JP7377031B2 - 検査方法、検査装置、及び検査システム - Google Patents

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本発明は、検査方法、検査装置、及び検査システムに関する。
例えば、折り曲げられて重ね合わされた1枚のフィルム材又は重ね合わされた2枚のフィルム材を自動充填機が有するヒートロールにより熱溶着して包装体を製造しつつ、当該包装体に内容物を充填することが知られている。加えて、このような自動充填機を含む従来の充填装置により内容物を収容した包装体に対して、包装体におけるシール部の状態を検査する検査装置も知られている。
例えば、特許文献1には、PTP包装体のような包装体におけるシートの未シール部を自動的に検出し、良否判定を行うことができるはがれ検査装置が開示されている。
特開平8-193954
従来の充填装置により製造された包装体によっては、例えば、包装体に収容される内容物が包装体におけるシール部に夾雑物として混入する可能性がある。このようにシール部が内容物を噛み込むとシール部の状態が不良となり、シール部の不良箇所から内容物が漏れる可能性がある。このようなシール部の不良現象は、環境状態の変化等による各条件が満たされた場合に発生する。したがって、このようなシール部の不良現象を完全に抑制することは困難である。
したがって、ユーザは、従来、充填装置により内容物を収容した包装体に対して、包装体におけるシール部の状態の抜き取り検査を製品出荷前に行っていた。このような検査作業ではユーザの手間が増大するうえに、検査の正確性もユーザによってばらつく。加えて、充填装置により内容物を収容した包装体を連続的に製造する場合、ユーザは、連続的に製造される複数の包装体のうちの一部しかシール部の状態を検査できない。以上のように、従来は、包装体におけるシール部の状態の検査を行う作業の作業効率が低かった。
このような問題点に鑑みてなされた本発明の目的は、包装体におけるシール部の状態の検査を行う作業の作業効率が向上する検査方法、検査装置、及び検査システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、第1の観点に係る検査方法は、
フィルム材によって形成されている包装体のシール部の状態を検査装置が検査する検査方法であって、
電磁波を照射して前記シール部を含む領域の画像を取得するステップと、
取得された前記画像に基づいて、前記フィルム材に含まれるインクにより前記シール部に形成されている前記インクの第1印刷パターンを識別するステップと、
識別された前記第1印刷パターンに基づいて前記シール部の状態の良否を判定するステップと、
を含む。
第2の観点に係る検査方法は、
前記シール部の状態の良否を判定する基準となる、前記インクの第2印刷パターンを取得するステップと、
前記第1印刷パターンを識別するステップにおいて識別された前記第1印刷パターンが、取得された前記第2印刷パターンと一致するか否かを判定するステップと、
を含み、
前記第1印刷パターンが、前記第2印刷パターンと一致しないと判定すると、前記シール部の状態が不良であると判定してもよい。
第3の観点に係る検査方法では、
前記第2印刷パターンは、前記シール部の状態が正常であるときに前記シール部に形成されている前記インクの印刷パターンを含んでもよい。
第4の観点に係る検査方法では、
前記第1印刷パターンは、格子パターンを含み、
前記シール部の状態の良否を判定する基準となる、前記格子パターンに関する基準格子定数を取得するステップと、
前記第1印刷パターンを識別するステップにおいて識別された前記格子パターンの格子定数と、前記基準格子定数と、の間の差分が閾値を超えたか否かを判定するステップと、
を含み、
前記差分が前記閾値を超えたと判定すると、前記シール部の状態が不良であると判定してもよい。
第5の観点に係る検査方法は、
前記シール部の状態が不良であると判定すると、前記包装体に内容物を充填する充填装置に前記充填装置を制御する制御信号を送信するステップを含んでもよい。
第6の観点に係る検査方法では、
前記制御信号は、前記包装体への前記内容物の充填を停止させる停止信号、前記シール部の状態が不良であると判定された前記包装体を前記充填装置から排出させる排出信号、前記シール部の状態が不良であることを報知させる報知信号、及び前記シール部に関する前記充填装置の制御パラメータを調整させる調整信号のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
第7の観点に係る検査方法では、
前記画像を取得するステップにおいて、電磁波を照射して前記フィルム材の内層に形成されている前記第1印刷パターンが示される画像を取得してもよい。
上記課題を解決するために、第8の観点に係る検査装置は、
フィルム材によって形成されている包装体のシール部の状態を検査する検査装置であって、
前記シール部を含む領域に対して電磁波を照射する照射部と、
前記領域に照射された前記電磁波を検出する検出部と、
前記検出部からの出力に基づいて、前記領域の画像を取得する制御部と、
を備え、前記制御部は、
取得された前記画像に基づいて、前記フィルム材に含まれるインクにより前記シール部に形成されている前記インクの第1印刷パターンを識別し、
識別された前記第1印刷パターンに基づいて前記シール部の状態の良否を判定する。
上記課題を解決するために、第9の観点に係る検査システムは、
フィルム材によって形成されている包装体のシール部の状態を検査する検査装置と、前記検査装置が取り付けられ、前記包装体に内容物を充填する充填装置と、を含む検査システムであって、前記検査装置は、
前記シール部を含む領域に対して電磁波を照射する照射部と、
前記領域に照射された前記電磁波を検出する検出部と、
前記検出部からの出力に基づいて、前記領域の画像を取得する制御部と、
を備え、前記制御部は、
取得された前記画像に基づいて、前記フィルム材に含まれるインクにより前記シール部に形成されている前記インクの第1印刷パターンを識別し、
識別された前記第1印刷パターンに基づいて前記シール部の状態の良否を判定する。
本発明の一実施形態に係る検査方法、検査装置、及び検査システムによれば、包装体におけるシール部の状態の検査を行う作業の作業効率が向上する。
一実施形態に係る包装体の検査システムの一例を示す模式図である。 図1の包装体を形成するフィルム材の層構造の一例を示す模式図である。 連続して製造されている図1の包装体における横シール部周辺の外観の一例を示す模式図である。 一実施形態に係る包装体の検査装置の構成の一例を示す機能ブロック図である。 図4の検査装置によって取得される検査画像の第1例を示す模式図である。 図4の検査装置によって取得される検査画像の第2例を示す模式図である。 図4の検査装置の動作の第1例を示すフローチャートである。 図4の検査装置の動作の第2例を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら本発明の一実施形態に係る包装体2の検査方法、検査装置20、及び検査システム1について詳細に説明する。
図1は、一実施形態に係る包装体2の検査システム1の一例を示す模式図である。図1を参照しながら、検査システム1の構成及び機能について主に説明する。
本明細書において「縦方向」は、例えば、一実施形態に係る検査システム1により製造された図1の包装体2をフィルム材12の厚み方向から見た正面視における一方向及びその逆方向を含む。縦方向は、例えば、各図の正面視における上下方向である。本明細書において、充填装置10における連続する複数の包装体2の「搬送方向」は、例えば、縦方向の一方向、より具体的には図1の正面視における下方向を含む。本明細書において「横方向」は、例えば、同正面視における縦方向と直交する方向を含む。横方向は、例えば、各図の正面視における左右方向である。
図1に示すとおり、検査システム1は、内容物が充填された包装体2を製造する充填装置10と、充填装置10に取り付けられ、包装体2の縦シール部2b及び横シール部2cを含むシール部の状態を検査する検査装置20とを有する。検査システム1は、充填装置10により内容物を収容した包装体2を連続的に製造しながら、製造された包装体2のシール部の状態を検査装置20により検査する。本明細書において「シール部の状態」は、例えば、シール部における夾雑物の噛み込み、発泡、及びしわ等の存否に関するシール面の状態を含む。
充填装置10は、巻取りロール11から繰り出されたフィルム材12をガイドロール13、14に順次通過させた後、折畳み部15により幅方向に2つ折りにする。充填装置10は、包装体2の縦シール部2bとなる縦シールを施す一対の回転体としての一対のヒートロール16と、包装体2の横シール部2cとなる横シールを施す一対の回転体としての一対のヒートロール17とを有する。充填装置10は、例えば一対のヒートロール17によって包装体2に施された横シール部2cを冷却する一対の回転体としての一対の冷却ロール18を有する。折畳み部15により2つ折り状態にされたフィルム材12は、引出しロールを兼ねる一対のヒートロール16の間、一対のヒートロール17の間、及び一対の冷却ロール18の間を縦方向に順次通過する。
一対のヒートロール16の各ヒートロールは、フランジ状のヒートシール刃16aを有する。2つ折りにされて重ね合わされたフィルム材12の遊端部分は、一方のヒートシール刃16aの外面と他方のヒートシール刃16aの外面との間に挟み込まれる。これにより、フィルム材12の遊端部分において縦方向に延在する縦シールが施される。その結果、包装体2の縦シール部2bが形成される。
一対のヒートロール17の各ヒートロールは、径方向に突出すると共に軸方向に延在するヒートシール刃17aを有する。ヒートシール刃17aは、ヒートロール17の周方向に所定の間隔をおいて複数設けられている。フィルム材12は、ヒートシール刃17aの径方向外側の面同士に挟み込まれながら縦方向に搬送される。これにより、フィルム材12には、斜線で示すような横方向に延在する横シールが施される。その結果、包装体2の横シール部2cが形成される。充填装置10が一対のヒートロール17の下方に一対の冷却ロール18を有することで、包装体2の横シール部2cが再押圧され、横シールが確実になる。
充填装置10は、縦シールが施された後のフィルム材12の内側へ液体等の内容物を充填する充填手段としてのノズル19aを有する。ノズル19aは、包装体2の収容空間Sとなる部分に液体等の内容物を充填する。充填装置10は、一対の冷却ロール18の下方に配置されたカッターロール19bを有する。カッターロール19bは、内容物が充填され、横シールが施された後、横シールが施された部分の中間部を切断する。以上により、充填装置10は、包装体2を製造することができる。
検査装置20は、例えば、一対のヒートロール17と一対の冷却ロール18との間に配置されている。検査装置20は、一対のヒートロール16により縦シールが施され、一対のヒートロール17により横シールが施された状態で、縦方向に連続的に搬送されている包装体2のシール部の状態を検査する。
検査装置20は、充填装置10と有線又は無線によって通信接続されている。検査装置20は、縦方向に搬送されている包装体2の横シール部2cが検査装置20を通過するタイミングと、検査装置20が検査を行うタイミングとを同期させるための検査情報を充填装置10から必要に応じて受信する。逆に、検査装置20は、包装体2のシール部の状態の検査結果に基づき、包装体2の製造に関して充填装置10を制御する制御信号を充填装置10に必要に応じて送信する。より具体的には、検査装置20は、シール部の状態が不良であると判定すると、充填装置10に制御信号を送信する。
本明細書において「検査情報」は、例えば、フィルム材12がヒートシール刃17aの径方向外側の面同士によって挟み込まれる位置、包装体2の搬送速度、及び連続する包装体2における横シール部2cの間隔等の情報を含む。本明細書において「制御信号」は、例えば、包装体2への内容物の充填を充填装置10に停止させる停止信号、シール部の状態が不良であると判定された包装体2を充填装置10から自動的に排出させる排出信号、シール部の状態が不良であることを充填装置10から報知させる報知信号、及びシール部に関する充填装置10の制御パラメータを充填装置10に調整させる調整信号のうちの少なくとも1つを含む。本明細書において「制御パラメータ」は、例えば、ヒートロール17による横シール温度及び圧力等のヒートシールの状態を調整する際に必要となるパラメータを含む。
報知信号に基づく充填装置10による報知の方法は、任意の方法を含む。例えば、報知の方法は、シール部の状態が不良であることを示す任意のマークを包装体2の任意の位置に印字する方法であってもよい。例えば、報知の方法は、ランプを点滅させる等の任意の視覚的な方法であってもよい。例えば、報知の方法は、スピーカから音を出力させる等の任意の聴覚的な方法であってもよい。例えば、報知の方法は、上述した方法の任意の組み合わせであってもよい。
図2は、図1の包装体2を形成するフィルム材12の層構造の一例を示す模式図である。図2を参照しながら、フィルム材12の層構造について主に説明する。
フィルム材12は、例えば、基材層121、印刷層122、及びシーラント層123を積層した積層フィルムを含む。基材層121は、例えば、二軸延伸したナイロンフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、又はポリプロピレンフィルム等により構成される。シーラント層123は、例えば、低密度ポリエチレン樹脂又はその他の各種ポリエチレン樹脂等により構成される。
基材層121とシーラント層123との間の単層又は複数層は、中間層として形成されていてもよい。これにより、フィルム材12には、ガスバリア性、強度、耐寒性、又は耐ピンホール性等の機能が付加される。中間層は、例えば、ガスバリア性の高い各種蒸着フィルム、耐ピンホール性の高い各種ナイロンフィルム、又はアルミ箔等の金属箔等により構成され、内容物に応じて適宜選択される。
印刷層122は、例えば包装体2の製品デザインとしての絵柄を形成するための柄印刷層122aを1つ以上有する。柄印刷層122aは、例えば、金属を含まないインクによって形成されている。加えて、印刷層122は、例えばシールされた後に横シール部2cとして形成されるフィルム材12の一部において、後述するインクの第1印刷パターンが形成されているパターン印刷層122bを1つ有する。パターン印刷層122bは、例えば、金属を含むインクによって形成されている。これに限定されず、パターン印刷層122bは、後述する図5及び図6等の検査画像を検査装置20が取得可能なように、密度の高い任意のインクによって形成されていてもよい。
例えば、印刷層122に含まれる柄印刷層122aは、印刷層122において基材層121側に形成されている。例えば、印刷層122に含まれるパターン印刷層122bは、印刷層122においてシーラント層123側に形成されている。包装体2では、シーラント層123が内側となるように折り返されて、シーラント層123同士が熱溶着(ヒートシール)にて溶着されるので、パターン印刷層122bは、フィルム材12の一部が横シール部2cとして形成されたときに、印刷層122において最も内側の層に配置される。
このような層構造のフィルム材12は、基材層121上に印刷層122及びシーラント層123を順番に積層することで製造される。より具体的には、初めに、基材層121上に印刷層122の柄印刷層122aを1層ずつ積層する。全ての柄印刷層122aが積層されると、柄印刷層122a上にパターン印刷層122bを積層する。最後に、積層されているパターン印刷層122b上にシーラント層123を積層する。
図3は、連続して製造されている図1の包装体2における横シール部2c周辺の外観の一例を示す模式図である。図3の模式図は、検査装置20の後述する照射部22によって電磁波が照射される領域Aに対する包装体2の外観を示す。図3を参照しながら、包装体2の構成について主に説明する。
包装体2は、2つ折りにして重ね合わせた1枚のフィルム材12をヒートシールし、内容物を収容可能な収容空間Sを区画したものである。より具体的には、包装体2は、折り返し部2aと、折り返し部2aで折り返された1枚のフィルム材12の遊端部分をヒートシールすることにより形成されている縦シール部2bと、を有する。フィルム材12の「遊端部分」は、例えば、フィルム材12が2つ折りに折り返された際に、正面視において折り返し部2aと対向した位置にくるフィルム材12の両端部を含む。包装体2は、縦方向に間隔をおいた2箇所で、折り返し部2a及び縦シール部2bの間をヒートシールすることにより形成される横シール部2cをさらに有する。収容空間Sは、折り返し部2a、縦シール部2b、及び2箇所の横シール部2cにより区画されている。
領域Aは、横シール部2cを包含し、かつ横シール部2cよりも広範な包装体2における領域を含む。領域Aは、例えば、その中央部に横シール部2cを包含する。領域Aの横方向の幅は、縦シール部2b及び横シール部2cの横方向の幅と略同一である。横シール部2cと重畳しない、縦方向に位置する領域Aの端縁部は、収容空間Sと重なる。
横シール部2cの下縁部は、搬送方向に搬送されながら包装体2が製造されているときに、一対のヒートロール17によって最初に横シールが施されることで形成されている。一方で、横シール部2cの上縁部は、搬送方向に搬送されながら包装体2が製造されているときに、一対のヒートロール17によって最後に横シールが施されることで形成されている。すなわち、搬送方向に搬送されている包装体2の横シール部2cは、入口側である下縁部を起点とし、出口側である上縁部を終点として一対のヒートロール17により横シールが施されることで形成されている。
図4は、一実施形態に係る包装体2の検査装置20の構成の一例を示す機能ブロック図である。図4を参照しながら、検査装置20の構成及び機能について主に説明する。
検査装置20は、制御部21と、照射部22と、検出部23と、記憶部24と、通信部25と、出力部26とを有する。
制御部21は、少なくとも1つのプロセッサを含む。制御部21は、検査装置20の種々の機能を実行するための制御及び処理能力を提供する。種々の実施形態によれば、少なくとも1つのプロセッサは、単一の集積回路(IC)として、又は複数の通信可能に接続されているIC及びディスクリート回路の少なくとも一方として構成されてもよい。少なくとも1つのプロセッサは、種々の既知の技術に従って構成されてもよい。
一実施形態において、プロセッサは、1以上のデータ計算手続又は処理を実行するために構成された、1以上の回路又はユニットを含んでもよい。例えば、制御部21は、1以上のプロセッサ、コントローラ、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号処理装置、プログラマブルロジックデバイス、フィールドプログラマブルゲートアレイ、又はこれらのデバイス若しくは構成の任意の組み合わせを含んでもよい。制御部21は、他の既知のデバイス又は構成の任意の組み合わせを含んでもよい。
制御部21は、照射部22と、検出部23と、記憶部24と、通信部25と、出力部26とに通信接続されている。制御部21は、これらの各機能部をはじめとして検査装置20全体を制御及び管理する。制御部21は、記憶部24に記憶されているプログラムを取得して、当該プログラムを実行する。これにより、制御部21は、検査装置20の各機能部に係る種々の機能を実現する。制御部21から他の機能部に制御信号又は各種情報等を送信する場合、制御部21と他の機能部とは、有線又は無線により通信接続されていればよい。制御部21が他の機能部から各種情報等を受信する場合、制御部21と他の機能部とは、有線又は無線により通信接続されていればよい。
照射部22は、包装体2を透過できる所定の波長の電磁波を放射する光源を含む。照射部22は、例えば軟X線を放射する軟X線光源により構成される。軟X線は、包装体2を構成するフィルム材12が透明フィルム、不透明な樹脂フィルム、及び表面に印刷が施された樹脂フィルム、並びにアルミニウムフィルム等のいずれであっても包装体2を適度に透過する。照射部22は、フィルム材12の種類に応じて、例えば可視光又は赤外線等を放射する光源により構成されてもよい。
照射部22は、シール部を含む包装体2の領域Aに対して電磁波を照射する。照射部22は、例えば、図1の包装体2をフィルム材12の厚み方向から見た正面視において、連続する複数の包装体2よりも手前側又は奥側に配置されている。
検出部23は、照射部22によって放射された所定の波長の電磁波を検出する検出器を含む。検出部23は、例えば照射部22を構成する軟X線光源によって放射された軟X線を検出する軟X線カメラにより構成される。検出部23は、例えば可視光又は赤外線等を検出する任意のカメラにより構成されてもよい。
検出部23は、領域Aに対して照射部22により照射され、領域Aを通過した電磁波を検出する。検出部23は、領域Aを通過した電磁波の検出輝度に関する情報を制御部21に出力する。検出部23は、例えば、図1の包装体2をフィルム材12の厚み方向から見た正面視において、連続する複数の包装体2よりも奥側又は手前側に配置されている。検出部23は、縦方向及び横方向に垂直な方向に沿って、連続する複数の包装体2を挟むように照射部22と対向する。
記憶部24は、半導体メモリ又は磁気ディスク等を含む。記憶部24は、これらに限定されず、任意の記憶装置によって構成されてもよい。例えば、記憶部24は、光ディスクのような光学記憶装置によって構成されてもよいし、又は光磁気ディスク等によって構成されてもよい。記憶部24は、制御部21から取得した情報を記憶する。記憶部24は、制御部21によって実行されるプログラム等を記憶する。その他、記憶部24は、例えば制御部21による演算結果等の各種データも記憶する。記憶部24は、制御部21が動作する際のワークメモリ等も含んでもよい。
通信部25は、有線又は無線を介する任意の通信規格に対応する通信インタフェースを含む。通信部25は、充填装置10と通信可能であり、充填装置10から必要に応じて検査情報を受信し、かつ充填装置10に必要に応じて制御信号を送信する。
出力部26は、例えば液晶ディスプレイ等を含む。出力部26は、これに限定されず、任意の表示デバイスにより構成されてもよいし、視覚的に作用するデバイスではなく音を出力するような聴覚的に作用するデバイスであってもよい。出力部26は、制御部21から取得した情報を必要に応じて表示する。例えば、出力部26は、検査装置20によって検査された包装体2のシール部の状態を表示する。
以下では、図5乃至図8を参照しながら、制御部21によって実行される、一実施形態に係る検査装置20の検査方法について主に説明する。
図5は、図4の検査装置20によって取得される検査画像の第1例を示す模式図である。図6は、図4の検査装置20によって取得される検査画像の第2例を示す模式図である。図5及び図6の模式図は、互いの横シール部2cによって接続されている一の包装体2及び隣接する他の包装体2について、シール部を含む包装体2の領域Aを示す。図5は、一例として、一の包装体2及び隣接する他の包装体2を接続する横シール部2cが夾雑物を噛み込んでいる状態を示す。図6は、一例として、一の包装体2及び隣接する他の包装体2を接続する横シール部2cが夾雑物を噛み込んでいると共に、横シール部2cにおいて発泡が生じている状態を示す。
制御部21は、通信部25を介して受信した充填装置10からの検査情報に基づいて、照射部22により電磁波を照射する包装体2の領域Aを決定する。制御部21は、電磁波を常時照射するように照射部22を制御する。制御部21は、検査情報に基づいて、検出部23により電磁波を検出するタイミング及び検出時間等を算出する。より具体的には、制御部21は、例えば、下方向に搬送されている一の包装体2の収容空間Sにおいて領域Aの下縁部に対応する部分が照射部22と検出部23との間を通過するタイミングと、検出部23が電磁波の検出を開始するタイミングとを同期させる。制御部21は、例えば、一の包装体2の収容空間Sにおいて領域Aの下縁部に対応する部分から隣接する他の包装体2の収容空間Sにおいて領域Aの上縁部に対応する部分までの領域A全体に対して検出部23が電磁波を検出するように検出時間を調整する。制御部21は、例えば、下方向に搬送されている他の包装体2の収容空間Sにおいて領域Aの上縁部に対応する部分が照射部22と検出部23との間を通過するタイミングと、検出部23が電磁波の検出を停止するタイミングとを同期させる。
調整方法はこれに限定されない。例えば、制御部21は、検査情報に基づいて、照射部22から電磁波を照射させるタイミング及び照射時間等を算出してもよい。より具体的には、制御部21は、例えば、下方向に搬送されている一の包装体2の収容空間Sにおいて領域Aの下縁部に対応する部分が照射部22と検出部23との間を通過するタイミングと、照射部22が電磁波の照射を開始するタイミングとを同期させてもよい。制御部21は、例えば、一の包装体2の収容空間Sにおいて領域Aの下縁部に対応する部分から隣接する他の包装体2の収容空間Sにおいて領域Aの上縁部に対応する部分までの領域A全体に対して照射部22が電磁波を照射するように照射時間を調整してもよい。制御部21は、例えば、下方向に搬送されている他の包装体2の収容空間Sにおいて領域Aの上縁部に対応する部分が照射部22と検出部23との間を通過するタイミングと、照射部22が電磁波の照射を停止するタイミングとを同期させてもよい。
制御部21は、電磁波を照射するよう照射部22を制御し、検出部23によって出力された電磁波の検出輝度に関する情報に基づいて、シール部を含む領域Aの画像を取得する。
ここで、横シール部2cの上縁部を透過した電磁波の検出輝度は、製造の際に最初に横シールが施される入口側、すなわち横シール部2cの下縁部を透過した電磁波の検出輝度よりも大きい。例えば、横シール部2cの出口側を透過した電磁波の検出輝度は、横シール部2cにおいて最大となる。横シール部2cのその他の部分を透過した電磁波の検出輝度は、略一定となる。このように、図3に示す横シール部2cの出口側の端縁部は、その他の部分よりも薄く、かつ横方向に直線的に形成されている。
上述したとおり、フィルム材12のパターン印刷層122bは、金属を含むインクによって第1印刷パターンを有するように形成されている。一方で、フィルム材12の柄印刷層122aは、金属を含まないインクによって形成されている。したがって、フィルム材12の基材層121が透明に構成されることで、制御部21によって例えば軟X線に基づき取得された領域Aの画像には、フィルム材12の内層であるパターン印刷層122bに含まれるインクにより横シール部2cに形成されているインクの第1印刷パターンが示される。
図5及び図6に示すとおり、第1印刷パターンは、例えば、格子パターンを含む。本明細書において「格子パターン」は、夾雑物の噛み込み、発泡、及びしわ等が発生していない部分に加えて夾雑物の噛み込み、発泡、及びしわ等が発生している部分も含めたシール部全体に印刷されているパターンを含む。
例えば、横シール部2cに噛み込みが発生していると、噛み込みが発生している横シール部2cの一部において、照射部22によって照射される電磁波が夾雑物により遮断される。したがって、図5に示すとおり、噛み込みが発生している横シール部2cの一部において、格子パターンが表示されずに欠落する。例えば、噛み込みが発生している横シール部2cの一部が黒く塗りつぶされた状態で画像に表示されている。図5において、噛み込みが発生している横シール部2cの一部は、例えば、横シール部2cの出口側及び入口側の端縁部近傍に位置する部分、並びに横シール部2cの搬送方向の中央部に位置する部分を含む。黒く塗りつぶされている横シール部2cの一部を囲む周縁部は、噛み込みが発生していない横シール部2cの他の一部において表示されているパターンから崩れた格子パターンにより画像に表示されている。
例えば、横シール部2cに発泡が生じていると、噛み込みが発生している場合と異なり、発泡が生じている横シール部2cの一部においても照射部22によって照射される電磁波が透過する。したがって、図6に示すとおり、発泡が生じている横シール部2cの一部においても、格子パターンが画像に表示されている。しかしながら、発泡による横シール部2cのシーラント層123の盛り上がりによって、発泡が生じていない横シール部2cの他の一部において表示されているパターンから歪んだ状態で格子パターンが画像に表示されている。加えて、噛み込みが発生している横シール部2cの一部が黒く塗りつぶされた状態で画像に表示されている。図6において、噛み込みが発生している横シール部2cの一部は、例えば、横シール部2cの出口側及び入口側の端縁部近傍に位置する部分を含む。
制御部21は、取得された図5又は図6に示すような画像に基づいて、フィルム材12に含まれるインクにより横シール部2cに形成されているインクの第1印刷パターンを識別する。制御部21は、識別された第1印刷パターンに基づいて横シール部2cの状態の良否を判定する。以下では、フィルム材12によって形成されている包装体2のシール部の状態を検査装置20が検査するこのような第1の検査方法について主に説明する。
例えば、制御部21は、横シール部2cの状態の良否を判定する基準となる、インクの第2印刷パターンを取得してもよい。本明細書において「第2印刷パターン」は、例えば、シール部の状態が正常であるときにシール部に形成されているインクの印刷パターンを含んでもよい。例えば、第2印刷パターンは、全ての単位格子が矩形状に均一に形成されている格子パターンを含んでもよい。第2印刷パターンは、例えば、充填装置10によって製造され検査装置20によって検査される包装体2と同一種類の包装体2に対して形成されている。制御部21は、図5又は図6に示す画像に対応する画像に基づいて、インクの第2印刷パターンを識別する。
制御部21は、例えば、充填装置10による包装体2の製造が開始される前に、内容物の充填を省略して充填装置10が稼働する試験運転状態で第2印刷パターンを取得してもよい。このとき、制御部21は、取得された第2印刷パターンのデータを記憶部24に格納してもよい。制御部21は、第1印刷パターンが第2印刷パターンと一致するか否かを判定する後述の処理の直前に、記憶部24から第2印刷パターンのデータを読み出すことで、第2印刷パターンを取得してもよい。
これに限定されず、制御部21は、例えば、充填装置10による包装体2の製造が実行されている充填装置10の通常運転状態で、第1印刷パターンが第2印刷パターンと一致するか否かを判定する後述の処理の直前に、任意の外部装置から通信部25を介して第2印刷パターンを取得してもよい。
制御部21は、識別された第1印刷パターンが、取得された第2印刷パターンと一致するか否かを判定してもよい。制御部21は、図5又は図6に示す画像に対応する1つの画像に基づいて取得された1つの第2印刷パターンに基づいて判定処理を実行してもよいし、図5又は図6に示す画像に対応する複数の画像に基づいてそれぞれ取得された複数の第2印刷パターンに基づいて判定処理を実行してもよい。
制御部21は、第1印刷パターンが第2印刷パターンと一致しないと判定すると、横シール部2cの状態が不良であると判定してもよい。制御部21は、第1印刷パターンが第2印刷パターンと一致すると判定すると、横シール部2cの状態が良であると判定してもよい。
以下では、フィルム材12によって形成されている包装体2のシール部の状態を検査装置20が検査する上記のような第2の検査方法について主に説明する。
例えば、制御部21は、横シール部2cの状態の良否を判定する基準となる、格子パターンに関する基準格子定数を取得してもよい。本明細書において「基準格子定数」は、例えば、取得された図5又は図6に示すような画像に基づいて識別された第1印刷パターンのうち、夾雑物の噛み込み、発泡、及びしわ等が発生していない部分における格子パターンに基づく格子定数を含む。例えば、図5に示すような画像の場合、制御部21は、噛み込みによって黒く塗りつぶされた画像箇所を検出し、当該画像箇所に対応する横シール部2cの一部を除く他の一部に限定して基準格子定数を取得してもよい。例えば、図6に示すような画像の場合、制御部21は、発泡によって単位格子が大きく広がっている画像箇所を検出し、当該画像箇所に対応する横シール部2cの一部を除く他の一部に限定して基準格子定数を取得してもよい。加えて、制御部21は、噛み込みによって黒く塗りつぶされた画像箇所を検出し、当該画像箇所に対応する横シール部2cの一部を除く他の一部に限定して基準格子定数を取得してもよい。
本明細書において「格子定数」は、例えば、隣接する格子点間の距離、及び隣接する格子点同士を結ぶ軸間の角度の少なくとも1つを含む。図5及び図6に示すとおり、第1印刷パターンは、平面上のパターンである。したがって、格子定数として、隣接する格子点間の距離を示す2つの定数、及び軸間の角度を示す1つの定数を含む、合計で3つの定数が考えられる。例えば、格子パターンにおける単位格子の形状が正方形である場合、隣接する格子点間の距離である2つの定数の値は互いに同一であり、軸間の角度は90°である。
制御部21は、取得された図5又は図6に示すような画像に基づいて、フィルム材12に含まれるインクにより横シール部2cに形成されているインクの格子パターンを識別してもよい。制御部21は、識別された格子パターンの各格子に対して格子定数を取得してもよいし、格子形状が変化している領域に限定して格子定数を取得してもよい。例えば、図5に示すような画像の場合、制御部21は、噛み込みによって黒く塗りつぶされた画像箇所を検出し、当該画像箇所に対応する横シール部2cの一部の周縁部に限定して格子定数を取得してもよい。例えば、図6に示すような画像の場合、制御部21は、発泡によって単位格子が大きく広がっている画像箇所を検出し、当該画像箇所に対応する横シール部2cの一部に限定して格子定数を取得してもよい。加えて、制御部21は、噛み込みによって黒く塗りつぶされた画像箇所を検出し、当該画像箇所に対応する横シール部2cの一部の周縁部に限定して格子定数を取得してもよい。
制御部21は、識別された格子パターンの格子定数と、基準格子定数と、の間の差分が閾値を超えたか否かを判定してもよい。このような閾値は、例えば、内容物の充填を省略して充填装置10が稼働する試験運転状態でユーザによって経験則に基づき任意に決定されてもよい。
例えば、図5に示すとおり、横シール部2cに噛み込みが発生していると、噛み込みが発生している横シール部2cの一部を囲む周縁部における単位格子の形状は、噛み込みが発生していない横シール部2cの他の一部における単位格子の形状と大きく相違する。したがって、横シール部2cの一部を囲む周縁部における単位格子に基づく格子定数と、対応する基準格子定数と、の間の差分が大きくなる。より具体的には、横シール部2cの一部を囲む周縁部における単位格子に基づく格子点間の距離は、基準格子定数に含まれる格子点間の距離と比較して短くなったり長くなったりしている。同様に、横シール部2cの一部を囲む周縁部における単位格子に基づく軸間の角度は、基準格子定数に含まれる軸間の角度と比較して小さくなったり大きくなったりしている。
例えば、図6に示すとおり、横シール部2cに発泡が生じていると、発泡が生じている横シール部2cの一部における単位格子の形状は、発泡が生じていない横シール部2cの他の一部における単位格子の形状と大きく相違する。したがって、横シール部2cの一部における単位格子に基づく格子定数と、対応する基準格子定数と、の間の差分が大きくなる。より具体的には、横シール部2cの一部における単位格子に基づく格子点間の距離は、基準格子定数に含まれる格子点間の距離と比較して短くなったり長くなったりしている。同様に、横シール部2cの一部における単位格子に基づく軸間の角度は、基準格子定数に含まれる軸間の角度と比較して小さくなったり大きくなったりしている。
制御部21は、識別された格子パターンの格子定数と、基準格子定数と、の間の差分が閾値を超えたと判定すると、横シール部2cの状態が不良であると判定してもよい。制御部21は、識別された格子パターンの格子定数と、基準格子定数と、の間の差分が閾値以下であると判定すると、横シール部2cの状態が良であると判定してもよい。
図7は、図4の検査装置20の動作の第1例を示すフローチャートである。図7のフローチャートは、上記の第1の検査方法に関する検査装置20の動作のフローを示す。図7を参照しながら、上記の第1の検査方法に関する検査装置20の動作のフローについて主に説明する。
ステップS101では、制御部21は、検査対象となるシール部を含む領域Aを決定する。
ステップS102では、制御部21は、照射部22により電磁波を照射してシール部を含む領域Aの画像を取得する。例えば、制御部21は、照射部22により軟X線を照射してフィルム材12の内層に形成されている第1印刷パターンが示される画像を取得する。
ステップS103では、制御部21は、ステップS102において取得された画像に基づいて、フィルム材12に含まれるインクによりシール部に形成されているインクの第1印刷パターンを識別する。
ステップS104では、制御部21は、シール部の状態の良否を判定する基準となる、インクの第2印刷パターンを取得する。
ステップS105では、制御部21は、ステップS103において識別された第1印刷パターンが、ステップS104において取得された第2印刷パターンと一致するか否かを判定する。制御部21は、第1印刷パターンが第2印刷パターンと一致すると判定すると、ステップS106の処理を実行する。制御部21は、第1印刷パターンが第2印刷パターンと一致しないと判定すると、ステップS107の処理を実行する。
ステップS106では、制御部21は、ステップS105において第1印刷パターンが第2印刷パターンと一致すると判定すると、シール部の状態の良否を判定する。より具体的には、制御部21は、ステップS105において第1印刷パターンが第2印刷パターンと一致すると判定すると、シール部の状態が良であると判定する。
その後、制御部21は、ステップS101の処理を再度実行する。
ステップS107では、制御部21は、ステップS105において第1印刷パターンが第2印刷パターンと一致しないと判定すると、シール部の状態の良否を判定する。より具体的には、制御部21は、ステップS105において第1印刷パターンが第2印刷パターンと一致しないと判定すると、シール部の状態が不良であると判定する。
ステップS108では、制御部21は、ステップS107においてシール部の状態が不良であると判定すると、包装体2に内容物を充填する充填装置10に充填装置10を制御する制御信号を送信する。
図8は、図4の検査装置20の動作の第2例を示すフローチャートである。図8のフローチャートは、上記の第2の検査方法に関する検査装置20の動作のフローを示す。図8を参照しながら、上記の第2の検査方法に関する検査装置20の動作のフローについて主に説明する。
ステップS201では、制御部21は、検査対象となるシール部を含む領域Aを決定する。
ステップS202では、制御部21は、照射部22により電磁波を照射してシール部を含む領域Aの画像を取得する。例えば、制御部21は、照射部22により軟X線を照射してフィルム材12の内層に形成されている第1印刷パターンが示される画像を取得する。
ステップS203では、制御部21は、ステップS202において取得された画像に基づいて、フィルム材12に含まれるインクによりシール部に形成されているインクの第1印刷パターンを識別する。
ステップS204では、制御部21は、シール部の状態の良否を判定する基準となる、格子パターンに関する基準格子定数を取得する。
ステップS205では、制御部21は、ステップS203において識別された格子パターンの格子定数と、基準格子定数と、の間の差分が閾値を超えたか否かを判定する。制御部21は、差分が閾値を超えたと判定すると、ステップS206の処理を実行する。制御部21は、差分が閾値を超えていないと判定すると、ステップS208の処理を実行する。
ステップS206では、制御部21は、ステップS205において差分が閾値を超えたと判定すると、シール部の状態の良否を判定する。より具体的には、制御部21は、ステップS205において差分が閾値を超えたと判定すると、シール部の状態が不良であると判定する。
ステップS207では、制御部21は、ステップS206においてシール部の状態が不良であると判定すると、包装体2に内容物を充填する充填装置10に充填装置10を制御する制御信号を送信する。
ステップS208では、制御部21は、ステップS205において差分が閾値を超えていないと判定すると、シール部の状態の良否を判定する。より具体的には、制御部21は、ステップS205において差分が閾値を超えていないと判定すると、シール部の状態が良であると判定する。
その後、制御部21は、ステップS201の処理を再度実行する。
以上のような一実施形態に係る検査方法、検査装置20、及び検査システム1によれば、包装体2におけるシール部の状態の検査を行う作業の作業効率が向上する。より具体的には、検査装置20は、領域Aの画像を取得して第1印刷パターンを識別することで、内容物を収容した包装体2が連続的に製造されるような場合であっても、連続的に製造される全ての包装体2を1つずつ検査することができる。これにより、ユーザは、例えば製品出荷前に抜き取り検査を改めて行う必要がない。したがって、ユーザによる検査作業の手間が省略され、シール部の状態の検査を行う作業の作業効率が向上する。結果として、包装体2の生産性が向上する。識別された第1印刷パターンに基づいてシール部の状態の良否を検査装置20が判定することで、ユーザが行っていた判定作業も省略でき、包装体2の生産性がさらに向上する。
検査装置20は、領域Aの画像に基づいて客観的にシール部の状態を検査できる。ユーザが判定作業を行う場合判定は主観的であるが、検査装置20が判定作業を行うことで、客観的な判定が可能となる。すなわち、検査装置20は、判定の正確性に関するばらつきを抑制でき、従来のように、検査の正確性のばらつきがユーザごとに生じることもない。したがって、検査の正確性が向上する。検査装置20は、連続的に製造される全ての包装体2のシール部を検査できるので、全ての包装体2の製品品質を保証できる。
例えば、図5に示すとおり、噛み込みが発生しているシール部の一部は、夾雑物によって電磁波を透過させず、対応する画像において黒く表示される。したがって、検査装置20は、画像において黒く表示されている箇所を検出したり、電磁波の検出輝度が極端に低下している座標領域を検出したりすることでシール部の状態の良否を判定することも一応は可能である。検査装置20は、これらに代えて又は加えて、包装体2のシール部に形成されている第1印刷パターンに基づいてシール部の状態の良否を判定することで、より精度良く判定処理を実行できる。例えば、検査装置20は、第1印刷パターンを用いずに判定処理を実行するときには検出できないような微細な夾雑物であっても、細かく形成されている第1印刷パターンの歪みに基づき正確に検出し、シール部の状態の良否を精度良く判定することができる。
検査装置20は、識別された第1印刷パターンが、取得された第2印刷パターンと一致するか否かを判定することで、噛み込み、発泡、及びしわ等が発生していない正常な状態における第2印刷パターンに基づいてシール部の状態の良否を容易に判定できる。例えば、噛み込み、発泡、及びしわ等によりシール部において不均一に形成されている格子パターンと、シール部全体にわたり均一に形成されている格子パターンとの比較により、検査装置20は、第1印刷パターンと第2印刷パターンとの不一致を容易に判定することができる。
検査装置20は、識別された格子パターンの格子定数と、基準格子定数と、の間の差分が閾値を超えたか否かを判定することで、現時点で検査を実行しようとしている検査対象の包装体2に対して取得された画像のみに基づいて判定処理を実行できる。したがって、検査装置20は、例えば、充填装置10の試験運転状態において、シール部の状態の良否を判定する基準となるデータを別途取得する必要がない。これにより、ユーザによる検査作業の手間が省略され、シール部の状態の検査を行う作業の作業効率が向上する。
検査装置20は、シール部の状態が不良であると判定したときに包装体2への内容物の充填を停止させる停止信号を充填装置10に送信することで、シール部の状態が不良であると判定される包装体2のさらなる製造を防止できる。同様に、検査装置20は、シール部の状態が不良であると判定された包装体2を自動的に排出させる排出信号を充填装置10に送信することで、良品と不良品とを効率的に分離できる。同様に、検査装置20は、シール部の状態が不良であることを報知させる報知信号を充填装置10に送信することで、ユーザに不良品の存在を直ちに認識させることができる。
検査装置20は、シール部の状態が不良であると判定したときにシール部に関する充填装置10の制御パラメータを調整させる調整信号を送信することで、製造の自動化に寄与できる。充填装置10が自動的に制御パラメータを調整してシール部の状態の最適化を実行することで、ユーザによる調整作業が省略される。これにより、包装体2の生産性がさらに向上する。
検査装置20は、照射部22により軟X線を照射してフィルム材12の内層に形成されている第1印刷パターンを含む画像を取得することで、例えば柄印刷層122aにより形成されている絵柄によって外側から目視できないようなシール部の状態についてもその良否を精度良く判定できる。また、このとき、包装体2のシール部を外側からユーザが目視しても、パターン印刷層122bに形成されている第1印刷パターンは視認されず、柄印刷層122aにより形成されている絵柄のみが視認されるので、包装体2の製品としてのデザイン性も維持される。
本発明は、その精神又はその本質的な特徴から離れることなく、上述した実施形態以外の他の所定の形態で実現できることは当業者にとって明白である。したがって、先の記述は例示的であり、これに限定されない。発明の範囲は、先の記述によってではなく、付加した請求項によって定義される。あらゆる変更のうちその均等の範囲内にあるいくつかの変更は、その中に包含されるとする。
例えば、上述した各構成部の形状、配置、向き、及び個数等は、上記の説明及び図面における図示の内容に限定されない。各構成部の形状、配置、向き、及び個数等は、その機能を実現できるのであれば、任意に構成されてもよい。
例えば、上述した検査方法の各ステップ及び各ステップに含まれる機能等は、論理的に矛盾しないように再配置可能であり、ステップの順序を変更したり、複数のステップを1つに組み合わせたり、又は分割したりすることが可能である。
例えば、本発明は、上述した検査装置20の各機能を実現する処理内容を記述したプログラム又はプログラムを記録した記憶媒体としても実現し得る。本発明の範囲には、これらも包含されると理解されたい。
第2印刷パターンは、例えば、シールされる前のシール部に対応するフィルム材12の一部に形成されているインクの印刷パターンを含んでもよい。このとき、第2印刷パターンは、例えば、充填装置10によって製造され検査装置20によって検査される包装体2と同一種類の包装体2を形成しているフィルム材12に対して形成されていてもよい。
検査装置20は、上述した第1の検査方法及び第2の検査方法に係る処理をそれぞれ単独で実行してもよいし、互いに組み合わせて実行してもよい。
基準格子定数は、現時点で検査を実行しようとしている検査対象の包装体2に対して取得された画像のみに基づいて取得されるとして説明したが、基準格子定数の取得方法はこれに限定されない。基準格子定数は、例えば、充填装置10によって製造され検査装置20によって検査される包装体2と同一種類の包装体2、及び当該同一種類の包装体2を形成しているフィルム材12の少なくとも一方を用いて取得されてもよい。
第1印刷パターンが印刷されているパターン印刷層122bは、印刷層122において任意の位置に形成されていてもよい。
第1印刷パターン及び第2印刷パターンは、格子パターンに限定されず、規則性を有する他の任意のパターンを含んでもよい。例えば、第1印刷パターン及び第2印刷パターンは、縦縞パターン、横縞パターン、斜め縞パターン、及びドットパターン等を含んでもよい。
検査装置20は、充填装置10によって下方向に搬送される包装体2に限定せずに、水平方向等の任意の方向に搬送される包装体2を検査してもよい。検査装置20は、例えば、充填装置10の外部において水平に配置された連続する複数の包装体2の上方又は下方から包装体2の延伸方向に沿って移動しながら包装体2を検査してもよい。検査装置20は、カッターロール19によって切断された後の単体の包装体2を検査してもよい。
検査装置20は、検出部23によって出力された電磁波の検出輝度に関する情報に基づいて図5又は図6に示すような領域Aの画像を取得可能であれば、包装体2を透過した電磁波ではなく、例えば包装体2で反射した電磁波を検出してもよい。
シール部の状態が不良であることを報知する主体は、充填装置10に限定されない。報知する主体は、検査装置20自体であってもよい。
検査装置20は、横シール部2cに代えて又は加えて、縦シール部2bを検査対象としてもよい。
内容物は、液状物であってもよいし、固形物であってもよい。
図1では、縦シール部2bは、フィルム材12の遊端部分をヒートシールすることにより形成されているが、縦シール部2bの位置は、2つ折りにされたフィルム材12の遊端部分に限定されない。縦シール部2bは、正面視において折り返し部2aと横方向に間隔をおいた任意の位置にヒートシールが施されることにより形成されてもよい。
パターン印刷層122bにおける第1印刷パターンが外側から視認可能であるような場合、第1印刷パターンを示す画像を制御部21が取得するために、照射部22は、軟X線以外の任意の波長の電磁波を放射する光源を含んでもよい。第1印刷パターンが外側から視認可能であるような場合は、例えば、印刷層122においてパターン印刷層122bが最も内側の層に配置され、かつフィルム材12の基材層121及び柄印刷層122aが透明である場合、及び印刷層122においてパターン印刷層122bが最も外側の層に配置され、かつフィルム材12の基材層121が透明である場合等を含む。
1 検査システム
2 包装体
2a 折り返し部
2b 縦シール部
2c 横シール部
10 充填装置
11 巻取りロール
12 フィルム材
121 基材層
122 印刷層
122a 柄印刷層
122b パターン印刷層
123 シーラント層
13 ガイドロール
14 ガイドロール
15 折畳み部
16 ヒートロール
16a ヒートシール刃
17 ヒートロール
17a ヒートシール刃
18 冷却ロール
19a ノズル
19b カッターロール
20 検査装置
21 制御部
22 照射部
23 検出部
24 記憶部
25 通信部
26 出力部
A 領域
S 収容空間

Claims (9)

  1. フィルム材によって形成されている包装体のシール部の状態を検査装置が検査する検査方法であって、
    電磁波を照射して前記シール部を含む領域の画像を取得するステップと、
    取得された前記画像に基づいて、前記フィルム材に含まれるインクにより前記シール部に形成されている前記インクの第1印刷パターンを識別するステップと、
    識別された前記第1印刷パターンの形状変化に基づいて前記シール部の状態の良否を判定するステップと、
    を含む、
    検査方法。
  2. 前記シール部の状態の良否を判定する基準となる、前記インクの第2印刷パターンを取得するステップと、
    前記第1印刷パターンを識別するステップにおいて識別された前記第1印刷パターンが、取得された前記第2印刷パターンと一致するか否かを判定するステップと、
    を含み、
    前記第1印刷パターンが、前記第2印刷パターンと一致しないと判定すると、前記シール部の状態が不良であると判定する、
    請求項1に記載の検査方法。
  3. 前記第2印刷パターンは、前記シール部の状態が正常であるときに前記シール部に形成されている前記インクの印刷パターンを含む、
    請求項2に記載の検査方法。
  4. 前記第1印刷パターンは、格子パターンを含み、
    前記シール部の状態の良否を判定する基準となる、前記格子パターンに関する基準格子定数を取得するステップと、
    前記第1印刷パターンを識別するステップにおいて識別された前記格子パターンの格子定数と、前記基準格子定数と、の間の差分が閾値を超えたか否かを判定するステップと、
    を含み、
    前記差分が前記閾値を超えたと判定すると、前記シール部の状態が不良であると判定する、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の検査方法。
  5. 前記シール部の状態が不良であると判定すると、前記包装体に内容物を充填する充填装置に前記充填装置を制御する制御信号を送信するステップを含む、
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の検査方法。
  6. 前記制御信号は、前記包装体への前記内容物の充填を停止させる停止信号、前記シール部の状態が不良であると判定された前記包装体を前記充填装置から排出させる排出信号、前記シール部の状態が不良であることを報知させる報知信号、及び前記シール部に関する前記充填装置の制御パラメータを調整させる調整信号のうちの少なくとも1つを含む、
    請求項5に記載の検査方法。
  7. 前記画像を取得するステップにおいて、電磁波を照射して前記フィルム材の内層に形成されている前記第1印刷パターンが示される画像を取得する、
    請求項1乃至6のいずれか1項に記載の検査方法。
  8. フィルム材によって形成されている包装体のシール部の状態を検査する検査装置であって、
    前記シール部を含む領域に対して電磁波を照射する照射部と、
    前記領域に照射された前記電磁波を検出する検出部と、
    前記検出部からの出力に基づいて、前記領域の画像を取得する制御部と、
    を備え、前記制御部は、
    取得された前記画像に基づいて、前記フィルム材に含まれるインクにより前記シール部に形成されている前記インクの第1印刷パターンを識別し、
    識別された前記第1印刷パターンの形状変化に基づいて前記シール部の状態の良否を判定する、
    検査装置。
  9. フィルム材によって形成されている包装体のシール部の状態を検査する検査装置と、前記検査装置が取り付けられ、前記包装体に内容物を充填する充填装置と、を含む検査システムであって、前記検査装置は、
    前記シール部を含む領域に対して電磁波を照射する照射部と、
    前記領域に照射された前記電磁波を検出する検出部と、
    前記検出部からの出力に基づいて、前記領域の画像を取得する制御部と、
    を備え、前記制御部は、
    取得された前記画像に基づいて、前記フィルム材に含まれるインクにより前記シール部に形成されている前記インクの第1印刷パターンを識別し、
    識別された前記第1印刷パターンの形状変化に基づいて前記シール部の状態の良否を判定する、
    検査システム。
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