JP7373444B2 - 粗利管理装置、粗利管理方法、および、粗利管理プログラム - Google Patents

粗利管理装置、粗利管理方法、および、粗利管理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、粗利管理装置、粗利管理方法、および、粗利管理プログラムに関する。
特許文献1には、過去の売上やリベート率等からコストシミュレーションを実行し、所望の利益率を確保した販売価格を算出する構成が開示されている。
特開2006-301874号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の発明においては、受注時点で仕入リベートを加味した原価が把握できず、粗利予測を立てることができなかったという課題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、受注時点において、計上された受注データについて、メーカリベートを加味した原価および粗利を予測することができる粗利管理装置、粗利管理方法、および、粗利管理プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る粗利管理装置は、記憶部と制御部とを備えた粗利管理装置であって、前記記憶部は、得意先と、メーカ、商品もしくは仕入価格に応じた掛率、または、前記商品の値引後単価とを設定した後値引単価マスタを記憶する後値引単価記憶手段、を備え、前記制御部は、得意先データ、商品データ、受注数量、販売単価および販売原価単価を含む受注データを取得する受注手段と、前記後値引単価マスタに基づいて、前記受注データに対するリベート申請金額、予測原価および予測粗利額を含む予測額データを取得する予測額取得手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る粗利管理装置において、前記制御部は、前記受注データおよび前記予測額データを表示させる予測額表示制御手段、を更に備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る粗利管理装置において、前記制御部は、値引額を含む値引データを取得する値引取得手段と、前記値引データに基づいて、前記受注データに対する実原価および最終粗利額を含む実額データを取得する実額取得手段と、を更に備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る粗利管理装置において、前記制御部は、前記得意先データ、前記商品データ、売上数量および売上単価を含む売上データを取得する売上手段と、前記受注データおよび前記予測額データと、前記売上データおよび前記実額データと、を比較可能に表示させる比較表示制御手段と、を更に備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る粗利管理装置において、前記制御部は、前記リベート申請金額、前記商品データおよび前記売上数量を含む申請データを作成し、当該申請データを仕入先に送信する申請作成手段、を更に備え前記値引取得手段は、前記申請データに対応する、前記値引額を含む前記値引データを前記仕入先から取得することを特徴とする。
また、本発明に係る粗利管理装置において、前記後値引単価マスタは、更に、前記掛率を前記販売単価に乗じた値、前記掛率を前記販売原価単価に乗じた値、または、前記商品の値引後単価のいずれを予測原価単価に採用するかを設定する値引計算区分が設定されたことを特徴とする。
また、本発明に係る粗利管理装置において、前記受注データは、更に、前記販売単価に前記受注数量を乗じた販売金額、前記販売原価単価に前記受注数量を乗じた販売原価、および、前記販売金額から前記販売原価を差し引いた販売粗利額を含み、前記予測額取得手段は、前記後値引単価マスタに基づいて、前記予測原価単価に前記受注数量を乗じた値を前記予測原価として取得し、前記販売金額から前記予測原価を差し引いた値を前記予測粗利額として取得し、前記予測粗利額から前記販売粗利額を差し引いた値を前記リベート申請金額として取得することで、前記予測額データを取得することを特徴とする。
また、本発明に係る粗利管理装置において、前記後値引単価マスタは、更に、適用期間が設定され、前記予測額取得手段は、前記後値引単価マスタに基づいて、前記商品の仕入日が前記適用期間内である場合、前記受注データに対する前記リベート申請金額、前記予測原価および前記予測粗利額を含む前記予測額データを取得することを特徴とする。
また、本発明に係る粗利管理方法は、記憶部と制御部とを備えた粗利管理装置に実行させるための粗利管理方法であって、前記記憶部は、得意先と、メーカ、商品もしくは仕入価格に応じた掛率、または、前記商品の値引後単価とを設定した後値引単価マスタを記憶する後値引単価記憶手段、を備え、前記制御部で実行させる、得意先データ、商品データ、受注数量、販売単価および販売原価単価を含む受注データを取得する受注ステップと、前記後値引単価マスタに基づいて、前記受注データに対するリベート申請金額、予測原価および予測粗利額を含む予測額データを取得する予測額取得ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る粗利管理プログラムは、記憶部と制御部とを備えた粗利管理装置に実行させるための粗利管理プログラムであって、前記記憶部は、得意先と、メーカ、商品もしくは仕入価格に応じた掛率、または、前記商品の値引後単価とを設定した後値引単価マスタを記憶する後値引単価記憶手段、を備え、前記制御部において、得意先データ、商品データ、受注数量、販売単価および販売原価単価を含む受注データを取得する受注ステップと、前記後値引単価マスタに基づいて、前記受注データに対するリベート申請金額、予測原価および予測粗利額を含む予測額データを取得する予測額取得ステップと、を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、受注時に予測粗利を把握し、早期に該当取引の利益率の確認を行うことができるようになり、適正な取引かどうかの判断を行うことができるという効果を奏する。また、本発明によれば、メーカリベートと売上実績とを紐付けることで、リベートを加味した最終粗利の確認をすることができるという効果を奏する。また、本発明によれば、最終粗利と受注時の予測粗利との対比を行うことで、リベートや販売単価の見直しにつなげることができるという効果を奏する。また、本発明によれば、利益予測に課題をもつ医試薬業界にとって、効果的に取引の適正さを予実で確認できるという効果を奏する。また、本発明によれば、将来的な値引を含めた正しい利益管理をすることができるという効果を奏する。また、本発明によれば、受注時に予測粗利を把握することができ、実際の値引金額が確定した時点での粗利の確認ができるという効果を奏する。また、本発明によれば、受注時点での利益把握、予実管理ができるという効果を奏する。また、本発明によれば、予想後値引、実後値引を加味した粗利管理を行うことができるという効果を奏する。また、本発明によれば、値引以外でも特定の明細にかかる送料およびその他経費も含めた形で粗利を確認することができるという効果を奏する。
図1は、本実施形態における粗利管理装置の構成の一例を示すブロック図である。 図2は、本実施形態における粗利管理装置の処理の一例を示すフローチャートである。 図3は、本実施形態における粗利管理処理の一例を示す図である。 図4は、本実施形態における後値引単価マスタの一例を示す図である。 図5は、本実施形態における受注データの一例を示す図である。 図6は、本実施形態における売上データの一例を示す図である。 図7は、本実施形態における申請データの一例を示す図である。 図8は、本実施形態における仕入データの一例を示す図である。 図9は、本実施形態における粗利照会データの一例を示す図である。
本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は本実施形態により限定されるものではない。
[1.概要]
まず、本発明の概要を説明する。
医試薬業界等においては、特有の商習慣として、卸からメーカへ報告した販売実績に対して、メーカからの値引を卸が受けることで利益が出る取引があるため、商品の入荷時には、値引のない単価での仕入計上をしていた。
このように、従来、これらの業界においては、仕入リベート込で利益を出すような商習慣があり、受注時点で仕入リベートを加味した原価の把握ができず、粗利予測をたてることができなかったため、その取引の適正さを取引の早い段階で判断できなかった。また、従来は、メーカからの値引が売上日の翌月以降に返ってくることも多く、利益予測が早期にできない仕組みとなっていた。また、従来は、値上げに伴う単価登録漏れによる人為的ミスの発生などもあった。また、従来は、受注時点での利益予測、および、仕入リベート確定後の予実対比ができなかった。
そこで、本実施形態においては、受注時点で、メーカリベートを加味して予測粗利を参照しながらの受注計上を可能とし、売上時またはリベートバック時において、リベートを加味した確定粗利と予測粗利との予実対比を行うことができる仕組みを提供している。
[2.構成]
本実施形態に係る粗利管理装置100の構成の一例について、図1を参照して説明する。図1は、本実施形態における粗利管理装置100の構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、粗利管理装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、粗利管理装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
粗利管理装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。粗利管理装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、粗利管理装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、粗利管理装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。
記憶部106には、各種のデータベース、テーブル、およびファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。記憶部106は、後値引単価マスタ106aと、取引データベース106bとを備えている。
後値引単価マスタ106aは、得意先と、メーカ、商品もしくは仕入価格に応じた掛率、および/または、商品の値引後単価とを設定したマスタである。ここで、後値引単価マスタ106aは、掛率を販売単価に乗じた値、掛率を販売原価単価に乗じた値、または、商品の値引後単価のいずれを予測原価単価に採用するかを設定する値引計算区分が設定されていてもよい。また、後値引単価マスタ106aは、施設、適用期間(例えば、適用開始日および/または適用終了日等)、施設、メーカ、仕入価格帯、商品および/または掛率等が設定されていてもよい。例えば、後値引単価マスタ106aは、得意先コード、施設コード、メーカの商品群に対して、掛率設定する際に利用するメーカ分類コード、仕入価格に応じた掛率設定に利用する仕入価格帯、商品コード、値引後単価の適用開始日、値引後単価の適用終了日、掛率、直接単価を設定する際に利用する値引後単価、および/または、掛率運用の場合に定価に掛けて値引後単価を算出するか、掛率運用の場合に仕入単価にかけて値引後単価を算出するか、直接単価設定を行うかの値引計算区分を含んでいてもよい。
取引データベース106bは、取引データを記憶する。ここで、取引データベース106bは、受注データ、予測額データ、売上データ、申請データ、値引データ(仕入データ)、実額データ、および/または、粗利照会データ等を記憶していてもよい。ここで、受注データは、得意先データ、商品データ、受注数量、販売単価、販売原価単価、販売単価に受注数量を乗じた販売金額、販売原価単価に受注数量を乗じた販売原価、および/または、販売金額から販売原価を差し引いた販売粗利額等を含んでいてもよい。例えば、受注データは、受注番号、行番号、得意先コード、商品コード、受注数、販売単価、販売原価単価、販売金額、販売原価および/または販売粗利額等を含んでいてもよい。また、予測額データは、仕入先(メーカ)へのリベート申請金額、予測原価および/または予測粗利額等を含んでいてもよい。また、売上データは、売上番号、行番号、受注番号、受注行番号、得意先コード、商品コード、商品名、売上数、売上単価、売上原価単価、売上金額、売上原価および/または売上粗利額等を含んでいてもよい。また、申請データは、値引申請番号、売上番号、行番号、商品コード、商品名、売上数、売上単価、売上金額および/またはリベート申請金額等を含んでいてもよい。また、値引データ(仕入データ)は、仕入番号、行番号、取引区分、商品コード、商品名、仕入数、仕入単価(値引単価)、仕入金額(値引額)、申請番号、売上番号および/または売上行番号等を含んでいてもよい。また、粗利照会データは、売上番号、行番号、得意先、商品コード、売上数、売上単価、売上原価単価、売上金額、売上原価、売上粗利額、予測値引額、予測原価、予測粗利額、実値引額、実原価、値引(額)差異および/または最終粗利額等を含んでいてもよい。
入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(タッチパネルを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、およびマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114またはプリンタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
制御部102は、粗利管理装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。制御部102は、機能概念的に、受注部102aと、予測額取得部102bと、売上部102cと、申請作成部102dと、値引取得部102eと、実額取得部102fと、表示制御部102gとを備えている。
受注部102aは、受注データを取得する。ここで、受注部102aは、得意先データ、商品データ、受注数量、販売単価および販売原価単価を含む受注データを取得してもよい。また、受注部102aは、受注データを取引データベース106bに登録してもよい。
予測額取得部102bは、受注データに対する予測額データを取得する。ここで、予測額取得部102bは、後値引単価マスタ106aに基づいて、受注データに対するリベート申請金額、予測原価および予測粗利額を含む予測額データを取得してもよい。また、予測額取得部102bは、後値引単価マスタ106aに基づいて、予測原価単価に受注数量を乗じた値を予測原価として取得し、販売金額から予測原価を差し引いた値を予測粗利額として取得し、予測粗利額から販売粗利額を差し引いた値をリベート申請金額として取得することで、予測額データを取得してもよい。また、予測額取得部102bは、後値引単価マスタ106aに基づいて、商品の仕入日が適用期間内である場合、受注データに対するリベート申請金額、予測原価および予測粗利額を含む予測額データを取得してもよい。また、予測額取得部102bは、予測額データを取引データベース106bに登録してもよい。
売上部102cは、売上データを取得する。ここで、売上部102cは、得意先データ、商品データ、売上数量および売上単価を含む売上データを取得してもよい。また、売上部102cは、売上データを取引データベース106bに登録してもよい。
申請作成部102dは、リベート申請金額、商品データおよび売上数量を含む申請データを作成し、当該申請データを仕入先に送信する。ここで、申請作成部102dは、申請データを取引データベース106bに登録してもよい。
値引取得部102eは、値引額(仕入金額)を含む値引データ(仕入データ)を取得する。ここで、値引取得部102eは、申請データに対応する、値引額を含む値引データを仕入先から取得してもよい。また、値引取得部102eは、値引データを取引データベース106bに登録してもよい。
実額取得部102fは、受注データに対する実額データを取得する。ここで、実額取得部102fは、値引データに基づいて、受注データに対する実原価および最終粗利額を含む実額データを取得してもよい。また、実額データを取引データベース106bに登録してもよい。
表示制御部102gは、データを表示させる。ここで、表示制御部102gは、受注データおよび予測額データを表示させてもよい。また、表示制御部102gは、受注データおよび予測額データと、売上データおよび実額データと、を比較可能に表示させてもよい。
[3.具体例]
本実施形態の具体例について、図2から図9を参照して説明する。
[粗利管理処理]
ここで、図2を参照して、本実施形態における粗利管理処理の一例について説明する。図2は、本実施形態における粗利管理装置100の処理の一例を示すフローチャートである。
図2に示すように、受注部102aは、ユーザにより入力装置112を介して入力された、得意先データ、商品データ、受注数量、販売単価および販売原価単価を含む受注データを取得し、受注データを取引データベース106bに登録する(ステップSA-1)。
そして、予測額取得部102bは、後値引単価マスタ106aに基づいて、予測原価単価に受注数量を乗じた値を予測原価として取得し、販売金額から予測原価を差し引いた値を予測粗利額として取得し、予測粗利額から販売粗利額を差し引いた値をリベート申請金額として取得することで、受注データに対するリベート申請金額、予測原価および予測粗利額を含む予測額データを取得し、予測額データを取引データベース106bに登録する(ステップSA-2)。
そして、表示制御部102gは、受注データおよび予測額データを出力装置114に表示させる(ステップSA-3)。
そして、売上部102cは、ユーザにより入力装置112を介して入力された、得意先データ、商品データ、売上数量および売上単価を含む売上データを取得し、売上データを取引データベース106bに登録する(ステップSA-4)。
そして、申請作成部102dは、予測額データおよび売上データに基づいて、リベート申請金額、商品データおよび売上数量を含む申請データを作成し、当該申請データを仕入先に送信する(ステップSA-5)。
そして、値引取得部102eは、申請データに対応する、値引額を含む値引データを仕入先から受信し、値引データを取引データベース106bに登録する(ステップSA-6)。
そして、実額取得部102fは、値引データに基づいて、受注データに対する実原価および最終粗利額を含む実額データを取得し、実額データを取引データベース106bに登録する(ステップSA-7)。
そして、表示制御部102gは、受注データおよび予測額データと、売上データおよび実額データと、を比較可能に出力装置114に表示させ(ステップSA-8)、処理を終了する。
ここで、図3から図9を参照して、本実施形態における粗利管理処理の具体例について説明する。図3は、本実施形態における粗利管理処理の一例を示す図である。図4は、本実施形態における後値引単価マスタ106aの一例を示す図である。図5は、本実施形態における受注データの一例を示す図である。図6は、本実施形態における売上データの一例を示す図である。図7は、本実施形態における申請データの一例を示す図である。図8は、本実施形態における仕入データの一例を示す図である。図9は、本実施形態における粗利照会データの一例を示す図である。
図3に示すように、本実施形態においては、ユーザの受注入力により、図4に示す受注番号、行番号、得意先コード、商品コード、受注数、販売単価、販売原価単価、販売金額、販売原価および販売粗利額を含む受注データが登録され、図5に示す得意先・メーカ・商品・仕入価格ごとに掛率および値引後単価を保持した後値引単価マスタ106aに基づいて、図4に示す受注データに対するリベート申請金額、予測原価および予測粗利額を含む予測額データが登録される(ステップSB-1)。このように、本実施形態においては、受注データが計上された際、マスタの設定により値引申請金額が取得され、予測原価が計算されてもよい。
そして、図3に示すように、本実施形態においては、ユーザの粗利照会により、受注計上時の予測値引・予測粗利を確認可能に、図4に示す受注データ・予測額データを表示させ、予測をもとに、赤字となる取引か、販売価格の設定が適正か等の確認を可能にさせる(ステップSB-2)。
そして、図3に示すように、本実施形態においては、商品が得意先に出荷された場合(ステップSB-3)、ユーザの売上入力により、図6に示す売上番号、行番号、受注番号、受注行番号、得意先コード、商品コード、商品名、売上数、売上単価、売上原価単価、売上金額、売上原価および売上粗利額を含む売上データが登録される(ステップSB-4)。このように、本実施形態においては、売上データが計上されてもよい。
そして、図3に示すように、本実施形態においては、値引申請処理として、予測額データおよび売上データに基づいて、図7に示す値引申請番号、売上番号、行番号、商品コード、商品名、売上数、売上単価、売上金額およびリベート申請金額を含む申請データが作成され、当該申請データが仕入先に送信される(ステップSB-5)。このように、本実施形態においては、値引申請対象の売上データの売上番号および売上行番号を基にして申請データが作成・送信されてもよい。
そして、図3に示すように、本実施形態においては、図8に示す仕入番号、行番号、取引区分、商品コード、商品名、仕入数、仕入単価(値引単価)、仕入金額(値引額)、申請番号、(仕入元)売上番号および(仕入元)売上行番号を含む仕入データが仕入先から受信・登録され、値引データに基づいて、受注データに対する実原価および最終粗利額を含む実額データが登録される(ステップSB-6)。このように、本実施形態においては、仕入データには、売上データとの紐づけを行うために、申請元の売上番号が保持されていてもよい。また、本実施形態においては、メーカが申請データを基に、値引データを仕入データとして送信してもよい。また、本実施形態においては、申請データに申請時の紐付け伝票番号が含まれるため、このデータを仕入データに保持してもよい。
そして、図3に示すように、本実施形態においては、ユーザの粗利照会により、図9に示す売上番号、行番号、得意先、商品コード、売上数、売上単価、売上原価単価、売上金額、売上原価、売上粗利額、予測値引額、予測原価、予測粗利額、実値引額、実原価、値引(額)差異および最終粗利額等を含む粗利照会データを表示させる(ステップSB-7)。このように、本実施形態においては、実値引額での粗利だけでなく、予想値引と実値引との予実対比でのチェックも可能としてもよい。また、本実施形態においては、予測値引額と実際の値引額とを確認させてもよい。また、本実施形態においては、売上番号と仕入データ内の元売上番号とを紐づけてもよい。
[4.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、粗利管理装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、粗利管理装置100が備える処理機能、特に制御部102にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて粗利管理装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、粗利管理装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、本実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部106に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、粗利管理装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、粗利管理装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
本発明は、リベートの申請に紐付きリベートが発生する業界において有用である。
100 粗利管理装置
102 制御部
102a 受注部
102b 予測額取得部
102c 売上部
102d 申請作成部
102e 値引取得部
102f 実額取得部
102g 表示制御部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 後値引単価マスタ
106b 取引データベース
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 サーバ
300 ネットワーク

Claims (10)

  1. 記憶部と制御部とを備えた粗利管理装置であって、
    前記記憶部は、
    得意先と、メーカ、商品もしくは仕入価格に応じた掛率、または、前記商品の値引後単価とを設定した後値引単価マスタを記憶する後値引単価記憶手段、
    を備え、
    前記制御部は、
    得意先データ、商品データ、受注数量、販売単価および販売原価単価を含む受注データを取得する受注手段と、
    前記後値引単価マスタに基づいて、前記受注データに対するリベート申請金額、予測原価および予測粗利額を含む予測額データを取得する予測額取得手段と、
    を備えたことを特徴とする粗利管理装置。
  2. 前記制御部は、
    前記受注データおよび前記予測額データを表示させる予測額表示制御手段、
    を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の粗利管理装置。
  3. 前記制御部は、
    値引額を含む値引データを取得する値引取得手段と、
    前記値引データに基づいて、前記受注データに対する実原価および最終粗利額を含む実額データを取得する実額取得手段と、
    を更に備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の粗利管理装置。
  4. 前記制御部は、
    前記得意先データ、前記商品データ、売上数量および売上単価を含む売上データを取得する売上手段と、
    前記受注データおよび前記予測額データと、前記売上データおよび前記実額データと、を比較可能に表示させる比較表示制御手段と、
    を更に備えたことを特徴とする請求項3に記載の粗利管理装置。
  5. 前記制御部は、
    前記リベート申請金額、前記商品データおよび前記売上数量を含む申請データを作成し、当該申請データを仕入先に送信する申請作成手段、
    を更に備え
    前記値引取得手段は、
    前記申請データに対応する、前記値引額を含む前記値引データを前記仕入先から取得することを特徴とする請求項4に記載の粗利管理装置。
  6. 前記後値引単価マスタは、
    更に、前記掛率を前記販売単価に乗じた値、前記掛率を前記販売原価単価に乗じた値、または、前記商品の値引後単価のいずれを予測原価単価に採用するかを設定する値引計算区分が設定されたことを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載の粗利管理装置。
  7. 前記受注データは、
    更に、前記販売単価に前記受注数量を乗じた販売金額、前記販売原価単価に前記受注数量を乗じた販売原価、および、前記販売金額から前記販売原価を差し引いた販売粗利額を含み、
    前記予測額取得手段は、
    前記後値引単価マスタに基づいて、前記予測原価単価に前記受注数量を乗じた値を前記予測原価として取得し、前記販売金額から前記予測原価を差し引いた値を前記予測粗利額として取得し、前記予測粗利額から前記販売粗利額を差し引いた値を前記リベート申請金額として取得することで、前記予測額データを取得することを特徴とする請求項6に記載の粗利管理装置。
  8. 前記後値引単価マスタは、
    更に、適用期間が設定され、
    前記予測額取得手段は、
    前記後値引単価マスタに基づいて、前記商品の仕入日が前記適用期間内である場合、前記受注データに対する前記リベート申請金額、前記予測原価および前記予測粗利額を含む前記予測額データを取得することを特徴とする請求項1に記載の粗利管理装置。
  9. 記憶部と制御部とを備えた粗利管理装置に実行させるための粗利管理方法であって、
    前記記憶部は、
    得意先と、メーカ、商品もしくは仕入価格に応じた掛率、または、前記商品の値引後単価とを設定した後値引単価マスタを記憶する後値引単価記憶手段、
    を備え、
    前記制御部で実行させる、
    得意先データ、商品データ、受注数量、販売単価および販売原価単価を含む受注データを取得する受注ステップと、
    前記後値引単価マスタに基づいて、前記受注データに対するリベート申請金額、予測原価および予測粗利額を含む予測額データを取得する予測額取得ステップと、
    を含むことを特徴とする粗利管理方法。
  10. 記憶部と制御部とを備えた粗利管理装置に実行させるための粗利管理プログラムであって、
    前記記憶部は、
    得意先と、メーカ、商品もしくは仕入価格に応じた掛率、または、前記商品の値引後単価とを設定した後値引単価マスタを記憶する後値引単価記憶手段、
    を備え、
    前記制御部において、
    得意先データ、商品データ、受注数量、販売単価および販売原価単価を含む受注データを取得する受注ステップと、
    前記後値引単価マスタに基づいて、前記受注データに対するリベート申請金額、予測原価および予測粗利額を含む予測額データを取得する予測額取得ステップと、
    を実行させるための粗利管理プログラム。
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