JPH085345Y2 - 冷凍装置用圧縮機の能力制御弁 - Google Patents

冷凍装置用圧縮機の能力制御弁

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JPH085345Y2
JPH085345Y2 JP7643388U JP7643388U JPH085345Y2 JP H085345 Y2 JPH085345 Y2 JP H085345Y2 JP 7643388 U JP7643388 U JP 7643388U JP 7643388 U JP7643388 U JP 7643388U JP H085345 Y2 JPH085345 Y2 JP H085345Y2
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太 古田
進 小林
良作 秋元
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    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
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    • F04B49/22Control, e.g. of pump delivery, or pump pressure of, or safety measures for, machines, pumps, or pumping installations, not otherwise provided for, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B47/00 by means of valves
    • F04B49/24Bypassing
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
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    • Y10T137/2496Self-proportioning or correlating systems
    • Y10T137/2559Self-controlled branched flow systems
    • Y10T137/2574Bypass or relief controlled by main line fluid condition
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はカークーラーに組み込まれる圧縮機等に好適
な能力制御弁に関する。
(従来の技術) 本出願人は第3図及び第4図に示される能力制御弁を
実願昭62−128861号によって既に提案した。
第4図に示すように、能力制御弁1はアンロードバル
ブ2を内蔵した圧縮機のケーシング3にフランジ4を介
してボルト5により締結されている。
ボディ10の上部に形成された空間内にベローズ34が配
置され、このベローズ34の上端をホルダー35に、その下
端中央部をシャフトガイド36にそれぞれハンダ付け等の
方法によって接合することによってベローズ34とボディ
10との間にチャンバー38が形成されている。ホルダー35
はボディ10の上端にカシメ等の方法により固着され、そ
の中央部にはアジャスター13が螺合されている。ベロー
ズ34とシャフトガイド36との隙間にスプリング14が配設
され、このスプリング14の上端はアジャスター13の下面
に当接し、下端はシャフトガイド36上に載置された当金
15の上面に当接されている。一方、ボディ10に穿設され
た摺動孔39内にはシャフト16が上下に摺動可能に配置さ
れ、シャフト16と摺動孔39との隙間はOリング40によっ
て封密されている。このシャフト16の小径部はボディ10
に固定されたホルダー41に支持されたOリング42を封密
摺動自在に貫通して上方の伸び、その上端はシャフトガ
イド36の中央の孔内に挿入されてハンダ付け等によって
固定されている。
かくして、摺動孔39とシャフト16との隙間がOリング
40とOリング42によって仕切られることによりチャンバ
ー43が形成され、また、Oリング40の下方にチャンバー
44が形成されている。
シャフト16の下端にはピン19の上端が固着され、この
ピン19はボディ10に穿設された貫通孔33を封密摺動自在
に貫通して下方に伸び、その下端はボール18の上面に当
接している。
ボデイ10の下部、即ち、貫通孔33の下方に形成された
腔所37内には上弁座49と、その下方に下弁座52が内蔵さ
れ、これらは腔所37の下端開口を掩蓋するプラグ56をボ
デイ10の下端にカシメ等によって固定することによって
腔所37内に固定されている。
上弁座49はボール18を収容してこれを上下動自在に案
内するガイド室45と、このガイド室45の上面に開口して
ボール18によって開閉される弁口46と、ガイド室45の側
面に開口するクロス孔48を具え、この弁口46をピン19が
貫通し、このクロス孔48はボディ10に設けられたクロス
孔47を介して中間圧力APの室66に連通している。
下弁座52はボール18によって開閉される弁口51と、フ
ィルタ55が収容されるフィルタ室61と、弁口51とフィル
タ室61とを連通する孔68を具え、孔68の途中にはオリフ
ィス50が形成されている。
プラグ56の中央には高圧側圧力HPをフィルタ室61に導
く導圧孔54が穿設されている。
上弁座49と下弁座52とによって限界される円錐状の隙
間にはスプリング22が配設され、このスプリング22によ
ってボール18は上方に押し上げられてピン19の下端に圧
接している。
摺動孔33と弁口46との間にはボディ10と上弁座49によ
ってチャンバー53が限界され、このチャンバー53は流出
孔60を介して低圧側圧力LPの室65に連通している。
そして、チヤンバー38は圧力導入孔57によって低圧側
圧力LPの室65に連通し、チャンバー43は圧力導入孔58を
介して中間圧力APのクロス孔48に連通し、チヤンバー44
はクロス孔59を介して低圧側圧力LPの室65に連通してい
る。
また、ボディ10の外周面とケーシング3に穿設された
腔所69の内周面との間にはOリング62、63、64が介装さ
れ、これらOリング62と63との間に低圧側圧力LPの室65
が限界され、Oリング63と64との間に中間圧力APの室66
が限界され、Oリング64の下方に高圧側圧力HPの室67が
限界されている。
この制御弁1の動作について説明する。
低圧側圧力LPは室65、圧力導入孔57を経てチヤンバー
38内に導入され、ベローズ34に作用して変位に変換され
る。この変位はシヤフトガイド36、シャフト16及びピン
19を介してボール18に伝達され、このボール18の上下動
により弁口46又は51の開度が加減される。これによって
孔68から導かれた高圧側圧力HPのガスは弁口51で絞られ
ることによって減圧された後ガイド室45内に入り、ガイ
ド室45内のガスは弁口46で絞られた後チャンバ53、流出
口60を経て低圧側圧力LPの室65に入るので、ガイド室45
内には高圧側圧力HPと低圧側圧力LPの中間の中間圧力AP
が生成され、この中間圧力APはボール18の上下動に応じ
て上下する。
シャフト16に作用する主な力は 上向きの力 F1:チャンバー38に導入された低圧側圧力
LPがベローズ34に作用する力 F2チャンバー44に導入された低圧側圧力LP
がシヤフト16及びOリング40の下面に作用する力 下向きの力 F3:ベローズ34の弾発力 F4:チヤンバー43に導入された中間圧力AP
の帰還圧力がOリング40の上面に作用する力 F5:スプリング14の弾発力 上記の力F1、F2、F4は次の様に表すことができる。
F1=K1×LP、F2=K2×LP、F4=K3×AP ……(1) ここに、K1〜K3は各部の諸元により決まるまで定数であ
る。
しかして、シャフト16に作用する力の平衡式は次の様
になる。
F1+F2=F3+F4+F5 ……(2) 式(1)及び(2)からAPの式に整理すると AP=a×LP+b ……(3) となる。ここに、a及びbは定数である。
この式(3)は第3図のLP−AP特性図において、直線
ロ−ホの部分を表している。なお、点ロは弁口51が全閉
となる点を示し、直線イ−ロの部分は弁口51が全閉でHP
がガイド室45内に導入されないため、APはLPと等しくな
り、LPの上昇に応じて上昇する。
また、点ホは弁口46が全閉でLPがガイド室45内に導入
されないため、APはHPと等しくなり、LPの増大に拘わら
ず一定となる。
従って、圧縮機から要求されるAP/LPの傾きは式
(3)における定数aの値を適当に定めることにより任
意に変更することが可能である。また、直線イ−ロから
直線ロ−ホに移るロの点はスプリング14の弾発力を変え
ることにより任意に設定可能である。
能力制御弁1で生成された中間圧力APはアンロードバ
ルブ2のスプール6の上面に印加される。中間圧力APの
上昇に伴ってスプール6がスプリング7を撓ませながら
下方に移動し、点ハにおいてスプール6の連通孔8が孔
9と連通してアンロードバルブ2は全開となり、圧縮機
の吐出ガスが吸入側にバイパスされる。
そして、点ニにおいて、連通孔8と孔9が遮断されて
アンロードバルブ2は全閉となる。
点ハの中間圧力AP1=LP1+kx1で表され、AP=LP+kx1
の線上に位置し、点ニの中間圧力AP2=LP2+kx2で表さ
れ、AP=LP+kx2の線上に位置する。なお、kはスプリ
ング7のばね定数、x1、x2はスプリング7の変位置を示
す。
そして、点ハとニとの間、即ち、LPがLP1とLP2との範
囲でアンロードバルブ2を経て吸入側にバイパスされる
圧縮ガスの量が変化する。
今、圧縮機の運転を開始した場合において、カークー
ラーの熱負荷が大きいときは、エバポレータの蒸発圧力
が高くなるので圧縮機の低圧側圧力LPはLP2より高圧力
となり、このLPは圧力導入孔57を通してチャンバー38に
導入され、ベローズ34に作用する上向きの力が大きくな
る。すると、上記F3,F4及びF5に打ち勝ってシャフト16
が上方向に移動し、ボール18は弁口51を離れる。する
と、高圧側圧力HPのガスは室67から導圧孔54、フィルタ
55を通り、オリフィス50、孔68、弁口51、ガイド室45、
弁口46、チャンバー53、流出孔60を通って低圧側圧力LP
の室65へ流れる。この場合、中間圧力APは第3図のロ−
ホの領域にある。従って、LP≧LP2ではこの中間圧力AP
がアンロードバルブ2のスプール6の上面に作用し、ス
プール6をスプリング7に抗して押し下げることにより
孔9を閉塞する。かくして、圧縮機の吐出側から吸入側
へバイパスされる冷媒が遮断される。
カークーラーの熱負荷が軽減されると、エバポレータ
の蒸発圧力、即ち、圧縮機の低圧側圧力LPが下降し、や
がてLP2に達すると、中間圧力APの圧力も下降し、これ
に伴って、アンロードバルブ2のスプール6がスプリン
グ7によって押し上げられて上方に移動し、スプール6
の連通孔8と孔9とが連通する。かくして、圧縮機の吐
出側から吸入側へ冷媒がバイパスされる。そして、LPが
LP2−LP1の領域において、アンロードバルブ2からのバ
イパス量は低圧側圧力LPに比例する。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来の能力制御弁1は、アンロードバルブを具備
する圧縮機に取り付けられ、上記圧縮機の低圧側圧力LP
の変化を変位に変換する圧力変位変換部と、上記変位を
受け上記圧縮機の高圧側圧力HPと低圧側圧力LPとの圧力
差を利用して上記高圧側圧力HPと低圧側圧力LPの中間の
中間圧力APを上記低圧側圧力LPの一次関数として取り出
す三方弁部と、上記変位を上記三方弁部に伝達する変位
伝達部材とを具備し、上記中間圧力APを上記アンロード
バルブに印加して上記圧縮機の圧縮ガスが吸入側にバイ
パスされる量を加減することによって圧縮機の能力を変
更しているため、制御弁1に導入される低圧側圧力LPと
カークーラーのエバポレータの圧力はこのエバポレータ
と圧縮機を連通するホースを冷媒が流過する際の圧力損
失分だけ異る。
そのため、冷媒流量(圧力損失)が熱負荷に応じて大
巾に変動するカークーラーにおいては、この能力制御弁
1によってエバポレータの圧力を正確に制御できない。
また、カークーラーは夏季等熱負荷が大きい場合には
そのエバポレータが凍結しない範囲で最大の冷房能力を
発揮させる必要があるため、エバポレータの圧力はエバ
ポレータが凍結しない下限値とする必要がある。しか
し、春、秋等の中間季ではエバポレータの圧力を夏季と
同じ下限値まで低下させる必要はなく、従って、省動力
の面から夏季より高い値とするのが望ましい。
しかるに、従来の能力制御弁1においては、中間圧力
APは低圧側圧力LPによって一義的に決まるので、上記要
求に応えることができなかった。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記課題を対処するため、冷媒流量の増加に
伴う圧力損失の増加及び冷凍装置の熱負荷の増加が高圧
側圧力HPの上昇となって表れることに着目して高圧側圧
力HPにより能力制御弁の制御特性を変更しようとするも
のであって、その要旨とするところは、アンロードバル
ブを具備する圧縮機に取り付けられ、上記圧縮機の低圧
側圧力LPの変化を変位に変換する圧力変位交換部と、上
記変位を受け上記圧縮機の高圧側圧力HPと低圧側圧力LP
との圧力差を利用して上記高圧側圧力HPと低圧側圧力LP
の中間の中間圧力APを上記低圧側圧力LPの一次関数とし
て取り出す三方弁部と、上記変位を上記三方弁部に伝達
する変位伝達部材とを具備し、上記中間圧力APを上記ア
ンロードバルブに印加してこの中間圧力APの増減に応じ
て上記圧縮機の圧縮ガスが吸入側にバイパスされる量を
増減することによって圧縮機の能力を変更する冷凍装置
用圧縮機の能力制御弁において、上記高圧側圧力HPと低
圧側圧力LPの差圧により上記三方弁部を構成するボール
弁を上記低圧側圧力LPを導入する弁口に向かって押推す
る推力を発生させるピストンを具え、上記高圧側圧力HP
と低圧側圧力LPとの差圧が大きくなるのに従って上記中
間圧力APを高くし、かつ、上記高圧側圧力HPと低圧側圧
力LPとの差圧が小さくなるのに従って上記中間圧力APを
低くする変更機構を設けたことを特徴とする冷凍装置用
圧縮機の能力制御弁にある。
(作用) 本考案においては、上記構成を具えているため、高圧
側圧力HPと低圧側圧力LPとの差圧が大きくなると、ピス
トンが三方弁部を構成するボール弁を低圧側圧力LPを導
入する弁口に向かって押推し、この弁口を通って低圧側
に流出するガスの抵抗が増大することによって中間圧力
APが高くなる。これによってアンロードバルブを経て吸
入側にバイパスされる圧縮ガスの量が増大して圧縮機の
能力が低下する。
逆に、高圧側圧力HPと低圧側圧力LPとの差圧が小さく
なると、ピストンはボール弁を低圧側圧力LPを導入する
弁口の開口面積を小さくする方向に移動させることによ
りこの弁口を通って低圧側に流出するガスの抵抗が減少
して中間圧力APが低くなる。
これによってアンロードバルブを経て吸入側にバイパ
スされる圧縮ガスの量が減少して圧縮機の能力が増大す
る。
(実施例) 本考案の1実施例が第1図及び第2図に示されてい
る。
第1図に示すように、下弁座52の下端面からシリンダ
100が穿設され、このシリンダ100内にはピストン105が
封密的に上下摺動自在に嵌挿されている。このピストン
105の上端面にはピン104の下端が当接し、このピン104
は下弁座52に穿設された孔109を封密摺動自在に貫通し
てチャンバー102、孔68、弁口51を通ってその上端はボ
ール18の下面に当接している。
また、このピストン105はその下方に配設されたスプ
リング107によって上方に押推されている。
孔68の下端はチャンバー102に連通し、チャンバー102
はオリフィス110、導圧孔103を経て高圧側圧力HPの室67
に連通している。
ピストン105の上方に限界されたシリンダ室108は均圧
孔106を介して低圧側圧力LPの室65に連通している。そ
して、ボディ10の下端にはピストン105の下端面及び導
圧孔103の入口を覆うようにフィルタ11が張設されてい
る。シリンダ100、ピストン105、ピン104、チャンバー1
02、スプリング107、オリフィス110、導圧孔103によっ
て高圧側圧力HPと低圧側圧力LPとの差圧が大きくなるの
に従って中間圧力APを高くし、かつ、高圧側圧力HPと低
圧側圧力LPとの差圧が小さくなるのに従って中間圧力AP
を低くする変更機構を構成している。
他の構成は第4図に示す従来のものと同様であり、対
応する部材には同じ符号が付されている。
しかして、高圧側圧力HPのガスは室67からフィルタ11
1を通って導圧孔103に入り、オリフィス110、チャンバ
ー102、孔68を経て弁口51に至る。
低圧側圧力LPの室65から低圧側圧力LPが均圧孔106を
経てシリンダ室108に導入され、ピストン105の上端面に
は低圧側圧力LPが作用する。一方、ピストン105の下端
面には高圧側圧力HPが作用するので、ピストン105は高
圧側圧力HPと低圧側圧力LPの差圧力によって上方に向か
う推力が生じ、この推力はピン104、ボール18、ピン19
を介してシャフト16に伝達される。
しかして、シャフト16に作用する主な力は 上向きの力 F1;チヤンバー38に導入された低圧側圧力
LPがベローズ34に作用する力 F2;チヤンバー44に導入された低圧側圧力
LPがシャフト16及びOリング40の下面に作用する力 F6;ピストン105に作用する高圧側圧力HP
と低圧側圧力LPの差圧力による力 下向きの力 F3;ベローズ34の弾発力 F4;チヤンバー43に導入された中間圧力AP
の帰還圧力がOリング40の上面に作用する力 F5:スプリング14の弾発力 上記力F1、F2、F4、F6は次の様に表すことができる。
F1=K1×LP1、F2=K2×LP、F4=K3×AP、F6=K6(HP−L
P) ……(4) ここに、K1、K2、K3、K6は各部の諸元により決まる定
数である。
しかして、シャフト16に作用する力の平衡式は次の様
になる。
F1+F2+F6=F3+F4+F5 ……(5) 式(4)及び(5)からAPの式に整理すると AP=a×LP+b+(HP−LP) ……(6) となる。ここに、a、b、cは定数である。
この式(6)は第2図に示すLP−AP特性図において、
A、B、Cのロからホに至る直線部を表している。そし
て、低圧側圧力LPが一定であっても高圧側圧力HPが大き
くなるのに従って(HP−LP)が大きくなり、(HP−LP)
が大きくなるに従い中間圧力APは線AからBを経てCに
変化する。
従って、第2図から明らかなように、高圧側圧力HPが
高くなるのに伴ってアンロードバルブの連通孔8が全開
となる点ハの低圧側圧力LPは低くなる。また、高圧側圧
力HPが低くなるのに伴ってアンロードバルブの連通孔8
が全閉となる点ニの低圧側圧力LPは高くなる。なお、各
線A、B、C上の点ニにはそれぞれAP=LP+kx2の線上
に位置し、各点ハはそれぞれAP=LP+kx1の線上に位置
する。
以上の様にこの制御弁を用いれば、カークーラーの熱
負荷が大きい場合等高圧側圧力HPの高い時はエバポレー
タの圧力を低く制御でき、逆に、カークーラーの熱負荷
の小さい場合等高圧側圧力HPが低い時にはエバポレータ
の圧力を高く制御することができる。
(考案の効果) 本考案の能力制御弁を用いれば、圧縮機の低圧側圧力
LPが一定であっても高圧側圧力HPと低圧側圧力LPとの差
圧が大きくなる熱負荷の大きな条件下では中間圧力APを
高くしうるのでアンロードバルブを経て吸入側にバイパ
スされる圧縮ガスの量を少なくして冷凍能力を増大する
ことができる。
逆に、圧縮機の低圧側圧力LPが一定であっても高圧側
圧力HPと低圧側圧力LPとの差圧が小さくなる熱負荷の小
さな条件下では中間圧力APを低くしうるのでアンロード
バルブを経て吸入側にバイパスされる圧縮ガスの量を多
くして冷凍能力を減少することができる。
この結果、冷凍装置の蒸発圧力を正確に制御できると
ともに省動力と低燃費と大冷房能力とを両立させること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の1実施例を示し、第1図は
能力制御弁の縦断面図、第2図は能力制御弁の圧力特性
を示す線図である。第3図及び第4図は従来の能力制御
弁の1例を示し、第3図は能力制御弁の圧力特性を示す
線図、第4図は能力制御弁の縦断面図である。 ベローズ……34、シャフト……16、ピン……19、ボール
……18、弁口……46、51、低圧側圧力の室……65、中間
圧力の室……66、高圧側圧力の室……67、アンロード弁
……2、中間圧力の変更機構……100〜110
フロントページの続き (72)考案者 古田 太 愛知県名古屋市中村区岩塚町字高道1番地 三菱重工業株式会社名古屋研究所内 (72)考案者 小林 進 愛知県西春日井郡西枇杷島町字旭町3丁目 1番地 三菱重工業株式会社エアコン製作 所内 (72)考案者 秋元 良作 愛知県西春日井郡西枇杷島町字旭町3丁目 1番地 三菱重工業株式会社エアコン製作 所内 (72)考案者 谷垣 龍平 愛知県西春日井郡西枇杷島町字旭町3丁目 1番地 三菱重工業株式会社エアコン製作 所内 (56)参考文献 実開 昭64−56588(JP,U) 実開 昭64−34485(JP,U) 実開 昭63−151985(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アンロードバルブを具備する圧縮機に取り
    付けられ、上記圧縮機の低圧側圧力LPの変化を変位に変
    換する圧力変位交換部と、上記変位を受け上記圧縮機の
    高圧側圧力HPと低圧側圧力LPとの圧力差を利用して上記
    高圧側圧力HPと低圧側圧力LPの中間の中間圧力APを上記
    低圧側圧力LPの一次関数として取り出す三方弁部と、上
    記変位を上記三方弁部に伝達する変位伝達部材とを具備
    し、上記中間圧力APを上記アンロードバルブに印加して
    この中間圧力APの増減に応じて上記圧縮機の圧縮ガスが
    吸入側にバイパスされる量を増減することによって圧縮
    機の能力を変更する冷凍装置用圧縮機の能力制御弁にお
    いて、上記高圧側圧力HPと低圧側圧力LPの差圧により上
    記三方弁部を構成するボール弁を上記低圧側圧力LPを導
    入する弁口に向かって押推する推力を発生させるピスト
    ンを具え、上記高圧側圧力HPと低圧側圧力LPとの差圧が
    大きくなるのに従って上記中間圧力APを高くし、かつ、
    上記高圧側圧力HPと低圧側圧力LPとの差圧が小さくなる
    のに従って上記中間圧力APを低くする変更機構を設けた
    ことを特徴とする冷凍装置用圧縮機の能力制御弁。
JP7643388U 1988-06-10 1988-06-10 冷凍装置用圧縮機の能力制御弁 Expired - Lifetime JPH085345Y2 (ja)

Priority Applications (7)

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