JP7364220B2 - 重ね繋ぎ梁 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の角材を長手方向に繋いだ梁を上下方向に重ねて連結した重ね繋ぎ梁に関するものである。
木造建築物において、隣り合う柱等の間隔が広く、梁のスパンが長くなる場合、一定長さの複数の角材等を積み重ねて長手方向に連結した長尺の梁が使用される。
このような長尺の梁としては、例えば、特許文献1(特開2008-144455号公報)には、上下方向に5段組みされた集積部材からなり、下から1、3、5段において定尺の構成角材31が長手方向に接合され、その接合個所の間の2、4段にスペーサ部材としての短尺の構成角材32が配置された大スパン組み梁30であって、梁部材接合部においては、5段の梁を構成する構成角材31、32を上下に貫通する4本の貫通ボルト40が配置され、スプリットリング45が構成角材31、32間を跨ぐように埋設され、貫通ボルト40の定着部である、組み梁30の上下面には鋼板製の定着プレート41U、41Lが配置され、接合部下面の定着プレート41Lは、最下段の構成角材31を切欠いた部分に設置してナット定着を行い、定着プレート41L全体を構成角材31と同材料の板状の埋木33で覆うようにした大スパン組み梁30が開示されている(特許文献1の段落[0020]~[0023]、図2、図3参照)。
しかしながら、特許文献1の大スパン組み梁30では、上下の長手方向に接合された定尺の構成角材31の接合箇所の間に、スペーサ部材としての短尺の構成角材32を配置する必要があり、梁を構成する角材の数が増えると共に、スペーサ部材(構成角材32)の分だけ梁が高くなって建物全体が高くなり、無駄な空間が増えるといる問題がある。
また、特許文献1の大スパン組み梁30では、定尺の構成角材31とスペーサ部材(構成角材32)の接触面にはスプリットリング45が埋設されているものの、上下の構成角材31が直接接触しておらず、上下の角材を直接接触させて接合したものに比べて、鉛直荷重(曲げモーメント)に対する変形(たわみ)が大きくなり、強度的にも劣ることとなる。
さらに、特許文献1の大スパン組み梁30では、梁部材接合部において、構成角材31、32を上下に貫通する4本の貫通ボルト40が配置され、貫通ボルト40の定着部である、組み梁30の上面には鋼板製の定着プレート41Uが配置されるため、組み梁30の上面から定着プレート41Uと貫通ボルト40の頭部が突出し、組み梁30の上面に床材等を配置できないという問題がある。
次に、特許文献2(特開2014-20182号公報)には、角材2と角材3を材軸方向に並べて接合し、角材5と角材6を材軸方向に並べて接合し、角材2、3と角材4と角材5、6とを厚さ方向に並べて(積層して)一体化した木質梁1が開示されている。
この木質梁1においては、角材2、角材3に、接合面(木口面)2Aの近傍に第1凹部2B、3Bと凹溝2D、3Dが形成され、その他に第2凹部2E、3Eが形成され、角材4の角材2との接合面に第1凹部4Aと第2凹部4Bが形成され、角材4の角材3との接合面に第3凹部4Cと第4凹部4Dが形成され、角材4は、角材2、3を跨いで重ねられ、角材2の第1凹部2B、第2凹部2Eと角材4の第1凹部4A、第2凹部4Bにはコッター9、12が嵌め込まれ、角材3の第1凹部3B、第2凹部3Eと角材4の第3凹部4C、第4凹部4Dにもコッター9、12が嵌め込まれ、角材2、3、コッター9に形成されてた凹溝に通されたボルト7とナット8で角材2と角材3とが締結されて接合され、同様にして角材5と角材6が接合され、厚さ方向に重ねられた角材2~6を挿通する第1貫通孔13、第2貫通孔14に挿通するボルト15、17とナット16、18により、角材2~6が接合される。
しかしながら、特許文献2の木質梁1では、材軸方向に接合される角材2、3と角材56の間に、角材4が角材2、3、角材5、6を跨いで重ねられることから、特許文献1の組み梁と同様に、梁を構成する角材の数が増えると共に、角材4の分だけ梁が高くなって建物全体が高くなり、無駄な空間が増えるといる問題がある。
また、特許文献2の木質梁1では、角材2と角材3の接合は、第1凹部2Bの押圧面2Cと第1凹部3Bの押圧面3Cを、コッター9、9に通したボルト7とナット8で締付け、ボルト7の締付力によりコッター9、9が押圧面2C、3Cを押し付けることにより行われるが、柱等に木質梁1の両端が支持された状態で、木質梁1に鉛直下向きの荷重が作用した場合、角材2、3の接合面2A、3Aには、角材2、3の下端に最大の引き剥がし力が作用し、ボルト7の締付力が作用する押圧面2C、3Cと角材2、3の下端は離れていることから、角材2、3は下端において引き剥がされやすくなり、それによる変形(たわみ)も大きくなり、破断しやすいという問題がある。
同様に、角材5と角材6の接合も、角材4の近傍に通されたボルト7とナット8の締付により行われ、木質梁1を柱等に組み付けるために木質梁1を吊り上げた場合、角材5、6の接合面には、角材5、6の上端に最大の引き剥がし力が作用し、ボルト7の締付力が作用する角材5、6の押圧面と角材5、6の上端は離れていることから、角材5、6は上端において引き剥がされやすくなり、それによる変形(たわみ)も大きくなり、破断しやすいというという問題がる。
特開2008-144455号公報 特開2014-20182号公報
本発明が解決しようとする課題は、複数の角材を長手方向に繋いだ梁を上下方向に重ねて連結した長尺の梁を構成するに際し、長手方向に繋がれる角材が、その繋ぎ面を跨ぐスペーサ部材や角材を介することなく直接積み重ねられるようにして梁が必要以上に高くならないようし、柱等に組み付けられた梁に作用する鉛直下向きの荷重や、梁を吊り上げた際の梁の自重に対して変形、破断し難くし、梁の上面から突出する部材がないようにして梁の上面に床等を配置できるようにすることである。
請求項1の発明は、第1角材と第2角材を長手方向に繋いで連結した上側連結梁の下側に、第3角材と第4角材を長手方向に繋いで連結した下側連結梁を重ねて連結した重ね繋ぎ梁であって、前記第1角材と前記第2角材を繋ぐ上側繋ぎ面の近傍において、前記第1角材と前記第2角材に跨って前記第1角材と前記第2角材の正面及び背面に取り付けられる上側連結板と、前記第3角材と前記第4角材を繋ぐ下側繋ぎ面の近傍において、前記第3角材と前記第4角材に跨って前記第3角材と前記第4角材の正面及び背面に取り付けられる下側連結板と、前記第1角材と該第1角材の下に重ねられる前記第3角材を連結する左側連結部材と、前記第2角材と該第2角材の下に重ねられる前記第4角材を連結する右側連結部材と、前記第1角材と前記第3角材に跨って前記第1角材と前記第3角材に嵌め込まれ、前記第1角材と前記第3角材が相互にずれるのを防止する左側ずれ防止部材と、前記第2角材と前記第4角材に跨って前記第2角材と前記第4角材に嵌め込まれ、前記第2角材と前記第4角材が相互にずれるのを防止する右側ずれ防止部材と、前記上側繋ぎ面の近傍において、前記第1角材と前記第2角材に跨って前記第1角材と前記第2角材の上面を覆う上面プレートと、前記下側繋ぎ面の近傍において、前記第3角材と前記第4角材に跨って前記第3角材と前記第4角材の下面を覆う下面プレートと、前記第1角材と前記第3角材、及び/又は、前記第2角材と前記第4角材を貫通して前記上面プレートと前記下面プレートを連結し、前記上面プレートと前記下面プレートで挟み込まれた前記第1角材と前記第3角材及び前記第2角材と前記第4角材を締め付けるプレート締付部材とを備え、前記上側繋ぎ面の前記長手方向の位置と前記下側繋ぎ面の前記長手方向の位置は同じである重ね繋ぎ梁を提供して、上記課題を解決するものである。
請求項の発明は、前記第1角材、前記第2角材、前記第3角材及び前記第4角材は、前記長手方向に垂直な断面の形状が縦長の矩形である重ね繋ぎ梁を提供して、上記課題を解決するものである。
請求項の発明は、前記上側連結板は、前記第1角材と前記第2角材の上面側に取り付けられ、前記下側連結板は、前記第3角材と前記第4角材の下面側に取り付けられる重ね繋ぎ梁を提供して、上記課題を解決するものである。
請求項の発明は、前記上側連結板及び前記下側連結板は、前記長手方向に長い横長の形状であって前記長手方向の両端部が上下方向に膨らんだ膨らみ部を備え、前記上側連結板形状の前記膨らみ部の上端は、前記第1角材と前記第2角材の上面と一致し、前記下側連結板形状の前記膨らみ部の下端は、前記第3角材と前記第4角材の下面と一致する重ね繋ぎ梁を提供して、上記課題を解決するものである。
請求項の発明は、前記上面プレート及び前記プレート締付部材は、前記第1角材と前記第2角材の上面から上側に突出しない重ね繋ぎ梁を提供して、上記課題を解決するものである。
請求項の発明は、前記上面プレート、前記下面プレート及び前記プレート締付部材は、座金付ボルトと該座金付ボルトに螺合するナット付座金で構成される重ね繋ぎ梁を提供して、上記課題を解決するものである。
請求項の発明は、長尺の第1角材の長手方向左側に短尺の左側第2角材を繋いで連結し、前記第1角材の長手方向右側に短尺の右側第2角材を繋いで連結した上側連結梁と、長尺の第3角材の長手方向左側に短尺の左側第4角材を繋いで連結し、前記第3角材の長手方向右側に短尺の右側第4角材を繋いで連結した下側連結梁とを備え、前記上側連結梁の下側に前記下側連結梁を重ねて連結した重ね繋ぎ梁であって、前記第1角材と前記左側第2角材を繋ぐ左上側繋ぎ面の近傍において、前記第1角材と前記左側第2角材に跨って前記第1角材と前記左側第2角材の正面及び背面に取り付けられる左上側連結板と、前記第1角材と前記右側第2角材を繋ぐ右上側繋ぎ面の近傍において、前記第1角材と前記右側第2角材に跨って前記第1角材と前記右側第2角材の正面及び背面に取り付けられる右上側連結板と、前記第3角材と前記左側第4角材を繋ぐ左下側繋ぎ面の近傍において、前記第3角材と前記左側第4角材に跨って前記第3角材と前記左側第4角材の正面及び背面に取り付けられる左下側連結板と、前記第3角材と前記右側第4角材を繋ぐ右下側繋ぎ面の近傍において、前記第3角材と前記右側第4角材に跨って前記第3角材と前記右側第4角材の正面及び背面に取り付けられる右下側連結板と、前記第1角材と該第1角材の下に重ねられる前記第3角材を連結する中央連結部材と、前記左側第2角材と該左側第2角材の下に重ねられる前記左側第4角材を連結する左側連結部材と、前記右側第2角材と該右側第2角材の下に重ねられる前記右側第4角材を連結する右側連結部材と、前記第1角材と前記第3角材に跨って前記第1角材と前記第3角材に嵌め込まれ、前記第1角材と前記第3角材が相互にずれるのを防止する中央ずれ防止部材と、前記左側第2角材と前記左側第4角材に跨って前記左側第2角材と前記左側第4角材に嵌め込まれ、前記左側第2角材と前記左側第4角材が相互にずれるのを防止する左側ずれ防止部材と、前記右側第2角材と前記右側第4角材に跨って前記右側第2角材と前記右側第4角材に嵌め込まれ、前記右側第2角材と前記右側第4角材が相互にずれるのを防止する右側ずれ防止部材と、前記左上側繋ぎ面の近傍において、前記第1角材と前記左側第2角材に跨って前記第1角材と前記左側第2角材の上面を覆う左側上面プレートと、前記右上側繋ぎ面の近傍において、前記第1角材と前記右側第2角材に跨って前記第1角材と前記右側第2角材の上面を覆う右側上面プレートと、前記左下側繋ぎ面の近傍において、前記第3角材と前記左側第4角材に跨って前記第3角材と前記左側第4角材の下面を覆う左側下面プレートと、前記右下側繋ぎ面の近傍において、前記第3角材と前記右側第4角材に跨って前記第3角材と前記右側第4角材の下面を覆う右側下面プレートと、前記左側第2角材と前記左側第4角材を貫通して前記左側上面プレートと前記左側下面プレートを連結し、前記左側上面プレートと前記左側下面プレートで挟み込まれた前記第1角材と前記第3角材及び前記左側第2角材と前記左側第4角材を締め付ける左側プレート締付部材と、前記右側第2角材と前記右側第4角材を貫通して前記右側上面プレートと前記右側下面プレートを連結し、前記右側上面プレートと前記右側下面プレートで挟み込まれた前記第1角材と前記第3角材及び前記右側第2角材と前記右側第4角材を締め付ける右側プレート締付部材とを備え、前記左上側繋ぎ面の前記長手方向の位置と前記左下側繋ぎ面の前記長手方向の位置は同じであり、前記右上側繋ぎ面の前記長手方向の位置と前記右下側繋ぎ面の前記長手方向の位置は同じである重ね繋ぎ梁を提供して、上記課題を解決するものである。
請求項の発明は、前記左側上面プレート及び前記左側プレート締付部材は、前記第1角材と前記左側第2角材の上面から上側に突出せず、前記右側上面プレート及び前記右側プレート締付部材は、前記第1角材と前記右側第2角材の上面から上側に突出しない重ね繋ぎ梁を提供して、上記課題を解決するものである。
請求項1に記載の発明の重ね繋ぎ梁は、第1角材と第2角材を長手方向に繋いで連結した上側連結梁と第3角材と第4角材を長手方向に繋いで連結した下側連結梁が、その繋ぎ面を跨ぐスペーサ部材や角材を介することなく直接積み重ねられ、重ね繋ぎ梁が必要以上に高くならず、繋ぎ面に作用する上下方向のせん断力や、重ね繋ぎ梁を柱等に組み付けられた際に作用する鉛直下向きの荷重や、重ね繋ぎ梁を吊り上げた際の自重に対して変形、破断し難くいという効果を奏し、さらに、第1角材とその下に重ねられる第3角材の長手方向の長さを同じにし、第2角材とその下に重ねられる第4角材の長手方向の長さを同じにできるという効果を奏する。
請求項に記載の発明の重ね繋ぎ梁は、さらに、上下方向に曲げ変形しにくいという効果を奏する。
請求項に記載の発明の重ね繋ぎ梁は、さらに、重ね繋ぎ梁を柱等に組み付けられた際に作用する鉛直下向きの荷重や、重ね繋ぎ梁を吊り上げた際の自重に対する変形や破断を最も効果的に防止できるという効果を奏する。
請求項に記載の発明の重ね繋ぎ梁は、さらに、上側連結板を第1角材と第2角材に取り付ける際や、下側連結板を第3角材と前記第4角材に取り付ける際の各角材の割れを防止できるという効果を奏する。
請求項に記載の発明の重ね繋ぎ梁は、さらに、第1角材と第2角材の上面に床材を載せることができるという効果を奏する。
請求項に記載の発明の重ね繋ぎ梁は、さらに、上面プレート、下面プレート及びプレート締付部材が簡単に取り付けられるという効果を奏する。
請求項に記載の発明の重ね繋ぎ梁は、左側第2角材と第1角材と右側第2角材を長手方向に繋いで連結した上側連結梁と、左側第4角材と第3角材と右側第4角材を長手方向に繋いで連結した下側連結梁が、その繋ぎ面を跨ぐスペーサ部材や角材を介することなく直接積み重ねられ、重ね繋ぎ梁が必要以上に高くならず、繋ぎ面に作用する上下方向のせん断力や、重ね繋ぎ梁を柱等に組み付けられた際に作用する鉛直下向きの荷重や、重ね繋ぎ梁を吊り上げた際の自重に対して変形、破断し難くいという効果を奏し、さらに、第1角材とその下に重ねられる第3角材の長手方向の長さを同じにし、左側第2角材とその下に重ねられる左側第4角材の長手方向の長さを同じにし、右側第2角材とその下に重ねられる右側第4角材の長手方向の長さを同じにできるという効果を奏する。
請求項に記載の発明の重ね繋ぎ梁は、さらに、第1角材、左側第2角材及び右側第2角材の上面に床材を載せることができるという効果を奏する。
本発明の実施形態の重ね繋ぎ梁の正面図である。 図1に示す重ね繋ぎ梁の平面図である。 図2の座金付ボルト等を外した状態のA-A拡大断面図である。 上側連結板の正面図と右側面図である。 下側連結板の正面図と右側面図である。 図1に示す重ね繋ぎ梁の分解斜視図である。 重ね繋ぎ梁1の上面に荷重が作用した場合、下側繋ぎ面13a、14aに作用する力を説明する説明図である。 重ね繋ぎ梁1を吊り上げた場合、上側繋ぎ面11a、12aに作用する力を説明する説明図である。 重ね繋ぎ梁1とは別発明の実施形態の重ね繋ぎ梁の正面図との背面図である。 図9に示す重ね繋ぎ梁の拡大正面図である。 図10に示す重ね繋ぎ梁の平面図である。
[重ね繋ぎ梁の構成]
図1は、本発明の実施形態の重ね繋ぎ梁の正面図、図2は、図1に示す重ね繋ぎ梁の平面図、図3は、図2の座金付ボルト等を外した状態のA-A拡大断面図、図4(a)、(b)は、上側連結板の正面図、右側面図、図5(a)、(b)は、下側連結板の正面図、右側面図、図6は、図1に示す重ね繋ぎ梁の分解斜視図である。
図中、1は重ね繋ぎ梁、2は上側連結梁、3は下側連結梁、11は第1角材、11aは上側繋ぎ面、11bは切欠き、11cは深穴、11dは凹部、11eは貫通孔、11f、11gは下穴、12は第2角材、12aは上側繋ぎ面、12bは切欠き、12cは深穴、12dは凹部、12f、12gは下穴、13は第3角材、13aは下側繋ぎ面、13bは切欠き、13dは凹部、13eは貫通孔、13f、13gは下穴、14は第4角材、14aは下側繋ぎ面、14bは切欠き、14dは凹部、14f、14gは下穴、15は上側連結板、15aは膨らみ部、15bは帯状部、15cは小孔、16は上側連結板、16aは膨らみ部、16bは帯状部、16cは小孔、17は下側連結板、17aは膨らみ部、17bは帯状部、17cは小孔、18は下側連結板、18aは膨らみ部、18bは帯状部、18cは小孔、19L、19Rは長尺木ネジ、20L、20Rはブロック、21は座金付ボルト、21aは座金、21bは軸部、22はナット付座金、23は短尺木ネジであり、各図において、Xは第1角材11と第2角材12の長手方向に沿った方向(左右方向)、YはX方向と水平方向に垂直な方向(前後方向)、Zは水平面(XY面)と垂直な方向(上下方向)である。
重ね繋ぎ梁1は、上側連結梁2の下側に下側連結梁3を重ねて上下方向(Z方向)に連結したものであり、上側連結梁2は、第1角材11と第2角材12を長手方向(X方向)に繋いで連結したものであり、下側連結梁3は、第3角材13と第4角材14を長手方向(X方向)に繋いで連結したものである。
第1角材11、第2角材12、第3角材13及び第4角材14は、木製の材料、例えば、ヒノキ(桧)、ヒバ(桧葉)、スギ(杉)、マツ(松)等の木材からなり、長手方向(X方向)に垂直な断面の形状が縦長の矩形であり、断面の形状を縦長の矩形とすることにより、各角材の曲げ剛性を大きくし、上下方向(Z方向)に曲げ変形しにくくしている。
第1角材11、第2角材12、第3角材13及び第4角材14の長手方向(X方向)の長さは、0.5~10m、長手方向(X方向)に垂直な断面の縦の長さ(Z方向の長さ)は、100~1000mm、同断面の横の長さ(Y方向の長さ)は、50~300mmであり、同断面の縦の長さは横の長さの2~10倍である。
第1角材11おいては、右側面が第2角材12を繋ぐ上側繋ぎ面11aとなり、上面右隅部を矩形状に切り欠いた切欠き11bが設けられて段差が形成され、上側繋ぎ面11aの近傍に上下方向(Z方向)に貫通する貫通孔11eが設けられ、第1角材11の上面には一定間隔で上下方向の深穴11cが複数設けられ、深穴11cの底面には下穴11gが設けられている。
また、第1角材11の正面側の右上部には、6個のY方向の下穴11fが設けられ、第1角材11の背面側にも同様の下穴が設けられ、第1角材11の下面側には、矩形状に切り欠いた凹部11dが一定間隔で複数設けられている。
第2角材12おいては、左側面が第1角材11を繋ぐ上側繋ぎ面12aとなり、上面左隅部を矩形状に切り欠いたものであって、切欠き11bよりX方向に短い切欠き12bが設けられて段差が形成され、第2角材12の上面には、第1角材11と同様に一定間隔で上下方向の深穴12cが複数設けられ、深穴12cの底面には下穴12gが設けられている。
また、第2角材12の正面側の左上部には、第1角材11と同様に6個のY方向の下穴12fが設けられ、第2角材12の背面側にも同様の下穴が設けられ、第2角材12の下面側には、第1角材11と同様に矩形状に切り欠いた凹部12dが一定間隔で複数設けられている。
第3角材13おいては、右側面が第4角材14を繋ぐ下側繋ぎ面13aとなり、下側繋ぎ面13aの近傍であって、第1角材11の貫通孔11eと重なる位置に上下方向(Z方向)に貫通する貫通孔13eが設けられ、第3角材13の上面には、第1角材11の凹部11dが重なる位置に凹部13dが設けられ、第1角材11の下穴11gと重なる位置に下穴11gが複数設けられている。
また、第3角材13の正面側の右下部には、12個のY方向の下穴13fが設けられ、第3角材13の背面側にも同様の下穴が設けられ、第3角材13の下面側には、下面右隅部を矩形状に切り欠いた切欠き13bが設けられて段差が形成されている。
第4角材14おいては、左側面が第3角材13を繋ぐ下側繋ぎ面14aとなり、第4角材13の上面には、第2角材12の凹部12dが重なる位置に凹部14dが設けられ、第2角材12の下穴12gと重なる位置に下穴12gが設けられている。
また、第4角材14の正面側の左下部には、12個のY方向の下穴14fが設けられ、第4角材14の背面側にも同様の下穴が設けられ、第4角材14の下面側には、下面左隅部を矩形状に切り欠いた切欠き14bが設けられて段差が形成されている。
なお、各角材の正面に設ける下穴11f、12f、13f、14fと背面に設ける同じ下穴はなくてもよく、下穴11g、12g、13g、14gも設けなくてもよい。
上側連結板15、16は、鋼板等の金属製の板からなり、図4(a)、(b)に示すように、長手方向(X方向)に長い横長の左右上下に対称な形状であって、長手方向(X方向)の両端部の膨らみ部15a、16aと中央部の帯状部15b、16bから構成され、膨らみ部15a、16aは、上下方向(Z方向)に膨らんだ形状であり、上側連結板15、16の厚みt1は、1.5~8mmである。
また、上側連結板15、16には、左側の膨らみ部15a、16aから帯状部15b、16bにかけて、上側連結板15、16を貫通する6個の小孔15c、16cが設けられ(小孔15c、16cは、帯状部15b、16bの上端と下端の間に位置する)、右側の膨らみ部15a、16aから帯状部15b、16bにかけても同様の小孔15c、16cが設けられている。
そして、上側連結板15は、上側繋ぎ面11a、12aの近傍において、第1角材11と第2角材12に跨って両角材の上面側の正面に取り付けられ、上側連結板16は、上側繋ぎ面11a、12aの近傍において、第1角材11と第2角材12に跨って両角材の上面側の背面に取り付けられ、これにより、第1角材11と第2角材12が長手方向(X方向)に連結される。
すなわち、第1角材11の上側繋ぎ面11aと第2角材12の上側繋ぎ面12aを当接させた状態で、上側連結板15を両角材の正面にあてがい、短尺木ネジ23を上側連結板15の小孔15cに挿通して、両角材の正面の下穴11f、12fにねじ込んで(下穴11f、12fがない場合は角材の面に強制的にねじ込んで)上側連結板15を第1角材11と第2角材12の正面に固定し、上側連結板16を両角材の背面にあてがい、短尺木ネジ23を上側連結板16の小孔16cに挿通して、両角材の背面の下穴にねじ込んで(下穴がない場合は角材の面に強制的にねじ込んで)上側連結板16を第1角材11と第2角材12の背面に固定し、これにより、第1角材11と第2角材12が長手方向(X方向)に連結される。
この場合、図4(a)に示すように、膨らみ部15a(16a)の上端は、帯状部15b(16b)の上端より距離d1(10~50mm)だけ上方に位置し、すなわち、膨らみ部15a(16a)は、帯状部15b(16b)に対してd1だけ膨らんでいる。
このため、上側連結板15(16)を第1角材11と第2角材12の上面側の正面に取り付けるに際し、膨らみ部15a(16a)の上端を第1角材11と第2角材12の正面(背面)の上縁に合わせることにより、常に、短尺木ネジ23をねじ込む位置が、第1角材11と第2角材12の正面(背面)の上縁から距離d1以上離れ、短尺木ネジ23のねじ込みによる第1角材11と第2角材12の割れ(特に下穴がない場合の割れ)が防止される。
下側連結板17、18は、上側連結板15、16と同様に鋼板等の金属製の板からなり、図5(a)、(b)に示すように、長手方向(X方向)に長い横長の左右上下に対称な形状であって、長手方向(X方向)の両端部の膨らみ部17a、18aと中央部の帯状部17b、18bから構成され、膨らみ部17a、18aは、上下方向(Z方向)に膨らんだ形状であり、帯状部17b、18bの上下方向(Z方向)の長さは、上側連結板15、16の帯状部15b、16bより大きく、下側連結板17、18の厚みt2は、1.5~8mmである。
また、下側連結板17、18には、左側の膨らみ部17a、18aから帯状部17b、18bにかけて、上側連結板17、18を貫通する12個の小孔17c、18cが設けられ(小孔17c、18cは、帯状部17b、18bの上端と下端の間に位置する)、右側の膨らみ部17a、18aから帯状部17b、18bにかけても同様の小孔17c、18cが設けられている。
そして、下側連結板17は、下側繋ぎ面13a、14aの近傍において、第3角材13と第4角材14に跨って両角材の下面側の正面に取り付けられ、下側連結板18は、下側繋ぎ面13a、14aの近傍において、第3角材13と第4角材14に跨って両角材の下面側の背面に取り付けられ、これにより、第3角材13と第4角材14が長手方向(X方向)に連結される。
すなわち、第3角材13の下側繋ぎ面13aと第4角材14の下側繋ぎ面14aを当接させた状態で、下側連結板17を両角材の正面にあてがい、短尺木ネジ23を下側連結板17の小孔17cに挿通して、両角材の正面の下穴13f、14fにねじ込んで(下穴13f、14fがない場合は角材の面に強制的にねじ込んで)下側連結板17を第3角材13と第4角材14の正面に固定し、下側連結板18を両角材の背面にあてがい、短尺木ネジ23を下側連結板18の小孔18cに挿通して、両角材の背面の下穴にねじ込んで(下穴がない場合は角材の面に強制的にねじ込んで)下側連結板18を第3角材13と第4角材14の背面に固定し、これにより、第3角材13と第4角材14が長手方向(X方向)に連結される。
この場合、図5(a)に示すように、膨らみ部17a(18a)の下端は、帯状部17b(18b)の下端より距離d2(10~50mm)だけ上方に位置し、すなわち、膨らみ部17a(18a)は、帯状部17b(18b)に対してd2だけ膨らんでいる。
このため、下側連結板17(18)を第3角材13と第4角材14の下面側の正面に取り付けるに際し、膨らみ部17a(18a)の下端を第3角材13と第4角材14の正面(背面)の下縁に合わせることにより、常に、短尺木ネジ23をねじ込む位置が、第3角材13と第4角材14の正面(背面)の下縁から距離d2以上離れ、短尺木ネジ23のねじ込みによる第3角材13と第4角材14の割れ(特に下穴がない場合の割れ)が防止される。
なお、本実施においては、帯状部17b、18bの上下方向の長さは、上側連結板15、16の帯状部15b、16bの上下方向の長さの約2倍であり、距離d1と距離d2は同じであり、厚みt1と厚みt2は同じである。
長尺木ネジ19Lは、本発明の左側連結部材となるもので、第1角材11に一定間隔で設けられた複数の深穴11cの各々に差し込まれて、下穴11gとそれに連通する第3角材13の下穴13g(図3参照)にねじ込まれ(下穴11g、13gがない場合は深穴11cの底面から強制的にねじ込まれ)、これにより第1角材11とその下に重ねられる第3角材13が連結される。
長尺木ネジ19Rは、本発明の右連結部材となるもので、第2角材12に一定間隔で設けられた複数の深穴12cの各々に差し込まれて、下穴12gとそれに連通する第4角材14の下穴14g(図3参照)にねじ込まれ(下穴12g、24gがない場合は深穴12cの底面から強制的にねじ込まれ)、これにより第2角材12とその下に重ねられる第4角材15が連結される。
このように第1角材11と第3角材13、第2角材12と第4角材14は、上側繋ぎ面11a、12a、下側繋ぎ面13a、14aを跨ぐスペーサ部材や角材を介することなく直接積み重ねられるようにして、長尺木ネジ19L、19Rにより連結される。
ブロック20Lは、本発明の左側ずれ防止部材となるもので、第1角材11と第3角材13に跨って両角材に嵌め込まれる。具体的には、ブロック20Lは、第1角材11の下面に設けられた複数の凹部11dと第3角材13の上面に設けられた複数の凹部13dが重なられて形成される複数の直方体の穴(空間)の各々に嵌め込まれ、これにより、第1角材11とその下に重ねられる第3角材13が長手方向(X方向)に相互にずれるのが防止される。
ブロック20Rは、本発明の右側ずれ防止部材となるもので、第2角材12と第4角材14に跨って両角材に嵌め込まれる。具体的には、ブロック20Rは、第2角材12の下面に設けられた複数の凹部12dと第4角材14の上面に設けられた複数の凹部14dが重なられて形成される複数の直方体の穴(空間)の各々に嵌め込まれ、これにより、第2角材12とその下に重ねられる第4角材14が長手方向(X方向)に相互にずれるのが防止される。
ブロック20L、20Rは、第1角材11、第2角材12、第3角材13、第4角材14より変形しにくく強度のある材料、例えば、鉄、アルミ等の金属、硬質プラスチック、コンクリートを充填した鉄製の角パイプからなる直方体のブロックである。
座金付ボルト21とナット付座金22は、本発明の上面プレート、下面プレート及びプレート締付部材を構成するものであり、第1角材11、第2角材12、第3角材13、第4角材14が相互に連結された状態で、座金付ボルト21の軸部21bが、第1角材11の貫通孔11eとこれに連通する第3角材13の貫通孔13eに挿通され、軸部21bの雄ネジにナット付座金22の雌ネジに螺合され、これにより、座金付ボルト21とナット付座金22が、第1角材11と第3角材13に取り付けられる。
具体的には、円板形状の座金21aが、上側繋ぎ面11a、12aの近傍において、第1角材11の切欠き11bと第2角材12の切欠き12b(切欠き11b、12bにより偏平な直方体形状の凹みが形成される)に跨って載せられ、円板形状のナット付座金22が、下側繋ぎ面13a、14aの近傍において、第3角材13の切欠き13bと第4角材14の切欠き14b(切欠き13b、14bにより偏平な直方体形状の凹みが形成される)に跨って載せられ、軸部23bの雄ネジにナット付座金22の雌ネジに螺合され、これにより、座金付ボルト21とナット付座金22で、第1角材11と第3角材13が上下方向(Z方向)に締め付けられ、同時に第2角材12と第4角材14が上下方向(Z方向)に締め付けられる。
この場合、座金21aは、切欠き11b、12bに跨って載せられて、切欠き11b、12bで形成される直方体形状の凹みに納まった状態となって、第1角材11、第2角材12の上面から上側に突出せず、第1角材11、第2角材12の上面に床材を載せることができるようになっている。
また、座金付ボルト21を挿通する貫通孔11e、13eを、第1角材11と第3角材13に代えて第2角材12と第4角材14に設け、第2角材12と第4角材14に座金付ボルト21を挿通し、ナット付座金22で第1角材11と第3角材13、第2角材12と第4角材14を締め付けるようにしてもよい。
その場合は、第2角材12の切欠き12bのX方向の長さを第1角材11の切欠き11bより長くし、第4角材12の切欠き14bのX方向の長さを第3角材11の切欠き13bより長くするようにする。
さらに、貫通孔11e、13eを、第1角材11と第3角材13、第2角材12と第4角材14のお各々に設け、あるいは、第1角材11と第2角材12に跨り、第3角材13と第4角材14に跨る1つの貫通孔を設け、第1角材11と第3角材13、第2角材12と第4角材14の両方に座金付ボルト21を挿通し、ナット付座金22で第1角材11と第3角材13、第2角材12と第4角材14を締め付けるようにしてもよい。
なお、座金付ボルト21に代えて、互いに分離した通常の座金とボルトを使用し、ナット付座金22に代えて互いに分離した通常の座金とナットを使用し、切欠き11b、12bと切欠き13b、14bに載せた座金を、貫通孔11e、13eに挿通したボルトとナットで挟み込んで締め付けるようにしてもよい。
以上のように、第1角材11と第2角材12が上側繋ぎ面11a、12aで繋がれ、上側連結板15、16により連結されて上側連結梁2が形成され、第3角材13と第4角材14が下側繋ぎ面13a、14aで繋がれ、下側連結板17、18により連結されて下側連結梁3が形成され、第1角材11とその下に重ねられる第3角材13が長尺木ネジ19Lにより連結され、第2角材12とその下に重ねられる第4角材14が長尺木ネジ19Rにより連結され、ブロック20L、20Rが凹部11d~14dに嵌め込まれ、座金付ボルト21とナット付座金22が取り付けられた重ね繋ぎ梁1が形成される。
この場合、上側繋ぎ面11a、12aと下側繋ぎ面13a、14aの長手方向(X方向)の位置は同じであり(これにより、第1角材と第3角材の長さを同じにでき、また、第2角材の長さと第4角材の長さの同じにでき、角材の種類を少なくすることができる)、上側繋ぎ面11a、12aと下側繋ぎ面13a、14aは同一平面上にあることとなり、これらの繋ぎ面に上下方向(Z方向)のせん断力が作用すると、第1角材11と第2角材12、第3角材13と第4角材14が上下方向にずれやすくなる。
しかしながら、座金21aを第1角材11と第2角材12に跨がらせ、ナット付座金22を第3角材13と第4角材14に跨がらせて、座金付ボルト21とナット付座金22で、第1角材11と第3角材13、第2角材12と第4角材14が上下方向に締め付けられることから、上側繋ぎ面11a、12aと下側繋ぎ面13a、14aに上下方向のせん断力が作用しても、第1角材11と第2角材12の上下方向のずれと第3角材12と第4角材14の上下方向にずれが防止される。
[重ね繋ぎ梁1の作用]
図7は、重ね繋ぎ梁1の上面に荷重が作用した場合、下側繋ぎ面13a、14aに作用する力を説明する説明図である。
今、重ね繋ぎ梁1が柱等に組み付けられ、重ね繋ぎ梁1の両端が支持された状態で、重ね繋ぎ梁1の上面に、鉛直下向きの総荷重W(重ね繋ぎ梁1の自重を含む)が作用する場合を考える。
重ね繋ぎ梁1においては、第1角材11と第2角材12が上側連結板15、16により連結され、第3角材13と第4角材14が下側連結板17、18により連結され、ブロック20Lが嵌め込まれた第1角材11と第3角材13が連結され、ブロック20Rが嵌め込まれた第2角材12と第4角材14が連結されていることから、第1角材11、第2角材12、第3角材13、第4角材14は、相互に離れたりずれたりしないようになっている。
これにより、重ね繋ぎ梁1の上面に鉛直下向きの総荷重Wが作用した場合、重ね繋ぎ梁1は、各角材が一体となって、1つの梁が変形するように下に凸の変形をし、少なくとも下側連結梁3の下側繋ぎ面13a、14aに、第3角材13と第4角材14を引き離そうとする引き離し力Pが作用する。
これに対して、下側連結梁3には、下側繋ぎ面13a、14aを挟んで第3角材13と第4角材14に下側連結板17、18が取り付けられていることから、引き離し力Pによって、第3角材13と第4角材14が引き離されるのが防止され、重ね繋ぎ梁1が変形し、破断するのが防止される。
そして、引き離し力Pは、下側繋ぎ面13a、14aの下端において最大のPmaxとなるが、下側連結板17、18は、第3角材13と第4角材14の下面側に(膨らみ部17a、18aの下端を第3角材13と第4角材14の下面に合わせるように)、取り付けられ、すなわち、最大引き離し力Pmaxが作用する位置に下側連結板17、18が取り付けられ、第3角材13と第4角材14が引き離され、重ね繋ぎ梁1が変形し、破断するのが最も効果的に防止される。
図8は、重ね繋ぎ梁1を吊り上げた場合、上側繋ぎ面11a、12aに作用する力を説明する説明図である。
今、重ね繋ぎ梁1を柱等に組み付けるため、重ね繋ぎ梁1の第2角材12と第4角材14側にワイヤーロープを引っ掛けて重ね繋ぎ梁1を吊り上げた場合を考える。
重ね繋ぎ梁1においては、ワイヤーロープを引っ掛けられていない第1角材11と第3角材13側にその自重W1が作用し、第2角材12と第4角材14側が支持された一種の片持ち梁のような状態となって、第1角材11と第3角材13側が一体となってたわむように変形し、少なくとも上側連結梁2の上側繋ぎ面11a、12aに、第1角材11と第2角材12を引き離そうとする引き離し力P1が作用する。
これに対して、上側連結梁2には、上側繋ぎ面11a、12aを挟んで第1角材11と第2角材12に上側連結板15、16が取り付けられていることから、引き離し力P1によって、第1角材11と第2角材12が引き離されるのが防止され、重ね繋ぎ梁1が変形し、破断するのが防止される。
そして、引き離し力P1は、上側繋ぎ面11a、12aの上端において最大のP1maxとなるが、上側連結板15、16は、第1角材11と第2角材12の上面側に(膨らみ部15a、16aの上端を第1角材11と第2角材12の上面に合わせるように)取り付けられ、すなわち、最大引き離し力P1maxが作用する位置に上側連結板15、16が取り付けられ、第1角材11と第2角材12が引き離され、重ね繋ぎ梁1が変形し、破断するのが最も効果的に防止される。
この場合、第1角材11と第3角材13の自重W1により、第1角材11と第2角材12を引き離そうとする引き離し力P1は、重ね繋ぎ梁1の上面に作用する総荷重Wにより、第3角材13と第4角材14を引き離そうとする最大引き離し力Pより小さく、上側連結板15、16の引張強度は、下側連結板17、18の引張強度より小さくてよく、このため、上側連結板15、16の帯状部15b、16bの上下方向の長さは、下側連結板17、18の帯状部17b、18bより小さくてよい。
[他の重ね繋ぎ梁]
図9(a)は、重ね繋ぎ梁1とは別発明の実施形態の重ね繋ぎ梁の正面図、図9(b)は、図9(a)に示す重ね繋ぎ梁の背面図、図10は、図9に示す重ね繋ぎ梁の拡大正面図、図11は、図10に示す重ね繋ぎ梁の平面図である。
図中、4は重ね繋ぎ梁、5は上側連結梁、6は下側連結梁、31は第1角材、31aLは左上側繋ぎ面、31aRは右上側繋ぎ面、31cは深穴、32Lは左側第2角材、32Laは左上側繋ぎ面、32Raは右上側繋ぎ面、32Lc、32Rcは深穴、33は第3角材、33aLは左下側繋ぎ面、33aRは右下側繋ぎ面、34Lは左側第4角材、34aLは左下側繋ぎ面、34aRは右下側繋ぎ面、35L、36Lは左上側連結板、35R、36Rは右上側連結板、37L、38Lは左下側連結板、37R、38Rは右下側連結板、39C、39L、39Rは長尺木ネジ、40C、40L、40Rはブロック、41L、41Rは座金付ボルト、42L、42Rはナット付座金、43は短尺木ネジであり、各図において、Xは第1角材31等の長手方向に沿った方向(左右方向)、YはX方向と水平方向に垂直な方向(前後方向)、Zは水平面(XY面)と垂直な方向(上下方向)である。
重ね繋ぎ梁4は、上側連結梁5の下側に下側連結梁6を重ねて上下方向(Z方向)に連結したものであり、上側連結梁5は、第1角材31の長手方向(X方向)左側に左側第2角材32Lを繋いで連結し、第1角材31の長手方向(X方向)右側に右側第2角材32Rを繋いで連結したものであり、下側連結梁6は、第3角材33の長手方向(X方向)左側に左側第4角材34Lを繋いで連結し、第3角材33の長手方向(X方向)右側に右側第4角材34Rを繋いで連結したものである。
第1角材31、左側第2角材32L、右側第2角材32R、第3角材33、左側第4角材34L及び右側第4角材34Rは、第1角材11等と同様に、木製の材料、例えば、ヒノキ(桧)、ヒバ(桧葉)、スギ(杉)、マツ(松)等の木材からなり、長手方向(X方向)に垂直な断面の形状が縦長の矩形である。
第1角材31と第3角材33は、長尺であってその長手方向(X方向)の長さは、4~10mであり、左側第2角材32L、右側第2角材32R、左側第4角材34L及び右側第4角材34Rは、短尺であってその長手方向(X方向)の長さは、0.5~3.5mであり、各角材の長手方向(X方向)に垂直な断面の縦の長さ(Z方向の長さ)は、第1角材11等と同様に、100~1000mm、同断面の横の長さ(Y方向の長さ)は、50~300mm、同断面の縦の長さは横の長さの2~10倍である。
第1角材31おいては、左側面が左側第2角材32Lを繋ぐ左上側繋ぎ面31aLとなり、右側面が右側第2角材32Rを繋ぐ右上側繋ぎ面31aRとなり、上面の左隅部と右隅部を矩形状に切り欠いた切欠き(切欠き12bと同じもの)が設けられて段差が形成され、第1角材31の上面には一定間隔で上下方向の深穴31cが複数設けられ、深穴31cの底面には下穴(下穴11gと同じもの)が設けられている。
また、第1角材31の正面側の左上部と右上部には、それぞれ6個のY方向の下穴(下穴11fと同じもの)が設けられ、第1角材31の背面側にも同様の下穴が設けられ、第1角材31の下面側には、矩形状に切り欠いた凹部(凹部11dと同じもの)が一定間隔で複数設けられている。
左側第2角材32Lおいては、右側面が第1角材31を繋ぐ左上側繋ぎ面32Laとなり、上面右隅部を矩形状に切り欠いた切欠き(切欠き11bと同じもの)が設けられて段差が形成され、左上側繋ぎ面32Laの近傍に上下方向(Z方向)に貫通する貫通孔(貫通孔11eと同じもの)が設けられ、左側第2角材32Lの上面には一定間隔で上下方向の深穴32Lcが複数設けられ、深穴32Lcの底面には下穴(下穴12gと同じもの)が設けられている。
また、左側第2角材32Lの正面側の右上部には、6個のY方向の下穴(下穴12fと同じもの)が設けられ、左側第2角材32Lの背面側にも同様の下穴が設けられ、左側第2角材32Lの下面側には、矩形状に切り欠いた凹部(凹部12dと同じもの)が一定間隔で複数設けられている。
右側第2角材32Rは、左側第2角材32Lと対称構造となっており、左側面が第1角材31を繋ぐ右上側繋ぎ面32Raとなり、上面左隅部を矩形状に切り欠いた切欠き(切欠き11bと同じもの)が設けられて段差が形成され、右上側繋ぎ面32Raの近傍に上下方向(Z方向)に貫通する貫通孔(貫通孔11eと同じもの)が設けられ、右側第2角材32Rの上面には一定間隔で上下方向の深穴32Rcが複数設けられ、深穴32Rcの底面には下穴(下穴12gと同じもの)が設けられている。
また、左側第2角材32Lの正面側の右上部には、6個のY方向の下穴(下穴12fと同じもの)が設けられ、左側第2角材32Lの背面側にも同様の下穴が設けられ、左側第2角材32Lの下面側には、矩形状に切り欠いた凹部(凹部12dと同じもの)が一定間隔で複数設けられている。
なお、重ね繋ぎ梁1と同様に、深穴31c、32Lc、32Lcの底面の下穴は設けなくてもよく、各角材の正面側と背面側に設ける6個のY方向の下穴もなくてよい。
第3角材33においては、左側面が左側第4角材34Lを繋ぐ左下側繋ぎ面33aLとなり、右側面が右側第4角材34Rを繋ぐ右下側繋ぎ面33aRとなり、第3角材33の上面には、第1角材31の凹部(凹部11dと同じもの)が重なる位置に凹部(凹部13dと同じもの)が設けられ、第1角材31の下穴(下穴11gと同じもの)と重なる位置に下穴(下穴13gと同じもの)が複数設けられている。
また、第3角材33の正面側の左下部と右下部には、それぞれ12個のY方向の下穴(下穴13fと同じもの)が設けられ、第3角材33の背面側にも同様の下穴が設けられ、第3角材33の下面側には、下面の左隅部と右隅部を矩形状に切り欠いた切欠き(切欠き14bと同じもの)が設けられて段差が形成されている。
左側第4角材34Lおいては、右側面が第3角材33を繋ぐ左下側繋ぎ面34Laとなり、左下側繋ぎ面34Laの近傍であって、左側第2角材32Lの貫通孔(貫通孔11eと同じもの)と重なる位置に上下方向(Z方向)に貫通する貫通孔(貫通孔13eと同じもの)が設けられ、左側第4角材34Lの上面には、左側第2角材32Lの凹部(凹部12dと同じもの)が重なる位置に凹部(凹部14dと同じもの)が設けられ、左側第2角材32Lの下穴(下穴12gと同じもの)と重なる位置に下穴(下穴14gと同じもの)が設けられている。
また、左側第4角材34Lの正面側の右下部には、12個のY方向の下穴(下穴14fと同じもの)が設けられ、左側第4角材34Lの背面側にも同様の下穴が設けられ、左側第4角材34Lの下面側には、下面の右隅部を矩形状に切り欠いた切欠き(切欠き13bと同じもの)が設けられて段差が形成されている。
右側第4角材34Rは、左側第4角材34Lと対称構造となっており、左側面が第3角材33を繋ぐ右下側繋ぎ面34Raとなり、右下側繋ぎ面34Raの近傍であって、右側第2角材32Rの貫通孔(貫通孔11eと同じもの)と重なる位置に上下方向(Z方向)に貫通する貫通孔(貫通孔13eと同じもの)が設けられ、右側第4角材34Lの上面には、右側第2角材32Rの凹部(凹部12dと同じもの)が重なる位置に凹部(凹部14dと同じもの)が設けられ、右側第2角材32Rの下穴(下穴12gと同じもの)と重なる位置に下穴(下穴14gと同じもの)が設けられている。
また、右側第4角材34Rの正面側の左下部には、12個のY方向の下穴(下穴14fと同じもの)が設けられ、右側第4角材34Rの背面側にも同様の下穴が設けられ、右側第4角材34Rの下面側には、下面の左隅部を矩形状に切り欠いた切欠き(切欠き13bと同じもの)が設けられて段差が形成されている。
なお、各角材の正面側と背面側に設ける12個のY方向の下穴はなくてよい。
左上側連結板35L、36Lと右上側連結板35R、36Rは、図4に示す上側連結板15、16と同じ構成のものである。
そして、左上側連結板35Lは、左上側繋ぎ面31aL、32Laの近傍において、第1角材31と左側第2角材32Lに跨って両角材の上面側の正面に、上側連結板15と同様にして12個の短尺木ネジ43により取り付けられ、左上側連結板36Lは、左上側繋ぎ面31aL、32Laの近傍において、第1角材31と左側第2角材32Lに跨って両角材の上面側の背面に、上側連結板16と同様にして12個の短尺木ネジ43により取り付けられ、これにより、第1角材31と左側第2角材32Lが長手方向(X方向)に連結される。
また、右上側連結板35Rは、右上側繋ぎ面31aR、32Raの近傍において、第1角材31と右側第2角材32Rに跨って両角材の上面側の正面に、上側連結板15と同様にして12個の短尺木ネジ43により取り付けられ、右上側連結板36Rは、右上側繋ぎ面31aR、32Raの近傍において、第1角材31と右側第2角材32Rに跨って両角材の上面側の背面に、上側連結板16と同様にして12個の短尺木ネジ43により取り付けられ、これにより、第1角材31と右側第2角材32Rが長手方向(X方向)に連結される。
左下側連結板37L、38Lと右下側連結板37R、38Rは、図5に示す下側連結板17、18と同じ構成のものである。
そして、左下側連結板37Lは、左下側繋ぎ面33aL、34Laの近傍において、第3角材33と左側第4角材34Lに跨って両角材の上面側の正面に、下側連結板17と同様にして24個の短尺木ネジ43により取り付けられ、左下側連結板38Lは、左下側繋ぎ面33aL、34Laの近傍において、第3角材33と左側第4角材34Lに跨って両角材の上面側の背面に、下側連結板18と同様にして24個の短尺木ネジ43により取り付けられ、これにより、第3角材33と左側第4角材34Lが長手方向(X方向)に連結される。
また、右下側連結板37Rは、右下側繋ぎ面33aR、34Raの近傍において、第3角材33と右側第4角材34Rに跨って両角材の上面側の正面に、下側連結板17と同様にして24個短尺木ネジ43により取り付けられ、右下側連結板38Rは、右下側繋ぎ面33aR、34Raの近傍において、第3角材33と右側第4角材34Rに跨って両角材の上面側の背面に、下側連結板18と同様にして24個の短尺木ネジ43により取り付けられ、これにより、第3角材33と右側第4角材34Rが長手方向(X方向)に連結される。
長尺木ネジ39C、39L、39Rは、重ね繋ぎ梁1に使用される長尺木ネジ19L、19Rと同じものである。
そして、長尺木ネジ39Cは、本発明の中央連結部材となるもので、第1角材31に一定間隔で設けられた複数の深穴31cの各々に差し込まれて、深穴31cの底面に設けられた下穴(下穴11gと同じもの)とそれに連通する第3角材13の下穴(下穴13dと同じもの)にねじ込まれ(下穴がない場合は深穴31cの底面から強制的にねじ込まれ)、これにより第1角材31とその下に重ねられる第3角材33が連結される。
長尺木ネジ39Lは、本発明の左側連結部材となるもので、左側第2角材32Lに一定間隔で設けられた複数の深穴32Lcの各々に差し込まれて、深穴32Lcの底面に設けられた下穴(下穴12gと同じもの)とそれに連通する左側第4角材34Lの下穴(下穴14gと同じもの)にねじ込まれ(下穴がない場合は深穴32Lcの底面から強制的にねじ込まれ)、これにより左側第2角材32Lとその下に重ねられる左側第4角材34Lが連結される。
長尺木ネジ39Rは、本発明の右連結部材となるもので、右側第2角材32Rに一定間隔で設けられた複数の深穴32Rcの各々に差し込まれて、深穴32Rcの底面に設けられた下穴(下穴12gと同じもの)とそれに連通する右側第4角材34Rの下穴(下穴14gと同じもの)にねじ込まれ(下穴がない場合は深穴32Rcの底面から強制的にねじ込まれ)、これにより右側第2角材32Rとその下に重ねられる右側第4角材34Rが連結される。
このように第1角材31と第3角材33、左側第2角材32Lと左側第4角材34L、右側第2角材32Rと右側第4角材34Rは、左上側繋ぎ面31aL、32Laと左下側繋ぎ面33aL、34Laを跨ぐスペーサ部材や角材、右上側繋ぎ面31aR、32Raと右下側繋ぎ面33aR、34Raを跨ぐスペーサ部材や角材を介することなく直接積み重ねられるようにして、長尺木ネジ39C、39L、39Rにより連結される。
ブロック40C、40L、40Rは、重ね繋ぎ梁1に使用されるブロック20L、20Rと同じものである。
そして、ブロック40Cは、本発明の中央ずれ防止部材となるもので、第1角材31と第3角材33に跨って両角材に嵌め込まれる。具体的には、ブロック40Cは、第1角材31の下面に設けられた複数の凹部(凹部11dと同じもの)と第3角材13の上面に設けられた複数の凹部(凹部13dと同じもの)が重なられて形成される複数の直方体の穴(空間)の各々に嵌め込まれ、これにより、第1角材31とその下に重ねられる第3角材33が長手方向(X方向)に相互にずれるのが防止される。
ブロック40Lは、本発明の左側ずれ防止部材となるもので、左側第2角材32Lと左側第4角材34Lに跨って両角材に嵌め込まれる。具体的には、ブロック40Lは、左側第2角材32Lの下面に設けられた複数の凹部(凹部12dと同じもの)と左側第4角材34Lの上面に設けられた複数の凹部(凹部14dと同じもの)が重なられて形成される複数の直方体の穴(空間)の各々に嵌め込まれ、これにより、左側第2角材32Lとその下に重ねられる左側第4角材34Lが長手方向(X方向)に相互にずれるのが防止される。
ブロック40Rは、本発明の右側ずれ防止部材となるもので、右側第2角材32Rと右側第4角材34Rに跨って両角材に嵌め込まれる。具体的には、ブロック40Rは、右側第2角材32Rの下面に設けられた複数の凹部(凹部12dと同じもの)と右側第4角材34Rの上面に設けられた複数の凹部(凹部14dと同じもの)が重なられて形成される複数の直方体の穴(空間)の各々に嵌め込まれ、これにより、右側第2角材32Rとその下に重ねられる右側第4角材34Rが長手方向(X方向)に相互にずれるのが防止される。
座金付ボルト41L、41Rとナット付座金42L、42Rは、重ね繋ぎ梁1に使用される座金付ボルト21とナット付座金22と同じものである。
そして、座金付ボルト41Lとナット付座金42Lは、本発明の左側上面プレート、左側下面プレート及び左側プレート締付部材を構成するものであり、第1角材31、左側第2角材32L、第3角材33、左側第4角材34Lが相互に連結された状態で、座金付ボルト41Lの軸部(軸部21bと同じもの)が、左側第2角材32Lの貫通孔(貫通孔11eと同じもの)とこれに連通する左側第4角材34Lの貫通孔(貫通孔13eと同じもの)に挿通され、座金付ボルト41Lの軸部の雄ネジがナット付座金42Lの雌ネジに螺合され、これにより、座金付ボルト41Lとナット付座金42Lが、左側第2角材32Lと左側第4角材34Lに取り付けられる。
具体的には、座金付ボルト41Lの座金(座金21aと同じもの)が、左上側繋ぎ面31aL、32Laの近傍において、左側第2角材32Lの切欠きと第1角材31の左端側の切欠き(切欠き11b、12bと同じもの)に跨って載せられ、円板形状のナット付座金42Lが、左下側繋ぎ面33aL、34Laの近傍において、左側第4角材34Lの切欠きと第3角材33の左端側の切欠き(切欠き13b、14bと同じもの)に跨って載せられ、座金付ボルト41Lの軸部の雄ネジがナット付座金42Lの雌ネジに螺合され、これにより、座金付ボルト41Lとナット付座金42Lで、左側第2角材32Lと左側第4角材34Lが上下方向(Z方向)に締め付けられ、同時に第1角材31の左端側と第3角材33の左端側が上下方向(Z方向)に締め付けられる。
この場合、座金付ボルト41Lの座金は、左側第2角材32Lの切欠きと第1角材31の左端側の切欠きに跨って載せられて、これらの切欠きで形成される直方体形状の凹みに納まった状態となって、第1角材31、左側第2角材32Lの上面から上側に突出せず、第1角材31、左側第2角材32Lの上面に床材を載せることができるようになっている。
座金付ボルト41Rとナット付座金42Rは、本発明の右側上面プレート、右側下面プレート及び右側プレート締付部材を構成するものであり、第1角材31、右側第2角材32R、第3角材33、右側第4角材34Rが相互に連結された状態で、座金付ボルト41Rの軸部(軸部21bと同じもの)が、右側第2角材32Rの貫通孔(貫通孔11eと同じもの)とこれに連通する右側第4角材34Rの貫通孔(貫通孔13eと同じもの)に挿通され、座金付ボルト41Rの軸部の雄ネジがナット付座金42Rの雌ネジに螺合され、これにより、座金付ボルト41Rとナット付座金42Rが、右側第2角材32Rと右側第4角材34Rに取り付けられる。
具体的には、座金付ボルト41Rの座金(座金21aと同じもの)が、右上側繋ぎ面31aR、32Raの近傍において、右側第2角材32Rの切欠きと第1角材31の右端側の切欠き(切欠き11b、12bと同じもの)に跨って載せられ、円板形状のナット付座金42Rが、右下側繋ぎ面33aR、34Raの近傍において、右側第4角材34Rの切欠きと第3角材33の右端側の切欠き(切欠き13b、14bと同じもの)に跨って載せられ、座金付ボルト41Rの軸部の雄ネジがナット付座金42Rの雌ネジに螺合され、これにより、座金付ボルト41Rとナット付座金42Rで、右側第2角材32Rと右側第4角材34Rが上下方向(Z方向)に締め付けられ、同時に第1角材31の右端側と第3角材33の右端側が上下方向(Z方向)に締め付けられる。
この場合、座金付ボルト41Rの座金は、右側第2角材32Rの切欠きと第1角材31の右端側の切欠きに跨って載せられて、これらの切欠きで形成される直方体形状の凹みに納まった状態となって、第1角材31、右側第2角材32Rの上面から上側に突出せず、第1角材31、右側第2角材32Lの上面に床材を載せることができるようになっている。
なお、座金付ボルト41L、41Rに代えて、互いに分離した通常の座金とボルトを使用し、ナット付座金42L、42Rに代えて互いに分離した通常の座金とナットを使用してもよい。
以上のように、第1角材31と左第2角材32Lが、左上側繋ぎ面31aL、32Laで繋がれて左上側連結板35L、36Lにより連結され、第1角材31と右第2角材32Rが、右上側繋ぎ面31aR、32Raで繋がれて右上側連結板35R、36Rにより連結されて上側連結梁5が形成され、第3角材33と左第4角材34Lが、左下側繋ぎ面33aL、34Laで繋がれて左下側連結板37L、38Lにより連結され、第3角材33と右第4角材34Rが、右下側繋ぎ面33aR、34Raで繋がれて右下側連結板37R、38Rにより連結されて下側連結梁6が形成され、第1角材31とその下に重ねられる第3角材33が長尺木ネジ39Cにより連結され、左側第2角材32Lとその下に重ねられる左側第4角材34Lが長尺木ネジ39Lにより連結され、右側第2角材32Rとその下に重ねられる右側第4角材34Rが長尺木ネジ39Rにより連結され、ブロック40C、40L、40Rが嵌め込まれ、座金付ボルト41L、41Rとナット付座金42L、42Rが取り付けられた重ね繋ぎ梁4が形成される。
この場合、左上側繋ぎ面31aL、32Laと左下側繋ぎ面33aL、34Laの長手方向(X方向)の位置は同じであり、左上側繋ぎ面31aL、32Laと左下側繋ぎ面33aL、34Laは同一平面上にあることとなり、これらの繋ぎ面に上下方向(Z方向)のせん断力が作用すると、第1角材31と左側第2角材32L、第3角材33と左側第4角材34Lが上下方向にずれやすくなる。
しかしながら、座金付ボルト41Lの座金を第1角材31と左側第2角材32Lに跨がらせ、ナット付座金42Lを第3角材33と左側第4角材34Lに跨がらせて、座金付ボルト41Lとナット付座金42Lで、第1角材31と第3角材33、左側第2角材32Lと左側第4角材34Lが上下方向に締め付けられることから、左上側繋ぎ面31aL、32Laと左下側繋ぎ面33aL、34Laに上下方向のせん断力が作用しても、第1角材31と左側第2角材32Lの上下方向のずれと第3角材33と左側第4角材34Lの上下方向にずれが防止される。
また、右上側繋ぎ面31aR、32Raと右下側繋ぎ面33aR、34Raの長手方向(X方向)の位置は同じであり、右上側繋ぎ面31aR、32Raと右下側繋ぎ面33aR、34Raは同一平面上にあることとなり、これらの繋ぎ面に上下方向(Z方向)のせん断力が作用すると、第1角材31と右側第2角材32R、第3角材33と右側第4角材34Rが上下方向にずれやすくなる。
しかしながら、座金付ボルト41Rの座金を第1角材31と右側第2角材32Rに跨がらせ、ナット付座金42Rを第3角材33と右側第4角材34Rに跨がらせて、座金付ボルト41Rとナット付座金42Rで、第1角材31と第3角材33、右側第2角材32Rと右側第4角材34Rが上下方向に締め付けられることから、右上側繋ぎ面31aR、32Raと左下側繋ぎ面33aR、34Raに上下方向のせん断力が作用しても、第1角材31と右側第2角材32Rの上下方向のずれと第3角材33と右側第4角材34Rの上下方向にずれが防止される。
本発明の重ね繋ぎ梁は、複数の角材を長手方向に繋いだ梁を上下方向に重ねて連結した長尺の梁を構成するに際し、長手方向に繋がれる角材が、その繋ぎ面を跨ぐスペーサ部材や角材を介することなく直接積み重ねられるようにして梁が必要以上に高くならないようし、柱等に組み付けられた梁に作用する鉛直下向きの荷重や、梁を吊り上げた際の梁の自重に対して変形、破断し難くし、梁の上面から突出する部材がないようにして梁の上面に床等を配置できるようにするもので、木造建築物に利用することができる。
1 重ね繋ぎ梁
2 上側連結梁
3 下側連結梁
4 重ね繋ぎ梁
5 上側連結梁
6 下側連結梁
11 第1角材
11a 上側繋ぎ面
11b 切欠き
11c 深穴
11d 凹部
11e 貫通孔
11f、11g 下穴
12は第2角材
12a 上側繋ぎ面
12b 切欠き
12c 深穴
12d 凹部
12f、12g 下穴
13 第3角材
13a 下側繋ぎ面
13b 切欠き
13d 凹部
13e 貫通孔
13f、13g 下穴
14 第4角材
14a 下側繋ぎ面
14b 切欠き
14d 凹部
14f、14g 下穴
15、16 上側連結板
15a、16a 膨らみ部
15b、16b 帯状部
15c、16c 小孔
17、18 下側連結板
17a、18a 膨らみ部
17b、18b 帯状部
17c、18c 小孔
19L、19R 長尺木ネジ
20L、20R ブロック
21 座金付ボルト
21a 座金
21b 軸部
22 ナット付座金
31 第1角材
31aL 左上側繋ぎ面
31aR 右上側繋ぎ面
31c 深穴
32L 左側第2角材
32La 左上側繋ぎ面
32Ra 右上側繋ぎ面
32Lc、32Rc 深穴
33 第3角材
33aL 左下側繋ぎ面
33aR 右下側繋ぎ面
34L 左側第4角材
34aL 左下側繋ぎ面
34aR 右下側繋ぎ面
35L、36L 左上側連結板
35R、36R 右上側連結板
37L、38L 左下側連結板
37R、38R 右下側連結板
39C、39L、39R 長尺木ネジ
40C、40L、40R ブロック
41L、41R 座金付ボルト
42L、42R ナット付座金
43 短尺木ネジ

Claims (8)

  1. 第1角材と第2角材を長手方向に繋いで連結した上側連結梁の下側に、第3角材と第4角材を長手方向に繋いで連結した下側連結梁を重ねて連結した重ね繋ぎ梁であって、
    前記第1角材と前記第2角材を繋ぐ上側繋ぎ面の近傍において、前記第1角材と前記第2角材に跨って前記第1角材と前記第2角材の正面及び背面に取り付けられる上側連結板と、
    前記第3角材と前記第4角材を繋ぐ下側繋ぎ面の近傍において、前記第3角材と前記第4角材に跨って前記第3角材と前記第4角材の正面及び背面に取り付けられる下側連結板と、
    前記第1角材と該第1角材の下に重ねられる前記第3角材を連結する左側連結部材と、
    前記第2角材と該第2角材の下に重ねられる前記第4角材を連結する右側連結部材と、
    前記第1角材と前記第3角材に跨って前記第1角材と前記第3角材に嵌め込まれ、前記第1角材と前記第3角材が相互にずれるのを防止する左側ずれ防止部材と、
    前記第2角材と前記第4角材に跨って前記第2角材と前記第4角材に嵌め込まれ、前記第2角材と前記第4角材が相互にずれるのを防止する右側ずれ防止部材と、
    前記上側繋ぎ面の近傍において、前記第1角材と前記第2角材に跨って前記第1角材と前記第2角材の上面を覆う上面プレートと、
    前記下側繋ぎ面の近傍において、前記第3角材と前記第4角材に跨って前記第3角材と前記第4角材の下面を覆う下面プレートと、
    前記第1角材と前記第3角材、及び/又は、前記第2角材と前記第4角材を貫通して前記上面プレートと前記下面プレートを連結し、前記上面プレートと前記下面プレートで挟み込まれた前記第1角材と前記第3角材及び前記第2角材と前記第4角材を締め付けるプレート締付部材と
    を備え
    前記上側繋ぎ面の前記長手方向の位置と前記下側繋ぎ面の前記長手方向の位置は同じであることを特徴とする重ね繋ぎ梁。
  2. 前記第1角材、前記第2角材、前記第3角材及び前記第4角材は、前記長手方向に垂直な断面の形状が縦長の矩形であることを特徴とする請求項1記載の重ね繋ぎ梁。
  3. 前記上側連結板は、前記第1角材と前記第2角材の上面側に取り付けられ、前記下側連結板は、前記第3角材と前記第4角材の下面側に取り付けられることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の重ね繋ぎ梁。
  4. 前記上側連結板及び前記下側連結板は、前記長手方向に長い横長の形状であって前記長手方向の両端部が上下方向に膨らんだ膨らみ部を備え、前記上側連結板形状の前記膨らみ部の上端は、前記第1角材と前記第2角材の上面と一致し、前記下側連結板形状の前記膨らみ部の下端は、前記第3角材と前記第4角材の下面と一致することを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載した重ね繋ぎ梁。
  5. 前記上面プレート及び前記プレート締付部材は、前記第1角材と前記第2角材の上面から上側に突出しないことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載した重ね繋ぎ梁。
  6. 前記上面プレート、前記下面プレート及び前記プレート締付部材は、座金付ボルトと該座金付ボルトに螺合するナット付座金で構成されることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載した重ね繋ぎ梁。
  7. 長尺の第1角材の長手方向左側に短尺の左側第2角材を繋いで連結し、前記第1角材の長手方向右側に短尺の右側第2角材を繋いで連結した上側連結梁と、
    長尺の第3角材の長手方向左側に短尺の左側第4角材を繋いで連結し、前記第3角材の長手方向右側に短尺の右側第4角材を繋いで連結した下側連結梁とを備え、
    前記上側連結梁の下側に前記下側連結梁を重ねて連結した重ね繋ぎ梁であって、
    前記第1角材と前記左側第2角材を繋ぐ左上側繋ぎ面の近傍において、前記第1角材と前記左側第2角材に跨って前記第1角材と前記左側第2角材の正面及び背面に取り付けられる左上側連結板と、
    前記第1角材と前記右側第2角材を繋ぐ右上側繋ぎ面の近傍において、前記第1角材と前記右側第2角材に跨って前記第1角材と前記右側第2角材の正面及び背面に取り付けられる右上側連結板と、
    前記第3角材と前記左側第4角材を繋ぐ左下側繋ぎ面の近傍において、前記第3角材と前記左側第4角材に跨って前記第3角材と前記左側第4角材の正面及び背面に取り付けられる左下側連結板と、
    前記第3角材と前記右側第4角材を繋ぐ右下側繋ぎ面の近傍において、前記第3角材と前記右側第4角材に跨って前記第3角材と前記右側第4角材の正面及び背面に取り付けられる右下側連結板と、
    前記第1角材と該第1角材の下に重ねられる前記第3角材を連結する中央連結部材と、
    前記左側第2角材と該左側第2角材の下に重ねられる前記左側第4角材を連結する左側連結部材と、
    前記右側第2角材と該右側第2角材の下に重ねられる前記右側第4角材を連結する右側連結部材と、
    前記第1角材と前記第3角材に跨って前記第1角材と前記第3角材に嵌め込まれ、前記第1角材と前記第3角材が相互にずれるのを防止する中央ずれ防止部材と、
    前記左側第2角材と前記左側第4角材に跨って前記左側第2角材と前記左側第4角材に嵌め込まれ、前記左側第2角材と前記左側第4角材が相互にずれるのを防止する左側ずれ防止部材と、
    前記右側第2角材と前記右側第4角材に跨って前記右側第2角材と前記右側第4角材に嵌め込まれ、前記右側第2角材と前記右側第4角材が相互にずれるのを防止する右側ずれ防止部材と、
    前記左上側繋ぎ面の近傍において、前記第1角材と前記左側第2角材に跨って前記第1角材と前記左側第2角材の上面を覆う左側上面プレートと、
    前記右上側繋ぎ面の近傍において、前記第1角材と前記右側第2角材に跨って前記第1角材と前記右側第2角材の上面を覆う右側上面プレートと、
    前記左下側繋ぎ面の近傍において、前記第3角材と前記左側第4角材に跨って前記第3角材と前記左側第4角材の下面を覆う左側下面プレートと、
    前記右下側繋ぎ面の近傍において、前記第3角材と前記右側第4角材に跨って前記第3角材と前記右側第4角材の下面を覆う右側下面プレートと、
    前記左側第2角材と前記左側第4角材を貫通して前記左側上面プレートと前記左側下面プレートを連結し、前記左側上面プレートと前記左側下面プレートで挟み込まれた前記第1角材と前記第3角材及び前記左側第2角材と前記左側第4角材を締め付ける左側プレート締付部材と、
    前記右側第2角材と前記右側第4角材を貫通して前記右側上面プレートと前記右側下面プレートを連結し、前記右側上面プレートと前記右側下面プレートで挟み込まれた前記第1角材と前記第3角材及び前記右側第2角材と前記右側第4角材を締め付ける右側プレート締付部材と
    を備え
    前記左上側繋ぎ面の前記長手方向の位置と前記左下側繋ぎ面の前記長手方向の位置は同じであり、前記右上側繋ぎ面の前記長手方向の位置と前記右下側繋ぎ面の前記長手方向の位置は同じであることを特徴とする重ね繋ぎ梁。
  8. 前記左側上面プレート及び前記左側プレート締付部材は、前記第1角材と前記左側第2角材の上面から上側に突出せず、前記右側上面プレート及び前記右側プレート締付部材は、前記第1角材と前記右側第2角材の上面から上側に突出しないことを特徴とする請求項記載の重ね繋ぎ梁。
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