JP7377068B2 - 端末成形物品の製造装置および製造方法 - Google Patents

端末成形物品の製造装置および製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7377068B2
JP7377068B2 JP2019200661A JP2019200661A JP7377068B2 JP 7377068 B2 JP7377068 B2 JP 7377068B2 JP 2019200661 A JP2019200661 A JP 2019200661A JP 2019200661 A JP2019200661 A JP 2019200661A JP 7377068 B2 JP7377068 B2 JP 7377068B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base material
terminal
injection molding
resin
support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019200661A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021074888A5 (ja
JP2021074888A (ja
Inventor
冬馬 菅野
浩 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inoac Corp
Original Assignee
Inoac Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inoac Corp filed Critical Inoac Corp
Priority to JP2019200661A priority Critical patent/JP7377068B2/ja
Publication of JP2021074888A publication Critical patent/JP2021074888A/ja
Publication of JP2021074888A5 publication Critical patent/JP2021074888A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7377068B2 publication Critical patent/JP7377068B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

この発明は、基材の端部に射出成形により端末樹脂部が形成された端末成形物品の製造装置および製造方法に関するものである。
自動車等の工業製品や住宅等の建築物の建材などに用いられる各種の部材や、鍵やアクセサリーなどの部材には、その見映えを良くしたり他の部材との連結部などの機能を付与することなどを目的として、合成樹脂や金属などで形成された基材の端部に別途合成樹脂性の端末樹脂部を設けるようにした端末成形物品が広く用いられている。例えば特許文献1に記載の自動車のルーフモールでは、該モールの基材の端部に端末樹脂部を射出成形により成形して、端部の見映えを良くするようにしている。ここで、前述の特許文献1に記載されているように、一般的に射出成形は、型締めした射出成形部に形成される樹脂流路(スプルー、ランナー、ゲート)を介してキャビティ内に溶融樹脂を高圧下に射出(注入)して硬化することで行われる。このため射出成形部から基材を取り出した後には、樹脂流路で硬化した本来不要な樹脂部分が端末樹脂部に繋がったまま残留する。そこで成形の後工程において、不要樹脂部を端末樹脂部との接続部位(成形品のゲート部位)で切断して除去する作業が手作業により行われる。
特開2017-132188号公報
ここで、基材に対する端末樹脂部の成形は、製造効率の観点からも一度の成形工程で複数の基材に対して端末樹脂部を形成することが好ましい。しかしながら、例えば前述したルーフモールでは、複数の長尺の基材を手作業で揃えて射出成形部にセットしたもとで、各基材の端部に端末樹脂部を射出成形した後に、脱型後には改めて該端末樹脂部に残留する不要樹脂部を手作業で除去する必要があり、時間を要し煩雑で不経済であった。
すなわち本発明は、複数の基材に対して端末樹脂部を効率良く射出成形し得るようにすると共に、射出成形により生じる不要樹脂部を効率良く除去し得るようにした端末成形物品の製造装置および製造方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決し、所期の目的を達成するため第1の発明は、
基材の端部に射出成形により端末樹脂部を形成する端末成形物品の製造装置であって、
前記端末樹脂部を成形する射出成形部と、
複数の前記基材を端部から離間した位置で保持可能に構成されると共に、前記射出成形部に向けて保持した基材を前進および後退移動するよう搬送する搬送保持手段と、
前記搬送保持手段が前記基材を保持する保持位置より前記射出成形部側に配置され、前記搬送保持手段で搬送される基材の下方から上昇移動可能な第1の支持手段と、
前記第1の支持手段との間に空間を空けるように当該第1の支持手段より前記射出成形部側に配置され、前記搬送保持手段で搬送される基材の下方から上昇移動可能な第2の支持手段と、
前記基材の移動軌道より上方の上昇位置と当該基材の移動軌道上に臨むように前記空間内に位置する下降位置との間で昇降可能に構成された昇降移動手段と、を備え、
前記射出成形部は、キャビティに臨む前記基材の端部と反対側に、当該キャビティへの樹脂注入用のゲートが位置するよう設けられており、
前記基材を保持した前記搬送保持手段を前進移動する際に前記昇降移動手段を下降位置に位置させて各基材の端部を昇降移動手段に突き当てると共に、当該昇降移動手段を上昇位置に移動した後に前記搬送保持手段を前進移動して基材の端部を前記射出成形部のキャビティに位置付けて前記端末樹脂部を成形するよう構成し、
前記ゲートで硬化した樹脂を介して前記端末樹脂部に不要樹脂部が連結した基材を射出成形部から取り出すように前記搬送保持手段を後退移動すると共に、上昇移動した前記第1の支持手段で前記基材を下側から支持すると共に上昇移動した前記第2の支持手段で前記不要樹脂部を下側から支持した状態で、上昇位置から下降位置に移動した前記昇降移動手段を不要樹脂部に押し当てて前記端末樹脂部と前記不要樹脂部との連結部を切断するよう構成したことを要旨とする。
このように、複数の基材の端部位置を射出成形部に搬送する過程で揃えることができるから、端末樹脂部を形成する端部を射出成形部のキャビティに正確に位置付けて端末樹脂部を効率良く射出成形することができる。また、端末樹脂部を形成した複数の基材を射出成形部から取り出す過程で端末樹脂部の成形に伴って残留する不要樹脂部を除去ができるから、該基材を別の作業場所へ移動させる必要がなく、不要樹脂部を効率良く除去することが可能になる。また、複数の基材の端部の位置揃えと不要樹脂部の除去とを、同じ昇降移動手段を利用して実現でき、装置自体の簡略化を図り得る。
第2の発明は、
前記第1の支持手段は、前記搬送保持手段で保持した前記基材の両側部を位置決めする位置決め凹部が設けられていることを要旨とする。
このように、第1の支持手段に設けた位置決め凹部により搬送保持手段で保持した基材の両側部を位置決めすることで、基材の位置ずれを防止することができるから、昇降移動手段を不要樹脂部に押し当てて端末樹脂部と不要樹脂部との連結部を正確に切断することが可能になる。また、基材の位置ずれを防止することで、昇降移動手段が端末樹脂部に接触することを防止して、端末樹脂部を良好な成形状態に維持することができる。
第3の発明は、
前記第1の支持手段および前記第2の支持手段は、前記搬送保持手段の移動軌道から退避した退避位置と、前記第1の支持手段の前記位置決め凹部が基材の下方に臨む待機位置と、当該待機位置から上昇して該位置決め凹部に基材が臨む支持位置とに一体的に移動可能に構成したことを要旨とする。
このように、基材を支持する第1の支持手段と、不要樹脂部を支持する第2の支持手段の夫々を各位置に一体的に移動するようにすることで、装置の簡略化を図り得る。また、第1の支持手段と第2の支持手段とが一体的に移動することで、基材および不要樹脂部を確実に支持したもとで昇降移動手段を不要樹脂部に押し当てて連結部を切断することができる。
第4の発明は、
基材の端部に射出成形により端末樹脂部を形成した端末成形物品の製造方法であって、
複数の基材を保持した搬送保持手段を射出成形部に向けて前進移動すると共に、当該基材の移動軌道上に位置させた昇降移動手段に各基材の端部を突き当てて各基材の端部位置を揃え、
前記昇降移動手段を前記基材の移動軌道から離れるように上昇移動した後に、前記搬送保持手段を前記射出成形部に向けて前進移動して基材の端部を該射出成形部のキャビティに位置付け、当該基材の端部と反対側に位置するゲートを介して当該キャビティ内に樹脂を注入して基材の端部に端末樹脂部を成形し、
前記射出成形部の開放後に前記搬送保持手段を後退移動して前記ゲートで硬化した樹脂で不要樹脂部が前記端末樹脂部に繋がる基材を射出成形部から取り出し、
第1の支持手段および当該第1の支持手段より射出成形部側に配置した第2の支持手段を基材の下方から上昇移動して、当該第1の支持手段で基材を下側から支持すると共に当該第2の支持手段で不要樹脂部を下側から支持し、
前記第1の支持手段および第2の支持手段の間の空間に向けて下降移動した前記昇降移動手段を前記不要樹脂部に押し当てて、前記端末樹脂部と不要樹脂部との連結部を切断するようにしたことを要旨とする。
このように、複数の基材の端部位置を射出成形部に搬送する過程で揃えることができるから、端末樹脂部を形成する端部を射出成形部のキャビティに正確に位置付けて端末樹脂部を効率良く射出成形することができる。また、端末樹脂部を形成した複数の基材を射出成形部から取り出す過程で端末樹脂部の成形に伴って残留する不要樹脂部を除去ができるから、該基材を別の作業場所へ移動させる必要がなく、不要樹脂部を効率良く除去することが可能になる。また、複数の基材の端部の位置揃えと不要樹脂部の除去とを、同じ昇降移動手段を利用して実現でき、装置自体の簡略化を図り得る。
第5の発明は、
前記基材の下方から上昇移動した前記第1の支持手段の位置決め凹部に基材が嵌まり込むようにして、当該第1の支持手段で基材の両側部を位置決めしつつ下側から支持するようにしたことを要旨とする。
このように、第1の支持手段に設けた位置決め凹部により搬送保持手段で保持した基材の両側部を位置決めすることで、基材の位置ずれを防止することができるから、昇降移動手段を不要樹脂部に押し当てて端末樹脂部と不要樹脂部との連結部を正確に切断することが可能になる。また、基材の位置ずれを防止することで、昇降移動手段が端末樹脂部に接触することを防止して、端末樹脂部を良好な成形状態に維持することができる。
第6の発明は、
前記第1の支持手段および前記第2の支持手段を、前記搬送保持手段の移動軌道から退避した退避位置と、前記第1の支持手段の前記位置決め凹部が基材の下方に臨む待機位置と、当該待機位置から上昇して該位置決め凹部に基材が臨む位置決め位置とに一体的に移動するようにしたことを要旨とする。
このように、基材を支持する第1の支持手段と、不要樹脂部を支持する第2の支持手段の夫々を各位置に一体的に移動するようにすることで、装置の簡略化を図り得る。また、第1の支持手段と第2の支持手段とが一体的に移動することで、基材および不要樹脂部を確実に支持したもとで昇降移動手段を不要樹脂部に押し当てて連結部を切断することができる。
本発明によれば、複数の基材の端部位置を射出成形部に搬送する過程で揃えて端末樹脂部を効率良く射出成形し得ると共に、射出成形により生じる不要樹脂部を射出成形部から取り出す過程で効率良く除去し得る。
本発明の実施例に係る端末成形物品の製造装置の概略構成を示す平面図である。 第1成形ステーションの要部拡大図である。 搬送保持部を示す概略図であって、基材の下方に位置する搬送保持部が上昇して各基材を保持する状態を示している。なお、二点鎖線は、待機位置にある搬送保持部を示し、実線は保持位置にある搬送保持部を示している。 端部揃え工程を示す説明図であって、第1および第2支持部材の位置関係を示す説明図であって、各支持部材が退避位置にある状態を示している。 端部揃え工程を示す説明図であって、第1および第2支持部材の位置関係を示す説明図であって、各支持部材が待機位置にある状態を示している。 端部揃え工程を示す説明図であって、第1および第2支持部材の位置関係を示す説明図であって、各支持部材が支持位置にある状態を示している。 端部揃え工程を示す説明図であって、昇降移動体を上昇位置から下降位置に移動した状態を示している。 端部揃え工程を示す説明図であって、搬送保持部を端部揃え位置に移動して下降位置にある昇降移動体に基材の端部を突き当てた状態を示している。 射出成形部を断面で示す概略図であって、成形型のキャビティに基材の端部を臨ませた状態を示している。 射出成形部で射出成形した後の基材の要部斜視図である。 除去工程を示す説明図であって、端末樹脂部を射出成形した後に基材を保持した搬送保持部を除去位置に移動した状態を示している。 除去工程を示す説明図であって、搬送保持部を除去位置に位置させたもとで各支持部材が支持位置に移動した状態を示している。 除去工程を示す説明図であって、搬送保持部を除去位置に位置すると共に各支持部材を支持位置に位置させたもとで、昇降移動体を上昇位置から下降位置に移動する状態を示している。
本発明に係る端末成形物品の製造装置および製造方法につき、図面を参照して好適な実施例を説明する。実施例では、端末成形物品として車両用のルーフモールを例示するが、これに限定されるものでなく、射出成形後の成形品に不要樹脂部が残留する場合に広く応用し得るものである。また、端末成形物品の製造装置における各種の部材を駆動する手段として、例えば空気圧シリンダや油圧シリンダ、その他ラック・ピニオン機構やボールスクリュー機構等の直線駆動源その他回転駆動源等を適宜採用可能であり、これらの駆動源を単にアクチュエータと称する。
(端末成形物品の製造装置の概略構成)
先ず、実施例の端末成形物品(ルーフモール)RMの製造装置の概略的な配置を、図1に示す。この製造装置では、端末成形物品RMの本体をなす長尺な基材10を載置可能なトレー(載置部)14がガイドレール16に沿って移動可能になっており、図示しないアクチュエータにより基材10の各端部に端末樹脂部12を成形可能な位置にトレー14を移動するよう構成されている。具体的には、トレー14に基材10を載置する載置ステーションS1と、基材10の一方(図1では左側)の端部に端末樹脂部12を成形可能な第1成形ステーションS2と、基材10の他方(図1では右側)の端部に端末樹脂部12を成形可能な第2成形ステーションS3と、基材10の両端に端末樹脂部12が形成された端末成形物品RMを搬出する搬出ステーションS4との間を、トレー14が順に間欠的に移動するよう構成してある。
図1に示すように、トレー14は、ガイドレール16と交差する方向に長手方向を向けた姿勢で複数の基材10(実施例では4本)を並列に載置可能に構成されており、載置ステーションS1において作業者Aの作業位置(図の下側)で待機するトレー14に対して基材10(実施例では4本)が載置される。なお、トレー14に対する基材10の載置は、作業者Aが実行するようにしてもよく、例えばトレー14の上方を往復動する天井クレーンや、ロボットアーム等の搬送システムを採用するようにしてもよい。なお、トレー14の上面には、基材10の長手方向に交差する方向(以下、幅方向という)へ離間するように複数(実施例では5つ)の位置決め用凸部14aが等間隔で設けられている。位置決め用凸部14aの間の間隔は、基材10の幅方向の長さより僅かに広く形成されており、位置決め用凸部14aの間に基材10を上側から嵌めるようにして載置することで、トレー14上に各基材10を概ね一定の間隔で載置し得るようになっている。
第1成形ステーションS2および第2成形ステーションS3は、基材10の長手方向に離間する位置に射出成形部50が夫々配置されており、当該ステーションS2,S3にトレー14に対応する射出成形部50に向けて搬送する過程で、後述する整列除去部26において基材10の端部位置を揃えて端末樹脂部12を射出成形し得るようになっている。そして、成形後に射出成形部50から端末樹脂部12を形成した基材10を取り出す過程で、端末樹脂部12に繋がっている不要樹脂部100が整列除去部26により除去されるよう構成されている。ここで、射出成形部50に近づく方向への移動が前進移動であり、射出成形部50から離れる方向への移動を後退移動である。なお、第1成形ステーションS2および第2成形ステーションS3における基材10を射出成形部50に移動して端末樹脂部12を射出成形する構成および不要樹脂部100を除去する構成は共通しているので、単に成形ステーションS2,S3とする場合がある。
(搬送保持部)
成形ステーションS2,S3には、図1~図3に示すように、当該ステーションS2,S3に合わせて停止したトレー14に載置した基材10を保持して射出成形部50に対して前進移動および後退移動するように搬送する搬送保持部(搬送保持手段)18が設けられている。この搬送保持部18は、基材10を保持する保持体20が基材10の数に合わせて複数(実施例では4基)設けられている。各保持体20は、基材10の幅方向に近接離間移動可能な一対の保持爪22を備えており、対応の基材10を保持爪22の間に臨ませた状態で開放状態にあった一対の保持爪22を閉じることで、該基材10の端部から離間した側部を幅方向から挟むようにして保持するようになっている。なお、図2に示すように、複数の保持体20は、隣接するもの同士で干渉しないよう、基材10の長手方向に互い違いに配置されている。
そして、この複数の保持体20は、図示しないアクチュエータにより上下に昇降すると共に基材10の長手方向に前進移動および後退移動する1つのベース体24に支持されており、当該ベース体24の移動に伴って複数の保持体20が一体で移動するようになっている。具体的に、実施例の搬送保持部18は、トレー14に載置した基材10より下方に位置する待機位置(図3に2点鎖線で図示)と、当該待機位置から上昇してトレー14に載置した基材10を保持可能な保持位置(図3に実線で図示)と、当該保持位置から射出成形部50側に前進移動した端部揃え位置(図8参照)と、端部揃え位置から射出成形部50側に前進移動して基材10の端部を射出成形部50のキャビティ54内に位置付けて成形可能な成形位置(図示省略)と、成形位置からトレー14側に後退移動した除去位置(図11参照)に移動可能に構成されている。
(整列除去部26)
また、図1、図2に示すように、成形ステーションS2,S3には、トレー14と射出成形部50との間に整列除去部26が設けられており、端末樹脂部12の射出成形前に基材10の端部位置を当該整列除去部26で揃えると共に、射出成形後には基材10の端末樹脂部12に繋がる不要樹脂部100を整列除去部26で除去するようになっている。この整列除去部26は、搬送保持部18で搬送される基材10および不要樹脂部100を下方から受け支える支持部材(支持手段)28,30と、当該基材10の移動軌道上に臨むように昇降移動可能な昇降移動体(昇降移動手段)42とを備えており、当該支持部材28,30および昇降移動体42が協働して基材10の端部位置を揃えると共に、不要樹脂部100を除去するようになっている。
(支持部材28,30)
図2、図4~図6に示すように、前記支持部材28,30は、基材10の幅方向に相互に近接および離間するように移動し得ると共に上下に昇降移動可能な第1の支持部材28と第2の支持部材30とから構成されており、保持位置にある搬送保持部18よりも射出成形部50側に配置されている。この第1の支持部材28および第2の支持部材30の夫々は、基材10の長手方向に離間して位置する第1支持部(第1の支持手段)32と第2支持部(第2の支持手段)34とを備えた対称な形状に形成され、トレー14側に配置された第1支持部32により搬送保持部18で保持した基材10を下方から支持可能に構成されると共に、当該第2支持部34により不要樹脂部100を下側から支持可能に構成されている。
ここで、各第1支持部32の上面には、図4~図6に示すように、上方および基材10の長手方向に開口する位置決め凹部32aが凹設されており、当該位置決め凹部32aに嵌まり込むようにして基材10を下方から支持するようになっている。この位置決め凹部32aは、基材10の幅方向の寸法と略一致する開口で形成され、位置決め凹部32aに嵌まり込んだ基材10の両側部を位置決め凹部32aで位置決めし得るようになっている。すなわち、搬送保持部18で保持した基材10が第1支持部32の位置決め凹部32aに嵌まり込むことで、基材10の長手方向に離間して位置する搬送保持部18(保持体20)および第1支持部32(位置決め凹部32a)の二箇所で基材10を所定の成形姿勢となるように矯正し得るようになっている(図7~図8参照)。なお、この実施例では、第1の支持部材28および第2の支持部材30の第1支持部32に2つの位置決め凹部32aを形成してある。
また、図2、図7~図8に示すように、各第2支持部34は、第1の支持部材28および第2の支持部材30において対応する第1支持部32より射出成形部50側に配置されて、当該第1支持部32との間に上方に開いた空間(以下、差込空間という)36を形成するように設けられている。この第2支持部34における不要樹脂部100の支持面34a(実施例では上面)は、対応する第1支持部32における基材10の支持面32b(実施例では位置決め凹部32aの底面)より下方に位置するように形成してある。これにより、第1支持部32による基材10の支持高さと第2支持部34による不要樹脂部100の支持高さを揃え、昇降移動体42による不要樹脂部100の除去を効果的になし得るようにしてある。なお、第1支持部32における基材10の支持面と第2支持部34における不要樹脂部100の支持面とを同じ高さ位置に位置するようにしてもよく、基材10に対する不要樹脂部100の形成位置に応じて、第1支持部32により基材10の下部を支持し得ると共に第2支持部34により不要樹脂部100の下部を支持可能な高さ位置となるよう適宜に決定される。
第1の支持部材28および第2の支持部材30は、基材10の下方において搬送保持部18の移動軌道から退避した退避位置(図4参照)と、各位置決め凹部32aが対応する基材10の下方に臨む待機位置(図5参照)と、待機位置から上昇して各位置決め凹部32aに基材10が臨む支持位置(図6参照)との間で移動可能に構成されて、図示しないアクチュエータの駆動により第1の支持部材28および第2の支持部材30が各位置に移動するようになっている。この退避位置では、第1の支持部材28および第2の支持部材30が基材10の幅方向に対向的に離間位置して、各第1支持部32の側端部が対向すると共に各第2支持部34の側端部が対向するようになっている。ここで、第1の支持部材28の第1支持部32および第2支持部34には、第2の支持部材30に向けて突出する突起部38が側端部に形成されると共に、第2の支持部材30の第1支持部32および第2支持部34には、当該突起部38を挿入可能な挿入孔40が形成されている。そして、退避位置から待機位置に向けて第1の支持部材28および第2の支持部材30が基材10の幅方向に近接移動することで、各突起部38が挿入孔40に挿入されて第1の支持部材28および第2の支持部材30が連結されるようになっている。
また、第1の支持部材28および第2の支持部材30の各第1支持部32に設けた位置決め凹部32aは、当該第1の支持部材28および第2の支持部材30が連結する状態で、トレー14上の基材10の配置間隔と一致するように並んで基材10の下方に臨むようになっている。すなわち、第1の支持部材28および第2の支持部材30が連結する状態のまま待機位置から支持位置に上昇移動することで、第1の支持部材28および第2の支持部材30の各第1支持部32に設けた位置決め凹部32aの上方の開口から搬送保持部18で保持した基材10が嵌まり込み、各位置決め凹部32aで基材10の下部が支持されるよう構成されている。ここで、各位置決め凹部32aには、基材10の側部に対向する側壁の上端部に傾斜状の受け面32dが形成されており、搬送保持部18で成形姿勢からずれた姿勢で保持されている基材10を位置決め凹部32aの上方の開口から嵌まり込む際に、受け面32dで基材10を位置決め凹部32aの内側に誘導して成形姿勢に矯正し得るよう構成されている。
(昇降移動体42)
図7、図8に示すように、昇降移動体42は、第1の支持部材28および第2の支持部材30の第1支持部32および第2支持部34の間に形成される差込空間36に非接触で差し込み可能な板状部44を備えている。この昇降移動体42は、第1の支持部材28および第2の支持部材30が支持位置にある状態で、各基材10の移動軌道から離れるように差込空間36の上方側に板状部44が臨む上昇位置と、搬送保持部18で保持した各基材10の移動軌道を遮るように当該差込空間36内に板状部44が臨む下降位置との間で昇降移動可能に構成されており、図示しないアクチュエータの駆動により各位置に移動するようになっている。すなわち、図8に示すように、昇降移動体42が下降位置にある状態で各基材10を前進移動することで、各基材10の端部が板状部44に突き当たるようになっている。また、下降位置にある板状部44の下端は、第1の支持部材28および第2の支持部材30における第1支持部32および第2支持部34の支持面32b,34aより下方に位置するよう構成される。
(射出成形部50)
図9に示すように、射出成形部50は、上型52aおよび下型52bから構成された成形型52と、当該成形型52のキャビティ54内に溶融樹脂を注入する樹脂供給部60とを備えている。この成形型52には、上型52aおよび下型52bを型閉めした状態で基材10に対応する数(実施例では4つ)のキャビティ54が形成されて、各基材10に対して端末樹脂部12を成形し得るようになっている。ここで、成形型52を型閉めして形成されるキャビティ54は搬送保持部18の配置側に開口するようになっており、射出成形部50の外側に延出するようにキャビティ54内に端部を臨ませた基材10により、この成形型52の開口が塞がれた状態となる要構成されている。また、射出成形部50は、成形型52においてキャビティ54に臨む基材10の端部と反対側にゲート56が位置するよう設けられており、当該ゲート56を介してキャビティ54内に樹脂を注入し得るようになっている。ここで、成形型52には、複数のキャビティ54に対して一度の射出により樹脂を注入し得るように樹脂流路58(スプルー、ランナー、ゲート)が形成されている。すなわち、端末樹脂部12の射出成形後に成形型52を型開きした際には、各基材10に成形された端末樹脂部12の端部に樹脂流路58で硬化した樹脂からなる不要樹脂部100が繋がった状態となっている(図10参照)。
(端末成形物品RMの製造方法)
次に、端末成形物品RMの製造方法について、前述した製造装置の動作に基づいて説明する。先ず、載置ステーションS1においてトレー14の位置決め用凸部14aの間に基材10を嵌めるようにして載置し、基材10を載置したトレー14を第1成形ステーションS2に移動する。このとき複数の基材10の端部は、該トレー14の端縁部から外側に延出するように載置される。そして、トレー14が移動した第1成形ステーションS2では、トレー14に載置した基材10を搬送保持部18で保持する保持工程と、搬送保持部18で保持した基材10を射出成形部50に搬送する過程で基材10の端部を備える端部揃え工程と、基材10の端部に端末樹脂部12を射出成形する成形工程と、成形工程において端末樹脂部12に繋がるように成形される不要樹脂部100を除去する除去工程とが行われる。第1成形ステーションS2で基材10の一方の端部に端末樹脂部12が形成されると、トレー14が第2成形ステーションS3に移動し、当該第2成形ステーションS3において同様に保持工程と、端部揃え工程と、成形工程と、除去工程とが行われて、基材10の他方の端部に端末樹脂部12が形成される。基材10の両端部に端末樹脂部12が形成されると、トレー14が搬出ステーションに移動して基材10の両端に端末樹脂部12が形成された端末成形物品RMが搬出された後に、トレー14が載置ステーションS1に戻るように移動する。
ここで、第1成形ステーションS2および第2成形ステーションS3で行われる保持工程では、図3に示すように、各搬送保持部18を待機位置から保持位置に上昇させて各保持体20の一対の保持爪22の間にトレー14から延出している各基材10を臨ませるようにし、この状態で一対の保持爪22を閉じることで各基材10の幅方向の両側部を端部から離間した位置で挟むようにして保持する。これにより、トレー14に載置した基材10を射出成形部50に対して前進および後退移動し得る状態となる。ここで、保持爪22が基材10を挟む力は、基材10の移動を規制していない状態では搬送保持部18の前進移動および後退移動に伴って挟んだ基材10を長手方向に移動し得る一方で、基材10の移動が規制された状態では搬送保持部18の前進移動および後退移動に伴って挟んだ基材10の側部を保持爪22が滑るようにして移動する程度に調整される。
端部揃え工程では、図5に示すように、第1の支持部材28および第2の支持部材30を退避位置から待機位置に相互に近接移動し、当該第1の支持部材28および第2の支持部材30を連結させて搬送保持部18で保持した各基材10の下方に第1支持部32の位置決め凹部32aを臨ませる。そして、図6に示すように、連結した第1の支持部材28および第2の支持部材30を支持位置に上昇移動し、位置決め凹部32aに上方の開口から基材10を嵌まり込ませて、各位置決め凹部32aで基材10の下部を支持する。更に、図7に示すように、昇降移動体42を上昇位置から下降位置に下降移動して、第1の支持部材28および第2の支持部材30における第1支持部32と第2支持部34との間の差込空間36に板状部44を臨ませて、搬送保持部18で保持した各基材10の端部が板状部44に対向する状態にする。なお、昇降移動体42の下降移動は、第1の支持部材28および第2の支持部材30の退避位置から支持位置への移動と同時並行に行うようにしてもよく、第1の支持部材28および第2の支持部材30の移動後に行うようにしてもよい。
そして、図8に示すように、昇降移動体42の板状部44が差込空間36に臨む状態で搬送保持部18を保持位置から端部揃え位置まで板状部44(射出成形部50側)に向けて前進移動して、保持した基材10の端部を板状部44に突き当てる。ここで、端部揃え工程における搬送保持部18の保持位置から端部揃え位置までの前進移動距離(揃え移動距離)Mは、トレー14に載置した状態の基材10の端部から板状部44までの離間予定間隔L以上となるようにしてある。この離間予定間隔Lは、トレー14における設計上の載置位置に基材10が正確に載置されている場合の基材10の端部から板状部44までの離間間隔である。このように、搬送保持部18を離間予定間隔L以上の揃え移動距離Mで前進移動することで、載置ステーションS1でトレー14に基材10を載置する過程や、トレー14を各成形ステーションに移動する過程などにおいて、トレー14に載置された複数の基材10の何れかが設計上の載置位置から長手方向にずれた状態であっても、端部が板状部44に突き当たって移動規制された基材10の両側部を保持する保持爪22が当該側部を滑るように移動することで、全ての基材10の端部が一定の位置に揃えられる。そして、図示を省略するが、搬送保持部18を揃え移動距離だけ前進移動すると、第1の支持部材28および第2の支持部材30を退避位置に移動すると共に昇降移動体42を上昇位置に移動して、基材10および搬送保持部18の移動軌道から退避させる。
成形工程では、射出成形部50の成形型52を型開きした状態で各搬送保持部18を成形位置まで前進移動すると共に、成形位置まで移動した後に成形型52を型閉じして基材10の端部をキャビティ54内に位置付ける(図9参照)。この状態で、樹脂供給部60から樹脂流路58を介して溶融樹脂をキャビティ54に注入し、基材10の端部に端末樹脂部12を成形する。そして、樹脂の硬化後に成形型52を型開きして、端末樹脂部12の端部に樹脂流路58で硬化した樹脂からなる不要樹脂部100が繋がった基材10を取り出す。
除去工程では、図11に示すように、基材10を保持した搬送保持部18を除去位置まで後退移動する。そして、図12に示すように、除去位置まで移動した後に退避位置にある第1の支持部材28および第2の支持部材30を待機位置に相互に近接移動して連結すると共に、連結した第1の支持部材28および第2の支持部材30を支持位置まで上昇移動する。すなわち、端末樹脂部12と不要樹脂部100との連結部100a(射出成形部50のゲート56により形成される部位)が第1支持部32と第2支持部34との間の差込空間36上に臨む状態で、第1の支持部材28および第2の支持部材30における第1支持部32の位置決め凹部32aで基材10の下部を支持すると共に、第1の支持部材28および第2の支持部材30における第2支持部34に不要樹脂部100を支持した状態にする。なお、この状態では、第1支持部32の位置決め凹部32aに端末樹脂部12の下部が基材10と共に支持される。次いで、図13に示すように、昇降移動体42を上昇位置から下降位置に下降移動して差込空間36に臨む不要樹脂部100に板状部44の下端を上方から押し当てることで、端末樹脂部12と不要樹脂部100との連結部100aを切断する。
その後、図示を省略するが、第1の支持部材28および第2の支持部材30を退避位置に移動すると共に昇降移動体42を上昇位置に移動し、その後に搬送保持部18を保持位置まで後退移動したもとで、保持爪22による基材10の保持を解除すると共に搬送保持部18を待機位置に下降移動して、トレー14を次のステーションに向けて移動する。このように、第1成形ステーションS2および第2成形ステーションS3の夫々において保持工程、端部揃え工程、成形工程、除去工程を実行することで、基材10の両端部に形成した端末樹脂部12から不要樹脂部100が除去された端末成形物品RMが得られる。
このように、複数の基材10の端部位置を射出成形部50に搬送する過程で揃えることができるから、端末樹脂部12を形成する複数の基材10の端部を射出成形部50のキャビティ54に正確に位置付けることができ、複数の基材10に対する端末樹脂部12の射出成形を効率良く行うことができる。また、端末樹脂部12を形成した複数の基材10を射出成形部50から取り出す過程で端末樹脂部12の成形に伴って残留する不要樹脂部100を除去ができるから、該基材10を別の作業場所へ移動させる必要がなく、不要樹脂部100を効率良く除去することが可能になる。また、複数の基材10の端部の位置揃えと不要樹脂部100の除去とを、同じ支持部材や昇降移動体42を利用して実現でき、装置自体の簡略化を図り得る。
また、搬送保持部18で保持した基材10が各支持部材の第1支持部32の位置決め凹部32aに嵌まり込んだ際に、当該位置決め凹部32aにより基材10の両側部を位置決めすることで、搬送保持部18(保持体20)および第1支持部32(位置決め凹部32a)の二点で基材10を支えて所定の成形姿勢に矯正することで、端末樹脂部12を形成する複数の基材10の端部を射出成形部50のキャビティ54に正確に位置付けることができる。また、第1支持部32の位置決め凹部32aにより基材10の両側部を位置決めした状態で基材10の端部を昇降移動体42の板状部44に突き当てることで、基材10の端部位置を揃える過程で基材10が幅方向にずれるのを防止でき、所定の成形姿勢を維持することができる。このように、複数の基材10を射出成形部50に搬送する過程で端部位置の位置揃えや姿勢の矯正を行うことで、搬送保持部18で基材10を保持する段階での姿勢の精度に余裕が生じ、効率的に基材10に対して端末樹脂部12を成形することができる。
同様に、各支持部材の第1支持部32の位置決め凹部32aにより基材10の位置ずれを防止することができるから、昇降移動体42を不要樹脂部100に押し当てて端末樹脂部12と不要樹脂部100との連結部100aを正確に切断することが可能になる。また、基材10の位置ずれを防止することで、昇降移動体42が端末樹脂部12に接触することを防止して、端末樹脂部12を良好な成形状態に維持することができる。
更に、基材10を支持する第1支持部32と、不要樹脂部100を支持する第2支持部34の夫々を同じ支持部材(第1の支持部材28および第2の支持部材30)に設けて各位置に一体的に移動するようにすることで、装置の簡略化を図り得る。また、第1支持部32(第1の支持手段)と第2支持部34(第2の支持手段)とが一体的に移動することで、基材10および不要樹脂部100を確実に支持したもとで昇降移動手段を不要樹脂部100に押し当てて連結部100aを切断することができる。
(変更例)
本発明に係る端末成形物品の製造装置および製造方法は、前述した実施例の構成に限定されるものではなく、例えば以下のような変更が可能である。
(1) 実施例では、基材10を載置したトレー14を複数のステーションに移動するようにしたが、トレー14を所定位置に保持するようにしてもよい。
(2) 実施例では、基材10の両端部に端末樹脂部12を設けるようにしたが、少なくとも1つの端部に端末樹脂部12を設ける構成に採用することができる。
(3) 実施例では、基材10を第1の支持部材28および第2の支持部材30で支持するようにしたが、支持部材を1つだけ備えるようにしてもよく、また3つ以上の支持部材を組み合わせるようにしてよい。すなわち、基材10を支持する数に合わせて支持部材を適宜の数に分割するように構成することができる。
(4) 実施例では、第1の支持部材28および第2の支持部材30の夫々に、基材10を下側から支持する第1支持部32(第1の支持手段)および不要樹脂部100を下側から支持する第2支持部34(第2の支持手段)を設けるようにしたが、第1支持部32(第1の支持手段)および第2支持部34(第2の支持手段)を別部材として構成し、これらを個別に退避位置と、待機位置と、支持位置とに移動するよう構成しても良い。
10 基材,12 端末樹脂部,18 搬送保持部(搬送保持手段)
32 第1支持部(第1の支持手段),32a 位置決め凹部
34 第2支持部(第2の支持手段),36 差込空間(空間)
42昇降移動体(昇降移動手段),50 射出成形部,54 キャビティ
56 ゲート,100 不要樹脂部,RM 端末成形物品

Claims (4)

  1. 基材の端部に射出成形により端末樹脂部を形成する端末成形物品の製造装置であって、
    前記端末樹脂部を成形する射出成形部と、
    複数の前記基材を端部から離間した位置で保持可能に構成されると共に、前記射出成形部に向けて保持した基材を前進移動するよう搬送する搬送保持手段と、
    記基材の移動軌道より上方の上昇位置と当該基材の移動軌道上に臨む下降位置との間で昇降可能に構成された昇降移動手段と、を備え、
    記基材を保持した前記搬送保持手段を前進移動する際に前記昇降移動手段を下降位置に位置させて各基材の端部を昇降移動手段に突き当てて、複数の前記基材の端部を揃えた後、複数の前記基材の端部を前記射出成形部のキャビティに位置付けて前記端末樹脂部を成形するよう構成し
    ことを特徴とする端末成形物品の製造装置。
  2. 複数の前記基材を並列に載置可能な載置部と、
    載置された前記基材の長手方向と交差する方向に前記載置部を移動可能なガイドレールと、
    前記基材の一方の端部の端末樹脂部を成形する射出成形部を有する第1成形ステーションと、
    前記基材の他方の端部の端末樹脂部を成形する射出成形部を有する第2成形ステーションと、を備え、
    前記ガイドレールは、前記第1成形ステーションから前記第2成形ステーションへ前記載置部を移動可能に構成した請求項1記載の端末成形品の製造装置。
  3. 基材の端部に射出成形により端末樹脂部を形成した端末成形物品の製造方法であって、
    複数の基材を保持した搬送保持手段を射出成形部に向けて前進移動すると共に、当該基材の移動軌道上に位置させた昇降移動手段に各基材の端部を突き当てて各基材の端部位置を揃えた後
    複数の前記基材の端部を該射出成形部のキャビティに位置付け、当該キャビティ内に樹脂を注入して基材の端部に端末樹脂部を成形する
    ことを特徴とする端末成形物品の製造方法。
  4. 前記射出成形部によって複数の前記基材の端部に端末樹脂部を成形後、該射出成形部を開放して不要樹脂部で繋がる複数の前記基材の端末樹脂部を該射出成形部から取り出し、次に、前記端末樹脂部と前記不要樹脂部との連結部を切断する請求項記載の端末成形物品の製造方法。
JP2019200661A 2019-11-05 2019-11-05 端末成形物品の製造装置および製造方法 Active JP7377068B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019200661A JP7377068B2 (ja) 2019-11-05 2019-11-05 端末成形物品の製造装置および製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019200661A JP7377068B2 (ja) 2019-11-05 2019-11-05 端末成形物品の製造装置および製造方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2021074888A JP2021074888A (ja) 2021-05-20
JP2021074888A5 JP2021074888A5 (ja) 2022-09-06
JP7377068B2 true JP7377068B2 (ja) 2023-11-09

Family

ID=75897809

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019200661A Active JP7377068B2 (ja) 2019-11-05 2019-11-05 端末成形物品の製造装置および製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7377068B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007015389A (ja) 2006-08-09 2007-01-25 Denso Corp インサート成形方法およびインサート成形装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007015389A (ja) 2006-08-09 2007-01-25 Denso Corp インサート成形方法およびインサート成形装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021074888A (ja) 2021-05-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5866398B2 (ja) 成形システム及び成形品の製造方法
US10751921B2 (en) Receiving device and injection-molding method
KR102503957B1 (ko) 반송 장치, 수지 성형 장치, 반송 방법 및 수지 성형품의 제조 방법
TWI666104B (zh) Resin sealing device and resin sealing method
JP2009125826A (ja) 自動組み立て装置
TW201641255A (zh) 吹模單元及使用其之吹製成型裝置
JP7377068B2 (ja) 端末成形物品の製造装置および製造方法
CN113829575B (zh) 橡胶自动化生产线及控制方法
JP2002505242A (ja) 成形部分を受容しかつ搬送するための装置
TWI766729B (zh) 工件搬出裝置、樹脂塑封裝置
JP2011073313A (ja) インサート成形品の製造装置および方法
JP5589431B2 (ja) 多層成形品の成形方法及び成形システム
JP4046726B2 (ja) インサート成形装置、インサート成形用端子材およびインサート成形方法
CN113246418B (zh) 一种二次注塑短冷却快速生产方法
TWI738213B (zh) 射出吹氣成形裝置
JP2021074888A5 (ja)
US20160303792A1 (en) Manufacturing method and manufacturing apparatus for hollow body
KR101953465B1 (ko) 자동차 블로워 성형제품의 스크랩 제거장치
JP3153470B2 (ja) 成形品の搬送及びゲート切断方法並びにその装置
JP2000301568A (ja) 金型に対するインサート金具の供給方法及び装置
JP7150948B2 (ja) 成形品の成形方法
JP2013248719A (ja) クランプ装置
CN220661551U (zh) 一种精密长型金属嵌件注塑模具
JP3932620B2 (ja) プリフォームの搬送方法及びこの搬送方法に用いるプリフォーム装着部材
JP3721907B2 (ja) 成形用金型

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220829

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220829

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230628

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230704

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230829

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231017

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231027

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7377068

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150