JP7263958B2 - 柱梁接合構造及び柱梁接合方法 - Google Patents
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Description
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
このような柱梁接合構造によれば、柱梁接合部の剛性及び耐力の向上を図ることができる。
このような柱梁接合構造によれば、バランスがよくなり、剛性及び耐力をより高めることができる。
このような柱梁接合構造によれば、柱梁接合部分の剛性をさらに高めることができる。また、曲げを防止することが可能である。
このような柱梁接合構造によれば、上柱木質板材と第2梁木質板材をより確実に固定できる。
このような柱梁接合構造によれば、下柱木質板材と第2梁木質板材をより確実に固定できる。
<柱梁接合構造の構成>
柱梁接合部における構造として、通し柱の側面に梁の端部が当接するように梁を柱に連結した構造(所謂、柱勝ち構造)と、梁の上下面に柱の端部が当接するように柱を梁に連結した構造(所謂、梁勝ち構造)が知られている。梁勝ち構造(以下、単に梁勝ちともいう)では、梁端部での剛性・耐力は大きいが、柱軸力の影響により、柱材との接合面で、接合部耐力が低下する。このため、梁が柱によって圧縮される(支圧めり込みが発生する)おそれがある。一方、柱勝ち構造(以下、単に柱勝ちともいう)では、柱軸力が梁材を介さずに直接伝達されるが、通常、梁端部は接合金物で柱材と一体化するため、梁材耐力よりも低い耐力しか発揮できず、梁端部で剛性・耐力が低下するおそれがある。
図4A~図4Fは、本実施形態の柱梁接合構造における柱と梁の接合方法(柱梁接合方法)の一例を示す図である。なお、以下に示す柱梁接合方法は、工場においても現場においても作業を行うことが可能である。また、図4B以降の作業は全て平置きで行なうこととする。すなわち、図4B以降では、前後方向(積層方向)が鉛直方向に沿っている。また、以下では簡略化のため、各部材(側面補強面材30、梁補強面材40を含む)において、ドリフトピン4、綴り材6、開き止めボルト8などの取り付け用の孔の図示を省略している(実際には各部材に取り付け用の孔が形成されている)。
これにより、図1に示すような本実施形態の柱梁接合構造となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのはいうまでもない。例えば、以下に示すような変形が可能である。
4 ドリフトピン、6 綴り材、8 開き止めボルト、
10 柱内側木質板材(第1柱木質板材)、
11 柱外側木質板材(第2柱木質板材)、
11a 上柱外側木質板材(上柱木質板材)、
11b 下柱外側木質板材(下柱木質板材)、
12 柱最外側木質板材、
20 梁内側木質板材(第1梁木質板材)、
20a 右梁内側木質板材(右梁木質板材)、
20b 左梁内側木質板材(左梁木質板材)、
21 梁外側木質板材(第2梁木質板材)、
30 側面補強面材、
40 梁補強面材、
40a 梁上面補強面材、40b 梁下面補強面材、
41 ビス、
111 凸部、112 凸部、
211 凹部
Claims (6)
- 柱と梁とが接合されている柱梁接合構造であって、
前記柱は、
第1柱木質板材と、
前記第1柱木質板材に積層された第2柱木質板材と、
を有し、
前記梁は、
第1梁木質板材と、
前記第1梁木質板材に積層された第2梁木質板材と、
を有し、
前記第1梁木質板材は、前記第1柱木質板材により左梁木質板材と右梁木質板材とに分断されており、
前記第2柱木質板材は、前記第2梁木質板材により上柱木質板材と下柱木質板材とに分断されており、
前記左梁木質板材及び前記第2梁木質板材の上面と、前記右梁木質板材及び前記第2梁木質板材の上面とに設けられた一対の梁上面補強面材であって、それぞれ、少なくとも一部が前記上柱木質板材と前記第2梁木質板材との間に配置された一対の梁上面補強面材と、
前記左梁木質板材及び前記第2梁木質板材の下面と、前記右梁木質板材及び前記第2梁木質板材の下面とに設けられた一対の梁下面補強面材であって、それぞれ、少なくとも一部が前記下柱木質板材と前記第2梁木質板材との間に配置された一対の梁下面補強面材と、
を備えることを特徴とする柱梁接合構造。 - 請求項1に記載の柱梁接合構造であって、
前記第2柱木質板材と前記第2梁木質板材は、前記第1柱木質板材及び前記第1梁木質板材を挟むように一対設けられており、
前記一対の梁上面補強面材、及び、前記一対の梁下面補強面材は、それぞれ、一対の前記第2梁木質板材に跨って設けられている、
ことを特徴とする柱梁接合構造。 - 請求項1又は請求項2に記載の柱梁接合構造であって、
前記第1柱木質板材及び前記第1梁木質板材の側面と、
前記第2柱木質板材及び前記第2梁木質板材の側面と、
の間に側面補強面材が設けられている、
ことを特徴とする柱梁接合構造。 - 請求項1乃至請求項3の何れかに記載の柱梁接合構造であって、
前記一対の梁上面補強面材の間に、前記上柱木質板材と前記第2梁木質板材とのせん断に抵抗する梁上面せん断抵抗部を有する、
ことを特徴とする柱梁接合構造。 - 請求項1乃至請求項4の何れかに記載の柱梁接合構造であって、
前記一対の梁下面補強面材の間に、前記下柱木質板材と前記第2梁木質板材とのせん断に抵抗する梁下面せん断抵抗部を有する、
ことを特徴とする柱梁接合構造。 - 請求項1乃至請求項5の何れかに記載の柱梁接合構造の柱梁接合方法であって、
前記第2梁木質板材に、前記右梁木質板材、前記第1柱木質板材、及び、前記左梁木質板材、を積層する積層ステップと、
前記左梁木質板材及び前記第2梁木質板材の上面と、前記右梁木質板材及び前記第2梁木質板材の上面に、前記一対の梁上面補強面材を取り付け、前記左梁木質板材及び前記第2梁木質板材の下面と、前記右梁木質板材及び前記第2梁木質板材の下面に、前記一対の梁下面補強面材を取り付ける補強面材取付ステップと、
前記第2梁木質板材の上に、前記一対の梁上面補強面材の少なくとも一部を間に挟んで、前記上柱木質板材を配置し、前記第2梁木質板材の下に、前記一対の梁下面補強面材の少なくとも一部を間に挟んで、前記下柱木質板材を配置する第2柱木質板材配置ステップと、
各木質板材を接合する木質板材接合ステップと、
を有することを特徴とする柱梁接合方法。
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JP2015014154A (ja) | 2013-07-05 | 2015-01-22 | 株式会社大林組 | 木質構造部材、木質構造部材の接合構造及びその施工方法 |
WO2018198145A1 (en) | 2017-04-28 | 2018-11-01 | Leapfactory S.R.L. | Construction system for structural frameworks of buildings |
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JPH0716806Y2 (ja) * | 1991-04-09 | 1995-04-19 | 真家 福司 | 木造建築用補助金具 |
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