JP7376464B2 - 圧力調整弁 - Google Patents

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Description

本発明は、感圧用ベローズを備える圧力調整弁に関する。
圧力調整弁において、二次側圧力の影響を受けることを回避するために、二次側圧力が加わる感圧用ベローズの有効受圧径と弁部の受圧径を等しくして、この感圧用ベローズが弁体に対する二次側圧力の変動の影響を打ち消すことにより、一次側圧力の変動のみにより弁開度を制御することが行われてきた。
このような感圧用ベローズを採用した圧力調整弁(以下、「従来の圧力調整弁」という)は、例えば、図9に示される。従来の圧力調整弁200は、弁ハウジング210に流入管201及び流出管202を接続し、この間を連通する弁室211にボール弁240を設けている。また、従来の圧力調整弁200は、ボール弁240を閉弁する方向に付勢する感圧用ベローズユニット250及び調整ばねユニット260と、ボール弁240を開弁する方向に付勢する整流素子ユニット290と、を備えるものである(特許文献1参照)。ここで、感圧用ベローズユニット250は、感圧用ベローズ251と、ベローズ下蓋252と、ベローズ上蓋253と、連結棒254と、から構成される。また、調整ばねユニット260は、ばね受け部材261と、調整ねじ部材262と、ばね受け部材261及び調整ねじ部材262の間に挟持される調整ばね263と、から構成される。
特開平6-229481号公報
まず、感圧用ベローズユニット250及び調整ばねユニット260は、互いに連結棒254を介して係合されている。この連結棒254の一端部及び他端部は、それぞれ、弾性部材からなる第1の案内羽根255及び第2の案内羽根265を介して、半径方向に移動可能なベローズ下蓋252及びばね受け部材261へと嵌合されている。また、連結棒254の中央部は、ベローズ上蓋253に設けられる挿通孔253a内を挿通しているが、連結棒254と挿通孔253aとの間は、僅かな間隙が設定されている。この僅かな間隙を介して、感圧用ベローズ251の内部空間には、大気圧が導入される一方、感圧用ベローズ251の外部空間には、二次側圧力P2が導入されている。さらに、整流素子ユニット290は、整流素子291を介して、調整ばね292による付勢力をボール弁240に伝達している。
したがって、従来の圧力調整弁200は、主に、以下の2つの要因により、連結棒254が中心軸線Cに対して傾き及び偏心を生じるおそれがあった。第1に、調整ばね263が、中心軸線Cに対して、僅かながら曲がりや傾きを有した状態で非線形に配置されることによって、非線形性を有するものである(以下、「調整ばねの非線形性」という)。この調整ばね263の非線形性に起因して、中心軸線Cに沿わない付勢力が、連結棒254に伝達されてしまう。第2に、感圧用ベローズ251は、例えば、バルジ成形により生じる僅かな偏肉によって、非対称性を有するものである(以下、「感圧用ベローズの非対称性」という)。この感圧用ベローズ251の非対称性に起因して、中心軸線Cに沿わない付勢力が、連結棒254に伝達されてしまう。
これらの要因により、従来の圧力調整弁200では、連結棒254が中心軸線Cに対して傾くまたは偏心すると線接触で接触面積が大きいことにより、挿通孔253aとの摺動抵抗の増加する問題(以下、「従来の問題点(摺動抵抗の増加)」という)が生じ、ヒステリシスが大きくなっていた。
本発明の目的は、挿通孔における連結棒の傾きと、連結棒に起因した摺動抵抗を抑制させることにより、ヒステリシスを低減させることができる感圧用ベローズを備える圧力調整弁を提供することである。
上記課題を解決するために、圧力調整弁は、弁座を有するバルブ本体と、前記弁座に対して近接または離間可能な弁部を有するニードルと、軸線方向に伸縮する感圧用ベローズを有する感圧用ベローズユニットと、前記弁部を閉弁方向に付勢する調整ばねを有する調整ばねユニットと、前記感圧用ベローズユニットと前記調整ばねユニットとを接続する接続手段と、を備え、前記感圧用ベローズユニットは、軸方向に沿って連通する挿通孔及び摺動部を有する前記調整ばねユニット側のベローズ蓋と、前記ニードル側のベローズ蓋と、前記ニードル側の端部が前記ベローズ蓋に接続されるとともに、前記調整ばねユニット側の端部が、前記バルブ本体に対し相対変位不能に固定される前記感圧用ベローズと、前記ニードル側の端部が前記ニードル側の前記ベローズ蓋に接続されるとともに、前記調整ばねユニット側の端部が前記挿通孔及び摺動部内を挿通可能に配置される連結棒と、を有し、前記接続手段は、前記連結棒の前記調整ばねユニット側の端部における軸心部に設けられる係合部と、側部に球面形状を有し、前記摺動部に対して点接触する接続部材と、を含み、前記接続部材の前記ニードル側の端部及び前記係合部は、軸線方向へと窪む形状及び突出する形状の一方及び他方をそれぞれ有し、求心作用を有する凹凸係合を形成し、前記連結棒と前記挿通孔との間に形成された第1の間隙を、前記接続部材と前記摺動部との間に形成された第2の間隙より大きくするものである。
また、上記圧力調整弁であって、前記連結棒と前記感圧用ベローズの谷部との間に形成された近接する第3の間隙を、前記第2の間隙に、前記連結棒の前記ニードル側の端部と前記ニードル側の前記ベローズ蓋との間の接続により形成された第4の間隙を加えた間隙より大きくするものとしてもよい。
また、上記圧力調整弁であって、軸線方向から見たときに、前記摺動部に対して点接触する前記接続部材の側部が、前記接続部材の最外径部であるものとしてもよい。
また、上記圧力調整弁であって、前記圧力調整弁の閉弁状態における前記摺動部と前記接続部材の側部との点接触位置から前記摺動部の前記調整ばねユニット側の端部までの摺動領域長さを、ニードルの最大リフト量より大きくするものとしてもよい。
また、上記圧力調整弁であって、前記調整ばねの前記ニードル側の端部が前記接続部材に直接当接されており、前記調整ばねが、前記摺動部内に非接触状態で挿通するものとしてもよい。
また、上記圧力調整弁であって、前記係合部の形状を、円錐形状とするとともに、前記接続部材の前記ニードル側の端部の形状を球面形状とし、前記係合部の円錐形状における頂角θは、前記接続部材の前記ニードル側の端部の球面形状における半径Raと、前記係合部の円錐形状の底面における半径Rbとを用いた、θ>180-2×Sin-1(Rb/Ra)を満たすものとしてもよい。
また、上記圧力調整弁であって、前記係合部の形状及び前記接続部材の前記ニードル側の端部の形状を、それぞれ球面形状とし、前記係合部の球面形状における半径を、前記接続部材の前記ニードル側の端部の球面形状における半径より大きくするものとしてもよい。
また、上記圧力調整弁であって、前記係合部の形状及び前記接続部材の前記ニードル側の端部の形状を、それぞれ円錐形状とし、前記係合部の円錐形状における頂角を、前記接続部材の前記ニードル側の端部の円錐形状の頂角より大きくするものとしてもよい。
本発明によれば、挿通孔における連結棒の傾きと、連結棒に起因した摺動抵抗を抑制させることにより、ヒステリシスを低減させることができる感圧用ベローズを備える圧力調整弁を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る圧力調整弁の閉弁状態を示す断面図である。 図1の主要部を示す拡大図である。 図2の上部接続手段を示す拡大図であり、(a)は、図2の破線IIIで囲まれる部分拡大図、(b)は、(a)における球形状の接続部材と円錐形状の下側係合部との接触状態の模式図を、それぞれ表す。 第2の実施形態に係る圧力調整弁における上部接続手段の部分拡大図である。 第3の実施形態に係る圧力調整弁における上部接続手段の部分拡大図である。 第4の実施形態に係る圧力調整弁における上部接続手段の部分拡大図である。 第5の実施形態に係る圧力調整弁における上部接続手段の部分拡大図である。 第6の実施形態に係る圧力調整弁における上部接続手段の部分拡大図である。 従来技術における感圧用ベローズを備える圧力調整弁の閉弁状態を示す断面図である。
本発明の実施形態について、図1から図8を参照しながら詳細に説明する。ただし、本発明は本実施形態の態様に限定されるものではない。
<用語について>
本明細書の記載において、「上」及び「下」とは、「調整ばねユニット側」及び「ニードル側」を示す。また、本明細書および特許請求の範囲の記載において、「感圧用ベローズの有効受圧面積」とは、蛇腹形状の最小内径(感圧用ベローズの中心軸側に突出する蛇腹形状における「谷」部の内径)及び最大内径(感圧用ベローズの中心軸側の中心軸から離れる方向に突出する蛇腹形状の「山」部の内径)の平均内径に基づいて算出した近似値としての受圧面積を示す。さらに、本明細書および特許請求の範囲の記載において、「案内可能」とは、「摺動可能」を含むものを示す。加えて、本明細書および特許請求の範囲の記載において、「凹凸係合」とは、軸線方向へと窪む形状及び突出する形状がそれぞれ係合するものを示す。
(第1の実施形態)
<圧力調整弁の構成について>
図1及び図2を用いて、本発明の第1の実施形態に係る圧力調整弁100aについて説明する。圧力調整弁100aは、バルブ本体5、ニードル40、感圧用ベローズユニット50、調整ばねユニット60から主に構成される。以下、圧力調整弁100aのそれぞれの構成について順に説明する。なお、圧力調整弁100aにおいて、ニードル40、感圧用ベローズユニット50、調整ばねユニット60の順に、一端側から他端側へと間接的に係合した状態で、バルブ本体5へと組付けられる。ここで、詳細は後述するが、本実施形態の圧力調整弁100aは、連結棒54及び調整ばねユニット60における軸方向対向面との間に、上部接続手段80を配置するものである。この上部接続手段80が、連結棒54の中心軸線Cに対する傾きと、摺動部53cにおける接続部材83の摺動抵抗を抑止することにより、従来の問題点(摺動抵抗の増加)を解消し、ヒステリシスを低減させることができる。
バルブ本体5は、流入管1及び流出管2に接続される弁ハウジング10と、この弁ハウジング10の他端部に圧入された後にろう付けされることにより結合された連結部材20と、この連結部材20の他端部にかしめ等により結合されたばねケース30と、から構成される。このバルブ本体5は、真鍮、鉄、アルミニウム、ステンレス等の金属や、ポリフェニレンサルファイド(PPS)等の樹脂材料等、適宜な材質で構成される。
弁ハウジング10は、中空円筒状の部材で、中心軸線Cに沿って貫通する貫通孔を有し、この貫通孔には、流入管1と接続する入口ポート11、ニードル案内孔13、ニードル収容室14、弁室15及びベローズ収容室16が、互いに連通するように設けられる。このニードル案内孔13は、ニードル収容室14より内径が小さく設定されており、ニードル案内孔13とニードル収容室14との接続部には、環状の段部17が設けられる。また、弁室15は、ニードル収容室14より内径が大きく設定されており、弁室15とニードル収容室14との接続部には、環状の弁座18が設けられる。
また、弁ハウジング10は、弁室15から半径方向へと貫通する貫通孔をさらに有し、この貫通孔には、流出管2と接続する出口ポート12が設けられる。これにより、閉弁状態において、弁室15及びベローズ収容室16には、出口ポート12を介して二次側圧力P2が導入できるように構成される。
連結部材20は、中心軸線Cに沿って貫通する貫通孔を有する中空円筒状の部材で、ベローズ収容室16と略同一内径を有して、ベローズ収容室16に連続的に接続される開口部21が設けられる。なお、本実施形態においては、連結部材20は、弁ハウジング10と別体であるが、これに限らず、一体でもよい。
ばねケース30は、中心軸線Cに沿って貫通する貫通孔を有する中空円筒状の部材で、ばね収容室31が設けられる。また、ばねケース30の他端部の内周側には、雌ねじ部32が設けられ、調整ねじ部材62の外周側に設けられる雄ねじ部62aと、軸方向に移動可能に螺合される。
次に、ニードル40について説明する。図2に示されるように、ニードル40は、軸方向の一端側へ延在する円筒形状のガイド部41と、他端側に設けられる略円錐台形状の弁部42と、ガイド部41と弁部42との間に設けられる環状のばね支持部43と、を備える。また、ニードル40は、ガイド部41を中心軸線Cに沿って延在するとともに、弁部42を半径方向へと貫通する内部流路44を有する。このニードル40は、ステンレス等の金属で構成される。
ニードル40のガイド部41が、弁ハウジング10のニードル案内孔13内を軸方向に案内可能に配置される。ここで、ガイド部41の外径とニードル案内孔13の内径との間に形成される間隙は、比較的小さくなるように設定されており、厳密な公差管理が行われている。また、ニードル40は、ニードル40のばね支持部43と弁ハウジング10の段部17との間に挟持された弁ばね6により、常時、開弁方向へと付勢される。このように、ニードル40は、軸方向に安定した状態でガイドされており、中心軸線C方向からみた、ニードル40と弁座18との中心位置は常に一致するため、流量不安定及び弁漏れ性を向上させることができる。
ニードル40の軸方向への移動については、詳細は後述するが、一次側圧力P1と二次側圧力P2との圧力差や、弁部42の他端部に作用する感圧用ベローズ51及び調整ばね63の付勢力や、ばね支持部43に作用する弁ばね6の付勢力などにより生じる。これらの外力により、弁部42が弁座18に対して近接または離間可能に移動し、弁開度が決まる。なお、詳細は後述するが、連結棒54の段差部54cがベローズ上蓋53と当接することにより、ニードル40の最大のリフト量L2となる最大リフト状態が規定される。
続いて、感圧用ベローズユニット50について説明する。感圧用ベローズユニット50は、感圧用ベローズ51と、ベローズ下蓋52(ニードル40側のベローズ蓋)と、ベローズ上蓋53(調整ばねユニット60側のベローズ蓋)と、連結棒54と、から構成される。この感圧用ベローズ51は、中心軸線Cに沿って延在する一端部及び他端部を、ベローズ下蓋52及びベローズ上蓋53にそれぞれ接続させるとともに、弁部42を閉弁方向に付勢する。また、連結棒54は、中心軸線Cに沿って延在する一端部及び他端部を有する。この感圧用ベローズユニット50は、ステンレス等の金属で構成されており、弁ハウジング10のベローズ収容室16及び連結部材20の開口部21内に収容される。
感圧用ベローズ51は、ベローズ下蓋52及びベローズ上蓋53のそれぞれと接続されることにより、感圧用ベローズ51の外部空間には、弁室15及びベローズ収容室16を介して、常時、二次側圧力P2が導入される。一方、感圧用ベローズ51の内部空間には、詳細は後述するが、連結棒54の小径部54bとベローズ上蓋53の挿通孔53aとの間に形成された第1の間隙CL1(図3(a)参照)、及び、接続部材83とベローズ上蓋53の摺動部53cとの間に形成された第2の間隙CL2(図3(a)参照)を介して、常時大気が導入される。また、この感圧用ベローズ51は、弁ハウジング10及び連結棒54のそれぞれと、常時、非接触状態となるように各部の寸法関係が設定される。
連結棒54は、軸方向の一端側へ延在する略円柱形状の大径部54aと、大径部54aから軸方向の他端側へ延在する略円柱形状の小径部54bと、を備える。大径部54aの一端部には、凹部54arが形成される。また、大径部54aと小径部54bとの間には、環状の段差部54cが形成される。
ベローズ上蓋53は、中心軸線Cに沿って同心上に延在し、連結棒54の小径部54bが挿通する挿通孔53aと、感圧用ベローズ51の他端部が接続されるベローズ上蓋接合部53bと、挿通孔53aより内径が大きく設定され、中心軸線Cに沿って同心上に延在し、接続部材83が摺動する円筒形状の摺動部53cと、を備える。ここで、感圧用ベローズユニット50は、バルブ本体5に対して、溶接部Wを介して、相対変位不能に固定される。この溶接部Wは、ベローズ上蓋53及び連結部材20の他端部同士を、互いに溶接した領域を示す。この溶接部Wの軸方向の位置を調整することにより、感圧用ベローズユニット50の長さの個体差や、バルブ本体5への組付け誤差などを吸収することができる。なお、本実施形態において、摺動部53cの内径を、挿通孔53aの内径より大きく設定するものとしたが、これに限らず、例えば、摺動部53c及び挿通孔53aの内径を、同一に設定してもよい。
ベローズ下蓋52は、他端側に延在する凸部52aと、感圧用ベローズ51の一端部が接続されるベローズ下蓋接合部52bを備える。この凸部52aは、連結棒54の凹部54ar内に挿入されるが、凸部52aの外径が、連結棒54の凹部54arの内径より小さく設定されているため、凸部52aは、凹部54arに対して半径方向に移動可能に接続される。このベローズ下蓋53と連結棒54との間の接続により形成された半径方向に移動可能な間隙を、第4の間隙CL4とする。このように、本実施形態において、ベローズ下蓋52と連結棒54とが、互いに固定されずに、半径方向に移動可能に接続されるため、前述した連結棒54の中心軸線Cに対する傾きや、感圧用ベローズ51の非対称性などを吸収することができる。なお、連結棒54の中心軸線Cに対する傾きや、感圧用ベローズ51の非対称性がなく、考慮しないでよい場合は、ベローズ下蓋接合部の凸部52aと連結棒54の凹部54arとの隙間はなく接続されてもよい(CL4=0)。
本実施形態において、感圧用ベローズ51、ベローズ下蓋52、及び、ベローズ上蓋53のそれぞれを別体としているが、これに限らない。例えば、感圧用ベローズ51及びベローズ下蓋52については、有蓋形状の下端部を有する感圧用ベローズ51を採用し、感圧用ベローズ51とベローズ下蓋52とを一体的に接続してもよい。及び/又は、例えば、感圧用ベローズ51及びベローズ上蓋53については、フランジ形状の上端部を有する感圧用ベローズ51を採用し、感圧用ベローズ51の上端部における外縁を、バルブ本体5である連結部材20(又は連結部材20と一体化した弁ハウジング10)の内壁に相対変位不能に固定し、連結部材20(又は弁ハウジング10)をベローズ上蓋53として用いてもよい。このように、感圧用ベローズ51の上端部を、連結部材20(又は弁ハウジング10)の内壁に固定した場合は、ベローズ上蓋53の挿通孔53a及び摺動部53cは、連結部材20(又は弁ハウジング10)の内壁に形成される。
さらに、調整ばねユニット60について説明する。調整ばねユニット60は、ばね受け部材61と、調整ねじ部材62と、ばね受け部材61及び調整ねじ部材62の間に挟持され、弁部42を閉弁方向に付勢する調整ばね63と、から構成される。調整ばねユニット60は、真鍮、鉄、アルミニウム、ステンレス等の金属や、ポリフェニレンサルファイド(PPS)等の樹脂材料等、適宜な材質で構成されており、ばねケース30のばね収容室31内に収容される。この調整ねじ部材62の外周側に設けられる雄ねじ部62aと、ばねケース30の他端部の内周側に設けられる雌ねじ部32とを螺合させ、調整ねじ部材62を軸方向に移動させることにより、調整ばね63の付勢力を調整し、ニードル40が弁開する圧力(設定値)を調整することができる。
本実施形態の圧力調整弁100aでは、ニードル40及び感圧用ベローズユニット50における軸方向対向面との間、連結棒54及び調整ばねユニット60における軸方向対向面との間に、下部接続手段70及び上部接続手段80をそれぞれ配置している。
下部接続手段70は、ニードル40及び感圧用ベローズユニット50における軸方向対向面に形成される一対の窪み部71,72と、この一対の窪み部71,72の間に挟持されるボール73と、から構成される。この一対の窪み部71,72は、弁部42の上端面及びベローズ下蓋52の下端面における軸心部に形成されており、円錐形状の下側窪み部71及び上側窪み部72から構成される。この円錐形状は、中心軸線Cと同心円に形成された底面と、中心軸線C上に位置する頂点とを有している。また、ボール73は、ステンレス等の金属で構成される。
これにより、ニードル40は、弁ハウジング10のニードル案内孔13内に、中心軸線Cに沿って案内可能に配置されるため、下側窪み部71の中心位置は、常時、中心軸線C上に位置している。また、上側窪み部72の中心位置は、下側窪み部71及びボール73を介して、上側窪み部72に求心作用が働くため、中心軸線C上に自立的に配置される。これにより、感圧用ベローズ51の非対称性などに起因した、中心軸線Cに沿わない付勢力が、ニードル40に伝達されることを抑制し、ニードル40の摺動抵抗を減少させることができる。なお、本実施形態において、下側窪み部71、上側窪み部72は、それぞれ円錐形状を有するものであるが、これに限らず、例えば、球面形状を有するものであってもよい。
<上部接続手段について>
ここで、本実施形態における圧力調整弁100aは、従来の圧力調整弁200と同様に、感圧用ベローズ51及び調整ばね63を具備している。よって、感圧用ベローズ51の非対称性及び調整ばね63の非線形性に起因して、連結棒54が中心軸線Cに対して傾くことにより、従来の問題点(摺動抵抗の増加)が生じ、ヒステリシスが大きくなるおそれがある。
そこで、本実施形態の圧力調整弁100aでは、連結棒54及び調整ばねユニット60における軸方向対向面との間に、上部接続手段(接続手段)80を配置し、連結棒54の中心軸線Cに対する傾きと、摺動部53cにおける接続部材83の摺動抵抗を抑止することにより、従来の問題点(摺動抵抗の増加)を解消し、ヒステリシスを低減させるものである。
上部接続手段80は、連結棒54の上端面に形成される下側係合部81(連結棒54の調整ばねユニット60の側の他端部における係合部)と、調整ばねユニット60の下端面に形成される上側係合部82と、この下側係合部81及び上側係合部82との間に挟持され、ステンレス等の金属からなる接続部材83と、から構成される。
ここで、図2に示すように、上部接続手段80は、第1の実施形態において、第1の上部接続手段80aから構成される。また、下側係合部81及び上側係合部82は、第1の実施形態において、下側係合部81c及び上側係合部82cから構成される。さらに、接続部材83は、第1の実施形態において、接続部材83bから構成される。この下側係合部81c及び上側係合部82cは、連結棒54の上端面及びばね受け部材61の下端面における軸心部にそれぞれ形成されており、円錐形状を有している。この円錐形状は、中心軸線Cと同心円に形成された底面と、中心軸線C上に位置する頂点とを有している。また、接続部材83は、球形状を有している。
接続部材83bの半径Raは、摺動部53cの半径より僅かに小さく設定されているため、接続部材83bの側部83bsと摺動部53cとの間には、極めて狭い第2の間隙CL2が形成されている。よって、接続部材83bは、摺動部53cにより、半径方向への移動を規制されるため、接続部材83bの中心位置は、常時、中心軸線C上近傍に配置される。また、中心軸線C方向から見たときに、摺動部53cに対して点接触する接続部材83bの側部が、接続部材83bの最外径部であるため、接続部材83bは、摺動抵抗の変化を生じない状態で、中心軸線Cに沿って摺動することができる。
<求心作用及び接触状態について>
まず、円錐形状の上側係合部82cの中心位置は、半径方向への移動が規制されている接続部材83bの上部83buを介して、上側係合部82cに求心作用が働くため、中心軸線C上近傍に自立的に配置される。円錐形状の上側係合部82cと球形状の接続部材83bとは、凹凸係合を形成し、環状の接触線を有する。これにより、調整ばね63の線形性を高めることができる。また、調整ばね63の非線形性に起因した、中心軸線Cに沿わない付勢力が、上側係合部82cを介して、接続部材83bに負荷されたとしても、接続部材83bは、ベローズ上蓋53の摺動部53cに対して、点接触状態であるため、摺動抵抗を比較的小さくできる。
次に、円錐形状の下側係合部81cの中心位置は、半径方向への移動が規制されている接続部材83bの下部83bdを介して、下側係合部81cに求心作用が働くため、中心軸線C上近傍に自立的に配置される。円錐形状の下側係合部81cと球形状の接続部材83bとは、凹凸係合を形成し、環状の接触線を有する。これにより、連結棒54が中心軸線Cに対して傾くことを抑制できる。ここで、連結棒54の小径部54bとベローズ上蓋53の挿通孔53aとの間に形成された第1の間隙CL1を、接続部材83bの側部83bsとベローズ上蓋53の摺動部53cとの間に形成された第2の間隙CL2より大きく設定(CL1>CL2)している。よって、連結棒54の小径部54bは、挿通孔53aに対して、非接触状態で、中心軸線Cに沿って挿通されることにより、連結棒54の小径部54bと挿通孔53aとの間の摺動抵抗をなくすことができる。
このように、本実施形態の第1の上部接続手段80aは、連結棒54が中心軸線Cに対して傾くことを抑制するとともに、摺動部53c及び挿通孔53aに対して、それぞれ、点接触状態及び非接触状態とすることができる。これにより、従来の問題点(摺動抵抗の増加)」という)を解消し、ヒステリシスを低減させることができる。
また、本実施形態において、連結棒54の大径部54aと感圧用ベローズ51の中心軸線C側に突出する蛇腹形状における谷部との間に形成された近接する第3の間隙CL3を、接続部材83bの側部83bsとベローズ上蓋53の摺動部53cとの間に形成された第2の間隙CL2に、ベローズ下蓋52の凸部52aと連結棒54の凹部54arとの間の接続により形成された第4の間隙CL4を加えた間隙より大きく設定(CL3>CL2+CL4)している。これにより、連結棒54の大径部54aは、感圧用ベローズ51に対して、非接触状態で、中心軸線Cに沿って挿通されるため、連結棒54と感圧用ベローズ51との接触による感圧用ベローズ51の破損を防ぐことができる。なお、ベローズ下蓋接合部の凸部52aと連結棒54の凹部54arとの隙間がなく接続されている場合(CL4=0)には、CL3>CL2と設定すればよい。また、本実施形態では、連結棒54とベローズ下蓋52を別体として接続しているが、連結棒54とベローズ下蓋52は一体として接続してもよく、この場合もCL3>CL2と設定すればよい。
さらに、本実施形態では、圧力調整弁100aの閉弁状態における、摺動部53cと接続部材83bの側部83bsとの点接触位置から摺動部53cの上端部までの摺動領域長さL1を、連結棒54の段差部54cとベローズ上蓋53との間に形成されたニードル40の最大リフト量L2より大きく設定(L1>L2)している。これにより、圧力調整弁100aが全開弁状態となっても、接続部材83bを、摺動部53cから外れることなく保持することができる。
<環状のエッジ部を接続部材に当接させない条件について>
図3(b)を用いて、環状のエッジ部E1,E2を接続部材83bに当接させない条件について説明する。まず、下側係合部81cの上端側外周部に形成される環状のエッジ部E1,E2から接続部材83bの中心Oまでそれぞれ直線を引き、∠E1OE2が成す角度をαとする。この∠E1OE2が成す角度αは、2×Sin-1(Rb/Ra)より算出される。ここで、Raは、接続部材83bの半径を示し、Rbは、下側係合部81cの円錐形状の底面における半径を示す。また、下側係合部81cの円錐形状における頂点をO1とし、∠E1O1E2が成す頂角をθとする。
ここで、例えば、θ=180-αの場合には、∠OE1O1の成す角と∠OE2O1の成す角との和が180(°)となる、つまり、∠OE1O1の成す角及び∠OE2O1の成す角は、それぞれ90(°)となることから、環状のエッジ部E1,E2は、接続部材83bの接点となる。したがって、本実施形態においては、下記の(式1)を満たすことにより、円錐形状の下側係合部81cに対する接続部材83bの接点位置を、環状のエッジ部E1,E2を含まない頂点O1側の円錐面上へ設定できる。この結果、環状のエッジ部E1,E2が、球形状の接続部材83bに当接することを回避できる。
θ>180-α (式1)
(式1)は、θ>180-2×Sin-1(Rb/Ra)である。よって、下側係合部81cの円錐形状における頂角θは、(式1)を満たすように、接続部材83bの半径Ra及び下側係合部81cの円錐形状の底面における半径Rbを設定することにより、環状のエッジ部E1,E2が接続部材83bにより変形、または摩耗して、調整ばね63の荷重が変化することにより、ニードル40が弁開する圧力(設定値)が変化することを抑制できる。なお、本実施形態において、(式1)は、下側係合部81cの環状のエッジ部E1,E2を、接続部材83bに当接させない条件として用いるものであるが、これに限らず、例えば、上側係合部82cの環状のエッジ部E1,E2を、接続部材83bに当接させない条件として用いてもよい。
<圧力調整弁の動作について>
圧力調整弁100aの動作について説明する。ここで、圧力調整弁100aが用いられる対象を冷媒回路として説明するが、これに限らない。圧力調整弁100aにおいて、入口ポート11は、高圧(一次側圧力P1)側の流入管1と接続され、出口ポート12は、低圧(二次側圧力P2)側の流出管2と接続される。
(一次側圧力P1が設定値よりも低い場合)
一次側圧力P1が設定値よりも低い場合(例えば、圧縮機の吐出圧力が低下した状態など)には、図2に示すように、弁部42が弁座18に着座しており、閉弁状態となっている。その際、二次側圧力P2は、弁室15を介して、ベローズ収容室16である感圧用ベローズ51の外部空間に導入される。
まず、感圧用ベローズ51には、弁部42が開弁する方向に作用する圧力として、二次側圧力P2×有効受圧面積S1が生じている。ここで、感圧用ベローズ51の有効受圧面積S1とは、蛇腹形状の最小内径及び最大内径の平均内径に基づいて算出した受圧面積である。
次に、ニードル40には、弁部42が開弁する方向に作用する圧力として、一次側圧力P1×受圧面積S2が生じている一方、弁部42が閉弁する方向に作用する圧力として、二次側圧力P2×受圧面積S2が生じている。さらに、ニードル40には、弁部42が閉弁する方向に作用する力として、感圧用ベローズ51による付勢力F1及び調整ばね63の付勢力F2が負荷される。その他に、ニードル40には、弁部42が開弁する方向に作用する力として、弁ばね6の付勢力が負荷される。この弁ばね6による付勢力は、ニードル40の自重を打ち消す程度のものであるため、下記の(式2)には導入しない。
したがって、圧力調整弁100aのニードル40に作用する外力の釣り合いは以下のように表すことができる。
P2×S1+P1×S2=P2×S2+F1+F2 (式2)
ここで、P1:一次側圧力[N/mm2
P2:二次側圧力[N/mm2
S1:感圧用ベローズ51の有効受圧面積[mm2
S2:弁座18に囲まれる弁部42の受圧面積[mm2
F1:感圧用ベローズ51による付勢力[N]
F2:調整ばね63の付勢力[N]
(式2)は、P2×S1+P1×S2-P2×S2=F1+F2へと整理することができる。ここで、感圧用ベローズ51の有効受圧面積S1は、弁座18に囲まれる弁部42の受圧面積S2と一致するように設定される。
したがって、(式2)において、二次側圧力P2によりニードル40に作用する外力は、全て打ち消されることとなり、上式はさらに、P1×S2=F1+F2へと整理することができる。本実施形態の圧力調整弁100aは、感圧用ベローズ51の有効受圧面積S1と弁座18に囲まれる弁部42の受圧面積S2とが一致するように設定されるため、二次側圧力P2の影響を打ち消すことができる。つまり、圧力調整弁100aは、調整ねじ部材62を軸方向に移動させ、調整ばね63の付勢力F2を適切に設定することにより、一次側圧力に変動に応じて、開度を可変に制御することができる。なお、蛇腹形状の最小内径及び最大内径の平均内径に基づいて算出した近似値としての受圧面積(有効受圧面積)に限らず、実験を通じて得た実際の受圧面積を用いて圧力調整弁100aの各部の寸法を設定することもできる。
(一次側圧力P1が設定値よりも高い場合)
一次側圧力P1が設定値((F1+F2)/S2)よりも高い場合(例えば、圧縮機の吐出圧力が上昇した状態など)には、不図示であるが、弁部42が弁座18に離間しており、開弁状態となっている。この際、一次側圧力P1の上昇にともない弁開度が大きくなるが、最大の弁開度は、連結棒54の段差部54cとベローズ上蓋53のベローズ上蓋接合部53bとが当接することにより規定されおり、接続部材83bは、摺動部53cから外れることなく保持されている。
本実施形態の第1の上部接続手段80aは、連結棒54が中心軸線Cに対して傾くことを抑制するとともに、摺動部53c及び挿通孔53aに対して、それぞれ、点接触状態及び非接触状態とすることができる。これにより、従来の問題点(摺動抵抗の増加)を解消し、ヒステリシスを低減させるため、弁開き始め圧力(一次側圧力P1が設定値((F1+F2)/S2))より僅かに小さい場合においても、低弁漏れ性を担保することができる。
(第2の実施形態)
図4を用いて、本発明の第2の実施形態に係る圧力調整弁100bについて説明する。第2の実施形態に係る圧力調整弁100bは、下側係合部81の形状を、円錐形状から球面形状に代えた点で、第1の実施形態の圧力調整弁100aと相違するが、その他の基本構成は第1の実施形態と同一である。ここで、同一部材には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
まず、第1の実施形態においては、図3(a)に示すように、下側係合部81c及び接続部材83bとの接触により形成される環状の接触線を介して、調整ばね63の付勢力が伝達される。ここで、下側係合部81cと接続部材83bとの間には求心作用が働くが、下側係合部81cの中心位置が、一時的に、中心軸線C上から半径方向にずれる状態、つまり、過渡状態が生じることがある。この過渡状態では、環状の接触線を貫く軸線方向が、中心軸線Cと角度を有するため、中心軸線Cに沿わない付勢力が、ニードル40へ伝達され、その結果、ニードル40の弁漏れ性が低下するおそれがあった。
第2の実施形態の第2の上部接続手段80bは、中心軸線C上に中心を有する球面形状の下側係合部81sと、円錐形状の上側係合部82cと、球形状の接続部材83bと、から構成される。ここで、下側係合部81sの球面形状における半径Rcは、接続部材83bの半径Raより大きく設定(Rc>Ra)されている。これにより、球面形状の下側係合部81sと球形状の接続部材83bとは、常時、点接触状態になるとともに、球面形状の下側係合部81sのエッジ部が、球形状の接続部材83bに当接することを回避できる。
このように、第2の上部接続手段80bでは、下側係合部81sの中心位置が、一時的に、中心軸線C上から半径方向にずれる過渡状態においても、下側係合部81sと接続部材83bとは、常時、略中心軸線C方向に対向して点接触している。よって、第2の上部接続手段80bは、中心軸線Cに沿う方向に、調整ばね63の付勢力をニードル40へと伝達することができ、その結果、ニードル40の弁漏れ性を向上させることができる。
以上より、第2の実施形態では、第1の実施形態と同様の効果(ヒステリシスを低減)に加え、第2の上部接続手段80bは、常時、中心軸線Cに沿う方向に付勢力を伝達させることにより、ニードル40の弁漏れ性を向上させることができる。
(第3の実施形態)
図5を用いて、本発明の第3の実施形態に係る圧力調整弁100cについて説明する。第3の実施形態に係る圧力調整弁100cは、接続部材83の形状を、球形状からキノコ形状に代えた点で、第1の実施形態の圧力調整弁100aと相違するが、その他の基本構成は第1の実施形態と同一である。ここで、同一部材には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
第3の実施形態の第3の上部接続手段80cは、中心軸線C上に中心を有する円錐形状の下側係合部81cと、円錐形状の上側係合部82cと、キノコ形状の接続部材83mと、から構成される。ここで、接続部材83mにおける上部83mu、側部83ms、及び、下部83mdは、それぞれ、球面形状を有しており、上側係合部82c、摺動部53c、及び、下側係合部81cに対して、常時、接触状態となっている。
このように、本実施形態における接続部材83は、第1の実施形態における接続部材83bのように、球形状である必要はなく、接続部材83mのように、キノコ形状であってもよいため、設計の自由度を高くすることができる。
具体的には、図5に示すように、上側係合部82c及び下側係合部81cにおける円錐形状の頂角が、それぞれ異なる角度に設定されている場合には、接続部材83mにおける上部83mu及び下部83mdの球面形状の半径をそれぞれ適切な値に設定することができる。これにより、円錐形状の上側係合部82c及び下側係合部81cと接続部材83mとの間に生じる求心作用を、より効果的に働かせることができる。また、接続部材83mの下部83md、上部83mu及び側部83msにおける球面形状の半径をそれぞれ適切な値に設定することにより、接続部材83mが、下側係合部81c及び上側係合部82cの環状のエッジに当接することを回避するとともに、接続部材83mが、摺動部53cに対して点接触状態とすることができる。
なお、本実施形態においては、接続部材83mの下部83mdは、一端側へと突出する形状であり、下側係合部81cは、一端側へと窪む形状であるが、これに限らない。例えば、接続部材83mの下部83mdは、他端側へと窪む形状であり、下側係合部81cは、他端側へと突出する形状であってもよい。また、本実施形態においては、接続部材83mの下部83mdは、球面形状である一方、下側係合部81cは、円錐形状を有するものであるが、これに限らない。例えば、接続部材83mの下部83md及び下側係合部81cは、いずれも球面形状を有するものであってもよいし、接続部材83mの下部83md及び下側係合部81cは、いずれも円錐形状を有するものであってもよい。
以上より、第3の実施形態では、第1の実施形態と同様の効果(ヒステリシスを低減)に加え、第3の上部接続手段80cにおける接続部材83mの設計の自由度を高くすることができる。
(第4の実施形態)
図6を用いて、本発明の第4の実施形態に係る圧力調整弁100dについて説明する。第4の実施形態に係る圧力調整弁100dは、調整ばね63の外径が比較的小さい場合に採用することができるものであり、ばね受け部材61と接続部材83bとを一体化した点で、第1の実施形態の圧力調整弁100aと相違するが、その他の基本構成は第1の実施形態と同一である。ここで、同一部材には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
第4の実施形態の第4の上部接続手段80dは、円錐形状の下側係合部81cと、ばね受け接続部材(接続手段)84sと、から構成される。ここで、ばね受け接続部材84sは、半径方向に延在し、調整ばね63の一端側が直接当接されるフランジ部84sfを備える。また、ばね受け接続部材84sにおける側部84ss、及び、下部84sdは、それぞれ、球面形状を有しており、摺動部53c、及び、下側係合部81cに対して、常時、接触状態となっている。さらに、調整ばね63は、半径方向への移動が規制されるように、フランジ部84sfに保持されるとともに、摺動部53cに非接触状態で挿通可能である。
このように、調整ばね63の外径が比較的小さい場合には、第4の上部接続手段80dにおいて、ばね受け部材61と接続部材83bとを一体化することにより、部品点数を減らすことができるため、組立作業や部品管理に対する負担を軽減させることができる。
なお、本実施形態においては、ばね受け接続部材84sの下部84sdは、一端側へと突出する形状であり、下側係合部81cは、一端側へと窪む形状であるが、これに限らない。例えば、ばね受け接続部材84sの下部84sdは、他端側へと窪む形状であり、下側係合部81cは、他端側へと突出する形状であってもよい。
以上より、第4の実施形態では、第1の実施形態と同様の効果(ヒステリシスを低減)に加え、第4の上部接続手段80dは、組立作業や部品管理に対する負担を軽減することができる。
(第5の実施形態)
図7を用いて、本発明の第5の実施形態に係る圧力調整弁100eについて説明する。第5の実施形態に係る圧力調整弁100eは、下側係合部81の形状を、円錐形状から球面形状に代えた点で、第4の実施形態の圧力調整弁100dと相違するが、その他の基本構成は第4の実施形態と同一である。ここで、同一部材には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
第5の実施形態の第5の上部接続手段80eは、中心軸線C上に中心を有する球面形状の下側係合部81sと、ばね受け接続部材84sと、から構成される。この球面形状の下側係合部81sは、第2の実施形態と同一である。
第2の実施形態と同様に、第5の上部接続手段80eでは、下側係合部81sの中心位置が、一時的に、中心軸線C上から半径方向にずれる過渡状態においても、下側係合部81sとばね受け接続部材84sの下部84sdとは、常時、略中心軸線C方向に対向して点接触している。これにより、第5の上部接続手段80eは、中心軸線Cに沿う方向に、調整ばね63の付勢力をニードル40へと伝達することができ、その結果、ニードル40の弁漏れ性を向上させることができる。
なお、本実施形態においては、ばね受け接続部材84sの下部84sdは、一端側へと突出する形状であり、下側係合部81sは、一端側へと窪む形状であるが、これに限らない。例えば、ばね受け接続部材84sの下部84sdは、他端側へと窪む形状であり、下側係合部81sは、他端側へと突出する形状であってもよい。
以上より、第5の実施形態では、第1の実施形態及び第4の実施形態と同様の効果(ヒステリシスを低減、組立作業等の負担を軽減)に加え、第2の実施形態と同様の効果(ニードルの弁漏れ性を向上)を奏することができる。
(第6の実施形態)
図8を用いて、本発明の第6の実施形態に係る圧力調整弁100fについて説明する。第6の実施形態に係る圧力調整弁100fは、ばね受け接続部材84sの下部の形状を、球面形状から円錐形状に代えた点で、第4の実施形態の圧力調整弁100dと相違するが、その他の基本構成は第4の実施形態と同一である。ここで、同一部材には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
第6の実施形態の第6の上部接続手段80fは、円錐形状の下側係合部81cと、下部84cdに円錐形状を有するばね受け接続部材84cと、から構成される。ここで、下側係合部81cの円錐形状における頂角が、ばね受け接続部材84cの下部84cdの円錐形状における頂角より大きく設定されており、下側係合部81cとばね受け接続部材84cとは、常時、点接触状態となっている。これにより、円錐形状の下側係合部81cの中心位置は、半径方向への移動が規制されているばね受け接続部材84cの下部84cdを介して、下側係合部81cに求心作用が働くため、中心軸線C上近傍に自立的に配置される。
ここで、下側係合部81cにおける円錐形状の頂角を、ばね受け接続部材84cの下部84cdにおける円錐形状の頂角に近づける場合には、ばね受け接続部材84c及び下側係合部81cに働く求心作用を、より効果的に働かせることができる。一方、下側係合部81cにおける円錐形状の頂角を大きくする場合には、下側係合部81cの中心位置が、一時的に、中心軸線C上から半径方向にずれる過渡状態においても、下側係合部81cとばね受け接続部材84cの下部84cdとは、常時、略中心軸線C方向に対向して点接触している。これにより、第6の上部接続手段80fは、中心軸線Cに沿う方向に、調整ばね63の付勢力をニードル40へと伝達することができ、その結果、ニードル40の弁漏れ性を向上させることができる。なお、下側係合部81cにおける円錐形状の頂角は、180(°)未満であり、好ましくは、100(°)~170(°)である。
なお、本実施形態においては、ばね受け接続部材84cの下部84cdは、一端側へと突出する形状であり、下側係合部81sは、一端側へと窪む形状であるが、これに限らない。例えば、ばね受け接続部材84sの下部84sdは、他端側へと窪む形状であり、下側係合部81sは、他端側へと突出する形状であってもよい。
以上より、第6の実施形態では、第1の実施形態及び第4の実施形態と同様の効果(ヒステリシスを低減、組立作業等の負担を軽減)に加え、第6の上部接続手段80fは、求心作用をより効果的に働かせることや、常時、中心軸線Cに沿う方向に付勢力を伝達させることにより、ニードル40の弁漏れ性を向上させることができる。
<その他>
本実施形態の圧力調整弁100a~100fは、例示する冷媒回路だけでなく、あらゆる流体装置及び流体回路に適用可能であることは言うまでもない。また、本発明は、上述した各形態や、各実施形態、随所に述べた変形例に限られることなく、本発明の技術的思想から逸脱しない範囲で、適宜の変更や変形が可能である。
100a~100f 圧力調整弁
5 バルブ本体
10 弁ハウジング
11 入口ポート
12 出口ポート
13 ニードル案内孔
14 ニードル収容室
15 弁室
16 ベローズ収容室
18 弁座
20 連結部材
30 ばねケース
40 ニードル
41 ガイド部
42 弁部
44 内部流路
50 感圧用ベローズユニット
51 感圧用ベローズ
52 ベローズ下蓋
53 ベローズ上蓋
54 連結棒
60 調整ばねユニット
61 ばね受け部材
62 調整ねじ部材
63 調整ばね
70 下部接続手段
71 下側窪み部
72 上側窪み部
73 ボール
80,80a~80f 上部接続手段(接続手段)
81,81c,81s 下側係合部
82,82c 上側係合部
83,83b,83m 接続部材
84c,84s ばね受け接続部材(接続手段)
C 中心軸線
CL1 第1の間隙
CL2 第2の間隙
CL3 第3の間隙
L1 摺動領域長さ
L2 最大リフト量
Ra 接続部材の球形状における半径
Rb 下側係合部の円錐形状の底面における半径
Rc 下側係合部の球面形状における半径
θ 円錐形状を有する下側係合部の頂角

Claims (8)

  1. 弁座を有するバルブ本体と、
    前記弁座に対して近接または離間可能な弁部を有するニードルと、
    軸線方向に伸縮する感圧用ベローズを有する感圧用ベローズユニットと、
    前記弁部を閉弁方向に付勢する調整ばねを有する調整ばねユニットと、
    前記感圧用ベローズユニットと前記調整ばねユニットとを接続する接続手段と、
    を備え、
    前記感圧用ベローズユニットは、軸線方向に沿って連通する挿通孔及び摺動部を有する前記調整ばねユニット側のベローズ蓋と、前記ニードル側のベローズ蓋と、前記ニードル側の端部が前記ベローズ蓋に接続されるとともに、前記調整ばねユニット側の端部が、前記バルブ本体に対し相対変位不能に固定される前記感圧用ベローズと、前記ニードル側の端部が前記ニードル側の前記ベローズ蓋に接続されるとともに、前記調整ばねユニット側の端部が前記挿通孔及び摺動部内を挿通可能に配置される連結棒と、を有し、
    前記接続手段は、前記連結棒の前記調整ばねユニット側の端部における軸心部に設けられる係合部と、側部に球面形状を有し、前記摺動部に対して点接触する接続部材と、を含み、
    前記接続部材の前記ニードル側の端部及び前記係合部は、軸線方向へと窪む形状及び突出する形状の一方及び他方をそれぞれ有し、求心作用を有する凹凸係合を形成し、
    前記連結棒と前記挿通孔との間に形成された第1の間隙を、前記接続部材と前記摺動部との間に形成された第2の間隙より大きくすることを特徴とする圧力調整弁。
  2. 前記連結棒と前記感圧用ベローズの谷部との間に形成された近接する第3の間隙を、前記第2の間隙に、前記連結棒の前記ニードル側の端部と前記ニードル側の前記ベローズ蓋との間の接続により形成された第4の間隙を加えた間隙より大きくすることを特徴とする請求項1に記載の圧力調整弁。
  3. 軸線方向から見たときに、前記摺動部に対して点接触する前記接続部材の側部が、前記接続部材の最外径部であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の圧力調整弁。
  4. 前記圧力調整弁の閉弁状態における前記摺動部と前記接続部材の側部との点接触位置から前記摺動部の前記調整ばねユニット側の端部までの摺動領域長さを、前記ニードルの最大リフト量より大きくすることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の圧力調整弁。
  5. 前記調整ばねの前記ニードル側の端部が前記接続部材に直接当接されており、前記調整ばねが、前記摺動部に非接触状態で挿通することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の圧力調整弁。
  6. 前記係合部の形状を、円錐形状とするとともに、前記接続部材の前記ニードル側の端部の形状を球面形状とし、
    前記係合部の円錐形状における頂角θは、前記接続部材の前記ニードル側の端部の球面形状における半径Raと、前記係合部の円錐形状の底面における半径Rbとを用いた、θ>180-2×Sin-1(Rb/Ra)を満たすことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の圧力調整弁。
  7. 前記係合部の形状及び前記接続部材の前記ニードル側の端部の形状を、それぞれ球面形状とし、
    前記係合部の球面形状における半径を、前記接続部材の前記ニードル側の端部の球面形状における半径より大きくすることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の圧力調整弁。
  8. 前記係合部の形状及び前記接続部材の前記ニードル側の端部の形状を、それぞれ円錐形状とし、
    前記係合部の円錐形状における頂角を、前記接続部材の前記ニードル側の端部の円錐形状の頂角より大きくすることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の圧力調整弁。
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