JP6578522B1 - 検査方法、検査装置、及び検査システム - Google Patents

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Abstract

【課題】雰囲気温度の変動等を含む外部環境の変動に対応可能であり、ユーザの利便性が向上する検査方法を提供する。【解決手段】本発明の一実施形態に係る検査方法は、充填装置10により内容物が包装袋に充填されて得られる包装体2のシール部の状態を検査する検査方法であって、電磁波を照射してシール部を含む第1領域A1と、包装体2が含まれていない第2領域A2とを含む照射領域Aの画像を取得するステップと、取得された画像における画素値を取得するステップと、第2領域A2及びシール部それぞれにおける画素値に基づく閾値に関する情報と、シール部における画素値に関する情報とに基づいてシール部の状態の良否を判定するステップと、を含む。【選択図】図6

Description

本発明は、検査方法、検査装置、及び検査システムに関する。
従来、折り曲げられて重ね合わされた1枚のフィルム材又は重ね合わされた2枚のフィルム材を自動充填機等の製造装置が有するヒートロールにより熱溶着して包装袋を製造しつつ、当該包装袋に内容物を充填することが知られている。
例えば、特許文献1には、フィルム材に損傷を与えることなく液状内容物中に含まれる気泡又は粒状物等の横シール部内への噛み込みを阻止しながら液状内容物を連続充填する充填包装機が開示されている。
特許文献1に記載の充填包装機を含む従来の充填装置により内容物を収容した包装体を連続的に製造する際に、包装体のシール部の状態をインラインで検査する検査装置が知られている。インライン検査では、夾雑物の噛み込み等のシール部の状態をシール直後に検査可能である。
特開2017−019507号公報
しかしながら、充填装置では加熱ヒータが用いられており、製造開始から時間が経過したり、加熱ヒータの設定温度が変更されたりすると、検査装置が設置されている雰囲気温度が変動する。これにより、検査装置自体の温度も変動する。結果として、シール部の状態の検査の精度に影響が及ぶ。加えて、従来の検査装置では、検査結果に対する良否判定の閾値等の設定が煩雑であり、ユーザの利便性が低かった。
このような問題点に鑑みてなされた本発明の目的は、雰囲気温度の変動等を含む外部環境の変動に対応可能であり、ユーザの利便性が向上する検査方法、検査装置、及び検査システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、第1の観点に係る検査方法は、
充填装置により内容物が包装袋に充填されて得られる包装体のシール部の状態を検査する検査方法であって、
電磁波を照射して前記シール部を含む第1領域と、前記包装体が含まれていない第2領域とを含む照射領域の画像を取得するステップと、
取得された前記画像における画素値を取得するステップと、
前記第2領域及び前記シール部それぞれにおける前記画素値に基づく閾値に関する情報と、前記シール部における前記画素値に関する情報とに基づいて前記シール部の状態の良否を判定するステップと、
を含む。
第2の観点に係る検査方法は、
前記充填装置による前記包装体の製造が開始される前に、前記内容物の充填を省略して前記充填装置が稼働する試験運転状態で、前記第2領域及び前記シール部それぞれにおける前記画素値に関する情報に基づいて前記閾値に関する情報を決定するステップと、
前記閾値に関する情報を決定するステップにおいて決定された前記閾値に関する情報を記憶するステップと、
をさらに含んでもよい。
第3の観点に係る検査方法は、
前記充填装置による前記包装体の製造が実行されている前記充填装置の通常運転状態で、前記第2領域における前記画素値に関する情報が変化したか否かを判定するステップと、
前記第2領域における前記画素値に関する情報が変化したと判定すると、前記第2領域における前記画素値に関する情報の変化に基づいて前記閾値に関する情報を更新するステップと、
前記閾値に関する情報を更新するステップにおいて更新された前記閾値に関する情報を記憶するステップと、
をさらに含んでもよい。
第4の観点に係る検査方法は、
前記充填装置による前記包装体の製造が一度終了して再度開始すると、前記閾値に関する情報を記憶するステップにおいて記憶された前記閾値に関する情報を取得するステップをさらに含み、
前記シール部の状態の良否を判定するステップにおいて、取得された前記閾値に関する情報を用いて、前記シール部の状態の良否が判定されてもよい。
第5の観点に係る検査方法では、
前記画素値に関する情報は、前記照射領域に照射された前記電磁波の検出輝度値を含み、
前記閾値に関する情報は、前記第2領域と前記シール部とにおける前記輝度値の差に1よりも大きい比率を乗算した第1所定値を、前記第2領域における前記輝度値から差し引いた第2所定値を含み、
前記シール部の状態の良否を判定するステップにおいて、前記シール部における前記輝度値が前記第2所定値を下回ると、前記シール部の状態は不良であると判定されてもよい。
第6の観点に係る検査方法では、
前記閾値に関する情報を更新するステップにおいて、前記第2領域における前記画素値に関する情報の変化に基づいて前記第1所定値及び前記第2所定値が更新されてもよい。
第7の観点に係る検査方法では、
前記比率は、前記内容物の種類に関連付けられて決定されてもよい。
第8の観点に係る検査方法では、
画素値を取得するステップにおいて、連続する複数の前記包装体の延伸方向に直交する方向に沿った、前記照射領域の画像における画素列での前記画素値に関する情報の依存性が取得されてもよい。
第9の観点に係る検査方法では、
前記シール部と前記第2領域とは、前記包装体に印刷された前記電磁波を吸収する塗料の画像認識に基づいて決定されてもよい。
上記課題を解決するために、第10の観点に係る検査装置は、
充填装置により内容物が包装袋に充填されて得られる包装体のシール部の状態を検査する検査装置であって、
前記シール部を含む第1領域と、前記包装体が含まれていない第2領域とを含む照射領域に対して電磁波を照射する照射部と、
前記照射領域に照射された前記電磁波を検出する検出部と、
前記検出部からの出力に基づいて、前記照射領域の画像を取得する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
取得された前記画像における画素値を取得し、
前記第2領域及び前記シール部それぞれにおける前記画素値に基づく閾値に関する情報と、前記シール部における前記画素値に関する情報とに基づいて前記シール部の状態の良否を判定する。
上記課題を解決するために、第11の観点に係る検査システムは、
包装袋に内容物を充填して包装体を得る充填装置と、前記充填装置に取り付けられ、前記包装体のシール部の状態を検査する検査装置と、を含む検査システムであって、
前記検査装置は、
前記シール部を含む第1領域と、前記包装体が含まれていない第2領域とを含む照射領域に対して電磁波を照射する照射部と、
前記照射領域に照射された前記電磁波を検出する検出部と、
前記検出部からの出力に基づいて、前記照射領域の画像を取得する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
取得された前記画像における画素値を取得し、
前記第2領域及び前記シール部それぞれにおける前記画素値に基づく閾値に関する情報と、前記シール部における前記画素値に関する情報とに基づいて前記シール部の状態の良否を判定する。
本発明の一実施形態に係る検査方法、検査装置、及び検査システムによれば、雰囲気温度の変動等を含む外部環境の変動に対応可能であり、ユーザの利便性が向上する。
一実施形態に係る包装体の検査システムを示す模式図である。 一実施形態に係る包装体の検査装置の構成を示す機能ブロック図である。 図2の検査装置によって取得される検査画像の一例を示す模式図である。 図3の一点鎖線により示した検査ラインにおける画素値に関する情報の画素位置に対する依存性を例示的に示す模式図である。 異なる雰囲気温度で得られた、図4Aに対応する画素値に関する情報の依存性を例示的に示す模式図である。 図2の検査装置の動作の第1例を示すフローチャートである。 図2の検査装置の動作の第2例を示すフローチャートである。 図2の検査装置の動作の第3例を示すフローチャートである。 図2の検査装置の動作の第4例を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら本発明の一実施形態に係る包装体2の検査方法、検査装置20、及び検査システム1について詳細に説明する。
以下で述べる「縦方向」とは、一実施形態に係る検査システム1により製造された図1及び図3の包装体2をフィルム材12の厚み方向から見た正面視における一方向及びその逆方向を含む。縦方向は、例えば、各図の正面視における上下方向である。充填装置10における連続する複数の包装体2の搬送方向は、縦方向の一方向、より具体的には図1及び図3の正面視における下方向を含む。「横方向」とは、同正面視における縦方向と直交する方向を含む。横方向は、例えば、各図の正面視における左右方向である。連続する複数の包装体2の延伸方向は、同正面視における縦方向を含む。連続する複数の包装体2の延伸方向に直交する方向は、同正面視における横方向を含む。
図1は、一実施形態に係る包装体2の検査システム1を示す模式図である。図1を参照しながら、検査システム1の構成及び機能について主に説明する。
図1に示すとおり、検査システム1は、包装袋に内容物を充填して包装体2を得る充填装置10と、当該充填装置10に取り付けられ、包装体2の縦シール部2b及び横シール部2cを含むシール部の状態を検査する検査装置20とを有する。検査システム1は、充填装置10により内容物を収容した包装体2を連続的に製造しながら、製造された包装体2のシール部の状態を検査装置20により検査する。「シール部の状態」とは、シール部のシール強度、並びにシール部における夾雑物の噛み込み、発泡、及びしわ等の存否に関するシール面の状態を含む。
包装体2は、二つ折りにして重ね合わせた1枚のフィルム材12を熱溶着(ヒートシール)し、内容物を収容可能な収容空間Sを区画したものである。より具体的には、包装体2は、折り返し部2aと、折り返し部2aで折り返された1枚のフィルム材12の遊端部分をヒートシールすることにより形成される縦シール部2bとを有する。フィルム材12の「遊端部分」とは、フィルム材12が二つ折りに折り返された際に、正面視において折り返し部2aと対向した位置にくるフィルム材12の両端部を含む。包装体2は、縦方向に間隔をおいた2箇所で、折り返し部2a及び縦シール部2bの間をヒートシールすることにより形成される横シール部2cをさらに有する。収容空間Sは、折り返し部2a、縦シール部2b、及び2箇所の横シール部2cにより区画されている。
フィルム材12は、例えば、基材層及びシーラント層の少なくとも2層を積層した積層フィルムを含む。基材層は、例えば、二軸延伸したナイロンフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、又はポリプロピレンフィルム等により構成される。シーラント層は、例えば、低密度ポリエチレン樹脂又はその他の各種ポリエチレン樹脂等により構成される。包装体2では、シーラント層が内側となるように折り返されており、シーラント層同士がヒートシールにて溶着されている。フィルム材12は、基材層とシーラント層との間に単層又は複数層の中間層を有してもよい。これにより、フィルム材12には、ガスバリア性、強度、耐寒性、又は耐ピンホール性等の機能が付加される。中間層は、例えば、ガスバリア性の高い各種蒸着フィルム、耐ピンホール性の高い各種ナイロンフィルム、又はアルミ箔等の金属箔等により構成される。
充填装置10は、巻取りロール11から繰り出されたフィルム材12をガイドロール13、14に順次通過させた後、折畳み部15により幅方向に二つ折りにする。充填装置10は、包装体2の縦シール部2bとなる縦シールを施す一対の回転体としての一対のヒートロール16と、包装体2の横シール部2cとなる横シールを施す二対の回転体としての二対のヒートロール17とを有する。折畳み部15により二つ折り状態にされたフィルム材12は、引出しロールを兼ねる一対のヒートロール16の間、二対のヒートロール17の間を縦方向に順次通過する。
一対のヒートロール16の各ヒートロールは、フランジ状のヒートシール刃16aを有する。二つ折りにされて重ね合わされたフィルム材12の遊端部分は、一方のヒートシール刃16aの外面と他方のヒートシール刃16aの外面との間に挟み込まれる。これにより、フィルム材12の遊端部分において縦方向に延在する縦シールが施される。その結果、包装体2の縦シール部2bが形成される。
二対のヒートロール17の各ヒートロールは、径方向に突出すると共に軸方向に延在するヒートシール刃17aを有する。ヒートシール刃17aは、ヒートロール17の周方向に所定の間隔をおいて複数設けられている。フィルム材12は、ヒートシール刃17aの径方向外側の面同士に挟み込まれながら縦方向に搬送される。これにより、フィルム材12には、斜線で示すような横方向に延在する横シールが施される。その結果、包装体2の横シール部2cが形成される。充填装置10が一対のヒートロール17の下方にもう一対のヒートロール17を有することで、包装体2の横シール部2cが再押圧され、横シールが確実になる。
充填装置10は、縦シールが施された後のフィルム材12の内側へ液体等の内容物を充填する充填手段としてのノズル18を有する。ノズル18は、包装体2の収容空間Sとなる部分に液体等の内容物を充填する。充填装置10は、二対のヒートロール17の下方に配置されたカッターロール19を有する。カッターロール19は、内容物が充填され、横シールが施された後、二対のヒートロール17によって横シールが施された部分の中間部を切断する。以上により、充填装置10は、包装体2を製造することができる。
検査装置20は、例えば、一対のヒートロール17ともう一対のヒートロール17との間に配置されている。検査装置20は、一対のヒートロール16により縦シールが施され、一対のヒートロール17により横シールが施された状態で、縦方向に連続的に搬送されている包装体2のシール部の状態を検査する。検査装置20は、充填装置10と有線又は無線によって通信接続されている。検査装置20は、縦方向に搬送されている包装体2の横シール部2cが検査装置20を通過するタイミングと、検査装置20が検査を行うタイミングとを同期させるための検査に関する情報を充填装置10から必要に応じて受信する。逆に、検査装置20は、包装体2のシール部の状態の検査結果に基づき、包装体2の製造に関して充填装置10を制御する制御信号を充填装置10に必要に応じて送信する。
図2は、一実施形態に係る包装体2の検査装置20の構成を示す機能ブロック図である。図2を参照しながら、検査装置20の構成及び機能について主に説明する。
検査装置20は、制御部21と、照射部22と、検出部23と、記憶部24と、通信部25と、出力部26とを有する。
制御部21は、少なくとも1つのプロセッサを含む。制御部21は、検査装置20の種々の機能を実行するための制御及び処理能力を提供する。種々の実施形態によれば、少なくとも1つのプロセッサは、単一の集積回路(IC)として、又は複数の通信可能に接続されているIC及びディスクリート回路の少なくとも一方として構成されてもよい。少なくとも1つのプロセッサは、種々の既知の技術に従って構成されてもよい。
一実施形態において、プロセッサは、1以上のデータ計算手続又は処理を実行するために構成された、1以上の回路又はユニットを含んでもよい。例えば、制御部21は、1以上のプロセッサ、コントローラ、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号処理装置、プログラマブルロジックデバイス、フィールドプログラマブルゲートアレイ、又はこれらのデバイス若しくは構成の任意の組み合わせを含んでもよい。制御部21は、他の既知のデバイス又は構成の任意の組み合わせを含んでもよい。
制御部21は、照射部22と、検出部23と、記憶部24と、通信部25と、出力部26とに通信接続されている。制御部21は、これらの各機能部をはじめとして検査装置20全体を制御及び管理する。制御部21は、記憶部24に記憶されているプログラムを取得して、当該プログラムを実行する。これにより、制御部21は、検査装置20の各機能部に係る種々の機能を実現する。制御部21から他の機能部に制御信号又は各種情報等を送信する場合、制御部21と他の機能部とは、有線又は無線により通信接続されていればよい。
照射部22は、包装体2を透過できる所定の波長の電磁波を放射する光源を含む。照射部22は、例えば軟X線を放射する軟X線光源により構成される。軟X線は、包装体2を構成するフィルム材12が透明フィルム、不透明な樹脂フィルム、及び表面に印刷が施された樹脂フィルム、並びにアルミニウムフィルム等のいずれであっても包装体2を適度に透過する。照射部22は、フィルム材12の種類に応じて、例えば可視光又は赤外線等を放射する光源により構成されてもよい。
照射部22は、シール部を含む包装体2の第1領域と、包装体2が含まれていない第2領域とを含む照射領域に対して電磁波を照射する。照射部22は、例えば、図1の包装体2をフィルム材12の厚み方向から見た正面視において、連続する複数の包装体2よりも手前側又は奥側に配置されている。
検出部23は、照射部22によって放射された所定の波長の電磁波を検出する検出器を含む。検出部23は、例えば照射部22を構成する軟X線光源によって放射された軟X線を検出する軟X線カメラにより構成される。検出部23は、例えば可視光又は赤外線等を検出する任意のカメラにより構成されてもよい。
検出部23は、第1領域と第2領域とを含む照射領域に対して照射部22により照射され、照射領域を通過した電磁波を検出する。検出部23は、照射領域を通過した電磁波の検出輝度に関する情報を制御部21に出力する。検出部23は、例えば、図1の包装体2をフィルム材12の厚み方向から見た正面視において、連続する複数の包装体2よりも奥側又は手前側に配置されている。検出部23は、縦方向及び横方向に垂直な方向に沿って、連続する複数の包装体2を挟むように照射部22と対向する。
記憶部24は、半導体メモリ又は磁気ディスク等を含む。記憶部24は、これらに限定されず、任意の記憶装置によって構成されてもよい。例えば、記憶部24は、光ディスクのような光学記憶装置によって構成されてもよいし、又は光磁気ディスク等によって構成されてもよい。記憶部24は、制御部21から取得した情報を記憶する。記憶部24は、制御部21によって実行されるプログラム等を記憶する。その他、記憶部24は、例えば制御部21による演算結果等の各種データも記憶する。記憶部24は、制御部21が動作する際のワークメモリ等も含んでもよい。
通信部25は、有線又は無線を介する任意の通信規格に対応する通信インタフェースを含む。通信部25は、充填装置10と通信可能であり、充填装置10から必要に応じて検査に関する情報を受信し、かつ充填装置10に必要に応じて制御信号を送信する。
出力部26は、例えば液晶ディスプレイ等を含む。出力部26は、これに限定されず、任意の表示デバイスにより構成されてもよいし、視覚的に作用するデバイスではなく音を出力するような聴覚的に作用するデバイスであってもよい。出力部26は、制御部21から取得した情報を必要に応じて表示する。例えば、出力部26は、検査装置20によって検査された包装体2のシール部の状態を表示する。
以下では、図3乃至図8を参照しながら、制御部21によって実行される、一実施形態に係る検査装置20の検査方法について主に説明する。
図3は、図2の検査装置20によって取得される検査画像の一例を示す模式図である。図3は、互いの横シール部2cによって接続されている一の包装体2及び隣接する他の包装体2について、シール部を含む包装体2の第1領域A1を拡大した模式図である。図3は、一例として、一の包装体2及び隣接する他の包装体2を接続する横シール部2cが夾雑物を噛み込んでいる状態を示す。
制御部21は、通信部25を介して受信した充填装置10からの検査に関する情報に基づいて、照射部22により電磁波を照射する包装体2の照射領域Aを決定する。「検査に関する情報」とは、フィルム材12がヒートシール刃17aの径方向外側の面同士によって挟み込まれる位置、包装体2の搬送速度、及び連続する包装体2における横シール部2cの間隔等の情報を含む。
制御部21は、電磁波を常時照射するように照射部22を制御する。制御部21は、検査に関する情報に基づいて、検出部23により電磁波を検出させるタイミング及び検出時間等を算出する。より具体的には、制御部21は、例えば、下方向に搬送されている包装体2の収容空間Sの上縁部が照射部22と検出部23との間を通過するタイミングと、検出部23が電磁波を検出するタイミングとを同期させる。制御部21は、例えば、下方向に搬送されている連続する複数の包装体2のうちの一の包装体2の収容空間Sの略中央部から隣接する他の包装体2の収容空間Sの略中央部までの領域全体が照射領域Aに含まれたときに電磁波が検出されるように、検出部23が電磁波を検出するタイミングを調整する。
調整方法はこれに限定されない。例えば、制御部21は、検査に関する情報に基づいて、照射部22から電磁波を照射させるタイミング及び照射時間等を算出してもよい。より具体的には、制御部21は、例えば、下方向に搬送されている包装体2の収容空間Sの上縁部が照射部22と検出部23との間を通過するタイミングと、照射部22が電磁波を照射するタイミングとを同期させてもよい。制御部21は、例えば、下方向に搬送されている連続する複数の包装体2のうちの一の包装体2の収容空間Sの略中央部から隣接する他の包装体2の収容空間Sの略中央部までの領域全体が照射領域Aに含まれたときに電磁波が照射されるように、照射部22が電磁波を照射するタイミングを調整してもよい。
照射領域Aについてより具体的に説明する。照射領域Aは、図3において斜線で示す、縦シール部2bの一部及び横シール部2cを包含する。さらに、照射領域Aは、これらのシール部よりも広範な包装体2における領域及び包装体2の周辺領域を含む。例えば、照射領域Aは、これらのシール部と、一の包装体2の収容空間Sの略中央部から隣接する他の包装体2の収容空間Sの略中央部までの部分と、を含む包装体2の第1領域A1を含む。同様に、照射領域Aは、第1領域A1の横方向の両縁部それぞれに沿って隣接する、包装体2が含まれていない第2領域A2を含む。第1領域A1の横方向の幅は、包装体2の横方向の幅と略同一である。
制御部21は、電磁波を照射するよう照射部22を制御し、検出部23によって出力された電磁波の検出輝度に関する情報に基づいて、シール部を含む第1領域A1と、包装体2が含まれていない第2領域A2とを含む照射領域Aの画像を取得する。
制御部21は、取得された照射領域Aの画像に基づいて、画素値を取得する画素列を検査ラインLとして決定する。画素値は、照射領域Aに照射され、照射領域Aを通過した電磁波の検出部23における検出輝度に対応する。制御部21によって決定される検査ラインLは、例えば、連続する複数の包装体2の延伸方向に直交する方向に沿った、照射領域A内の少なくとも1つ以上の画素列を含む。
図3では、制御部21によって決定される検査ラインLは、例えば、連続する複数の包装体2の延伸方向に直交する方向に沿って縦シール部2b及び横シール部2cの中央を横断する1つの画素列を含む。これに限定されず、検査ラインLは、任意の画素列を含んでもよい。例えば、検査ラインLは、図3に示すような縦シール部2b及び横シール部2cを横断する画素列を、横シール部2cの縦方向の領域全体にわたって複数含んでもよい。
例えば、後述する充填装置10の通常運転状態において、検査ラインLは、横シール部2cの縦方向の領域全体にわたる複数の画素列を含んでもよい。例えば、後述する充填装置10の試験運転状態において、検査ラインLは、横シール部2cの縦方向の中央ラインに沿った1つの画素列を含んでもよいし、横シール部2cを縦方向に2つ以上の領域に分けて、各領域を代表する1つの画素列を含んでもよい。
検査ラインLが複数の画素列を有する場合、シール部の状態の検査において、複数の画素列に対して任意のデータ処理が施されてもよい。例えば、横方向の画素位置が同一である画素ごとに縦方向の複数の画素列にわたって画素値が平均化されてもよい。
図4Aは、図3の一点鎖線により示した検査ラインLにおける画素値に関する情報の画素位置に対する依存性を例示的に示す模式図である。
制御部21は、決定された検査ラインLに含まれる画素列に対して、画素値を取得する。制御部21は、取得された画素値に基づいて、図4Aに示すような画素値に関する情報の画素位置に対する依存性を取得する。「画素値に関する情報」とは、照射領域Aに照射された電磁波の検出輝度値を含む。「輝度値」とは、1つの画素の画素値に対応付けられる輝度値を含んでもよいし、所定のエリアに含まれる複数の画素の画素値の平均値、最小値、又は最大値等に対応付けられる輝度値を含んでもよい。図4Aに示すような画素値に関する情報の依存性は、例えば、フィルム材12の材質及び充填装置10に取り付けられる巻取りロール11ごとに異なる。
上述したとおり、画素値と、検出部23における電磁波の検出輝度値とは、互いに対応する。したがって、輝度値で表されている図4Aの縦軸は、画素値にも対応する。図4Aの横軸は、図3の照射領域A内で一点鎖線により示された検査ラインLに含まれる画素列の各画素の位置を示す。図4Aの横軸の原点は、照射領域Aの左端に対応する。すなわち、図4Aのグラフは、検査ラインLに含まれる一の画素列に沿って左端から右方向に向かった際の画素位置に対する輝度値の依存性を示したものである。
制御部21は、取得された画素値に基づいて、第2領域A2とシール部とを間接的に決定してもよい。例えば、制御部21は、包装体2の有無の違いによる検査ラインLに沿った輝度値の差を用いて第2領域A2とシール部とを決定してもよい。より具体的には、後述するとおり、画素位置に対する輝度値の依存性において、第2領域A2とシール部との境界で、第2領域A2からシール部に向かうにつれて輝度値が大きく低下する。制御部21は、このような輝度値の急激な変化を検出して、第2領域A2とシール部とを決定してもよい。
これに限定されず、制御部21は、予め取得された包装体2の横方向の幅に基づいて、第2領域A2とシール部とを直接的に決定してもよいし、フィルム材12に印刷された軟X線を吸収する塗料の画像認識に基づいて第2領域A2とシール部とを直接的に決定してもよい。より具体的には、制御部21は、包装体2の横方向の幅及び塗料の間隔等の情報から画素間隔を決定し、決定された画素間隔に基づいて第2領域A2とシール部とを決定してもよい。
図4Aに示すグラフの左側において平坦に延伸している部分は、図3における左側の第2領域A2に対応する。図4Aに示すグラフの中央部において凹んでいる部分は、図3における第1領域A1に含まれる縦シール部2b及び横シール部2cに対応する。図4Aに示すグラフの右側において平坦に延伸している部分は、図3における右側の第2領域A2に対応する。
第2領域A2では、包装体2が存在しておらず、照射部22から照射された電磁波が包装体2による吸収及び反射等の影響を受けないので、輝度値は最大になる。一方で、包装体2のシール部を透過した電磁波の検出輝度値は、シール部における透過位置の質量が大きい程小さくなる。より具体的には、輝度値は、シール部における透過位置の厚みが大きい、又は密度が高い程小さくなる。例えば、シール部における夾雑物が噛み込まれていない領域では、輝度値は略一定である。しかしながら、夾雑物が噛み込まれている領域では、その他の領域と比べて、輝度値がさらに小さくなる。
制御部21は、第2領域A2及びシール部それぞれにおける画素値に基づく閾値に関する情報と、シール部における画素値に関する情報とに基づいてシール部の状態の良否を判定する。例えば、制御部21は、閾値に関する情報と、画素値に関する情報との比較に基づいてシール部の状態の良否を判定する。「閾値に関する情報」とは、第2領域A2とシール部とにおける輝度値の差に任意の関数により定まる値を任意の演算方法により演算した第1所定値を、第2領域A2における輝度値から差し引いた第2所定値を含む。例えば、閾値に関する情報は、第2領域A2とシール部とにおける輝度値の差に1よりも大きい比率を乗算した第1所定値を、第2領域A2における輝度値から差し引いた第2所定値を含む。「第2領域A2とシール部とにおける輝度値の差」とは、第2領域A2における輝度値の平均値、最小値、及び最大値のいずれか1つと、シール部において輝度値が略一定となっている領域における輝度値の平均値、最小値、又は最大値のいずれか1つとの差を含む。例えば、第2領域A2とシール部とにおける輝度値の差は、第2領域A2における輝度値の平均値と、シール部において噛み込みが発生していない領域における輝度値の平均値との差を含む。
図4Aに示す例では、第2領域A2とシール部とにおける輝度値の差は、例えば500となる。第1所定値は、第2領域A2とシール部とにおける輝度値の差500に対して、例えば比率1.6を乗算した800となる。第2所定値は、例えば第2領域A2における輝度値4000から第1所定値800を差し引いた3200となる。制御部21は、例えば、シール部における輝度値が第2所定値3200を下回ると、シール部の状態が不良であると判定する。図4Aに示す例では、例えば、シール部における夾雑物の噛み込みが発生している領域での輝度値が第2所定値3200を下回っているので、制御部21は、シール部の状態が不良であると判定する。
制御部21は、シール部の状態が不良であると判定すると、充填装置10に制御信号を送信する。「制御信号」とは、例えば、包装体2への内容物の充填を充填装置10に停止させる制御信号、シール部の状態が不良であると判定された包装体2を自動的に排出させる制御信号、シール部の状態が不良であることを報知させる制御信号、及びシール部に関する充填装置10の制御パラメータを調整させる制御信号のうちの少なくとも1つを含む。「制御パラメータ」とは、例えば、ヒートロール17による横シール温度及び圧力等のヒートシールの状態を調整する際に必要となるパラメータを含む。
充填装置10による報知の方法は、任意の方法を含む。例えば、報知の方法は、シール部の状態が不良であることを示す任意のマークを包装体2の任意の位置に印字する方法であってもよい。例えば、報知の方法は、ランプを点滅させる等の任意の視覚的な方法であってもよい。例えば、報知の方法は、スピーカから音を出力させる等の任意の聴覚的な方法であってもよい。例えば、報知の方法は、上述した方法の任意の組み合わせであってもよい。
図4Bは、異なる雰囲気温度で得られた、図4Aに対応する画素値に関する情報の依存性を例示的に示す模式図である。
例えば、充填装置10が有する加熱ヒータによって、製造時間の経過と共に雰囲気温度が変動すると、検出部23を構成する軟X線カメラの温度も変動する。これにより、図4A及び図4Bに示すとおり、制御部21が取得した画素値に関する情報も、軟X線カメラの温度変動に従って変動する。より具体的には、図4Bに示すとおり、軟X線カメラの温度が上昇すると、検査ラインLに沿った輝度値が全体的に小さくなる。
このとき、仮に第2所定値が定数として定められ、図4A及び図4Bにおいて同一の値3200として固定されている場合、検査ラインLに沿った輝度値の全体的な低下に伴って、夾雑物の噛み込みが発生していないシール部の領域においても輝度値が第2所定値3200を下回ることも想定される。これにより、制御部21は、実際に噛み込みが発生していなくても、シール部の状態が不良であると誤判定する恐れがある。
一実施形態に係る検査装置20では、製造時間の経過と共に雰囲気温度が変動する場合であっても、上述した第2所定値を含む閾値に関する情報は、制御部21によるシール部の状態の良否判定に対して依然として有効である。
すなわち、第1所定値及び第2所定値は、第2領域A2とシール部とにおける輝度値の差に基づいて定められる変数であるので、輝度値の全体的な変動に伴って第2所定値が変動する。図4Bに示す例では、例えば、検査ラインLに沿った輝度値が全体的に400小さくなっており、第2所定値は、例えば第2領域A2における輝度値3600から第1所定値800を差し引いた2800となる。このように、輝度値の全体的な変動に伴って第2所定値が変動することで、シール部における夾雑物の噛み込みが発生している領域での輝度値のみが依然として第2所定値2800を下回っている。したがって、制御部21によるシール部の状態の良否判定において、誤判定が抑制される。
このように、制御部21は、例えば、充填装置10による包装体2の製造が実行されている充填装置10の通常運転状態で、第2領域A2における画素値に関する情報が変化したか否かを判定する。制御部21は、第2領域A2における画素値に関する情報が変化したと判定すると、第2領域A2における画素値に関する情報の変化に基づいて閾値に関する情報を更新する。図4A及び図4Bに示す例では、制御部21は、第2領域A2における輝度値が4000から3600に変化したことに伴い、第2所定値を3200から2800に更新する。
ところで、図4A及び図4Bに示す例では、説明の簡便のために、検査ラインLに沿った輝度値が全体的に均等に変動し、第2領域A2とシール部とにおける輝度値の差が一定であるとして説明した。しかしながら、雰囲気温度の変動に伴って、検査ラインLに沿った輝度値が画素位置ごとに不均等に変動し、グラフ全体が圧縮又は伸張されるように変動するのが一般的である。このとき、第2領域A2とシール部とにおける輝度値の差が、雰囲気温度の変動に伴って変動する。
このような場合、制御部21は、第2所定値に加えて、閾値に関する情報に含まれる第1所定値も更新してもよい。例えば、第2領域A2とシール部とにおける輝度値の差が増大すると、制御部21は、当該輝度値の差に1よりも大きい比率を乗算して、第2領域A2とシール部とにおける輝度値の差が増大する前よりも大きな第1所定値に更新してもよい。例えば、第2領域A2とシール部とにおける輝度値の差が減少すると、制御部21は、当該輝度値の差に1よりも大きい比率を乗算して、第2領域A2とシール部とにおける輝度値の差が減少する前よりも小さな第1所定値に更新してもよい。
以下では、図5乃至図8を参照しながら検査装置20の動作のフローを説明する。
図5は、図2の検査装置20の動作の第1例を示すフローチャートである。図5のフローチャートは、充填装置10による包装体2の製造が開始される前に、内容物の充填を省略して充填装置10が稼働する試験運転状態での検査装置20の動作を示す。
ステップS101では、制御部21は、検査対象となるシール部を含む照射領域Aを決定する。
ステップS102では、制御部21は、ステップS101で決定された照射領域Aに対して照射部22により電磁波を照射して、照射領域Aの画像を取得する。
ステップS103では、制御部21は、ステップS102で取得された照射領域Aの画像における画素値を取得する。より具体的には、制御部21は、決定された検査ラインLに含まれる画素列に対して、画素値を取得する。制御部21は、取得された画素値に基づいて、図4A及び図4Bに示すような画素値に関する情報の依存性を取得する。
ステップS104では、制御部21は、ステップS103で取得された画素値に基づいて、第2領域A2とシール部とを決定する。
ステップS105では、制御部21は、ステップS104で決定された第2領域A2及びシール部それぞれにおける画素値に関する情報に基づいて閾値に関する情報を決定する。より具体的には、制御部21は、第2領域A2とシール部とにおける輝度値の差に1よりも大きい比率を乗算した第1所定値と、第2領域A2における輝度値から第1所定値を差し引いた第2所定値とを決定する。
ステップS106では、制御部21は、ステップS105で決定された閾値に関する情報を記憶部24に記憶させる。
ここで、比率は、図4A及び図4Bに示すような画素値に関する情報の依存性に影響を及ぼし得る任意の要因を示すパラメータに関連付けられて決定されてもよい。「画素値に関する情報の依存性に影響を及ぼし得る任意の要因」とは、例えば、包装袋に充填される内容物の種類、フィルム材12の材質、及び充填装置10に取り付けられる巻取りロール11の種類等を含む。
より具体的には、制御部21は、例えば、第1所定値及び第2所定値に基づく閾値判定として最適な比率と、包装袋に充填される内容物の種類との対応関係を示すデータに基づいて、当該比率を決定してもよい。当該データは、実験的に取得され、記憶部24に予め記憶されていてもよい。制御部21は、例えば、充填装置10の試験運転状態で閾値に関する情報を決定する際に記憶部24から当該データを取得してもよいし、充填装置10の通常運転状態で第2領域A2における画素値に関する情報の変化に基づいて閾値に関する情報を更新する際に記憶部24から当該データを取得してもよい。
以上に限定されず、制御部21は、経験則によってユーザが予め入力した値に基づいて比率を決定してもよい。
図6は、図2の検査装置20の動作の第2例を示すフローチャートである。図6のフローチャートは、充填装置10による包装体2の製造が実行されている充填装置10の通常運転状態での検査装置20の動作を示す。
ステップS201では、制御部21は、検査対象となるシール部を含む照射領域Aを決定する。
ステップS202では、制御部21は、ステップS201で決定された照射領域Aに対して照射部22により電磁波を照射して、照射領域Aの画像を取得する。
ステップS203では、制御部21は、ステップS202で取得された照射領域Aの画像における画素値を取得する。より具体的には、制御部21は、決定された検査ラインLに含まれる画素列に対して、画素値を取得する。制御部21は、取得された画素値に基づいて、図4A及び図4Bに示すような画素値に関する情報の依存性を取得する。
ステップS204では、制御部21は、ステップS203で取得された画素値に基づいて、第2領域A2とシール部とを決定する。
ステップS205では、制御部21は、図5のステップS105で決定された、第2領域A2及びシール部それぞれにおける画素値に基づく閾値に関する情報と、シール部における画素値に関する情報との比較に基づいてシール部の状態の良否を判定する。シール部の状態が不良であると制御部21が判定すると、フローはステップS206に進む。シール部の状態が良であると制御部21が判定すると、フローはステップS201に戻る。
ステップS206では、制御部21は、ステップS205においてシール部の状態が不良であると判定すると、充填装置10に制御信号を送信する。
図7は、図2の検査装置20の動作の第3例を示すフローチャートである。図7のフローチャートは、充填装置10による包装体2の製造が実行されている充填装置10の通常運転状態での検査装置20の動作を示す。
ステップS301では、制御部21は、第2領域A2における画素値に関する情報が変化したか否かを判定する。画素値に関する情報が変化したと制御部21が判定すると、フローはステップS302に進む。画素値に関する情報が変化していないと制御部21が判定すると、フローはステップS301に戻る。
ステップS302では、制御部21は、画素値に関する情報が変化したと判定すると、第2領域A2における画素値に関する情報の変化に基づいて閾値に関する情報を更新する。
ステップS303では、制御部21は、ステップS302で更新された閾値に関する情報を記憶部24に記憶させる。
図8は、図2の検査装置20の動作の第4例を示すフローチャートである。図8のフローチャートは、充填装置10による包装体2の製造が一度終了して再度開始するときの検査装置20の動作を示す。
ステップS401では、制御部21は、充填装置10による包装体2の製造が一度終了した後、充填装置10による包装体2の製造が再開したか否かを判定する。製造が再開したと制御部21が判定すると、フローはステップS402に進む。製造が再開していないと制御部21が判定すると、フローはステップS401に戻る。
ステップS402では、制御部21は、ステップS401において製造が再開したと判定すると、検査対象となるシール部を含む照射領域Aを決定する。
ステップS403では、制御部21は、ステップS402で決定された照射領域Aに対して照射部22により電磁波を照射して、照射領域Aの画像を取得する。
ステップS404では、制御部21は、ステップS403で取得された照射領域Aの画像における画素値を取得する。より具体的には、制御部21は、決定された検査ラインLに含まれる画素列に対して、画素値を取得する。制御部21は、取得された画素値に基づいて、図4A及び図4Bに示すような画素値に関する情報の依存性を取得する。
ステップS405では、制御部21は、ステップS404で取得された画素値に基づいて、第2領域A2とシール部とを決定する。
ステップS406では、制御部21は、図5のステップS106及び図7のステップS303で記憶された閾値に関する情報を記憶部24から取得する。
ステップS407では、制御部21は、ステップS406で取得された閾値に関する情報と、シール部における画素値に関する情報との比較に基づいてシール部の状態の良否を判定する。シール部の状態が不良であると制御部21が判定すると、フローはステップS408に進む。シール部の状態が良であると制御部21が判定すると、フローはステップS402に戻る。
ステップS408では、制御部21は、ステップS407においてシール部の状態が不良であると判定すると、充填装置10に制御信号を送信する。
以上のように、制御部21は、充填装置10の過去の試験運転状態及び通常運転状態でそれぞれ決定及び更新された閾値に関する情報を記憶部24から取得してシール部の状態の良否を判定してもよい。これに限定されず、制御部21は、充填装置10による包装体2の製造が実行される前にその都度実施される充填装置10の試験運転において、閾値に関する情報を毎回決定してもよいし、通常運転状態で閾値に関する情報を毎回更新してもよい。
以上のような一実施形態に係る検査装置20によれば、雰囲気温度の変動等を含む外部環境の変動に対応可能である。より具体的には、上述した閾値に関する情報に含まれる第1所定値及び第2所定値は、第2領域A2とシール部とにおける輝度値の差に基づいて定められる変数である。したがって、輝度値の全体的な変動に伴って第2所定値が変動するので、制御部21によるシール部の状態の良否判定において、誤判定が抑制される。これにより、シール部の状態の検査の精度が向上する。したがって、検査装置20は、連続的に製造される包装体2の製品品質の信頼性向上に寄与できる。
以上のような一実施形態に係る検査装置20によれば、ユーザの利便性が向上する。より具体的には、検査結果に対する良否判定の閾値等の設定をユーザではなく検査装置20の制御部21が自動的に実行するので、ユーザの設定作業が簡略化される。これにより、包装体2の生産性が向上する。
充填装置10の試験運転状態で閾値に関する情報を決定することで、検査装置20は、通常運転状態の場合と比較して、シール部における夾雑物の噛み込みが発生する恐れが低減した状態で、閾値に関する情報を決定することができる。また、検査装置20は、通常運転状態で実際に使用されるフィルム材12の材質及び巻取りロール11等の条件に適合した最適な閾値に関する情報を決定することができる。以上により、シール部の状態の検査の精度が向上する。したがって、検査装置20は、連続的に製造される包装体2の製品品質の信頼性向上に寄与できる。
充填装置10の通常運転状態で、第2領域A2における画素値に関する情報の変化に基づいて閾値に関する情報を更新することで、検査装置20は、雰囲気温度の変動等を含む外部環境の変動に合わせて閾値に関する情報を適切に更新可能である。より具体的には、検査装置20は、外部環境の変動に合わせて第1所定値及び第2所定値を適切に更新可能である。これにより、制御部21によるシール部の状態の良否判定において、誤判定が抑制され、シール部の状態の検査の精度が向上する。したがって、検査装置20は、連続的に製造される包装体2の製品品質の信頼性向上に寄与できる。
充填装置10による包装体2の製造が一度終了して再度開始すると、記憶部24に記憶された閾値に関する情報を検査装置20が取得することで、検査装置20は、閾値に関する情報の決定処理及び更新処理等を省略できる。したがって、検査装置20による処理が簡略化する。加えて、ユーザは、充填装置10を再度試験運転状態にして検査装置20により閾値に関する情報を再度決定させる必要がない。したがって、ユーザは、充填装置10を直ちに通常運転状態にして包装体2の製造を継続できる。これにより、包装体2の生産性が向上する。
内容物の種類に関連付けられて比率が決定されることで、検査装置20は、内容物の種類に合わせて閾値に関する情報を適切に決定可能である。さらに、包装袋に充填される内容物ごとに最適な比率を関連付けたデータに基づいて制御部21が当該比率を決定することで、ユーザの利便性が向上する。より具体的には、検査結果に対する良否判定の閾値等を内容物ごとに関連付けて設定する作業をユーザではなく検査装置20の制御部21が自動的に実行するので、ユーザの設定作業が簡略化される。これにより、包装体2の生産性が向上する。
検査装置20は、シール部の状態が不良であると判定したときに包装体2への内容物の充填を停止させる制御信号を充填装置10に送信することで、例えば夾雑物の噛み込みが発生していると判定される包装体2のさらなる製造を防止できる。同様に、検査装置20は、シール部の状態が不良であると判定された包装体2を自動的に排出させる制御信号を充填装置10に送信することで、良品と不良品とを効率的に分離できる。同様に、検査装置20は、シール部の状態が不良であることを報知させる制御信号を充填装置10に送信することで、作業者に不良品の存在を直ちに認識させることができる。
検査装置20は、シール部の状態が不良であると判定したときにシール部に関する充填装置10の制御パラメータを調整させる制御信号を送信することで、製造の自動化に寄与できる。充填装置10が自動的に制御パラメータを調整してシール部の状態を最適化することで、作業者による調整作業が省略される。これにより、包装体2の生産性が向上する。
本発明は、その精神又はその本質的な特徴から離れることなく、上述した実施形態以外の他の所定の形態で実現できることは当業者にとって明白である。したがって、先の記述は例示的であり、これに限定されない。発明の範囲は、先の記述によってではなく、付加した請求項によって定義される。あらゆる変更のうちその均等の範囲内にあるいくつかの変更は、その中に包含されるとする。
例えば、上述した各構成部の形状、配置、向き、及び個数等は、上記の説明及び図面における図示の内容に限定されない。各構成部の形状、配置、向き、及び個数等は、その機能を実現できるのであれば、任意に構成されてもよい。
例えば、上述した検査方法の各ステップに含まれる機能等は、論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数のステップを1つに組み合わせたり、又は分割したりすることが可能である。
例えば、本発明は、上述した検査装置20の各機能を実現する処理内容を記述したプログラム又はプログラムを記録した記憶媒体としても実現し得る。本発明の範囲には、これらも包含されると理解されたい。
検査装置20は、充填装置10によって下方向に搬送される包装体2に限定せずに、水平方向等の任意の方向に搬送される包装体2を検査してもよい。検査装置20は、例えば水平に配置された連続する複数の包装体2の上方又は下方において包装体2の延伸方向に沿って移動しながら包装体2を検査してもよい。検査装置20は、カッターロール19によって切断された後の単体の包装体2を検査してもよい。
検査装置20は、電磁波の検出輝度値からシール部の状態の良否を判定できるのであれば、包装体2を透過した電磁波ではなく、例えば包装体2で反射した電磁波を検出してもよい。
シール部の状態が不良であることを報知する主体は、充填装置10に限定されない。報知する主体は、検査装置20自体であってもよい。
図1では、縦シール部2bは、フィルム材12の遊端部分をヒートシールすることにより形成されているが、縦シール部2bの位置は、二つ折りにされたフィルム材12の遊端部分に限定されない。縦シール部2bは、正面視において折り返し部2aと横方向に間隔をおいた任意の位置にヒートシールが施されることにより形成されてもよい。
1 検査システム
2 包装体
2a 折り返し部
2b 縦シール部
2c 横シール部
S 収容空間
10 充填装置
11 巻取りロール
12 フィルム材
13 ガイドロール
14 ガイドロール
15 折畳み部
16 ヒートロール
16a ヒートシール刃
17 ヒートロール
17a ヒートシール刃
18 ノズル
19 カッターロール
20 検査装置
21 制御部
22 照射部
23 検出部
24 記憶部
25 通信部
26 出力部
A 照射領域
A1 第1領域
A2 第2領域
L 検査ライン

Claims (11)

  1. 充填装置により内容物が包装袋に充填されて得られる包装体のシール部の状態を検査する検査方法であって、
    電磁波を照射して前記シール部を含む第1領域と、前記包装体が含まれていない第2領域とを含む照射領域の画像を取得するステップと、
    取得された前記画像における画素値を取得するステップと、
    前記第2領域及び前記シール部それぞれにおける前記画素値に基づく閾値に関する情報と、前記シール部における前記画素値に関する情報とに基づいて前記シール部の状態の良否を判定するステップと、
    を含む、
    検査方法。
  2. 前記充填装置による前記包装体の製造が開始される前に、前記内容物の充填を省略して前記充填装置が稼働する試験運転状態で、前記第2領域及び前記シール部それぞれにおける前記画素値に関する情報に基づいて前記閾値に関する情報を決定するステップと、
    前記閾値に関する情報を決定するステップにおいて決定された前記閾値に関する情報を記憶するステップと、
    をさらに含む、
    請求項1に記載の検査方法。
  3. 前記充填装置による前記包装体の製造が実行されている前記充填装置の通常運転状態で、前記第2領域における前記画素値に関する情報が変化したか否かを判定するステップと、
    前記第2領域における前記画素値に関する情報が変化したと判定すると、前記第2領域における前記画素値に関する情報の変化に基づいて前記閾値に関する情報を更新するステップと、
    前記閾値に関する情報を更新するステップにおいて更新された前記閾値に関する情報を記憶するステップと、
    をさらに含む、
    請求項1又は2に記載の検査方法。
  4. 前記充填装置による前記包装体の製造が一度終了して再度開始すると、前記閾値に関する情報を記憶するステップにおいて記憶された前記閾値に関する情報を取得するステップをさらに含み、
    前記シール部の状態の良否を判定するステップにおいて、取得された前記閾値に関する情報を用いて、前記シール部の状態の良否が判定される、
    請求項2又は3に記載の検査方法。
  5. 前記画素値に関する情報は、前記照射領域に照射された前記電磁波の検出輝度値を含み、
    前記閾値に関する情報は、前記第2領域と前記シール部とにおける前記輝度値の差に1よりも大きい比率を乗算した第1所定値を、前記第2領域における前記輝度値から差し引いた第2所定値を含み、
    前記シール部の状態の良否を判定するステップにおいて、前記シール部における前記輝度値が前記第2所定値を下回ると、前記シール部の状態は不良であると判定される、
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の検査方法。
  6. 前記閾値に関する情報を更新するステップにおいて、前記第2領域における前記画素値に関する情報の変化に基づいて前記第1所定値及び前記第2所定値が更新される、
    請求項3を引用する請求項5に記載の検査方法。
  7. 前記比率は、前記内容物の種類に関連付けられて決定される、
    請求項5又は6に記載の検査方法。
  8. 画素値を取得するステップにおいて、連続する複数の前記包装体の延伸方向に直交する方向に沿った、前記照射領域の画像における画素列での前記画素値に関する情報の依存性が取得される、
    請求項1乃至7のいずれか1項に記載の検査方法。
  9. 前記シール部と前記第2領域とは、前記包装体に印刷された前記電磁波を吸収する塗料の画像認識に基づいて決定される、
    請求項1乃至8のいずれか1項に記載の検査方法。
  10. 充填装置により内容物が包装袋に充填されて得られる包装体のシール部の状態を検査する検査装置であって、
    前記シール部を含む第1領域と、前記包装体が含まれていない第2領域とを含む照射領域に対して電磁波を照射する照射部と、
    前記照射領域に照射された前記電磁波を検出する検出部と、
    前記検出部からの出力に基づいて、前記照射領域の画像を取得する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    取得された前記画像における画素値を取得し、
    前記第2領域及び前記シール部それぞれにおける前記画素値に基づく閾値に関する情報と、前記シール部における前記画素値に関する情報とに基づいて前記シール部の状態の良否を判定する、
    検査装置。
  11. 包装袋に内容物を充填して包装体を得る充填装置と、前記充填装置に取り付けられ、前記包装体のシール部の状態を検査する検査装置と、を含む検査システムであって、
    前記検査装置は、
    前記シール部を含む第1領域と、前記包装体が含まれていない第2領域とを含む照射領域に対して電磁波を照射する照射部と、
    前記照射領域に照射された前記電磁波を検出する検出部と、
    前記検出部からの出力に基づいて、前記照射領域の画像を取得する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    取得された前記画像における画素値を取得し、
    前記第2領域及び前記シール部それぞれにおける前記画素値に基づく閾値に関する情報と、前記シール部における前記画素値に関する情報とに基づいて前記シール部の状態の良否を判定する、
    検査システム。
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