JP7377251B2 - リアクトル - Google Patents

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リアクトルの状態を検出するセンサを備えたリアクトルに関する。
リアクトルは、OA機器、太陽光発電システム、自動車など様々な用途で使用される。リアクトルは、コアと、コアに巻回されたコイルとを備える。コアは磁性体から成り、コイルが巻回される複数の脚部と、複数の脚部を繋ぐ一対のヨーク部とを有する。コイルは、複数設けられており、コアの脚部にそれぞれ装着される。
コイルは、通電により磁束を発生させる。コアは、コイルが発生させた磁束を通す閉磁路となる。このように、リアクトルは、電気エネルギーを磁気エネルギーに変換して蓄積及び放出する電磁気部品である。
リアクトルには、リアクトルの状態を検出するセンサが設けられている。センサは、例えば、リアクトルの温度を検出する温度センサである。センサは、リアクトルの状態を検出する検出部、外微機器と接続するコネクタ、検出部とコネクタを繋ぐリード線を有する。検出部が検出した情報をリード線を介してコネクタに接続する外部機器に伝達する。
特開2016-092200号公報
検出部は発熱源となるコイル間に設けられ、コネクタはヨーク部の上面に設けられることが多い。そのため、検出部とコネクタの距離が離れ、リード線の長さが長くなり、コストが増大する。
また、リード線はテンションをかけて巻き回すので、リード線が長くなると、テンションを維持するため、リード線を保持する保持部の数が増える。作業者は、すべての保持部にリード線を巻き回すので、作業効率が悪化する。
本発明は、上記課題を解決するために提案されたものであり、その目的は、リード線の巻き回し作業を容易にし、かつ、コスト削減できるリアクトルを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の実施形態に係るリアクトルは、コアと、導電性部材から成り、前記コアに装着される複数のコイルと、前記コアと前記コイルを絶縁する樹脂部材と、リアクトルの状態を検出するセンサと、を備え、前記センサは、検出部と、外部機器と電気的に接続するコネクタと、前記検出部と前記コネクタを接続するリード線と、を有し、前記樹脂部材は、前記コネクタを保持するコネクタ保持部を有し、前記コイルは、前記導電性部材を湾曲して巻回された湾曲面を有し、前記複数のコイルは、前記湾曲面は対向するように巻軸を平行に隣接して配置され、隣接して配置されたコイル間には、湾曲面が対向する間の空間であるコイル間領域が設けられ、前記検出部は、隣接して配置された前記コイル間領域に配置され、前記コネクタは、少なくともその一部が前記コイル間領域内に設けられていること、を特徴とする。
本発明によれば、リード線の巻き回し作業を容易にし、かつ、コスト削減できるリアクトルを得ることができる。
リアクトルの全体構成を示す斜視図である。 ケースを除いたリアクトルの分解斜視図である。 湾曲面の曲率半径の大きさを説明するための図である。 保持部近傍を拡大した斜視図である。 保持部にセンサが保持された状態を示す斜視図である。 コネクタ保持部の拡大斜視図である。
(実施形態)
実施形態に係るリアクトルについて、図面を参照しつつ説明する。図1は、リアクトルの全体構成を示す斜視図である。図2は、ケースを除いたリアクトルの分解斜視図である。なお、各図面においては、理解容易のため、寸法、位置関係、比率又は形状等を強調して示している場合があり、本発明は、それら強調に限定されるものではない。
リアクトル10は、電気エネルギーを磁気エネルギーに変換して蓄積及び放出する電磁気部品である。リアクトル10は、図1、2に示すように、コア1、コイル2、樹脂部材3、センサ4及びケース5を備える。コア1にコイル2が装着されている。コイル2は、通電することで磁束を発生させ、コア1はコイル2が発生させた磁束を通す閉磁路となる。
樹脂部材3は、コア1とコイル2の間に介在し、コア1とコイル2を絶縁する。樹脂部材3は、モールド成型によってコア1と一体になっている。センサ4は、例えば、温度センサであり、リアクトル10の温度を検出する。コア1にコイル2を装着し、センサ4を取り付けたリアクトル本体はケース5に収容される。
コア1は、磁性体を含み、例えば、圧粉磁心、フェライト磁心、積層鋼板、又はメタルコンポジットコア等を用いることができる。メタルコンポジットコアとは、磁性粉末と樹脂とが混練され、樹脂が硬化されて成る磁性体である。
コア1は、図2に示すように、脚部11、ヨーク部12を有する。脚部11は、コイル2の巻軸方向と平行に延び、コイル2が装着される。脚部11は3つ設けられており、3つの脚部11は、等間隔に横並びに配置している。各脚部11は、円柱状の2つコア部材が接続されている。なお、中央に配置された脚部11のみ2つのコア部材の間にギャップスペーサ(不図示)が設けられている。
ヨーク部12は、コイル2の巻軸方向に直交して延び、3つの脚部11とそれぞれと接続している。即ち、ヨーク部12の巻軸方向に直交する長さは、3つの脚部11と接続できる程度の長さを有する。ヨーク部12は、一対設けられ、各ヨーク部12は、脚部11の両端に配置している。コア1は、3つの脚部11と一対のヨーク部12によって2つの環状を有する概略θ型形状となっている。
コイル2は、エナメルなどで絶縁被覆した1本の平角状の導電性部材により構成される。コイル2は、巻き位置を巻軸方向にずらしながら導電性部材を筒状に巻回して成る。コイル2からは、導電性部材の端部である引出線が延びており、この引出線が外部機器と電気的に接続している。コイル2は、複数設けられ、本実施形態では、3つのコイル2が備えられている。
コイル2は、湾曲して巻回された湾曲面21を有する。本実施形態では、コイル2は、円形状なので、外周全体が湾曲面21となる。なお、湾曲面21を有するのであれば、平坦面を有していてもよい。例えば、コイル2は、4つの平坦面と4つの湾曲面21を有し、交互に接続した形状であってもよい。湾曲面21は、図3に示すように、脚部11の中心部Cから後述するコネクタ保持部334又はコネクタ43までを最短で繋ぐ直線距離以上の曲率半径であることが好ましい。また、図3に示すように、各脚部11の中心部Cとの最短距離が距離R1とR2で異なる場合には、より短い方以上の曲率半径があれば足りる。
3つのコイル2は、巻軸方向が平行になるように隙間を介して横並びに配置されている。隣接するコイル2は、互いの湾曲面21が対向するように配置されている。この対向する湾曲面21は、コイル2の上方に位置する。なお、ここでいう上下方向は、コイル2がケース5に収容されたときに、ケース5の底面に近づく方向が下であり、底面から離れる方向が上となる。
隣接するコイル2間には、コイル間領域22が存在する。コイル間領域22は、隣接するコイル2が対向する間の空間のことである。コイル間領域22の巻軸方向の長さは、コイル2の巻き始めから巻き終わりまでの距離である。換言すれば、ヨーク部12を被覆する一対のヨーク被覆部32間の距離である。コイル間領域22の上端は、隣接するコイル2の上端を結んだ高さである。また、コイル間領域22の下端は、隣接するコイル2の下端を結んだ高さである。コイル2の下端とは、コイル2がケース5に収容されたときに、最もケース5に近接するコイル2の位置を指す。コイル2の上端とは、コイル2がケース5に収容されたときに、コイル2のケース5の底面に近接するコイル2の面とは反対側の最も高い位置を指す。
樹脂部材3は、コア1とコイル2の間に介在し、コア1とコイル2の絶縁を図る。樹脂部材3は、図2に示すように、一対の樹脂体3A、3Bによって構成される。樹脂体3A、3Bは、モールド成型によりコア1の周囲を被覆し、コア1と一体になっている。即ち、樹脂体3A、3Bは、コア1の脚部11を被覆する脚部被覆部31と、ヨーク部12を被覆するヨーク被覆部32を有する。なお、本実施形態では、樹脂体3A、3Bはコア1の全周囲を被覆しているが、コア1を一部露出させてもよい。
また、樹脂体3A、3Bは、センサ4を保持する保持部33を有する。図4は、保持部近傍を拡大した斜視図である。図4に示すように、保持部33は、脚部被覆部31(コイル2)の間に設けられている。保持部33は、板状部331、検出部保持部332、リード線保持部333及びコネクタ保持部334を有する。
板状部331は、脚部被覆部31の間に設けられた板状の部材である。板状部331は、巻軸と直交するヨーク被覆部32の端面から脚部被覆部31と同方向に延びる。板状部331の幅広面は、巻軸と直交する方向に拡がる。
板状部331の延び方向の先端辺りの上端には開口があり、上端から下端に向けて窪んだ凹みを有する。この凹んだ部分が検出部保持部332である。検出部保持部332は、コイル2の間に設けられている。検出部保持部332は、センサ4の検出部41を保持する。検出部保持部332は、検出部41を保持できる程度の深さ及び幅を有していればよい。
リード線保持部333は、センサ4のリード線42が巻き回され、リード線42を保持する。リード線保持部333は、検出部保持部332の上端近傍に1か所設けられている。リード線保持部333は、板状部331の先端(巻軸と直交する端面)から突出した突出部333aと板状部331の側面(コイル2の並び方向と直交する端面)から概略L字状に立ち上がる爪部333bを有する。
図5は、保持部にセンサが保持された状態を示す斜視図である。検出部41から延びるリード線42は、まず、突出部333aの下端にテンションをかけながら巻き回される。突出部333aを巻き回されたリード線42は、概略L字状の爪部333bの内側を通って検出部41に向かい、検出部41と接続する。このように、リード線42は、リード線保持部333によって保持され、テンションが維持される。なお、リード線保持部333の形状は、リード線42のテンションが維持されるのであれば、リード線42を保持することができるのであれば如何なる形状であってもよい。
コネクタ保持部334は、センサ4のコネクタ43を保持する。図6は、コネクタ保持部の拡大斜視図である。コネクタ保持部334は、板状部331のヨーク被覆部32側の上端に設けられており、コネクタ保持部334の巻軸と直交する方向の幅は、板状部331の幅よりも大きい。コネクタ保持部334は、板状部331からヨーク被覆部32の上面に亘ってまたがっている。換言すれば、コネクタ保持部334の一部は、コイル間領域22内に配置されている。
コネクタ保持部334の両側面(コイル2の並び方向と直交する側面)には、巻軸方向に延びた溝335が設けられている。溝335は、ヨーク被覆部32の上面側に開口があり、反対側端部には未達である。この溝335の開口に、センサ4のコネクタ43の突出部が挿入され、コネクタ43がコネクタ保持部334に嵌合する。
また、溝335の開口とは反対側には、リブ336が設けられている。リブ336は、板状の部材であり、各溝335の後方にそれぞれ設けられている。即ち、溝335は、溝335の開口とリブ336に挟み込まれている。リブ336は、コイル間領域22内に設けられている。リブ336を設けることでコネクタ保持部334の強度が上がり、コネクタ保持部334にコネクタ43を嵌合させるときやコネクタ43に外部機器の端子を挿入するときにコネクタ保持部334が破損することを防止する。
樹脂部材3の樹脂の種類としては、例えば、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル系樹脂、ウレタン樹脂、BMC(Bulk Molding Compound)、PPS(Polyphenylene Sulfide)、PBT(Polybutylene Terephthalate)、又はこれらの複合を挙げることができる。なお、樹脂に熱伝導性のフィラーを混ぜてもよい。
センサ4は、リアクトル10の状態を検出する。センサ4は、例えば、リアクトル10の温度を検出する温度センサである。センサ4は、発熱源であるコイル2の間に設けられている。センサ4は、検出部41、リード線42及びコネクタ43を有する。
検出部41は、例えば、温度変化に対して電気抵抗が変化するサーミスタである。検出部41は、コイル間領域22に設けられている。検出部41は、検出部保持部332に保持される。リード線42は、検出部41が出力する電気信号を、リアクトル10を管理する外部機器に対して伝送する信号線である。リード線42の一方端部は検出部41と接続し、他方端部はコネクタ43と接続している。
コネクタ43は、センサ4と外部機器を電気的に接続するための部材である。即ち、コネクタ43の端部には、外部機器の端子が挿入される。コネクタ43は、溝335に嵌合する形状の突出部を有し、この突出部を溝335に挿入することでコネクタ保持部334に保持される。コネクタ43は、外部機器の端子が挿入される端部とは反対側の端部にリード線42が接続している。
コネクタ43は、コイル2の間に設けられている。より詳細には、コネクタ43は、コイル間領域22内に設けられている。コネクタ43がコイル間領域22内に設けられるとは、リード線42と接続さされたコネクタ43の端部がコイル間領域22内に配置されていればよい。換言すれば、コネクタ43の全長すべてがコイル間領域22内に配置されている必要はなく、外部機器の端子と接続する端部側がコイル間領域22外に配置されていればよい。コネクタ43は、リード線42と接続する端部が、検出部41の近傍に来るように配置することが好ましい。
ケース5は、リアクトル本体を収容する部材である。ケース5は、底面と、底面と直交する方向に立ち上がる側壁を有し、底面と側壁で画成されたスペースがリアクトル本体の収容スペースとなる。ケース5は、開口を有しており、この開口からリアクトル本体を収容スペースに収容する。ケース5は、例えばアルミニウム合金等、熱伝導性が高く軽量な金属で構成されており、放熱性を有する。
ケース5内には、充填材が注入される。充填材を注入するタイミングは、リアクトル本体を収容する前でもよいし、リアクトル本体を収容した後であってもよい。充填材としては、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂など比較的柔らかく熱伝導性の高い樹脂が適している。充填材は、リアクトル本体とケース5の間に介在し、リアクトル本体の熱をケース5に伝導させる。
以上のとおり、本実施形態のリアクトル10は、コア1と、導電性部材から成り、コア1に装着される複数のコイル2と、コア1とコイル2を絶縁する樹脂部材3と、リアクトル10の状態を検出するセンサ4と、を備える。センサ4は、検出部41と、外部機器と電気的に接続するコネクタ43と、検出部41とコネクタ43を接続するリード線42と、を有する。樹脂部材3は、コネクタ43を保持するコネクタ保持部334を有する。コイル2は、導電性部材を湾曲して巻回された湾曲面21を有し、複数のコイル2は、湾曲面21が対向するように巻軸を平行に隣接して配置される。隣接して配置されたコイル2間には、湾曲面21が対向する間の空間であるコイル間領域22が設けられている。検出部41は、隣接して配置されたコイル間領域22に配置される。コネクタ43は、少なくともその一部が前記コイル間領域22内に設けられている。
このように、センサ4の検出部41はコイル間領域22に設けられ、コネクタ43も少なくともその一部がコイル間領域22に設けられている。即ち、検出部41とコネクタ43は近接した位置にあり、リード線42の長さを短くすることができる。そのため、コスト削減できる。さらに、コイル間領域22はデッドスペースとなりやすいが、コネクタ43をコイル間領域22に配置することで、デッドスペースを有効に活用することができる。
また、リード線42は、テンションをかけて巻き回すので、リード線42の長さが長くなるとテンションを維持するためのリード線保持部333の数も多くなったり、複雑なったりするので、巻き回し作業に時間がかかる。しかし、本リアクトル10は、リード線42を短くすることができるので、リード線保持部333を1か所のみ設ければ足りるので、リード線42の巻き回し作業を容易に行うことができる。リード線保持部333の構成も複雑なものである必要がないので、リード線保持部333を形成する金型も簡易なものとなり、金型のコストダウンも実現できる。
湾曲面21は、コイル2が装着されたコア1の中心部Cからコネクタ43又はコネクタ保持部334を直線で結ぶ最短距離以上の曲率半径である。これにより、コイル間領域22が拡がり、リード線42の巻き回し作業を行いやすくなる。
コイル2は、巻軸方向から見た形状が円形である。これにより、平坦面を有するコイルよりもコイル2の外径を小さくすることができる。そのため、リアクトル10を小型化することができる。
さらに、溝335の開口とは反対側であり、溝335の後方にリブ336が設けられている。コネクタ43をコネクタ保持部334の溝335に挿入するときやコネクタ43に外部端子を挿入するときに、コネクタ保持部334に応力がかかり、ひび割れなど破損する虞がある。しかし、溝335の後方にリブ336を設けることでコネクタ保持部334の強度が上がり、コネクタ保持部334の破損を防止できる。
特に、湾曲面21は、コイル2が装着されたコア1の中心部Cからコネクタ43又はコネクタ保持部334を直線で結ぶ最短距離以上の曲率半径にすることで、コイル間領域22の空間が拡がっている。そのため、従来のようにコイル間領域の空間が狭かった場合と比べて、より肉厚なリブ336を設けることができ、コネクタ保持部334の強度より上げることができる。
(他の実施形態)
本明細書においては、本発明に係る実施形態を説明したが、この実施形態は例として提示したものであって、発明の範囲を限定することを意図していない。上記のような実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の範囲を逸脱しない範囲で、種々の省略や置き換え、変更を行うことができる。実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
本実施形態では、コネクタ保持部334は、板状部331からヨーク被覆部32の上面にまで跨るように配置されていた。即ち、コネクタ保持部334は、コイル間領域22から一部はみ出していた。しかし、コネクタ保持部334は、全長をコイル間領域22内に収まるように配置してもよい。そして、コネクタ保持部334の底面は、ヨーク被覆部32の上面より低い位置となるように配置してもよい。これにより、リアクトル10を低背化することができる。
従来、コネクタ保持部はヨーク被覆部の上面に配置されていることが多かった。この場合、コネクタ保持部に保持されたコネクタの上端は、コイルの上端によりも高い位置となり、リアクトル10の高さ方向(上下方向)の長さが大きくなり、リアクトルの大型化を招いていた。しかし、コネクタ保持部334をコイル間領域22内に収め、かつ、コネクタ保持部334の底面をヨーク被覆部32の上面よりも低い位置に配置することで、従来よりもコネクタ43の上端を被覆位置に配置できるため、リアクトル10を低背化できる。
さらに、この場合、コネクタ保持部334に保持されたコネクタ43の上端が、コイル2の上端よりも低い位置になるように配置してもよい。これにより、コネクタ43の上端はコイル2の上端よりも低くなるので、更にリアクトル10を低背化することができる。
本実施形態では、リード線保持部333よってリード線42を保持させたが、リード線42のテンションをかけた状態を維持できるのであれば、リード線保持部333を設けなくてもよい。これにより、そもそも、リード線42の巻き回し作業が必要なくなり、作業工程を削減することができ、リアクトル10の生産性が更に向上する。
10 リアクトル
1 コア
11 脚部
12 ヨーク部
2 コイル
21 湾曲面
22 コイル間領域
3 樹脂部材
31 脚部被覆部
32 ヨーク被覆部
33 保持部
331 板状部
332 検出部保持部
333 リード線保持部
333A 突出部
333b 爪部
334 コネクタ保持部
4 センサ
41 検出部
42 リード線
43 コネクタ
5 ケース

Claims (6)

  1. コアと、
    導電性部材から成り、前記コアに装着される複数のコイルと、
    前記コアと前記コイルを絶縁する樹脂部材と、
    リアクトルの状態を検出するセンサと、
    を備え、
    前記センサは、
    検出部と、
    外部機器と電気的に接続するコネクタと、
    前記検出部と前記コネクタを接続するリード線と、
    を有し、
    前記樹脂部材は、前記コネクタを保持するコネクタ保持部を有し、
    前記コイルは、前記導電性部材を湾曲して巻回された湾曲面を有し、
    前記複数のコイルは、前記湾曲面が対向するように巻軸を平行に隣接して配置され、
    隣接して配置されたコイル間には、湾曲面が対向する間の空間であるコイル間領域が設けられ、
    前記検出部は、隣接して配置された前記コイル間領域に配置され、
    前記コネクタは、少なくともその一部が前記コイル間領域内に設けられていること、
    を特徴とするリアクトル。
  2. 前記湾曲面は、前記コイルが装着された前記コアの中心部から前記コネクタ又は前記コネクタ保持部を直線で結ぶ最短距離以上の曲率半径であること、
    を特徴とする請求項1に記載のリアクトル。
  3. 前記コイルは、巻軸方向から見た形状が円形であること、
    を特徴とする請求項1又は2に記載のリアクトル。
  4. 前記コネクタ保持部は、
    前記コネクタが挿入される開口を有し、前記開口から前記コイルの巻軸方向に延びる溝と、
    前記開口の反対側であり、前記溝の後方に設けられたリブと、
    を有すること、
    を特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のリアクトル。
  5. 前記コアは、
    前記コイルが巻回される複数の脚部と、
    前記複数の脚部を繋ぐ一対のヨーク部と、
    を有し、
    前記樹脂部材は、前記ヨーク部を被覆するヨーク被覆部を有し、
    前記コネクタ保持部は、全長が前記コイル間領域内に設けられ、かつ、前記ヨーク被覆部の上面よりも低い位置に設けられていること、
    を特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のリアクトル。
  6. 前記コネクタの上面は、前記コイルの上面よりも低い位置にあること、
    を特徴とする請求項5に記載のリアクトル。
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