JP7373425B2 - ボール収容具 - Google Patents

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Description

本発明はボール収容具に関する。また、本発明はボール収容具用の面状部材に関する。
ゴルフなどの球技ではプレー中に塗れたり汚れたりしたボールを速やかに拭きたい場合がある。また紛失したボールの替えのボールを速やかに取り出せるように保管・収容しておく場合がある。このようなボールの収容や保管のためや、拭くために用いられる各種の用具が提案され市販されている。
特許文献1は、水を含浸させた汚れ拭き取り体でゴルフボールに付着した汚れを拭き取るゴルフボール拭き具であって、上向きの大きい開口を有する皿状本体部と、前記上向きの大きい開口を開閉する蓋体とを備え、水を含浸させた汚れ拭き取り体が前記上向きの大きい開口に臨んで皿状本体部の底部に載置して装填されてなることを特徴とするゴルフボール拭き具を開示している。
特許文献2は、片手に収まる大きさの袋体で形成されると共に該袋体の内面がゴルフボールの汚れを拭き取るための拭き取り面になり、該袋体内に収容されたゴルフボールの汚れを、該袋体を片手で握るようにして拭き取ることのできるゴルフボールの汚れ拭き取り具であって、前記袋体は底部と該底部から斜め上方へ向けて拡開する側部とから構成されて内部がボール収容部となると共に該袋体の上端が開口して該開口から該ボール収容部内へボールを出し入れでき、且つ、該ボール収容部を扁平にした状態において該袋体の底部の横幅がゴルフボールの直径と略同一に形成されることで、前記ボール収容部内に収容されたゴルフボールが該袋体の底部に接触可能であることを特徴とするゴルフボールの汚れ拭き取り具を開示している。
特許文献3は、可撓性材料からなる有底筒状のボール収納部と、該ボール収納部の上端開口部を開閉可能に閉塞してなる蓋部と、ボール収納部の上端開口部の周縁若しくはその近傍に配設した吊持部を備えてなり、ボール収納部は複数のゴルフボールを上下に一列状に収納可能に構成したことを特徴とするゴルフボール携帯用具を開示している。
実用新案登録第3174013号公報 特開2010-207434号公報 特開2005-103119号公報
特許文献1のゴルフボール拭き具は、あらかじめ拭き取り体に水を含侵させておく手間がかかり、朝露や雨などで塗れたボールを拭きたいときには適していない。また、予備のボールの収容にも適していない。特許文献2のゴルフボールの汚れ拭き取り具はボールを拭きやすいとしても、予備のボールの収容などはできない。
特許文献3のゴルフボール携帯用具は、ゴルフボールを収容することができるが、収容部の形が所定のものとなっていることから、ボールを拭くことには適してない。
ボール収容具や、ボール拭き取り用のタオルなどは、特にセルフプレーでの需要が多い。予備のボールの収容に適しており、かつ、ボールを拭きやすいものとすることができれば、ゴルフ中に所持する道具点数を減らすこともでき、快適に速やかなプレーを行いやすい。かかる状況下、本発明は、ボールを拭きとりやすい状態で収容でき、ボール等の水や汚れの拭き取りも行いやすいボール収容具を提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、下記の発明が上記目的に合致することを見出し、本発明に至った。すなわち、本発明は、以下の発明に係るものである。
<1> 第一の開口部および第二の開口部を有する布生地の面状部材と、前記第一の開口部および前記第二の開口部を通す紐とを有し、前記第一の開口部と前記第二の開口部との間を通る紐が配置される第一の面側にボールを包み、前記第一の面側の反対の面であり前記ボールを包んだとき外側になる面の周囲を第二の面として、前記第二の開口部から通り抜けている前記紐を、前記ボールを収容させるように前記第二の面を周回させて、前記第二の開口部と隣接させた位置で固定することで、前記第一の開口部から通り抜けている前記紐を吊り下げることができる、前記ボールを収容するためのボール収容具。
<2> 前記第一の開口部と前記第二の開口部との距離が、1.0cm~4.0cmであり、 前記ボールが、ゴルフボールである前記のボール収容具。
<3> 前記布生地が、タオル生地であり、前記紐が、ゴム紐の編紐であり、長さが15cm以上であり、前記第二の開口部側の端部にストッパー部を有する、前記のボール収容具。
<4> 前記第一の開口部および/または前記第二の開口部の周囲を、刺繍により囲む補強部を有する前記のボール収容具。
<5> 前記第一の開口部と前記第二の開口部との延長上であり、前記第一の開口部よりも前記面状部材の端部側に模様部を有する前記のボール収容具。
<6> 紐を通すための、面内の内側の範囲に設けられた第一の開口部および第二の開口部を有する布生地を有し、前記第一の開口部および/または前記第二の開口部の周囲を、刺繍により囲む補強部を有するボール収容具用の面状部材。
本発明のボール収容具によれば、面状部材が布生地でボール収容具の形状を変更しやすく、裾状に広がった部分等でもボールを拭けるためボールを拭きやすい。また、布生地は乾燥状態でも湿潤状態でも用いることができ、使い分けもしやすい。また、ボールを収容でき、収容しているボールを取り出しやすい。
本発明のボール収容具の全体像を示す像である。 本発明のボール収容具に用いる面状部材、紐部材の概要を示す図である。 本発明の面状部材に設けられる構造を説明するための図である。 本発明の面状部材に設けられる構造を説明するための図である。 本発明のボール収容具に用いる面状部材、紐部材の概要を示す像である。 本発明のボール収容具にボールを収容する工程を説明するための像である。 本発明のボール収容具にボールを収容する工程を説明するための像である。 本発明のボール収容具にボールを収容する工程を説明するための像である。 本発明のボール収容具の応用例を説明するための像である。 本発明のボール収容具に用いる面状部材の変形例の全体構造を示す像である。 本発明のボール収容具によりボールを収容した状態の例を示す像である。 ボール収納具の例を示す図である。 ボール収納具の例を示す図である。 ボール収納具の例を示す図である。
以下に本発明の実施の形態を詳細に説明するが、以下に記載する構成要件の説明は、本発明の実施態様の一例(代表例)であり、本発明はその要旨を変更しない限り、以下の内容に限定されない。なお、本明細書において「~」という表現を用いる場合、その前後の数値を含む表現として用いる。
[本発明のボール収容具]
本発明のボール収容具は、第一の開口部および第二の開口部を有する布生地の面状部材と、前記第一の開口部および前記第二の開口部を通す紐とを有し、前記第一の開口部と前記第二の開口部との間を通る紐が配置される第一の面側(タオル生地の裏側)にボールを包み、前記第一の面側の反対の面であり前記ボールを包んだとき外側になる面を第二の面(タオル生地の表側)として、前記第二の開口部から通り抜けている前記紐を、前記ボールを収容させるように前記第二の面の周囲を周回させて、前記第二の開口部と隣接させた位置で固定することで、前記第一の開口部から通り抜けている前記紐を吊り下げることができる、前記ボールを収容するためのものである。
本発明のボール収容具によれば、面状部材が布生地でボール収容具の形状を変更しやすく、裾状に広がった部分でボールを拭くこともできるためボールを拭きやすい。また、布生地は乾燥状態でも湿潤状態でも用いることができ、使い分けもしやすい。また、ボールを収容でき、収容しているボールを取り出しやすい。
[本発明のボール収容具用の面状部材]
また、本発明のボール収容具用の面状部材は、紐を通すための、面内の内側の範囲に設けられた第一の開口部および第二の開口部を有する布生地を有し、前記第一の開口部および/または前記第二の開口部の周囲を、刺繍により囲む補強部を有する。
本発明のボール収容具用の面状部材は、本発明のボール収容具に用いることができる。また、これらにおいて互いに対応する構成は相互に利用することができる。
[ボール収容具の第一の実施形態]
図1~8は本発明のボール収容具の第一の実施形態を説明するための図である。図1、5~9は、ボール収容具の製造例に係る像である。図2~4は、ボール収容具の構造を図で説明するためのものである。
[ボール収容具10]
図1に示すように、ボール収容具10は、面状部材3と、紐51(図2、5参照)を用いる紐部材5を有する。ボール収容具10は、ボール6(図7(a))を収容している。ボール収容具10は、ボールを収容した状態でてるてる坊主のような形状となっている。また、面状部材3による裾部分で、他のボールや器具等を拭くこともできる。
図2は、展開した状態の面状部材3と、紐部材5を説明する図である。また、図5は、ボール収容具10の製造例にかかる面状部材3、紐部材5を示す像である。図2(a)および図5(a)は、第一の面となるいわゆるタオル生地の裏面側からみた面状部材である。図2(b)および図5(b)は、第二の面となるいわゆるタオル生地の表面側からみた面状部材3である。図2(c)および図5(c)は紐部材5である。
図3は、図2(a)の配置の第一の開口部11、第二の開口部21周辺を拡大して説明する図である。面状部材3に設けられている第一の開口部11の周囲は補強部12で囲まれている。第二の開口部21の周囲は補強部22で囲まれている。第一の開口部11の右上側に模様部41、42が設けられている。図4は、面状部材3において第一の開口部11や第二の開口部21を設ける場所をより詳しく説明するための図である。第一の開口部11と補強部12、第二の開口部21と補強部22はそれぞれ対応するものとなっており、補強部12の内側に第一の開口部11があり、補強部22の内側に第二の開口部21が設けられている。
図6~8は、面状部材3と紐部材5を用いるボール収容具10によりボール6を収容する一連の工程を説明するための図である。図6(a)、図6(b)は面状部材3の第一の開口部11、第二の開口部21に紐部材5を通した状態を示す図である。図6(a)は面状部材3の第一の面(裏面)から見た図である。図6(b)は面状部材3の第二の面(表面)から見た図である。図6(a)では、第一の開口部11および第二の開口部21間に配置された紐部材5をみることができる。図6(b)において、第二の開口部21の右下側から紐部材5を第二の開口部21に通し、第一の面側(図6(a)参照)を通して第一の開口部11に紐部材5を通す。
図7(a)は、第一の開口部11と第二の開口部21との間を通る紐が配置される第一の面側(タオル生地の裏側)にボール6を包むために配置した状態である。第一の開口部11と第二の開口部21間に隣接させるようにボール6を配置する。
図7(b)、(c)に示すように、ボール6を、面状部材3の第一の面側に包み込むように面状部材を折りたたむ。図8(a)に示すように、ボール6(図7(a)参照)を包んだ状態で、外側となっている第二の面(表面)を、第二の開口部21から通り抜けている紐部材5を、ボール6を収容させるように第二の面の周囲を周回させる。
そして、第二の開口部21と隣接する位置で紐部材5と第二の開口部21との隙間に、紐部材5を通して紐部材5の端部を係止して固定する。固定部54は、この紐部材5を固定する構造の部分である。これによりボール収容具10にボール6を収容して保持する。このボール収容具10にボールを収容した状態で、第一の開口部11から通り抜けている紐部材5を吊り下げることもできる。
[第一の開口部11、第二の開口部21、補強部12、22]
面状部材3には、第一の開口部11および第二の開口部21が設けられている。第一の開口部11および第二の開口部21は、布生地である面状部材3に設けた切込みなどである。これらの開口部に、紐5を通して、前述のようにボール収容具10としてボールを収容する。
[補強部12、22]
第一の開口部11の周囲は補強部12により補強し、第二の開口部21の周囲は補強部22により補強することが好ましい。第一の開口部11や第二の開口部21を設けると布生地である面状部材3は解けて繊維が脱落し、開口部が過剰に大きくなったり破れやすくなるおそれがある。この解れを抑えるために、第一の開口部11と第二の開口部21の周囲に、それぞれ補強部12や補強部22を設けることでこれらの解れなどの影響を抑えることができる。また、使用に伴い第一の開口部11と第二の開口部21は拡がり、実質的に補強部12、22の内周が第一の開口部11、第二の開口部21となる場合もある。
補強部12、22は、第一の開口部11、第二の開口部21から、過剰に繊維が解けたり、破れたりすることを抑制することができる構造であれば任意のものを採用することができる。例えば、第一の開口部11を設ける場所を決め、その周囲に刺繍により補強部12を設けて、その後、補強部12内に、第一の開口部11を設けることができる。第二の開口部21に対する補強部22もこれに準じるものすることができる。開口部を設ける前に刺繍をしておくことで、刺繍する対象となる場を確保でき、その後切込みを設ければ刺繍をより安定しやすい状態として形成できる。
第一の開口部11、第二の開口部21は、紐5を通すことができる大きさであればよい。例えば、第一の開口部11、第二の開口部21は幅0.3~2.5cm程度とすることができる。なおこれらの幅はそれぞれの開口部の最も長い向きでの長さである。図5に示す第一の面状部材3では、第一の開口部11の幅は約1.5cmであり、第二の開口部21の幅は約1.6cmである。
第一の開口部11は、面状部材3の内側に設けられる。第一の開口部11は、面状部材3の外延の辺からボールの直径よりも内側に設けられる。第一の開口部11の位置を、図2(a)を例に説明する。図2(a)に示すように展開した面状部材3の第一の面側からみたとき、第一の開口部11の各辺に最も近い端部は、面状部材3の左辺から距離L1の位置にあり、面状部材3の右辺から距離L2の位置にあり、面状部材3の下辺から距離L3の位置にあり、面状部材3の上辺から距離L4の位置にある。
この距離L1~L4はいずれもボール6(図7(a))の直径よりも長く、好ましくはボール6の直径の1.5倍以上とすることが好ましい。過剰に長いとボールを収容した状態のとき、裾が長くなりすぎて取り扱いにくい場合があるため5倍以下や4倍以下、3倍以下のような上限を設けてもよい。少なくとも、第一の開口部11がこのような位置にあれば、ボール収容具10としたとき、ボール6を十分に収容することができる。
第二の開口部21は、面状部材3の内側に設けられる。第二の開口部21は、第一の開口部11の位置よりも、より面状部材3の最も近い辺との距離が短いものでもよい。第一の開口部11と第二の開口部21とは比較的近い位置に設けることができるため、前述の第一の開口部11の位置に準じるような各辺からの距離の位置としてもよい。
図4は第一の面から見た面状部材3である。図4に示すように、面状部材3の左辺からの距離La、右辺からの距離Lb、下辺からの距離Lc、上辺からの距離Ldで囲まれる範囲に、第一の開口部11、第二の開口部21、模様部41、42を設けるものとしてもよい。La~Ldはいずれもボール6の直径以上の距離が好ましい。ゴルフボールを収容する場合、距離Ka~Ldは、いずれも43mm以上が好ましく、さらに50mm以上や60mm以上としてもよい。
第一の開口部11と第二の開口部21とは、互いに離隔しているものであればよい。この第一の開口部11と第二の開口部21との距離は、1.0cm~4.0cm程度とすることができる。この距離は第一の開口部11と第二の開口部21との最も近い部分間の距離である。図5等に示す面状部材3においては、約1.7cmである。
第一の開口部11の長さ方向の向きと、第二の開口部21の長さ方向の向きとは任意の向きとすることができる。第一の開口部11の長さ方向の向きと第二の開口部21の長さ方向の向きとは、第一の開口部11の向きに対して第二の開口部21を斜め方向とすることが好ましい。図8(a)に示すように、第二の開口部21を第一の開口部11の向きと斜め方向とすることで、第二の開口部21を通った紐部材5が、ボール6を収容して周囲を包み込むとき、補強部22を支点として紐部材5の向きをボールを包む方向に誘導しやすい向きとなる。
補強部11、21は、第一の開口部11、第二の開口部21の周囲を囲む任意の形状とすることができる。この囲む形状は、弧や直線などを適宜組み合わせた任意の形状とすることができ、面状部材3、ボール収容具10としての模様などに応じたものとすることができる。補強部11,21は面状部材3を展開した状態のときの模様にもなる。より具体的には、多角形状や、円状、楕円状、月状、葉状、涙状などとすることができる。
[面状部材3]
面状部材3は、布生地を用いたものである。この面状部材3によりボール6を拭く。面状部材3の大きさは、収容するボールの大きさや、ボール収容具10としたときの裾の長さなどに応じて、適宜調整してよい。例えば、ハンカチタオル程度の大きさに準じるものとすることができる。例えば、1辺の長さが12cm以上や15cm以上、18cm以上のようにすることができる。上限は、例えば30cm以下や28cm以下などとすることができる。また、方形に限らず、多角形や円状、これらを組み合わせたものなど任意の形状とすることができる。
面状部材3の布生地は、タオル生地などを用いることができる。吸水性と保水性に優れたタオルを使用することで、朝露や雨の日などグリーンが濡れている時は乾いた状態で使うことができ、晴天時になどは水に濡らして軽く絞れば水が滴ることもなく、きれいにボールを拭くことができる。また、ボール収容具10は面状部材3と紐部材5とを非使用時には分離することができ、汚れやすい面状部材3を取り外して洗濯等もしやすい。
図5の面状部材3は、タオル生地のものであり、1辺約25cm角の四角形である。
[模様部41、42]
面状部材3には、任意の模様を設けてもよい。模様は、面状部材の染色や印刷により設けたものでもよいし、刺繍により設けてもよい。面状部材3では、弧を2つ並べたものとなっており、展開した面状部材3においては補強部12を口としたときの目に相当する部分に刺繍により模様部41、42を設けたものとなっている。また、模様部41、42は、てるてる坊主形状のボール収容具10としたとき、目の模様になるものとなっている。面状部材3で穏やかな表情のようなデザインとなり、ボール収容具10としたとき笑顔のようなデザインとなっている。
また、この模様部41、42は、第一の開口部11と第二の開口部21との延長上であり、第一の開口部11よりも面状部材3の端部側に、位置決め用模様部として設けることができる。模様部41、42をこの位置に少なくとも1つ設けることで、ボールを収容するときのボールの位置決めの目印とすることができる。模様部41、模様部42、第一の開口部11に重なるようあててボールを置いて包み折りたたむことで、効率よく安定してボールを収容したあとの形状が端整なものとすることができる。
[紐部材5]
ボール収容具10は、紐部材5を有する。紐部材5は、紐51と、紐51の一方の端部に設けられたストッパー部52と、紐51の他の端部に設けられたリング53とを有している。本発明のボール収容具は紐51のみからなるものを用いるものとすることもできる。一方、単なる紐の場合、ボール収容時に紐51が、第一の開口部11や第二の開口部21を通りぬけて収容しにくい場合もある。このため、紐51に第一の開口部11および第二の開口部21よりも大きい、通り抜けを防止するためのストッパー部52を取り付けたものとすることが好ましい。また、紐51のままでは、ボール収容具10をバッグやベルトなどに取り付けにくい場合があるため、リング53を設けたものとすることが好ましい。
紐部材5の紐51は、ゴム紐の編紐であることが好ましい。ゴム紐を用いることで、必要に応じて紐を伸ばして伸縮させて収容することができ、取り扱い性や、収容時の安定性に優れている。また、ゴム紐のため、収容されているボール6を取り出すときも、面状部材3を囲んでリング状となっている紐部材5側の方向にボール6を押し出すことで容易に取り出すことができる。また、編紐を用いることで、編紐間の隙間にティーやペンなどを差し込んで保持することもできる。
紐51の長さは、ボールを収容して吊り下げることができるものであればよいが、例えば15cm以上や20cm以上とすることができる。また紐5の太さは、任意のものとすることができる。紐51が太すぎると、その分、第一の開口部11や第二の開口部21の開口を大きくする必要があり面状部材3への負担が大きくなる恐れがあり、細すぎると切れやすかったり取り扱いしにくい恐れがある。よって、太さは、0.1mm~1.5mmや、0.3~1.2mm程度とすることができる。図5(c)に示す紐部材5の紐51は、長さ約20cm、太さ約1.0cmである。
[ボール6]
ボール6は、任意のものを対象とすることができ、そのボールに応じた大きさで面状部材3や紐51(紐部材5)を用いる。ボール6は、典型的には、ゴルフボールを対象とすることができる。ゴルフは、ボールのふき取りや予備ボールの所持等、スポーツの特性から本発明のボール収容具の対象として適している。ゴルフボールの大きさは約43mmである。
ボール収容具10は、使用時には、紐部材5のゴムひもの編紐である紐51に、ティー71を差し込んで保持している状態である。また、紐部材5のリング53に係止部72を取り付けている。特に、ゴルフの場合、ティーは使用頻度が高く、紛失しやすく、ポケットに入れると探す面倒や汚れが気になるため予備のボールなどとまとめて収容しておくことができ利便性が優れている。また、係止部72をベルトやバッグなど任意のものにより取り付けやすくなる。
ボール収容具10に用いる面状部材3は、面状部材3の色や、補強部11、21などを適宜組み合わせた様々なデザインにすることができる。また、第一の開口部11と第二の開口部21の二つの開口部の組み合わせによるものを例に説明したが、ボール収容具10とするときの包みやすさや、表情などのデザインを考慮して、開口部および補強部を複数設けたものとすることもできる。
このように、ボール収容具10は、ゴルフボールを包んだ状態で、てるてる坊主状となり、なおかつ、てるてる坊主状の頂部に第一の開口部11がある状態として、その第一の開口部11から紐部材5を引き出すことで、てるてる坊主を真っすぐに下げるものとすることができる。この形状で、ベルトなどに吊り下げたり、バッグに取り付けることができ、見た目も可愛らしく、使いやすいものとすることができる。
図10は、本発明のボール収容具に用いる面状部材の例の全体構造を示す図である。図10の(a)~(e)に示すいずれの例も約25cm角のハンカチタオル状の面状部材を用いたものである。中央付近に、半月状の刺繍による補強部で囲んだ第一の開口部を有している。また、各図の第一の開口部よりも右下側に刺繍による補強部で囲んだ第二の開口部を有している。
図10(a)は第二の開口部の周囲の刺繍による補強部が楕円状であり、第一の開口部より左上側に、右下向きに凸状の弧を二つ並べた模様部を有している。また第一の開口部の右下側に「GOLF」の文字の模様も設けている。これらにより表情のような形状となっている。同様に図10(b)は、第二の開口部を二つ設けいずれも楕円状の刺繍による補強部で囲まれ、不等号である「>」と「<」が模様部として設けられ、「GOLF」の模様も設けている。また、図10(c)は、第二の開口部を長方形状の刺繍による補強部で囲み、模様部に「〇」と右下向きに凸状の弧を設け、「GOLF」の模様も設けている。図10(d)は図10(b)から、図10(e)は図10(c)から「GOLF」の模様を省略したものである。
図11は、図10に示す面状部材を用いて、ゴルフボールを収容した状態を示す図である。図11(a)は図10(a)の面状部材を用い、図11(b)は図10(b)の面状部材を用い、図11(c)は図10(c)の面状部材を用いている。いずれのボール収容具も、第一の開口部から延びた紐状部材を吊り下げることができ、ボールを収容した状態でてるてる坊主状とすることができる。
これらの面状部材は、これ自体をボール収納具とすることができる。図12~図14は物品としてのボール収納具の形状例を示す図である。実線及び薄墨色で表した部分が、ボール収納具の意匠を特定するための主要な部分である。また、一点鎖線は、その主要な部分とその他の部分との境界を示す線である。図12~図14において、いずれの図も(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は平面図、(d)底面図、(e)は左側面図、(f)は右側面図、(g)は各部の名称を示す参考図である。なお、正面図は、図2等に示す面状部材3における第二の面である。
図12~14に示す本物品は、ゴルフボール磨きに適した布生地からなるゴルフボール収納具である。より詳しくは、図12(g)や図13(g)、図14(g)の「各部の名称を示す参考図」に表したように、布生地内に2つの開口部と模様部を有したものであって、以下(1)~(3)の手順によって、てるてる坊主状にゴルフボールを収納可能としたものである。(1)開口部を挿通可能なサイズの紐を、おもて面(正面側)から第二開口部に挿し込んで通し、さらに第一開口部から正面側に通す。(2)裏面(背面側)に備えたゴルフボールを布生地で包み込む。(3)第二開口部から正面側に通した紐を、ゴルフボールを固定しつつ布生地の周囲を周回させ、第二開口部付近で係止する。これにより、「収納状態を示す参考図」に表したように、模様部を目としたてるてる坊主状にゴルフボールを収納できるとともに、第一開口部から正面側に出ている紐を使用して容易に携帯できる。
本発明は、ゴルフボールなどの収容や携帯、拭き取りなどに用いるボール収容具として利用することができ、産業上有用である。
10 ボール収容具
11 第一の開口部
21 第二の開口部
12、21 補強部
3 面状部材
41、42 模様部
5 紐部材
51 紐
52 ストッパー部
53 リング
54 固定部
6 ボール
71 ティー
72 係止部

Claims (5)

  1. 第一の開口部および第二の開口部を有する布生地の面状部材と、
    前記第一の開口部および前記第二の開口部を通す紐とを有し、
    前記第一の開口部と前記第二の開口部との間を通る紐が配置される第一の面側にボールを包み、前記第一の面側の反対の面であり前記ボールを包んだとき外側になる面を第二の面として、前記第二の開口部から通り抜けている前記紐を、前記ボールを収容させるように前記第二の面の周囲を周回させて、前記第二の開口部と隣接させた位置で固定することで、前記第一の開口部から通り抜けている前記紐を吊り下げることができる、前記ボールを収容するためのボール収容具。
  2. 前記第一の開口部と前記第二の開口部との距離が、1.0cm~4.0cmであり、
    前記ボールが、ゴルフボールである請求項1記載のボール収容具。
  3. 前記布生地が、タオル生地であり、
    前記紐が、ゴム紐の編紐であり、長さが10cm以上であり、前記第二の開口部側の端部にストッパー部を有する、請求項1または2記載のボール収容具。
  4. 前記第一の開口部および/または前記第二の開口部の周囲を、刺繍により囲む補強部を有する請求項1~3のいずれかに記載のボール収容具。
  5. 前記第一の開口部と前記第二の開口部との延長上であり、前記第一の開口部よりも前記面状部材の端部側に模様部を有する請求項1~4のいずれかに記載のボール収容具。
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