JP7370188B2 - 除湿システム - Google Patents

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Description

本発明は、冷凍・冷蔵オープンショーケース等の冷却装置が設置されるスーパーマーケット等の施設に用いられる除湿システムに関する。
従来、スーパーマーケット等の店舗に設置されるショーケースからの冷気が溜まった通路を快適にする空調システムが開示されている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載の技術は、ショーケース前の冷気をショーケース下の吸込ダクトから回収し、デシカント空調機で除湿した後、空気を天井から通路に向けて吹き出すものである。
特開2008-190826号公報
しかしながら、引用文献1に記載された技術では、吸込ダクト付近には常に冷気が流れるため、吸気ダクト付近の温度低下によって床及びスラブ下面に結露が発生する場合がある。
本発明は、各所の結露を防止し、冷却装置近傍の快適性を向上させることが可能な除湿システムを提供することを目的とする。
本発明にかかる除湿システムは、
下方に床下空間を有し、吹出孔が形成される床を含む部屋に用いられる除湿システムにおいて、
前記床下空間に除湿した空気を送る除湿機と、
前記吹出孔に設置されるディフューザーと、
前記床の上に設置される冷却装置と、
を備え、
前記ディフューザーは、前記床下空間側に下方口を有し、前記部屋側に上方口を有する流路が形成される
ことを特徴とする。
また、本発明にかかる除湿システムは、
前記床の上方に、吸込孔が形成された天井と、
前記床の下方に形成される床下空間と前記天井の上方に形成される天井裏空間とを結ぶ送風路と、
を備える
ことを特徴とする。
また、本発明にかかる除湿システムは、
前記流路を通過し前記部屋に吹き出す空気は、水平方向で風速が0.5m/sとなる最小拡散半径が上方向で風速が0.25m/sとなる最大到達距離よりも長い
ことを特徴とする。
また、本発明にかかる除湿システムは、
前記ディフューザーは、前記上方口を上方から見ても、前記下方口を通過して下方まで見ることはできない
ことを特徴とする。
また、本発明にかかる除湿システムは、
前記ディフューザーの前記下方口と前記上方口は、上方から投影すると、重ならないようにずれて配置される
ことを特徴とする。
また、本発明にかかる除湿システムは、
前記ディフューザーと前記冷却装置は、上方から投影して、少なくとも一部が重なる
ことを特徴とする。
本発明にかかる除湿システムによれば、各所の結露を防止し、冷却装置近傍の快適性を向上させることが可能となる。
本実施形態の除湿システムを示す。 第1実施形態のディフューザーの上面図を示す。 図2におけるIII-III断面を示す。 図2におけるIV-IV断面を示す。 第1実施形態のディフューザーの他の例を示す。 第2実施形態のディフューザーの斜視図を示す。 図6におけるVII-VII断面を示す。 第2実施形態のディフューザーの他の使用例を示す。 第2実施形態のディフューザーの他の例を示す。 第3実施形態のディフューザーの断面を示す。 第4実施形態のディフューザーの断面を示す。
以下、図面を参照して本発明にかかる除湿システム1の実施形態を説明する。
図1は、本実施形態の除湿システム1を示す。
本実施形態の除湿システム1は、建築物のスラブ10の上方に形成される床20、床20の上方に形成される天井30、及び、床20と天井30をつなぐ壁40や窓等に区画される部屋2に用いられる。天井30の上方には天井裏空間3、床20の下方には床下空間4が区画される。したがって、本実施形態の除湿システム1は、二重床構造、二重天井構造を有する。
床20は、孔によって構成される複数の吹出孔21を有する。吹出孔21の水平断面形状は、円形、楕円形、長方形、正方形等でよい。吹出孔21には、ディフューザー5が設置される。ディフューザー5の水平断面形状は、吹出孔21の水平断面形状にあわせて形成すればよい。床20の上には冷蔵又は冷凍用ケース等の冷却装置50を置く。冷却装置50は、上方から見てディフューザー5の少なくとも一部と重なるように置くことが好ましい。
天井30は、孔によって構成される複数の吸込孔31を有する。吸込孔31は、少なくとも1つの孔で構成される。天井裏空間3には、除湿機11を設置する。除湿機11は、吸込孔31から天井裏空間3に吸い込まれた空気を除湿して、送風路12に排出する。除湿機11は、どのような構造のものでもよいが、部屋内より高温で低湿な空気を放出することができるとよい。
送風路12は、壁40の裏側に形成される。送風路12は、二重壁等の空間を利用してもよく、管路等を用いてもよい。除湿機11から排出された除湿空気は、送風路12を通過して床下空間4に送風される。
床下空間4に送風された除湿空気は、吹出孔21に設置されたディフューザー5を通過して部屋2へ吹き出す。本実施形態のディフューザー5から吹き出した除湿空気は、無風状態で上方向よりも水平方向において広い範囲に拡散することが好ましい。すなわち、無風状態でディフューザー5の一つの吹出点から吹き出した除湿空気の到達点に関して、除湿空気の吹出点から上方の到達点までの距離よりも、除湿空気の吹出点から水平方向の到達点までの距離の方が長いことが好ましい。
したがって、本実施形態の除湿システム1によれば、ディフューザー5から吹き出す温かく除湿された空気は、冷却装置50から発生した冷気の塊を周囲に飛ばし、温度を上げ湿度を下げることで、各所の結露を防止し、冷却装置50近傍の快適性を向上させることが可能となる。
なお、本実施形態の除湿システム1は、天井30を有する部屋2に用いられたが、天井30のない部屋2に用いてもよい。この場合、壁40に吸込孔31を形成し、送風路12で床下空間4に送風すればよい。また、部屋2の上方に図示しない吸込ダクトを設置し、吸込ダクトから空気を吸い込み、送風路12で床下空間4に送風してもよい。
図2は、第1実施形態のディフューザー5の上面図を示す。図3は、図2におけるIII-III断面を示す。図4は、図2におけるIV-IV断面を示す。
本実施形態のディフューザー5は、上方向よりも水平方向に広く拡散する構造を有する。例えば、本実施形態のディフューザー5において、水平方向で空気の吹出風速が0.5m/sとなる最小拡散半径は、上方向で空気の吹出風速が0.25m/sとなる最大到達距離よりも長い。
第1実施形態のディフューザー5は、水平断面の外形が丸形状である。第1実施形態のディフューザー5は、床20の吹出孔21に設置される基部51と、基部51に設置される吹出部52と、を有する。吹出部52には、空気が通過する孔等の流路53が形成される。流路53は、下方口53aと、上方口53bと、を有する。図1に示した床下空間4の空気は、下方口53aから上方口53bへ流れ、部屋2に吹き出す。
本実施形態のディフューザー5の下方口53aと上方口53bは、上方から投影すると、重ならないようにずれて配置される。したがって、本実施形態のディフューザー5の上方口53bを上方から見ても、下方口53aを通過して下方まで見ることはできない。
図4に示す第1実施形態のディフューザー5の流路53は、少なくとも下方口53aから傾斜する一方側の第1面521、さらに傾斜して上方に向かう第2面522、下方口53aから傾斜する他方側の第3面523、水平または上方に向かう第4面524を含み形成される。
床下空間4の空気は、下方口53aから流路53へ流れる。流路53へ流れた空気は、第1面521と第3面523に沿って流れ、第4面524にぶつかり、第2面522と第4面524に沿って流れ、そのままの角度で上方口53bから吹き出す。したがって、第2面522と第4面524を水平方向に近づけると空気は、水平方向に広く拡散する。
この場合、第2面522と第4面524に沿って流れる空気のうち一部の空気は、上方へ向かうが、少量であって推進力も小さいので、上方に到達する距離は短い。
したがって、本実施形態の除湿システム1によれば、流路53の上方口53bから吹き出す温かく除湿された空気は、冷却装置50から発生した冷気の塊を周囲に飛ばし、温度を上げ湿度を下げることで、各所の結露を防止し、冷却装置50近傍の快適性を向上させることが可能となる。
図5は、第1実施形態のディフューザー5の他の例を示す。
図5に示す例のディフューザー5の流路54は、少なくとも下方口54aから上方に向かう一方側の第1面521、湾曲して上方に向かう第2面522、下方口54aからが上方に向かう他方側の第3面523、湾曲して上方に向かう第4面524を含み、形成される。
床下空間4の空気は、下方口54aから流路54へ流れる。流路54へ流れた空気は、第1面521と第3面523に沿って流れ、第2面522と第4面524に沿って流れ、そのままの角度で上方口54bから吹き出す。したがって、第2面522と第4面524を水平方向に近づけると空気は、水平方向に広く拡散する。
したがって、図5に示す例のディフューザー5を用いた本実施形態の除湿システム1によれば、流路54の上方口54bから吹き出す温かく除湿された空気は、冷却装置50から発生した冷気の塊を周囲に飛ばし、温度を上げ湿度を下げることで、各所の結露を防止し、冷却装置50近傍の快適性を向上させることが可能となる。
このように、第1実施形態のディフューザー5によれば、ディフューザー5を中心として空気を水平方向で全方位に拡散させることができ、各所の結露を防止し、冷却装置50近傍の快適性を向上させることが可能となる。
図6は、第2実施形態のディフューザー6の斜視図を示す。図7は、図6におけるVII-VII断面を示す。
本実施形態のディフューザー6は、上方向よりも水平方向に広く拡散する構造を有する。例えば、本実施形態のディフューザー6において、水平方向で空気の吹出風速が0.5m/sとなる最小拡散距離は、上方向で空気の吹出風速が0.25m/sとなる最大到達距離よりも長い。
第2実施形態のディフューザー6は、床20の吹出孔21に設置される基部61と、基部61に設置される吹出部62と、を有する。第2実施形態のディフューザー6は、基部61に吹出部62を並列させ、流路63を形成する。
基部61は、長方形状の枠61aと、枠61aの上面から外側に突出するフランジ61bと、を有する。フランジ61bは、枠61aから離れるほど薄くなるテーパ状に形成される。枠61aの短辺の内側には吹出部62を載せる図示しない支持部が形成される。
吹出部62は、多角柱形状に形成される。本実施形態では、図7に示すように、直方体の1つの面に平行な断面において、対角にあたる2つの角をそれぞれ切り欠き、それぞれに凹状の2つの面を形成した形状でよい。本実施形態の吹出部62は、図7に示す断面で点対称に形成される。
吹出部62は、凹状の2つの面のうち、基部61に設置した際に、上方に向いた下方側を第1面621、上方側を第2面622とし、下方に向いた下方側を第3面623、上方側を第4面624とする。隣り合う吹出部62の間には、流路63が形成される。流路63は、下方口63aと、上方口63bと、を有する。床下空間4の空気は、下方口63aから上方口63bへ流れ、部屋2に吹き出す。
本実施形態のディフューザー6の下方口63aと上方口63bは、上方から投影すると、重ならないようにずれて配置される。したがって、本実施形態のディフューザー6の上方口63bを上方から見ても、下方口63aを通過して下方まで見ることはできない。
図7に示す第2実施形態のディフューザー6の流路63は、少なくとも所定の吹出部62の第1面621及び第2面622と隣り合う吹出部62の第3面623及び第4面624を含み形成される。
床下空間4の空気は、下方口63aから流路63へ流れる。流路63へ流れた空気は、第3面633にぶつかり、第1面631と第4面634に沿って流れ、第2面に沿ってそのままの角度で上方口63bから吹き出す。したがって、第2面632と第4面634を水平方向に近づけると空気は、水平方向に広く拡散する。
この場合、第2面632と第4面634に沿って流れる空気のうち一部の空気は、上方へ向かうが、少量であって推進力も小さいので、上方に到達する距離は短い。
図8は、第2実施形態のディフューザー6の他の使用例を示す。
第2実施形態のディフューザー6は、吹出部62の向きを変えて基部61に設置することができる。例えば、図8に示すように、図7の左側の2つの吹出部62の向きを変えて基部61に設置してもよい。
図7に示す例では、吹出部62の間の流路63の上方口63bから吹き出す空気の方向は同じであったが、図8に示す例では、紙面右側の2つの吹出部62の間の流路63の上方口63bから吹き出す空気の方向と、紙面左側の2つの吹出部62の間の流路63の上方口63bから吹き出す空気の方向が反対方向となる。
図9は、第2実施形態のディフューザー6の他の例を示す。
図9に示す第2実施形態のディフューザー6は、吹出部62を曲面によって形成している。また、基部61は、長辺の内側に突出する突部61cを有する。突部61cは、上下方向の中央又は中央付近に形成されると、基部61と吹出部62の間も流路3として使用することができ、好ましい。
吹出部62は、曲面のうち、基部61に設置した際に、上方に向いた下方側を第1面621、上方側を第2面622とし、下方に向いた下方側を第3面623、上方側を第4面624とする。隣り合う吹出部62の間には、流路63が形成される。流路63は、下方口63aと、上方口63bと、を有する。床下空間4の空気は、下方口63aから上方口63bへ流れ、部屋2に吹き出す。
本実施形態のディフューザー6の下方口63aと上方口63bは、突部61cが形成されることによって、上方から投影すると、重ならないようにずれて配置される。したがって、本実施形態のディフューザー6の上方口63bを上方から見ても、下方口63aを通過して下方まで見ることはできない。特に、本実施形態のディフューザー6は、突部61cが形成されることによって、基部61と吹出部62の間も、上方口63bを上方から見ても、下方口63aを通過して下方まで見ることはできない。
また、本実施形態のディフューザー6は、吹出部62の向きを変えて基部61に設置することができる。図9に示す例では、吹出部62の間の流路63の上方口63bから吹き出す空気の方向は同じであるが、紙面左側の吹出部62の向きを変えると、基部61と吹出部62の間の流路63の上方口63bから吹き出す空気の方向が反対方向となる。
このように、第2実施形態のディフューザー6によれば、ディフューザー6から温かく除湿された空気を水平方向で帯状に広く拡散させることができ、温度を上げ湿度を下げることで、各所の結露を防止し、冷却装置50近傍の快適性を向上させることが可能となる。
図10は、第3実施形態のディフューザー7の断面を示す。
図10に示す第3実施形態のディフューザー7は、吹出部72を蓋状の部材によって形成している。第3実施形態のディフューザー7の基部71は、上方から見た場合、第1実施形態のように円形状でもよく、第2実施形態のように長方形状でもよい。
吹出部72は、平面板状の蓋部72aと、蓋部72aから間隔を空けて下方に延びる脚部72bと、を有する。吹出部72は、基部71に設置した際に、枠71aの内側の流路73及び少なくとも枠71aの一部を覆うように設置され、脚部72bが枠71aの上面又はフランジ71bの上面の少なくとも一部に取り付けられる。なお、基部71と吹出部72を射出成形等によって一体に作製してもよい。
基部71の下方開口部分を下方口73a、基部71と吹出部72との間の脚部72bの間を上方口73bとし、蓋部72aの下面721とともに流路73を形成する。床下空間4の空気は、下方口73aから上方へ流れ、蓋部72aの下面721にぶつかり、下面721に沿って、上方口73bから部屋2に吹き出す。
本実施形態のディフューザー7は、上方向よりも水平方向に広く拡散する構造を有する。例えば、本実施形態のディフューザー7において、水平方向で空気の吹出風速が0.5m/sとなる最小拡散半径は、上方向で空気の吹出風速が0.25m/sとなる最大到達距離よりも長い。
本実施形態のディフューザー7の下方口73aと上方口73bは、上方から投影すると、重ならないようにずれて配置される。したがって、本実施形態のディフューザー7の上方口73bを上方から見ても、下方口73aを通過して下方まで見ることはできない。
このように、第3実施形態のディフューザー7によれば、流路73の上方を蓋部72で覆うので、温かく除湿された空気を水平方向により広く拡散させることができ、温度を上げ湿度を下げることで、各所の結露を防止し、冷却装置50近傍の快適性を向上させることが可能となる。また、上方から見て流路73の上方を蓋部72で覆うので、見栄えもよい。
図11は、第4実施形態のディフューザー8の断面を示す。
図11に示す第4実施形態のディフューザー8は、吹出部82を開閉可能な弁状の部材によって形成している。第4実施形態のディフューザー8の基部81は上方から見た場合、第2実施形態のように長方形状が好ましく、吹出部82は基部81の内側に形成されることが好ましい。
基部81は、上下方向に直交する断面が長方形環状の枠81aと、枠81aの上面から外側に延びるフランジ81bと、枠81aの上方から内側に延びる突部81cと、を有する。吹出部82は、基部81の内側の長手方向に軸部82cが設置される。吹出部82は、軸部82cに対して回転可能な左右一対の第1吹出部82a及び第2吹出部82bを有する。
第1吹出部82aは、軸部82cに回転可能の取り付けられる支持部82a3と、支持部82a3から延びる板状の第1面82a1と、第1面82a1から第2吹出部82b側に延びる湾曲状の第2面82a2と、を有する。第2吹出部82bは、軸部82cに回転可能の取り付けられる支持部82b3と、支持部82b3から延びる板状の第1面82b1と、第1面82b1から第1吹出部82a側に延びる湾曲状の第2面82b2と、を有する。第1吹出部82aと第2吹出部82bは、図示しないモータ等の駆動部又は手動によって、軸部82cを中心に回転することができる。
枠81aの内側には、流路83が形成される。流路83は、枠81aの下端の内側に形成される下方口83aと、突部81cの内側に形成される上方口83bと、を有する。
図11(a)は、吹出停止状態の第4実施形態のディフューザー8を示す。
吹出停止状態の第4実施形態のディフューザー8は、第1吹出部82aと第2吹出部82bをそれぞれ離間する方向に開いている。第1吹出部82aの第2面82a2と第2吹出部82bの第2面82b2はそれぞれ基部81の枠81aに接触して、第1吹出部82aと第2吹出部82bは、流路83を下方口83a側と上方口83b側に分断する。
図11(b)は、上方吹出状態の第4実施形態のディフューザー8を示す。
上方吹出停止状態の第4実施形態のディフューザー8は、第1吹出部82aと第2吹出部82bを接触させる。すると、第1吹出部82aの第1面82a1及び第2面82a2と枠81aの間、並びに、第2吹出部82bの第1面82b1及び第2面82b2と枠81aの間に流路83が形成される。床下空間4の空気は、枠81aの下端の内側に形成される下方口83aから、流路83を通過し、突部81cの内側に形成される上方口83bへ流れ、部屋2に吹き出す。
図11(c)は、水平吹出状態の第4実施形態のディフューザー8を示す。
水平吹出停止状態の第4実施形態のディフューザー8は、第1吹出部82aと第2吹出部82bをそれぞれ離間する方向に開いた状態で、軸部82cを中心に一方に回転させている。 図11(c)の例では、第1吹出部82aと第2吹出部82bを時計方向に回転させている。
すると、第1吹出部82aの第1面82a1及び第2面82a2と枠81aの間に流路83が形成され、第2吹出部82bの第2面82b2は基部81の枠81aに接触して、流路83を下方口83a側と上方口83b側に分断する。したがって、床下空間4の空気は、枠81aの下端の内側に形成される下方口83aから、流路83を通過し、突部81cの内側に形成される上方口83bへ流れ、部屋2に吹き出す。
図11(c)の例では、ディフューザー6の上方口83bを上方から見ても、突部81c、第1吹出部82a及び第2吹出部82bが邪魔となり、下方口83aを通過して下方まで見ることはできない。
床下空間4の空気は、下方口83aから流路83へ流れる。流路83へ流れた空気は、枠81aと第1面82a1の間に沿って流れ、突部81cへぶつかり、第2面82a2に沿って上方口83bから吹き出す。第2面82a2は斜面又は曲面から形成されているので、第2面82a2に沿って流れた空気は、水平方向に広く拡散する。
この場合、第2面82a2に沿って流れる空気のうち一部の空気は、上方へ向かうが、少量であって推進力も小さいので、上方に到達する距離は短い。
図11(c)の状態のディフューザー8は、上方向よりも水平方向に広く拡散する。例えば、この状態のディフューザー8において、水平方向で空気の吹出風速が0.5m/sとなる最小拡散半径は、上方向で空気の吹出風速が0.25m/sとなる最大到達距離よりも長い。
このように、第4実施形態のディフューザー8によれば、温かく除湿された空気を水平方向に広く拡散させることができ、温度を上げ湿度を下げることで、各所の結露を防止し、冷却装置50近傍の快適性を向上させることが可能となる。また、風量と風向を調整することが可能となる。
以上、本実施形態の除湿システム1は、下方に床下空間4を有し、吹出孔21が形成される床20を含む部屋2に用いられる除湿システムにおいて、床下空間4に除湿した空気を送る除湿機11と、吹出孔21に設置されるディフューザー5,6,7,8と、床20の上に設置される冷却装置50と、を備え、ディフューザー5,6,7,8は、床下空間4側に下方口53a,63a,73a,83aを有し、部屋2側に上方口53b,63b,73b,83bを有する流路53,63,73,83が形成される。したがって、各所の結露を防止し、冷却装置50近傍の快適性を向上させることが可能となる。
また、本発明にかかる除湿システム1は、床20の上方に、吸込孔31が形成された天井30と、床20の下方に形成される床下空間4と天井30の上方に形成される天井裏空間3とを結ぶ送風路12と、を備える。したがって、円滑に空気を循環させることができる。
また、本発明にかかる除湿システム1は、流路53,63,73,83を通過し部屋2に吹き出す空気は、水平方向で風速が0.5m/sとなる最小拡散半径が上方向で風速が0.25m/sとなる最大到達距離よりも長い。したがって、温かく除湿された空気を水平方向に広く拡散させることができる。
また、本発明にかかる除湿システム1は、ディフューザー5,6,7,8は、上方口53b,63b,73b,83bを上方から見ても、下方口53a,63a,73a,83aを通過して下方まで見ることはできない。したがって、温かく除湿された空気を水平方向に広く拡散させることができる。
また、本発明にかかる除湿システム1は、ディフューザー5,6,7,8の下方口53a,63a,73a,83aと上方口53b,63b,73b,83bは、上方から投影すると、重ならないようにずれて配置される。したがって、温かく除湿された空気を水平方向により広く拡散させることができる。
また、本発明にかかる除湿システム1では、ディフューザー5,6,7,8と冷却装置50は、上方から投影して、少なくとも一部が重なる。したがって、冷却装置50近傍の温かく除湿された空気を水平方向に広く拡散させることができる。
なお、この実施形態によって本発明は限定されるものではない。すなわち、実施形態の説明に当たって、例示のために特定の詳細な内容が多く含まれるが、当業者であれば、これらの詳細な内容に色々なバリエーションや変更を加えてもよい。
1…除湿システム
2…部屋
3…天井裏空間
4…床下空間
10…スラブ
11…除湿機
12…流路
20…床
21…吹出孔
30…天井
31…吸込孔
40…壁
50…冷却装置
5,6,7,8…ディフューザー
51,61,71,81…基部
52,62,72,82…吹出部
53,63,73,83…流路

Claims (6)

  1. 下方に床下空間を有し、吹出孔が形成される床を含む部屋に用いられる除湿システムにおいて、
    前記床下空間に部屋内より高温で除湿した空気を送る除湿機と、
    前記吹出孔に設置されるディフューザーと、
    前記床の上に設置される冷却装置と、
    を備え、
    前記ディフューザーは、前記床下空間側に下方口を有し、前記部屋側に上方口を有する流路が形成される
    ことを特徴とする除湿システム。
  2. 前記床の上方に、吸込孔が形成された天井と、
    前記床の下方に形成される床下空間と前記天井の上方に形成される天井裏空間とを結ぶ送風路と、
    を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の除湿システム。
  3. 前記流路を通過し前記部屋に吹き出す空気は、水平方向で風速が0.5m/sとなる最小拡散半径が上方向で風速が0.25m/sとなる最大到達距離よりも長い
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の除湿システム。
  4. 前記ディフューザーは、前記上方口を上方から見ても、前記下方口を通過して下方まで見ることはできない
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の除湿システム。
  5. 前記ディフューザーの前記下方口と前記上方口は、上方から投影すると、重ならないようにずれて配置される
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の除湿システム。
  6. 前記ディフューザーと前記冷却装置は、上方から投影して、少なくとも一部が重なる
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の除湿システム。
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