JP7362048B2 - 真空排気方法及び装置 - Google Patents
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Description
である。これらの改善のために、真空作業として、周りの環境や作業者によらず、塵埃の巻き上げず、空洞へのダストの混入を許さない、自動化された真空排気方法及び装置を確立して、空洞単体の組立作業やクライオモジュールの組立作業の際に、ダストの混入や浮遊を確実に防ぐ必要がある。そして、一たびそのような自動化された真空排気方法及び装置を確立できれば、その用途は加速器用の超伝導加速空洞にとどまらず、より一般に、半導体製造工程等で利用される任意の真空空間を形成する際に、空間内に残存するダストが浮遊することのないように排気を行う方法及び装置として、利用可能なものとなるであろう。
制御を行い、質量流量の観測値が設定値と一致するように、流量調整器に内蔵された開閉弁等の開度等をリアルタイムに制御して、流量を精密に調節する手段のことを言う。上記の意味での流量調整器は、マスフローコントローラ(MFC)と呼ばれる。本形態では、排気の初期段階において流量調整器を用いた制御排気を行って、第2の流路及び親流路を流れる気体の流量を精密に制御するから、乱流の発生を抑制してダストの舞い上がりと浮遊、及び容器内への混入を防止することができる。
例えば、第2の流路が管径3/8インチ(9.525mm)の円管で構成される場合、後述する実験データに基づき、スロー流量範囲は0.1L/min以上0.6L/min以下と選ぶことができる。ここで流量とは気体の質量流量の意であり、単位「L/min」は、質量流量に比例する、標準状態(0℃,101.325kPa)に換算した気体の体積流量を意味する。スロー流量範囲の上限として可能な値の最大値(上記の管径の場合
は0.6L/min以上のある値)は、乱流の発生を抑制できるという条件に関係していると考えられるゆえ、菅径が変わった場合には、管径にほぼ比例して変化するであろう。なぜならば、管の直径をa、標準状態に換算した体積流量をB、気体の動粘性係数をνとすると、このケースでは気体の圧力は大気圧に近いと仮定してよいから、レイノルズ数Reはcを無次元の定数として
(式1) Re = cB/(νa)
で与えられるところ、式1の右辺が臨界レイノルズ数に等しいと仮定することにより、乱流が発生し始める体積流量Bが、管径aにほぼ比例することが導かれるからである。
スロー流量範囲の下限として可能な値の最小値(上記の場合は0.1L/min以下のある値)は、管径ではなく、流量調整器の性能により定まる。流量調整器は一般に、設定流量が小さすぎると、実際の質量流量と設定流量の差又はその差の設定流量に対する割合を、十分に小さく保つように制御することが難しくなるという性質を有するからである。したがって、スロー流量範囲の下限として可能な値の最小値は必ずしも0.1L/minであるとは限らず、用いる流量調整器によっては、0.1L/min未満であってもよく、例えば0.05L/minでもよい。
0.1L/minの場合、最小スロー開閉時間を0.5minと設定できる)。
状態の所定の圧力となるまでの間は、第2の流路を用いて制御排気を行うことで乱流の発生を抑制してダストの舞い上がりと浮遊を防ぎ、計測圧力が前記所定の圧力となった後には、第1の流路を用いて通常排気を行うことで、容器の内部が高真空状態となるように排気を行う。前記所定の圧力は、限定されるものではないが、例えば、絶対圧で表して50Pa以上100Pa以下である。この制御排気を行うため、第2の流路に流量調整器を設ける。ここで、流量調整器は、既述のマスフローコントローラを意味する。本形態では、排気の初期段階において流量調整器を用いた制御排気を行って、第2の流路及び親流路を流れる気体の流量を精密に制御するから、乱流の発生を抑制してダストの舞い上がりと浮遊、及び容器内への混入を防止することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る真空排気装置1を用いて、超伝導加速空洞(容器2)の真空排気を行っている様子を示す外観写真図である。容器2の排気ポート2aには、真空排気装置1の親流路F0が、バルブを介したフランジにより接続されている。真空排気装置1は、第2の流路を流れる気体の質量流量を制御するための流量調整器3と、排気手段4を有する。
圧力計測手段6としては、例えば、大気圧から超高真空(10-7Pa程度)まで測定が可能なクリスタルイオンゲージや、大気圧から高真空(10-3Pa程度)まで測定が可能なキャパシタンスゲージやピラニゲージなどを用いることができる。
かは、親流路F0に設けたダスト量計測手段7又は/及びダスト量計測手段71で測定する。ダスト量計測手段7、71としては、上記の真空パーティクルモニターを用いることができる。排気対象である超伝導加速空洞(容器2)と、本装置1の親流路F0とは、ダスト量計測手段7の先にあるバルブを介したフランジ(排気ポート2a)で接続を行う。スクロールポンプ4bとしては、例えばドライ真空ポンプ(NeoDry15E, 樫山工業(株))を用いることができる。このドライ真空ポンプは、排気速度250L/min,到達真空度1.0Paである。ターボ分子ポンプ4aとしては、例えばTMP(TMP-B300, (株)島津製作所)を用いることができる。このTMPは、排気速度が220~280L/s,到達圧力が10-6Paのオーダー(ベーキング後は10-8Paのオーダー)である。
スロー排気時及びスローパージ時にダストの混入がないかを確かめるために、図3に示した本発明の一実施形態に係る真空排気装置1に、実際に、超伝導加速空洞(容器2)を接続し、この空洞の真空引きおよびパージの実験を行った。空洞の内容積は約30Lである。空洞にダストが入るかどうかを監視するために、本装置1の、空洞の手前に真空パーティクルモニタ(ダスト量計測手段7)を設けており、スロー排気時及びスローパージ時のダストパーティクルの動きが測定可能である。なお、ここで用いている超伝導加速空洞(ERLの9cell空洞)はすでに空洞内面に超純水による洗浄が行われ、その後、ISO class 4のクリーンルーム内で乾燥し、縦測定で空洞性能が確認済みのもので、内面はクリーンな環境を維持している。また、空洞と真空排気装置1の接続は、ISO class 4のクリーンルーム内で行われ、接続に際しても、空洞外面、接続用のベローズの内面、そしてネジを取り外した際のフランジの穴などすべてにイオンガンにて、粒径0.3μmレベルのパーティクルが検出されなくなるまでblowするなど、システム内にダストが入らないように作業を行い、接続を行った。測定も、ISO class 4のクリーンルーム内で行っている。もちろん、真空排気装置1内部の清浄度も、接続前に検査して確認済である。
結果である。図(4A)は、クリスタルイオンゲージ6が示す気体の圧力(絶対圧)P、及び流量調節器3における流量の測定結果を示すグラフ図であり、図(4B)は、ダスト量計測手段7におけるダスト量の測定結果を上記の絶対圧とともに示すグラフ図である。本実験では、流量が0.2L/minで一定のスローなパージを実現している(図(4A)の曲線Fsp)。またスロー排気も0.6L/minでほぼ一定に制御されていることがわかる(図(4A)の曲線Fsv)。図(4B)は同時刻のでのダスト量の測定結果を示している。スローパージ及びスロー排気中でこの流量コントロール下では空洞への塵埃の混入が見られないことがわかった。すなわち、本装置を用いて、超伝導加速空洞への塵埃の混入を防止できていることがわかる。
次に、流量を変化させながら、図4と同様にしてスローパージ及びスロー排気の実験を行った。図(5A)及び図(5B)がその結果である。0.15L/minの流量からスタートし、1分が経過するごとに0.15L/minずつ流量調節器7の設定流量を不連続に増やして流量をコントロールし、スローパージを行った(図(5A)の曲線Fsp)。絶対圧Pが大気圧近くになり、2.70L/minの流量を流していたが、そのときにも空洞へのパーティクルの混入はなかった。また、図示は省略するが、0.2L/minの流量からスタートし、1分が経過するごとに0.2L/minずつ流量調節器7の設定流量を不連続に増やしてスローパージを行った場合にも、絶対圧が大気圧近くになっても空洞へのパーティクルの混入はなかった。これらにより、本装置を用いれば、20分程度の所要時間で、ダストの混入なく、大気圧に到達可能なスローパージの運転ができることがわかった。
次に、上記のスローパージの後、3.0L/minの流量から始めて、1分が経過するごとに3.0L/minずつ流量調節器7の設定流量を不連続に増やして流量をコントロールし、スロー排気を行った(図(5A)の曲線Fsv)。スロー排気の開始から3分程度で流量が少なくなり、あとは流量が少ないままま、スロー排気を行うこととなったが、この時にもダストが空洞へ入ることはなかった。このままスロー排気を続けて、スロー排気の開始から45分後に絶対圧が約100Pa程度になったため、スロー排気のライン(第2の流路F2)から通常排気のライン(第1の流路F1)への切替を行った。こうすることでコンダクタンスを稼ぎ、より高真空に到達することができる。この切替は、単にV1を開放することで行うことができるが、余分な流れを作らない観点から、本実施形態では、まずバルブV2を閉め、その後、V1を開けることにより行う。このバルブの操作中に、図(5B)の曲線Dに示すように、粒子径0.3~0.5μmのダストパーティクルのカウントが見られた。0.5μm以上の粒子径範囲のダストパーティクルは検出されなかった。このバルブV2の閉鎖動作とV1の開放動作の所要時間は、いずれも0.1秒程
度の短い時間であった。
バルブの操作時に浮遊するダストパーティクルが検出されたため、スロー排気時、及びスローパージ時に、流路を切り替える際、主に操作するバルブの開閉速度を変えたときに、ダスト量検出手段7で検出されるダストパーティクルの量がどう変わるかを実験で調べた。バルブの開度は、弁体の変位を制御する制御電圧をゆっくりと変化させてコントロールした。開閉速度が「遅い」場合には、1分以上の開閉時間をかけてバルブをゆっくりとopenし、若しくは、closeした。開閉速度が「普通」の場合には、10秒程度の開閉時間でバルブをopen若しくはcloseした。開閉速度が「速い」場合には、5秒程度の開閉時間でバルブをopen若しくはcloseした。
スロー排気時には、真空時の図3のバルブV1について測定を行った。その結果を表1に示す。
同様にして、スローパージ時には、大気圧時および真空時の、図3のバルブV4及びV5について開閉速度を変えてダスト量の測定を行った。その結果を表2及び表3に示す。
図6は、前記の真空パーティクルモニタの性能テストの際に計測されたダスト量の測定結果を示すグラフ図である。性能テストにおいては、内容積約30Lの内表面及び外表面を清浄に保った金属容器とN2ボンベを直接、フィルターを通さずにステンレス管で接続し、ステンレス管に真空パーティクルモニタを設け、該金属容器内及びステンレス管の内部を真空に引いてから、N2ボンベの開閉弁をopenして110秒間パージを行い、該開閉弁をcloseした。図6に示すように、粒子径0.25μm以上のパーティクルの合計数として、毎秒50個以上のカウントが見られている。特に、このパーティクルのカウントが4時間以上も続いていることがわかり、パージ時にダストが混入し、なおかつそれをずっと巻き上げ続けている様子がここではわかる。ダストパーティクルをパージ時(及び真空排気時)に巻き上げないような、スローなバージ(及び真空排気)の必要性はここからきている。なお、本真空排気装置において、パージライン(第3の流路)に2つのディフューザを設けたのは、スローパージ時のダストパーティクルの巻き上げ、浮遊、及
び容器への混入を可能な限り減らすためである。
本発明の一実施形態に係る真空排気装置は、内容積が約30Lである超伝導加速空洞を8個直列に接続してなる容器(内容積が約240L)を自動制御でスロー排気及びスローパージするための装置であり、12インチのタッチパネルを有する。該タッチバネルに表示される画面は主に、メニュー画面、自動制御画面、手動制御画面、スロー排気流量設定画面、スローパージ流量設定画面、メンテナンス画面、流量制御情報画面、アラームログ画面の8画面から構成される。メニュー画面上に表示された7つのボタンのいずれかにタッチすることにより、他の7つの画面へと移行することができる。
ージガス導入が同時に行われている場合は、パージ優先で黄色になる。なお、本実施形態におけるバルブの符号V1~V8は、図3に示した実施形態におけるものとは一致していないので注意されたい。
SV欄は数値表示部をタッチすると、流量設定画面が開く。設定変更後すぐに、設定流量が反映される。設定範囲は、MFCが0.0~60SLMであり、MFC2が0.0~3.0SLMである。各機器を操作したい場合には、安全のため操作スイッチボタンを押しながら、操作したいDP、TMP、V1~V8ボタンのいずれかを押す。機器のON時は緑点灯に、OFF時はグレー表示になる。
スローパージ流量設定画面は、図(7B)に示したスロー排気流量設定画面とほぼ共通であり、MFC2の流量設定を行うことができる。
)CGとIGの圧力が同条件であること(大気圧と大気圧、又は、真空と真空)、である。ステップSV5で起動するDPは、大気圧から数Pa(絶対圧)まで真空を引く能力を有する。ステップSV7では、IGによる計測圧力が所定の圧力(例えば100Pa(絶対圧))になったらTMPを自動起動する。
らパージガスを供給する。スローパージ制御をスタート可能な条件は、(1)各バルブにアラームが発生していないこと、である。
2a 排気ポート 3 流量調整器
31 第2の流量調整器 4 排気手段
5 制御機構 6 圧力計測手段
7 ダスト量計測手段 71 第2のダスト量計測手段
8 パージガス供給手段 81 ディフューザ
9 四重極質量分析計 V1 第1の開閉弁
V2 第2の開閉弁
F0 親流路 F1 第1の流路
F2 第2の流路 F3 第3の流路
Claims (11)
- 排気ポートを備えた容器に接続され、該容器の内部を真空状態とするための真空排気装置であり、
前記排気ポートにその一端が接続される親流路と、
前記親流路の他端を分岐して、並列に設けられる第1の流路及び第2の流路と、
前記の、第1の流路及び第2の流路を合流して接続される排気手段と、
前記親流路の内部の圧力を計測するための圧力計測手段と、
前記親流路の内部を浮遊するダストの量を粒子径別にリアルタイムで計測するためのダスト量計測手段と、
を有し、
前記第1の流路は、第1の開閉弁を有し、
前記第2の流路は、第2の開閉弁と流量調整器を直列に有し、
前記の、第1の開閉弁、第2の開閉弁、流量調整器、排気手段及びダスト量計測手段の制御を行う制御機構を備え、
該制御機構は、前記圧力計測手段により計測される計測圧力が低真空状態の所定の圧力となるまでの間、第1の開閉弁を閉鎖状態に第2の開閉弁を開放状態に保って、第2の流路を流れる気体の流量を、前記流量調整器を用いて調整し、前記計測圧力が低真空状態の所定の圧力になった後、第2の開閉弁を閉じ、第1の開閉弁を開くことで、前記容器の内部が高真空状態となるように前記制御を行うように構成され、
前記ダスト量計測手段により計測される、粒子径が所定の粒子径以上であるダストの量が、常に検出限界未満であるように、計測圧力と連動した開閉弁の開閉操作の態様、及び/又は、流量調整器により調節される質量流量の時間変化態様の制御を行うことを特徴と
する真空排気装置。 - 前記制御機構は、前記計測圧力が低真空状態の所定の圧力となるまでの間、前記第2の流路を流れる気体の流量がスロー流量範囲に含まれる一定値であるように、前記流量調整器を制御する請求項1に記載の真空排気装置。
- 前記制御機構は、前記計測圧力が低真空状態の所定の圧力となるまでの間、どの1分間における、前記第2の流路を流れる気体の流量の変動量も、流量変動量上限値以下であるように、前記流量調整器を制御する請求項1又は2に記載の真空排気装置。
- 前記制御機構は、前記の第1の開閉弁又は第2の開閉弁の、閉鎖状態からの開放動作又は開放状態からの閉鎖動作を、最小スロー開閉時間以上の時間をかけて完了する請求項1~3のいずれか一項に記載の真空排気装置。
- パージガスを前記容器の内部に供給するための第3の流路を有し、
該第3の流路は、第2の流量調整器を有する請求項1~4のいずれか一項に記載の真空排気装置。 - 前記制御機構は、前記第3の流路を流れる気体の流量がパージ流量範囲に含まれ、かつ、どの1分間における該流量の変動量もパージ流量変動量上限値以下であるように、前記第2の流量調整器の制御を行う請求項5に記載の真空排気装置。
- 排気ポートを備えた容器の内部を真空状態とするための真空排気方法であり、
前記排気ポートにその一端が接続される親流路と、
前記親流路の他端を分岐して、並列に設けられる第1の流路及び第2の流路と、
前記の、第1の流路及び第2の流路を合流して接続される排気手段と、
前記第1の流路に設けられる第1の開閉弁と、
前記第2の流路に互いに直列に設けられる第2の開閉弁及び流量調整器と、
を設け、
前記親流路の内部の圧力を計測して、計測される圧力である計測圧力が低真空状態の所定の圧力となるまでの間、第1の流路を閉鎖状態に、第2の流路を連通状態に保って、第2の流路を流れる気体の流量を、前記流量調整器を用いて調整し、前記計測圧力が低真空状態の所定の圧力になった後、第2の流路を閉鎖状態にし、第1の流路を連通状態にすることで、前記容器の内部が高真空状態となるように気体の流れの制御を行い、
前記親流路の内部を浮遊するダストの量を粒子径別にリアルタイムで計測し、計測される、粒子径が所定の粒子径以上であるダストの量が、常に検出限界未満であるように、計測圧力と連動した開閉弁の開閉操作の態様、及び/又は、流量調整器により調節される質量流量の時間変化態様の制御を行うことを特徴とする真空排気方法。 - 前記計測圧力が低真空状態の所定の圧力となるまでの間、前記第2の流路を流れる気体の流量がスロー流量範囲に含まれる一定値であるように、前記流量調整器を制御する請求項7に記載の真空排気方法。
- 前記計測圧力が低真空状態の所定の圧力となるまでの間、どの1分間における、前記第2の流路を流れる気体の流量の変動量も、流量変動量上限値以下であるように、前記流量調整器を制御する請求項7又は8に記載の真空排気方法。
- 前記の第1の開閉弁又は第2の開閉弁の、閉鎖状態からの開放動作又は開放状態からの閉鎖動作を、最小スロー開閉時間以上の時間をかけて完了する請求項7~9のいずれか一項に記載の真空排気方法。
- パージガスを前記容器の内部に供給するための第3の流路を設け、該第3の流路に第2の流量調整器を設ける請求項7~10のいずれか一項に記載の真空排気方法。
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