JP7374832B2 - 伸縮式ライン案内具 - Google Patents

伸縮式ライン案内具 Download PDF

Info

Publication number
JP7374832B2
JP7374832B2 JP2020059865A JP2020059865A JP7374832B2 JP 7374832 B2 JP7374832 B2 JP 7374832B2 JP 2020059865 A JP2020059865 A JP 2020059865A JP 2020059865 A JP2020059865 A JP 2020059865A JP 7374832 B2 JP7374832 B2 JP 7374832B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rod
line guide
joint
guide
telescoping
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020059865A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021154984A (ja
JP2021154984A5 (ja
Inventor
勝広 及川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Globeride Inc
Original Assignee
Globeride Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Globeride Inc filed Critical Globeride Inc
Priority to JP2020059865A priority Critical patent/JP7374832B2/ja
Priority to CN202110250615.XA priority patent/CN113460315A/zh
Publication of JP2021154984A publication Critical patent/JP2021154984A/ja
Publication of JP2021154984A5 publication Critical patent/JP2021154984A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7374832B2 publication Critical patent/JP7374832B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64DEQUIPMENT FOR FITTING IN OR TO AIRCRAFT; FLIGHT SUITS; PARACHUTES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF POWER PLANTS OR PROPULSION TRANSMISSIONS IN AIRCRAFT
    • B64D47/00Equipment not otherwise provided for

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Electric Cable Installation (AREA)

Description

本発明は、ドローン等の飛行体の飛行時に、飛行経路を案内するガイドラインの案内具に関するものである。
近年、ドローン等、遠隔操作や自動制御により無人で飛行できる様々な飛行体が開発されてきている。このような飛行体が無人飛行を行う場合に、どのように飛行位置を安定化させるかや不意の墜落をどのように防止するか等様々な技術的課題が発生している。
このような安全飛行のシステムとして、特許文献1には、複数の回転翼を有する回転翼機と、前記回転翼機の中心部から鉛直下方に設置される支持部と、前記支持部の鉛直下方の端部に設置される搭載部と、前記搭載部の底部に接続される繋留ロープからなり、前記搭載部の鉛直下方の端部に前記繋留ロープの一端が接続され、前記繋留ロープの他端が地上に係止される空撮用回転翼機システムが開示されている。
また、特許文献2には、機体そのものが損傷や故障等により制御不能になった際でも周囲の安全を保証でき、常に安定した飛行位置及び軌道での長時間の飛行を可能とする、ドローンの飛行軌道上に張設されたガイドラインと、このガイドラインに沿ってドローンを飛行させる誘導手段とを備えたドローンの安全飛行システムが開示されている。
特開2013-79034号公報 特開2017-214037号公報
しかしながら、特許文献1に開示の空撮用回転翼機システムでは、機体そのものが損傷や故障等により制御不能になった際に、不意の墜落等により人体に危害を加える可能性があり、また、機体の下部に電源ケーブルや繋留ロープを設ける構造であることから、風の影響等を受けた際に、飛行位置や軌道が不安定になりシステムとしての安定性や安全性が必ずしも確保できていないという問題があった。
また、改良されたとした特許文献2に開示のようなドローンの安全飛行システムでも、水平方向の移動は改良されているものの、高さ方向の移動を行うのにラインガイドを支持する支持台を複数用意する必要があり、また、支持台自体が安定していないとラインガイドの姿勢に影響を与え、その結果飛行の不安定さに繋がってしまうという問題があった。
本発明の実施形態は、上記のような問題点に鑑み、ドローン等の飛行体のラインガイドに用いるラインを安定的かつ安全に保持することが可能な伸縮式ライン案内具を提供することを目的とする。
本発明の実施形態の他の目的は、本明細書全体を参照することにより明らかとなる。
本発明の一実施形態に係る伸縮式ライン案内具は、複数の節部を有する竿管と、該竿管の複数の節部の内、少なくとも竿先の節部の外面に設けられたガイドと、該竿管の竿元に設けられたリールシートと、を備え、前記複数の節部の各節部は、該各節部に隣接する該竿元側の節部からそれぞれ伸縮可能に設けられる。
本発明の一実施形態に係る伸縮式ライン案内具において、該竿管の複数の節部の内、竿元以外の各節部の外面にガイドがそれぞれ設けられる。
本発明の一実施形態に係る伸縮式ライン案内具において、前記ガイドが固定された節部は、該節部に隣接する前記竿元側の節部よりも長くなるようにされる。
本発明の一実施形態に係る伸縮式ライン案内具において、前記ガイドが固定されていない節部は、該節部に隣接する前記竿元側の節部よりも長くなるようにされる。
本発明の一実施形態に係る伸縮式ライン案内具において、前記ガイドが固定されていない節部は、該節部に隣接する前記竿元側の節部と同じ若しくは短くなるようにされる。
本発明の一実施形態に係る伸縮式ライン案内具において、該竿管は、炭素繊維複合材料により形成される。
本発明の一実施形態に係る伸縮式ライン案内具において、該ガイドは、ステンレス、チタン、炭素繊維複合材料、樹脂とステンレス又は樹脂とチタンにより形成される。
本発明の一実施形態に係る伸縮式ライン案内具において、該竿管の各節部は、該各節部に隣接する前記竿元側10の節部よりも節の長さが長い。
本発明の一実施形態に係る伸縮式ライン案内具において、該ガイドは、炭素繊維複合材料テープにより該ガイドが取付けられる節部に固定される。
本発明の一実施形態に係る伸縮式ライン案内具において、各ガイドは、樹脂及び糸により該ガイドが取付けられる節部に固定される。
本発明の一実施形態に係る伸縮式ライン案内具は、前記ガイドが隣接して3つ以上設けられる場合、該各節部が伸びた状態で、前記各節部の前記ガイドの、隣接するガイドとの間隔は、竿元に向かうに従って狭くなる。
本発明の一実施形態に係る伸縮式ライン案内具は、該竿管が炭素繊維複合材料により形成される場合、該炭素繊維複合材料の炭素繊維は、該竿管の長手方向に平行な繊維方向に延びる繊維と、該竿管の長手方向に垂直な繊維方向に延びる繊維と、を含むよう構成される。
本発明の一実施形態に係る伸縮式ライン案内具は、該竿管の長手方向に平行な繊維方向に延びる繊維の目付に対する、該竿管の長手方向に垂直な繊維方向に延びる繊維の目付の比率は、0.15以上である。
本発明の一実施形態に係る伸縮式ライン案内具は、竿管の長手方向に平行な繊維方向に延びる繊維の目付に対する、該竿管の長手方向に垂直な繊維方向に延びる繊維の目付の比率は、0.20以上であるよう構成される。
本発明の一実施形態に係る伸縮式ライン案内具は、前記竿管の竿先の曲げ剛性をEIT、該竿管の竿元の曲げ剛性をEIB、竿管の全長をL(m)とすると、
SR=EIB/EIT×1/L2<0.6
を満たすように、前記竿管の竿先の曲げ剛性をEIT、該竿管の竿元の曲げ剛性をEIB、竿管の全長をL(m)とがそれぞれ決定されるように構成される。
本発明の一実施形態に係る伸縮式ライン案内具において、前記竿管が炭素繊維複合材料により形成される場合、前記竿管の竿先の炭素繊維の弾性率は、該竿管の竿元の弾性率よりも大きい。
本発明の様々な実施形態により、ドローン等の飛行体のラインガイドに用いるラインを安定的かつ安全に保持することが可能な伸縮式ライン案内具を提供することが可能となる。
本発明の一実施形態における伸縮式ライン案内具1の仕舞時の一態様を示す図である。 本発明の一実施形態における伸縮式ライン案内具1の仕舞時の一態様を示す図である。 本発明の一実施形態における伸縮式ライン案内具1の伸長時の一態様を示す図である。 本発明の一実施形態における伸縮式ライン案内具1の各節部の長さを説明する図である。 本発明の一実施形態における伸縮式ライン案内具1のガイドの取付け方法を説明する図である。 本発明の一実施形態における伸縮式ライン案内具1の各節部2の節長を説明する図である。 本発明の一実施形態における伸縮式ライン案内具1のリールシートの取付け方法を説明する図である。 本発明の一実施形態における伸縮式ライン案内具1の節部の繊維方向を説明する図である。 本発明の一実施形態における伸縮式ライン案内具1の具体的使用方法を説明する図である。 本発明の一実施形態における伸縮式ライン案内具1の具体的使用方法を説明する図である。
以下、適宜図面を参照し、本発明の様々な実施形態を説明する。なお、各図面において共通する構成要素に対しては同一の参照符号が付されている。各図面は、説明の便宜上、必ずしも正確な縮尺で記載されているとは限らない。以下、本発明の実施形態について図面に基づき説明する。
図1a、1b、2を参照して、本発明の一実施形態に係る伸縮式ライン案内具1につい
て説明する。図1a、1bは、本発明に係る伸縮式ライン案内具の仕舞時の一実施形態を
示す図である。図2は、本発明に係る伸縮式ライン案内具の伸長時の一実施形態を示す図
である。図示のように、本発明の一実施形態に係る伸縮式ライン案内具1は、複数の節部
2を有する竿管3と、該竿管3の複数の節部2の各節部2a-hの外面に設けられたガイド4と、該竿管3の竿元に設けられたリールシート5と、を備え、前記複数の節部2の各節部2b-hは、該各節部に隣接する該竿元側10の節部2a-gからそれぞれ伸縮可能に設けられる。
本発明の一実施形態に係る伸縮式ライン案内具1により、ドローン等の飛行体のラインガイドに用いるラインを安定的かつ安全に保持することが可能な伸縮式ライン案内具を提供することが可能となる。
図1、2に示すように、竿管3は、例えば、複数の節部2、すなわち、竿元側10から竿先側20に向け、節部2a、節部2b、節部2c、節部2d、節部2e、節部2f、節部2g、節部2hの各節部を伸縮可能に連結することによって構成されている。これらの複数の節部2は、振出方式により継合され得る。ここで、節部2b、節部2c、節部2d、節部2e、節部2f、節部2g、節部2hの各節部は、それぞれ竿元側で隣接する節部2a、節部2b、節部2c、節部2d、節部2e、節部2f、節部2gの各節部から伸縮可能にされるが、その長さを自由に調整可能なように適宜固定部品を使用することで、各節部の、竿元側節部から長さを任意に設定可能としてもよい。
また、図2に示すように、本発明の一実施形態に係る伸縮式ライン案内具1において、該竿管3の各節部(節部2a~2h)は、該各節部(節部2b~2h)に隣接する該竿元側10の節部(節部2a~2g)よりも節の長さが長くなるように形成されている。すなわち、竿元側10から竿先側20に向け、各節部(節部2a~2h)は徐々に長くなるように形成されている。
次に、図3を参照して、各節部(節部2a~2h)の長さの一例を説明する。ここで、
#01は竿管3の竿先の節部(節部2hに対応)を示し、#08は竿管3の竿元の節部(
節部2aに対応)を示す。図示のように、#01は最も長く1160mmに形成され、#
08は最も短く760mmとされる。このようにすることで、後述するガイドの取付け位
置を各節部(節部2a~2h)の仕舞時において干渉しない位置とすることが可能となる
本発明の一実施形態に係る伸縮式ライン案内具1において、該竿管3は、炭素繊維複合材料(炭素繊維及び樹脂)若しくはガラス繊維を含む炭素繊維複合材料により形成される。
図1a、2に示すように、竿管3の複数の節部2、すなわち、節部2a、節部2b、節部2c、節部2d、節部2e、節部2f、節部2g、節部2hの各節部には、ドローン等の飛行体のガイドラインを通すためのガイド4(ガイド4a~4h)が設けられる。
また、図1bに示すように、竿管3の複数の節部2、すなわち、節部2a、節部2b、節部2c、節部2d、節部2e、節部2f、節部2g、節部2hの各節部の内、竿先の節部2hのみに、ドローン等の飛行体のガイドラインを通すためのガイド4(ガイド4h)が設けられるようにしてもよい。
さらに、本発明の一実施形態に係る伸縮式ライン案内具1において、該竿管3の複数の節部(節部2a~2h)の内、竿元以外の各節部(節部2b~2h)の外面にガイドがそれぞれ設けられるようにしても構わない。
本発明の一実施形態に係る伸縮式ライン案内具1において、ガイド4が固定された節部は、該節部に隣接する前記竿元側の節部よりも長くなるように構成してもよい。
本発明の一実施形態に係る伸縮式ライン案内具1において、ガイド4が固定されていない節部は、該節部に隣接する前記竿元側の節部よりも長くなるように構成してもよい。
本発明の一実施形態に係る伸縮式ライン案内具1において、ガイド4が固定されていない節部は、該節部に隣接する前記竿元側の節部と同じ若しくは短くなるよう構成しれも構わない。
本発明の一実施形態に係る伸縮式ライン案内具1において、該ガイド4(ガイド4a~4h)は、ステンレス、チタン、炭素繊維複合材料、樹脂とステンレス又は樹脂とチタンにより形成することができるが、これらに限られない。
次に、図4を参照して、本発明の一実施形態に係る伸縮式ライン案内具1におけるガイド4の取付け方法について説明する。本発明の一実施形態に係る伸縮式ライン案内具1において、該ガイド4は、炭素繊維複合材料テープ、又は、樹脂及び糸により各節部(節部2a~2h)に固定される。図示の例では、当該ガイド4hは、その足が炭素繊維複合材料テープ7により竿管3の節部2hに巻付けられて固定される。このようにして、いろいろな節外径に対して、ガイドを自由に取付可能となる。
既述の通り、図2は、本発明の一実施形態に係る伸縮式ライン案内具1の該各節部(節部2a~2h)が伸長した状態を示している。図示のように、本発明の一実施形態に係る伸縮式ライン案内具1は、該各節部(節部2a~2h)が伸びた状態で、該各節部の前記ガイド(ガイド4a~4h)の、隣接するガイドとの間隔は、竿元に向かうに従って狭くなるように構成される。
次に、図5を参照して、該各節部(節部2a~2h)が伸びた状態で、該各節部の前記ガイド(ガイド4a~4h)の、隣接するガイドとの間隔の一例を説明する。ここで、#01は竿管3の竿先の節部(節部2hに対応)を示し、#08は竿管3の竿元の節部(節部2aに対応)を示す。1-2間は、#01のガイド(ガイド4hに対応)と#02のガイド(ガイド4gに対応)との間の間隔を示し、6-7間は、#06のガイド(ガイド4cに対応)と#07のガイド(ガイド4bに対応)との間の間隔を示す。
図示のように、1-2間は最も長く1090mmとされ、6-7間は最も短く755mmとされる。このようにして、各節部(節部2a~2h)の仕舞時において隣接する各節部のガイド同士の不要な衝突におる変形や脱着などを確実に防止することが可能となる。
また、既述の通り、竿管3の節部2aには、リールシート5が取り付けられる。当該リ
ールシートには、リールが装着されるが、当該リールからは、ガイドライン8が繰り出され、上述のガイド(ガイド4a~4h)は、当該ガイドラインを案内しかつ同ガイドラインを支持する役割を果たす。
リールシート5は、例えば、板状やパイプ状に形成され、竿管3の節部2aに載置されるが、形状、寸法、構造を様々な態様が考えられる。該リールシート5は、例えば、合成樹脂(例えばポリアミド系合成繊維やABS樹脂等)あるいは金属(例えばSUS、アルミニウム、チタン、真鍮等)等の適宜の材料から形成されている。図6にその一例を示す。当該リールシート5は、炭素繊維複合材料テープ7により竿管3の節部2aに巻付けられて固定される。このようにして、いろいろな節外径に対して、リールシートを自由に取付可能となる。該リールシートのこれ以上の詳細は省略する。
次に、本発明の一実施形態に係る伸縮式ライン案内具1の竿管3の詳細について以下説明する。
本発明の一実施形態に係る伸縮式ライン案内具1は、該竿管3が炭素繊維複合材料により形成される場合、該炭素繊維複合材料の炭素繊維は、該竿管3の長手方向に平行な繊維方向(0°の繊維方向)に延びる繊維と、該竿管の長手方向に垂直な繊維方向(90°の繊維方向)に延びる繊維と、を含むよう構成される。このようにして、それぞれ曲げ強度と座屈強度(つぶれ強度)を向上させることが可能となる。
図7に、本発明の一実施形態に係る伸縮式ライン案内具1における、該竿管3の長手方向に平行な繊維方向(0°の繊維方向)に延びる繊維及び該竿管の長手方向に垂直な繊維方向(90°の繊維方向)に延びる繊維の目付の一例を示す。#01は竿管3の竿先の節部(節部2hに対応)を示し、#08は竿管3の竿元の節部(節部2aに対応)を示す。図示のように、0°の繊維方向に延びる繊維の目付は、#01から#08に向かうに従って0.6xから1.0xへ増大していく。一方、90°の繊維方向に延びる繊維の目付は、#01から#08に向かうに従って0.12xから0.24xへ増大していく。ここで、#08の節部の0°の繊維方向の繊維量(g)をxとする。
同図に示すように、本発明の一実施形態に係る伸縮式ライン案内具1は、該竿管3の長手方向に平行な繊維方向(0°の繊維方向)に延びる繊維の目付に対する、該竿管の長手方向に垂直な繊維方向(90°の繊維方向)に延びる繊維の目付の比率は、#01では0.20、#08では0.24となっている。当該目付の比率をこのようにすることで、強度や重量の点で良好な結果となることが判っている。
本発明の一実施形態に係る伸縮式ライン案内具1は、該竿管3の長手方向に平行な繊維方向(0°の繊維方向)に延びる繊維の目付に対する、該竿管の長手方向に垂直な繊維方向(90°の繊維方向)に延びる繊維の目付の比率は、0.15以上である。このようにすると、少ない材料で、大きな変形に対し強度を保つことが可能となる。
本発明の一実施形態に係る伸縮式ライン案内具1は、竿管3の長手方向に平行な繊維方向(0°の繊維方向)に延びる繊維の目付に対する、該竿管の長手方向に垂直な繊維方向(90°の繊維方向)に延びる繊維の目付の比率は、0.20以上であるよう構成される。このようにすると、さらにより大きな変形に対し、強度を保つことが可能となる。
本発明の一実施形態に係る伸縮式ライン案内具1は、該竿管の竿先の曲げ剛性をEIT、該竿管の竿元の曲げ剛性をEIB、竿管の全長をL(m)とすると、
SR=EIB/EIT×1/L2<0.6
を満たすように、前記竿管の竿先の曲げ剛性をEIT、該竿管の竿元の曲げ剛性をEIB、竿管の全長をL(m)とがそれぞれ決定されるよう構成される。このようにすると、竿先の剛性が竿元の剛性に対して、一定以上硬くなることにより、無負荷時に自重により竿先がたわむことを抑えることが可能となる。
本発明の一実施形態に係る伸縮式ライン案内具1において、竿管3が炭素繊維複合材料により形成される場合、該竿管3の竿先の炭素繊維の弾性率は、該竿管の竿元の弾性率よりも大きい。このようにすると、竿先の剛性をより効果的に硬くすることが可能となる。
最後に、図8a、図8bを参照して、本発明の一実施形態に係る伸縮式ライン案内具1の使用態様の概略を説明する。図示の例では、建物12のバルコニー13に、飛行体(ドローン)14の飛行のためのガイドライン8が3本設けられ、当該ガイドライン8の一端は地上15に固定される。ガイドライン8の地上15への固定方法として、錘や固定具が考えられるが、これらに限られない。
また、図示のように、建物12のバルコニー13には、本発明の一実施形態に係る伸縮式ライン案内具1がバルコニー13から突出するようにして3つ設けられ、各伸縮式ライン案内具1はバルコニー13に設けられた支持部材16に固定される。各伸縮式ライン案内具1の当該支持部材16への固定方法は、例えば、錘や固定具が考えられるが、その他適宜様々な方法を用いることができる。当該ガイドライン8は、その他端が当該支持部材16に固定された本発明の一実施形態に係る伸縮式ライン案内具1に支持されるようにして取り付けられる。
図示していないが、より具体的には、ガイドライン8は、伸縮式ライン案内具1の竿管3の竿先の節部2hに設けられたガイド4hを通り、ガイド4gからガイド4aまでをさらに通り、最終的に、節部2aのリールシート5に設けられたリールに巻取られるようにして支持される。このようにして、建物の高さに応じてガイドライン長さの調整が可能となる。なお、伸縮式ライン案内具1の各節部には、同案内具1の各節部を伸ばした場合に、先端(例えば、竿先のガイド位置)からの距離が分かるように、各節部に寸法や目盛が印刷されるように構成してもよい。
本明細書で説明された各構成要素の寸法、材料、及び配置は、実施形態中で明示的に説明されたものに限定されず、この各構成要素は、本発明の範囲に含まれうる任意の寸法、材料、及び配置を有するように変形することができる。また、本明細書において明示的に説明していない構成要素を、説明した実施形態に付加することもできるし、各実施形態において説明した構成要素の一部を省略することもできる。
1 伸縮式ライン案内具
2 節部
3 竿管
4 ガイド
5 リールシート
7 炭素繊維複合材料テープ
8 ガイドライン
10 竿元側
12 建物
13 バルコニー
14 飛行体(ドローン)
15 地上
16 支持部材
20 竿先側

Claims (16)

  1. 複数の節部を有する竿管と、
    該竿管の複数の節部の内、少なくとも竿先の節部の外面に設けられたガイドと、
    該竿管の竿元に設けられたリールシートと、を備え、
    前記複数の節部の各節部は、該各節部に隣接する該竿元側の節部からそれぞれ伸縮可能に設けられ、飛行体の飛行を案内するガイドラインを保持するものであり、該飛行体該ガイドラインが直接挿通されて該飛行体が該ガイドラインに沿って飛行することを特徴とする伸縮式ライン案内具。
  2. 前記竿管の複数の節部の内、竿元以外の各節部の外面にガイドがそれぞれ設けられた、請求項1に記載の伸縮式ライン案内具。
  3. 前記ガイドが固定された節部は、該節部に隣接する前記竿元側の節部よりも長い、請求項1又は2に記載の伸縮式ライン案内具。
  4. 前記ガイドが固定されていない節部は、該節部に隣接する前記竿元側の節部よりも長い、請求項1から3までのいずれか1項に記載の伸縮式ライン案内具。
  5. 前記ガイドが固定されていない節部は、該節部に隣接する前記竿元側の節部と同じ若しくは短い、請求項1から3までのいずれか1項に記載の伸縮式ライン案内具。
  6. 前記竿管は、炭素繊維複合材料により形成される、請求項1から5までのいずれか1項に記載の伸縮式ライン案内具。
  7. 前記ガイドは、ステンレス、チタン、炭素繊維複合材料、樹脂とステンレス又は樹脂とチタンにより形成される、請求項1から6までのいずれか1項に記載の伸縮式ライン案内具。
  8. 前記竿管の各節部は、該各節部に隣接する前記竿元側の節部よりも節の長さが長い、請求項1から7までのいずれか1項に記載の伸縮式ライン案内具。
  9. 前記ガイドは、炭素繊維複合材料テープにより該ガイドが取付けられる節部に固定される、請求項1から4までのいずれか1項に記載の伸縮式ライン案内具。
  10. 前記ガイドは、樹脂及び糸により該ガイドが取付けられる節部に固定される、請求項1から9までのいずれか1項に記載の伸縮式ライン案内具。
  11. 前記ガイドが隣接して3つ以上設けられ、前記各節部が伸びた状態で、前記各節部の前記ガイドの、隣接するガイドとの間隔は、竿元に向かうに従って狭くなる、請求項1から10までのいずれか1項に記載の伸縮式ライン案内具。
  12. 前記竿管が炭素繊維複合材料により形成され、該炭素繊維複合材料の炭素繊維は、該竿管の長手方向に平行な繊維方向に延びる繊維と、該竿管の長手方向に垂直な繊維方向に延びる繊維と、を含む、請求項1から11までのいずれか1項に記載の伸縮式ライン案内具。
  13. 前記竿管の長手方向に平行な繊維方向に延びる繊維の目付に対する、該竿管の長手方向に垂直な繊維方向に延びる繊維の目付の比率は、0.15以上である、請求項12に記載の伸縮式ライン案内具。
  14. 前記竿管の長手方向に平行な繊維方向に延びる繊維の目付に対する、該竿管の長手方向
    に垂直な繊維方向に延びる繊維の目付の比率は、0.20以上である、請求項12に記載の伸縮式ライン案内具。
  15. 前記竿管の竿先の曲げ剛性をEIT、該竿管の竿元の曲げ剛性をEIB、竿管の全長をL(m)とすると、
    SR=EIB/EIT×1/L2<0.6
    を満たすように、前記竿管の竿先の曲げ剛性をEIT、該竿管の竿元の曲げ剛性をEIB、竿管の全長をL(m)とがそれぞれ決定される、請求項1から14までのいずれか1項に記載の伸縮式ライン案内具。
  16. 前記竿管が炭素繊維複合材料により形成され、前記竿管の竿先の炭素繊維の弾性率は、該竿管の竿元の弾性率よりも大きい、請求項1から15までのいずれか1項に記載の伸縮式ライン案内具。
JP2020059865A 2020-03-30 2020-03-30 伸縮式ライン案内具 Active JP7374832B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020059865A JP7374832B2 (ja) 2020-03-30 2020-03-30 伸縮式ライン案内具
CN202110250615.XA CN113460315A (zh) 2020-03-30 2021-03-08 伸缩式线导向工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020059865A JP7374832B2 (ja) 2020-03-30 2020-03-30 伸縮式ライン案内具

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2021154984A JP2021154984A (ja) 2021-10-07
JP2021154984A5 JP2021154984A5 (ja) 2022-05-06
JP7374832B2 true JP7374832B2 (ja) 2023-11-07

Family

ID=77868208

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020059865A Active JP7374832B2 (ja) 2020-03-30 2020-03-30 伸縮式ライン案内具

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7374832B2 (ja)
CN (1) CN113460315A (ja)

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013094090A (ja) 2011-10-31 2013-05-20 Globeride Inc 釣竿
JP2014064480A (ja) 2012-09-24 2014-04-17 Globeride Inc 釣糸ガイドを備える釣竿
US20160200437A1 (en) 2015-01-12 2016-07-14 Mark Andrew Ryan Tethered Flight Control System for Small Unmanned Aircraft
US20160221003A1 (en) 2013-09-25 2016-08-04 Ohio University Discharge electrode suspension system using rings
JP2018052429A (ja) 2016-09-30 2018-04-05 株式会社エンルートM’s 無人作業装置、その方法及びプログラム
JP2018095394A (ja) 2016-12-12 2018-06-21 株式会社自律制御システム研究所 作業システム
JP2019064544A (ja) 2017-10-05 2019-04-25 本田技研工業株式会社 空中散布装置、無人飛行体システム及び無人飛行体
JP2019155941A (ja) 2018-03-07 2019-09-19 株式会社 ホーペック ドローンの安全飛行システムとそのためのガードフレーム
JP6644305B1 (ja) 2019-06-28 2020-02-12 西武建設株式会社 ドローンの安全飛行装置
JP6644306B1 (ja) 2019-06-28 2020-02-12 西武建設株式会社 ドローンの安全飛行装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7035758B1 (en) * 2003-06-19 2006-04-25 George Jerome Inspection system and method of inspection utilizing data acquisition and spatial correlation
KR20170038208A (ko) * 2015-09-30 2017-04-07 김영진 무인비행체용 내장형 전파수신안테나와 충격흡수장치 및 이를 갖는 무인비행체
JP6758120B2 (ja) * 2016-08-24 2020-09-23 東京瓦斯株式会社 無人飛行体
CN207045705U (zh) * 2017-07-25 2018-02-27 龚克 立柱式多功能无人机起落架
CN207225643U (zh) * 2017-07-25 2018-04-13 龚克 平卧式多功能无人机起落架
CN207791148U (zh) * 2017-10-12 2018-08-31 智凌云科技(北京)有限公司 一种无人机及无人机系统

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013094090A (ja) 2011-10-31 2013-05-20 Globeride Inc 釣竿
JP2014064480A (ja) 2012-09-24 2014-04-17 Globeride Inc 釣糸ガイドを備える釣竿
US20160221003A1 (en) 2013-09-25 2016-08-04 Ohio University Discharge electrode suspension system using rings
US20160200437A1 (en) 2015-01-12 2016-07-14 Mark Andrew Ryan Tethered Flight Control System for Small Unmanned Aircraft
JP2018052429A (ja) 2016-09-30 2018-04-05 株式会社エンルートM’s 無人作業装置、その方法及びプログラム
JP2018095394A (ja) 2016-12-12 2018-06-21 株式会社自律制御システム研究所 作業システム
JP2019064544A (ja) 2017-10-05 2019-04-25 本田技研工業株式会社 空中散布装置、無人飛行体システム及び無人飛行体
JP2019155941A (ja) 2018-03-07 2019-09-19 株式会社 ホーペック ドローンの安全飛行システムとそのためのガードフレーム
JP6644305B1 (ja) 2019-06-28 2020-02-12 西武建設株式会社 ドローンの安全飛行装置
JP6644306B1 (ja) 2019-06-28 2020-02-12 西武建設株式会社 ドローンの安全飛行装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021154984A (ja) 2021-10-07
CN113460315A (zh) 2021-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106564621B (zh) 一种实现收拢展开功能的x型截面伸杆
JP6143311B1 (ja) ドローンの安全飛行システム
KR102198906B1 (ko) 무인비행체를 이용하는 와이어 가선장치
US20200247564A1 (en) Deployable satellite mast
CN106892083B (zh) 一种交叉双旋翼直升机的仿生机架
JP7374832B2 (ja) 伸縮式ライン案内具
WO2020019629A1 (zh) 一种桁架式无人机机架及无人机
JP5021646B2 (ja) 翼用の骨組み構造体翼ボックス
KR20100070685A (ko) 무인항공기의 회수시스템
CN112793761A (zh) 机架及无人机
JP7278988B2 (ja) 落下防止部材を備えた伸縮式ライン案内具
JP6357494B2 (ja) 係留気球
CN111601999A (zh) Led面板的模块化支撑框架和包括该支撑框架的led墙
US10689904B2 (en) Adjusting means for curtain cord and retractable curtain
US20170016241A1 (en) Lattice mast having an open framework structure in particular an electricity pylon or telecommunication mast, and method for increasing the stability of lattice masts having an open framework structure
US20160032649A1 (en) Telescopic Ladder Comprising Ladder Sections Of Different Densities
KR102194304B1 (ko) 초경량 무인비행장치를 이용한 가선장치 및 가선방법
CN214729761U (zh) 一种无人机强制降落减震机构
SE467882B (sv) Anordning vid skaermvaegg
JP7490169B1 (ja) 飛行システム及びそれに用いられる係留具
US20160315393A1 (en) Segmented structure, particularly for satellite antenna reflector, provided with at least one strip-comprising unfurling device
JP2021154984A5 (ja)
KR102424051B1 (ko) 고무동력기 고무줄 길이를 조절하는 게이지
CN110544447A (zh) 一种方便拆装的横幅固定设备
JP6268560B2 (ja) ドローンの安全飛行システム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220422

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220422

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230306

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230606

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230726

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231024

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231025

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7374832

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150