JP7375359B2 - 射出延伸ブロー容器の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、射出延伸ブロー容器の製造方法に関する。
射出延伸ブロー容器の分野において、主としてポリエチレンテレフタレート(PET)が使用されているが、PETに代わる他の熱可塑性材料として、ポリオレフィン、中でもポリエチレンが優れた機械特性、熱特性及び耐薬品性等を示すことから種々検討され、用いられている。
ポリエチレンを材料とした射出延伸ブロー容器に関しては、例えば、特許文献1に示されるように、メルトインデックス0.2~10g/10分、流動比30~70のポリエチレンを用い、一端が閉塞された筒状の有底パリソンを成形し、次いで該有底パリソンを、有底パリソンを構成するポリエチレンの融点より20℃低い温度から10℃低い温度範囲で、金型中において有底パリソンの軸方向へ機械的に延伸すると共にその内側に気体を吹込むことを特徴とするポリエチレン製二軸延伸ボトルの製造方法が開示されている。
また、例えば、特許文献2に示されるように、ポリエチレン容器の製造のための射出延伸ブロー成形法であって、当該方法は、1)ポリエチレン物質を210~260℃の温度で射出成形に付してプリフォームにし、2)115~130℃にて、得られたプリフォーム内に延伸棒を挿入し、延伸して、該プリフォームを軸方向中心に誘導し、そして0.1~4MPaの加圧ガスを導入してブロー成形を完成するように導入することにより、得られたプリフォームを延伸ブロー成形に付す各工程を含み、ここで、該ポリエチレン物質は、密度が0.945g/cm以上を示し且つF/E 比値が60以上を示すエチレン(コ)ポリマーを含む、前記射出延伸ブロー成形法が開示されている。
一方、ポリエチレン樹脂に関しては、例えば、特許文献3に示されるように、特定のポリエチレン成分(A)を10~40質量%、特定のポリエチレン成分(B)を5~50質量%、特定のポリエチレン成分(C)を40~85質量%含有し、特性(1):MFRが0.1~1g/10分である、特性(2):HLMFRが10~50g/10分である、特性(3):HLMFR/MFRが50~140である、特性(4):密度が0.940~0.965g/cmである、特性(5):温度170℃、伸長歪速度0.1(単位:1/秒)で測定される伸長粘度η(t)(単位:Pa・秒)と伸長時間t(単位:秒)の両対数プロットにおいて、歪硬化に起因する伸長粘度の変曲点が観測される、といった特性を満足するポリエチレン樹脂組成物が開示され、中空成形、射出成形、インフレーション成形、押出成形等の各種成形法により成形体を製造できることが開示されている。
しかしながら、ポリエチレンの射出延伸ブロー容器の成形には多くの技術的困難性を含んでいるため、今まで以上に、容器がパンクせず、容器の肉厚均一性がよく、容器の表面均一性が優れる容器を製造することが望まれている。
特開昭59-140033号公報 特許第6072128号公報 特開2017-179256号公報
本発明の目的は、上記従来技術の問題点等に鑑み、ポリエチレンの射出延伸ブロー容器の成形において、容器がパンクせず、容器の肉厚均一性がよく、容器の表面肌の均一性が優れ、耐薬品性、ボトルESCR(耐環境応力亀裂性)に優れる容器を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、特定のポリエチレン樹脂を用い、成形時のポリエチレン樹脂の温度を特定の温度として射出成形にてプリフォームを形成し、当該プリフォームを前記ポリエチレン樹脂の結晶化温度以上の温度で延伸ブロー成形し、当該延伸ブロー時のブロー圧力が特定の圧力であることを特徴とする射出延伸ブロー容器の製造方法により優れた容器が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明の第1の発明によれば、温度190℃、荷重2.16Kgにおけるメルトフローレート(MFR)が0.1~10g/10分であり、MFRに対する温度190℃、荷重21.6Kgにおけるメルトフローレート(HLMFR)の比(HLMFR/MFR)が39以上であり、密度が0.935g/cm以上であるポリエチレン樹脂を用い、前記ポリエチレン樹脂の射出温度を180~280℃として射出成形にてプリフォームを形成する工程と、前記プリフォームを前記ポリエチレン樹脂の結晶化温度以上の温度で延伸ブロー成形する工程とを有し、前記延伸ブロー時のブロー圧力が0.05~4MPaの圧力である、射出延伸ブロー容器の製造方法が提供される。
また、本発明の第2の発明によれば、第1の発明において、前記プリフォームを、室温まで冷却することなく、前記ポリエチレン樹脂の結晶化温度以上の温度で延伸ブロー成形する工程を有する、射出延伸ブロー容器の製造方法が提供される。
また、本発明の第3の発明によれば、第1の発明において、前記プリフォームを、室温まで冷却後に再加熱後、前記ポリエチレン樹脂の結晶化温度以上の温度で延伸ブロー成形する工程を有する、射出延伸ブロー容器の製造方法が提供される。
また、本発明の第4の発明によれば、第1~第3のいずれかの発明において、前記延伸ブロー成形する工程は、前記プリフォームを前記ポリエチレン樹脂の結晶化温度より10℃高い温度以上かつ前記ポリエチレン樹脂の結晶化温度より40℃高い温度以下の温度で延伸ブロー成形する工程である、射出延伸ブロー容器の製造方法が提供される。
また、本発明の第5の発明によれば、第1~第4のいずれかの発明において、前記ポリエチレン樹脂が、下記ポリエチレン成分(A)を10質量%以上40質量%以下、下記ポリエチレン成分(B)を5質量%以上50質量%以下、及び下記ポリエチレン成分(C)を40質量%以上85質量%以下含有し、下記の特性(1)~(5)を満足する、射出延伸ブロー容器の製造方法が提供される。
ポリエチレン成分(A);特性(a1):温度190℃、荷重21.6Kgにおけるメルトフローレート(HLMFR)が0.20g/10分以上、5.00g/10分未満であり、特性(a2):密度が0.915g/cm以上0.945g/cm以下であるポリエチレン。
ポリエチレン成分(B);特性(b1):HLMFRが2g/10分以上、20g/10分未満であり、特性(b2):密度が0.945g/cm超過0.965g/cm以下であり、特性(b3):温度170℃、伸長歪速度0.1(単位:1/秒)で測定される伸長粘度η(t)(単位:Pa・秒)と伸長時間t(単位:秒)の両対数プロットにおいて、歪硬化に起因する伸長粘度の変曲点が観測されるポリエチレン。
ポリエチレン成分(C);特性(c1):温度190℃、荷重2.16Kgにおけるメルトフローレート(MFR)が10g/10分以上、200g/10分以下であり、特性(c2):密度が0.960g/cm以上0.980g/cm以下であるポリエチレン。
特性(1):MFRが0.1g/10分以上、1g/10分以下である。
特性(2):HLMFRが10g/10分以上、50g/10分以下である。
特性(3):MFRに対するHLMFRの比であるメルトフローレート比(HLMFR/MFR)が50以上140以下である。
特性(4):密度が0.940g/cm以上0.965g/cm以下である。
特性(5):温度170℃、伸長歪速度0.1(単位:1/秒)で測定される伸長粘度η(t)(単位:Pa・秒)と伸長時間t(単位:秒)の両対数プロットにおいて、歪硬化に起因する伸長粘度の変曲点が観測される。
また、本発明の第6の発明によれば、第1~第5のいずれかの発明において、射出延伸ブロー容器のボトルESCRが300時間以上である、射出延伸ブロー容器の製造方法が提供される。
本発明によれば、ポリエチレンの射出延伸ブロー容器の成形において、容器がパンクせず、容器の肉厚均一性がよく、容器の表面肌の均一性が優れ、耐薬品性、ボトルESCRに優れる容器を提供することができるという効果を奏する。
図1は典型的な伸長粘度のプロット図であり、伸長粘度の変曲点が観測される場合を説明する図である。 図2は典型的な伸長粘度のプロット図であり、伸長粘度の変曲点が観測されない場合を説明する図である。
本発明の射出延伸ブロー容器の製造方法は、温度190℃、荷重2.16Kgにおけるメルトフローレート(MFR)が0.1~10g/10分であり、MFRに対する温度190℃、荷重21.6Kgにおけるメルトフローレート(HLMFR)の比(HLMFR/MFR)が39以上であり、密度が0.935g/cm以上であるポリエチレン樹脂を用い、前記ポリエチレン樹脂の射出温度を180~280℃として射出成形にてプリフォームを形成する工程と、前記プリフォームを前記ポリエチレン樹脂の結晶化温度以上の温度で延伸ブロー成形する工程とを有し、前記延伸ブロー時のブロー圧力が0.05~4MPaの圧力であることを特徴とする。
本発明の射出延伸ブロー容器の製造方法においては、前記特定のポリエチレン樹脂を用い、成形時のポリエチレン樹脂の温度を特定の温度として射出成形にてプリフォームを形成し、当該プリフォームを前記ポリエチレン樹脂の結晶化温度以上の温度で延伸ブロー成形し、当該延伸ブロー時のブロー圧力が特定の圧力であることにより、ポリエチレンの射出延伸ブロー容器の成形において、容器がパンクせず、容器の肉厚均一性がよく、容器の表面肌の均一性が優れ、耐薬品性、ボトルESCRに優れる容器を提供することができる。
以下、本発明を、項目毎に、詳細に説明する。
なお、本発明において、ポリエチレンとは、エチレン単独重合体およびエチレンと後述のオレフィンとの共重合体の総称をいい、エチレン系重合体とも言い換えられる。
また、本明細書において数値範囲を示す「~」とは、その前後に記載された数値を下限値及び上限値として含む意味で使用される。
1.ポリエチレン樹脂
本発明に用いられるポリエチレン樹脂は、温度190℃、荷重2.16Kgにおけるメルトフローレート(MFR)が0.1~10g/10分であり、MFRに対する温度190℃、荷重21.6Kgにおけるメルトフローレート(HLMFR)の比(HLMFR/MFR)が39以上であり、密度が0.935g/cm以上である。
本発明に用いられるポリエチレン樹脂は、1種単独のポリエチレンから構成されていても良いし、2種以上のポリエチレンの混合物である樹脂組成物であってもよい。
(1)MFR
本発明に用いられるポリエチレン樹脂は、MFRが0.1g/10分以上、10g/10分以下である。当該MFRの下限は、好ましくは、0.15g/10分以上、0.20g/10分以上、0.25g/10分以上、0.30g/10分以上であり、また、当該MFRの上限は、好ましくは、8g/10分以下、6g/10分以下、4g/10分以下、3g/10分以下であり、1g/10分以下である。
このMFRが0.1g/10分未満であれば、流動性が低下することにより、成形時における押出機モーター負荷やせん断による樹脂発熱量が増大するおそれや、シャークスキンやメルトフラクチャーなどの流動不安定現象が発生しやすくなるため成形品の外観を損なうおそれがある。
一方、このMFRが10g/10分を超えると、耐衝撃性やボトルESCRが達成できず、成形品の落下衝撃耐性や長期耐久性が低下するおそれがある。
MFRは、JIS K6922-2:1997に準拠して測定することができる。
ポリエチレン樹脂のMFRは、ポリエチレン樹脂を構成する成分の重合時のそれぞれの水素量及び温度、並びにポリエチレン樹脂を構成する成分の配合割合により調整することができる。
(2)HLMFR
本発明に用いられるポリエチレン樹脂は、HLMFRが好ましくは10g/10分以上、700g/10分以下である。当該HLMFRの下限は、好ましくは、11g/10分以上、12g/10分以上、13g/10分以上、14g/10分以上であり、また、当該HLMFRの上限は、好ましくは、500g/10分以下、300g/10分以下、150g/10分以下、100g/10分以下であり、50g/10分以下である。
このHLMFRが10g/10分未満であれば、流動性が低下することにより、成形時における押出機モーター負荷やせん断による樹脂発熱量が増大するおそれや、シャークスキンやメルトフラクチャーなどの流動不安定現象が発生しやすくなるため成形品の外観を損なうおそれがある。
一方、このHLMFRが700g/10分を超えると、耐衝撃性やボトルESCRが達成できず、成形品の落下衝撃耐性や長期耐久性が低下するおそれがある。
HLMFRは、JIS K6922-2:1997に準拠して測定することができる。
ポリエチレン樹脂のHLMFRは、ポリエチレン樹脂を構成する成分の重合時のそれぞれの水素量及び温度、並びにポリエチレン樹脂を構成する成分の配合割合により調整することができる。
(3)HLMFR/MFR
本発明に用いられるポリエチレン樹脂は、MFRに対するHLMFRの比であるメルトフローレート比(HLMFR/MFR)が39以上である。当該HLMFR/MFRの下限は、好ましくは、40以上、45以上、50以上、55以上であり、また、当該HLMFR/MFRの上限は、耐衝撃性の点から、好ましくは、140以下、135以下、130以下、125以下である。
HLMFR/MFRは、分子量分布との相関が強く、HLMFR/MFRが大きな値をとる場合、分子量分布が広くなり、HLMFR/MFRが小さな値をとる場合、分子量分布が狭くなる。HLMFR/MFRが140を超えると耐衝撃性が低下するおそれがあり、HLMFR/MFRが39未満では溶融張力の低下するおそれやボトルESCRが低下するおそれがある。
HLMFR/MFRの制御方法は、主に分子量分布の制御方法に準じて行なうことができる。
(4)密度
本発明に用いられるポリエチレン樹脂は、密度が0.935g/cm以上である。当該密度の下限は、好ましくは、0.940g/cm以上、0.942g/cm以上、0.945g/cm以上であり、また、当該密度の上限は、ボトルESCRの点から、好ましくは、0.965g/cm以下、0.963g/cm以下、0.960g/cm以下である。
密度が0.935g/cm未満であれば、剛性が不足し、かつ結晶化速度が低下し、その結果、成形サイクルが低下するおそれがある。一方、密度が0.965g/cmを超えた場合には、ボトルESCRが低下するおそれがある。
密度は、JIS K6922-1,2:1997に準拠して測定することができる。
密度は、ポリエチレン樹脂を構成する成分の重合時のα-オレフィンの量により調整することができ、また、ポリエチレン樹脂を構成する成分の配合割合により調整することができる。
(5)結晶化温度
本発明に用いられるポリエチレン樹脂の結晶化温度は、好ましくは107℃以上、より好ましくは112℃以上、更に好ましくは114℃以上であり、通常118℃以下である。
結晶化温度は、示差走査熱量計(例えば、パーキンエルマー社製DSC-7)にて測定できる。即ち、0.2mmの厚さのプレスシートを円形に切り出した試料約5mgをアルミパンに詰め、窒素雰囲気下、昇温速度10℃/分で200℃まで昇温後、5分間200℃で保持し、降温速度10℃/分で30℃まで降温し、結晶化に伴う熱量変化が極大となる温度を結晶化温度とすることができる。
なお、測定に用いられる0.2mmの厚さのプレスシートは、本発明に用いられるポリエチレン樹脂をプレス板で挟み、180℃で5分間予熱した後に6MPaで1分間プレスし、その後、30℃、6MPaで4分間冷却することにより、得ることができる。
(6)融点
本発明に用いられるポリエチレン樹脂の融点は、好ましくは125℃以上、より好ましくは130℃以上、更に好ましくは135℃以上であり、通常140℃以下である。
融点は、示差走査熱量計(例えば、パーキンエルマー社製DSC-7)にて測定できる。即ち、0.2mmの厚さのプレスシートを円形に切り出した試料約5mgをアルミパンに詰め、窒素雰囲気下、昇温速度10℃/分で200℃まで昇温後、5分間200℃で保持し、降温速度10℃/分で30℃まで降温し、その後30℃で5分間保持した後、昇温速度10℃/分で200℃まで昇温し、その後200℃で5分間保持した後、降温速度10℃/分で30℃まで降温し、融解に伴う熱量の変化が極大となる温度を融点(Tm)とする。測定に用いられる0.2mmの厚さのプレスシートは、前記結晶化温度において説明したように得ることができる。また、便宜的には、Polymer 55(2014) 3186-3194に記載された方法によっても測定することができる。
(7)ポリエチレン樹脂の組成
本発明に用いられるポリエチレン樹脂は、前述の特性を満たせば、1種単独のポリエチレンから構成されていても良いし、2種以上のポリエチレンの混合物である樹脂組成物であってもよい。
本発明に用いられるポリエチレン樹脂は、1種単独のポリエチレンから構成される場合であっても、前述の特性を満たし本願発明の効果を達成しやすい点から、少なくとも、チーグラーナッタ系触媒で重合されたポリエチレンを含有することが好ましい。
本発明に用いられるポリエチレン樹脂は、成形された容器の物性向上の点から、中でも下記ポリエチレン成分(A)を10質量%以上40質量%以下、下記ポリエチレン成分(B)を5質量%以上50質量%以下、及び下記ポリエチレン成分(C)を40質量%以上85質量%以下含有し、下記の特性(1)~(5)を満足するものが好ましい。更に好ましくは、ポリエチレン成分(A)を20質量%以上30質量%以下、ポリエチレン成分(B)を10質量%以上30質量%以下、ポリエチレン成分(C)を50質量%以上70質量%以下含有する組成物が好ましい。
ポリエチレン成分(A);特性(a1):温度190℃、荷重21.6Kgにおけるメルトフローレート(HLMFR)が0.20g/10分以上、5.00g/10分未満であり、特性(a2):密度が0.915g/cm以上0.945g/cm以下であるポリエチレン。
ポリエチレン成分(B);特性(b1):HLMFRが2g/10分以上、20g/10分未満であり、特性(b2):密度が0.945g/cm超過0.965g/cm以下であり、特性(b3):温度170℃、伸長歪速度0.1(単位:1/秒)で測定される伸長粘度η(t)(単位:Pa・秒)と伸長時間t(単位:秒)の両対数プロットにおいて、歪硬化に起因する伸長粘度の変曲点が観測されるポリエチレン。
ポリエチレン成分(C);特性(c1):温度190℃、荷重2.16Kgにおけるメルトフローレート(MFR)が10g/10分以上200g/10分以下であり、特性(c2):密度が0.960g/cm以上0.980g/cm以下であるポリエチレン。
特性(1):MFRが0.1g/10分以上、1g/10分以下である。
特性(2):HLMFRが10g/10分以上、50g/10分以下である。
特性(3):MFRに対するHLMFRの比であるメルトフローレート比(HLMFR/MFR)が50以上140以下である。
特性(4):密度が0.940g/cm以上0.965g/cm以下である。
特性(5):温度170℃、伸長歪速度0.1(単位:1/秒)で測定される伸長粘度η(t)(単位:Pa・秒)と伸長時間t(単位:秒)の両対数プロットにおいて、歪硬化に起因する伸長粘度の変曲点が観測される。
(7-1)ポリエチレン成分(A)
特性(a1)
本発明に用いられるポリエチレン成分(A)は、本発明の効果を奏する点から、HLMFRが0.20g/10分以上、5.00g/10分未満であることが好ましい。ポリエチレン成分(A)のHLMFRは、より好ましくは0.30g/10分以上、1.00g/10分以下、更に好ましくは0.40g/10分以上、0.70g/10分以下の範囲である。このHLMFRが0.20g/10分未満であると、最終の樹脂組成物において、HLMFRが規定の範囲内を達成できず、流動性が低下するおそれや、相溶性が低下するため、成形品の外観を損なうおそれがある。一方、このHLMFRが5.00g/10分以上であると、最終樹脂組成物において、ボトルESCRが達成できず、成形品の長期耐久性が低下するおそれがある。
HLMFRは、前記と同様に測定することができる。
HLMFRは、主にポリエチレン成分(A)の重合時の水素量及び重合温度により調整することができる。
特性(a2)
本発明に用いられるポリエチレン成分(A)は、本発明の効果を奏する点から、密度が0.915g/cm以上0.945g/cm以下であることが好ましい。ポリエチレン成分(A)の密度は、より好ましくは0.920g/cm以上0.935g/cm以下、更に好ましくは0.924g/cm以上0.930g/cm以下である。密度が0.915g/cm未満であると、最終の樹脂組成物における密度範囲を達成できず、剛性が不足し、かつ結晶化速度が低下し、その結果、成形サイクルが低下するおそれがある。一方、密度が0.945g/cmを超えると、最終樹脂組成物においてボトルESCRが低下するおそれがある。
密度は、前記と同様に測定することができる。
密度は、主にポリエチレン成分(A)の重合時のα-オレフィンの量により調整することができる。
特性(a3)
本発明に用いられるポリエチレン成分(A)は、下記の特性(a3)を満足することが好ましい。
特性(a3):温度190℃において周波数ωが0.01rad/秒で測定される動的溶融粘度ηH・0.01(単位:Pa・秒)が100,000超過、1,000,000未満。
本発明に用いられるポリエチレン成分(A)は、特性(a3)において、周波数ωが0.01rad/秒の動的溶融粘度ηH・0.01(単位:Pa・秒)が、1,000,000未満が好ましいが、800,000未満がより好ましく、600,000未満がより更に好ましい。一方、下限は、特に限定されないが、好ましくは、最終樹脂組成物において高いボトルESCRを維持するため適度な分子量が求められる理由により、100,000超過が好ましく、200,000以上がより好ましく、300,000以上がより更に好ましい。上記動的溶融粘度が1,000,000未満だと、ポリエチレン成分(A)の粘度が低く抑えられ、低分子量成分のポリエチレン成分(C)と高分子量成分のポリエチレン成分(A)との粘度比とを小さく抑えることができ、相溶性に優れた組成物とすることができる。そのため、成形品の外観を良好にしやすく、耐衝撃性などの物性の低下を抑制しやすい。
動的溶融粘度は、試料に酸化防止剤(BASFジャパン社製IRGANOX B225)2000ppmを配合し溶融混練したものを熱プレスにより厚さ1.0mmのシートに成形し、レオメータ(Rheometrics社製Ares)を用い、パラレルプレートを用いて試料をプレートに密着させて溶融した後、温度210~220℃で応力を緩和させて、試料をプレート間に隙間ができないようプレート間隔を調整しながら温度190℃まで降温させ、プレート間隔約1.0mm、歪み0.2ないし1%の範囲で測定を行い、周波数ωが0.01rad/秒で測定することができる。
ポリエチレン成分(A)の動的溶融粘度は、一般的に分子量、分子量分布及び長鎖分岐構造などにより制御することができる。従って、該動的溶融粘度が特定範囲であるポリエチレン成分(A)を得るためには、特定の分子量及び分子量分布を有し適度の長鎖分岐構造のポリエチレンとすることにより、また、特定の触媒を用いて重合することにより、好適に得ることができる。
本発明に用いられるポリエチレン成分(A)は、長鎖分岐構造を有するポリエチレン成分(A)であることが好ましい。本発明に用いられるポリエチレン成分(A)は、その製造方法としては特に限定されないが、好ましくは、メタロセン系触媒、中でも特定構造のメタロセン錯体を有する触媒で重合されたポリエチレンであることが好ましい。
また、長鎖分岐構造を有するポリエチレン成分(A)は、エチレンへの連鎖移動によって末端ビニル基を有するポリエチレン(マクロモノマー)を生成させ、マクロモノマーとエチレンの共重合を経て得ることができる。
メタロセン系触媒の中では、特定構造のメタロセン錯体を有する触媒が好ましく、特にシクロペンタジエニル環及び複素環式芳香族基を有するメタロセン錯体、又はシクロペンタジエニル環及びフルオレニル環を有するメタロセン錯体が好ましい。
本発明に用いられるポリエチレン成分(A)は、具体的には、特開2017-179256号公報に記載された方法に準じて製造することができる。
(7-2)ポリエチレン成分(B)
特性(b1)
本発明に用いられるポリエチレン成分(B)は、本発明の効果を奏する点から、HLMFRが2g/10分以上、20g/10分未満であることが好ましい。ポリエチレン成分(B)のHLMFRは、より好ましくは3g/10分以上、15g/10分以下、更に好ましくは4g/10分以上、12g/10分以下、特に好ましくは4g/10分以上、10g/10分以下の範囲である。
このHLMFRが2g/10分未満であると、分子量が増大し、流動性及び成形性が確保できなくなるおそれがある。また、最終の樹脂組成物において、HLMFRが規定の範囲内を達成できず、流動性が低下するおそれや、ポリエチレン成分(B)が低ひずみ速度域において最も粘度の高い成分となり、ポリエチレン成分(B)が分散不良となり、成形品の外観を損なうおそれがある。
一方、このHLMFRが20g/10分以上であると、低分子量の成分量が増加する影響により、耐衝撃性が確保できなくなるおそれや、ポリエチレン成分(A)とポリエチレン成分(B)の低ひずみ速度域における粘度の差が小さくなり、ポリエチレン成分(A)の分散促進効果が低下するおそれがある。
HLMFRは、前記と同様に測定することができる。
HLMFRは、主にポリエチレン成分(B)の重合時の水素量及び重合温度により調整することができる。
特性(b2)
本発明に用いられるポリエチレン成分(B)は、本発明の効果を奏する点から、密度が0.945g/cm超過0.965g/cm以下であることが好ましい。ポリエチレン成分(B)の密度は、より好ましくは0.946g/cm以上0.964g/cm以下、更に好ましくは0.947g/cm以上0.963g/cm以下、更に好ましくは0.954g/cm以上0.960g/cm未満である。
ポリエチレン成分(B)の密度が0.945g/cm以下であると、最終の樹脂組成物における密度範囲を達成できず、剛性が不足し、かつ結晶化速度が低下し、その結果、成形サイクルが低下するおそれがある。また、容器の剛性が劣り高温時に変形しやすくなり、容器内圧等の影響により、容器が変形し漏れの原因となるおそれがある。
一方、密度が0.965g/cmを超えた場合には、最終樹脂組成物において耐衝撃性能が低下するおそれがあり、容器の耐衝撃性が劣るおそれがある。
密度は、前記と同様に測定することができる。
密度は、主にポリエチレン成分(B)の重合時のα-オレフィンの量により調整することができる。
特性(b3)
本発明に用いられるポリエチレン成分(B)は、本発明の効果を奏する点から、温度170℃、伸長歪速度0.1(単位:1/秒)で測定される伸長粘度η(t)(単位:Pa・秒)と伸長時間t(単位:秒)の両対数プロットにおいて、歪硬化に起因する伸長粘度の変曲点が観測されるポリエチレンを選択することが好ましい。
本明細書において、歪硬化に起因する伸長粘度の変曲点の有無は、歪硬化度の測定において観察できるものである。
上記歪硬化度の測定方法に関しては、一軸伸長粘度を測定できれば、どのような方法でも原理的に同一の値が得られ、例えば、公知文献:Polymer 42(2001)8663に測定方法及び測定機器の詳細が記載されている。
本発明に係るポリエチレンの測定に当り、好ましい測定方法及び測定機器として、以下を挙げることができる。
測定方法:
・装置:Rheometrics社製Ares
・冶具:ティーエーインスツルメント社製 Extentional Viscosity Fixture
・測定温度:170℃
・歪み速度:0.1/秒
・試験片の作成:プレス成形して18mm×10mm、厚さ0.7mm、のシートを作成する。
算出方法:
170℃、歪み速度0.1/秒における伸長粘度を、横軸に時間t(秒)、縦軸に伸長粘度η(t)(Pa・秒)を両対数グラフでプロットする。その両対数グラフ上で、歪硬化後、歪量が4.0となるまでの最大伸長粘度をηMax(t1)(t1は最大伸長粘度を示す時の時間)とし、歪硬化前の伸長粘度の近似直線をηLinear(t)としたとき、ηMax(t1)/ηLinear(t1)として算出される値を歪硬化度(λmax)と定義する。なお、歪硬化の有無は、時間の経過と共に伸長粘度が上に凸の曲線から下に凸の曲線へと変わる変曲点を有するか、否かによって、判断される。
図1、図2は典型的な伸長粘度のプロット図である。図1は伸長粘度の変曲点が観測される場合であり、図中にηMax(t1)、ηLinear(t1)を示した。図2は伸長粘度の変曲点が観測されない場合である。
ポリエチレン成分(B)が、長鎖分岐構造を有するためには、適当な重合触媒を適用して重合することが好ましく、後述するようなクロム系触媒を使用することが好ましい。
本発明に用いられるポリエチレン成分(B)は、クロム系触媒で重合されたポリエチレンであることが好ましい。
クロム系触媒の好ましい例としては、クロム化合物を無機酸化物担体に担持し、非還元性雰囲気で焼成活性化することにより少なくとも一部のクロム原子が6価となるクロム系触媒であり、一般にフィリップス触媒として知られており公知である。この触媒の概要は、M.P.McDaniel著,Advances in Catalysis,Volime 33,47頁,1985年,Academic Press Inc.、M.P.McDaniel著,Handbook of Heterogeneous Catalysis,2400頁,1997年,VCH、M.B.Welchら著,Handbook of Polyolefins:Synthesis and Properties,21頁,1993年,Marcel Dekker等の文献に記載されている。
本発明に用いられるポリエチレン成分(B)は、具体的には、特開2017-179256号公報に記載された方法に準じて製造することができる。
(7-3)ポリエチレン成分(C)
特性(c1)
本発明に用いられるポリエチレン成分(C)は、本発明の効果を奏する点から、温度190℃、荷重2.16Kgにおけるメルトフローレート(MFR)が10g/10分以上200g/10分以下であることが好ましい。ポリエチレン成分(C)のMFRは、より好ましくは11g/10分以上198g/10分以下、更に好ましくは11g/10分以上195g/10分以下の範囲である。
このMFRが10g/10分未満であると、分子量が増大し、流動性及び成形性が確保できなくなるおそれがある。また、最終の樹脂組成物において、HLMFRが規定の範囲内を達成できず、流動性が低下することにより、シャークスキンやメルトフラクチャーなどの流動不安定現象が発生しやくすなるため、成形品の外観を損なうおそれがある。
一方、このMFRが200g/10分を超えると、低分子量の成分量が増加する影響により、耐衝撃性が確保できなくなるおそれがある。また、最終樹脂組成物において、耐衝撃性が達成できず、成形品の落下衝撃耐性が低下するおそれがある。
MFRは、前記と同様にして測定することができる。
MFRは、主にポリエチレン成分(C)の重合時の水素量及び重合温度により調整することができる。
特性(c2)
本発明に用いられるポリエチレン成分(C)は、本発明の効果を奏する点から、密度が0.960g/cm以上0.980g/cm以下であることが好ましい。ポリエチレン成分(C)の密度は、より好ましくは0.961g/cm以上0.975g/cm以下、更に好ましくは0.963g/cm以上0.970g/cm以下である。
密度が0.960g/cm未満であると、最終の樹脂組成物における密度範囲を達成できず、剛性が不足し、かつ結晶化速度が低下し、その結果、成形サイクルが低下するおそれがある。また、容器の剛性が劣り高温時に変形しやすくなり、容器内圧等の影響により、容器が変形し漏れの原因となるおそれがある。
一方、密度が0.980g/cmを超えた場合には、最終樹脂組成物において耐衝撃性能が低下するおそれがあり、容器の落下衝撃耐性が劣るおそれがある。
密度は、前記と同様にして測定することができる。
密度は、主にポリエチレン成分(C)の重合時のα-オレフィンの量により調整することができる。
本発明に用いられるポリエチレン成分(C)は、エチレン単独重合体又はエチレン-α-オレフィン共重合体であり、上記の特定を満たすことができれば、各種の重合触媒を用いて重合することができる。本発明に用いられるポリエチレン成分(C)は、チーグラーナッタ系触媒やメタロセン系触媒を使用して重合することにより製造することができる。中でも、チーグラーナッタ系触媒で重合されたポリエチレンであることが好ましい。ポリエチレン成分(C)は、ポリエチレン成分(A)又はポリエチレン成分(B)の重合方法に準じて製造することができる。チーグラーナッタ系触媒としては、従来公知の触媒を適宜選択して用いることができる。
(7-4)特性(1)~(5)
本発明のポリエチレン樹脂は、前記ポリエチレン成分(A)、ポリエチレン成分(B)、及びポリエチレン成分(C)を特定量含有し、前記特性(1)~(5)を満たすことが好ましい。
ポリエチレン樹脂が、特性(5)を満たすためには、長鎖分岐構造を有するポリエチレン成分(B)を所定量使用することが好ましく、更に長鎖分岐構造を有するポリエチレン成分(A)と長鎖分岐構造を有するポリエチレン成分(B)とを所定量併用することが好ましい。
前記ポリエチレン成分(A)を10質量%以上40質量%以下、前記ポリエチレン成分(B)を5質量%以上50質量%以下、及び前記ポリエチレン成分(C)を40質量%以上85質量%以下含有し、前記の特性(1)~(5)を満足するポリエチレン樹脂は、特に限定されるものではないが、特開2017-179256号公報を参照し適宜選択して調製することができる。
なお、本発明のポリエチレン樹脂に用いられる各ポリエチレン成分に使用されるエチレンは、通常の化石原料由来の原油から製造されるエチレンであってもよいし、植物由来のエチレンであってもよい。植物由来のエチレン及びポリエチレンとしては、例えば、特表2010-511634号公報に記載のエチレンやそのポリマーが挙げられる。植物由来のエチレンやそのポリマーは、カーボンニュートラル(化石原料を使わず大気中の二酸化炭素の増加につながらない)の性質を持ち、環境に配慮した製品の提供が可能である。
2.射出延伸ブロー容器の製造方法
射出延伸ブロー成形法は、ブロー工程に延伸工程を設けた成形法であり、熱可塑性ポリマーを用いて、例えばビンのような容器を製造することに広く使用されている。この成形法は、射出成形にてプリフォーム(パリソン)を形成する工程と、このプリフォームを所望最終形状まで拡大させる、延伸ブロー成形する工程とを含む。一般に、射出延伸ブロー成形法は、一段法(ホットパリソン法)と二段法(コールドパリソン法)に区別される。一段法ではプリフォームを形成する工程と、プリフォームを所望最終形状へ延伸ブロー成形する工程を同じ製造装置で行なう。二段法ではこれらの二つの工程を異なる製造装置、場合によっては異なる場所で行なうことができる。即ち、プリフォームを例えば室温まで冷却し、第二の製造装置の場所まで移送し、そこで再加熱し、所望最終形状まで拡大することができる。なお、本明細書において室温とは、製造装置が設置されている環境の温度であり、具体的には、5~35℃、好ましくは25℃をいう。
(1)プリフォームを形成する工程
前記ポリエチレン樹脂を用い、前記ポリエチレン樹脂の射出温度を180~280℃として、射出成形にてプリフォームを形成する。
プリフォームは開口端と密封端とを有し、射出成形で製造される。本発明に用いられるポリエチレン樹脂は、押出機に供給され、可塑化され、ゲートとよばれる開口を介して圧力下に射出成形金型中に注入される。そして、前記ポリエチレン樹脂は、180~280℃の射出温度で射出成形金型中に注入される。前記ポリエチレン樹脂の射出温度は、表面外観性及び生産性の点から、好ましくは185℃以上、更に好ましくは190℃以上であり、樹脂の劣化による物性低下及び樹脂焼け等の異物発生の点から、好ましくは275℃以下、更に好ましくは270℃以下である。射出温度は、射出する樹脂の温度をいい、ノズルより射出された樹脂を熱電対式の樹脂温度計によって測定することができる。射出温度は、ポリエチレン樹脂のMFR(又はHLMFR)に応じて適宜選択することができる。MFR(又はHLMFR)が低い場合には射出温度を高くし、高い場合には射出温度を低くする。
射出成形金型は、例えば5℃~90℃程度の金型温水調整機等により冷却されており、プリフォーム形状に成形された射出成形金型中の前記ポリエチレン樹脂は冷却されて固化し、樹脂の表面付近が固化し離型しても形状が変化しない程度に冷却されて、プリフォームとして射出成形金型から離型することができる。
(2)延伸ブロー成形する工程
ホットパリソン法においては、前記プリフォームを、室温まで冷却することなく、前記ポリエチレン樹脂の結晶化温度以上の温度で延伸ブロー成形する。
ホットパリソン法においては、射出成形金型から離型したホットなプリフォームを室温まで冷却しないで、そのまま延伸ブロー成形する。この場合、射出成形時に印加された熱を利用するため、延伸ブロー成形におけるプリフォームへの再加熱エネルギーを節約でき、エネルギー効率的には優れる。
ホットパリソン法においては、プリフォームを少なくとも前記ポリエチレン樹脂の結晶化温度以上、具体的には、プリフォームを好ましくは125℃以上、好ましくは130℃以上、好ましくは130℃超過、より好ましくは135℃以上、更に好ましくは140℃以上、より更に好ましくは141℃以上の温度に維持した状態で、延伸ブロー成形を行なう。
なお、延伸ブロー成形を行なう際の前記プリフォームのポリエチレン樹脂の温度(延伸温度)は、容器金型内に移動する直前のプリフォームの表面温度を非接触式温度計によって測定することができる。
ホットパリソン法において、延伸温度は、下限値として、樹脂の結晶化温度より5℃高い温度以上、好ましくは結晶化温度より10℃高い温度以上、好ましくは結晶化温度より12℃高い温度以上、好ましくは結晶化温度より15℃高い温度以上、好ましくは結晶化温度より20℃高い温度以上、更に好ましくは結晶化温度より25℃高い温度以上であることが成形容器の肉厚均一性、成形容器の表面肌の均一性の観点から好ましい。
また、ホットパリソン法において、延伸温度は、上限値として、樹脂の結晶化温度より45℃高い温度以下、好ましくは結晶化温度より40℃高い温度以下、好ましくは結晶化温度より35℃高い温度以下、更に好ましくは結晶化温度より30℃高い温度以下であることが成形容器の肉厚均一性、成形容器の表面肌の均一性の観点から好ましい。
その場合、成形容器の肉厚の最大値と最小値の差は、0.30mm未満、好ましくは0.25mm以下、更に好ましくは0.20mm以下が好ましい。成形容器の肉厚の最大値及び最小値と、平均値との差の絶対値がそれぞれ平均値の15%未満であることが好ましく、12%以下であることがより好ましく、10%以下であることがより更に好ましい。
成形容器の肉厚は、容器胴部の高さ方向の中央部の位置にて円周方向に8等分し、8ヶ所の肉厚をマイクロメーターにより測定して求めることができる。
また、その場合、成形容器の表面粗さの最大値と最小値の差は、0.60μm以下、好ましくは0.50μm以下、好ましくは0.40μm以下、更に好ましくは0.35μm以下が好ましい。表面粗さRaの最大値及び最小値と平均値との差の絶対値がそれぞれ平均値の30%未満であることが好ましく、20%以下であることがより好ましく、15%以下であることがより更に好ましい。
成形容器の表面粗さは、容器胴部の高さ方向の中央部の位置にて円周方向に8等分し、8ヶ所の外表面の凹凸を表面粗さ測定器にて、JIS B0601:1982に準じて表面粗さRa(μm)を測定して求めることができる。
ホットパリソン法において、延伸温度は、下限値として、樹脂の融点より8℃低い温度以上、好ましくは融点より6℃低い温度以上、樹脂の融点より5℃低い温度以上、好ましくは樹脂の融点より1℃低い温度以上、好ましくは融点以上、好ましくは融点より5℃高い温度以上、更に好ましくは融点より8℃高い温度以上であることが成形容器の肉厚均一性、成形容器の表面肌の均一性の観点から好ましい。
また、ホットパリソン法において、延伸温度は、上限値として、樹脂の融点より40℃高い温度以下、好ましくは融点より30℃高い温度以下、好ましくは融点より20℃高い温度以下、更に好ましくは融点より15℃高い温度以下であることが成形容器の肉厚均一性、成形容器の表面肌の均一性の観点から好ましい。
その場合、成形容器の肉厚の最大値と最小値の差は、0.30mm未満、好ましくは0.25mm以下、更に好ましくは0.20mm以下が好ましい。成形容器の肉厚の最大値及び最小値と、平均値との差の絶対値がそれぞれ平均値の15%未満であることが好ましく、12%以下であることがより好ましく、10%以下であることがより更に好ましい。
また、その場合、成形容器の表面粗さの最大値と最小値の差は、0.60μm以下、好ましくは0.50μm以下、好ましくは0.40μm以下、更に好ましくは0.35μm以下が好ましい。表面粗さRaの最大値及び最小値と平均値との差の絶対値がそれぞれ平均値の30%未満であることが好ましく、20%以下であることがより好ましく、15%以下であることがより更に好ましい。
ホットパリソン法においては、前記プリフォームを形成する工程と延伸ブロー成形する工程とは、単一製造装置で行なうことが好ましい。ホットパリソン法には、その成形方法の工程が、通常、プリフォームの射出成形、温度調整、延伸ブロー成形、成形品取出しを行なう四工程の成形方式と、プリフォームの射出成形、延伸ブロー成形、成形品取出しを行なう三工程の成形方式が知られており、本発明はどちらの成形方式においても採用することができる。
一方、コールドパリソン法においては、前記プリフォームを、室温まで冷却後に再加熱後、前記ポリエチレン樹脂の結晶化温度以上の温度で延伸ブロー成形する。
コールドパリソン法においては、プリフォームを室温まで冷却するので、プリフォームを保管したり、別の機械へ送ることができる。プリフォームの再加熱は、少なくとも結晶化温度以上、具体的には、プリフォームを少なくとも125℃以上、好ましくは128℃以上、更に好ましくは130℃超過の温度に加熱する。その後、再加熱されたプリフォームを延伸ブロー成形工程へ移し、延伸ブロー成形を行なう。
コールドパリソン法において、延伸温度は、下限値として、樹脂の結晶化温度より5℃高い温度以上、好ましくは結晶化温度より8℃高い温度以上、好ましくは結晶化温度より10℃高い温度以上、更に好ましくは結晶化温度より12℃高い温度以上であることが成形容器の肉厚均一性、成形容器の表面肌の均一性の観点から好ましい。
また、コールドパリソン法において、延伸温度は、上限値として、樹脂の結晶化温度より45℃高い温度以下、好ましくは結晶化温度より40℃高い温度以下、好ましくは結晶化温度より35℃高い温度以下、好ましくは結晶化温度より30℃高い温度以下、更に好ましくは結晶化温度より20℃高い温度以下であることが成形容器の肉厚均一性、成形容器の表面肌の均一性の観点から好ましい。
その場合、成形容器の肉厚の最大値と最小値の差は0.30mm未満、好ましくは0.25mm以下、更に好ましくは0.20mm以下が好ましい。成形容器の肉厚の最大値及び最小値と、平均値との差の絶対値がそれぞれ平均値の15%未満であることが好ましく、12%以下であることがより好ましく、10%以下であることがより更に好ましい。
また、その場合、成形容器の表面粗さの最大値と最小値の差は、0.60μm以下、好ましくは0.50μm以下、好ましくは0.40μm以下、更に好ましくは0.35μm以下が好ましい。表面粗さRaの最大値及び最小値と平均値との差の絶対値がそれぞれ平均値の30%未満であることが好ましく、20%以下であることがより好ましく、15%以下であることがより更に好ましい。
コールドパリソン法において、延伸温度は、下限値として、樹脂の融点より8℃低い温度以上、好ましくは融点より7℃低い温度以上、更に好ましくは融点より6℃低い温度以上であることが成形容器の肉厚均一性、成形容器の表面肌の均一性の観点から好ましい。
また、コールドパリソン法において、延伸温度は、上限値として、樹脂の融点より20℃高い温度以下、好ましくは融点より15℃高い温度以下、好ましくは融点より10℃高い温度以下、好ましくは融点以下、更に好ましくは融点より2℃低い温度以下であることが成形容器の肉厚均一性、成形容器の表面肌の均一性の観点から好ましい。
その場合、成形容器の肉厚の最大値と最小値の差は0.30mm未満、好ましくは0.25mm以下、更に好ましくは0.20mm以下が好ましい。成形容器の肉厚の最大値及び最小値と、平均値との差の絶対値がそれぞれ平均値の15%未満であることが好ましく、12%以下であることがより好ましく、10%以下であることがより更に好ましい。
また、その場合、成形容器の表面粗さの最大値と最小値の差は、0.60μm以下、好ましくは0.50μm以下、好ましくは0.40μm以下、更に好ましくは0.35μm以下が好ましい。表面粗さRaの最大値及び最小値と平均値との差の絶対値がそれぞれ平均値の30%未満であることが好ましく、20%以下であることがより好ましく、15%以下であることがより更に好ましい。
ホットパリソン法及びコールドパリソン法のいずれにおいても、所定の温度に加熱されたプリフォームを延伸ブロー成形工程へ移し、プリフォームの密封端がブロー成形金型の内部に配置されるような状態で、最終容器形状と同じ形状を有するブロー成形金型内部に固定する。
そして、前記プリフォームを前記ポリエチレン樹脂の結晶化温度以上の温度で、開口端から延伸ロッドを挿入し、当該延伸ロッドによって軸方向に延伸して、更に、プリフォームをブロー成形金型の形状まで放射状に延伸するために加圧気体を吹き込む。ブロー成形は0.05~4MPa、好ましくは0.1~3MPaの圧力の気体を用いて行なうことができる。
プリフォームのブロー成形は二段階で実行することができる。即ち、低い気体圧力でプリフォームを最初にプレブローし、次に、高い気体圧力でプリフォームを最終形状までブロー成形することができる。プレブロー成形工程での気体圧力(一次圧力)は0.05~1MPaの範囲、好ましくは0.1~0.8MPaの範囲である。最終形状へのプレフォームのブロー成形の気体圧力(二次圧力)は0.5~4MPaの範囲、好ましくは0.5~3MPaの範囲であることが好ましい。
延伸ブロー成形工程において、延伸ブロー成形金型の温度は、通常5~35℃、好ましくは15~30℃、更に好ましくは20~25℃である。
このようにして縦横方向に延伸(2軸延伸、又は延伸ブロー)された2軸延伸成形体は、ブロー成形金型の内壁と接触し、ブロー成形金型のキャビティの形状に沿った形状に成形される。
延伸ブロー成形工程において、延伸倍率の下限値は、容器の高さ方向(軸方向)が通常1.2倍以上、好ましくは1.4倍以上、更に好ましくは1.6倍以上であり、容器の幅方向(半径方向)が通常1.4倍以上、好ましくは1.8倍以上、更に好ましくは2.2倍以上である。また、延伸倍率の上限値は、容器の高さ方向(軸方向)が通常4.0倍以下、好ましくは3.0倍以下、更に好ましくは2.0倍以下であり、容器の幅方向(半径方向)が通常4.0倍以下、好ましくは3.0倍以下、更に好ましくは2.0倍以下である。
延伸ブロー成形工程において、延伸ブローの時間は、延伸ブロー圧力、延伸倍率及び延伸速度を考慮して適宜設定することができる。
ホットパリソン法及びコールドパリソン法のいずれにおいても、延伸時に配向結晶の生成による強度の向上を図るために、延伸時のプリフォームの温度、すなわちプリフォームの延伸温度は、通常、プリフォームを構成する樹脂の融点より低い温度、例えば融点より10~20℃低い温度で二軸延伸することが一般的である(特開昭59-140033号公報)。しかしながら、本発明においては、前述の特定のポリエチレン樹脂を用いることにより、結晶化温度以上、又は融点付近若しくは融点以上の温度において延伸ブロー成形することを特徴とする。本発明のポリエチレン樹脂は、特定性状のMFR、密度を有することに加えて、特定のHLMFR/MFRを満足する樹脂を用いることが重要である。HLMFR/MFRは分子量分布と相関があり、分子量分布が大きくなるとHLMFR/MFRが大きくなる傾向がある。本発明に用いられるポリエチレン樹脂は、前記特定の性状、特定のHLMFR/MFRを選択することにより、従来では予想し得なかった高度な溶融張力を発揮させることができ、延伸時の温度が高くても容器がパンクせず、容器の肉厚均一性がよく、容器の表面均一性が優れた容器を成形することが可能となったものである。本発明に用いられる前記ポリエチレン樹脂は、プリフォームを前記ポリエチレン樹脂の結晶化温度以上の温度で延伸ブロー成形しても、多少の配向をかけることができ、配向がかかることにより、強度の向上及びボトルESCRの向上を図ることができる。中でも、プリフォームを前記ポリエチレン樹脂の融点付近若しくは融点以上の温度で延伸ブロー成形すると、均一化された溶融での延伸成形により容器の肉厚均一性、容器の表面均一性、肉厚均一化のよる座屈強度が向上する点から好ましい。以上のことは、当業者の設計事項ではなく、容易に想到し得ないものである。
ホットパリソン法及びコールドパリソン法のいずれにおいても、延伸温度が低すぎるとポリエチレン樹脂が変形し難く、延伸時に大きな力を必要とし、またブロー成形したとしても膨張が不十分となる傾向がある。一方で延伸温度が高すぎるとブロー成形時にポリエチレン樹脂に延伸がされず配向結晶の生成による強度向上を期待できなくなる傾向がある。そのため、延伸温度としては、前述のような上限値以下とすることが好ましい。
延伸ブロー成形に続いて容器を迅速に冷却し、ブロー成形金型から取り出す。
本発明の射出延伸ブロー容器の製造方法は、前記特定のポリエチレン樹脂を用いて、特定の工程を有することから、当該製造方法により得られる容器は、容器がパンクせず、容器の肉厚均一性がよく、容器の表面均一性が優れ、耐薬品性、ボトルESCR等に優れる。
本発明の射出延伸ブロー容器の製造方法で得られる射出延伸ブロー容器のボトルESCRは、300時間以上であることが好ましい。当該ボトルESCRは、射出延伸ブロー容器に、非イオン性界面活性剤(Sigma-Aldrich社製:ポリオキシエチレン(9)ノニルフェニルエーテル、イゲパールCO-630)を33質量%に希釈した水溶液を容器の体積の1/10に充填し、当該容器と同種の材料の溶融パリソンで当該容器を密栓し、当該密栓をした容器を温度65℃の恒温槽内に保管し、容器が破損するまでの時間を測定した。この測定を同じ容器10本で行い、10本のうちの50%以上の容器が破損したときの時間をボトルESCR値とする。
そして、本発明射出延伸ブロー容器の製造方法により得られる容器は、肉厚均一性がよく、表面均一性が優れ、耐薬品性、ボトルESCR等に優れており、このような特性を必要とする容器などの用途に適し、特に、外観が良好であることが求められる、化粧品容器、洗剤、シャンプー及びリンス用容器、或いは食用油等の食品用容器等の用途に好適に用いることができる。
以下に、実施例を挙げて、本発明を更に具体的に説明するが、本発明は、その要旨を越えない限り、これらの実施例に制約されるものではない。
1.測定方法
実施例で用いた測定方法は以下の通りである。
(1)温度190℃、荷重2.16kgにおけるメルトフローレート(MFR)
JIS K6922-2:1997に準拠して測定した。
(2)温度190℃、荷重21.6kgにおけるメルトフローレート(HLMFR)
JIS K6922-2:1997に準拠して測定した。
(3)密度
JIS K6922-1,2:1997に準拠して測定した。
(4)結晶化温度
結晶化温度は、示差走査熱量計(パーキンエルマー社製DSC-7)にて測定した。即ち、0.2mmの厚さのプレスシートを円形に切り出した試料約5mgをアルミパンに詰め、窒素雰囲気下、昇温速度10℃/分で200℃まで昇温後、5分間200℃で保持し、降温速度10℃/分で30℃まで降温し、結晶化に伴う熱量変化が極大となる温度を結晶化温度とした。
結晶化温度と融点の測定に用いられた0.2mmの厚さのプレスシートは、ポリエチレン樹脂をプレス板で挟み、180℃で5分間予熱した後に6MPaで1分間プレスし、その後、30℃、6MPaで4分間冷却することにより作製した。
(5)融点
融点は、示差走査熱量計(パーキンエルマー社製DSC-7)にて測定した。即ち、0.2mmの厚さのプレスシートを円形に切り出した試料約5mgをアルミパンに詰め、窒素雰囲気下、昇温速度10℃/分で200℃まで昇温後、5分間200℃で保持し、降温速度10℃/分で30℃まで冷却し、その後30℃で5分間保持した後、昇温速度10℃/分で200℃まで昇温し、融解に伴う熱量の変化が極大となる温度を融点(Tm)とした。
(6)伸長粘度の変曲点の有無
上記本明細書記載の方法で測定した。
(7)容器の状態
射出延伸ブロー成形された、内容積500mlの円筒形状容器(ボトル)について、容器として成形できたものを「良好(○)」、延伸ブロー成形時に破損(パンク)したものを「不良(×)」とした。
(8)容器の肉厚均一性
射出延伸ブロー成形された、内容積500mlの円筒形状容器(ボトル)について、容器の胴中央部の壁面部分の断面を円周方向に8等分し、8ヶ所の肉厚をマイクロメーター(株式会社ミツトヨ製、品番395-541-30)により測定して平均値を求め、肉厚の最大値及び最小値と、平均値との差の絶対値がそれぞれ平均値の15%未満であるものを「良好(○)」、いずれかが15%未満でないものを「不良(×)」とした。
(9)容器の表面肌の均一性
射出延伸ブロー成形された、内容積500mlの円筒形状容器(ボトル)について、容器の胴中央部の壁面部分の断面を円周方向に8等分し、8ヶ所の外表面の凹凸を表面粗さ測定器にて、JIS B0601:1982に準じて表面粗さRa(μm)を測定して平均値を求め、表面粗さRaの最大値及び最小値と平均値との差の絶対値がそれぞれ平均値の30%未満であるものを「良好(○)」、いずれかが30%未満でないものを「不良(×)」とした。
(10)ボトルESCR
射出延伸ブロー成形された内容積500mlの円筒形状容器(ボトル)に、非イオン性界面活性剤(Sigma-Aldrich社製:ポリオキシエチレン(9)ノニルフェニルエーテル、イゲパールCO-630)を33質量%に希釈した水溶液50mlを充填し、当該容器と同種の材料の溶融パリソンで当該容器を密栓し、当該密栓をした容器を温度65℃の恒温槽内に保管し、容器が破損するまでの時間を測定した。この測定を同じ容器10本で行い、10本のうちの50%以上の容器が破損したときの時間をボトルESCR値とした。
ボトルESCR値が300時間以上だったものを「優良(◎)」、50時間以上300時間未満だったものを「良好(○)」、50時間未満だったものを「不良(×)」、とした。
(11)総合評価
射出延伸ブロー成形された容器としての総合評価を行ない、容器の状態、容器の肉厚均一性、容器の表面肌の均一性、ボトルESCRのいずれの項目も優良又は良好なものを「○」、それ以外のものを「×」とした。
2.ホット延伸法(ホットパリソン法)の実施例及び比較例
[実施例I-1]
<ポリエチレン樹脂の製造>
特開2017-179256号の実施例の記載の方法に準じて、ポリエチレン成分(A)である(A-1)、ポリエチレン成分(B)である(B-1)、及びポリエチレン成分(C)である(C-1)を調製した。
上記ポリエチレン成分(A)である(A-1)、ポリエチレン成分(B)であるポリエチレン成分(B-1)及びポリエチレン成分(C)であるポリエチレン成分(C-1)を下記の混練条件において表1に示す割合で溶融混合し、ポリエチレン樹脂組成物R-1を製造した。
[混練条件]
使用機器:東芝機械社製 TEM26SX
添加剤配合:BASFジャパン社製IRGANOX B225を2,000ppm、及び淡南化学工業社製ステアリン酸カルシウムを1,000ppm使用
押出機温度設定条件:70℃~200℃
押出量:20kg/hr
ポリエチレン樹脂及び各成分の性状を表1に示した。
<容器の製造>
上記のポリエチレン樹脂を用いて、射出成形機により、樹脂温度270℃にて、プリフォーム成形金型のキャビティー温度60℃、インコア温度55℃の状態で、一端が閉塞した筒状の有底パリソン(プリフォーム)を製造した。プリフォームの重量は35g、全体の高さは約120mm(口部の高さが約20mm、胴部の高さが約100mm)、口部の外径は約27mm、胴部の外径は約30mm、壁厚みは約3.1mmであった。なお、射出する樹脂温度は、射出成形機のノズルより射出された樹脂を熱電対式の樹脂温度計(理化工業株式会社製、製品名 本体DP-350、センサーJB-15)によって測定した。
上記のプリフォームをプリフォーム成形金型から離型させ、直ちに延伸ブロー成形を行なった。延伸ブロー成形時のプリフォームの温度は144℃であり、延伸ブロー金型の温度は20℃であった。プリフォームを延伸ロッドにて延伸させるとともに、プリフォームの内部に気体を吹込み、内容積が約500mlの容器を成形した。プリフォームの内部への気体の吹込みは、二段階で行ない、一次ブロー圧力は0.3MPa、二次ブロー圧力は2.5MPaであった。延伸倍率は、容器の高さ方向(軸方向)が約1.6倍、容器の幅方向(半径方向)が約2.2倍であった。延伸ブロー成形後の容器は、口部の外径が約27mm、口部の高さが約20mm、胴部の外径が約68mm、胴部の高さが約170mmであった。なお、延伸ブロー成形時のプリフォームの温度(延伸温度)は、延伸ブロー金型内に移動する直前のプリフォームの表面温度を非接触式温度計(株式会社コス製、製品名CT-30)によって測定した。
上記の容器の評価結果を表2に示した。表2の実施例に示されるように、本発明の射出延伸ブロー容器の製造方法による容器は、射出延伸ブロー成形において容器がパンクせず、製造された容器の肉厚均一性がよく、また、容器の表面肌の均一性が優れ、ボトルESCRが良好で、耐久性及び耐薬品性が良好であることがわかる。
[実施例I-2]~[実施例I-6]
表1に示すポリエチレン樹脂を用いて、実施例I-1と同様の方法で表1に示した条件で容器の製造を行なった。容器の評価結果を表2に示した。表2の実施例に示されるように、本発明の射出延伸ブロー容器の製造方法による容器は、射出延伸ブロー成形において容器がパンクせず、製造された容器の肉厚均一性がよく、また、容器の表面肌の均一性が優れ、ボトルESCRが良好で、耐久性及び耐薬品性が良好であることがわかる。
なお、ポリエチレン成分(B’-6)は、クロム系触媒により重合されたポリエチレンを使用した。ポリエチレン成分(C-2)、(C’-3)、(C’-4)、(C’-5)及び(C’-6)は、チーグラー系触媒により重合されたポリエチレンを使用した。
[比較例I-1]~[比較例I-5]
表1に示すポリエチレン樹脂を用いて、実施例I-1と同様の方法で表2に示した条件で容器の製造を行なった。容器の評価結果を表2に示した。
なお、ポリエチレン成分(B-7)は、クロム系触媒により重合されたポリエチレンを使用した。ポリエチレン成分(C’-8)、(C-9)はチーグラー系触媒により重合されたポリエチレンを使用した。ポリエチレン成分(C’-10)は、過酸化物系触媒により高圧法で重合されたポリエチレンを使用した。
表2の比較例I-1は、ポリエチレン樹脂のMFRが小さいため、成形時に容器が破裂し良好な成形品が得られなかった。比較例I-2及び比較例I-3は、ポリエチレン樹脂のMFRが大きく、HLMFR/MFRが小さいため、成形時に容器が破裂し良好な成形品が得られなかった。比較例I-4は、ポリエチレン樹脂の密度が小さいため、容器の肉厚均一性、容器の表面肌の均一性、ボトルESCRが劣っており、耐久性及び耐薬品性が劣っていた。比較例I-5は、延伸ブローの温度が低かったため、成形時に容器が破裂し良好な成形品が得られなかった。
3.コールド延伸法(コールドパリソン法)の実施例及び比較例
[実施例II-1]
<ポリエチレン樹脂の製造>
実施例I-1で用いられたポリエチレン樹脂(R-1)を用いて、下記のように容器を製造した。
<容器の製造>
上記のポリエチレン樹脂を用いて、射出成形機により、樹脂温度280℃にて、プリフォーム成形金型のキャビティー温度60℃、インコア温度60℃の状態で、一端が閉塞した筒状の有底パリソン(プリフォーム)を製造した。プリフォームの重量は30g、全体の高さは約120mm(口部の高さが約20mm、胴部の高さが約100mm)、口部の外径は約23mm、胴部の外径は約25mm、壁厚みは約3.2mmであった。
上記のプリフォームをプリフォーム成形金型から離型させ、一旦15~25℃で保管後、延伸ブロー成形を行なった。延伸ブロー成形時のプリフォームの温度は128℃であり、延伸ブロー金型の温度は20℃であった。プリフォームを延伸ロッドにて延伸させるとともに、プリフォームの内部に気体を吹込み、内容積が約500mlの容器を成形した。プリフォームの内部への気体の吹込みは、二段階で行ない、一次ブロー圧力は0.8MPa、二次ブロー圧力は2.5MPaであった。延伸倍率は、容器の高さ方向(軸方向)が約1.8倍、容器の幅方向(半径方向)が約2.6倍であった。延伸ブロー成形後の容器は、口部の外径が約23mm、口部の高さが約20mm、胴部の外径が約65mm、胴部の高さが約180mmであった。
上記の容器の評価結果を表3に示した。表3の実施例に示されるように、本発明の射出延伸ブロー容器の製造方法による容器は、射出延伸ブロー成形において容器がパンクせず、製造された容器の肉厚均一性がよく、また、容器の表面肌の均一性が優れ、ボトルESCRが良好で、耐久性及び耐薬品性が良好であることがわかる。
[実施例II-2]~[実施例II-5]
表3に示すように、各々実施例I-2、3、4、6で用いられた、ポリエチレン樹脂(R-2)~(R-4)及び(R-6)を用いて、実施例II-1と同様の方法で表3に示した条件で容器の製造を行なった。容器の評価結果を表3に示した。表3の実施例に示されるように、本発明の射出延伸ブロー容器の製造方法による容器は、射出延伸ブロー成形において容器がパンクせず、製造された容器の肉厚均一性がよく、また、容器の表面肌の均一性が優れ、ボトルESCRが良好で、耐久性及び耐薬品性が良好であることがわかる。
[比較例II-1]~[比較例II-5]
表3に示すように、各々比較例I-1~5で用いられた、ポリエチレン樹脂(R-7)~(R-10)及び(R-1)を用いて、実施例II-1と同様の方法で表3に示した条件で容器の製造を行なった。容器の評価結果を表3に示した。
表3の比較例II-1は、ポリエチレン樹脂のMFRが小さいため、成形時に容器が破裂し良好な成形品が得られなかった。比較例II-2は、容器を成形することはできたが、ポリエチレン樹脂のMFRが大きく、HLMFR/MFRが小さいため、容器の肉厚均一性及びボトルESCRが劣っており、耐久性及び耐薬品性が劣っていた。比較例II-3は、ポリエチレン樹脂のMFRが大きく、HLMFR/MFRが小さいため、成形時に容器が破裂し良好な成形品が得られなかった。比較例II-4は、ポリエチレン樹脂の密度が小さいため、容器の肉厚均一性、容器の表面肌の均一性、ボトルESCRが劣っており、耐久性及び耐薬品性が劣っていた。比較例II-5は、延伸ブローの温度が低かったため、成形時に容器が破裂し良好な成形品が得られなかった。
本発明によれば、ポリエチレン樹脂の射出延伸ブロー容器の成形において、容器がパンクせず、容器の肉厚均一性がよく、容器の表面肌の均一性が優れ、耐薬品性、ボトルESCR等に優れる容器を提供することができる。
更に、本発明の射出延伸ブロー容器の製造方法により製造される容器は、容器の肉厚均一性がよく、容器の表面均一性が優れ、耐薬品性、ボトルESCR等に優れているため、このような特性を必要とする容器などの用途に適し、特に、外観に優れる化粧品容器、洗剤、シャンプー及びリンス用容器、或いは食用油等の食品用容器等の用途に好適に用いることができるため、産業上大いに有用である。

Claims (9)

  1. 温度190℃、荷重2.16Kgにおけるメルトフローレート(MFR)が0.1~10g/10分であり、MFRに対する温度190℃、荷重21.6Kgにおけるメルトフローレート(HLMFR)の比(HLMFR/MFR)が39以上であり、密度が0.935g/cm以上であるポリエチレン樹脂を用い、前記ポリエチレン樹脂の射出温度を180~280℃として射出成形にてプリフォームを形成する工程と、前記プリフォームを前記ポリエチレン樹脂の結晶化温度以上の温度で延伸ブロー成形する工程とを有し、前記延伸ブロー時のブロー圧力が0.05~4MPaの圧力であり、
    前記ポリエチレン樹脂は、融点が125℃以上、140℃以下である、射出延伸ブロー容器の製造方法。
  2. 前記プリフォームを、室温まで冷却することなく、前記ポリエチレン樹脂の結晶化温度以上の温度で延伸ブロー成形する工程を有する、請求項1に記載の射出延伸ブロー容器の製造方法。
  3. 前記プリフォームを、室温まで冷却後に再加熱後、前記ポリエチレン樹脂の結晶化温度以上の温度で延伸ブロー成形する工程を有する、請求項1に記載の射出延伸ブロー容器の製造方法。
  4. 前記延伸ブロー成形する工程は、前記プリフォームを前記ポリエチレン樹脂の結晶化温度より10℃高い温度以上かつ前記ポリエチレン樹脂の結晶化温度より40℃高い温度以下の温度で延伸ブロー成形する工程である、請求項1~3のいずれか一項に記載の射出延伸ブロー容器の製造方法。
  5. 前記ポリエチレン樹脂が、下記ポリエチレン成分(A)を10質量%以上40質量%以下、下記ポリエチレン成分(B)を5質量%以上50質量%以下、及び下記ポリエチレン成分(C)を40質量%以上85質量%以下含有し、下記の特性(1)~(5)を満足する、請求項1~4のいずれか一項に記載の射出延伸ブロー容器の製造方法。
    ポリエチレン成分(A);特性(a1):温度190℃、荷重21.6Kgにおけるメルトフローレート(HLMFR)が0.20g/10分以上、5.00g/10分未満であり、特性(a2):密度が0.915g/cm以上0.945g/cm以下であるポリエチレン。
    ポリエチレン成分(B);特性(b1):HLMFRが2g/10分以上、20g/10分未満であり、特性(b2):密度が0.945g/cm超過0.965g/cm以下であり、特性(b3):温度170℃、伸長歪速度0.1(単位:1/秒)で測定される伸長粘度η(t)(単位:Pa・秒)と伸長時間t(単位:秒)の両対数プロットにおいて、歪硬化に起因する伸長粘度の変曲点が観測されるポリエチレン。
    ポリエチレン成分(C);特性(c1):温度190℃、荷重2.16Kgにおけるメルトフローレート(MFR)が10g/10分以上、200g/10分以下であり、特性(c2):密度が0.960g/cm以上0.980g/cm以下であるポリエチレン。
    特性(1):MFRが0.1g/10分以上、1g/10分以下である。
    特性(2):HLMFRが10g/10分以上、50g/10分以下である。
    特性(3):MFRに対するHLMFRの比であるメルトフローレート比(HLMFR/MFR)が50以上140以下である。
    特性(4):密度が0.940g/cm以上0.965g/cm以下である。
    特性(5):温度170℃、伸長歪速度0.1(単位:1/秒)で測定される伸長粘度η(t)(単位:Pa・秒)と伸長時間t(単位:秒)の両対数プロットにおいて、歪硬化に起因する伸長粘度の変曲点が観測される。
  6. 射出延伸ブロー容器のボトルESCRが300時間以上である、請求項1~5のいずれか一項に記載の射出延伸ブロー容器の製造方法。
  7. 前記延伸ブロー成形する工程は、前記プリフォームを前記ポリエチレン樹脂の融点より8℃低い温度以上、かつ前記ポリエチレン樹脂の融点より20℃高い温度以下の温度で延伸ブロー成形する工程である、請求項1~6のいずれか一項に記載の射出延伸ブロー容器の製造方法。
  8. 射出延伸ブロー容器の肉厚の最大値及び最小値と、平均値との差の絶対値がそれぞれ平均値の15%未満である、請求項1~のいずれか一項に記載の射出延伸ブロー容器の製造方法。
  9. 射出延伸ブロー容器の表面粗さRaの最大値及び最小値と、平均値との差の絶対値がそれぞれ平均値の30%未満である、請求項1~のいずれか一項に記載の射出延伸ブロー容器の製造方法。
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