JP7381326B2 - 問合せシステム、及び中継装置 - Google Patents

問合せシステム、及び中継装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7381326B2
JP7381326B2 JP2019230579A JP2019230579A JP7381326B2 JP 7381326 B2 JP7381326 B2 JP 7381326B2 JP 2019230579 A JP2019230579 A JP 2019230579A JP 2019230579 A JP2019230579 A JP 2019230579A JP 7381326 B2 JP7381326 B2 JP 7381326B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inquiry
machine
information
unit
center system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019230579A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021036412A (ja
Inventor
正人 山村
仁 廣田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fanuc Corp filed Critical Fanuc Corp
Priority to US16/937,037 priority Critical patent/US11860878B2/en
Priority to EP20190041.2A priority patent/EP3783546A1/en
Priority to CN202010839784.2A priority patent/CN112422608B/zh
Publication of JP2021036412A publication Critical patent/JP2021036412A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7381326B2 publication Critical patent/JP7381326B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/50Network services
    • H04L67/56Provisioning of proxy services
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/20Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor of structured data, e.g. relational data
    • G06F16/25Integrating or interfacing systems involving database management systems
    • G06F16/252Integrating or interfacing systems involving database management systems between a Database Management System and a front-end application
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/50Network services
    • H04L67/53Network services using third party service providers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Databases & Information Systems (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Data Mining & Analysis (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、問合せシステム、及び中継装置に関する。
従来、工作機械や産業用ロボットを稼働させる工場等において、継続的な安定稼働のために障害監視を行う仕組みが構築されている。そして、障害が発生すると、工場等の作業者は、該当の機械を特定し、障害の内容によっては、例えば、電話、メール、ホームページ等のよって直接機械のメーカのコールセンタへ問合せを行うのが一般的である。
メーカのコールセンタでは、受け付けた問合せ内容を、例えば、メーカのコールセンタが備えるデータベースにインシデントとして登録し、インシデントの管理を行っている。
この点、運用管理における、複数項目を有するインシデント事例の入力支援方法であって、複数項目に含まれる特定の項目に対する入力を受け付け、受け付けた入力に応じ、特定の項目に応じた拡張範囲で、入力に対応したインシデント事例を検索する技術が知られている。例えば、特許文献1参照。
工場等のエンドユーザサイトの工作機械や産業用ロボットは、複数のメーカのもので構成されることが多々ある。複数のメーカ(以下、「取引先」ともいう)には、機械メーカ、制御装置メーカ、切削工具メーカ、自動化システムメーカ、インテグレータ、工作機械販売会社、切削工具販売会社、補機類メーカ等と多岐にわたる。このため、複数の取引先のコールセンタ(以下、「問合せセンタシステム」ともいう)から、適切な回答を提供できる問合せセンタシステムを選択するには、エンドユーザサイトのユーザに対して高度な専門知識を有することが求められる。しかしながら、エンドユーザサイトの全てのユーザが高度な専門知識を有することは困難である。
このため、エンドユーザサイトでは、適切な回答に辿りつくまでに各取引先の問合せセンタシステムに問合せる等して、たらい回しになることがある。例えば、エンドユーザサイトのユーザが切削不良について最初に工作機械販売会社に問い合わせたところ、機械メーカへの問合せを指示される。エンドユーザサイトのユーザは、機械メーカに問い合わせたところ解決しなかったので、再度工作機械販売会社に問合せし、制御装置メーカへの問合せを指示される。そして、エンドユーザサイトのユーザは、制御装置メーカに問い合わせたところ、工具メーカを紹介されて解決した。
この場合、エンドユーザサイトでは、取引先の問合せセンタシステム毎に同じ問合せをしなければならず、煩雑であり解決までに時間がかかってしまう。しかしながら、エンドユーザサイトでは、各取引先の問合せセンタシステムでの対応状況を把握する術がなかった。
特開2017-174137号公報
そこで、エンドユーザサイトのユーザが高度な専門知識を有しない場合でも、適切な回答を提供する問合せセンタシステムを選択できることが望まれている。
(1)本開示の問合せシステムの一態様は、機械及び/又はデバイスのユーザの端末装置である問合せ部から前記機械及び/又はデバイスに係る問合せを、前記機械及び/又はデバイスのメーカを含む複数の取引先の問合せセンタシステムに行う問合せシステムであって、前記問合せ部と前記問合せセンタシステムとを互いに接続する中継装置と、前記機械及び/又はデバイスに係る第1の識別情報と、前記機械及び/又はデバイスに係る第2の識別情報とを記憶する記憶部とを備え、前記問合せ部は、前記機械及び/又はデバイスに係る第1の識別情報を取得する取得部と、前記取得部で取得した前記第1の識別情報を前記中継装置に送信する第1の通信部と、を備え、前記中継装置は、前記問合せ部及び前記問合せセンタシステムとの間で通信を行う第2の通信部と、前記第1の識別情報と前記第2の識別情報とに基づいて、前記問合せセンタシステムを選択する選択部と、を備え、前記第2の通信部は、前記問合せ部と前記選択部により選択された前記問合せセンタシステムとを接続する。
(2)本開示の中継装置の一態様は、機械及び/又はデバイスのユーザの端末装置である問合せ部による機械及び/又はデバイスに係る問合せを、前記機械及び/又はデバイスのメーカを含む複数の取引先の問合せセンタシステムに中継する中継装置であって、前記問合せ部及び前記問合せセンタとの間で通信を行う通信部と、記憶部に記憶された前記機械及び/又はデバイスに係る第1の識別情報と前記機械及び/又はデバイスに係る第2の識別情報とに基づいて、前記問合せセンタシステムを選択する選択部と、を備え、前記通信部は、前記問合せ部と前記選択部により選択された前記問合せセンタシステムとを接続する。
一態様によれば、エンドユーザサイトのユーザが高度な専門知識を有しない場合でも、適切な回答を提供する問合せセンタシステムを選択できる。
第1実施形態に係る問合せシステムの構成の一例を示す図である。 第1実施形態に係る中継装置の機能的構成例を示す機能ブロック図である。 第1実施形態に係るユーザ側端末の機能的構成例を示す機能ブロック図である。 第1実施形態に係るQRコードの取り付け例を示す図である。 第1実施形態に係るQRコードの取り付け例を示す図である。 第1実施形態に係る中継装置の中継処理について説明するフローチャートである。 第2実施形態に係る中継装置の機能的構成例を示す機能ブロック図である。 第2実施形態に係る中継装置の中継処理について説明するフローチャートである。 第3実施形態に係る中継装置の機能的構成例を示す機能ブロック図である。 第3実施形態に係る中継装置の中継処理について説明するフローチャートである。 図9に示す回答提案処理を説明するフローチャートである。 第4実施形態に係る機械データ取得処理を説明するフローチャートである。 第5実施形態に係る問合せセンタ提案処理を説明するフローチャートである。
<第1実施形態>
まず、本実施形態の概略を説明する。本実施形態は、機械及び/又はデバイスのユーザの端末装置である問合せ部による機械及び/又はデバイスに係る問合せを、機械及び/又はデバイスのメーカを含む複数の取引先の問合せセンタシステムに中継する中継装置に関する。エンドユーザサイトは、工作機械や産業用ロボットに代表される機械やデバイスが稼働する、例えば、工場である。取引先の問合せセンタシステムは、機械やデバイスの製造メーカのみならず、制御装置メーカ、切削工具メーカ、自動化システムメーカ、インテグレータ、工作機械販売会社、切削工具販売会社、補機類メーカ等を含むものであってよい。そして、中継装置は、エンドユーザサイトの端末装置から機械及び/又はデバイスに係る少なくとも個体識別情報を含む第1の識別情報を受信する。そして、中継装置は、第1の識別情報としての個体識別情報と、第2の識別情報としての問合せ履歴等とに基づいて、取引先の問合せセンタシステムを選択し、エンドユーザサイトの端末装置と選択された取引先の問合せセンタシステムの端末装置とを接続する。
これにより、本実施形態によれば、エンドユーザサイトのユーザが高度な専門知識を有しない場合でも、適切な回答を提供する問合せセンタシステムを選択できる。
以上が本実施形態の概略である。
<問合せシステム100>
次に、本実施形態の構成について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る問合せシステム100の構成の一例を示す図である。図1に示すように、問合せシステム100は、中継装置1、問合せ部としてのエンドユーザサイトの端末装置であるユーザ側端末4、及び取引先の問合せセンタシステムC(1)-C(n)に接続された端末装置8を備える(nは2以上の整数)。
中継装置1、ユーザ側端末4、及び端末装置8は、例えば、通信ネットワークNを介して通信が可能である。通信ネットワークNは、例えば、インターネットや、VPN(Virtual Private Network)、公衆電話網等である。通信ネットワークNにおける具体的な通信方式や、有線接続及び無線接続のいずれであるか等については、特に限定されない。
なお、図1では、エンドユーザサイトを1つのみ示しているが、複数のエンドユーザサイトの各々が備えるユーザ側端末4が、中継装置1と接続されていてもよい。また、エンドユーザサイト、及び取引先の問合せセンタシステムC(1)-C(n)には、1台のユーザ側端末4や端末装置8が示されているが、各々複数台の端末装置を有し、各端末装置が中継装置1と接続されていてもよい。
また、図1には、エンドユーザサイトに、工作機械9a及び産業用ロボット9bを例示しているが、これは、機械やデバイスの一例である。
また、取引先の問合せセンタシステムC(1)-C(n)は、同じ会社の異なる部門の問合せセンタシステムでもよく、異なる会社の問合せセンタシステムでもよい。例えば、取引先の問合せセンタシステムC(1)は、機械メーカのサポート係の問合せセンタシステムで、取引先の問合せセンタシステムC(2)は、同じ機械メーカのエキスパートの問合せセンタシステムでもよい。
また、以下、取引先の問合せセンタシステムC(1)-C(n)のそれぞれを個々に区別する必要がない場合、これらをまとめて「取引先の問合せセンタシステムC」ともいう。
<中継装置1>
図2は、本実施形態に係る中継装置の機能的構成例を示す機能ブロック図である。
中継装置1は、例えば、専用のサーバやWebサーバ等であり、制御部10と、記憶部20と、及び通信部30とを備える。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit)等であり、記憶部20のプログラム記憶部21に記憶された中継装置1を制御する各種のプログラムを実行することにより、中継装置1を統括制御する。
制御部10は、選択部11、及び判別部12を備える。これらの各機能部は、制御部10がプログラム記憶部21に格納された接続先制御プログラム21aを実行することにより実現される。
選択部11は、機械及び/又はデバイスの第1の識別情報と、機械及び/又はデバイスの第2の識別情報とに基づいて、問合せセンタシステムCを選択する。
なお、第1の識別情報は、例えば、機械及び/又はデバイスの個体識別情報、機械及び/又はデバイスの機種情報、機械及び/又はデバイスの二次元コードの個体識別情報のいずれかを含む。
また、第2の識別情報は、例えば、問合せ履歴、機械及び/又はデバイスの修理履歴、機械及び/又はデバイスの設置場所、機械及び/又はデバイスの部品情報、機械及び/又はデバイスのソフトウェアのバージョン(版数)情報、機械及び/又はデバイスの設定情報、機械及び/又はデバイスで発生したアラーム情報、機械及び/又はデバイスのユーザ情報、機械及び/又はデバイスの製造メーカ情報、機械及び/又はデバイスの販売メーカ情報のいずれかを含む。
例えば、選択部11は、エンドユーザサイトのユーザ側端末4から受信された工作機械9aや産業用ロボット9bに添付された個体識別情報と、後述する記憶部20の履歴情報記憶部22や機械情報記憶部23等のデータベース上に記憶された情報とに基づいて、取引先の問合せセンタシステムC(k)を選択する。なお、kは、1からnの整数である。
選択部11は、個体識別情報に紐付けられたデータベース上の情報を基に取引先の問合せセンタシステムCを選択してもよい。あるいは、選択部11は、個体識別情報に紐付けられたデータベース上の情報を基に、複数の取引先の問合せセンタシステムCを推奨し、ユーザ側端末4に選択させてもよい。
より具体的には、選択部11は、記憶部20の履歴情報記憶部22や機械情報記憶部23等のデータベース上に記憶された、エンドユーザサイトにおける機械やデバイスの個体識別情報に紐付けられた問合せ履歴等の情報に基づいて、個体識別情報に対応する問合せ履歴等がない場合、新規の問合せと判断する。この場合、選択部11は、個体識別情報に対する機械及び/又はデバイスの問合せ履歴において、高い頻度で選択される取引先の問合せセンタシステムCを選択してもよい。あるいは、選択部11は、後述する対応テーブル記憶部25に記憶された対応テーブルに基づいて、エンドユーザサイトに設置されている機械やデバイスに対応した取引先の問合せセンタシステムCを選択(推奨)してもよい。
また、選択部11は、受信した個体識別情報、及び問合せ等の履歴情報に基づいて、例えば、2日前に工作機械9aに装着した工具に関する問合せを、取引先の問合せセンタシステムC(k)にしていることを検知した場合、継続中の問合せと判断する。この場合、選択部11は、前回と同じ取引先の問合せセンタシステムCを選択してもよい。
そして、後述する通信部30は、エンドユーザサイトのユーザ側端末4と選択された取引先の問合せセンタシステムC(k)とを接続する。
判別部12は、機械情報が記憶部20に記憶すべき情報か否かを判別する。
例えば、判別部12は、ユーザ側端末4から機械及び/又はデバイスの機械情報が受信された場合、機械情報が後述する機械情報記憶部23に記憶すべき情報か否かを判別する。
より具体的には、判別部12は、受信された機械情報が既に機械情報記憶部23に記憶されている場合、受信された機械情報が個体識別情報に対する新たな機械情報でないと判別し、重複登録を避けるために受信された機械情報を機械情報記憶部23に記憶しない。
一方、判別部12は、受信された機械情報が機械情報記憶部23に記憶されていない場合、受信された機械情報が個体識別情報に対する新たな機械情報であると判別し、受信された機械情報を機械情報記憶部23に記憶する。
なお、機械情報には、エンドユーザサイトの機械及び/又はデバイスのスロットに挿してあるボードの種類や工具の種類等のハードウェアに関する情報が含まれる。また、機械情報には、CNC(Computerized Numerical Control))やPLC(Programmable Logic Controller)等のソフトウェア(ファームウェア)のバージョンが含まれる。なお、機械情報は、前述の第2の識別情報に含まれてもよい。
また、判別部12は、通信部30を介して、ユーザ側端末4から受信した機械情報を、選択された取引先の問合せセンタシステムCに通知してもよい。あるいは、判別部12は、通信部30を介して、ユーザ側端末4から受信した機械情報のうち、判別部12により記憶すべきと判別された機械情報を選択された取引先の問合せセンタシステムCに通知してもよい。すなわち、機械情報の問合せセンタシステムCへの通知は、機械情報記憶部23への登録の有無に基づいて通知されてもよく、無関係に通知されてもよい。
記憶部20は、機械及び/又はデバイスに係る第1の識別情報と、機械及び/又はデバイスに係る第2の識別情報とを記憶する。
例えば、記憶部20は、制御部10により実行されるプログラム等を記憶する記憶領域を含む。また、記憶部20は、プログラム記憶部21、履歴情報記憶部22、機械情報記憶部23、ログイン情報記憶部24、及び対応テーブル記憶部25を含む。
プログラム記憶部21は、中継装置1の制御部10が実行する各種のプログラムを記憶する。プログラム記憶部21は、前述した制御部10の各種機能を実行する接続先制御プログラム21aを記憶している。
履歴情報記憶部22は、機械やデバイス、あるいは個体識別情報毎に、問合せ及び問合せに対する回答の問合せ履歴や、機械及び/又はデバイスで発生したアラーム情報、機械及び/又はデバイスの修理履歴等の履歴情報を記憶する記憶領域である。
機械情報記憶部23は、機械情報を記憶する記憶領域である。機械情報記憶部23は、例えば、機械やデバイス、あるいは個体識別情報毎に対応付けて機械情報を記憶する。
また、機械情報記憶部23は、機械及び/又はデバイスの機種情報、機械及び/又はデバイスの二次元コードの個体識別情報を記憶してもよい。
また、機械情報記憶部23は、機械及び/又はデバイスの設置場所、機械及び/又はデバイスの部品情報、機械及び/又はデバイスのソフトウェアのバージョン(版数)情報、機械及び/又はデバイスの設定情報を記憶してもよい。
ログイン情報記憶部24は、問合せシステム100を利用するエンドユーザサイトのユーザや、取引先の問合せセンタシステムCの担当者等に関する情報であるユーザ情報や、問合せシステム100にログインするためのログイン情報等を記憶する。
対応テーブル記憶部25は、エンドユーザサイト毎に、エンドユーザサイトに設置されている機械等(例えば、制御装置、各種工作機械、ロボット、PLC、レーザ発振装置等)に対応して、1つ以上の取引先の問合せセンタシステムC(例えば、取引先名や連絡先等)を、予め設定した対応テーブル(図示しない)を記憶する。
なお、図示しない対応テーブルは、取引先の問合せセンタシステムC毎に中継装置1にログイン中か否かを示す情報が含まれてもよい。選択部11は、図示しない対応テーブルを参照することにより、ログイン中の取引先の問合せセンタシステムCの中から取引先の問合せセンタシステムC(k)を選択するようにしてもよい。
なお、本実施形態に係る問合せシステム100においては、中継装置1が、機械及び/又はデバイスに係る第1の識別情報と、機械及び/又はデバイスに係る第2の識別情報とを記憶する記憶部(例えば、履歴情報記憶部22及び機械情報記憶部23)を備えるケースを例示したが、これに限られない。機械及び/又はデバイスに係る第1の識別情報と、機械及び/又はデバイスに係る第2の識別情報とを記憶する記憶部は、中継装置1がアクセスすることができるシステムとして構成してもよい。具体的には、当該記憶部を中継装置1と通信可能に接続される一つ以上のファイルサーバとして備えるようにしてもよい。その際、当該記憶部を問合せセンタシステムCに近いところに設置してもよい。また、当該記憶部を、機械及び/又はデバイスとしての工作機械9a及び産業用ロボット9b、中継装置1、問合せ部としてのエンドユーザサイトの端末装置であるユーザ側端末4、並びに問合せセンタシステムとしての取引先の問合せセンタシステムC(1)-C(n)のいずれかに分散又は集中して備えるようにしてもよい。
通信部30は、外部機器(例えば、ユーザ側端末4及び端末装置8等)とデータの送受信を行う通信制御デバイスである。
<ユーザ側端末4>
ユーザ側端末4は、エンドユーザサイトの工場内等のユーザに携行される、例えば、スマートフォン、タブレット等の携帯端末や、スマートグラス等のウェアラブルデバイスである。
図3は、本実施形態に係るユーザ側端末の機能的構成例を示す機能ブロック図である。
図3に示すように、ユーザ側端末4は、制御部40、表示部50、カメラ60、及び通信部70を備える。
制御部40は、CPU等であり、ユーザ側端末4に含まれる記憶部(図示しない)に記憶された各種のプログラム(図示しない)を実行することにより、ユーザ側端末4を統括制御する。
制御部40は、取得部41を備える。
取得部41は、機械及び/又はデバイスに係る第1の識別情報を取得する。
具体的には、例えば、取得部41は、図4Aに示すように、工作機械9aや産業用ロボット9bに付与されたQRコード(登録商標)をカメラ60を介して読み取り、中継装置1にアクセスするためのURL(Uniform Resource Locator)、個体識別情報、製造番号、機械情報、ユーザ側端末4の識別情報(例えば、電話番号)等の情報(「実体情報」ともいう)を取得するようにしてもよい。
具体的には、QRコードに、例えばURL、個体識別情報、機械情報、ユーザ側端末4の識別情報(例えば、電話番号)等の情報(実体情報)を持たせておくことで、取得部41は、QRコードを読み取ることで、これらの情報を直接取得することができるようにしてもよい。
また、QRコードには、上記のような実体情報を持たせずに、例えば、意味を持たない十分に冗長な、製造番号と異なる(文字列を含む(長い))番号等のコード(「識別コード」という)を持たせるようにしてもよい。ここで、識別コードは、例えば、URL、個体識別情報、製造番号、機械情報、又はユーザ側端末4の識別情報等の実体情報に一意的に対応するように、予め、実体情報テーブル(図示せず)に別途設定するようにしてもよい。そうすることで、例えば、(1)QRコードの付与後でもQRコードと製造番号との関連付けが行える、(2)印字する識別コードを出荷台数に対して十分冗長することによる偽造防止という利点を得ることができる。なお、実体情報テーブルは、前述した、(機械及び/又はデバイスに係る第1の識別情報と、機械及び/又はデバイスに係る第2の識別情報とを記憶する)記憶部に記憶するようにしてもよい。
また、実体情報テーブル側に識別コードと実体情報との対応関係を有することから、例えば、実体情報(例えば、設置後の製造番号等)の変更があった場合や、実体情報の追加等があった場合、例えば、QRコードを変更することなく、実体情報を追加又は変更することが可能となる。
なお、QRコードは、必ずしも工作機械9aや産業用ロボット9bに付与されたものに限られない。例えば、図4Bに示すように、工作機械9aに含まれる液晶ディスプレイ等の表示装置92に、QRコード91を表示させてもよい。また、QRコードに限られず、QRコードに換えて、他の任意のコード(2次元コード、バーコード等)を適用してもよい。
また、取得部41は、QRコードが設定されていない場合、工作機械9aや産業用ロボット9b等との間の有線通信又は無線通信を介して、工作機械9aや産業用ロボット9b等からURLや個体識別情報等の実体情報を直接取得してもよい。
表示部50は、液晶ディスプレイ等であり、取引先の問合せセンタシステムCから受信した回答等を表示してもよい。
カメラ60は、例えば、QRコードを撮影して、QRコードの読み取りに用いる。
通信部70は、中継装置1との間でデータの送受信を行う通信制御デバイスである。
そして、ユーザ側端末4は、QRコードから読み取られたURLに基づいて、中継装置1にアクセスし、例えばユーザ認証を経て、中継装置1に接続される。
なお、中継装置1にアクセスするためのURLは、QRコードに印字されていなくても、例えば、問合せシステム100を利用するためにダウンロードされたアプリケーションの定数(変数)として予めユーザ側端末4に設定されてもよい。
ユーザ側端末4は、中継装置1に接続された後、カメラ60により読み取られたQRコード(例えば、識別コード)を中継装置1に送信する。中継装置1では、受信したQRコードと前述した実体情報テーブルに基づいて、例えば、工作機械9aの個体識別情報等を含む実体情報を取得する。なお、前述したように、実体情報テーブルは、必ずしも中継装置1が備える場合に限られず、中継装置1がアクセスすることができる任意の記憶部に記憶するようにしてもよい。
なお、ユーザ側端末4は、その後、中継装置1を介して、選択された取引先の問合せセンタシステムCとの間でチャット等の通信を行うユーザインタフェース機能を提供してもよい。すなわち、ユーザ側端末4は、問合せの入力や受信した回答を表示するユーザインタフェースを表示部50に表示してもよい。
また、ユーザ側端末4と選択された取引先の問合せセンタシステムCとの間の通信は、チャットに限定されず、メール、音声通話、Webページの問合せ欄等による通信でもよい。
<取引先の問合せセンタシステムC>
取引先の問合せセンタシステムCは、取引先の問合せセンタ内に設けられた、例えば、コンピュータシステムである。取引先の問合せセンタシステムCは、図示しないが、コンピュータシステムが有する制御部、記憶部、入力部、表示部、通信部等を備える。取引先の問合せセンタシステムCは、オペレータに対するユーザインタフェース機能を提供する。取引先の問合せセンタシステムCは、パーソナルコンピュータ等でもよく、中継装置1を介して、ユーザ側端末4との間でチャット等の通信を行うユーザインタフェース機能を提供してもよい。
<中継装置1の中継処理>
次に、本実施形態に係る中継装置1の中継処理に係る動作について説明する。
図5は、中継装置1の中継処理について説明するフローチャートである。なお、中継処理に際して、ユーザ側端末4は中継装置1に接続されているものとする。
ステップS11において、通信部30は、エンドユーザサイトのユーザ側端末4から工作機械9aや産業用ロボット9bの第1の識別情報、及び機械情報等を受信する。具体的には、ユーザ側端末4から受信したQRコードにより工作機械9aや産業用ロボット9b等の個体識別情報等を含む実体情報を取得するとともに、ユーザ側端末4から機械情報を受信する。
ステップS12において、判別部12は、ステップS11で受信された工作機械9aや産業用ロボット9b等の機械情報が個体識別情報に対する新たな機械情報か否かを判別する。新たな機械情報の場合、処理はステップS13に進む。一方、新たな機械情報でない場合、処理はステップS14に進む。
ステップS13において、判別部12は、受信された機械情報を機械情報記憶部23に登録し記憶する。
ステップS14において、選択部11は、ステップS11で受信された第1の識別情報と、第2の識別情報とに基づいて、取引先の問合せセンタシステムC(k)を選択する。
ステップS15において、通信部30は、エンドユーザサイトのユーザ側端末4と選択された取引先の問合せセンタシステムC(k)とを接続する。
ステップS16において、通信部30は、エンドユーザサイトのユーザ側端末4からの問合せ及び機械情報を、取引先の問合せセンタシステムC(k)に通知する。
中継装置1は、問合せ先選択処理を終了する。中継装置1は、その後、エンドユーザサイトのユーザ側端末4と選択された取引先の問合せセンタシステムC(k)との間でやり取りされる問合せ内容を中継する。
以上により、第1実施形態の中継装置1は、エンドユーザサイトのユーザ側端末4から機械及び/又はデバイスの少なくとも個体識別情報を受信する。そして、中継装置1は、第1の識別情報と第2の識別情報とに基づいて取引先の問合せセンタシステムCを選択する。中継装置1は、エンドユーザサイトのユーザ側端末4と選択された取引先の問合せセンタシステムCとを接続する。
これにより、中継装置1は、エンドユーザサイトのユーザが高度な専門知識を有しない場合でも、ユーザ側端末4により取得された第1の識別情報としての個体識別情報に基づいて、適切な回答を提供する取引先の問合せセンタシステムCを選択することができる。そして、エンドユーザサイトは、問合せシステム100内でのたらい回しされることを回避でき、早期に問題を解決することができる。
また、中継装置1は、ユーザ側端末4から受信した機械情報が個体識別情報に対する新たな機械情報か否かを判別し、新たな機械情報と判別された場合に機械情報を機械情報記憶部23に登録する。これにより、中継装置1は、エンドユーザサイトの機械及び/又はデバイスの最新の機械情報を取得することができ、重複登録を回避することができる。
以上、第1実施形態について説明した。
<第1実施形態の変形例1>
上述の第1実施形態では、選択部11は、エンドユーザサイトのユーザ側端末4から受信された個体識別情報と、履歴情報記憶部22や機械情報記憶部23に記憶された情報とに基づいて、取引先の問合せセンタシステムC(k)を選択したが、これに限定されない。
例えば、通信部30は、エンドユーザサイトのユーザ側端末4から個体識別情報とともに、ユーザ側端末4の位置情報(例えば、GeoIPやGPS)を受信してもよい。そして、選択部11は、個体識別情報と、履歴情報記憶部22や機械情報記憶部23の情報と、位置情報とに基づいて、取引先の問合せセンタシステムC(k)を選択してもよい。
これにより、選択部11は、ユーザ側端末4の位置情報、すなわち工作機械9aや産業用ロボット9b等の設置位置(国を含む)に応じて保守員の手配等が容易な最も近くの取引先の問合せセンタシステムCを選択することができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態では、中継装置1Aは、第1実施形態の機能に加えて、エンドユーザサイトからの位置情報と、データベース上に記憶された情報における機械及び/又はデバイスの設置場所が異なる場合、問合せ部に対して機械及び/又はデバイスの設置場所を選択させる機能をさらに備える。
これにより、第2実施形態の中継装置1Aは、保守員の手配等が容易な最も近くの取引先の問合せセンタシステムをより精度良く選択することができる。
以下に、第2実施形態について説明する。
第2実施形態に係る問合せシステムは、図1に示した第1実施形態に係る問合せシステム100と同様の構成を備える。
また、第2実施形態に係るエンドユーザサイトのユーザ側端末4、及び取引先の問合せセンタシステムCも、第1実施形態と同様の構成を備える。
<中継装置1A>
図6は、第2実施形態に係る中継装置の機能的構成例を示す機能ブロック図である。なお、図1の中継装置1の要素と同様の機能を有する要素については、同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
第2実施形態に係る中継装置1Aは、第1実施形態に係る中継装置1と同様に、制御部10aと、記憶部20と、及び通信部30とを備える。
制御部10aは、選択部11a、及び判別部12を備える。これらの各機能部は、制御部10aがプログラム記憶部21に格納された接続先制御プログラム21aを実行することにより実現される。
選択部11aは、機械及び/又はデバイスの第1の識別情報と、機械及び/又はデバイスの第2の識別情報と、ユーザ側端末4から受信した位置情報とに基づいて、問合せセンタシステムCを選択する。
選択部11aは、例えば、ユーザ側端末4から受信された工作機械9aや産業用ロボット9bに添付された個体識別情報に紐付けされた履歴情報記憶部22や機械情報記憶部23等のデータベース上に記憶された工作機械9aや産業用ロボット9bの設置場所と、ユーザ側端末4から取得された位置情報(例えば、GeoIPやGPS)とを比較し、一致するか否かを判定する。工作機械9aや産業用ロボット9bの設置場所とユーザ側端末4の位置情報とが一致する場合、選択部11aは、第1実施形態の選択部11と同様に、問合せセンタシステムCを選択する。
一方、工作機械9aや産業用ロボット9bの設置場所とユーザ側端末4の位置情報とが一致しない場合、選択部11aは、最適な取引先の問合せセンタシステムCを選択することができない。そこで、選択部11aは、ユーザ側端末4のユーザに対して工作機械9aや産業用ロボット9bの設置場所を選択させる。
より具体的には、例えば、工作機械9aや産業用ロボット9bが最初に「X国」の工場に設置され、その後、「A国」の工場に移設された場合、工作機械9aや産業用ロボット9bに添付された個体識別情報に紐付けされたデータベース上に記憶された工作機械9aや産業用ロボット9bの設置場所は、ユーザ側端末4のユーザ等によりデータベース上の情報が更新されない限り、「X国」のままである。一方、ユーザ側端末4の位置情報は、例えば、ユーザ側端末4がGPS信号から取得した位置情報では「A国」を示し、ユーザ側端末4が契約する通信会社の接続拠点が示す位置情報(GeoIP)から取得した位置情報では「B国」を示す場合がある。
そこで、選択部11aは、例えば、ユーザ側端末4に対して「問合せ地域が特定できません。次から選択してください。1.A国(GPS)、2.B国(GeoIP)、3.X国(データベース)」等のリストを表示し、ユーザ側端末4のユーザに選択させる。例えば、ユーザ側端末4のユーザにより「A国」が選択された場合、選択部11aは、選択された「A国」において保守員の手配等が容易な最も近くの取引先の問合せセンタシステムCを選択することができる。
なお、設置場所や位置情報は、国の単位に限定されず、都道府県や市町村等の地域であってもよい。
また、選択部11aは、取得された位置情報をリスト表示することに替えて、ユーザ側端末4に対して取得できた位置情報を地図上に表示することで地図上に表示された位置情報(地域)を選択させるようにしてもよい。あるいは、選択部11aは、ユーザ側端末4に対して住所又は郵便番号等を入力させるための入力欄を表示することで住所又は郵便番号等を入力させるようにしてもよい。
判別部12は、第1の実施形態における判別部12と同等の機能を有する。
<中継装置1Aの中継処理>
次に、本実施形態に係る中継装置1Aの中継処理に係る動作について説明する。
図7は、中継装置1Aの中継処理について説明するフローチャートである。
なお、図7に示す中継処理において、ステップS22からステップS23、及びステップS26からステップS28の処理は、図5の第1実施形態のステップS12からステップS13、及びステップS14からステップS16と同様であり、説明は省略する。
ステップS21において、通信部30は、エンドユーザサイトのユーザ側端末4から工作機械9aや産業用ロボット9bの第1の識別情報、機械情報、及びユーザ側端末4の位置情報等を受信する。
ステップS24において、選択部11aは、ステップS21で受信された工作機械9aや産業用ロボット9bの個体識別情報に紐付けされたデータベース上に記憶された工作機械9aや産業用ロボット9bの設置場所と、ユーザ側端末4の位置情報とが一致するか否かを判定する。工作機械9aや産業用ロボット9bの設置場所とユーザ側端末4の位置情報とが一致する場合、処理はステップS26に進む。一方、工作機械9aや産業用ロボット9bの設置場所とユーザ側端末4の位置情報とが一致しない場合、処理はステップS25に進む。
ステップS25において、選択部11aは、ユーザ側端末4に対して工作機械9aや産業用ロボット9bの設置場所を選択させるリストを表示し選択させる。
以上により、第2実施形態の中継装置1Aは、エンドユーザサイトのユーザ側端末4から機械及び/又はデバイスの個体識別情報、機械情報、及びユーザ側端末4の位置情報を受信する。中継装置1Aは、個体識別情報に紐付けされたデータベース上の情報に基づく機械及び/又はデバイスの設置場所と、ユーザ側端末4の位置情報とが一致するか否かを判定し、一致しない場合、ユーザ側端末4に対して機械及び/又はデバイスの設置場所を選択させる。それにより、中継装置1Aは、第1の識別情報と第2の識別情報とユーザ側端末4のユーザにより選択された設置場所とに基づいて取引先の問合せセンタシステムCを選択することができる。中継装置1Aは、エンドユーザサイトのユーザ側端末4と選択された取引先の問合せセンタシステムCとを接続することができる。
以上のように、中継装置1Aは、エンドユーザサイトのユーザが高度な専門知識を有しない場合でも、ユーザ側端末4により取得された第1の識別情報としての個体識別情報に基づいて、適切な回答を提供する取引先の問合せセンタシステムCを選択することができる。そして、エンドユーザサイトは、問合せシステム100内でのたらい回しされることを回避でき、早期に問題を解決することができる。
また、中継装置1Aは、個体識別情報に紐付けされたデータベース上の情報に基づく機械及び/又はデバイスの設置場所と、ユーザ側端末4の位置情報とが一致しない場合、ユーザ側端末4に対して機械及び/又はデバイスの設置場所を選択させることで、保守員の手配等が容易な最も近くの取引先の問合せセンタシステムCを精度良く選択することができる。
以上、第2実施形態について説明した。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態について説明する。第3実施形態では、中継装置1Bは、第1実施形態の機能に加えて、エンドユーザサイトからの問合せ内容を監視する機能をさらに備える。
これにより、第3実施形態の中継装置1Bは、問合せ内容の監視結果、第1の識別情報としての個体識別情報、及び第2の識別情報としての問合せ履歴等に基づいて問合せに対応する回答を検索する。中継装置1Bは、取引先の問合せセンタシステムに通知することなく、検索された回答をエンドユーザサイトの端末装置に送信する。
以上により、中継装置1Bは、エンドユーザサイトからの問合せ内容に基づいて、問合せ履歴情報等を検索し、検索された回答をエンドユーザサイトに送信することにより、取引先の問合せセンタシステムに接続することなく、エンドユーザサイトに対して迅速に回答することができる。
以下に、第3実施形態について説明する。
第3実施形態に係る問合せシステムは、図1に示した第1実施形態に係る問合せシステム100と同様の構成を備える。
また、第3実施形態に係るエンドユーザサイトのユーザ側端末4、及び取引先の問合せセンタシステムCも、第1実施形態と同様の構成を備える。
<中継装置1B>
図8は、第3実施形態に係る中継装置の機能的構成例を示す機能ブロック図である。なお、図1の中継装置1の要素と同様の機能を有する要素については、同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
第3実施形態に係る中継装置1Bは、第1実施形態に係る中継装置1と同様に、制御部10bと、記憶部20と、及び通信部30とを備える。
制御部10bは、選択部11、判別部12、及び提案部13を備える。これらの各機能部は、制御部10bがプログラム記憶部21に格納された接続先制御プログラム21aを実行することにより実現される。
選択部11及び判別部12は、第1の実施形態における選択部11及び判別部12と同等の機能を有する。
提案部13は、ユーザ側端末4からの問合せ内容を監視し、データベース上に回答が存在する場合、問合せセンタシステムに通知する前にユーザ側端末4に回答(対応策)を提案する。
提案部13は、問合せ部としてのエンドユーザサイトのユーザ側端末4からの問合せ内容を監視し、履歴情報記憶部22及び機械情報記憶部23等のデータベース上に対応策が存在する場合、取引先の問合せセンタシステムCに通知する前にユーザ側端末4に対応策を提案する。
一例として、提案部13は、例えば、エンドユーザサイトのユーザ側端末4からの最初の問合せがアラームに関するものであり、問合せ内容を監視した結果、「アラーム100」等を発見した場合、履歴情報記憶部22及び機械情報記憶部23等のデータベース上に存在する回答(対応策)「パラメータ設定変更可能な状態になっています。安全のため、設定画面のPWEを0にして下さい。」を、エンドユーザサイトのユーザ側端末4に自動的に返信する。
このように、中継装置1Bは、取引先の問合せセンタシステムCを選択する前に、見つけた回答(対応策)をエンドユーザサイトのユーザ側端末4に提案することにより、エンドユーザサイトで発生した問題を迅速に解決することができる。
なお、提案部13が問合せ内容を監視するにあたり、記憶部20は、例えば、「アラーム100」等のキーワードを機械やデバイス毎に予め記憶してもよい。そして、提案部13は、例えば、公知のパターンマッチング等の手法を用いて、キーワードと問合せ内容との比較から、データベース上に存在する回答(対応策)が存在するか否かを判別してもよい。
<中継装置1Bの中継処理>
次に、本実施形態に係る中継装置1Bの中継処理に係る動作について説明する。
図9は、中継装置1Bの中継処理について説明するフローチャートである。
なお、図9に示す中継処理において、ステップS31からステップS33、及びステップS36からステップS38の処理は、図5の第1実施形態のステップS11からステップS13、及びステップS14からステップS16と同様であり、説明は省略する。
ステップS34において、提案部13は、ステップS31で第1の識別情報が受信されたエンドユーザサイトのユーザ側端末4からの問合せ内容に対する回答提案処理を行う。なお、回答提案処理の詳細なフローについては、後述する。
ステップS35において、提案部13は、ステップ34の回答提案処理によりユーザ側端末4の問合せが解決したか否かを判別する。問合せが解決した場合、問合せ先選択処理は終了する。
一方、解決しない場合、処理はステップS36からステップS38の処理を行う。中継装置1Bは、問合せ先選択処理を終了する。その後、中継装置1Bは、エンドユーザサイトのユーザ側端末4と選択された取引先の問合せセンタシステムC(k)との間でやり取りされる問合せ内容を中継する。
図10は、図9においてステップS34で示した回答提案処理の詳細な処理内容を説明するフローチャートである。図10のフローチャートでは、ステップS341~S343は、提案部13の処理フローを示す。
ステップS341において、提案部13は、エンドユーザサイトのユーザ側端末4からの問合せ内容を監視する。
ステップS342において、提案部13は、ステップS341の監視結果に基づいて、データベース上に回答(対応策)が存在するか否かを判別する。データベース上に回答(対応策)が存在する場合、処理はステップS343に進む。一方、データベース上に回答(対応策)が存在しない場合、回答提案処理は終了し、処理はステップS35に進む。
ステップS343において、提案部13は、通信部30を介して、データベース上に存在する回答(対応策)を、ユーザ側端末4に返信する。以上により、回答提案処理のフローは終了し、処理はステップS35に進む。
以上により、第3実施形態の中継装置1Bは、エンドユーザサイトのユーザ側端末4からの問合せ内容を監視する。中継装置1Bは、データベース上に回答が存在する場合、取引先の問合せセンタシステムCに通知する前にエンドユーザサイトのユーザ側端末4に回答(対応策)を提案する。これにより、中継装置1Bは、第1実施形態で奏することができる効果に加えて、エンドユーザサイトで発生した問題を迅速に解決することができる。
以上、第3実施形態について説明した。
<第3実施形態の変形例1>
上述の第3実施形態では、中継装置1Bは、データベース上に存在する回答(対応策)をエンドユーザサイトのユーザ側端末4に返信したが、前記回答(対応策)で解決しなかった場合、選択された取引先の問合せセンタシステムC(k)に前記回答(対応策)を通知してもよい。これにより、取引先の問合せセンタシステムC(k)は、中継装置1Bから受信した回答の真偽を確認することができ、エンドユーザサイトのユーザ側端末4の問合せに対して、より正確に回答することができる。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態について説明する。第4実施形態に係る中継装置1Bは、第3実施形態の機能に加えて、エンドユーザサイトと、選択された取引先の問合せセンタシステムとの間で送受信される問合せ内容を監視する機能をさらに備える。
これにより、第4実施形態に係る中継装置1Bは、問合せ内容の監視結果に基づいて、機械及び/又はデバイスの状態を示す機械データが必要か否かを判別し、自動的又はエンドユーザサイトのユーザ側端末4の操作によって機械データを取得する。
第4実施形態に係る中継装置1Bは、ユーザ側端末4から取得した機械データを、選択された取引先の問合せセンタシステムに転送することにより、取引先の問合せセンタシステムでは、受信した機械データを分析することができ、エンドユーザサイトにおいて発生した問題を迅速に解決することができる。
以下に、第4実施形態について説明する。
第4実施形態に係る問合せシステムは、図1に示した第1実施形態に係る問合せシステム100と同様の構成を備える。
また、第4実施形態に係るエンドユーザサイトのユーザ側端末4、及び取引先の問合せセンタシステムCも、第1実施形態と同様の構成を備える。
また、第4実施形態に係る中継装置も、図8に示した第3実施形態に係る中継装置1Bと同様の構成を備える。
なお、提案部13は、問合せ内容を監視し、機械及び/又はデバイスの状態を示す機械データが必要と判別した場合に、自動的又はユーザ側端末4の操作によって機械データを取得し、取得された機械データを選択された問合せセンタシステムに提供する。
提案部13は、エンドユーザサイトのユーザ側端末4と選択された問合せセンタシステムとの間の問合せ内容を監視し、問合せ内容の監視結果に基づいて、機械及び/又はデバイスの状態を示す機械データが必要か否かを判別する。提案部13は、機械データが必要と判別した場合に、自動的又はユーザによるユーザ側端末4の操作によって機械データを取得し、取得された機械データを選択された取引先の問合せセンタシステムCに提供する機能をさらに備える。
ここで、機械データは、工作機械やロボット等の自身の制御装置及び外部の測定装置で記憶又は採取する物理的なデータであって、パラメータ等設定データ、アラームデータ、内部状態の観測データ、センサの観測データ等を含む。
例えば、提案部13は、エンドユーザサイトのユーザ側端末4と選択された取引先の問合せセンタシステムCとの間の問合せ内容を監視し、問合せ内容の監視結果に基づいて、機械及び/又はデバイスの状態を示す機械データが必要か否かを判別する。提案部13は、機械データが必要と判別した場合に、自動的又はユーザによるユーザ側端末4の操作によって機械データを取得する。
一例として、提案部13は、エンドユーザサイトのユーザ側端末4と選択された取引先の問合せセンタシステムC(k)との間のチャット等における問合せ内容から、「サーボ調整」の対話内容を発見した場合、機械データとしてNCパラメータを要求する指示をユーザ側端末4に送信する。ユーザ側端末4は、中継装置1Bからの指示に基づいてNCパラメータのデータ(機械データ)を中継装置1Bに送信する。中継装置1Bの通信部30は、ユーザ側端末4から取得したNCパラメータのデータを選択された取引先の問合せセンタシステムC(k)に提供する。
取引先の問合せセンタシステムC(k)では、受信したNCパラメータを分析することにより、例えば、サーボ速度ゲインパラメータの調整の指示をユーザ側端末4に対して行うことができる。これにより、取引先の問合せセンタシステムC(k)は、エンドユーザサイトで発生した問題を迅速に解決することができる。
<中継装置1Bの機械データ取得処理>
次に、本実施形態に係る中継装置1Bの機械データ取得処理に係る動作について説明する。
図11は、中継装置1Bの機械データ取得処理について説明するフローチャートである。
なお、図11に示す機械データ取得処理は、例えば、図9に示した問合せ先選択処理が行われた後、エンドユーザサイトのユーザ側端末4と、選択された取引先の問合せセンタシステムC(k)との間で問合せに関するやり取りが行われている場合に実行される。
ステップS41において、提案部13は、エンドユーザサイトのユーザ側端末4と、選択された取引先の問合せセンタシステムC(k)との間でやり取りされている問合せ内容を監視する。
ステップS42において、提案部13は、ステップS41の監視結果に基づいて、機械及び/又はデバイスの状態を示す機械データが必要か否かを判別する。機械データが必要と判定した場合、処理はステップS43に進む。一方、機械データが必要でないと判定した場合、機械データ取得処理は終了する。
ステップS43において、提案部13は、自動的又はユーザによるユーザ側端末4の操作によって機械データを取得する。
ステップS44において、提案部13は、通信部30を介して、ユーザ側端末4から取得した機械データを、選択された取引先の問合せセンタシステムC(k)に提供する。
以上により、第4実施形態の中継装置1Bは、エンドユーザサイトのユーザ側端末4と、選択された取引先の問合せセンタシステムC(k)との間の問合せ内容を監視し、機械及び/又はデバイスの状態を示す機械データが必要か否かを判別する。中継装置1Bは、機械データが必要と判別した場合に、自動的又はユーザ側端末4の操作によって機械データを取得する。これにより、中継装置1Bは、第3実施形態で奏することができる効果に加えて、ユーザ側端末4から取得した機械データを、選択された取引先の問合せセンタシステムに提供することにより、取引先の問合せセンタシステムCでは、受信した機械データを分析することができ、エンドユーザサイトにおいて発生した問題を迅速に解決することができる。
以上、第4実施形態について説明した。
<第5実施形態>
次に、第5実施形態について説明する。第5実施形態に係る中継装置1Bは、第4実施形態の機能に加えて、問合せセンタシステムの変更が必要と判断した場合、エンドユーザサイト、問合せセンタシステムのいずれか又は両方に新しい取引先の問合せセンタシステムを提案する機能をさらに備える。
これにより、第5実施形態に係る中継装置1Bは、より適切な問合せセンタシステムを選択することができ、問合せセンタシステムは、エンドユーザサイトで発生した問題を迅速に解決することができる。
以下に、第5実施形態について説明する。
第5実施形態に係る問合せシステムは、図1に示した第1実施形態に係る問合せシステム100と同様の構成を備える。
また、第5実施形態に係るエンドユーザサイトのユーザ側端末4、及び取引先の問合せセンタシステムCも、第1実施形態と同様の構成を備える。
また、第5実施形態に係る中継装置も、図8に示した第3実施形態に係る中継装置1Bと同様の構成を備える。
なお、提案部13は、問合せ内容を監視し、問合せセンタシステムの変更が必要と判別した場合、ユーザ側端末4、選択された問合せセンタシステムCのいずれか又は両方に新しい問合せセンタシステムを提案する。
例えば、提案部13は、エンドユーザサイトのユーザ側端末4と、選択された取引先の問合せセンタシステムC(k)との間でやり取りされている問合せ内容を監視し、問合せ内容の監視結果に基づいて、選択された取引先の問合せセンタシステムC(k)の変更が必要か否かを判別する。提案部13は、取引先の問合せセンタシステムC(k)の変更が必要と判別した場合、エンドユーザサイトのユーザ側端末4、取引先の問合せセンタシステムC(k)のいずれか又は両方に新しい取引先の問合せセンタシステムC(i)を提案する。なお、iは、1からnの整数であり、kと異なる値である。
一例として、提案部13は、エンドユーザサイトのユーザ側端末4と、ユーザ側端末4からの問合せ「加工不良」に基づいて最初に選択された取引先の問合せセンタシステムC(k)との間の問合せ内容を監視する。提案部13は、ユーザ側端末4と取引先の問合せセンタシステムC(k)との間のチャット等の問合せ内容から、「サーボゲイン過多で共振」の対話内容を発見した場合、現在の取引先の問合せセンタシステムC(k)に対して、新しい取引先の問合せセンタシステムC(i)への相談を提案してもよい。
また、提案部13は、ユーザ側端末4に対して、新しい取引先の問合せセンタシステムC(i)への変更を提案してもよい。
その後、現在の取引先の問合せセンタシステムC(k)は、エンドユーザサイトの了解を得た上で、新しい取引先の問合せセンタシステムC(i)へ連絡し、以降の対応を依頼する。
すなわち、問合せシステム100は、転送、共有機能を有する。これにより、中継装置1Bは、より適切な取引先の問合せセンタシステムCを選択することができ、取引先の問合せセンタシステムCは、エンドユーザサイトで発生した問題を迅速に解決することができる。
<中継装置1Bの問合せセンタ提案処理>
次に、本実施形態に係る中継装置1Bの問合せセンタ提案処理に係る動作について説明する。
図12は、中継装置1Bの問合せセンタ提案処理について説明するフローチャートである。
なお、図12に示す問合せセンタ提案処理は、例えば、図9に示した問合せ先選択処理が行われた後、エンドユーザサイトのユーザ側端末4と、選択された取引先の問合せセンタシステムC(k)との間で問合せに関するやり取りが行われている場合に実行される。
ステップS51において、提案部13は、エンドユーザサイトのユーザ側端末4と、選択された取引先の問合せセンタシステムC(k)との間でやり取りされている問合せ内容を監視する。
ステップS52において、提案部13は、ステップS51の監視結果に基づいて、選択された取引先の問合せセンタシステムC(k)の変更が必要か否かを判別する。取引先の問合せセンタシステムC(k)の変更が必要と判別した場合、処理はステップS53に進む。一方、取引先の問合せセンタシステムC(k)の変更が必要ないと判別した場合、問合せセンタ提案処理は終了する。
ステップS53において、提案部13は、エンドユーザサイトのユーザ側端末4、取引先の問合せセンタシステムC(k)のいずれか又は両方に新しい取引先の問合せセンタシステムC(i)を提案する。
その後、例えば、現在の取引先の問合せセンタシステムC(k)は、エンドユーザサイトの了解を得た上で、新しい取引先の問合せセンタシステムC(i)へ連絡し、以降の対応を依頼する。以上により、問合せセンタ提案処理のフローは終了する。
以上により、第5実施形態の中継装置1Bは、エンドユーザサイトのユーザ側端末4と、選択された取引先の問合せセンタシステムC(k)との間の問合せ内容を監視し、選択された取引先の問合せセンタシステムC(k)の変更が必要か否かを判別する。中継装置1Bは、取引先の問合せセンタシステムC(k)の変更が必要と判別した場合、ユーザ側端末4、現在の取引先の問合せセンタシステムC(k)のいずれか又は両方に新しい取引先の問合せセンタシステムC(i)を提案する。これにより、中継装置1Bは、第4実施形態で奏することができる効果に加えて、より適切な取引先の問合せセンタシステムCを選択することができ、取引先の問合せセンタシステムCは、エンドユーザサイトで発生した問題を迅速に解決することができる。
以上、第5実施形態について説明した。
以上、第1実施形態から第5実施形態について説明したが、中継装置1、1Aは、上述の実施形態に限定されるものではなく、目的を達成できる範囲での変形、改良等を含む。
<変形例1>
上述の第1実施形態から第5実施形態では、工作機械9aや産業用ロボット9bにQRコードが付与された場合を例に説明したが、これに限定されない。例えば、QRコード以外の二次元コードであってもよいし、バーコード等であってもよい。
また、工作機械9aや産業用ロボット9bに付与されるQRコード(識別コード)に対応する実体情報は、個体識別情報に限定されず、工作機械9aや産業用ロボット9bを特定可能な装置識別情報(機種情報)であってもよい。装置識別情報(機種情報)としては、例えば、シリアル番号やエンドユーザサイトにて工作機械9aや産業用ロボット9bにつけた固有の名称等、工作機械9aや産業用ロボット9bを特定できるものであってもよい。
<変形例2>
また例えば、上述の第1実施形態から第5実施形態では、中継装置1、1A、1Bは、1つの装置としたが、これに限定されない。例えば、中継装置1の選択部11、及び判別部12、中継装置1Aの選択部11a、及び判別部12、あるいは中継装置1Bの選択部11、判別部12、及び提案部13の各機能が、例えば、クラウド上で仮想サーバ機能等を利用して実現されてもよい。
また、中継装置1、1A、1Bは、中継装置1、1A、1Bの各機能を適宜複数のサーバに分散される、分散処理システムとしてもよい。
また、中継装置1、1A、1Bの記憶部20に含まれる、機械及び/又はデバイスに係る第1の識別情報と、機械及び/又はデバイスに係る第2の識別情報とを記憶する記憶部(例えば、履歴情報記憶部22及び機械情報記憶部23)は、中継装置1、1A、1Bとは別のサーバに配置されてもよく、その一部又は全部が 工作機械9a、産業用ロボット9b、ユーザ側端末4、及び取引先の問合せセンタシステムCのいずれかに配置されてもよい。
なお、第1実施形態から第5実施形態に係る問合せシステム100、及び中継装置1、1Aに含まれる各機能は、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせによりそれぞれ実現することができる。ここで、ソフトウェアによって実現されるとは、コンピュータがプログラムを読み込んで実行することにより実現されることを意味する。
また、問合せシステム100、及び中継装置1、1Aに含まれる各構成部は、電子回路等を含むハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせにより実現することができる。
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(Non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(Tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAMを含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(Transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は、無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
なお、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
以上を換言すると、本開示の問合せシステム及び中継装置は、次のような構成を有する各種各様の実施形態を取ることができる。
(1)本開示の問合せシステム100は、機械及び/又はデバイスのユーザの端末装置(ユーザ側端末4)である問合せ部から機械及び/又はデバイスに係る問合せを、機械及び/又はデバイスのメーカを含む複数の取引先の問合せセンタシステムCに行う問合せシステムであって、ユーザ側端末4と問合せセンタシステムCとを互いに接続する中継装置1と、機械及び/又はデバイスに係る第1の識別情報と、機械及び/又はデバイスに係る第2の識別情報とを記憶する記憶部20とを備え、ユーザ側端末4は、機械及び/又はデバイスに係る第1の識別情報を取得する取得部41と、取得部41で取得した第1の識別情報を中継装置1に送信する第1の通信部(通信部70)と、を備え、中継装置1は、ユーザ側端末4及び問合せセンタシステムCとの間で通信を行う第2の通信部(通信部30)と、第1の識別情報と第2の識別情報とに基づいて、問合せセンタシステムCを選択する選択部11と、を備え、第2の通信部は、ユーザ側端末4と選択部11により選択された問合せセンタシステムCとを接続する。
この問合せシステム100によれば、エンドユーザサイトのユーザが高度な専門知識を有しない場合でも、適切な回答を提供する問合せセンタシステムCを選択できる。
(2) (1)に記載の問合せシステム100において、取得部41は、機械及び/又はデバイスの機械情報を取得し、中継装置1は、機械情報が記憶部20に記憶すべき情報か否かを判別する判別部12を備え、判別部12は、記憶すべき情報と判別した機械情報を記憶部20に記憶してもよい。
そうすることで、エンドユーザサイトの機械及び/又はデバイスの最新の機械情報を取得することができ、重複登録を回避することができる。
(3) (2)に記載の問合せシステム100において、判別部12は、取得部41が取得した機械情報を選択された問合せセンタシステムCに通知してもよい。
そうすることで、選択された取引先の問合せセンタシステムCでもエンドユーザサイトの装置及び/又はデバイスの最新の情報を取得することができる。
(4) (2)に記載の問合せシステム100において、判別部12は、判別部12が記憶すべき情報と判別した機械情報を選択された問合せセンタシステムCに通知してもよい。
そうすることで、選択された取引先の問合せセンタシステムCでもエンドユーザサイトの装置及び/又はデバイスの最新かつこれまでとは異なる機械情報を取得することができる。
(5) (1)から(4)のいずれかに記載の問合せシステム100において、第1の識別情報は、機械及び/又はデバイスの個体識別情報、機械及び/又はデバイスの機種情報のいずれかを含んでもよい。
そうすることで、ユーザ側端末4からの個体識別情報(機種情報)のみを取得するだけで、適切な回答を提供する取引先の問合せセンタシステムCを選択することができる。
(6) (1)から(5)のいずれかに記載の問合せシステム100において、第2の識別情報は、問合せ履歴、機械及び/又はデバイスの修理履歴、機械及び/又はデバイスの設置場所、機械及び/又はデバイスの部品情報、機械及び/又はデバイスのソフトウェアのバージョン情報、機械及び/又はデバイスの設定情報と、機械及び/又はデバイスで発生したアラーム情報、機械及び/又はデバイスのユーザ情報、機械及び/又はデバイスの製造メーカ情報、機械及び/又はデバイスの販売メーカ情報のいずれかを含んでもよい。
そうすることで、高い確度で適切な回答を提供する取引先の問合せセンタシステムCを選択することができる。
(7) (2)から(4)のいずれかに記載の問合せシステム100において、取得部41により取得される機械情報は第2の識別情報を含んでもよい。
そうすることで、(2)から(4)と同様の効果を奏することができる。
(8) (1)から(7)のいずれかに記載の問合せシステム100において、通信部30は、第1の識別情報とともに、ユーザ側端末4の位置情報を受信し、選択部11は、第1の識別情報と第2の識別情報とユーザ側端末4の位置情報とに基づいて、問合せセンタシステムCを選択してもよい。
そうすることで、保守員の手配等が容易な最も近くの取引先の問合せセンタシステムCを選択することができる。
(9) (8)に記載の問合せシステム100において、選択部11aは、少なくとも第1の識別情報と第2の識別情報とに基づく機械及び/又はデバイスの設置場所と、ユーザ側端末4の位置情報とが異なる場合、ユーザ側端末4に対して機械及び/又はデバイスの設置場所を選択させてもよい。
そうすることで、個体識別情報に紐付けされたデータベース上の情報に基づいた機械及び/又はデバイスの設置場所と、ユーザ側端末4の位置情報とが異なる場合でも、保守員の手配等が容易な最も近くの取引先の問合せセンタシステムCを選択することができる。
(10) (9)に記載の問合せシステム100において、選択部11aは、第1の識別情報と第2の識別情報とに基づく機械及び/又はデバイスの設置場所と、ユーザ側端末4の位置情報とを、ユーザ側端末4に対してリスト表示して選択させてもよい。
そうすることで、ユーザ側端末4のユーザは、設置場所を容易に選択することができる。
(11) (9)に記載の問合せシステム100において、選択部11aは、第1の識別情報と第2の識別情報とに基づく機械及び/又はデバイスの設置場所と、ユーザ側端末4の位置情報とを、ユーザ側端末4に対して地図で表示して地域を選択させてもよい。
そうすることで、ユーザ側端末4のユーザは、設置場所を容易に選択することができる。
(12) (11)に記載の問合せシステム100において、地域は国であってもよい。
そうすることで、ユーザ側端末4のユーザは、設置場所を容易に選択することができる。
(13) (9)に記載の問合せシステム100において、選択部11aは、ユーザ側端末4に対して機械及び/又はデバイスの設置場所の郵便番号又は住所を入力させる入力欄を表示し入力させもよい。
そうすることで、ユーザ側端末4のユーザは、設置場所を容易に指定することができる。
(14) (1)から(13)のいずれかに記載の問合せシステム100において、中継装置1Bは、ユーザ側端末4からの問合せ内容を監視し、データベース上に回答が存在する場合、問合せセンタシステムに通知する前にユーザ側端末4に回答を提案する提案部13をさらに備えてもよい。
そうすることで、中継装置1Bは、エンドユーザサイトで発生した問題を迅速に解決することができる。
(15) (14)に記載の問合せシステム100において、通信部30は、提案部13で提案された回答を選択された問合せセンタシステムCに通知してもよい。
そうすることで、取引先の問合せセンタシステムCは、中継装置1Bから受信した回答の真偽を確認することができ、エンドユーザサイトのユーザ側端末4の問合せに対して、より正確に回答することができる。
(16) (14)又は(15)に記載の問合せシステム100において、ユーザ側端末4は、提案部13で提案された回答を表示する表示部50を備えてもよい。
そうすることで、エンドユーザサイトでは、発生した問題を迅速に解決することができる。
(17) (14)から(16)のいずれかに記載の問合せシステム100において、提案部13は、問合せ内容を監視し、機械及び/又はデバイスの状態を示す機械データが必要と判別した場合に、自動的又はユーザ側端末4の操作によって機械データを取得し、取得された機械データを選択された問合せセンタシステムCに送信してもよい。
そうすることで、エンドユーザサイトで発生した問題を迅速に解決することができる。
(18) (14)から(17)のいずれかに記載の問合せシステム100において、提案部13は、問合せ内容を監視し、問合せセンタシステムCの変更が必要と判別した場合、ユーザ側端末4、選択された問合せセンタシステムCのいずれか又は両方に新しい問合せセンタシステムCを提案してもよい。
そうすることで、より適切な取引先の問合せセンタシステムCを選択することができ、エンドユーザサイトで発生した問題を迅速に解決することができる。
(19)本開示の中継装置1は、機械及び/又はデバイスのユーザの端末装置(ユーザ側端末4)である問合せ部による機械及び/又はデバイスに係る問合せを、機械及び/又はデバイスのメーカを含む複数の取引先の問合せセンタシステムCに中継する中継装置であって、ユーザ側端末4及び問合せセンタシステムCとの間で通信を行う通信部30と、記憶部20に記憶された機械及び/又はデバイスに係る第1の識別情報と機械及び/又はデバイスに係る第2の識別情報とに基づいて、問合せセンタシステムCを選択する選択部11と、を備え、通信部30は、ユーザ側端末4と選択部11により選択された問合せセンタシステムCとを接続する。
この中継装置1によれば、エンドユーザサイトのユーザが高度な専門知識を有しない場合でも、適切な回答を提供する問合せセンタシステムCを選択できる。
(20) (19)に記載の中継装置1において、通信部30が機械及び/又はデバイスに関する機械情報をユーザ側端末4から受信した場合、機械情報が記憶部20に記憶すべき情報か否かを判別する判別部12を備え、判別部12は、記憶すべき情報と判断した機械情報を記憶部20に記憶してもよい。
そうすることで、エンドユーザサイトの機械及び/又はデバイスの最新の機械情報を取得することができ、重複登録を回避することができる。
(21) (20)に記載の中継装置1において、判別部12は、受信した機械情報を選択された問合せセンタシステムCに通知してもよい。
そうすることで、選択された取引先の問合せセンタシステムCでもエンドユーザサイトの装置及び/又はデバイスの最新の情報を取得することができる。
(22) (20)に記載の中継装置1において、判別部12は、判別部12が記憶すべき情報と判別した機械情報を選択された問合せセンタに通知してもよい。
そうすることで、選択された取引先の問合せセンタシステムCでもエンドユーザサイトの装置及び/又はデバイスの最新かつこれまでとは異なる機械情報を取得することができる。
(23) (19)から(22)のいずれかに記載の中継装置1において、第1の識別情報は、機械及び/又はデバイスの個体識別情報、機械及び/又はデバイスの機種情報のいずれかを含んでもよい。
そうすることで、ユーザ側端末4からの個体識別情報(機種情報)のみを取得するだけで、適切な回答を提供する取引先の問合せセンタシステムCを選択することができる。
(24) (19)から(23)のいずれかに記載の中継装置1において、第2の識別情報は、問合せ履歴、機械及び/又はデバイスの修理履歴、機械及び/又はデバイスの設置場所、機械及び/又はデバイスの部品情報、機械及び/又はデバイスのソフトウェアのバージョン情報、機械及び/又はデバイスの設定情報と、機械及び/又はデバイスで発生したアラーム情報、機械及び/又はデバイスのユーザ情報、機械及び/又はデバイスの製造メーカ情報、機械及び/又はデバイスの販売メーカ情報のいずれかを含んでもよい。
そうすることで、高い確度で適切な回答を提供する取引先の問合せセンタシステムCを選択することができる。
(25) (19)から(24)のいずれかに記載の中継装置1Aにおいて、通信部30は、第1の識別情報とともに、ユーザ側端末4の位置情報を受信し、選択部11は、第1の識別情報と第2の識別情報とユーザ側端末4の位置情報とに基づいて、問合せセンタシステムCを選択してもよい。
そうすることで、保守員の手配等が容易な最も近くの取引先の問合せセンタシステムCを選択することができる。
(26) (25)に記載の中継装置1Aにおいて、選択部11aは、少なくとも第1の識別情報と第2の識別情報とに基づく機械及び/又はデバイスの設置場所と、ユーザ側端末4の位置情報とが異なる場合、ユーザ側端末4に対して機械及び/又はデバイスの設置場所を選択させてもよい。
そうすることで、個体識別情報に紐付けされたデータベース上の情報に基づいた機械及び/又はデバイスの設置場所と、ユーザ側端末4の位置情報とが異なる場合でも、保守員の手配等が容易な最も近くの取引先の問合せセンタシステムCを選択することができる。
(27) (26)に記載の中継装置1Aにおいて、選択部11aは、第1の識別情報と第2の識別情報とに基づく機械及び/又はデバイスの設置場所と、ユーザ側端末4の位置情報とを、ユーザ側端末4に対してリスト表示して選択させてもよい。
そうすることで、ユーザ側端末4のユーザは、設置場所を容易に選択することができる。
(28) (26)に記載の中継装置1Aにおいて、選択部11aは、第1の識別情報と第2の識別情報とに基づく機械及び/又はデバイスの設置場所と、ユーザ側端末4の位置情報とを、ユーザ側端末4に対して地図で表示して地域を選択させてもよい。
そうすることで、ユーザ側端末4のユーザは、設置場所を容易に選択することができる。
(29) (28)に記載の中継装置1Aにおいて、地域は国であってもよい。
そうすることで、ユーザ側端末4のユーザは、設置場所を容易に選択することができる。
(30) (26)に記載の中継装置1Aにおいて、選択部11aは、ユーザ側端末4に対して機械及び/又はデバイスの設置場所の郵便番号又は住所を入力させる入力欄を表示し入力させもよい。
そうすることで、ユーザ側端末4のユーザは、設置場所を容易に指定することができる。
(31) (19)から(30)のいずれかに記載の中継装置1Bにおいて、ユーザ側端末4からの問合せ内容を監視し、データベース上に回答が存在する場合、問合せセンタシステムCに通知する前にユーザ側端末4に回答を提案する提案部13を備えてもよい。
そうすることで、エンドユーザサイトで発生した問題を迅速に解決することができる。
(32) (31)に記載の中継装置1Bにおいて、提案部13は、問合せ内容を監視し、機械及び/又はデバイスの状態を示す機械データが必要と判別した場合に、自動的又はユーザ側端末4の操作によって機械データを取得し、取得された機械データを選択された問合せセンタシステムCに提供してもよい。
そうすることで、エンドユーザサイトで発生した問題を迅速に解決することができる。
(33) (31)又は(32)に記載の中継装置1Bにおいて、提案部13は、問合せ内容の監視し、問合せセンタシステムの変更が必要と判別した場合、ユーザ側端末4、選択された問合せセンタシステムCのいずれか又は両方に新しい問合せセンタシステムCを提案してもよい。
そうすることで、より適切な取引先の問合せセンタシステムCを選択することができ、エンドユーザサイトで発生した問題を迅速に解決することができる。
1、1A、1B 中継装置
4 ユーザ側端末
8 端末装置
10、10a、10b 制御部
11、11a 選択部
12 判別部
13 提案部
20 記憶部
30 通信部
C(1)-C(n) 取引先の問合せセンタシステム

Claims (32)

  1. 機械及び/又はデバイスのユーザの端末装置である問合せ部から前記機械及び/又はデバイスに係る問合せを、前記機械及び/又はデバイスのメーカを含む複数の取引先の問合せセンタシステムに行う問合せシステムであって、
    前記問合せ部と前記問合せセンタシステムとを互いに接続する中継装置と、
    前記機械及び/又はデバイス識別情報と、前記機械及び/又はデバイスの履歴情報又は機械情報とを記憶する記憶部とを備え、
    前記問合せ部は、
    前記機械及び/又はデバイス識別情報を取得する取得部と、
    前記取得部で取得した前記識別情報を前記中継装置に送信する第1の通信部と、を備え、
    前記中継装置は、
    前記問合せ部及び前記問合せセンタシステムとの間で通信を行う第2の通信部と、
    前記識別情報と前記履歴情報又は機械情報とに基づいて、前記問合せセンタシステムを選択する選択部と、を備え、
    前記第2の通信部は、前記問合せ部と前記選択部により選択された前記問合せセンタシステムとを接続する、問合せシステム。
  2. 前記取得部は、前記機械及び/又はデバイスの機械情報を取得し、
    前記中継装置は、
    前記機械情報が前記記憶部に記憶すべき情報か否かを判別する判別部を備え、
    前記判別部は、記憶すべき情報と判別した前記機械情報を前記記憶部に記憶する、請求項1に記載の問合せシステム。
  3. 前記判別部は、前記取得部が取得した前記機械情報を選択された前記問合せセンタシステムに通知する、請求項2に記載の問合せシステム。
  4. 前記判別部は、前記判別部が記憶すべき情報と判別した前記機械情報を選択された前記問合せセンタシステムに通知する、請求項2に記載の問合せシステム。
  5. 前記識別情報は、前記機械及び/又はデバイスの個体識別情報、前記機械及び/又はデバイスの機種情報のいずれかを含む、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の問合せシステム。
  6. 前記履歴情報又は機械情報は、問合せ履歴、前記機械及び/又はデバイスの修理履歴、前記機械及び/又はデバイスの設置場所、前記機械及び/又はデバイスの部品情報、前記機械及び/又はデバイスのソフトウェアのバージョン情報、前記機械及び/又はデバイスの設定情報、前記機械及び/又はデバイスで発生したアラーム情報、前記機械及び/又はデバイスのユーザ情報、前記機械及び/又はデバイスの製造メーカ情報、前記機械及び/又はデバイスの販売メーカ情報のいずれかを含む、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の問合せシステム。
  7. 前記第2の通信部は、前記識別情報とともに、前記問合せ部の位置情報を受信し、
    前記選択部は、前記識別情報と前記履歴情報又は機械情報と前記問合せ部の位置情報とに基づいて、前記問合せセンタシステムを選択する、請求項1から請求項のいずれか1
    項に記載の問合せシステム。
  8. 前記選択部は、少なくとも前記識別情報と前記履歴情報又は機械情報とに基づく前記機械及び/又はデバイスの設置場所と、前記問合せ部の位置情報とが異なる場合、前記問合せ部に対して前記機械及び/又はデバイスの設置場所を選択させる、請求項に記載の問合せシステム。
  9. 前記選択部は、前記識別情報と前記履歴情報又は機械情報とに基づく前記機械及び/又はデバイスの設置場所と、前記問合せ部の位置情報とを、前記問合せ部に対してリスト表示して選択させる、請求項に記載の問合せシステム。
  10. 前記選択部は、前記識別情報と前記履歴情報又は機械情報とに基づく前記機械及び/又はデバイスの設置場所と、前記問合せ部の位置情報とを、前記問合せ部に対して地図で表示して地域を選択させる、請求項に記載の問合せシステム。
  11. 前記地域は国である、請求項10に記載の問合せシステム。
  12. 前記選択部は、前記問合せ部に対して前記機械及び/又はデバイスの設置場所の郵便番号又は住所を入力させる入力欄を表示し入力させる、請求項に記載の問合せシステム。
  13. 前記中継装置は、
    前記問合せ部からの問合せ内容を監視し、データベース上に回答が存在する場合、前記問合せセンタシステムに通知する前に前記問合せ部に回答を提案する提案部をさらに備える、請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の問合せシステム。
  14. 前記第2の通信部は、前記提案部で提案された前記回答を選択された前記問合せセンタシステムに通知する、請求項13に記載の問合せシステム。
  15. 前記問合せ部は、前記提案部で提案された前記回答を表示する表示部を備える、請求項13又は請求項14に記載の問合せシステム。
  16. 前記提案部は、前記問合せ内容の監視し、前記機械及び/又はデバイスの状態を示す機械データが必要と判別した場合に、自動的又は前記問合せ部の操作によって前記機械データを取得し、取得された前記機械データを選択された前記問合せセンタシステムに提供する、請求項13から請求項15のいずれか1項に記載の問合せシステム。
  17. 前記提案部は、前記問合せ内容を監視し、問合せセンタシステムの変更が必要と判別した場合、前記問合せ部、選択された前記問合せセンタシステムのいずれか又は両方に新しい問合せセンタシステムを提案する、請求項13から請求項16のいずれか1項に記載の問合せシステム。
  18. 機械及び/又はデバイスのユーザの端末装置である問合せ部による機械及び/又はデバイスに係る問合せを、前記機械及び/又はデバイスのメーカを含む複数の取引先の問合せセンタシステムに中継する中継装置であって、
    前記問合せ部及び前記問合せセンタシステムとの間で通信を行う通信部と、
    記憶部に記憶された前記機械及び/又はデバイス識別情報と前記機械及び/又はデバイスの履歴情報又は機械情報とに基づいて、前記問合せセンタシステムを選択する選択部と、を備え、
    前記通信部は、前記問合せ部と前記選択部により選択された前記問合せセンタシステムとを接続する、中継装置。
  19. 前記通信部が前記機械及び/又はデバイスに関する機械情報を前記問合せ部から受信した場合、前記機械情報が前記記憶部に記憶すべき情報か否かを判別する判別部を備え、
    前記判別部は、記憶すべき情報と判断した前記機械情報を前記記憶部に記憶する、請求項18に記載の中継装置。
  20. 前記判別部は、受信した前記機械情報を選択された前記問合せセンタシステムに通知する、請求項19に記載の中継装置。
  21. 前記判別部は、前記判別部が記憶すべき情報と判別した前記機械情報を選択された前記問合せセンタシステムに通知する、請求項19に記載の中継装置。
  22. 前記識別情報は、前記機械及び/又はデバイスの個体識別情報、前記機械及び/又はデバイスの機種情報のいずれかを含む、請求項18から請求項21のいずれか1項に記載の中継装置。
  23. 前記履歴情報又は機械情報は、問合せ履歴、前記機械及び/又はデバイスの修理履歴、前記機械及び/又はデバイスの設置場所、前記機械及び/又はデバイスの部品情報、前記機械及び/又はデバイスのソフトウェアのバージョン情報、前記機械及び/又はデバイスの設定情報と、前記機械及び/又はデバイスで発生したアラーム情報、前記機械及び/又はデバイスのユーザ情報、前記機械及び/又はデバイスの製造メーカ情報、前記機械及び/又はデバイスの販売メーカ情報のいずれかを含む、請求項18ないし請求項22のいずれか1項に記載の中継装置。
  24. 前記通信部は、前記識別情報とともに、前記問合せ部の位置情報を受信し、
    前記選択部は、前記識別情報と前記履歴情報又は機械情報と前記問合せ部の位置情報とに基づいて、前記問合せセンタシステムを選択する、請求項18から請求項23のいずれか1項に記載の中継装置。
  25. 前記選択部は、少なくとも前記識別情報と前記履歴情報又は機械情報とに基づく前記機械及び/又はデバイスの設置場所と、前記問合せ部の位置情報とが異なる場合、前記問合せ部に対して前記機械及び/又はデバイスの設置場所を選択させる、請求項24に記載の中継装置。
  26. 前記選択部は、前記識別情報と前記履歴情報又は機械情報とに基づく前記機械及び/又はデバイスの設置場所と、前記問合せ部の位置情報とを、前記問合せ部に対してリスト表示して選択させる、請求項25に記載の中継装置。
  27. 前記選択部は、前記識別情報と前記履歴情報又は機械情報とに基づく前記機械及び/又はデバイスの設置場所と、前記問合せ部の位置情報とを、前記問合せ部に対して地図で表示して地域を選択させる、請求項25に記載の中継装置。
  28. 前記地域は国である、請求項27に記載の中継装置。
  29. 前記選択部は、前記問合せ部に対して前記機械及び/又はデバイスの設置場所の郵便番号又は住所を入力させる入力欄を表示し入力させる、請求項25に記載の中継装置。
  30. 前記問合せ部からの問合せ内容を監視し、データベース上に回答が存在する場合、前記問合せセンタシステムに通知する前に前記問合せ部に回答を提案する提案部を備える、請求項18から請求項29のいずれか1項に記載の中継装置。
  31. 前記提案部は、前記問合せ内容を監視し、前記機械及び/又はデバイスの状態を示す機械データが必要と判別した場合に、自動的又は前記問合せ部の操作によって前記機械データを取得し、取得された前記機械データを選択された前記問合せセンタシステムに提供する、請求項30に記載の中継装置。
  32. 前記提案部は、前記問合せ内容を監視し、問合せセンタシステムの変更が必要と判別した場合、前記問合せ部、選択された前記問合せセンタシステムのいずれか又は両方に新しい問合せセンタシステムを提案する、請求項30又は請求項31に記載の中継装置。
JP2019230579A 2019-08-21 2019-12-20 問合せシステム、及び中継装置 Active JP7381326B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US16/937,037 US11860878B2 (en) 2019-08-21 2020-07-23 Inquiry system and relay device
EP20190041.2A EP3783546A1 (en) 2019-08-21 2020-08-07 Inquiry system and relay device
CN202010839784.2A CN112422608B (zh) 2019-08-21 2020-08-19 查询系统以及中继装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019151255 2019-08-21
JP2019151255 2019-08-21

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021036412A JP2021036412A (ja) 2021-03-04
JP7381326B2 true JP7381326B2 (ja) 2023-11-15

Family

ID=74716351

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019230579A Active JP7381326B2 (ja) 2019-08-21 2019-12-20 問合せシステム、及び中継装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7381326B2 (ja)
CN (1) CN112422608B (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003037674A (ja) 2001-07-23 2003-02-07 Hitachi Ltd ヘルプデスク処理方法及びその実施システム並びにその処理プログラム
JP2005228261A (ja) 2004-02-16 2005-08-25 Nec Corp 能動的ユーザ支援システム、サポートセンタシステム、能動的ユーザ支援プログラム及び能動的ユーザ支援方法
JP2016082507A (ja) 2014-10-21 2016-05-16 日本電気株式会社 コンタクトセンタシステム、コンタクトセンタ装置、ユーザ端末、通信接続方法及び通信接続プログラム
JP2018005832A (ja) 2016-07-08 2018-01-11 ファナック株式会社 ネットワークを利用した診断サービスシステム及び診断方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101721006B1 (ko) * 2012-09-06 2017-03-30 남기원 무선단말기를 이용한 스마트 커머스 정보제공 시스템 및 그 방법
CN104680378A (zh) * 2013-11-28 2015-06-03 郭俭 一种防伪溯源系统的物品识别标识和查询装置
EP2977946A1 (en) * 2014-07-21 2016-01-27 Electrolux Appliances Aktiebolag Method and system for providing digital product information to a user of a kitchen or household appliance
CN104217338B (zh) * 2014-08-29 2018-07-10 深圳市远望谷信息技术股份有限公司 基于智能移动终端的物品信息查询方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003037674A (ja) 2001-07-23 2003-02-07 Hitachi Ltd ヘルプデスク処理方法及びその実施システム並びにその処理プログラム
JP2005228261A (ja) 2004-02-16 2005-08-25 Nec Corp 能動的ユーザ支援システム、サポートセンタシステム、能動的ユーザ支援プログラム及び能動的ユーザ支援方法
JP2016082507A (ja) 2014-10-21 2016-05-16 日本電気株式会社 コンタクトセンタシステム、コンタクトセンタ装置、ユーザ端末、通信接続方法及び通信接続プログラム
JP2018005832A (ja) 2016-07-08 2018-01-11 ファナック株式会社 ネットワークを利用した診断サービスシステム及び診断方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021036412A (ja) 2021-03-04
CN112422608B (zh) 2024-06-11
CN112422608A (zh) 2021-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107026894B (zh) 用于通过工业资产递送自动通知的装置和方法
JP7079310B2 (ja) 診断分析装置関連情報の集約方法および集約システム
US7953842B2 (en) Open network-based data acquisition, aggregation and optimization for use with process control systems
US9557807B2 (en) Using augmented reality to create an interface for datacenter and systems management
EP3018596A1 (en) Dynamic search engine for an industrial environment
EP3336639B1 (en) Asset management of field devices
US10430041B2 (en) Information collection system, information collection terminal device, information collection server, and information collection method
JP4539973B2 (ja) 保守管理方法及び保守管理プログラム
JP2007034437A (ja) 保守管理システム、保守管理方法、保守管理プログラム、保守管理情報の更新方法、及び更新プログラム
JP2015035204A (ja) 機器設定装置及びプログラム、記録媒体、並びに情報伝達システム及び方法
CN111149119A (zh) 用于管理工业装备系统的系统和方法
JP2013148962A (ja) サービス員派遣支援装置、サービス員派遣支援方法及びサービス員派遣支援プログラム
EP3330814A2 (en) Maintenance managing apparatus, maintenance managing method, maintenance managing program, and non-transitory computer readable storage medium
EP3343470A1 (en) Maintenance management device, maintenance management method, maintenance management program, and non-transitory computer readable storage medium
JP7381326B2 (ja) 問合せシステム、及び中継装置
JP2010287071A (ja) 作業機械遠隔稼働管理システムにおける作業機械管理方法
JP2018081713A (ja) 情報収集システム、情報収集端末装置、情報収集サーバ装置、及び情報収集方法
EP3783546A1 (en) Inquiry system and relay device
JP2018181297A (ja) ユーザに作業指示を与えることに関連するサービスを提供するためのサーバ装置、そのサーバ装置において実行される方法およびプログラム
JP7111654B2 (ja) エンドユーザサイトが起点になるインシデント管理装置、インシデント管理システム及びインシデント管理方法
JP6432998B2 (ja) 情報提供装置、情報提供システム、情報提供方法、及びプログラム
JP7376638B2 (ja) エンドユーザサイトが起点になるインシデント管理装置、インシデント管理システム及びインシデント管理方法
JP2020194236A (ja) 機器のメンテナンスシステム
JP2018181360A (ja) ユーザに作業指示を与えることに関連するサービスを提供するためのサーバ装置、そのサーバ装置において実行される方法およびプログラム
JP7074296B2 (ja) 保守作業支援装置、方法、及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220517

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230612

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230620

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230801

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231003

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231102

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7381326

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150