JP7365868B2 - 変位量検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、直線方向の変位を検出し、変位量に応じた出力値を出力する変位量検出装置に関するものである。
従来から、例えば、アクチュエータの変位を検出し、その変位量に応じた信号を出力する変位量検出装置が知られている。
特許文献1に記載された電動アクチュエータは、直線的に移動する駆動軸(スライダ)と、この駆動軸に連結され、駆動軸の移動に応じて回転方向に変位する揺動リンク(レバー)を備えるとともに、この揺動リンクの回転量を検出する回転型ポテンショメータが配置されており、駆動軸の直線方向の変位を揺動リンクの回転方向の変位に変換し、駆動軸の変位量を電気信号として出力している。
特開2015-6129号公報
しかしながら、従来の変位量検出装置では、直線的に変位する駆動軸と、この駆動軸の動きを回転型ポテンショメータに伝達する揺動リンクとの連結部が1カ所のみであったため、この連結部が破損や故障を起こしてしまうと駆動軸の変位がポテンショメータに正しく伝わらなくなり、変位量に応じた検出信号が正しく出力されなくなるという問題があった。
また、変位量検出装置が、例えば電動工具に使われている場合、このような破損や故障が起こると、検出信号が正しく出力されなくなることから電動工具自体の使用ができなくなってしまい、使用者にとっては大きな不都合を生じるという問題もあった。
本発明の目的は、上記した課題を解決するためのものであり、直線方向に変位するスライダとこの変位を回転方向の変位に変換するレバーの連結部が破損や故障を起こしたとしても、変位量の変化が検出できる状態を維持することができる変位量検出装置を提供することにある。
また、変位量検出装置が電動工具に使用されている場合には、電動工具が突然使用不能になるという不具合を防止する事が出来る。
本発明の変位量検出装置は、直線方向に変位可能とされたスライダと、円盤形状の基部と前記基部から一方向に延在する長方形状の延在部とを有し、前記スライダの直線方向の変位を回転方向の変位に変換するレバーと、前記スライダと前記レバーの前記延在部における先端部とを連結する第1の連結部と、前記レバーの回転方向の変位に応じた出力値を発生させる変位量検出部と、前記延在部における前記先端部よりも前記基部側であって前記第1の連結部に隣接する位置において前記スライダと前記レバーとを連結する冗長機能を持つ第2の連結部と、を有する。
本発明によれば、スライダとレバーの第1の連結部が破損した場合でも、冗長機能を持つ第2の連結部により、スライダの動きをレバーに伝達する機能が維持されることから、信頼性の高い変位量検出装置が供給可能である。
本発明の実施の形態に係る変位量検出装置の全体構成を示す斜視図 本発明の実施の形態1に係る変位量検出装置の構成を示す分解斜視図 本発明の実施の形態1に係る変位量検出装置の断面図 本発明の実施の形態1に係るスライダとレバーの連結部を説明するための要部斜視図 本発明の実施の形態1に係る変位量検出部を説明するための斜視図 本発明の実施の形態1に係るスライダとレバーの動作を説明するために平面図 本発明の実施の形態1に係るスライダの変位量と出力レベルの関係を示す特性図 本発明の実施の形態2に係る変位量検出装置の構成を示す分解斜視図 本発明の実施の形態2に係るレバーの構造を示す斜視図 本発明の実施の形態2に係る抵抗体膜の一例を示す拡大図 本発明の実施の形態3に係る変位量検出装置の構成を示す分解斜視図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る変位量検出装置100の全体構成を示す斜視図である。また、図2は、変位量検出装置100の詳細な構成を示す分解斜視図であり、図3は、図1におけるA-A断面を矢印B方向から見た断面図である。また、図4は、スライダとレバーの連結部を説明するための要部斜視図である。
図1に示すように、変位量検出装置100は、本体1と、図示しない検出対象物の動きに応じて直線方向に移動するスライダ2と、本体1内に収容された回路基板6(図2参照)に電源電圧を供給するとともに、検出した変位量に応じた出力値を出力するためのハーネス7を備える。
本体1は、その上面が開口されているケース形状であるとともにその一側面には、長方形状の開口部1aが形成されている。本体1の内部には、図2および図3に示すように、スライダ2、スライダ2を一方向に付勢する圧縮バネ8、レバー3、磁石4が配置されており、本体1はこれらが収容された後、カバー12により上面の開口が閉じられる。また、本体1の下面(底面)には矩形形状の凹部が形成されており、この凹部内には磁気センサ5、回路基板6、ハーネス7が組付けられ、接着剤13で封止される。
スライダ2は、ブロック状に形成されているとともに、その一端面から図4において右方向に突出する突出部2aを有しており、この突出部2aは本体1に形成された長方形状の開口部1aから本体1の外方に突出している。この突出部2aは、検出対象物(図示せず)の動きに応じて直線的に移動されることによりスライダ2自体も本体1の内部で直線的に移動する。スライダ2と本体1の内壁との間にはスライダ2の移動がスムーズになされるようにグリース9が塗布されている(図3参照)。このスライダ2は、いわゆるアクチュエータとして機能する。また、スライダ2の上面には、円柱形状の突起部2bが形成されるとともに、この突起部2bに隣接してスライダ2の上面を矩形形状に切り欠くことにより凹状とされた切り欠き部2cが形成されている。スライダ2は、突起部2bと切り欠き部2cとによりレバー3に連結される。(詳細は後述する)
また、スライダ2の一方の側面には円柱形状の突起からなるバネ保持部2dが形成されており、このバネ保持部2dには圧縮バネ8の一端が取り付けられている。圧縮バネ8の他端は本体1の内壁に当接されるように配置されており、スライダ2は圧縮バネ8の作用により、圧縮バネ8の他端が当接される本体1の内壁から遠ざかる方向へ付勢されている(図6参照)。
圧縮バネ8は、ステンレス鋼やリン青銅等で作られた巻バネであり、スライダ2を必要となる最大限の位置までスライドさせた場合でも、スライダ2が初期位置に自動復帰できるようなバネ荷重に設定されている。
レバー3は、図2、図3及び図4に示すように円盤形状の基部と、ここから一方向に延在する長方形状の延在部とを有する形状とされており、延在部にはその長手方向と平行に直線形状のスリット3bが形成されている。また、基部の下面側には、円形形状の磁石4を収容するための円形状の凹部3aが形成されており(図3参照)、磁石4がこの凹部3a内に取り付けられ、接着剤等により凹部3a内に固定されている。
磁石4は、円盤形状のネオジウム磁石又はサマリウムコバルト磁石等であり、図5に示すように径方向に着磁されている。この磁石4は、レバー3の回転軸Mの中心に配置される。レバー3が回転することで磁石4も回転する。すなわち、レバー3の回転に合わせて、磁界(N極とS極を結ぶ線)の角度が変化する。
磁気センサ5は、図5に示すように磁気センサ5上に配置された磁石4の磁界の向きを検出するものであり、磁気抵抗素子やホール素子、あるいはこれらを含むIC等が使用される。この磁気センサ5では、磁石4の回転による磁界の角度変化を電気信号として出力する。
回路基板6には、磁気センサ5の駆動等を行うための図示しない回路パターンが形成されているとともに磁気センサ5が実装されており、また回路基板6には磁気センサ5からの信号を出力するためのハーネス7が、例えば半田付けにより電気的に接続されている。なお、必要に応じ、バイパスコンデンサやアンプ回路を搭載あるいは形成しても良い。
次に、図4を用いて実施の形態1におけるスライダ2とレバー3との連結部の構造を説明する。
図4に示すように、スライダ2に形成された突起部2bがレバー3のスリット3bに嵌合することによりスライダ2とレバー3とが連結されて第1の連結部が形成される。また、レバー3には、スリット3bに隣接して延在部の下面に円柱形状の突起である係合部3cが形成されており、上記した突起部2bとスリット3bとの嵌合と同時にスライダ2に形成された矩形形状の切り欠き部2cとレバー3の係合部3cとが嵌合することにより第2の連結部が形成される。これにより、スライダ2とレバー3とは2つの連結部により連結されることになる。
ここで、第1の連結部は、正規の連結部であり、第2の連結部は、正規の連結部に破損等が生じたときに、変位量検出装置としての機能を維持するための、いわゆる冗長機能(バックアップ機能)を持つ連結部である。
第1の連結部を構成する突起部2bとスリット3bとの嵌合は、円柱形状の突起部2bがスリット3b内で自由に回動しうる程度の微少なクリアランスを持って実質的に隙間のない状態でなされている。
一方、スライダ2に形成された矩形形状の切り欠き部2cとレバー3の係合部3cとの嵌合状態は、正常な状態において、スライダ2の直線的な動きがレバー3を回動させる動きにスムーズに変換されるために突起部2bとスリット3bの相対的な動きを妨げないように適度の隙間を持った状態で嵌合される形とされている。
また、第1の連結部と第2の連結部とは、互いに異なる連結構造とされている。すなわち、第1の連結部が、スライダ2に形成された突起部2bとレバー3に形成されたスリット3bにより構成されているのに対して、第2の連結部では、スライダ2に形成された切り欠き部とレバー3に形成された突起形状の係合部3cとにより構成されている。また、上述したように第1の連結部が実質的に隙間の無い連結部であるのに対して、第2の連結部は適度な隙間を持った連結部である。
このように、第1の連結部と第2の連結部とを互いに異なる連結構造としたことにより、第1に連結部を破損させるような事象が発生した場合でも、連結構造が異なっていることにより、第2の連結部が同時に破損するということが起こりにくい。
また、第2の連結部が適度な隙間を有しているため、同様に第1連結部を破損させる事象の影響が第2の連結部に及びにくくなる。
次に、図6A及び図6Bを用いて実施の形態1における変位量検出装置の動作を説明する。尚、図6A及び図6Bにおいては、スライダ2とレバー3の連結部の動きを示すために本体1の内部の構造を破線により示している。
図6Aに示すように、位置検出装置100におけるスライダ2の突出部2aは、圧縮ばね8の付勢力により矢印C方向に付勢されて本体1に形成された長方形状の開口部1aの一端に当接した位置(図6Aおける開口部1aの上端の位置)で係止された状態となっている。この位置を便宜上、スライダ2の初期状態の位置とする。
この状態から図6Bに示すようにスライダ2の突出部2aが矢印D方向に直線的に変位すると、その変位量に応じてレバー3が凹部3aの中心を回転軸M(図5参照)として時計回りの方向に回転する。図6Bはスライダ2が最大限変位した状態を示すものである。
それにより、レバー3に取り付けられている磁石4も所定量回転することになり、この回転量に応じた磁気の変化を磁気センサ5に与える。この時、レバー3の回転軸と磁石4の中心、および磁気センサ5の中心が一致していることが望ましい。
この磁気の変化量は、磁気センサ5によって電圧値に変換され、ハーネス7により外部へ出力される。
図7は、スライダ2の変位量と磁気センサ5から出力される電圧値の出力レベルの関係を示すグラフであり、横軸はスライダ2の変位量を、その最大変位量を100%として表したものであり、縦軸はスライダ2の最大変位量に対応する電圧値の出力レベルを100%として、電圧値の変位量を表したものである。スライダ2の変位量と電圧値の出力レベルとの関係は直線的に変化する。
図7のグラフにおいて、直線1は、スライダ2とレバー3との連結が正常な状態(第1の連結部が機能している状態)であるときのスライダ2の変位量と出力レベルとの関係を示したものであり、変位量が増加する方向に変化する場合には、直線1上を、図中の左下から右上に向かうように変化し、逆に減少する方向に変化する場合は直線1上を右上から左下に向かうように変化する。また、この増加方向及び減少方向の変化は可逆的であり、その変化率は一定であることから、増加方向及び減少方向の変化はともに同一の直線1上を行き来する。
次に、スライダ2の突起部2bとレバー3のスリット3bとの連結部が破損等により正常な連結状態ではなくなった場合の動作について、図6C及び図6Dを用いて説明する。
なお、図6Cは上述した図6Aに、また、図6Dは上述した図6Bにそれぞれ対応しており、図6Cは、スライダ2が初期状態の位置を、また図6Dはスライダ2が最大限変位した状態を示している。尚、図6C及び図6Dでは、本体1内のスライダ2とレバー3とが第2の連結部により連結されている状態が示されるように本体1の上面(カバー12)の一部を取り除いた図とされている。
スライダ2の突起部2bとレバー3のスリット3bの連結部に破損等が発生すると、スライダ2とレバー3とは図6Cに示すようにスライダ2に形成された矩形形状の切り欠き部2cとレバー3に形成された係合部3cとの嵌合による連結となる。スライダ2が図6Cに示す初期状態から図6Dに示す位置へ直線的に変位すると、この結合を介してスライダ2の直線方向の変位がレバー3の回転方向への変位に変換される。したがって、連結部が正常な状態、すなわち第1の連結部により変位を検出していたときとほぼ同様にスリット2の直線方向の変位がレバー3の回転方向の変位に変換されることになり、変位量の検出を行う機能は維持される。
ただし、変位量と出力レベルとの関係が直線的に変化することに変わりはないものの、変位量の変化に対する出力レベルの値の変化については、若干のズレを生じる。
すなわち、スライダ2に形成された矩形形状の切り欠き部2cとレバー3の係合部3cとの嵌合状態は、突起部2bとスリット3bの嵌合状態に比べて隙間の量が大きいため、その分だけスライダ2の移動に対してレバー3の動き出すタイミングが遅れることになりその分のズレが生じることになる。そのため、スライダ2の変位量と出力レベルとの関係を示す直線は、図7における直線2-1及び直線2-2のようになる。また、変位量が増加する方向に変化する場合と減少する方向に変化する場合とでもそれぞれ隙間によるタイミングのズレが発生することとなるため(変位量が増加方向に変化する場合は直線2-1であり、逆に減少する方向に変化する場合は直線2-2である)、いわゆるヒステリシスを生じることになる。
しかしながら、この程度のズレは、実用上、問題のないレベルであることから、変位量検出装置としては、十分に機能しうるレベルの性能を確保できる。
したがって、スライダ2とレバー3との連結部に破損が発生した場合でも、変位量検出装置として実用上、問題とならないレベルでの機能を維持することが可能となり、信頼性の高い変位量検出装置を提供することが可能となる。
また、これにより、例えば、変位量検出装置が電動工具に使用されている場合には、電動工具が突然使用不能になるというような不都合を生じるおそれがなくなる。
(実施の形態2)
図8、図9及び図10は、本発明の実施の形態2に係る変位量検出装置を示したものであり、上述した実施の形態1とは、変位量の検出手段として磁石と磁気センサを用いることに代えて抵抗体と摺動子による可変抵抗器を用いている点が異なるものである。
この点以外については、上述した実施の形態1と同様な構成であるため、共通する部分についての説明は省略する。
図9に示すようにスライダ2と連結されるレバー14には、磁石4を収納するための円形状の凹部3aに代えて円盤形状の凸部14aが形成されており、この凸部14aの下面に一対のボス14dが形成されている。この点を除いては、上述した実施の形態1のレバー3と同様な構成となっている。レバー14に形成されたボス14dには、レバー14の回動に伴って、後述する回路基板15上に形成された抵抗体膜11上を回転方向に摺動する導電性のブラシ10が取り付けられている。
回路基板15には、図示しない回路パターンに加えて抵抗体ペーストの印刷や、導電性プラスチックの成形等により抵抗体膜11のパターンが円弧形状に形成されている(図10参照)。
スライダ2の直線方向の変位によりレバー14が回転方向に変位すると、その下面に取り付けられたブラシ10は抵抗体膜11上を回転方向に摺動しつつ変位する。これによりレバー14の変位量に応じて電気抵抗の値が変化する。この抵抗値の変化を電圧値の変化として検出することにより変位量が検出される。
ブラシ10は、例えば、バネ用金属材、若しくはバネ用金属材料と接点用金属材の複合体で構成されている。
また、本実施の形態においても、実施形態1と同様にスライダ2とレバー14との連結は、スライダ2に形成された突起部2bとレバー14に形成されたスリット14bとの嵌合による連結部(第1の連結部)と、スライダ2に形成された矩形形状の切り欠き部2cとレバー14に形成された係合部14cとの嵌合による連結部(第2の連結部)という2つの連結部によりなされているので、スライダ2とレバー14との正規の連結部である第1に連結部に破損が発生した場合でも、第2の連結部が存在することにより、変位量検出装置として実用上、問題とならないレベルでの機能を維持することができる。
(実施の形態3)
図11は、本発明の実施の形態3に係る変位検出装置の構成を示す分解斜視図であり、上述した実施の形態1とは、変位量を伝える手段であるレバー2における突出部の突出方向とその形状が異なっている。また、これに伴い本体1の形成される突出部が突出する開口部が開口する位置とその形状が異なっている。
この点以外は、上述した実施の形態1と同様の構成であるため、共通する部分についての説明は省略する。
図11に示すよう、スライダ2には、スプリング8の一端が取り付けられる面とは反対側の側面に、円柱状の突出部2eが形成されている。また、本体1に形成される開口部16は本体1における実施の形態1とは異なる側面に形成されており、開口部16の形状は、スライダ2の円柱形状の突出部2eの断面形状に対応する円形形状とされている。スライダ2は、本体1外に突出した突出部2eをその突出方向と平行な方向に押圧されることによりスライダ2が圧縮バネ8を圧縮する方向に直線的に変位する。そして、スライダ2の変位がレバー3の回転方向に変位に変換されて、スライダ2の変位量、すなわち突出部2eの押し込み量に応じた出力値が出力される。
なお、本発明は、部材の種類、配置、個数等は前述の実施の形態に限定されるものではなく、その構成要素を同等の作用効果を奏するものに適宜置換する等、発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることはもちろんである。
また、本発明の変位量検出装置は、各種電動工具のトリガースイッチ、医療用のフットスイッチ等の変位量の検出を必要とする各種機器の広く利用することができることは勿論である。
本発明は変位量検出装置に用いて好適である。
1 ケース
1a、1b 開口部
2 スライダ
2a 突出部
2b 突起部
2c 切り欠き部
2d バネ保持部
2e 突出部
3 レバー
3a 凹部
3b スリット
3c 係合部
4 磁石
5 磁気センサ
6 回路基板
7 ハーネス
8 圧縮バネ
9 グリース
10 ブラシ
11 抵抗体膜
12 カバー
13 接着剤
14 レバー
14a 突出部
14b スリット
14c 係合部
14d ボス
15 回路基板
16 開口部
100 変位量検出装置

Claims (7)

  1. 直線方向に変位可能とされたスライダと、
    円盤形状の基部と前記基部から一方向に延在する長方形状の延在部とを有し、前記スライダの直線方向の変位を回転方向の変位に変換するレバーと、
    前記スライダと前記レバーの前記延在部における先端部とを連結する第1の連結部と、
    前記レバーの回転方向の変位に応じた出力値を発生させる変位量検出部と、
    前記延在部における前記先端部よりも前記基部側であって前記第1の連結部に隣接する位置において前記スライダと前記レバーとを連結する冗長機能を持つ第2の連結部と、
    を有する、
    変位量検出装置。
  2. 前記スライダには突出部が設けられており、前記突出部の突出する方向は前記スライダが変位する方向と直交する方向である、
    請求項1の記載の変位量検出装置。
  3. 前記スライダには突出部が設けられており、前記突出部の突出する方向は前記スライダが変位する方向と平行な方向である、
    請求項1の記載の変位量検出装置。
  4. 前記第1の連結部と前記第2の連結部とは、互いに異なる連結構造である、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の変位量検出装置。
  5. 前記第2連結部には、所定の隙間が形成されている
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の変位量検出装置
  6. 前記変位量検出部は、磁気センサを有する、
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の変位量検出装置。
  7. 前記変位量検出部は、可変抵抗器からなる、
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の変位量検出装置。
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