JP7372510B2 - 支持装置 - Google Patents
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Description
室内に紅白幕等を備えつける場合には、天井や壁に紐及び縄等を取り付けて、当該紐及び縄等を紅白幕に備えられたリング状部材に通すことで吊り下げるのが一般的である。
また、本発明のさらなる課題は、横棒の露出を抑え、美観に優れるシート部材支持装置を提供することにある。
シート部材支持装置であって、
支柱部と、
前記支柱部の上部に取り付けられる上部係合部材、及び/又は支柱部の下部係合部材に取り付けられる下部係合部材と、
シート部材と、
前記シート部材に装着される係合体と、を備え、
前記上部係合部材及び/又は下部係合部材が、前記上部係合部材及び/又は下部係合部材の長さ方向に沿って形成された、前記係合体を係合するための上部係合溝及び/又は下部係合溝を有する。
このように、シート部材に装着される係合体を係合するための係合溝を有する係合部材を備える本発明のシート部材支持装置は、従来の装置と比して、リング状部材に横棒や紐等を挿脱する必要がなく、組立て、及び解体が容易である。
本発明の好ましい形態では、前記下部係合部材が、高さ方向に位置を調節可能な位置調節機構を備える。
このような長さ調節機構、及び位置調節機構を備えることで、シート部材の大きさに左右されずに、シート部材を取り付けることができる。
2つの前記上部係合部材を備え、前記上部係合部材が前記支柱部を挟んで対面するよう取り付けられてなる。
このような形態とすることで、シート部材支持装置の両面にシート部材を取り付けることが可能となり、その空間におけるプライバシー保護感を高めることができる。
前記支柱部を2つ以上備え、それぞれの支柱部が、上部係合部材を介して連結してなる。
支柱部が、上部係合部材を介して連結してなる形態とすることにより、大きなシート部材を取り付けることができる。これにより、シート部材を分割して取り付ける手間がなくなり、また分割して取り付けることによる美観の低下を抑制することができる。
本発明の好ましい形態に係る支持装置は、意匠性に優れる。
また、以下説明する上部係合部材と支柱部、下部係合部材と支柱部との連結手段としては、特に明記しない限り、一般的な連結手段が採用され得る。例えば、各部材を直接溶接する手段、インロー構造等の挿設可能な構造体を備える手段、継手等の架橋部材を介して連結する手段、及び支柱部に引掛部を備え、当該引掛部に上部係合部材及び下部係合部材を暖簾掛けする手段等が挙げられる。
以後方向を示す場合には、正面から見た支持装置10の横幅に沿った方向を幅方向、縦幅に沿った方向を高さ方向、奥行に沿った方向を厚さ方向として、説明する。
上部係合部材30及び下部係合部材40は、それぞれ支柱部20を挟んで対面するよう2本ずつ配設されている。
上部係合部材30は、上部係合溝31の開放口30cが高さ方向の上側を向くよう配設される。
開放口30cは、両側壁部30a、30aの上部から向き合う方向に突出する2つの突状部30d、30dによって、開放口30cの間隔dが狭くなるように設定されている。
開放口40cは、両側壁部40a、40aから向き合う方向に突出する突状部40d、40dによって、開放口40cの間隔dが狭くなるように設定されている。
2つの係合体51aは、シート部材50の高さ方向に位置する2つの周縁部に、それぞれ幅方向に沿って取り付けられ、上部係合溝31、及び下部係合溝41に係合される。
支柱部20を挟んで対面するもう一方の下部係合部材40は、他方の下部係合部材40と開放口40cが向く方向が逆向きとなるように配設されている。
この実施形態においては、シート部材50は袋状に加工される。
本実施形態において、位置調節機構42はクランプであって、支柱部に取り付ける位置を調整することで、高さ方向における下部係合部材の位置を調整する。
本実施形態においては、シート部材50を取り付ける。
図3に示す通り、本実施形態の装置は、幅方向に長いシート部材50を1枚で取り付けることができる。
また、シート部材50の取り外しも簡便であるため、シート部材50のデザイン変更を容易に行うことができる。
係合体51が、剛性材料からなる場合には、係合体51を上部係合溝31、及び下部係合溝41の幅方向からそれぞれ差し込むことで、取り付けることができる。
本発明の好ましい形態では、上部係合部材は、開放口が高さ方向の上側を向くように配設される。
開放口が奥行方向、又は高さ方向のうち、下側を向くよう配設される場合であっても、係合体を係合することは可能であるが、開放口を高さ方向の上側を向くよう配設することで、上部係合部材がシート部材で隠れるように、係合体を係合することができる。
なお、上部係合部材の形状に応じて、複数の開放口を備えていてもよく、少なくともそのうちの一つが、高さ方向の上側を向くよう配設されればよい。
1つのシート部材に対して複数の係合体を備える形態では、複数の係合体をそれぞれ係合溝に係合させる必要がある。一方で、1つのシート部材に対して1つの係合体を備える形態にあっては、当該1つの係合体を係合溝に係合させるのみで、シート部材を取り付けることが可能となり、組立てが容易である。
このような形態とすることで、支持装置の両面にシート部材を取り付けることが可能となり、当該支持装置により構成される空間のプライベート感がより向上する。
下部係合部材を備えることで、シート部材を真っ直ぐ綺麗に張ることができる。また、シート部材がめくれることを防止することができる。
下部係合部材について、上部係合部材と共通する事項については説明を省略しつつ、以下詳述する。
このような形態とすることで、シート部材を真っ直ぐ綺麗に張ることができる。
実施例にて例示した以外の位置調節機構として、例えばスライド機構を備える形態であってもよい。
位置調節機構として、支柱部に対する下部係合部材の取り付け位置を調節可能な機構が好ましい。例えば、支柱部に、蝶ネジ等の脱着可能な固定手段と、挿入孔等の下部係合部材との連結手段を備える部材を、位置調節機構として用いることができる。
この場合には、上部係合溝に挿入するための係合体と、下部係合溝に挿入するための係合体とをそれぞれ備える形態とすることができる。
例えば、シート部材にS字フック等の引掛部材を取り付けて、支柱部の上部に当該引掛部材を引掛るための引掛部を備える形態とすることができる。
また、シート部材を袋状加工し、支柱部の上部に袋状加工されたシート部材を暖簾掛けするための暖簾掛け部を備える形態であってもよい。
上部係合部材及び下部係合部材を両方含むことで、より容易に組立が可能なシート部材の支持装置となる。
例えば、長さ調節機構は、内柱が支柱部にネジ巻き式で内蔵されており、内柱を回転させることで高さを調節する機構であってもよく、支柱部を所定の長さのパーツに分割可能な分割機構であってもよい。
また、自立部に長さ調節機構を備える形態であってもよい。
このような形態とすることで、幅方向に長い一枚のシート部材を、分割することなく容易に支持装置に取り付けることが可能となる。
また、シート部材を分割することなく取り付けることで、支持装置の意匠性が向上する。さらに支持装置を間仕切りとして使用すると、支持装置により形態された空間のプライベート感が向上する。
複数の上部係合部材を備える形態とすることで、上部係合部材1個当たりの長さや重量を小さくすることができ、輸送が容易となる。また、組立ても簡便となる。
連続的に配設するための各上部係合部材の接続手段としては、各上部係合部材に形成された各係合溝が、連続的に形成されるよう接続される態様であれば特に限定されない。例えば、一方の上部係合部材の先端部と、他方の上部係合部材の先端部とがインロー構造で接続する機構、互いに係合する雄部、及び雌部を備え、雄部を雌部に挿入することで接続する機構、並びに継手、フランジ及びカップリング等の接続部材を介して接続する機構等が挙げられる。
複数の下部係合部材を備える形態の説明については、複数の上部係合部材を備える形態についての説明を援用できる。
20 支柱部
21 長さ調節機構
22 自立部
30 上部係合部材
31 上部係合溝
40 下部係合部材
41 下部係合溝
42 位置調節機構
50 シート部材
51 係合体
Claims (5)
- シート部材支持装置であって、
支柱部と、
前記支柱部の上部に取り付けられる上部係合部材と、
シート部材と、
前記シート部材に装着される係合体と、を備え、
前記上部係合部材が、前記上部係合部材の長さ方向に沿って形成された、前記係合体を係合するための上部係合溝を有し、
前記シート部材に装着された前記係合体を前記上部係合溝に係合して、前記シート部材支持装置にシート部材を取り付けたとき、前記支柱部が前記シート部材によって覆われるように構成されており、
前記上部係合部材は、前記上部係合溝の開放口が高さ方向の上側に位置するように支柱部に取り付けられるものであることを特徴とする、シート部材支持装置。 - 2つの前記上部係合部材を備え、2つの前記上部係合部材が前記支柱部を挟んで対面するよう取り付けられてなることを特徴とする、請求項1に記載のシート部材支持装置。
- 支柱部の下部に取り付けられる下部係合部材を備え、
前記下部係合部材が、前記下部係合部材の長さ方向に沿って形成された、前記係合体を係合するための下部係合溝を有し、
前記シート部材に装着された前記係合体を前記上部係合溝及び前記下部係合溝に係合して、前記シート部材支持装置にシート部材を取り付けたとき、前記支柱部が前記シート部材によって覆われるように構成されており、
2つの上部係合部材及び2つの下部係合部材を備え、
2つの前記上部係合部材と、2つの前記下部係合部材と、が、それぞれ前記支柱部を挟んで対面するよう取り付けられてなることを特徴とする、請求項1又は2に記載のシート部材支持装置。 - 2つ以上の支柱部を備え、
前記2つ以上の支柱部が、前記上部係合部材を介して連結されており、
前記上部係合部材は、前記2つ以上の支柱部間の距離よりも長く、
前記上部係合部材は、前記2つ以上の支柱部に対して、前記シート部材支持装置を正面視したときの奥行に沿った方向に設けられており、
前記2つ以上の支柱部は、前記上部係合部材の長さ範囲の中途位置に配置されていることを特徴とする、請求項1~3の何れか一項に記載のシート部材支持装置。 - 3つ以上の支柱部を備え、
1つの前記上部係合部材が、3つ以上の前記支柱部を連結しており、
前記上部係合部材は、前記3つ以上の支柱部に対して、前記シート部材支持装置を正面視したときの奥行に沿った方向に設けられていることを特徴とする、請求項1~4の何れか一項に記載のシート部材支持装置。
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