JP7366812B2 - 照明器具 - Google Patents

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本発明は、器具本体と光源ユニットとに分離可能な照明器具に関する。
近年、光源ユニットが備えるバネ部材を器具本体が備えるバネ受けに取り付け、バネの復元力により器具本体に光源ユニットを装着する長尺状の照明器具が普及している。また、照明器具のバリエーションを増やしていく一例として小型化も進められている。小型化に関し特許文献2に、ケース本体の上面部にガイド溝を設け、ガイド溝に配線を通すことで部品点数、占有体積を減らす技術が開示されている。
特開2016-212975号公報 特開2016-025824号公報
しかしながら、上記技術では、占有体積の低減は見込めるものの、照明器具の長手方向の長さを短くしていくと、バネ部材の長手方向の長さが、その構造上、照明器具の長手方向の長さに占める割合が大きくなってしまい、照明器具短縮の妨げとなる。
本発明は、係る問題に鑑みてなされたものであり、従来よりも長手方向に短縮可能な照明器具、及びその照明ユニットを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明に係る照明器具は、器具本体と、前記器具本体に装着される光源部とを備える照明器具であって、前記器具本体には複数のバネ受けが配され、前記光源部は前記複数のバネ受けそれぞれに対応する複数のバネ部材が備えられ、前記複数のバネ部材のうち少なくとも1つは、台座部、並びに台座部から斜め上方へ立設する第1板部及び第1板部の上端から前記第1板部の傾斜方向と逆方向に折り返された第2板部を備える板バネ部を備え、対応するバネ受けに支持される板バネ体である。
上述の構成により、本発明に係る照明器具は、従来よりも長手方向の長さを短縮可能な照明器具を提供できる。
(a)本発明の一実施形態に係る照明器具1の下方斜視図、(b)照明器具1の内部構造を模式的に示す図である。 (a)図1(b)の器具本体を示す下方斜視図、(b)同平面、(c)器具本体の内部構造を模式的に示す側面図、(d)器具本体を示す正面、(e)同底面図である。 (a)図1(b)の光源ユニットを示す平面図、(b)同側面図、(c)光源ユニットの内部構造(光源その他)を模式的に示す斜視図である。 (a)光源ユニットが備える板バネ体を示す斜視図、(b)同側面図、(c)器具本体が備えるバネ受けを模式的に示す斜視図、(d)板バネ体とバネ受けの嵌合を模式的に示す図、(e)板バネ体とバネ受けの角度パラメータを示す図である。 (a)光源ユニットが備える取付バネを示す上方斜視図、(b)バネ受けのフック部に取付バネが引っ掛かった状態を模式的に示す図、(c)取付バネがバネ受けの開口部に挿通している状態を模式的に示す図、(d)取付バネがバネ受けの開口部に深く挿通している状態を模式的に示す図である。 (a)本発明の第2の実施形態に係る照明器具の内部構造を模式的に示す図、(b)照明器具が備える板バネ体を示す斜視図、(c)板バネ体とバネ受けの嵌合を模式的に示す図である。 (a)本発明の一変形例に係る板バネ体とバネ受けの嵌合を模式的に示す側面図、(b)同斜視図、(c)本発明の他の変形例に係る板バネ体とバネ受けの嵌合を模式的に示す側面図、(d)本発明の他の変形例に係るフックを有しないバネ受けについて示す図である。
<1.第1の実施形態>
<1.1.概要>
以下、本発明の一実施形態に係る照明器具1について図面を参照しながら説明する。
図1(a)は、本発明の一実施形態に係る照明器具1の下方斜視図であり、図1(b)は、照明器具1の内部構造を模式的に示す図である。
図2(a)は、照明器具1が備える器具本体3を示す下方斜視図、図2(b)は、同平面、図2(d)は、同側面図、図2(e)は、同底面図であり、図2(c)は、器具本体3の内部構造を模式的に示す図である。
照明器具1は、図1(a)に示すような、一例として、短手方向の長さが17mm、長手方向の長さが300mm程度の非常に細くて短い略直方体形状を有し、天井などの設置対象に取り付けられる照明器具である。なお、以下の説明では、天井側からみて床面側の方向を「下」、床面側からみて天井側の方向を「上」として説明する。また、各図面において、照明器具に関し、表現の都合上、線がつぶれてしまわないように短手方向を長く、長手方向を短くするなどプロポーションを適宜変更して表している。
照明器具1は、器具本体3及び光源ユニット5に分離可能に構成されている。器具本体3は、図2(a)に示すように、下面の少なくとも一部が開口して収容凹部ACが形成された箱状(以下、開口した面を「開口面」という)の外観を有する。光源ユニット5は、光源の一例としてLED(Light Emitting Diode)を備えた長尺状の部材であり、収容凹部ACに、照明器具1の外部方向へ光を照射する向きに取り付けられる。
収容に関連し、光源ユニット5には、板バネ体55及び取付バネ56が配され、器具本体3の上面である上板部の底面30aには、バネ受け34及びバネ受け35が配されている。光源ユニット5を器具本体3に装着する場合に、ユーザは、板バネ体55をバネ受け34に嵌合し、取付バネ56をバネ受け35に引っ掛ける。そうすると、取付バネ56の弾性力により光源ユニット5が器具本体3に引き寄せられ、光源ユニット5の上側部分が収容凹部AC内に収容される。
ここで、板バネ体55は、取付バネ56に比べて、照明器具1の長手方向の長さが短くなるように構成できる(図1(b)、図4(a)、図5(a)参照)。そして、照明器具1では、取付バネ56を2個備える代わりに、一方を板バネ体55で構成している。これにより、照明器具1の長手方向の長さの短縮を実現している。
<1.2.器具本体3>
器具本体3は、図2(a)~図2(e)に示すように、筐体30、バネ受け34、バネ受け35及び本体アース用コネクタ37を備える。
筐体30は、アルミなどの金属を押し出し、又は樹脂を押し出して形成し、穴開け加工などされた、一面が開口する箱状の部材であり、器具本体3の外観を構成し、収容凹部ACを有する。筐体30の上面の上板部には、図2(b)に示すように、筐体30が無線通信の妨げになるのを防ぐための穴部31及び穴部32が設けられており、上板部において下を向く底面30aに、バネ受け34、バネ受け35及び本体アース用コネクタ37が配される。特に、バネ受け34及びバネ受け35は、器具本体3の両端部付近に配される。
バネ受け34は、板バネ体55に係合されるバネブラケットであり、バネ受け35は、取付バネ56に係合されるバネブラケットである。バネ受け34は、図4(c)に示すように、台板部34a、取付板部34b及びフック部34cを備える。台板部34aには、ネジ穴34k及びネジ穴34lが設けられており、図2(c)に示すようにボルト及びナットを用いて筐体30の上板部と共締めされる。取付板部34bには、中央やや下寄り辺りに挿通孔34jが設けられており、下端からフック部34cが連続する。
バネ受け35は、バネ受け34と同じ構造を有するバネ受けであり、そのため図示はしないが、台板部34a、取付板部34b及びフック部34cと同様な台板部35a、取付板部35b及びフック部35cを備え、ネジ穴34k、ネジ穴34l及び挿通孔34jと同様なネジ穴35k、ネジ穴35l及び挿通孔35jが設けられている。
本体アース用コネクタ37は、光源ユニット5が備える光源ユニットアース用コネクタ58と接続され、器具本体3と光源ユニット5の間でアースが電気的に接続する。
<1.3.光源ユニット5>
図3(a)は、光源ユニット5を示す平面図、図3(b)は、同側面図、図3(c)は、光源ユニット5における光源その他の内部構造を模式的に示す底面図である。
光源ユニット5は、支持体51、カバー部52、電源部54、板バネ体55、取付バネ56、光源ユニットアース用コネクタ58、電源線59、無線モジュール61、光源基板63及び光源64を備える。
支持体51は、長尺板状の部材であり、金属で構成され、光源64が発する熱を放散するヒートシンクとして機能する。支持体51は、下面側に光源基板63が配され、上面側に電源部54、板バネ体55、取付バネ56及び光源ユニットアース用コネクタ58が配される。また、支持体51に、カバー部52の上端辺を嵌め込むことで、支持体51にカバー部52が固定される。
光源64は、図3(c)に示すように、一例として光源基板63上に複数配置されるLEDであるが、有機EL(Electro Luminescence)など他の光源を使用することとしてもよい。
光源基板63は、複数の光源64が配された基板であり、支持体51の下面側に配される。
カバー部52は、光源64を覆うように、支持体51の下面側に配される。カバー部52は、光源64が射出する光を拡散し、配光制御する機能を有する。カバー部52には、光拡散材を加えた光透過性の樹脂材料などが用いられる。
取付バネ56は、弾性力を有しており、バネ受け35に係合する部材であり、一例としてダブルトーションバネその他のねじりコイルバネで構成される。
取付バネ56は、図5(a)に示すように、板状の台座部56b、及び、台座部56bに取り付けられ、バネ線材を曲げ加工して構成されたダブルトーションバネであるバネ部56aを備える。取付バネ56は、支持体51の上面に配される。
板バネ体55は、弾性力を有しており、器具本体3が有するバネ受け34に係合する部材である。
板バネ体55は、図4(a)及び図4(b)に示すように、板状の台座部55a及び台座部55aから立設する板バネ部55bを備える。板バネ体55は、板バネ部55bが台座部55aから上方へ立設する構造であることから、バネ線材が光源64の長手方向に沿い配される取付バネ56よりも光源64の長手方向に占める長さが短い。このため、板バネ体55を使用すれば、取付バネ56を使用する場合に比べて、光源64の長手方向の長さを短くし、ひいては照明器具1全体の長手方向の長さの短縮に寄与する。
台座部55aは、ネジが挿通されるネジ穴55kが設けられており、支持体51の上面にネジ止めされる。
板バネ部55bは、台座部55aの端部から斜め上方へ立設する第1板部55c及び、第1板部55cの上端から、第1板部55cの傾斜方向と逆方向の斜め上方に折り返された第2板部55dを備える。板バネ体55は、板部55c、第2板部55dの弾性変形により弾性力を有する。板バネ体55は、支持体51の上面に配される。
電源部54は、照明器具1の外部から供給される電力を、光源64に適した電圧、電流に変換し、光源64に供給する機能を有する。電源部54は、無線モジュール61が差し込まれるソケットを備える。電源部54は、無線モジュール61からソケットを介して受信する照明制御信号に応じた電力を光源64に供給することで、調光制御、調色制御などを行う。
無線モジュール61は、無線通信機能、及び電源部54の動作を制御する電源制御機能を有する。無線モジュール61は、無線通信により照明器具1外の制御端末などから、調光、調色などを示す制御指示を受信し、受信した制御指示に応じた照明制御信号を電源部54に出力する。
電源線59は、照明器具1に供給される電力を受け電源部54に伝送するための配線である。電源線59は、図3(a)に示すように、給電側コネクタ59a、電線59b及びアース線59cを備える。
給電側コネクタ59aは、照明器具1に電力を供給するための外部のコネクタに接続される。電線59bは、電力を伝える電線であり、アース線59cはアース用の電線である。アース線59cは、支持体51の長手方向の、給電側コネクタ59a側の端部付近において、支持体51にネジで固定される。支持体51は前述の通り金属で構成され、また電源部54のアースは支持体51に接続されているため、アース線59cは、支持体51を介して電源部54のアースと電気的に接続する。これにより、給電側コネクタ59a側の端部付近から電源部54の間において、電線が1本少ない構成で電力供給を実現できる。
<1.4.器具本体3への光源ユニット5の取り付け>
器具本体3に光源ユニット5を取り付ける場合、まず、図1(c)に示すように、本体アース用コネクタ37に光源ユニットアース用コネクタ58を接続し、器具本体3と光源ユニット5の基準電位を合わせる。
次に、図1(c)に示すように、バネ受け34に、板バネ体55を係合する。このとき、板バネ体55の第2板部55dがバネ受け34の挿通孔34jに挿通され、第2板部55dの下面が挿通孔34jの枠の下辺と接触し、摩擦力によりバネ受け34に板バネ体55が引っ掛かった状態となる。
次に、図5(b)に示すように、バネ受けのフック部35cに、取付バネ56のバネ部56aを引っ掛ける。そして、光源ユニット5の長手方向の取付バネ56側の端部付近を上方に押し上げていく(図1(c)中の矢印R参照)。すると、図5(c)に示すように、バネ部56aの先端が、バネ受け35の取付板部35bに押されて上方に持ち上がって挿通孔35jに挿通し、さらに、バネ部56aにおいて、挿通孔35jに挿通する部分が大きくなっていく(図5(d)参照)。
板バネ体55及び取付バネ56の弾性力により、光源ユニット5が、器具本体3の収容凹部ACに収容されるよう上方に引き寄せられ、器具本体3の下端部分が光源ユニット5のカバー部52に当接すると、その状態で維持される。
<1.5.バネ受け34及び板バネ体55に関する角度パラメータ>
以下に、バネ受け34及び板バネ体55に関する角度パラメータの一例について図4(e)を参照しながら説明する。なお、以下の説明では、板バネ体55の第2板部55dを基端側の基端板部55gと先端側の先端板部55hとに分けて説明する。
板バネ体55において、第1板部55cは、台座部55aから離れる方向に角度θ23(一例として120度)を成して立設する。第1板部55cの上端から第1板部55cの傾斜方向と逆方向に、第1板部55cに対し角度θ31(一例として70度)を成して折り返され第2板部55d、より詳細には基端板部55gが連続している。基端板部55gの先端側から先端板部55hが、基端板部55gと角度θ21を成して連続する。なお、図4(e)中のθ24は、60度である。
一方、バネ受け34において、取付板部34bは、台座部34aと角度θ11(一例として100度)を成す。
ここで、バネ受け34と板バネ体55との係合を安定させるのに、角度θ31が90度であることが望ましい。この角度の場合に、板バネ体55に下方への力が加わるとバネ受け34と板バネ体55との摩擦力などにより、バネ受け34と板バネ体55との係合度合いが最大化する。角度θ31は、図4(e)に示すように、バネ受け34におけるフック部34cの上端、及び第2板部55d(より詳細には基端板部55g)が接触するバネ受け34の挿通孔34の枠の下辺とを結ぶ仮想的な線と、取付板部34bとが成す角である。
なお、角度θ31は、80度以上100度以下の範囲内であってもよく、この場合には角度θ31が90度である場合とほぼ同様の効果を得られるが、90度マイナス3パーセント以上、90度プラス3パーセント以下にするのがより望ましい。
<2.第2の実施形態>
<2.1.構成>
第1の実施形態では、取付バネを2個備える代わりに、一方を板バネ体で構成することで、照明器具の長手方向の長さを短縮可能としていたが、これに限らず、取付バネを両方とも板バネ体で構成することで、照明器具の長手方向の長さを更に短縮可能としてもよい。
本実施形態に係る照明器具100は、器具本体300と光源ユニット500とから構成され、図6(a)に示すように、長手方向両端部において、板バネ体55と、取付バネ56に代えて板バネ体85とを備える。
器具本体300は、バネ受け35の取り付け方以外は、器具本体3と同じ構成としてよい。また、光源ユニット500は、板バネ体85以外は、光源ユニット5と同じ構成としてよい。
バネ受け35は、第1の実施形態では、フック部35cがバネ受け34側に向けられていたが、図6(a)に示すように、本実施形態では、逆側である器具本体3の長手方向端部の側を向くように取り付けられている。
また、板バネ体85は、弾性力を有しており、器具本体300が有するバネ受け35に係合する部材である。
板バネ体85は、図6(b)に示すように、板状の台座部85a及び台座部55aから立設する板バネ部85bを備える。
板バネ部85bは、台座部85aの端部から上方へ立設する板部85c、板部85cの上端に連続し、上端が台座部85aから離れる方向へ傾斜する板部85d、及び板部85dの上端部から、台座部85aに近づく方向へ折り返された板部85eを備える。なお、板部85c及び板部85dが第1板部に相当し、板部85eが第2板部に相当する。図6(b)、図6(c)に示す凸部85fは、板部85dの上端部において折り曲げられて最も突出した部分である。板バネ体85は、板部85c、板部85d、板部85eの弾性変形により弾性力を有する。板バネ体85は、支持体51の上面に配される。
ここで、板バネ体85は、取付バネ56に比べ、照明器具100の長手方向の長さが短くなるように構成できる(図6(a)、図6(b)、図5(a)参照)。そして、照明器具100では、取付バネ56を2個備える代わりに、板バネ体55及び板バネ体85を備える。これにより、照明器具の長手方向の長さの更なる短縮を実現している。
<2.2.器具本体300への光源ユニット500の取り付け>
器具本体300に光源ユニット500を取り付ける場合、まず、第1の実施形態において図1(c)を用いて説明した場合と同様に、本体アース用コネクタ37に光源ユニットアース用コネクタ58を接続し、器具本体300と光源ユニット500の基準電位を合わせる。
次に、第1の実施形態において図1(c)を用いて説明した場合と同様に、バネ受け34に、板バネ体55を係合する。このとき、板バネ体55の第2板部55dがバネ受け34の挿通孔34jに挿通され、第2板部55dの下面が挿通孔34jの枠の下辺と接触し、摩擦力によりバネ受け34に板バネ体55が引っ掛かった状態となる。
次に、光源ユニット500の長手方向の板バネ体85側の端部付近を上方に押し上げていく。すると、まず、板部85eの上面が、バネ受け35のフック部35cの下面に接触する。
そのまま、光源ユニット500の板バネ体85側の端部付近を押し上げると、バネ受け35から押圧力を受けて板バネ部85bが光源ユニットの長手方向外側に向けて倒れるよう弾性変形していき、フック部35cの先端が板部85dの下面に接する状態、バネ受け35が板バネ体85を支持する状態で維持される。また、最終的には、図6(c)に示すように、凸部85fが取付板部35bに接触する状態になる。
以上により、図6(a)に示すように照明器具100において、板バネ体55及び板バネ体85の弾性力により、光源ユニット500が器具本体300側に引き寄せられ、器具本体300に光源ユニット500が取り付けられた状態となる。
なお、必ずしも、凸部85fが取付板部35bに接触する必要はなく、フック部35cの先端が板部85dの下面に接することで、バネ受け35が板バネ体85を支持する状態で維持されれば足りる。
<3.変形例>
以上、本発明に係る照明器具の実施形態を説明したが、上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。更に、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。例示した照明器具を以下のように変形することも可能であり、本発明が上述の実施形態で示した通りの照明器具に限られないことは勿論である。
(1)上述の実施形態では、板バネ体とバネ受けとの係合について、板バネ体55(より具体的には第2板部55d)をバネ受け34(より具体的には挿通孔34j)に挿通する形態、板バネ体85(より具体的には板部85dの下面)を、バネ受け34(より具体的にはフック部35c)が支持する形態について説明したが、器具本体3が光源ユニット5に、器具本体300が光源ユニット500に取り付けられた状態が維持できる態様であれば足りる。
例えば、図7(a)及び図7(b)に示すように、板バネ体55とバネ受け34とを係合する場合に、挿通孔34jに、板バネ体55の凸部55fから板バネ部55bを挿通し、挿通孔34jの枠の下辺が第1板部55cの下面を支持するような態様であってもよい。
このとき、挿通孔34jの枠の上辺が第2板部55dの上面と接触し、板バネ体55の第2板部55dと第1板部55cとが近接することにより生じる弾性力により、挿通孔34jの枠の上辺に第2板部55dの上面が押し付けられ、挿通孔34jの枠の下辺に第1板部55cの下面が押し付けられた状態となってもよい。この場合、板バネ体55とバネ受け34との相対的な位置がずれないよう固定された状態とすることができる。
(2)また、図7(c)に示すように、板バネ体55とバネ受け34とを係合する場合に、第2板部55dの下面が、フック部34cの先端により支持される構成としてもよい。
(3)上述の実施形態及び変形例では、バネ受け34は、フック部34cを備える構成としたが、フック部34cが板バネ体55とバネ受け34との係合に寄与しない場合は、図7(d)に示すように、バネ受け34がフック部34cを備えない構成としてもよい。
なお、フック部34cが板バネ体55とバネ受け34との係合に寄与しない場合にもフック部34cを備える構成とすれば、バネ受け34とバネ受け35とを同形状の部材で構成することができ、部材の形状を異なるものとする場合と比べてコストダウンできる場合がある。
(4)上述の実施形態及び変形例では、取付バネ56は、線材を略コの字状に曲げ加工したダブルトーションバネとしたが、これに限らず、器具本体3に光源ユニット5を固定できれば足り、例えば、ねじりコイルバネで構成することとしてもよい。
(5)上述の実施形態及び変形例では、バネ受けと取付バネや、バネ受けと板バネ体からなる係合用部材を2組設けていたが、これに限られない。例えば、長手方向により長い照明器具においては、3組以上の係合用部材を設けてもよく、小型の照明器具であれば1組の係合用部材を設けることとしてもよい。
(6)上述の実施形態では、照明器具1は、天井に取り付けることとしてもよいし、壁面、棚下などに取り付けてもよい。また、複数の照明器具1又は100を連結させる構成としてもよい。
(7)上述の実施形態では、光源にLEDを用いていたが、これに限らず、他の光源であってもよい。例えば、有機EL又は有機LED(Organic Electroluminescence又はOrganic Light Emitting Diode)、電界放出ディスプレイ(Field Emission Display)などであってもよい。
(8)上述の実施形態及び各変形例を、部分的に組み合せてもよい。
<4.発明の抽出>
以下、更に本発明の一実施形態としての照明器具の構成及びその変形例と効果について説明する。
(1)本発明の一実施形態に係る照明器具は、器具本体と、前記器具本体に装着される光源部とを備える照明器具であって、前記器具本体には複数のバネ受けが配され、前記光源部は前記複数のバネ受けそれぞれに対応する複数のバネ部材が備えられ、前記複数のバネ部材のうち少なくとも1つは、台座部、並びに台座部から斜め上方へ立設する第1板部及び前記第1板部の上端から前記第1板部の傾斜方向と逆方向に折り返された第2板部を備える板バネ部を備え、対応するバネ受けに支持される板バネ体である。
この構成によれば、従来よりも長手方向の長さを短縮可能な照明器具を提供できる。
(2)また、前記複数のバネ部材は、前記板バネ体と、ダブルトーションバネを備える取付ばねとを含むこととしてもよい。
この構成によれば、複数のバネ部材としてダブルトーションバネのみを用いる場合に比べて、照明器具の長手方向の長さを短縮することができる。
(3)また、前記複数のバネ部材は、前記板バネ体及び他の板バネ体を含むこととしてもよい。
この構成によれば、複数のバネ部材としてダブルトーションバネを用いる場合に比べて、照明器具の長手方向の長さを短縮することができる。
(4)また、前記バネ受けは、挿通孔を備え、前記板バネ体は、前記第2板部の先端から前記バネ受けの穴部に挿通され、前記所定範囲の部分が前記挿通孔の枠に引っ掛かることとしてもよい。
(5)また、前記バネ受けは、挿通孔を備え、前記板バネ体は、前記第1板部及び前記第2板部が連続する最も突出した部分から前記バネ受けの挿通孔に挿通され、前記挿通孔の枠の上下に当接することとしてもよい。
(6)また、前記バネ受けは、フック部を備え、前記フック部が前記板バネ体を支持することとしてもよい。
上記構成によれば、従来に比べ照明器具の長手方向の長さを短縮することができる。
(7)また、前記フック部の上端と前記挿通孔の枠の下辺とを結ぶ仮想線と、前記バネ受けにおける前記挿通孔が設けられた取付板部とが成す角度が80度以上100度以下の範囲内であることとしてもよい。
この構成によれば、バネ受けと板バネ体の係合を強固にすることができる。
1、100 照明器具
3、300 器具本体
5、500 光源ユニット
30 筐体
30a 底面
31、32 穴部
34、35 バネ受け
34a、35a 台板部
34b、35b 取付板部
34c、35c フック部
34j、35j 挿通孔
34k、35k ネジ穴
34l、35l ネジ穴
37 本体アース用コネクタ
51 支持体
52 カバー部
54 電源部
55 85 板バネ体
55a、56b、85a 台座部
55b、85b 板バネ部
55c 第1板部
55d 第2板部
55f、85f 凸部
55g 基端板部
55h 先端板部
56 取付バネ
56a バネ部
58 光源ユニットアース用コネクタ
59 電源線
59a 給電側コネクタ
59b 電線
59c アース線
61 無線モジュール
63 光源基板
64 光源
85c、85d、85e 板部
AC 収容凹部

Claims (7)

  1. 長尺状の器具本体と、前記器具本体に装着される長尺状の光源部とを備える照明器具であって、
    前記器具本体には複数のバネ受けが配され、前記光源部は前記複数のバネ受けそれぞれに対応する複数のバネ部材が備えられ、
    前記複数のバネ部材のうち少なくとも1つは、前記光源部の端部付近に配され、台座部、並びに前記台座部から前記器具本体の長手方向に沿って斜め上方へ立設する第1板部及び前記第1板部の上端から前記第1板部の傾斜方向と逆方向に折り返された第2板部を備える板バネ部を備え、前記器具本体の端部付近に配された対応するバネ受けに支持される板バネ体である
    ことを特徴とする照明器具。
  2. 前記複数のバネ部材は、前記板バネ体と、ダブルトーションバネを備える取付ばねとを含む
    請求項1記載の照明器具。
  3. 前記複数のバネ部材は、前記板バネ体及び他の板バネ体を含む
    請求項1記載の照明器具。
  4. 前記バネ受けは、挿通孔を備え、
    前記板バネ体は、前記第2板部の先端から前記バネ受けの穴部に挿通され、所定範囲の部分が前記挿通孔の枠に引っ掛かる
    請求項1記載の照明器具。
  5. 前記バネ受けは、挿通孔を備え、
    前記板バネ体は、前記第1板部及び前記第2板部が連続する最も突出した部分から前記バネ受けの挿通孔に挿通され、前記挿通孔の枠の上下に当接する
    請求項1記載の照明器具。
  6. 前記バネ受けは、フック部を備え、
    前記フック部が前記板バネ体を支持する
    請求項1記載の照明器具。
  7. 前記バネ受けは、挿通孔を備え
    前記フック部の上端と前記挿通孔の枠の下辺とを結ぶ仮想線と、前記バネ受けにおける前記挿通孔が設けられた取付板部とが成す角度が80度以上100度以下の範囲内である
    請求項6記載の照明器具。
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