JP2011199004A - 光出力装置、及び光出力装置の制御方法 - Google Patents

光出力装置、及び光出力装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】レーザ素子が設置された複数の温度制御素子を駆動させる場合における消費電力を軽減すること。
【解決手段】ペルチェ駆動回路(6)は、4つの温度制御素子のうちからアナログスイッチ(8)により選択される一部の駆動対象素子を駆動させる。アナログスイッチ(8)は、駆動対象素子を、繰り返し切り換える。
【選択図】図1

Description

本発明は、光出力装置、及び光出力装置の制御方法に関する。
伝送容量を大きくするために、複数のチャネルの光信号を1本の光ファイバで伝送する波長多重方式が広く用いられている。
波長多重方式を用いた光出力装置91の簡単な構成の一例を図9に示す。
同図に示すようにこの光出力装置91では、10チャネルの電気信号がマルチプレキサ92において4チャネルの電気信号に分配される。そして、各々のチャネルの電気信号が、レーザ素子93a、93b、93c、93d、により光信号に変換され、各々の光信号が光合波器94により多重化される。なお、図9では、各レーザ素子93a〜93dを駆動させるための回路や変調器等は省略されている。
このような光出力装置91では、各レーザ素子から出力される光信号の波長が各レーザ素子93a〜93dに固有の目標波長になるよう、各レーザ素子93a〜93dの温度が調整されるようになっている。
例えば、各レーザ素子93a〜93dの温度は、各レーザ素子93a〜93dをペルチェ素子95a〜95dに配置しておいた上で、マイクロプロセッサ96が以下の処理を行うことにより調整される。
例えば、マイクロプロセッサ96は、レーザ素子93aの温度をレーザ素子93aに固有の目標温度へと調整する場合、まず、温度センサ97aにより検知されたレーザ素子93aの温度と目標温度との温度差を取得する。そして、マイクロプロセッサ96は、この温度差が「0」になるように、ペルチェ駆動回路98aからペルチェ素子95aへと出力される駆動電流を制御する。マイクロプロセッサ96は、この駆動電流を制御することにより、ペルチェ素子95aによるレーザ素子93aの加熱や冷却を制御する。レーザ素子93b〜93dの温度を調整する場合も同様である。
ここで、温度調整の際の消費電力は、上記温度差が大きいほど大きくなることがわかっている。図10に、温度調整の際の上記温度差と消費電力との関係を示す。
なお、下記特許文献1には、レーザ素子の温度を目標温度へと調整する方法の一例が開示されている。
特開2004−289075号公報
図9に示すような光出力装置においてすべてのペルチェ素子を同時に駆動させるようにする場合、レーザ素子の数(すなわち、ペルチェ素子の数)が多いほど、各レーザ素子の温度を調整する際の消費電力が増大することになる。この場合、レーザ素子の数によっては、光出力装置に予め割り当てられた消費電力の上限を超えてしまう虞がある。
本発明の目的は、レーザ素子が設置された複数の温度制御素子を駆動させる場合における消費電力を軽減することである。
上記課題を解決するために、本発明に係る光出力装置は、レーザ素子が設置された複数の温度制御素子と、各温度制御素子を駆動させることにより、各温度制御素子に設置されたレーザ素子の加熱又は冷却を行う駆動制御手段と、を含み、各温度制御素子に設置されたレーザ素子から出力されるレーザ光に基づく光信号を出力する光出力装置であって、前記駆動制御手段は、前記複数の温度制御素子のうちから駆動対象素子として選択される一部の温度制御素子を駆動させる駆動手段と、駆動対象素子を、繰り返し切り換える切換手段と、を含むことを特徴とする。
本発明の一態様では、各温度制御素子が所定の選択順序に従って、順次、駆動対象素子として選択され、前記駆動手段は、前記駆動対象素子に設置されたレーザ素子の温度が該レーザ素子に割り当てられた基準温度範囲内の温度になるよう、該駆動対象素子を駆動させ、前記切換手段は、前記駆動対象素子に設置されたレーザ素子の温度が、該レーザ素子に割り当てられた基準温度範囲内の温度になった場合に、前記選択順序が次の温度制御素子へと駆動対象素子を切り換えるようにしてもよい。
また、本発明の一態様では、、前記選択順序が最後の温度制御素子に設置されたレーザ素子の温度が基準温度範囲内の温度になるべき将来のタイミングを特定するためのタイミング特定情報を取得する取得手段と、前記最後の温度制御素子より前記選択順序が前の温度制御素子に設置されたレーザ素子の温度が前記タイミング特定情報により特定されるタイミングで該レーザ素子に対応する目標温度になるよう、該レーザ素子に割り当てられる基準温度範囲を設定する設定手段をさらに含んでいてもよい。
また、本発明の一態様では、前記光出力装置は、レーザ素子がある温度になるよう前記駆動手段が該レーザ素子が設置された温度制御素子を駆動させた場合における、駆動開始時の該温度制御素子に関する状況と、該レーザ素子が該ある温度になるまでの時間と、の関係を示す情報を記憶してなる記憶手段と、をさらに含み、前記設定手段は、前記最後の温度制御素子より前記選択順序が前の温度制御素子へと駆動対象素子が切り換わるごとに、該温度制御素子に関する現在の状況と、前記記憶手段に記憶される情報と、前記タイミング特定情報により特定されるタイミングまでの時間と、に基づいて所定の演算を行うことにより、該温度制御素子に設定されるレーザ素子に割り当てられる基準温度範囲を算出するようにしてもよい。
また、本発明の一態様では、各温度制御素子は該温度制御素子が収容されるケースの底面に設置され、各ケースは前記光出力装置の底面に設置され、前記温度制御素子に関する現在の状況には、温度検知手段により検知される、該温度制御素子に設置されたレーザ素子の現在の温度と、温度検知手段により検知される、該温度制御素子が収容されるケースの底面の温度と、温度検知手段により検知される、前記光出力装置の底面の温度と、が含まれてもよい。
また、本発明の一態様では、前記切換手段は、駆動対象素子より前記選択順序が前の温度制御素子に設置されたレーザ素子の温度が該レーザ素子に割り当てられた基準温度範囲外の温度になった場合に、駆動対象素子を該温度制御素子へと切り換えるようにしてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明に係る光出力装置の制御方法は、レーザ素子が設置された複数の温度制御素子を含む光出力装置の制御方法であって、各温度制御素子が、該温度制御素子に設置されたレーザ素子の加熱又は冷却を行うステップを含み、前記ステップは、前記複数の温度制御素子のうちから選出される一部の駆動対象素子が、該駆動対象素子に設置されたレーザ素子の加熱又は冷却を行うステップと、前記駆動対象素子を、繰り返し切り換えるステップと、を含むことを特徴とする。
本発明の実施形態に係る光出力装置の構成を示す図である。 TOSAの断面図を示す図である。 制御部により実行される処理の一例を示すフロー図である。 制御部の構成を示す図である。 制御部により実行される処理の一例を示すフロー図である。 制御部により実行される処理の一例を示すフロー図である。 データの一例を示す図である。 制御部により実行される処理の一例を示すフロー図である。 光出力装置の構成を示す図である。 レーザ素子の温度と目標温度との温度差と、消費電力と、の関係を示す図である。
[光出力装置]
図1は、本発明の実施形態に係る光出力装置2の構成を示す図である。同図に示すように、光出力装置2は、図示しない筐体の中に、制御部4と、ペルチェ駆動回路6と、アナログスイッチ8と、マルチプレキサ10と、4つのペルチェ素子12と、各ペルチェ素子12に設置されたレーザ素子14と、各ペルチェ素子12に設置された温度センサ16と、各ペルチェ素子12に設置された変調器18と、光合波器20と、を備えている。
また、図1では示されていないが、光出力装置2は、各レーザ素子14を駆動させるための回路や電流源等も備えている。また、図1では示されていないが、光出力装置2は、光受信モジュールを備えており、光受信装置としても機能する。
ペルチェ素子12ch1には、レーザ素子14ch1と、温度センサ16ch1と、変調器18ch1と、が配置されている。ペルチェ素子12ch1、レーザ素子14ch1、温度センサ16ch1、及び変調器18ch1は、図示しないケースに収容される。ペルチェ素子12ch1、レーザ素子14ch1、温度センサ16ch1、及び変調器18ch1によりTOSA(Transmitter Optical Subassembly)が形成される。
ペルチェ素子12ch2には、レーザ素子14ch2と、温度センサ16ch2と、変調器18ch2と、が配置されている。ペルチェ素子12ch2、レーザ素子14ch2、温度センサ16ch2、及び変調器18ch2は、図示しないケースに収容される。ペルチェ素子12ch2、レーザ素子14ch2、温度センサ16ch2、及び変調器18ch2によりTOSAが形成される。
ペルチェ素子12ch3には、レーザ素子14ch3と、温度センサ16ch3と、変調器18ch3と、が配置されている。ペルチェ素子12ch3、レーザ素子14ch3、温度センサ16ch3、及び変調器18ch3は、図示しないケースに収容される。ペルチェ素子12ch3、レーザ素子14ch3、温度センサ16ch3、及び変調器18ch3によりTOSAが形成される。
ペルチェ素子12ch4には、レーザ素子14ch4と、温度センサ16ch4と、変調器18ch4と、が配置されている。ペルチェ素子12ch4、レーザ素子14ch4、温度センサ16ch4、及び変調器18ch4は、図示しないケースに収容される。ペルチェ素子12ch4、レーザ素子14ch4、温度センサ16ch4、及び変調器18ch4によりTOSAが形成される。
図2は、一個のTOSAの断面図を示す図である。同図に示すように、光出力装置2の筐体の底面22の上にTOSAが格納されたケースの底面24が配置され、底面24の上にペルチェ素子12が配置される。そして、ペルチェ素子12の上に金属層26が配置され、金属層26の上にレーザ素子14や温度センサ16などが配置される。
レーザ素子14は、例えば、レーザダイオードである。レーザ素子14は、レーザ光を出力する。
制御部4は、例えば、マイクロプロセッサやマイクロコントローラである。制御部4は、図示しない記憶手段に記憶されるプログラムに従って動作する。例えば、制御部4は、ペルチェ駆動回路6を駆動させるための駆動信号(パルス信号)を、ペルチェ駆動回路6に出力する。また、例えば、制御部4は、ペルチェ駆動回路6に接続するペルチェ素子12を切り換えるための切り換え信号を、アナログスイッチ8に出力する。
制御部4の詳細については後述する。
ペルチェ駆動回路6は、上記駆動信号に従って駆動する。ペルチェ駆動回路6は、上記駆動信号に従って、ペルチェ素子12を駆動させるための駆動電流を出力する。
アナログスイッチ8は、制御部4から出力される信号に従い、ペルチェ駆動回路6を、4つのペルチェ素子12のうちのいずれかと接続する。ペルチェ駆動回路6から出力される駆動電流は、ペルチェ駆動回路6に接続されたペルチェ素子12にのみ印加されることになる。
ペルチェ素子12は、ペルチェ駆動回路6から出力される駆動電流に従って駆動する。その結果、ペルチェ素子12は、そのペルチェ素子12に設置されたレーザ素子14の加熱又は冷却を行う。例えば、ペルチェ素子12ch1は、レーザ素子14ch1の加熱又は冷却を行う。また、例えば、ペルチェ素子12ch2は、レーザ素子14ch2の加熱又は冷却を行い、ペルチェ素子12ch3は、レーザ素子14ch3の加熱又は冷却を行い、ペルチェ素子12ch4は、レーザ素子14ch4の加熱又は冷却を行う。
また、温度センサ16は、その周辺の温度を検知し、検知した温度Kを制御部4へと出力する。例えば、温度センサ16ch1は、その周辺の温度を検知することでレーザ素子14ch1の温度を検知し、検知した温度Kch1を制御部4へと出力する(図1参照)。同様に、温度センサ16ch2は、その周辺の温度を検知することでレーザ素子14ch2の温度を検知し、検知した温度Kch2を制御部4へと出力し、温度センサ16ch3は、その周辺の温度を検知することでレーザ素子14ch3の温度を検知し、検知した温度Kch3を制御部4へと出力し、温度センサ16ch4は、その周辺の温度を検知することでレーザ素子14ch4の温度を検知し、検知した温度Kch4を制御部4へと出力する。
また、変調器18は、レーザ素子14から出力されるレーザ光を変調する。例えば、変調器18ch1は、レーザ素子14ch1から出力されるレーザ光を変調する。また、例えば、変調器18ch2は、レーザ素子14ch2から出力されるレーザ光を変調し、変調器18ch3は、レーザ素子14ch3から出力されるレーザ光を変調し、変調器18ch4は、レーザ素子14ch4から出力されるレーザ光を変調する。
この光出力装置2では、いわゆる波長多重方式の利用により、伝送容量の増大が図られている。
すなわち、図1に示すように、10Gbit/sの伝送速度を有する10チャンネルの電気信号が、マルチプレキサ10により、25Gbit/sの伝送速度を有する4チャネルの電気信号に分配される。より詳しくは、マルチプレキサ10によって、10チャンネルの電気信号が、最初のチャンネルであるチャンネルCH1の電気信号、2番目のチャンネルであるチャンネルCH2の電気信号、3番目のチャンネルであるチャンネルCH3の電気信号、及び最後のチャンネルであるチャンネルCH4の電気信号に分配される。そして、4チャンネルの電気信号が、それぞれ、光信号に変換される。より詳しくは、チャンネルCH1の電気信号がレーザ素子14ch1及び変調器18ch1によってチャンネルCH1の光信号に変換され、チャンネルCH2の電気信号がレーザ素子14ch2及び変調器18ch2によってチャンネルCH2の光信号に変換され、チャンネルCH3の電気信号がレーザ素子14ch3及び変調器18ch3によってチャンネル3の光信号に変換され、チャンネルCH4の電気信号がレーザ素子14ch4及び変調器18ch4によってチャンネル4の光信号に変換される。
そして、各チャンネルの光信号が光合波器20によって多重化される。その結果として、図1に示すように、光出力装置2が、1つの光信号を出力するようになっている。
この光出力装置2では、各チャンネルCHn(n=1,2,3,4)の光信号の波長がチャンネルCHnに固有の目標波長λchnになるようにするために、制御部4が各チャンネルについていわゆるATC制御を行う。その結果、レーザ素子14chnの温度Kchnが、チャンネルCHnに固有の目標温度Knに調整されるようになっている。例えば、制御部4がチャンネル1についてATC制御を行うことにより、レーザ素子14ch1の温度Kch1が、チャンネルCH1に固有の目標温度K1に調整されるようになっている。
ここで、制御部4が全てのチャンネルについて同時にATC制御を行うと、光出力装置2で消費される電力が大きくなってしまう。
この点、この光出力装置2では、ATC制御が行われるチャンネルが繰り返し切り換わるようになっており、その結果として、光出力装置2で消費される電力が軽減されるようになっている。
以下、この点について説明する。
図3は、制御部4により行われる処理の一例を示すフロー図である。この処理は、例えば、光出力装置2の起動時に行われる。
まず、制御部4は、処理対象のチャンネルCHnを設定し、ペルチェ駆動回路6をペルチェ素子12chnに接続するための切り換え信号をアナログスイッチ8に出力する(S101)。その結果、アナログスイッチ8は、ペルチェ駆動回路6をペルチェ素子12chnに接続することになる。なお、ペルチェ駆動回路6に接続されたペルチェ素子12chnが駆動対象素子に相当する。
なお、最初は、処理対象のチャンネルCHnとして最初のチャンネルCH1が設定される。
そして、制御部4は、S102〜S104のステップを繰り返し行うことにより、ペルチェ素子12chnを対象に、ATC制御を行う。
すなわち、制御部4は、S102のステップにおいて、温度センサ16chnにより検出されるレーザ素子14chnの温度Kchnと、チャンネルCHnの目標温度Knと、の差ΔKchnを算出する(S102)。
そして、制御部4は、ΔKchnが所定値Δ以下であるか否かを判定し(S103)、ΔKchnが所定値Δより大きい場合(S103のN)、ΔKchnに基づいて駆動信号を生成し、出力する(S104)。制御部4は、ΔKchnに基づいて駆動信号を生成することにより、ΔKchnが所定値Δ以下になるようにペルチェ素子12chnを駆動させる。
なお、目標温度Knとの差が上記Δ以下である温度範囲が、ペルチェ素子12chnに配置されたレーザ素子14chnに割り当てられた基準温度範囲、に相当する。
上記のようなATC制御は、ΔKchnが所定値Δ以下になるまで続けられる。
すなわち、制御部4は、ΔKchnが所定値Δ以下である場合(S103のY)、ペルチェ素子12chnを対象としたATC制御を終了する。そして、制御部4は、処理対象のチャンネルCHnが最後のチャンネルCH4でない場合(S105のN)、処理対象のチャンネルCHnを次のチャンネルに更新し(S106)、ペルチェ駆動回路6を新たな処理対象のチャンネルCHnに接続するための切り換え信号をアナログスイッチ8に出力する。
一方、制御部4は、処理対象のチャンネルCHnが最後のチャンネルCH4である場合(S105のY)、温度センサ16ch1により検出されるレーザ素子14ch1の温度Kch1とチャンネルCH1の目標温度K1との差ΔKch1、温度センサ16ch2により検出されるレーザ素子14ch2の温度Kch2とチャンネルCH2の目標温度K2との差ΔKch2、温度センサ16ch3により検出されるレーザ素子14ch3の温度Kch3とチャンネルCH3の目標温度K3との差ΔKch3、及び、温度センサ16ch4により検出されるレーザ素子14ch4の温度Kch4とチャンネルCH4の目標温度K4との差ΔKch4、が全て上記所定値Δ以下であるか否かを判定する(S107)。
制御部4は、ΔKch1、ΔKch2、ΔKch3、及びΔKch4、がすべて所定値Δ以下である場合(S107のY)、処理を終了する。その後、制御部4は、各レーザ素子14の温度を目標温度に安定化させるために、ペルチェ駆動回路6に接続するペルチェ素子12を予め定められた周期で切り換えながらATC制御を行う。
一方、制御部4は、ΔKch1、ΔKch2、ΔKch3、及びΔKch4のいずれかが所定値Δ以下でない場合(S107のN)、処理対象のチャンネルCHnをチャンネルCH1に設定し(S101)、S102以降のステップを再度行うことになる。
図4は図3に示す処理を実行する制御部4(駆動制御手段)の構成を示す図である。同図に示すように制御部4は、駆動信号生成部30、比較部32,及び切り換え部33を含む。
駆動信号生成部30(駆動手段)は、複数のペルチェ素子12ch1、12ch2、12ch3、及び12ch4の各々を駆動させることにより、各ペルチェ素子12に設置されたレーザ素子14の加熱又は冷却を行う。
本実施形態の場合、駆動信号生成部30は、上記駆動信号(パルス信号)を生成しペルチェ駆動回路6へと出力することにより、各ペルチェ素子を駆動させる。より詳しくは、駆動信号生成部30は、複数のペルチェ素子12ch1、12ch2、12ch3、及び12ch4のうちペルチェ駆動回路6に接続される一部のペルチェ素子12chnを駆動させる。
ペルチェ素子12chnを駆動させる場合、駆動信号生成部30は、例えば、温度センサ16chnにより検知されるレーザ素子14chnの温度Kchnに基づいて比較部32が取得した比較結果(上記ΔKchn)に基づいて駆動信号を生成する。こうすることにより、駆動信号生成部30は、ペルチェ素子12chnを、その温度Kchnが基準温度範囲内の温度になるよう駆動させる。
比較部32は、ペルチェ素子12chnに設置されるレーザ素子14chnの温度Kchnを温度センサ16chnから取得し、温度Kchnと、レーザ素子14chnに割り当てられた目標温度Knと、を比較する。また、比較部32は、比較結果(上記ΔKchn)を駆動信号生成部30へと出力する。
切り換え部33(切換手段)は、切り換え信号をアナログスイッチ8へと出力することにより、ペルチェ駆動回路6に接続するペルチェ素子12chnを繰り返し切り換える。本実施形態の場合、切り換え部33は、レーザ素子14chnの温度Kchnが基準温度範囲内の温度になった場合に、切り換え信号を出力する。こうすることにより、切り換え部33は、レーザ素子14chnの温度Kchnが基準温度範囲内の温度になった場合に、ペルチェ駆動回路6に接続するペルチェ素子12chnを切り換える。
なお、本発明の実施形態は上記実施形態だけに限らない。
例えば、上記実施形態では、ペルチェ駆動回路6に一つのペルチェ素子12が接続されるようになっている。しかし、ペルチェ駆動回路6に一部のペルチェ素子12が接続されるのであれば、ペルチェ駆動回路6に複数のペルチェ素子12が接続されてもよい。
[変形例1]
ところで、ペルチェ駆動回路6に接続されるペルチェ素子12が切り換わった場合、以前ペルチェ駆動回路6に接続されていたペルチェ素子12の駆動が停止される。そのため、当該ペルチェ素子12に配置されるレーザ素子14の温度がその後に低下していってしまう。
そこで、現在ペルチェ駆動回路6に接続されているペルチェ素子(駆動対象素子)の以前にペルチェ駆動回路6に接続されていたペルチェ素子、に設置されるレーザ素子14の温度が基準温度範囲外の温度になった場合、当該ペルチェ素子がペルチェ駆動回路6に再度接続されるようにしてもよい。以下、この態様(変形例1)について説明する。
図5の変形例1において制御部4が行う処理のフロー図である。
同図に示すように、変形例1では、S102のステップの代わりに、S201のステップにおいて、ΔKch1、ΔKch2、ΔKch3、及びΔKch4を取得する。
そして、S202のステップにおいて、ペルチェ素子12chnより前にペルチェ駆動回路6に接続されていたペルチェ素子12chmごとに、当該ペルチェ素子12chmに設置されたレーザ素子14の温度Kchmと、レーザ素子14chmに割り当てられる目標温度Kmと、の差ΔKchmが上記所定値Δより大きいか否かを判定する。なお、目標温度Kmとの差がΔKchm以内である温度範囲が、レーザ素子14chmに割り当てられる基準温度範囲に相当する。
そして、いずれかのΔKchmが上記所定値Δより大きい場合(S202のY)、制御部4は、処理対象のチャンネルCHnをチャンネルCHmに切り換える(S203)。具体的には、制御部4は、切り換え信号をアナログスイッチ8へと出力し、ペルチェ駆動回路6をペルチェ素子12chmに接続させる。こうして、ATC制御の対象を、ペルチェ素子12chmへと切り換える。そして、制御部4は、S104の以降のステップを実行する。
一方、いずれのΔKchmも上記所定値Δ以下である場合(S202のN)、制御部4は、S103以降のステップを実行し、ペルチェ素子12chnに対するATC制御を続ける。
変形例1でも、全てのチャンネルについて同時にATC制御が行われるようになっていないので、光出力装置2で消費される電力が低減されるようになる。
[変形例2]
また、例えば、制御部4は、目標温度に段階的にかえながらATC制御を行うようにしてもよい。以下、この態様(変形例2)について説明する。
図6は、変形例2において制御部4が行う処理を示すフロー図である。
変形例2では、S101のステップの後、S102のステップを行うまえに、レーザ素子14chnの温度が仮の目標温度kになるようATC制御を行う(S301〜S304)。
すなわち、制御部4は、仮の目標温度kを設定する(S301)。例えば、制御部4は、目標温度Knに基づいて、仮の目標温度kを設定する。例えば、制御部4は、目標温度Knの半分の温度を、仮の目標温度kとして設定する。
そして、制御部4は、レーザ素子14chnの温度Kchnと、仮の目標温度kと、の差Δkchnを算出し(S302)、Δkchnが所定値Δ以下であるか否かを判定する(S303)。
Δkchnが所定値Δより大きい場合(S303のN)、制御部4は、レーザ素子14chnの温度Kchnを仮の目標温度kに近づけるべく、Δkchnに基づいて駆動信号を生成し、ペルチェ素子12chnへと出力する(S304)。そして、制御部4は、S302以降のステップを再度実行する。
一方、Δkchnが所定値Δ以下である場合(S303のY)、制御部4は、レーザ素子14chnの温度Kchnを、本来の目標温度Knに調整すべく、S102以降のステップを実行することになる。
変形例2でも、全てのチャンネルについて同時にATC制御が行われるようになっていないので、光出力装置2で消費される電力が低減されるようになる。
[変形例3]
上述のように、ペルチェ素子12の駆動が停止されると、当該ペルチェ素子12に配置されるレーザ素子14の温度がその後に低下していってしまう。
この点、レーザ素子12ch1の温度Kch1が目標温度K1よりも高い温度になるようATC制御をすれば、最後にATC制御が行われるペルチェ素子12ch4に対するATC制御が完了するタイミングで、レーザ素子12ch1の温度Kch1が目標温度K1になるよう調整することが可能になる。同様に、レーザ素子12ch2の温度Kch2が目標温度K2よりも高い温度になるようATC制御をすれば、ペルチェ素子12ch4に対するATC制御が完了するタイミングで、レーザ素子12ch2の温度Kch2が目標温度K2になるよう調整することが可能になる。同様に、レーザ素子12ch3の温度Kch3が目標温度K3よりも高い温度になるようATC制御をすれば、ペルチェ素子12ch4に対するATC制御が完了するタイミングで、レーザ素子12ch3の温度Kch3が目標温度K3になるよう調整することが可能になる。
そこで、制御部4は、最後にATC制御が行われるペルチェ素子12、すなわち、最後のペルチェ素子12、に対するATC制御が完了するタイミングで最後のペルチェ素子12より前にATC制御が行われるペルチェ素子12に設置されたレーザ素子14の温度がその目標温度になるようにするために、当該ペルチェ素子12に設置されたレーザ素子14の温度がその目標温度よりも高い温度になるよう、当該ペルチェ素子12に対してATC制御を行うようにしてもよい。以下、この態様(以下、変形例3)について説明する。
変形例3では、光出力装置2には、光出力装置2の筐体の底面の温度(以下、筐体温度)を検知するための温度センサが備えられる。また、光出力装置2には、TOSAを収容するケースごとに、当該ケースの底面の温度、すなわち、当該ケースと当該ケースに収容されるペルチェ素子12との接合面の温度(以下、ジャンクション温度)、を検知するための温度センサが備えられる。
また、変形例3では、光出力装置2の記憶手段に、図7に示すデータが記憶される。このデータは、ペルチェ素子12に設置されたレーザ素子14がある任意の温度KになるようATC制御を行って当該ペルチェ素子12を実際に駆動させた場合における、該レーザ素子14が温度Kになるまでの時間t1と、ATC制御開始時におけるペルチェ素子12に関する状況と、の関係を示す。ここで、ペルチェ素子12に関する状況には、ここでは、当該ペルチェ素子12に設置されたレーザ素子14の温度K、当該ペルチェ素子12が収容されたケースのジャンクション温度K、及び筐体温度Kが含まれる。このデータを参照すれば、例えば、ペルチェ素子12に設置されたレーザ素子14の温度KがKαであり、且つ、ペルチェ素子12が収容されたケースのジャンクション温度KがKβであり、且つ、筐体温度KがKγである状況下でレーザ素子14の温度がKxになるようペルチェ素子12を駆動させた場合における、レーザ素子14の温度がKxになるまでの時間t2がわかる。
こうした上で、制御部4は、図8に示す処理を実行する。
すなわち、制御部4は、S101のステップの後、S102〜S104のステップを実行する代わりに、S401〜S404のステップを実行する。こうすることにより、ペルチェ素子12ch1、ペルチェ素子12ch2、ペルチェ素子12ch3、及びペルチェ素子12ch4に対して順番に、ATC制御を行う。
まず、ペルチェ素子12ch1対してATC制御を行う場合、すなわち、ペルチェ素子12chnがペルチェ素子12ch1である場合について説明する。
この場合、制御部4は、S401のステップにおいて基準温度Kを設定する。例えば、予め記憶される目標温度K1よりも高い温度Kxを基準温度K(目標温度)として設定する。
そして、制御部4は、温度センサ16ch1により検知されるレーザ素子14ch1の温度Kch1と、基準温度Kと、の差ΔKを算出する(S402)。
そして、制御部4は、ΔKが上記所定値Δ以下であるか否かを判定する(S403)。ΔKが所定値Δより大きい場合(S403のN)、ΔKに基づいて駆動信号を生成し、ペルチェ駆動回路6へと出力する(S404)。そして、制御部4は、S402以降のステップを再度実行する。
一方、ΔKが所定値Δ以下である場合(S403のY)、制御部4は、S105のステップへと進む。ここで、制御部4は、S105のステップに進む前に、下記の数式に従って、最後のペルチェ素子12ch4に設置されたレーザ素子ch4の温度がその目標温度K4になるべきタイミングを特定する。
Figure 2011199004
上記数式は、筐体温度がKである状況下ATC制御を行ってレーザ素子14の温度を任意の温度Kまで上昇させた後でATC制御を停止した場合に、レーザ素子14の温度が任意の温度Kになるまでの時間t2を示す数式である。制御部4は、基準温度KxをKに代入し、且つ、目標温度K1をKに代入し、且つ、現在の筐体温度をKcに代入することにより、t2を算出する。以下、ここで得られたt2の値をTと記載する。このTがタイミング特定情報に相当する。
次に、ペルチェ素子12ch2対してATC制御を行う場合、すなわち、ペルチェ素子12chnがペルチェ素子12ch2である場合について説明する。
この場合も、制御部4は、S401のステップにおいて基準温度Kを設定する。
ここでは、制御部4は、レーザ素子14ch2の現在の温度、レーザ素子14ch2が収容されるケースの現在のケース温度、及び現在の筐体温度からなるペルチェ素子12ch2に関する現在の状況と、上記データと、上記Tと、に基づいて所定の演算を行うことにより、基準温度Kを算出する。
より詳しくは、制御部4は、上記データを参照することにより、上記Kを変えながら現在の状況下でレーザ素子14ch2の温度がKになるようペルチェ素子12ch2を駆動させた場合に予想される時間t1を取得する。それと同時に、制御部4は、上記数式において、Kに現在の筐体温度を代入し、且つ、Kに目標温度K2を代入した上で、上記数式のKにKを代入しながら、t1とt2との和が上記TになるようなKを算出する。なお、こうして算出されたKを上記数式に代入して得られるt2の値をT1と記載する。
こうして算出されたKが基準温度Kとして設定されることとなる。
なお、上記Tが、「タイミング特定情報により特定されるタイミングまでの時間」に相当する。
そして、制御部4は、温度センサ16ch2により検知されるレーザ素子14ch2の温度Kch2と、基準温度Kと、の差ΔKを算出する(S402)。
そして、制御部4は、ΔKが上記所定値Δ以下であるか否かを判定する(S403)。ΔKが所定値Δより大きい場合(S403のN)、ΔKに基づいて駆動信号を生成し、ペルチェ駆動回路6へと出力する(S404)。そして、制御部4は、S402以降のステップを再度実行する。なお、基準温度Kとの差がΔである温度範囲が基準温度範囲に相当する。
一方、ΔKが所定値Δ以下である場合(S403のY)、制御部4は、S105のステップへと進むことになる。
次に、ペルチェ素子12ch3対してATC制御を行う場合、すなわち、ペルチェ素子12chnがペルチェ素子12ch3である場合について説明する。
この場合も、制御部4は、S401のステップにおいて仮の目標温度Kを設定する。
ここでは、制御部4は、レーザ素子14ch3の現在の温度、レーザ素子14ch3が収容されるケースの現在のケース温度、及び現在の筐体温度からなるペルチェ素子12ch3に関する現在の状況と、上記データと、上記T1と、に基づいて所定の演算を行うことにより、基準温度Kを算出する。なお、この場合、上記T1が、「タイミング特定情報により特定されるタイミングまでの時間」に相当する。
より詳しくは、制御部4は、上記データを参照することにより、上記Kを変えながら現在の状況下でレーザ素子12ch3の温度がKになるようペルチェ素子12ch3を駆動させた場合に予想される時間t1を取得する。それと同時に、制御部4は、上記数式において、Kに現在の筐体温度を代入し、且つ、Kに目標温度K3を代入した上で、上記数式のKにKを代入しながら、t1とt2との和が上記T1になるようなKを算出する。
こうして算出されたKが基準温度Kとして設定されることとなる。
そして、制御部4は、温度センサ16ch3により検知されるレーザ素子14ch3の温度Kch3と、基準温度Kと、の差ΔKを算出する(S402)。
そして、制御部4は、ΔKが上記所定値Δ以下であるか否かを判定する(S403)。ΔKが所定値Δより大きい場合(S403のN)、ΔKに基づいて駆動信号を生成し、ペルチェ駆動回路6へと出力する(S404)。そして、制御部4は、S402以降のステップを再度実行する。なお、基準温度Kとの差がΔである温度範囲が基準温度範囲に相当する。
一方、ΔKが所定値Δ以下である場合(S403のY)、制御部4は、S105のステップへと進むことになる。
次に、ペルチェ素子12ch4対してATC制御を行う場合、すなわち、ペルチェ素子12chnが最後のペルチェ素子12ch4である場合について説明する。
この場合、制御部4は、S401のステップにおいて、目標温度K4自身を基準温度Kとして設定する。
そして、制御部4は、温度センサ16ch4により検知されるレーザ素子14ch4の温度Kch4と、基準温度K(すなわち、目標温度K4)と、の差ΔKを算出する(S402)。
そして、制御部4は、ΔKが上記所定値Δ以下であるか否かを判定する(S403)。ΔKが所定値Δより大きい場合(S403のN)、ΔKに基づいて駆動信号を生成し、ペルチェ駆動回路6へと出力する(S404)。そして、制御部4は、S402以降のステップを再度実行する。
一方、ΔKが所定値Δ以下である場合(S403のY)、制御部4は、S105のステップへと進むことになる。
変形例3でも、全てのチャンネルについて同時にATC制御が行われるようになっていないので、光出力装置2で消費される電力が低減されるようになる。
また、変形例3では、ペルチェ素子12ch4に対するATC制御が完了するタイミングで、すべてのレーザ素子14が各々の目標温度になる可能性が高くなる。その結果、各ペルチェ素子12に対して行うATC制御の回数が減るので、光出力装置2で消費される電力がより低減されるようになる。
2 光出力装置、4 制御部、6 ペルチェ駆動回路、8 アナログスイッチ、10 マルチプレキサ、12ch1, 12ch2, 12ch3, 12ch4 ペルチェ素子、14ch1, 14ch2, 14ch3, 14ch4 レーザ素子、16ch1, 16ch2, 16ch3, 16ch4 温度センサ、18ch1, 18ch2, 18ch3, 18ch4 変調器、20 光合波器、22 筐体の底面、24 ケースの底面、26 金属層、30 駆動信号生成部、32 比較部、33 切り換え部。

Claims (7)

  1. レーザ素子が設置された複数の温度制御素子と、
    各温度制御素子を駆動させることにより、各温度制御素子に設置されたレーザ素子の加熱又は冷却を行う駆動制御手段と、を含み、
    各温度制御素子に設置されたレーザ素子から出力されるレーザ光に基づく光信号を出力する光出力装置であって、
    前記駆動制御手段は、
    前記複数の温度制御素子のうちから駆動対象素子として選択される一部の温度制御素子を駆動させる駆動手段と、
    駆動対象素子を、繰り返し切り換える切換手段と、を含むこと、
    を特徴とする光出力装置。
  2. 各温度制御素子が所定の選択順序に従って、順次、駆動対象素子として選択され、
    前記駆動手段は、
    前記駆動対象素子に設置されたレーザ素子の温度が該レーザ素子に割り当てられた基準温度範囲内の温度になるよう、該駆動対象素子を駆動させ、
    前記切換手段は、
    前記駆動対象素子に設置されたレーザ素子の温度が、該レーザ素子に割り当てられた基準温度範囲内の温度になった場合に、前記選択順序が次の温度制御素子へと駆動対象素子を切り換えること、
    を特徴とする請求項1に記載の光出力装置。
  3. 前記選択順序が最後の温度制御素子に設置されたレーザ素子の温度が基準温度範囲内の温度になるべき将来のタイミングを特定するためのタイミング特定情報を取得する取得手段と、
    前記最後の温度制御素子より前記選択順序が前の温度制御素子に設置されたレーザ素子の温度が前記タイミング特定情報により特定されるタイミングで該レーザ素子に対応する目標温度になるよう、該レーザ素子に割り当てられる基準温度範囲を設定する設定手段をさらに含むこと、
    を特徴とする請求項2に記載の光出力装置。
  4. 前記光出力装置は、
    レーザ素子がある温度になるよう前記駆動手段が該レーザ素子が設置された温度制御素子を駆動させた場合における、駆動開始時の該温度制御素子に関する状況と、該レーザ素子が該ある温度になるまでの時間と、の関係を示す情報を記憶してなる記憶手段と、
    をさらに含み、
    前記設定手段は、
    前記最後の温度制御素子より前記選択順序が前の温度制御素子へと駆動対象素子が切り換わるごとに、該温度制御素子に関する現在の状況と、前記記憶手段に記憶される情報と、前記タイミング特定情報により特定されるタイミングまでの時間と、に基づいて所定の演算を行うことにより、該温度制御素子に設定されるレーザ素子に割り当てられる基準温度範囲を算出すること、
    を特徴とする請求項3に記載の光出力装置。
  5. 各温度制御素子は該温度制御素子が収容されるケースの底面に設置され、
    各ケースは前記光出力装置の底面に設置され、
    前記温度制御素子に関する現在の状況には、温度検知手段により検知される、該温度制御素子に設置されたレーザ素子の現在の温度と、温度検知手段により検知される、該温度制御素子が収容されるケースの底面の温度と、温度検知手段により検知される、前記光出力装置の底面の温度と、が含まれること、
    を特徴とする請求項4に記載の光出力装置。
  6. 前記切換手段は、
    駆動対象素子より前記選択順序が前の温度制御素子に設置されたレーザ素子の温度が該レーザ素子に割り当てられた基準温度範囲外の温度になった場合に、駆動対象素子を該温度制御素子へと切り換えること、
    を特徴とする請求項2に記載の光出力装置。
  7. レーザ素子が設置された複数の温度制御素子を含む光出力装置の制御方法であって、
    各温度制御素子が、該温度制御素子に設置されたレーザ素子の加熱又は冷却を行うステップを含み、
    前記ステップは、
    前記複数の温度制御素子のうちから選出される一部の駆動対象素子が、該駆動対象素子に設置されたレーザ素子の加熱又は冷却を行うステップと、
    前記駆動対象素子を、繰り返し切り換えるステップと、を含むこと、
    を特徴とする前記光出力装置の制御方法。
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