JP7370878B2 - 光学装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光学装置に関する。
従来、ケース内に、複数の光学部品と、光学部品のそれぞれを加熱または冷却する熱電素子を含む熱電装置と、を備えた光学装置が知られている(特許文献1)。このような構成によれば、光学部品に対する加熱あるいは冷却の有無や強さを、装置毎に異ならせたり、一つの装置において経時的に比較的容易に変更したりすることができる。
特許第5420388号公報
しかしながら、特許文献1の光学装置は、複数の熱電装置を備えている分、部品点数が増え、製造の手間やコストが増大する虞があった。
そこで、本発明の課題の一つは、例えば、熱電素子による光学部品に対する加熱あるいは冷却の態様を、製品毎に異ならせたり、一つの製品において経時的に変更したりすることが可能な光学装置の、製造の手間やコストを抑制することである。
本発明の光学装置は、例えば、それぞれ複数の熱電素子が直列に接続された複数の熱電回路が並列に設けられたベースと、前記ベースに取り付けられた光学部品と、電源と接続可能な端子と、互いに並列に設けられた前記複数の熱電回路のうち一つの熱電回路と前記端子との間に介在した接続導体と、を備え、前記端子と前記電源とが接続された場合に、前記一つの熱電回路は、前記電源からの電力を供給可能な閉回路を構成し、前記並列に設けられた前記複数の熱電回路のうち前記端子との間に前記接続導体が介在しない他の熱電回路は、前記電源からの電力を供給不能な開回路となる。
本発明の光学装置は、例えば、それぞれ複数の熱電素子が直列に接続された複数の熱電回路が並列に設けられたベースと、前記ベースに取り付けられた光学部品と、電源と接続可能な端子と、前記複数の熱電回路のうち少なくとも一つの熱電回路と前記端子とを選択的に電気的に接続するスイッチと、を備える。
また、前記光学装置では、例えば、前記複数の熱電回路は、前記熱電素子の数が互いに異なる前記複数の熱電回路を含む。
また、前記光学装置では、例えば、一つの前記熱電回路に含まれる少なくとも一つの前記熱電素子が、他の前記熱電回路にも含まれる。
また、前記光学装置では、例えば、前記ベースは、前記光学部品が実装された実装面を有するとともに、前記ベースには、前記熱電回路として、前記実装面に対して一の前記光学部品の反対側に配置された第一熱電回路と、前記実装面に対して別の前記光学部品の反対側に配置された第二熱電回路と、が設けられる。
また、前記光学装置では、例えば、前記ベースは、部品または前記光学部品が実装された実装面を有するとともに、前記ベースには、前記熱電回路として、前記実装面に対して前記部品または前記光学部品の反対側に前記複数の熱電回路が設けられる。
また、前記光学装置では、例えば、前記ベースは、前記光学部品が実装された実装面を有するとともに、前記ベースには、前記熱電回路として、前記実装面の第一領域と重なる第一熱電回路と、前記第一領域と少なくとも部分的に異なる前記実装面の第二領域と重なる第二熱電回路と、が設けられる。
また、前記光学装置では、例えば、前記ベースは、前記光学部品が実装された実装面を有するとともに、前記ベースには、前記熱電回路として、前記実装面の第一領域と重なる第一熱電回路と、前記第一領域とは重ならない第二熱電回路と、が設けられる。
また、前記光学装置では、例えば、前記一つの熱電回路の端部と、前記他の熱電回路の端部とが、隙間をあけて隣接する。
また、前記光学装置では、例えば、前記複数の熱電回路は、それぞれ同数の前記熱電素子を含む複数の熱電回路を含む。
また、前記光学装置は、例えば、接続状態が切り替わるよう前記スイッチを制御する制御部を備える。
また、前記光学装置は、例えば、温度センサを備え、前記制御部は、前記温度センサによって検出された温度に基づいて前記スイッチの接続状態を切り替える。
また、前記光学装置では、例えば、前記スイッチは、温度に応じて変形することにより開閉を切り替える可動子を有する。
本発明によれば、熱電素子による光学部品に対する加熱あるいは冷却の態様を、製品毎に異ならせたり、一つの製品において経時的に変更したりすることが可能な光学装置の、製造の手間やコストを抑制することができる。
図1は、第1実施形態の光学装置の内部構成を示す例示的かつ模式的な側面図である。 図2は、第1実施形態の光学装置に含まれるベースの一部の例示的かつ模式的な平面図である。 図3は、第1実施形態の光学装置に含まれるベースの一部の例示的かつ模式的な平面図であって、閉回路を構成可能な状態を示す図である。 図4は、第1実施形態の光学装置に含まれるベースの一部の例示的かつ模式的な平面図であって、図3とは別の閉回路を構成可能な状態を示す図である。 図5は、第1実施形態の光学装置に含まれるベースの一部の例示的かつ模式的な平面図であって、図3,4とは別の閉回路を構成可能な状態を示す図である。 図6は、第2実施形態の光学装置に含まれるベースの一部の例示的かつ模式的な平面図である。 図7は、第3実施形態の光学装置に含まれるベースの一部の例示的かつ模式的な平面図である。 図8は、実施形態の第1変形例の光学装置に含まれるベースの一部の例示的かつ模式的な平面図である。 図9は、実施形態の第1変形例の光学装置に含まれるベースに実装された部品および光学部品の例示的かつ模式的な平面図である。 図10は、実施形態の第1変形例の光学装置に含まれるベースに実装された部品および図9とは別の光学部品の例示的かつ模式的な平面図である。 図11は、実施形態の第2変形例の光学装置に含まれるベースの一部の例示的かつ模式的な平面図である。 図12は、実施形態の第2変形例の光学装置に含まれるベースに実装された部品および光学部品の例示的かつ模式的な平面図である。 図13は、実施形態の第2変形例の光学装置に含まれるベースに実装された部品および図11とは別の光学部品の例示的かつ模式的な平面図である。 図14は、実施形態の第3変形例の光学装置に含まれるベースの一部の例示的かつ模式的な平面図である。 図15は、実施形態の第3変形例の光学装置に含まれるベースに実装された部品および光学部品の例示的かつ模式的な平面図である。 図16は、実施形態の第3変形例の光学装置に含まれるベースに実装された部品および光学部品の例示的かつ模式的な平面図であって、図15とは別の熱電回路が作動している状態を示す図である。
以下、本発明の例示的な実施形態および変形例が開示される。以下に示される実施形態および変形例の構成、ならびに当該構成によってもたらされる作用および結果(効果)は、一例である。本発明は、以下の実施形態および変形例に開示される構成以外によっても実現可能である。また、本発明によれば、構成によって得られる種々の効果(派生的な効果も含む)のうち少なくとも一つを得ることが可能である。
以下に示される実施形態および変形例は、同様の構成を備えている。各実施形態および変形例の構成によれば、当該同様の構成に基づく同様の作用および効果が得られる。また、以下では、それら同様の構成には同様の符号が付与されるとともに、重複する説明が省略される場合がある。
本明細書において、序数は、部品や部位等を区別するために便宜上付与されており、優先順位や順番を示すものではない。
また、各図において、X方向を矢印Xで表し、Y方向を矢印Yで表し、Z方向を矢印Zで表す。X方向、Y方向、およびZ方向は、互いに交差するとともに互いに直交している。なお、X方向は、長手方向あるいは延び方向とも称され、Y方向は、短手方向あるいは幅方向とも称され、Z方向は、高さ方向あるいは厚さ方向とも称されうる。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態の光学装置1Aの内部構成を示す側面図である。図1に示されるように、光学装置1Aは、ケース10と、当該ケース10内に収容されたベース20A、導波路素子31、受光素子32、レンズ33、発光素子41、レンズ42、光アイソレータ51、ビームスプリッタ52、および受光素子53とを、備えている。
ケース10は、壁として、底壁11と、側壁12-1,12-2と、頂壁13と、を有している。ケース10は、例えば、直方体状かつ箱状の形状を有している。
底壁11は、例えば、銅タングステン(CuW)、銅モリブデン(CuMo)、酸化アルミニウム(Al)のような、熱伝導率の高い材料によって作られうる。また、側壁12-1,12-2および頂壁13は、例えば、Fe-Ni-Co合金、酸化アルミニウム(Al)のような、熱膨張係数の低い材料によって作られうる。
ケース10は、気密封止されており、これにより、ケース10内に収容された導波路素子31、受光素子32、レンズ33、発光素子41、レンズ42、光アイソレータ51、ビームスプリッタ52、および受光素子53のような光学部品に、空気や水が作用するのが防止されている。光学装置1Aは、例えば、製造時にケース10内に充填された窒素ガスのような不活性ガスがケース10外に漏れないよう、構成されている。
底壁11は、Z方向と交差して広がっている。本実施形態では、底壁11は、X方向およびY方向に延びるとともに、Z方向と直交している。ケース10の収容室R内において、底壁11上には、ベース20Aを介して光学部品が取り付けられている。底壁11は、支持部とも称されうる。
側壁12-1は、X方向と交差して広がっている。本実施形態では、側壁12-1は、Y方向およびZ方向に延びるとともに、X方向と直交している。側壁12-1には、光学窓12-1aが設けられている。また、側壁12-2は、Y方向と交差して広がっている。本実施形態では、側壁12-2は、X方向およびZ方向に延びるとともに、Y方向と直交している。
また、頂壁13は、Z方向と交差して広がっている。本実施形態では、頂壁13は、X方向およびY方向に延びるとともに、Z方向と直交している。
ベース20Aは、上側基板21Uと、下側基板21Lと、複数の熱電素子22とを有している。上側基板21Uおよび下側基板21Lは、底壁11に沿っている。上側基板21Uは、下側基板21Lよりも底壁11から離れて位置され、下側基板21Lは、上側基板21Uよりも底壁11の近くに位置されている。熱電素子22は、それぞれ、上側基板21Uと下側基板21Lとの間に介在している。
上側基板21Uは、Z方向と交差して広がっている。本実施形態では、上側基板21Uは、X方向およびY方向に延びるとともに、Z方向と直交している。上側基板21Uは、上面20aと当該上面20aの裏側の下面21bとを有している。上側基板21Uは、例えばセラミックのような熱伝導性が高い絶縁性の材料により作られうる。導波路素子31、受光素子32、レンズ33、発光素子41、レンズ42、光アイソレータ51、ビームスプリッタ52、および受光素子53のような光学部品は、上面20a上に、直接的にあるいは他の部品を介して間接的に、取り付けられている。上側基板21Uは、第一基板や実装基板とも称され、上面20aは、実装面の一例である。
下側基板21Lは、Z方向と交差して広がっている。本実施形態では、下側基板21Lは、X方向およびY方向に延びるとともに、Z方向と直交している。下側基板21Lは、上面21aと当該上面21aの裏側の下面20bとを有している。下側基板21Lは、例えばセラミックのような熱伝導性が高い絶縁性の材料により作られうる。下側基板21Lは、ケース10の底壁11と熱的に接続された状態で、当該底壁11に取り付けられている。下側基板21Lは、第二基板や取付基板とも称され、下面20bは、接触面や取付面とも称されうる。
熱電素子22は、半導体素子の一例であり、例えば、ビスマステルル系の半導体のような、P型半導体またはN型半導体によって、作られうる。
上側基板21Uの下面21bには配線パターン23U(図2参照)が設けられ、下側基板21Lの上面21aには配線パターン23L(図2参照)が設けられている。熱電素子22は、それぞれ、配線パターン23Uと配線パターン23Lとの間に介在している。配線パターン23U,23Lは、例えば、銅系金属のような、導電性の高い金属材料によって、作られうる。
複数の熱電素子22は、配線パターン23U,23Lを介してPN接合を構成するよう、直列に接続されている。複数の熱電素子22は、配線パターン23U,23Lを介したベース20A外からの電力の供給により、発熱または吸熱する。熱電素子22における発熱と吸熱とは、複数の熱電素子22に流れる電流の向きにより、切り替わる。配線パターン23U,23Lは、導体あるいは導体層とも称されうる。
このように、ベース20Aは、光学部品の土台として機能するとともに、光学部品を加熱したり冷却したりすることにより、当該光学部品の温度調整を行う。ベース20Aは、ペルチェモジュールや、熱電モジュールとも称されうる。ベース20Aの詳細については、後述する。
光機能素子である発光素子41は、例えば、波長可変レーザ素子である。発光素子41は、キャリア43を介してベース20Aの上面20a上に実装されている。キャリア43は、熱伝導性が高い絶縁性の材料によって作られ、発光素子41が発生する熱をベース20Aに伝達する。キャリア43は、サブマウントとも称されうる。
発光素子41は、レーザ光をレンズ42に向けて出力する。レーザ光の波長は、例えば、光通信の波長として好適な900nm以上1650nm以下である。
レンズ42は、キャリア43に取り付けられている。レンズ42は、発光素子41からのレーザ光に、屈折率による作用を及ぼしてコリメートする。レンズ42から出力されたレーザ光は、光アイソレータ51に入力される。
光アイソレータ51は、磁石51aと、磁気光学素子および偏光板を含む光学素子部51bと、を有している。光アイソレータ51は、光学素子部51bからのレーザ光を偏光するとともに、光学素子部51bからのレーザ光に、磁気光学作用を及ぼす。光アイソレータ51から出力されたレーザ光は、ビームスプリッタ52に入力される。光アイソレータ51は、ビームスプリッタ52からの光が発光素子41に向けて通過するのを阻止する。
ビームスプリッタ52は、光アイソレータ51からのレーザ光を光学装置1A外に出力するとともに、光アイソレータ51からのレーザ光を分光して受光素子53に入力する。
また、発光素子41は、レンズ42とは反対側に向けて、比較的パワーが弱い後方レーザ光を出力する。レンズ33は、後方レーザ光を集光し、導波路素子31に出力する。
導波路素子31は、例えば、平面光波回路素子であり、波長に対して透過特性が周期的に変化するリングフィルタを備えている。導波路素子31は、後方レーザ光を分割し、一方を導波して受光素子53に出力し、他方を、リングフィルタを透過させて不図示のモニタに出力する。
図2は、ベース20Aの、下側基板21L、熱電素子22、および配線パターン23U,23Lの平面図である。なお、図2では、わかりやすさのため、上側基板21Uの図示を省略するとともに、配線パターン23U,23Lの幅を実際よりも狭くしている。
図2に示されるように、複数の熱電素子22は、Z方向に見て、X方向のローとY方向のカラムの格子点上に、マトリクス状に配置されている。なお、複数の熱電素子22の配置は、この例には限定されず、複数の熱電素子22は、X方向およびY方向と交差した2方向に並んでもよい。
また、ベース20Aには、不図示の電源端子と電気的に接続するための配線パターン23A,23Bが設けられている。配線パターン23A,23Bは、それぞれ、電源端子と電気的に接続可能な端子23a,23bを有している。なお、これら配線パターン23A,23Bは、本実施形態では、下側基板21Lの上面21aに設けられているが、これには限定されず、例えば、上側基板21Uの下面21bに設けられてもよいし、上側基板21Uと下側基板21Lとに分けて設けられてもよい。
図1,2に示されるように、ベース20Aには、X方向に分けられた三つの温調ゾーンZ1~Z3が設定されている。温調ゾーンZ1には、導波路素子31、受光素子32、およびレンズ33が設けられ、温調ゾーンZ2には、発光素子41、レンズ42、およびキャリア43が設けられ、温調ゾーンZ3には、光アイソレータ51、ビームスプリッタ52、および受光素子53が設けられている。温調ゾーンZ1~Z3は、温調エリアとも称されうる。
また、ベース20Aは、温調ゾーンZ1~Z3毎に、少なくとも一つの熱電素子22と配線パターン23U,23Lとを含む複数の熱電回路24を有している。具体的に、温調ゾーンZ1には、直列に接続された16個の熱電素子22を含む熱電回路24-11(24)と、直列に接続された2個の熱電素子22を含む熱電回路24-12(24)と、が設けられている。温調ゾーンZ2には、直列に接続された24個の熱電素子22を含む熱電回路24-21(24)と、直列に接続された6個の熱電素子22を含む熱電回路24-22(24)と、が設けられている。また、温調ゾーンZ3には、直列に接続された18個の熱電素子22を含む熱電回路24-31(24)と、直列に接続された2個の熱電素子22を含む熱電回路24-32(24)と、が設けられている。このように、本実施形態では、ベース20Aに設けられている複数の熱電回路24に含まれる熱電素子22の数は、互いに異なっている。
熱電回路24は、それぞれ、端子24a,24bを有している。端子24aは、線状の熱電回路24の一方の端部であり、端子24bは、他方の端部である。そして、図2に示されるように、領域E1において、配線パターン23Aの端子23aと、熱電回路24-11の端子24aと、熱電回路24-12の端子24aとが、隙間をあけて互いに隣接している。また、領域E2において、熱電回路24-11の端子24bと、熱電回路24-12の端子24bと、熱電回路24-21の端子24aと、熱電回路24-22の端子24aとが、隙間をあけて互いに隣接している。また、領域E3において、熱電回路24-21の端子24bと、熱電回路24-22の端子24bと、熱電回路24-31の端子24aと、熱電回路24-32の端子24aとが、隙間をあけて互いに隣接している。さらに、領域E4において、熱電回路24-31の端子24bと、熱電回路24-32の端子24bと、配線パターン23Bの端子23bとが、隙間をあけて互いに隣接している。
また、本実施形態では、このような構成において、領域E1において、導体で作られたワイヤ25E1(図3~5参照)が、端子23aと、温調ゾーンZ1の二つの端子24aのうち一方とを、選択的に接続する。また、領域E2において、導体で作られたワイヤ25E2(図3~5参照)が、温調ゾーンZ1の二つの端子24bのうち一方と、温調ゾーンZ2の二つの端子24aのうち一方とを、選択的に接続する。また、領域E3において、導体で作られたワイヤ25E3(図3~5参照)が、温調ゾーンZ2の二つの端子24bのうち一方と、温調ゾーンZ3の二つの端子24aのうち一方とを、選択的に接続する。さらに、領域E4において、導体で作られたワイヤ25E4(図3~5参照)が、温調ゾーンZ3の二つの端子24bのうち一方と、端子23bとを、選択的に接続する。ワイヤ25E1~25E4は、それぞれ、ワイヤボンディングによって、端子間を電気的に接続する。ワイヤ25E1~25E4は、例えば、銅系金属のような導電性を有した材料で作られており、接続導体の一例である。なお、接続導体は、例えば、ジャンパピンのような、ワイヤ25E1~25E4とは異なる部材であってもよい。
図3~5は、ベース20Aの、下側基板21L、熱電素子22、および配線パターン23U,23Lの平面図であり、それぞれ、ベース20Aに、異なる熱電回路24が設けられた例を示している。なお、図3~5では、わかりやすさのため、上側基板21Uの図示を省略するとともに、配線パターン23U,23Lの幅を実際よりも狭くしている。
図3は、ワイヤ25E1~25E4の接続態様により、各温調ゾーンZ1~Z3において、熱電素子22の数がより多い熱電回路24が選択された例である。すなわち、図3では、ベース20Aには、端子23a,23b間で、ワイヤ25E1、温調ゾーンZ1における熱電回路24-11、ワイヤ25E2、温調ゾーンZ2における熱電回路24-21、ワイヤ25E3、温調ゾーンZ3における熱電回路24-31、およびワイヤ25E4が、直列に接続された、熱電装置26が構成される。この場合、端子23a,23bと電源とが電気的に接続された場合、熱電回路24-11,24-21,24-31は、電源からの電力を供給可能な閉回路を構成する。熱電回路24-11,24-21,24-31は、一つの熱電回路の一例である。他方、熱電回路24-12,24-22,24-32は、端子23a,23bと電気的に接続されていないため、電源からの電力を供給不能な開回路である。熱電回路24-12,24-22,24-32は、他の熱電回路の一例である。このような構成は、全ての温調ゾーンZ1~Z3において、複数の熱電素子22によるより強力な加熱あるいは冷却が必要な場合に有効である。
図4は、ワイヤ25E1~25E4の接続態様により、温調ゾーンZ1,Z3においては熱電素子22の数がより多い熱電回路24が選択されたものの、温調ゾーンZ2においては熱電素子22の数がより少ない熱電回路24が選択された例である。すなわち、図4では、ベース20Aには、端子23a,23b間で、ワイヤ25E1、温調ゾーンZ1における熱電回路24-11、ワイヤ25E2、温調ゾーンZ2における熱電回路24-22、ワイヤ25E3、温調ゾーンZ3における熱電回路24-31、およびワイヤ25E4が、直列に接続された、熱電装置26が構成される。この場合、端子23a,23bと電源とが電気的に接続された場合、熱電回路24-11,24-22,24-31は、電源からの電力を供給可能な閉回路を構成する。熱電回路24-11,24-22,24-31は、一つの熱電回路の一例である。他方、熱電回路24-12,24-21,24-32は、端子23a,23bと電気的に接続されていないため、電源からの電力を供給不能な開回路である。熱電回路24-12,24-21,24-32は、他の熱電回路の一例である。このような構成は、温調ゾーンZ1,Z3においては、複数の熱電素子22によるより強力な加熱あるいは冷却が必要であるものの、温調ゾーンZ2においては、複数の熱電素子22による加熱あるいは冷却は温調ゾーンZ1,Z3ほど強力で無くてもよい場合に有効である。
図5は、ワイヤ25E1~25E4の接続態様により、温調ゾーンZ2においては熱電素子22の数がより多い熱電回路24が選択されたものの、温調ゾーンZ1,Z3においては熱電素子22の数がより少ない熱電回路24が選択された例である。すなわち、図5では、ベース20Aには、端子23a,23b間で、ワイヤ25E1、温調ゾーンZ1における熱電回路24-12、ワイヤ25E2、温調ゾーンZ2における熱電回路24-21、ワイヤ25E3、温調ゾーンZ3における熱電回路24-32、およびワイヤ25E4が、直列に接続された、熱電装置26が構成される。この場合、端子23a,23bと電源とが接続された場合、熱電回路24-12,24-21,24-32は、電源からの電力を供給可能な閉回路を構成する。熱電回路24-12,24-21,24-32は、一つの熱電回路の一例である。他方、熱電回路24-11,24-22,24-31は、端子23a,23bと電気的に接続されていないため、電源からの電力を供給不能な開回路である。熱電回路24-11,24-22,24-31は、他の熱電回路の一例である。このような構成は、温調ゾーンZ2においては、複数の熱電素子22によるより強力な加熱あるいは冷却が必要であるものの、温調ゾーンZ1,Z3においては、複数の熱電素子22による加熱あるいは冷却は温調ゾーンZ2ほど強力で無くてもよい場合に有効である。
以上、説明したように、本実施形態では、光学装置1Aは、ベース20Aと、導波路素子31、受光素子32、レンズ33、発光素子41、レンズ42、光アイソレータ51、ビームスプリッタ52、および受光素子53のような光学部品と、電源端子と電気的に接続可能な端子23a,23bと、ワイヤ25E1~25E4(接続導体)と、を備えている。ベース20Aには、複数の熱電回路24が並列に設けられ、各熱電回路24では、複数の熱電素子22が直列に接続されている。ワイヤ25E1~25E4は、複数の熱電回路24のうち一つの熱電回路24と端子23a,23bとを、電気的に接続する。端子23a,23bと電源とが接続された場合に、一つの熱電回路24、例えば図3の構成における熱電回路24-11,24-21,24-31は、電源からの電力を供給可能な閉回路を構成し、並列に設けられた複数の熱電回路24のうち端子23a,23bとの間にワイヤ25E1~25E4が介在しない他の熱電回路24、例えば図3の構成における熱電回路24-12,24-22,24-32は、電源からの電力を供給不能な開回路となる。
このような構成によれば、図3~5に例示されるように、ワイヤ25E1~25E4の接続形態の変更によって作動させる熱電回路24を変更することにより、ベース20Aに、加熱能力や、冷却能力、加熱エリア、冷却エリア等が異なる熱電装置26を構成することができる。言い換えると、異なる仕様の熱電装置26において、ベース20Aを共用することができる。よって、本実施形態によれば、例えば、光学装置1Aの製造の手間やコストを抑制することができる。
また、本実施形態では、光学装置1Aには、熱電素子22の数が異なる複数の並列な熱電回路24、例えば、熱電回路24-11と熱電回路24-12、熱電回路24-21と熱電回路24-22、および熱電回路24-31と熱電回路24-32が、設けられている。
このような構成によれば、例えば、複数の並列な熱電回路24のうちいずれかを選択することにより、熱電回路24(熱電装置26)が加熱あるいは冷却する範囲の広さや、熱電回路24による放熱量や吸熱量を、変更することができる。
また、本実施形態では、一つの熱電回路24、例えば図3の構成における熱電回路24-11の端子24a(端部)と、他の熱電回路24、例えば図3の構成における熱電回路24-12の端子24a(端部)とが、隙間をあけて隣接している。
このような構成によれば、例えば、熱電回路24-11の端子24aと配線パターン23Aの端子23aとの間の距離と、熱電回路24-12の端子24aと配線パターン23Aの端子23aとの間の距離との差を、より小さくできるので、熱電回路24-11を選択する場合と、熱電回路24-12を選択する場合とで、同じ仕様のワイヤ25E1を使いやすくなる。よって、本実施形態によれば、光学装置1Aの製造の手間やコストを抑制することができる。
[第2実施形態]
図6は、本実施形態の光学装置1Bに含まれるベース20Bの、下側基板21L、熱電素子22、および配線パターン23U,23Lの平面図である。図6では、わかりやすさのため、上側基板21Uの図示を省略するとともに、配線パターン23U,23Lの幅を実際よりも狭くしている。第1実施形態のベース20Aを本実施形態のベース20Bに入れ替えることにより、光学装置1Bが構成される。
図6に示されるように、ベース20Bには、直列に接続された40個の熱電素子22を含む熱電回路24-11(24)と、直列に接続された22個の熱電素子22を含む熱電回路24-12(24)と、が設けられている。また、熱電回路24-11は、温調ゾーンZ1,Z2を通るように設けられ、熱電回路24-12は、温調ゾーンZ3および温調ゾーンZ1の一部を通るように設けられている。すなわち、熱電回路24-11は、ベース20Bの上面20aに対して、光学部品としての導波路素子31、受光素子32、レンズ33、発光素子41、およびレンズ42の反対側に配置され、熱電回路24-12は、上面20aに対して、光学部品としての光アイソレータ51、ビームスプリッタ52、および受光素子53の反対側に配置されている。言い換えると、ベース20Bは、上面20aに対して一の光学部品(導波路素子31、受光素子32、レンズ33、発光素子41、およびレンズ42のうちいずれか)の反対側に配置された熱電回路24-11と、当該一つの光学部品とは別の光学部品(光アイソレータ51、ビームスプリッタ52、および受光素子53のうちいずれか)の反対側に配置された熱電回路24-12と、を備えている。熱電回路24-11は、第一熱電回路の一例であり、熱電回路24-12は、第二熱電回路の一例である。
熱電回路24-11の端子24aおよび熱電回路24-12の端子24aは、配線パターン23Aと接続されるとともに、互いに接続されている。他方、熱電回路24-11の端子24bおよび熱電回路24-12の端子24aのうちいずれか一方が、スイッチ27により、配線パターン23Bの端子23bと選択的に接続可能に構成されている。スイッチ27は、複数の熱電回路24-11,24-12のうちいずれか一つと、電源端子と電気的に接続可能な端子23bと、を選択的に電気的に接続する。スイッチ27の作動により、熱電回路24-11,24-12のうちいずれか一方が電源からの電力を供給可能な閉回路となり、他方が電源からの電力を供給不能な開回路となる。
スイッチ27は、可動子27aを有し、可動子27aの作動に応じて、複数の熱電回路24-11,24-12のうち少なくとも一つの熱電回路24の端子24bと、配線パターン23Bの端子23bとを選択的に電気的に接続する。スイッチ27は、不図示の制御部からの信号によって作動する。スイッチ27は、例えば、機械式リレーである。なお、スイッチ27は、可動子を有さないトランジスタ等であってもよい。また、スイッチ27の位置は、図6には限定されない。
また、ベース20Bには、温調ゾーンZ1~Z3毎に温度センサ28が設けられている。温度センサ28は、ケース10内において、光学部品や、部品、ベース20Bの温度を検出する。制御部は、温度センサ28によって検出された温度に基づいて、スイッチ27を切り替えることができる。一例としては、温度センサ28により検出された温調ゾーンZ3の温度が温度センサ28により検出された他の温調ゾーンZ1,Z2の温度よりも高くなった場合や低くなった場合に、制御部は、温調ゾーンZ3を通る熱電回路24-12が閉回路となるよう、スイッチ27を切り替える。
以上、説明したように、本実施形態では、光学装置1Bは、ベース20Bと、光学部品と、電源端子と電気的に接続可能な端子23bと、スイッチ27と、を備えている。ベース20Bには、複数の熱電回路24が並列に設けられ、各熱電回路24では、複数の熱電素子22が直列に接続されている。スイッチ27は、複数の熱電回路24-11,24-12のうち少なくとも一つの熱電回路24と端子23bとを選択的に電気的に接続する。
このような構成によれば、スイッチ27の切り替えにより、閉回路となって作動する熱電回路24-11,24-12を切り替えることができるので、光学部品の温度の状態に応じてより適切な温度調整が可能となる。
また、本実施形態では、スイッチ27は、温度に応じて変形することにより開閉を切り替える可動子27a(図6参照)を有することができる。この場合、可動子27aは、例えば、バイメタルや形状記憶合金で作られうる。
このような構成によれば、例えば、スイッチ27を電気的に駆動するための配線や制御回路が不要となるため、光学装置1Bの構成をより簡素化できたり、光学装置1Bの製造の手間やコストを抑制することができたりといった、利点が得られる。
また、本実施形態では、ベース20Bには、上面20a(実装面)に対して一の光学部品(導波路素子31、受光素子32、レンズ33、発光素子41、およびレンズ42のうちいずれか)の反対側に配置された熱電回路24-11(第一熱電回路)と、当該一つの光学部品とは別の光学部品(光アイソレータ51、ビームスプリッタ52、および受光素子53のうちいずれか)の反対側に配置された熱電回路24-12(第一熱電回路)と、が設けられている。
このような構成によれば、例えば、作動する熱電回路24を切り替えることにより、温調の対象となる光学部品を切り替えることができる。
また、本実施形態では、制御部は、温度センサ28により検出された温度に基づいてスイッチ27の接続状態を切り替える。
このような構成によれば、例えば、温度センサ28により検出された温度に基づいて作動する熱電回路24を切り替えることにより、より適切に、温調の対象となる光学部品を切り替えることができる。
[第3実施形態]
図7は、本実施形態の光学装置1Cに含まれるベース20Cの、下側基板21L、熱電素子22、および配線パターン23U,23Lの平面図である。なお、図7では、わかりやすさのため、上側基板21Uの図示を省略するとともに、配線パターン23U,23Lの幅を実際よりも狭くしている。第1実施形態のベース20Aを本実施形態のベース20Cに入れ替えることにより、光学装置1Cが構成される。
図7に示されるように、ベース20Cには、10個の熱電素子22が直列に接続された複数の熱電回路24-11と、14個の熱電素子22が直列に接続された一つの熱電回路24-12と、が設けられている。複数の熱電回路24-11および熱電回路24-12は、並列である。また、本実施形態では、二つの熱電回路24-11が温調ゾーンZ1を通り、三つの熱電回路24-11が温調ゾーンZ2を通り、一つの熱電回路24-11と一つの熱電回路24-12とが温調ゾーンZ3を通っている。
光学装置1Cは、スイッチ回路29を備えている。スイッチ回路29は、複数のスイッチ27Cと、制御部29aと、を有している。スイッチ27Cは、熱電回路24-11,24-12のそれぞれに対応して設けられ、対応する熱電回路24-11,24-12の開閉を切り替える。制御部29aは、各スイッチ27Cの開閉を制御する。スイッチ27Cが閉じられた場合、当該スイッチ27Cと対応付けられた熱電回路24-11,24-12が閉回路となり、温調を実行する。スイッチ27Cは、例えば機械式リレーやトランジスタ等であり、制御部29aは、例えばECU(electronic control unit)である。また、スイッチ回路29は、例えば、各熱電回路24の一部となる配線パターンが設けられた回路基板と、当該基板上に実装された複数のスイッチ27Cと、制御部29aと、を一体に有したサブアセンブリである。
制御部29aは、各温度センサ28によって検出された温度等に基づいて、各スイッチ27Cの開閉を制御することができる。一例としては、温度センサ28により検出された温調ゾーンZ3の温度が温度センサ28により検出された他の温調ゾーンZ1,Z2の温度よりも高くなった場合や低くなった場合に、制御部29aは、温調ゾーンZ3を通る熱電回路24-11,24-12が閉回路となるよう、スイッチ27Cを切り替える。また、制御部29aは、複数のスイッチ27Cを接続状態とすることにより、複数の熱電回路24を並行して作動させることができる。
図7に示されるように、本実施形態では、温調ゾーンZ1~Z3を、それぞれ複数の並列な熱電回路24-11,24-12が通っている。したがって、各温調ゾーンZ1~Z3において、作動する熱電回路24-11,24-12を切り替えることにより、加熱能力や、冷却能力、加熱位置、冷却位置を、変更することが可能となる。一例として、各温調ゾーンZ1~Z3において、温度をより迅速に上昇させた方が好ましい場合や温度をより迅速に下降させた方が好ましい場合には、各温調ゾーンZ1~Z3を通るより多くの熱電回路24-11,24-12を作動させればよい。
また、本実施形態では、温調ゾーンZ2を通る複数の(本実施形態では二つの)熱電回路24-11は、いずれもベース20Cの上面20aに対してキャリア43の反対側に設けられている。キャリア43は、ケース10内に収容された部品の一例である。
以上、説明したように、本実施形態では、ベース20Cには、上面20a(実装面)に対してキャリア43(部品)の反対側に、複数の熱電回路24-11が設けられている。
このような構成によれば、例えば、当該複数の熱電回路24-11のうち作動する熱電回路24-11の数を変更することにより、キャリア43の加熱速度や、冷却速度を変更することができる。
また、本実施形態では、ベース20Cには、それぞれ同数の熱電素子22を含む複数の熱電回路24-11が設けられている。
このような構成によれば、例えば、作動させる熱電回路24-11の数に応じて、光学部品の加熱速度あるいは冷却速度をより容易に管理することができる。
また、本実施形態では、光学装置1Cは、接続状態が切り替わるようスイッチ27Cを制御する制御部29aを備えている。
スイッチ27Cを備えた光学装置1Cにおいて、仮に、スイッチ27Cの開閉を切り替える制御部が光学装置1Cの外に設けられた場合、各スイッチ27Cを外部接続するための信号線が必要になる。さらに、スイッチ27Cの数が多い場合には、信号線が増える分、光学装置1C内の部品のレイアウトが難しくなったり、製造の手間やコストが増大したりする虞がある。この点、本実施形態では、光学装置1Cが、スイッチ27Cの開閉を切り替える制御部29aを備えているため、外部接続するための信号線は不要であり、かつ信号線もより短くできるため、例えば、部品のレイアウトがより容易になったり、製造の手間やコストが抑制されたりといった利点が得られる。
[第1変形例]
図8は、実施形態の第1変形例の光学装置1Dに含まれるベース20Dの一部(温調ゾーンZ2)の、下側基板21L、熱電素子22、および配線パターン23U,23Lの平面図である。なお、図8では、わかりやすさのため、上側基板21Uの図示を省略するとともに、配線パターン23U,23Lの幅を実際よりも狭くしている。第1実施形態のベース20A、光学部品、および部品を、本変形例のベース20D、光学部品、および部品に入れ替えることにより、光学装置1Dが構成される。
図8に示されるように、ベース20Dには、温調ゾーンZ2において、20個の熱電素子22を含む熱電回路24-21と、12個の熱電素子22を含む熱電回路24-22と、が設けられている。また、図8から明らかとなるように、本変形例では、9個の熱電素子22cは、熱電回路24-21に含まれるとともに、熱電回路24-22にも含まれている。すなわち、9個の熱電素子22cが、複数の熱電回路24-21,24-22に共有されている。本変形例では、熱電回路24-21,24-22のうちいずれか一方が、第1実施形態のワイヤ25E2(図3~5参照)のような接続部材(不図示)や第2実施形態のスイッチ27(図6参照)のようなスイッチ(不図示)を介して、電源(不図示)と接続される閉回路に組み込まれる。なお、共有される熱電素子22cの数は、9には限定されず、少なくとも1以上であればよい。
図9は、温調ゾーンZ2と対応して設けられるキャリア43および発光素子41D1の構成例の平面図であり、図10は、温調ゾーンZ2と対応して設けられるキャリア43および発光素子41D2の構成例の平面図である。本変形例のベース20Dは、図9の場合および図10の場合の双方に適用される。図9,10を比較すればわかるように、発光素子41D1は、発光素子41D2よりもX方向に長く大きい。言い換えると、上面20aに対する発光素子41D1のZ方向の投影面積あるいは実装面積は、発光素子41D2の投影面積あるいは実装面積よりも大きい。これに対応して、ベース20Dは、熱電素子22の数がより多い熱電回路24-21(の熱電素子22)が、発光素子41D1とZ方向に重なり、熱電素子22の数がより少ない熱電回路24-22(の熱電素子22)が、発光素子41D2とZ方向に重なるよう、構成されている。この場合、第1実施形態のワイヤ25E2(図3~5参照)のような接続部材の適宜な設定により、図9の仕様については、熱電回路24-21が閉回路に組み込まれて作動し、図10の仕様については、熱電回路24-22が閉回路に組み込まれて作動する。
以上、説明したように、本変形例では、熱電回路24-21(一つの熱電回路)に含まれる少なくとも一つの熱電素子22cが、熱電回路24-22(他の熱電回路)にも含まれている。
このような構成によれば、複数の熱電回路24-21,24-22で少なくとも一つの熱電素子22cを共用することができる分、熱電素子22の無駄を減らすことができる。
また、本変形例でも、ベース20Dには、熱電素子22の数が異なる複数の並列な熱電回路24-21,24-22が設けられている。
よって、本変形例においても、例えば、複数の並列な熱電回路24のうちいずれかを選択することにより、熱電回路24が加熱あるいは冷却する範囲の広さや、熱電回路24による放熱量や吸熱量を、変更することができ、ひいては、ベース20Dに、実装された光学部品の大きさや、放熱量、吸熱量のような仕様に適合した熱電回路24を構成しやすい。
[第2変形例]
図11は、実施形態の第2変形例の光学装置1Eに含まれるベース20Eの一部(温調ゾーンZ2)の、下側基板21L、熱電素子22、および配線パターン23U,23Lの平面図である。なお、図8では、わかりやすさのため、上側基板21Uの図示を省略するとともに、配線パターン23U,23Lの幅を実際よりも狭くしている。第1実施形態のベース20A、光学部品、および部品を、本変形例のベース20E、光学部品、および部品に入れ替えることにより、光学装置1Eが構成される。
図11に示されるように、ベース20Eには、温調ゾーンZ2において、12個の熱電素子22を含む熱電回路24-21と、12個の熱電素子22を含む熱電回路24-22と、が設けられている。図11から明らかとなるように、本変形例では、熱電回路24-21および熱電回路24-22が設けられる位置が異なっている。熱電回路24-21は、上面20aにおける温調ゾーンZ2のY方向の中央とY方向の端部との間の領域A1とZ方向に重なるように設けられ、熱電回路24-22は、上面20aにおける温調ゾーンZ2のY方向の中央とY方向の反対方向の端部との間の領域A1とZ方向に重なるように設けられている。本変形例では、熱電回路24-21,24-22のうちいずれか一方が、第1実施形態のワイヤ25E2(図3~5参照)のような接続部材(不図示)や第2実施形態のスイッチ27(図6参照)のようなスイッチ(不図示)を介して、電源(不図示)と接続される閉回路に組み込まれる。領域A1は、第一領域の一例であり、領域A2は、第二領域の一例である。また、熱電回路24-21は、第一熱電回路の一例であり、熱電回路24-22は、第二熱電回路の一例である。なお、本変形例では、領域A2は、領域A1とずれており、異なっているが、これには限定されず、少なくとも部分的に領域A1と異なればよい。
図12は、温調ゾーンZ2と対応して設けられるキャリア43および発光素子41E1の構成例の平面図であり、図13は、温調ゾーンZ2と対応して設けられるキャリア43および発光素子41E2の構成例の平面図である。本変形例のベース20Eは、図12の場合および図13の場合の双方に適用される。図12に示されるように、発光素子41E1は、キャリア43上の、領域A1とZ方向に重なる位置に、実装され、図13に示されるように、発光素子41E2は、キャリア43上の、領域A2とZ方向に重なる位置に、実装される。この場合、第1実施形態のワイヤ25E2(図3~5参照)のような接続部材の適宜な設定により、図12の仕様については、領域A1とZ方向に重なる熱電回路24-21が閉回路に組み込まれて作動し、図13の仕様については、領域A2とZ方向に重なる熱電回路24-22が閉回路に組み込まれて作動する。
以上、説明したように、本変形例では、ベース20Eには、上面20a(実装面)の領域A1(第一領域)と重なる熱電回路24-21(第一熱電回路)と、領域A1と少なくとも部分的に異なる領域A2(第二領域)と重なる熱電回路24-22(第二熱電回路)と、が設けられている。
このような構成によれば、例えば、複数の並列な熱電回路24のうちいずれかを選択することにより、熱電回路24(熱電装置26)が加熱あるいは冷却する位置を変更することができ、ひいては、ベース20Eに、実装される光学部品の位置に適合した熱電回路24を構成しやすい。
[第3変形例]
図14は、実施形態の第1変形例の光学装置1Fに含まれるベース20Fの一部(温調ゾーンZ2)の、下側基板21L、熱電素子22、および配線パターン23U,23Lの平面図である。なお、図14では、わかりやすさのため、上側基板21Uの図示を省略するとともに、配線パターン23U,23Lの幅を実際よりも狭くしている。第1実施形態のベース20A、光学部品、および部品を、本変形例のベース20F、光学部品、および部品に入れ替えることにより、光学装置1Fが構成される。
図14に示されるように、ベース20Fには、温調ゾーンZ2において、22個の熱電素子22を含む熱電回路24-21と、18個の熱電素子22を含む熱電回路24-22と、が設けられている。図14から明らかとなるように、本変形例では、16個の熱電素子22cは、熱電回路24-21に含まれるとともに、熱電回路24-22にも含まれている。すなわち、16個の熱電素子22cは、複数の熱電回路24-21,24-22に共有されている。本変形例では、熱電回路24-21,24-22のうちいずれか一方が、第1実施形態のワイヤ25E2(図3~5参照)のような接続部材(不図示)や第2実施形態のスイッチ27(図6参照)のようなスイッチ(不図示)を介して、電源(不図示)と接続される閉回路に組み込まれる。
図15,図16は、温調ゾーンZ2と対応して設けられるキャリア43、発光素子41F、ヒータ44、半導体光増幅器45の構成例の平面図であって、図15は、熱電回路24-21が作動している状態を示し、図16は、熱電回路24-22が作動している状態を示す。ヒータ44は、キャリア43上の、上面20aの領域A3とZ方向に重なる位置に、実装されている。ここでは、ベース20Fに、第2実施形態のスイッチ27(図6参照)のようなスイッチ(不図示)が設けられ、光学装置1Fの作動中に、当該スイッチの切り替えによって、図15の状態と図16の状態とが切り替わる場合について説明する。図15に示されるように、熱電回路24-21は、領域A3とZ方向に重なる熱電素子22を有しているものの、熱電回路24-22は、領域A3ととZ方向に重なる熱電素子22を有していない。よって、スイッチの切り替えにより、例えば、ヒータ44の発熱量が大きい場合には、熱電回路24-21を吸熱作動させて過熱を抑制し、ヒータ44の発熱量が適切あるいは小さい場合には、熱電回路24-22を吸熱作動させてヒータ44からの吸熱を抑制することができる。
以上、説明したように、本変形例では、ベース20Fには、上面20a(実装面)の領域A3(第一領域)と重なる熱電回路24-21(第一熱電回路)と、領域A3と重ならない熱電回路24-22(第二熱電回路)と、が設けられている。
このような構成によれば、例えば、複数の並列な熱電回路24のうちいずれかを選択することにより、領域A3と重なる光学部品を加熱するか否か、あるいは吸熱するか否かを、変更することができる。
以上、本発明の実施形態および変形例が例示されたが、上記実施形態および変形例は一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態および変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。また、各構成や、形状、等のスペック(構造や、種類、方向、型式、大きさ、長さ、幅、厚さ、高さ、数、配置、位置、材質等)は、適宜に変更して実施することができる。
1A~1F…光学装置
10…ケース
11…底壁
12-1,12-2…側壁
12-1a…光学窓
13…頂壁
20A~20F…ベース
20a…上面(実装面)
20b…下面
21U…上側基板
21L…下側基板
21a…上面
21b…下面
22…熱電素子
22c…熱電素子
23A,23B…配線パターン
23L…配線パターン
23U…配線パターン
23a,23b…端子
24,24-11,24-12,24-21,24-22,24-31,24-32…熱電回路
24a…端子(端部)
24b…端子(端部)
25E1~25E4…ワイヤ(接続部材)
26…熱電装置
27,27C…スイッチ
27a…可動子
28…温度センサ
29…スイッチ回路
29a…制御部
31…導波路素子
32…受光素子
33…レンズ
41…発光素子
41D1,41D2…発光素子
41E1,41E2…発光素子
41F…発光素子
42…レンズ
43…キャリア
44…ヒータ
45…半導体光増幅器
51…光アイソレータ
51a…磁石
51b…光学素子部
52…ビームスプリッタ
53…受光素子
A1…領域(第一領域)
A2…領域(第二領域)
E1~E4…領域
R…収容室
Z1~Z3…温調ゾーン

Claims (13)

  1. それぞれ複数の熱電素子が直列に接続された複数の熱電回路が並列に設けられるとともに、複数の温調ゾーンが設けられたベースと、
    前記ベースに取り付けられた光学部品と、
    電源と接続可能な端子と、
    互いに並列に設けられた前記複数の熱電回路のうち一つの熱電回路と前記端子との間に介在した接続導体と、
    を備え、
    前記端子と前記電源とが接続された場合に、
    前記温調ゾーン毎に、
    前記一つの熱電回路が、前記電源からの電力を供給可能な閉回路を構成し、
    前記並列に設けられた前記複数の熱電回路のうち前記端子との間に前記接続導体が介在しない他の熱電回路が、前記電源からの電力を供給不能な開回路となり、
    前記接続導体による前記端子と前記電源との間の接続形態に応じて前記温調ゾーンのそれぞれにおける加熱能力または冷却能力を変更可能に構成された、光学装置。
  2. それぞれ複数の熱電素子が直列に接続された複数の熱電回路が並列に設けられるとともに、複数の温調ゾーンが設けられたベースと、
    前記ベースに取り付けられた光学部品と、
    電源と接続可能な端子と、
    前記複数の熱電回路のうち少なくとも一つの熱電回路と前記端子とを選択的に電気的に接続するスイッチと、
    を備え、
    前記スイッチの接続状態の切り替えによって、
    前記温調ゾーン毎に、
    前記一つの熱電回路が、前記電源からの電力を供給可能な閉回路を構成し、
    前記並列に設けられた前記複数の熱電回路のうち前記一つの熱電回路ではない他の熱電回路が、前記電源からの電力を供給不能な開回路となり、
    前記複数の熱電回路の前記電源との接続状態を選択的に切り替えることにより前記温調ゾーンのそれぞれにおける加熱能力または冷却能力を変更可能に構成された光学装置。
  3. 前記複数の熱電回路は、前記熱電素子の数が互いに異なる前記複数の熱電回路を含む、請求項1または2に記載の光学装置。
  4. 一つの前記熱電回路に含まれる少なくとも一つの前記熱電素子が、他の前記熱電回路にも含まれた、請求項1~3のうちいずれか一つに記載の光学装置。
  5. 前記ベースは、前記光学部品が実装された実装面を有するとともに、
    前記ベースには、前記熱電回路として、前記実装面に対して一の前記光学部品の反対側に配置された第一熱電回路と、前記実装面に対して別の前記光学部品の反対側に配置された第二熱電回路と、が設けられた、請求項1~4のうちいずれか一つに記載の光学装置。
  6. 前記ベースは、部品または前記光学部品が実装された実装面を有するとともに、
    前記ベースには、前記熱電回路として、前記実装面に対して前記部品または前記光学部品の反対側に前記複数の熱電回路が設けられた、請求項1~4のうちいずれか一つに記載の光学装置。
  7. 前記ベースは、前記光学部品が実装された実装面を有するとともに、
    前記ベースには、前記熱電回路として、前記実装面の第一領域と重なる第一熱電回路と、前記第一領域と少なくとも部分的に異なる前記実装面の第二領域と重なる第二熱電回路と、が設けられた、請求項1~4のうちいずれか一つに記載の光学装置。
  8. 前記ベースは、前記光学部品が実装された実装面を有するとともに、
    前記ベースには、前記熱電回路として、前記実装面の第一領域と重なる第一熱電回路と、前記第一領域とは重ならない第二熱電回路と、が設けられた、請求項1~4のうちいずれか一つに記載の光学装置。
  9. 前記一つの熱電回路の端部と、前記他の熱電回路の端部とが、隙間をあけて隣接した、請求項1に記載の光学装置。
  10. 前記複数の熱電回路は、それぞれ同数の前記熱電素子を含む複数の熱電回路を含む、請求項1または2に記載の光学装置。
  11. 接続状態が切り替わるよう前記スイッチを制御する制御部を備えた、請求項2に記載の光学装置。
  12. 温度センサを備え、
    前記制御部は、前記温度センサによって検出された温度に基づいて前記スイッチの接続状態を切り替える、請求項11に記載の光学装置。
  13. 前記スイッチは、温度に応じて変形することにより開閉を切り替える可動子を有した、請求項2に記載の光学装置。
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