JP3241053U - 多方向入力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】長い耐用年数を保証することができる、多方向入力装置、ゲーム機用コントローラ及びゲーム機を提供する。【解決手段】多方向入力装置100はハウジング10と、操作体30と、プレートと、復帰ユニット50と、回路基板70と磁気センサーユニット90とを含み、ハウジングには、上部に開口部を有する空間が形成されており、操作体は開口部から上方へ突出した操作部を有し、プレートは円盤状であり、復帰ユニットはコイルばねを含み、操作体を中立位置に復帰させ、コイルばねは、一端がプレートの上面を操作体の下部に、他端が空間の底面を付勢し、回路基板は空間内に設置されており、磁気センサーユニットは磁性体91と磁気センサー93とを含み、操作体の揺動により磁性体を磁気センサーに対して任意方向へ移動させ、磁気センサーが磁性体の磁力変化を感知して操作体の揺動方向と揺動量を取得する。【選択図】図2

Description

本考案はゲーム機の技術分野に関し、特に多方向入力装置、ゲーム機用コントローラ及びゲーム機に関する。
多方向入力装置は、一般に、ハウジングと、ハウジングに回動可能に設けられた操作体とを含み、使用者は操作体を介してゲーム機内の操作を実現することができる。しかしながら、関連技術における多方向入力装置の多くは、ポテンショメータ内の抵抗体の抵抗値変化により操作体移動方向を判断するが、この方式では、ポテンショメータの電気抵抗体が長期間使用されると物理的に摩耗し、製品の耐用年数が短縮する。
本考案の主な目的は、操作体により磁性体の移動を駆動する場合、非物理的接触で磁性体の磁気変化を磁気センサーにより検知することで、操作体の揺動方向と揺動量を取得して、長期間使用で生じる物理的摩耗を回避するための、多方向入力装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本考案によって提案される多方向入力装置は、ハウジングと、操作体と、プレートと、復帰ユニットと、回路基板、プッシュスイッチと磁気センサーユニットとを含み、前記ハウジングには、上部に開口部を有する空間が形成されており、前記操作体の形状は略円柱状であり、前記開口部から上方へ突出した操作部を有し、前記プレートは円盤状であり、前記プレートは中心部には孔を有し、前記操作体の下部と当接し、前記復帰ユニットはコイルばねを含み、前記操作体を中立位置に復帰させ、前記コイルばねは、一端が前記プレートを、他端が前記空間の底面を付勢し、前記回路基板は前記空間内に配置されており、前記プッシュスイッチは前記空間内に設置されており、前記磁気センサーユニットは磁性体と磁気センサーとを含み、前記操作体の揺動により前記磁性体を前記磁気センサーに対して任意方向へ移動させ、前記磁気センサーが前記磁性体の磁力変化を感知して前記操作体の揺動方向と揺動量を取得する。
前記磁気センサーユニットはさらに磁性体収納ケースを含み、前記磁気収納ケースの下部には収納空間、前記収納空間の上方外部には接続部が形成され、前記磁性体が前記収納空間に収納されてもよい。
前記磁性体収納ケースは前記接続部により、前記操作体の下端に設けられた取付孔に、前記操作体の軸線上で揺動可能に挟持されてもよい。
前記磁気センサーユニットは付勢コイルばねをさらに含み、前記付勢コイルばねは前記取付孔に収納され、前記付勢コイルばねは、一端が前記取付孔の上面を、他端が前記磁性体収納ケースの上部を付勢してもよい。
前記磁性体収納ケースの下部に収納空間が形成され、前記磁性体が前記収納空間内に収納され、前記収納空間の内側壁には、前記磁性体の外側壁を固定するように構成された係合リブが前記操作部の軸線方向に設けられていてもよい。
前記磁性体は円盤構造であってもよい。
前記磁性体の中心軸線は前記操作体の中心軸線と一致するように配置されてもよい。
前記磁気センサーは、前記磁性体の中心軸線の延長線上に位置する検出点を有してもよい。
前記磁気センサーユニットは、前記空間内に設置されたセンサー収納ケースをさらに備えてもよく、前記センサー収納ケースは、前記磁気センサーの上部を覆うように設置され、上面が前記磁性体収納ケースを支持する。
前記操作体が揺動した時、前記磁性体の移動軌跡は、平面上の円形軌跡または球面軌跡であってもよい。
前記磁気センサーは、三次元磁気センサーであってもよく、二次元磁気センサーであってもよい。
前記操作部の下部には、前記操作部の軸線上に上半球部が設けられてもよく、前記上半球部の直径が前記操作部の直径より大きく、前記上半球部の下部は平面部を有し、前記平面部には前記操作部の軸線上に下半球部が設けられており、前記下半球部の直径は前記上半球部の直径より小さい。
前記多方向入力装置は、前記空間内に設置された前記プッシュスイッチを押すためのプッシャーをさらに含んでもよく、前記プッシャーの上部は前記下半球部に対応する球状凹部を有し、前記プッシャーの下部にはプッシュ部を有し、前記操作体を押すことにより前記プッシャーの球状凹部が押し下げられ、前記プッシャーのプッシュ部が前記プッシュスイッチを押すことにより電気的動作する。
上記目的を達成するために、本考案はさらに、上記のような多方向入力装置を備えたゲーム機用コントローラを提案する。
上記の目的を達成するために、本考案は、上記したようなゲーム機用コントローラを備えたゲーム機をさらに提案する。
本考案の技術案によれば、使用者が操作体を操縦して揺動操作を行う際に、操作体により磁性体を移動させるとともに、磁気センサーにより磁性体の磁気変化を検知することで、操作体の回動方向を取得するため、非物理的接触で操作体の移動方向を判断する。従来の方式では物理的接触によって取得して判断するのに比べて、本願の多方向入力装置によれば、長期間使用されても、長期間使用による物理的摩耗の発生を回避することができるため、製品の長い耐用年数を保証することができる。
本考案の実施例及び従来技術の技術案をより明確に説明するために、以下では、実施例又は従来技術の説明に必要とされる添付図面を簡単に紹介する。下記説明における添付図面は本考案の一部の実施例に過ぎないことは明らかであって、当業者にとって、創造的な労働を行わないことを前提に、これらの添付図面に示す構造に基づいて他の添付図面を得ることができる。
本考案の多方向入力装置の一実施例の構造模式図である。 図1に示す多方向入力装置の一角度から見た断面模式図である。 図2のAでの部分拡大図である。 図3に示す磁気センサーユニットの磁性体収納ケースの構造模式図である。 図1に示す多方向入力装置の別の角度から見た断面模式図である。 図5のBでの部分拡大図である。 図2に示す多方向入力装置の操作体の構造模式図である。
添付図面を参照して、実施例と組み合わせて本考案の目的の実現、機能特徴及び長所をさらに説明する。
以下では、本考案の実施例における添付図面と組み合わせ、本考案の実施例における技術案を明確且つ完全に説明する。説明される実施例は本考案の全ての実施例ではなく、本考案の一部の実施例に過ぎないことは、明らかである。本考案における実施例に基づいて、当業者が創造的な労働を行わないことを前提に得られた全ての他の実施例は、本考案の保護範囲に属す。
本考案の実施例でのすべての方向性指示(例えば上、下、左、右、前、後...)は、当該方向性指示はある特定の姿勢(添付図面に示す)における各部品間の相対的位置関係、移動状況等を説明するためだけに用いられ、もし該特定の姿勢が変わる場合、該方向性指示もそれに応じて変わることは説明しておく必要がある。
また、本考案の実施例において「第一」、「第二」等に係る説明は説明のために利用されるだけであって、その相対的重要性を提示又は暗示する、或いは提示される技術的特徴の数を暗示的に指定するように理解すべきではない。これにより、「第一」、「第二」に限定された特徴は明示的或いは暗示的に少なくとも一つの当該特徴を含んでもよい。また、各実施例の技術案は互いに組み合わせることができる。ただし、当業者が実現できることはその基礎である。技術案の組み合わせに矛盾が生じるか、実現できない場合には、このような技術案の組み合わせが存在せず、且つ本考案が保護を求めようとする範囲にないと理解すべきである。
本考案は、多方向入力装置100を提案する。
本考案の実施例において、図1、図2及び図5に示すように、該多方向入力装置100は、ハウジング10と、操作体30と、プレート51と、復帰ユニット50と、回路基板70と磁気センサーユニット90とを含み、ハウジング10には、上部に開口部を有する空間が形成されており、操作体30の形状は略円柱状であり、開口部から上方へ突出した操作部37を有し、プレート51は円盤状であり、プレート51は中心部に孔を有し、操作体30の下部と当接し、リターン部品50はコイルばね53を含み、操作体30を中立位置に復帰させ、コイルばね53は、一端がプレート51を、他端が空間の底面を付勢し、回路基板70は空間内に設置されており、磁気センサーユニット90は磁性体91と磁気センサー93とを含み、操作体30の揺動により磁性体91を磁気センサー93に対して任意方向へ移動させ、磁気センサー93が磁性体91の磁力変化を感知して操作体30の揺動方向と揺動量を取得する。
なお、本実施例において、空間は収納空間であってもよく、操作体30の操作部37は、使用者によって駆動され、対応する揺動動作を行うことにより、対応する動作信号の入力を実現するように構成されたものであることは理解できるであろう。例えば、前、後、左又は右等の方向へ揺動するように操作部37を駆動することにより、対応して前、後、左又は右へ移動するように磁性体91を駆動することが可能であるとともに、操作部37はさらに上または下へ移動して、上または下へ移動するように磁性体91を駆動することも可能である。なお、前または後への移動をX軸方向の移動としてもよく、左または右への移動をY軸方向の移動としてもよく、上または下への移動はZ軸方向の移動としてもよい。なお、操作体30は、開口端から外部まで貫通してハウジングの外部に露出する操作部37を含んでもよく、回動の実現が容易になるように、該操作部の水平面への投影は円形であってもよい。また、操作体30が移動すると、プレート51に当接し、また、操作体30とプレート51との当接位置は、プレート51の環状面とすることより、環状の復帰構成により操作体30に対する環状復帰効果を向上させるとともに、プレート51によりコイルばね53を圧縮して弾性収縮させ、後に使用者が操作体30の操作部を離す場合、コイルばね53によって操作体30に復帰力を付与し、操作体30の自動復帰を実現する。
なお、磁気センサー93は回路基板70に電気的に接続されており、磁性体91は、磁石または磁鉄であってもよく、磁気センサー93はホールセンサーである。操作体30が磁性体91の移動を駆動すると、磁性体91が磁力線を横切る移動を行い、磁性体91によって発生する磁力の変化をホールセンサーに検知させることで、操作体30の回動方向を判断して取得し、該回動方向を回路基板70に伝達して、信号の出力を実現する。回路基板70はFPC回路基板70(Flexible Printed Circuit、フレキシブルプリント回路基板70)としてもよく、磁気センサー93は半田付けにより回路基板70と接続することができる。また、磁気センサー93の耐干渉能力を向上させるために、磁気センサー93にフィルタコンデンサを並列接続で設けてもよい。
本願の技術案によれば、使用者が操作部37を操縦して揺動操作を行う際に、操作体30により磁性体91を移動させるとともに、磁気センサー93により磁性体91の磁気変化を検知することで、操作体30の回動方向を取得するため、非物理的接触で操作体の移動方向を判断する。従来の方式では物理的接触によって取得して判断するのに比べて、本願の多方向入力装置100によれば、長期間使用されても物理的摩耗の発生を回避することができるため、製品の長い耐用年数を保証することができる。
本考案の一実施例において、図3と図4に示すように、該磁気センサーユニット90は磁性体収納ケース95をさらに含み、磁性体収納ケース95は操作体30の下端に設けられた取付孔に、操作体30の軸線上で揺動可能に挟持されている。
本実施例において、磁性体収納ケース95が操作部37下端の取付孔に揺動可能に挟持されている。すなわち、操作体37が磁性体収納ケース95を挟持するとともに、揺動時に磁性体収納ケース95の揺動を駆動することを実現する。多方向入力装置100が最終的に出力するX軸信号とY軸信号とが直線的な線形関係を維持することを保証して、出力信号の正確性を保証するために、磁性体91のY軸方向での移動を回避する必要がある。このため、磁性体91を取り付けるために磁性体収納ケース95を設け、磁性体収納ケース95を介して、磁性体収納ケース95に取り付けることにより、Z軸方向での磁性体91の移動を減少させて、出力信号の直線的な線形度を保証することができる。
本考案の一実施例において、図3と図4に示すように、該磁性体91は磁性体収納ケース95に固定されている。
本実施例において、磁性体91を磁性体収納ケース95の下方に固定接続することにより、両者の接続の強固性を保証して、操作部37が磁性体収納ケース95を介して磁性体91を移動させる際に安定性を保てるようにする。
本考案の一実施例において、図2から図3に示すように、該磁気センサーユニット90は付勢コイルばねをさらに含み、付勢コイルばね97は取付孔に収納され、付勢コイルばね97は、一端が取付孔の上面を、他端が磁性体収納ケース95の上部を付勢する。
本実施例において、付勢コイルばね97を設置し、付勢コイルばね97により磁性体収納ケース95にZ軸方向に下向きの圧力を付与することにより、操作体30の移動時に磁性体91が操作体30に対してZ軸方向に移動しないように保証し、さらに、磁性体91のZ軸方向での移動をさらに減少させて、出力信号の直線的な線形度を確保することができる。
本考案の一実施例において、図4に示すように、該磁性体収納ケース95の下端には収納空間951が形成され、磁性体91が収納空間951内に収納され、収納空間951の内側壁には、磁性体91の外側壁を固定するように構成された係合リブ953が操作部37の軸線方向に設けられている。
なお、本実施例において、操作体30が磁性体収納ケース95を移動させる際に、磁性体91と磁性体収納ケース95の収納空間951との接続安定性が良くなければ、磁性体91と収納空間951との接続が外れて落ちるなどの状況が発生しやすいので、本願では係合リブ953を設けて、係合リブ953を介して磁性体91の外側壁と接続することで、磁性体91と収納空間951との接続安定性を向上させる。
具体的には、係合リブ953の数は、一つ、二つ、三つなどとすることが可能であり、ここでは係合リブ953の数を具体的に限定することなく、実際の接続の需要に応じて選択することができる。いくつかの例示的な実施例において、係合リブ953の数が三つである場合、三つの係合リブ953は、磁性体91と収納空間951との接続安定性をさらに向上させるために、前記磁性体収納ケース95の周方向に間隔をおいて設置されている。
本考案の一実施例において、図3から図4に示すように、該磁性体91は円盤構造である。
本実施例において、円盤構造を設置することで、磁性体91のX軸方向及びY軸方向における出力信号の正確性を向上させることができる。なお、収納空間951の形状を、磁性体91の断面形状と一致させればよいが、他のいくつかの実施例において、磁性体91を円柱体構造としてもよく、また実際の需要に応じて磁性体91の構造を選択することができる。
本考案の一実施例において、図2から図3に示すように、該磁性体91の中心軸線は操作体30の中心軸線と一致するように配置されている。
本実施例において、磁性体91の中心軸線を操作体30の中心軸線と一致するように配置することで、操作体30が磁性体91の回動を駆動する際の一貫性を向上させることを保証し、操作体30が揺動する際の、磁気センサー93による回動方向の取得の正確性を向上させる。
本考案の一実施例において、図3に示すように、該磁気センサー93は、磁性体91の中心軸線の延長線上に位置する検出点を有する。
本実施例において、磁気センサー93の検出点を磁性体91の中心軸の延長線上に位置させることにより、磁気センサー93によって磁性体91の磁力変化を検知する際の正確性を向上させることができる。なお、磁気センサー93がZ軸に垂直な平面に設置された場合、磁気センサー93は、検出点が磁性体91の中心軸の延長線上に位置することを保証するために、検出点が磁気センサー93の中心点に位置していない場合、磁気センサー93の中心点が磁性体91の中心軸の延長線から若干ずれる場合がある。
本考案の一実施例において、図3に示すように、該磁気センサーユニット90は、空間内に設置されたセンサー収納ケース99をさらに含み、センサー収納ケース99は、磁気センサー93の上部を覆うように設置され、上面が磁性体収納ケース95を支持する。
本実施例において、磁性体収納ケース95のZ軸方向での移動をさらに減少させることで磁性体91のZ軸方向での移動を減少させて、出力信号の直線的な線形度を保証するために、本願で磁性体91に当接するセンサー収納ケース99を設けることで、磁性体91を支持するとともに操作体30に対する支持を実現することができる。ここで、センサー収納ケース99が設けられた場合、磁気センサー93と磁性体91との間にZ軸方向に1つの距離差Lを持たせることができる。Lの値の範囲は、0.8mmから1.3mmとすることが可能で、Lは、0.8mm、0.9mm、1.0mm、1.1mm、1.2mmまたは1.3mmとしてもよい。いくつかの例示的な実施例において、Lが1.1mmである場合、該距離差により、磁性体91が磁気センサー93から離れすぎないことを保証し、磁気センサー93に検知される磁性体91の磁力変化が弱くなることを回避するとともに、磁性体91が磁気センサー93に近すぎないように保証することができるため、磁性体91の磁力が強すぎて磁気センサー93の検知に影響するのを回避することができる。本明細書では、距離差Lの取る値を具体的に限定しない。
本考案の一実施例において、操作体30が揺動した時、磁性体91の移動軌跡は、平面上の円形軌跡または球面軌跡である。
本実施例において、操作体30の揺動時に磁性体91を移動させる場合は二つの状況に大別され、その一つは、操作体30が磁性体91をX軸及びY軸に沿って移動させる状況で、この場合、Z軸方向に垂直な平面に対して、磁性体91の移動軌跡が平面上の円形軌跡となり、もう一つの状況は、操作体3が磁性体91をX軸、Y軸及びZ軸に沿って移動させる状況であるため、磁性体91の移動軌跡は球面軌跡となる。
本考案の一実施例において、該磁気センサー93は、三次元磁気センサー93、または二次元磁気センサー93である。
本実施例において、操作体30が磁性体91をX軸、Y軸およびZ軸に沿って移動させる場合、磁気センサー93は磁性体91の三方向からの磁力変化を検知する必要があるため、磁気センサー93は、三次元磁気センサー93とすることができる。一方、操作体30が磁性体91をX軸およびY軸に沿って移動させる場合、磁気センサー93は磁性体91の二方向のみからの磁力変化を検知する必要があるため、磁気センサー93は、二次元磁気センサー93とすることができる。
本考案の一実施例において、該操作部37の下部には、操作部37の軸線上に上半球部31が設けられており、上半球部31の直径が操作部37の直径より大きく、上半球部31の下部に平面部33が設けられ、平面部33には操作部37の軸線上に下半球部35が設けられ、下半球部35の直径は上半球部31の直径より小さい。
本実施例において、上半球部31は、操作部37の位置を制限して固定できるように構成でき、下半球部35は半球状で、その上面が平面で平面部33に接続されており、該下半球部35の球心と上半球部31の球心とが同一点に位置しており、下半球部35の下面は球面であり、プレート51と互いに当接することが可能である。
本考案の一実施例において、図6に示すように、該多方向入力装置100は、空間内に設置されたプッシャー40及びプッシュスイッチ60をさらに含み、プッシャー40の上部は下半球部35に対応する球状凹部を有し、プッシャー40の下部はプッシュスイッチ60を押すためのプッシュ部を有し、操作体30を押すことによりプッシャー40の球状凹部が押し下げられ、プッシャー40のプッシュ部がプッシュスイッチ60を押すことにより電気的動作する。
プッシャー40とプッシュスイッチ60によって、プッシャー40の上面が操作体30の下部に当接し、操作体30に対して押圧動作を実行すると同時に、プッシャー40がプッシュスイッチ60を押し、操作体30に連動してプッシュスイッチ60がトリガされて回路基板70に当接することで電気的動作を実現する。
なお、本実施形態では、プッシャー40を設置することにより、操作体30の押圧時に該プッシャー40を介してプッシュスイッチ60を間接的に押し、さらにプッシュスイッチ60が回路基板70の金属弾性片71に当接することによって電気接続を実現する。この場合、プッシュスイッチ60を操作体30の真下に設ける必要はない。これにより、プッシュスイッチ60の取付位置についての要求を低くするため、プッシュスイッチ60の取付の容易性を向上させることができる。また、このように構成することにより、多方向入力装置100の各部品のZ軸方向での分布をよりコンパクトにして、多方向入力装置100全体の体積を低減してその管理及び携帯を可能にすることができる。
なお、本考案は、上記したような多方向入力装置100を備えたゲーム機用コントローラ(図示せず)をさらに提案する。
なお、多方向入力装置100の詳細な構造は、上述した多方向入力装置100の実施例を参照することができるので、ここでは説明を省く。本考案のゲーム機用コントローラには上記の多方向入力装置100が使用されるので、本考案のゲーム機用コントローラの実施例は上記の多方向入力装置100のすべての実施例のすべての技術案を含むとともに、達成する技術的効果も完全に同様なので、ここでは説明を省く。
なお、本考案は、上記したようなゲーム機用コントローラを備えたゲーム機(図示せず)をさらに提案する。
なお、ゲーム機用コントローラの詳細な構造は、上述したゲーム機用コントローラの実施例を参照することができるので、ここでは説明を省く。本考案のゲーム機には上記のゲーム機用コントローラが使用されるので、本考案のゲーム機の実施例は上記のゲーム機用コントローラのすべての実施例のすべての技術案を含むとともに、達成する技術的効果も完全に同様なので、ここでは説明を省く。
以上に述べたことは本考案の好ましい実施例に過ぎず、それによって本考案の実用新案の範囲を制限するわけではない。本考案の考案構想の下で、本考案の明細書及び添付図面の内容を利用して行った均等構造変換、或いは他の関連する技術分野への直接/間接的な応用は、何れも本考案の実用新案の保護範囲に含まれる。
100 多方向入力装置
10 ハウジング
30 操作体
31 上半球部
33 平面部
35 下半球部
37 操作部
40 プッシャー
50 復帰ユニット
51 プレート
53 コイルばね
60 プッシュスイッチ
70 回路基板
71 金属弾性片
90 磁気センサーユニット
91 磁性体
93 磁気センサー
95 磁性体収納ケース
951 収納空間
953 係合リブ
97 付勢コイルばね
99 センサー収納ケース

Claims (13)

  1. 多方向入力装置であって、
    上部に開口部を有する空間が形成されたハウジングと、
    前記開口部から上方へ突出した操作部を有する略円柱状の操作体と、
    円盤状であり、中心部に孔を有し、前記操作体の下部と当接するプレートと、
    一端は前記プレートを、他端は前記空間の底面を付勢するコイルばねを含む、前記操作体を中立位置に復帰させる復帰ユニットと、
    前記空間内に設置された回路基板と、
    前記空間内に設置されたプッシュスイッチ、および
    磁性体と磁気センサーとを含み、前記操作体の揺動により前記磁性体を前記磁気センサーに対して任意方向へ移動させ、前記磁気センサーが前記磁性体の磁力変化を感知して前記操作体の揺動方向と揺動量を取得する磁気センサーユニットと、を有する
    ことを特徴とする多方向入力装置。
  2. 前記磁気センサーユニットはさらに磁性体収納ケースを含み、
    前記磁性体収納ケースの下部には収納空間、前記収納空間の上方外部には接続部が形成され、
    前記磁性体が前記収納空間に収納されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の多方向入力装置。
  3. 前記磁性体収納ケースは前記接続部により、前記操作体の下端に設けられた取付孔に、前記操作体の軸線上で揺動可能に挟持された
    ことを特徴とする請求項2に記載の多方向入力装置。
  4. 前記磁気センサーユニットは付勢コイルばねをさらに含み、前記付勢コイルばねは前記取付孔に収納され、一端が前記取付孔の上面を、他端が前記磁性体収納ケースの上部を付勢する
    ことを特徴とする請求項3に記載の多方向入力装置。
  5. 前記収納空間の内側壁には、前記磁性体の外側壁を固定するように構成された係合リブが前記操作部の軸線方向に複数設けられた
    ことを特徴とする請求項2に記載の多方向入力装置。
  6. 前記磁性体は円盤構造である
    ことを特徴とする請求項1に記載の多方向入力装置。
  7. 前記磁性体の中心軸線は前記操作体の中心軸線と一致するように配置された
    ことを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載の多方向入力装置。
  8. 前記磁気センサーは、前記磁性体の中心軸線の延長線上に位置する検出点を有する
    ことを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載の多方向入力装置。
  9. 前記磁気センサーユニットは、前記空間内に設置されたセンサー収納ケースをさらに含み、前記センサー収納ケースは、前記磁気センサーの上部を覆うように設置され、上面が前記磁性体収納ケースを支持する
    ことを特徴とする請求項2に記載の多方向入力装置。
  10. 前記操作体が揺動した時、前記磁性体の移動軌跡は平面上の円形軌跡または球面軌跡である
    ことを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載の多方向入力装置。
  11. 前記磁気センサーは、三次元磁気センサーまたは二次元磁気センサーである
    ことを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載の多方向入力装置。
  12. 前記操作部の下部には、前記操作部の軸線上に上半球部が設けられており、前記上半球部の直径が前記操作部の直径より大きく、前記上半球部の下部に平面部が設けられ、前記平面部には前記操作部の軸線上に下半球部が設けられ、前記下半球部の直径は前記上半球部の直径より小さい
    ことを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載の多方向入力装置。
  13. 前記多方向入力装置は、前記空間内に設置された前記プッシュスイッチを押すためのプッシャーをさらに含み、前記プッシャーの上部は前記下半球部に対応する球状凹部を有し、前記プッシャーの下部にはプッシュ部を有し、
    前記操作体を押すことにより前記プッシャーの球状凹部が押し下げられ、前記プッシャーのプッシュ部が前記プッシュスイッチを押すことにより電気的動作する
    ことを特徴とする請求項12に記載の多方向入力装置。
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