記載の中継装置。
- 前記通信部は、前記識別情報とともに、前記問合せ部の位置情報を受信し、
前記選択部は、前記識別情報と前記履歴情報又は機械情報と前記問合せ部の位置情報とに基づいて、前記問合せセンタシステムを選択する、請求項18から請求項23のいずれか1項に記載の中継装置。 - 前記選択部は、少なくとも前記識別情報と前記履歴情報又は機械情報とに基づく前記機械及び/又はデバイスの設置場所と、前記問合せ部の位置情報とが異なる場合、前記問合せ部に対して前記機械及び/又はデバイスの設置場所を選択させる、請求項24に記載の中継装置。
- 前記選択部は、前記識別情報と前記履歴情報又は機械情報とに基づく前記機械及び/又はデバイスの設置場所と、前記問合せ部の位置情報とを、前記問合せ部に対してリスト表示して選択させる、請求項25に記載の中継装置。
- 前記選択部は、前記識別情報と前記履歴情報又は機械情報とに基づく前記機械及び/又はデバイスの設置場所と、前記問合せ部の位置情報とを、前記問合せ部に対して地図で表示して地域を選択させる、請求項25に記載の中継装置。
- 前記地域は国である、請求項27に記載の中継装置。
- 前記選択部は、前記問合せ部に対して前記機械及び/又はデバイスの設置場所の郵便番号又は住所を入力させる入力欄を表示し入力させる、請求項25に記載の中継装置。
- 前記問合せ部からの問合せ内容を監視し、データベース上に回答が存在する場合、前記問合せセンタシステムに通知する前に前記問合せ部に回答を提案する提案部を備える、請求項18から請求項29のいずれか1項に記載の中継装置。
- 前記提案部は、前記問合せ内容を監視し、前記機械及び/又はデバイスの状態を示す機械データが必要と判別した場合に、自動的又は前記問合せ部の操作によって前記機械データを取得し、取得された前記機械データを選択された前記問合せセンタシステムに提供する、請求項30に記載の中継装置。
- 前記提案部は、前記問合せ内容を監視し、問合せセンタシステムの変更が必要と判別した場合、前記問合せ部、選択された前記問合せセンタシステムのいずれか又は両方に新しい問合せセンタシステムを提案する、請求項30又は請求項31に記載の中継装置。
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