JP7361145B2 - 車両下部構造 - Google Patents
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Description
本発明は、エンジンルームの底面を構成するアンダーカバーを備えた車両下部構造に関する。
車両走行中に、路面から跳ね上げられた石、および異物などからエンジンルーム内の機器を保護するために、エンジンルームの底部にアンダーカバーを設置することが従来から行われている。
たとえば、特許文献1に示される車両下部構造では、アンダーカバーがエンジンルームの底面を構成している。
そして、アンダーカバーは、その本体部が合成樹脂によって板状に形成されつつ、板面を貫通する孔が開口している。
また、本体部の開口部分には、金属製のリッドが着脱可能に設置されている。
このような構成とすることで、排気管によるアンダーカバーの損傷を防止するとともに、リッドを取り外すだけでエンジンルーム内のメンテナンスを行うことができる、という物である。
たとえば、特許文献1に示される車両下部構造では、アンダーカバーがエンジンルームの底面を構成している。
そして、アンダーカバーは、その本体部が合成樹脂によって板状に形成されつつ、板面を貫通する孔が開口している。
また、本体部の開口部分には、金属製のリッドが着脱可能に設置されている。
このような構成とすることで、排気管によるアンダーカバーの損傷を防止するとともに、リッドを取り外すだけでエンジンルーム内のメンテナンスを行うことができる、という物である。
ところで、近年、環境への負荷軽減が叫ばれており、その1つとして、二酸化炭素の排出量削減が急務となっている。
このため、自動車の分野では、二酸化炭素排出量削減の対策として、さらなる燃費改善が求められている。
これに対して、特許文献1に開示された技術では、リッドが金属製のため、車両の軽量化が抑制され、燃費改善を妨げる要因となるおそれがある。
このため、自動車の分野では、二酸化炭素排出量削減の対策として、さらなる燃費改善が求められている。
これに対して、特許文献1に開示された技術では、リッドが金属製のため、車両の軽量化が抑制され、燃費改善を妨げる要因となるおそれがある。
本発明は、前述の点に鑑みてなされたものであり、メンテナンス作業性を維持しつつ、軽量化を図ることができる車両下部構造を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明に係る車両下部構造は、排気管の下方に位置しつつ、車体に設置されるカバー本体と、該カバー本体に対して着脱可能に設置され、カバー本体装着時には、該カバー本体を上下方向に貫通する作業孔を閉止し、離脱時には該作業孔を開放するリッドと、金属材からなり、該リッドの上面における排気管に最も近接した部位とその周辺を含む領域に設置されるバッフルと、を有するアンダーカバーを備えることを特徴とする。
本発明によれば、メンテナンス作業性を維持しつつ、軽量化を図ることができる車両下部構造を提供することができる。
本発明の一実施形態の車両下部構造Sについて、図1~図5を参照して詳細に説明する。
なお、説明において、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
また、以下の説明においては、「前」「後」、「上」「下」、「内」「外」については、特別に断らない限り、車両前後方向における「前」「後」、車両上下方向における「上」「下」、車内側と車外側における「内」「外」を指すものとする。
なお、説明において、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
また、以下の説明においては、「前」「後」、「上」「下」、「内」「外」については、特別に断らない限り、車両前後方向における「前」「後」、車両上下方向における「上」「下」、車内側と車外側における「内」「外」を指すものとする。
本実施形態の車両下部構造Sは、車室の前方に設定され、エンジン(図示せず)などの機器が収容される所謂エンジンルームの底面を構成している。
また、車両下部構造Sは、アンダーカバーUC、バッフルBFを備えている。
アンダーカバーUCは、路面の突起物、および車両走行中に巻き上げられる砂塵などからエンジンルーム内の機器を保護するために設けられている。
アンダーカバーUCは、カバー本体10、リッド20を備えている。
また、車両下部構造Sは、アンダーカバーUC、バッフルBFを備えている。
アンダーカバーUCは、路面の突起物、および車両走行中に巻き上げられる砂塵などからエンジンルーム内の機器を保護するために設けられている。
アンダーカバーUCは、カバー本体10、リッド20を備えている。
<カバー本体>
カバー本体10は、アンダーカバーUCの主たる構成であり、エンジンルームを形成する車体構造部(図示せず)に固定されている(図1~図3参照)。
カバー本体10は、板状の樹脂材で形成されており、板面が上下方向に面するように車体に設置されている。
カバー本体10の下面10aは、平坦面に形成されている。
カバー本体10の上面10bには、前後方向に沿って延在する前後リブ11と、車幅方向に沿って延在する左右リブ12とが、それぞれに所定の間隔を空けて複数形成されている。
カバー本体10は、アンダーカバーUCの主たる構成であり、エンジンルームを形成する車体構造部(図示せず)に固定されている(図1~図3参照)。
カバー本体10は、板状の樹脂材で形成されており、板面が上下方向に面するように車体に設置されている。
カバー本体10の下面10aは、平坦面に形成されている。
カバー本体10の上面10bには、前後方向に沿って延在する前後リブ11と、車幅方向に沿って延在する左右リブ12とが、それぞれに所定の間隔を空けて複数形成されている。
カバー本体10の下面10aを平坦面とすることで、車両走行中に、路面の突起物がカバー本体10に当たった場合でも引っ掛からずに、受け流すことができる。
また、カバー本体10の下面10aを平坦面とすることで、車両走行時における車体下面の空気の流れを整え、車両の空力性能が改善される。
さらに、カバー本体10の上面10bに前後リブ11、および左右リブ12を設けることで、カバー本体10の軽量化を図りつつ、十分な剛性を保持している。
また、カバー本体10の下面10aを平坦面とすることで、車両走行時における車体下面の空気の流れを整え、車両の空力性能が改善される。
さらに、カバー本体10の上面10bに前後リブ11、および左右リブ12を設けることで、カバー本体10の軽量化を図りつつ、十分な剛性を保持している。
また、カバー本体10は、本体固定部13、作業孔14を備えている(図1~図3参照)。
本体固定部13は、カバー本体10を車体構造部に固定するための部位として設けられており、カバー本体10を上下方向に貫通する貫通孔で構成されている。
そして、本体固定部13を挿通するボルト(図示せず)等のネジ部材を介して、カバー本体10は、所定の車体構造部材に固定される。
本体固定部13は、カバー本体10を車体構造部に固定するための部位として設けられており、カバー本体10を上下方向に貫通する貫通孔で構成されている。
そして、本体固定部13を挿通するボルト(図示せず)等のネジ部材を介して、カバー本体10は、所定の車体構造部材に固定される。
作業孔14は、カバー本体10の中央部付近に板面を貫通しつつ、開口している。
作業孔14は、エンジンのオイル交換などのような、エンジンルーム内に配置された機器の定期的なメンテナンス作業を行うために開口している。
これは、メンテナンス作業の度にカバー本体10を取り外していては、作業性が悪いために設定されている。
作業孔14は、エンジンのオイル交換などのような、エンジンルーム内に配置された機器の定期的なメンテナンス作業を行うために開口している。
これは、メンテナンス作業の度にカバー本体10を取り外していては、作業性が悪いために設定されている。
このため、作業孔14は、作業を行う際の該当する箇所の下方を開放するように開口している。
また、作業孔14は、排気管EXPの下方に位置しつつ、排気管EXPの最下部に対向する部位を含めて開放するように開口している。
なお、エンジンの排気量違い等で、エンジンルーム内における定期的なメンテナンス作業を行う位置、および排気管EXPのレイアウトは、変更される場合がある。
このため、作業孔14は、定期的なメンテナンス作業、および排気管EXPの全てのレイアウトに対応する形状、および大きさに設定されている。
また、作業孔14は、排気管EXPの下方に位置しつつ、排気管EXPの最下部に対向する部位を含めて開放するように開口している。
なお、エンジンの排気量違い等で、エンジンルーム内における定期的なメンテナンス作業を行う位置、および排気管EXPのレイアウトは、変更される場合がある。
このため、作業孔14は、定期的なメンテナンス作業、および排気管EXPの全てのレイアウトに対応する形状、および大きさに設定されている。
<リッド>
リッド20は、作業孔14を開閉するための構成であり、カバー本体10に対して、着脱可能に設置されている(図1~図3参照)。
そして、リッド20は、カバー本体10に設置された状態では、作業孔14を閉止し、カバー本体10から離脱した状態では、作業孔14を開放する。
リッド20は、カバー本体10と同様の樹脂材で形成されている。
リッド20は、作業孔14を開閉するための構成であり、カバー本体10に対して、着脱可能に設置されている(図1~図3参照)。
そして、リッド20は、カバー本体10に設置された状態では、作業孔14を閉止し、カバー本体10から離脱した状態では、作業孔14を開放する。
リッド20は、カバー本体10と同様の樹脂材で形成されている。
リッド20は、作業孔14をひと回り大きな形状、およびサイズに形成された板状部材で構成されている。
また、リッド20の下面20aは、カバー本体10と同様に、平坦面に形成されている。
これによって、リッド20がカバー本体10に設置された状態では、カバー本体10の下面10aと、リッド20の下面20aとの間に、段差がなく、連続する平坦面が形成される。
また、リッド20の下面20aは、カバー本体10と同様に、平坦面に形成されている。
これによって、リッド20がカバー本体10に設置された状態では、カバー本体10の下面10aと、リッド20の下面20aとの間に、段差がなく、連続する平坦面が形成される。
また、リッド20の上面20bは、カバー本体10と同様に、前後リブ11、および左右リブ12が形成されている。
さらに、リッド20の上面には、バッフルBFが設置されている。
また、リッド20は、リッド固定部21、カバー孔22を備えている。
さらに、リッド20の上面には、バッフルBFが設置されている。
また、リッド20は、リッド固定部21、カバー孔22を備えている。
リッド固定部21は、リッド20の周縁部を上下方向に貫通する貫通孔で構成されている。
リッド固定部21は、リッド固定手段(図示せず)を介して、カバー本体10に設定されたカバー側リッド固定部15に固定される。
リッド固定手段として、たとえば、ボルトなどの雄ネジ部材をリッド固定部21に挿通させつつ、カバー側リッド固定部15に設定されたナットなどの雌ネジ部材(図示せず)に螺着させる構成が採用可能である。
リッド固定部21は、リッド固定手段(図示せず)を介して、カバー本体10に設定されたカバー側リッド固定部15に固定される。
リッド固定手段として、たとえば、ボルトなどの雄ネジ部材をリッド固定部21に挿通させつつ、カバー側リッド固定部15に設定されたナットなどの雌ネジ部材(図示せず)に螺着させる構成が採用可能である。
なお、リッド固定手段は、カバー本体10に対して、リッド20を着脱可能に固定することが可能な構成であれば、前述のようなネジ部材に限定するものではなく適宜採用することが可能である。
また、リッド20をカバー本体10に組み付ける際には、下方からカバー本体10に重ね、リッド固定手段にて固定する。
また、リッド20をカバー本体10に組み付ける際には、下方からカバー本体10に重ね、リッド固定手段にて固定する。
カバー孔22は、リッド20における排気管EXPに最も近接する部位を上下方向に貫通している。
また、カバー孔22は、排気管EXPにおけるリッド20に近接する部位が、挿通可能な形状、および大きさに開口している。
つまり、カバー孔22は、アンダーカバーUCを車体に固定した状態で、排気管EXPの最下部がカバー孔22を通じて、アンダーカバーUCの下方へ突出可能な長円形状となっている。
なお、カバー孔22は、排気管EXPのレイアウト毎に、リッド20上の対応する部位に開口している。
つまり、排気管EXPのレイアウト違いに対して、対応するリッド20を選択することで対応することができる。
また、カバー孔22は、排気管EXPにおけるリッド20に近接する部位が、挿通可能な形状、および大きさに開口している。
つまり、カバー孔22は、アンダーカバーUCを車体に固定した状態で、排気管EXPの最下部がカバー孔22を通じて、アンダーカバーUCの下方へ突出可能な長円形状となっている。
なお、カバー孔22は、排気管EXPのレイアウト毎に、リッド20上の対応する部位に開口している。
つまり、排気管EXPのレイアウト違いに対して、対応するリッド20を選択することで対応することができる。
<バッフル>
バッフルBFは、遮熱手段として設置されており、排気管EXPからリッド20へ放射される輻射熱を遮り、リッド20の熱劣化を抑制している(図3~図5参照)。
バッフルBFは、リッド20の上面における排気管EXPに最も近接した部位とその周辺を含む領域に設置されている。
バッフルBFは、バッフル本体30、バッフル固定部31、バッフル孔32、ビード部40を備えている。
バッフルBFは、遮熱手段として設置されており、排気管EXPからリッド20へ放射される輻射熱を遮り、リッド20の熱劣化を抑制している(図3~図5参照)。
バッフルBFは、リッド20の上面における排気管EXPに最も近接した部位とその周辺を含む領域に設置されている。
バッフルBFは、バッフル本体30、バッフル固定部31、バッフル孔32、ビード部40を備えている。
バッフル本体30は、上下方向に面した板状の金属材で構成されている。
バッフル固定部31は、バッフル本体30の周縁部に配置されており、バッフル本体30を上下方向に貫通する貫通孔で構成されている。
バッフル固定部31は、リベット33(バッフル固定手段)を介して、リッド20に設定されたリッド側バッフル固定部23に固定されている。
バッフル固定部31は、バッフル本体30の周縁部に配置されており、バッフル本体30を上下方向に貫通する貫通孔で構成されている。
バッフル固定部31は、リベット33(バッフル固定手段)を介して、リッド20に設定されたリッド側バッフル固定部23に固定されている。
バッフル孔32は、バッフル本体30を上下方向に貫通しつつ、カバー孔22に連通する貫通孔で構成されている。
また、バッフル孔32は、カバー孔22よりもひと回り小さな長円形状の貫通孔で構成されている。
そして、バッフル孔32の周縁部34は、フランジ状の平坦面で構成され、カバー孔22内に位置している。
つまり、バッフル孔32の周縁部34は、リッド20の下面20aに連続する平坦面を形成している。
また、バッフル孔32は、カバー孔22よりもひと回り小さな長円形状の貫通孔で構成されている。
そして、バッフル孔32の周縁部34は、フランジ状の平坦面で構成され、カバー孔22内に位置している。
つまり、バッフル孔32の周縁部34は、リッド20の下面20aに連続する平坦面を形成している。
ビード部40は、バッフル本体30に施されたプレス加工によって、バッフル本体30におけるバッフル孔32の周縁部34から上方に向かって突出している。
また、ビード部40は、排気管EXPの最下部の周囲を取り囲むように形成されている。
そして、ビード部40は、バッフルBFをアンダーカバーUCに固定するリベット33と、排気管EXPとの間を遮っている。
また、ビード部40は、排気管EXPの最下部の周囲を取り囲むように形成されている。
そして、ビード部40は、バッフルBFをアンダーカバーUCに固定するリベット33と、排気管EXPとの間を遮っている。
つまり、ビード部40は、その中央部分に、バッフル孔32が開口するとともに、バッフル孔32の周囲を取り囲むような形状に形成され、設置されている。
そして、ビード部40は、右側の側縁部とバッフル固定部31の周囲を除いて、バッフルBFの周縁部が、リッド20から離間するように形成されている。
これによって、バッフルBFからリッド20へ伝わる熱が低減されている。
そして、ビード部40は、右側の側縁部とバッフル固定部31の周囲を除いて、バッフルBFの周縁部が、リッド20から離間するように形成されている。
これによって、バッフルBFからリッド20へ伝わる熱が低減されている。
なお、バッフル孔32の右側では、ビード部40は、断面略台形形状に形成されており、右側側縁部がリッド20の上面20bに接している。
これによって、バッフル固定部31の剛性が、バッフルBFの周縁部をリッド20から離間する形態(バッフル孔32の左側の形態)とした場合よりも高められている。
そして、バッフル固定部31の剛性が、より高められたことで、リッド20におけるバッフル孔32の右側部分の剛性が、さらに高められている。
これによって、バッフル固定部31の剛性が、バッフルBFの周縁部をリッド20から離間する形態(バッフル孔32の左側の形態)とした場合よりも高められている。
そして、バッフル固定部31の剛性が、より高められたことで、リッド20におけるバッフル孔32の右側部分の剛性が、さらに高められている。
これに対して、バッフル孔32の左側では、リッド20の周縁部分が、バッフル固定部31に近接している。
このため、バッフルBFの周縁部をリッド20から離間する形態であっても、リッド20は、剛性に関する要求を満たすことができる。
そこで、バッフル孔32の左側では、リッド20に対して、剛性よりも遮熱性を優先し、バッフルBFの周縁部をリッド20から離間する形態が採用されている。
また、バッフル孔32の左側では、バッフルBFの周縁部をリッド20から離間する形態を採用することで、プレス金型がより簡潔な構成になり、バッフルBFのプレス成形工程の複雑化を抑制している。
このため、バッフルBFの周縁部をリッド20から離間する形態であっても、リッド20は、剛性に関する要求を満たすことができる。
そこで、バッフル孔32の左側では、リッド20に対して、剛性よりも遮熱性を優先し、バッフルBFの周縁部をリッド20から離間する形態が採用されている。
また、バッフル孔32の左側では、バッフルBFの周縁部をリッド20から離間する形態を採用することで、プレス金型がより簡潔な構成になり、バッフルBFのプレス成形工程の複雑化を抑制している。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態の車両下部構造Sは、作業孔14を開閉可能に配置されるリッド20の上面20bに、バッフルBFが配置されている。
そして、バッフルBFは、板状の金属材からなり、リッド20の上面20bにおける排気管EXPに最も近接した部位とその周辺を含む領域に配置されている。
このような構成とすることで、アンダーカバーUC全体、およびリッド20全体を金属製にするよりも金属の使用量を減らすことができる。
これによって、車両下部構造Sの軽量化、低コスト化を図ることができる。
本実施形態の車両下部構造Sは、作業孔14を開閉可能に配置されるリッド20の上面20bに、バッフルBFが配置されている。
そして、バッフルBFは、板状の金属材からなり、リッド20の上面20bにおける排気管EXPに最も近接した部位とその周辺を含む領域に配置されている。
このような構成とすることで、アンダーカバーUC全体、およびリッド20全体を金属製にするよりも金属の使用量を減らすことができる。
これによって、車両下部構造Sの軽量化、低コスト化を図ることができる。
また、本実施形態の車両下部構造Sでは、排気管EXPの最下部に最も近接するリッド20の部位に、カバー孔22が開口している。
また、バッフルBFには、カバー孔22に連通するバッフル孔32が開口している。
排気管EXPの熱によるアンダーカバーUCの劣化を抑制するために、排気管EXPとリッド20とは、所定の寸法以上の間隔を空けなければならない。
また、バッフルBFには、カバー孔22に連通するバッフル孔32が開口している。
排気管EXPの熱によるアンダーカバーUCの劣化を抑制するために、排気管EXPとリッド20とは、所定の寸法以上の間隔を空けなければならない。
このため、カバー孔22、およびバッフル孔32が開口していない場合には、リッド20の上面20bと排気管EXPの最下部との間の部位D2が最も狭くなる。
そして、この部位D2の間隔が、所定の寸法以上に設定される。
これに対して、カバー孔22、バッフル孔32が開口している場合には、排気管EXPの最下部に対向するリッド20の部位がない。
そして、この部位D2の間隔が、所定の寸法以上に設定される。
これに対して、カバー孔22、バッフル孔32が開口している場合には、排気管EXPの最下部に対向するリッド20の部位がない。
このため、排気管EXPとリッド20とが最も近接する部位は、ビード部40のリッド20から立ち上がる部位と、これに対向する排気管EXPの部位との間の部位D1になる。
これによって、リッド20の上面20bと排気管EXPの最下部との部位D2の間隔をより狭めることが可能になる。
つまり、カバー孔22、およびバッフル孔32を設けることで、アンダーカバーUCを設置する位置の自由度を向上することができる。
これによって、リッド20の上面20bと排気管EXPの最下部との部位D2の間隔をより狭めることが可能になる。
つまり、カバー孔22、およびバッフル孔32を設けることで、アンダーカバーUCを設置する位置の自由度を向上することができる。
また、本実施形態の車両下部構造Sは、リッド20に設置されるバッフルBFに、上方に向かって突出するビード部40が設けられている。
このような構成とすることで、バッフルBFの剛性が向上するため、車両走行中に排気管EXPがバッフルBFに接触してしまった場合でもバッフルBFの破損を抑制することができる。
このような構成とすることで、バッフルBFの剛性が向上するため、車両走行中に排気管EXPがバッフルBFに接触してしまった場合でもバッフルBFの破損を抑制することができる。
また、本実施形態の車両下部構造Sでは、ビード部40がリベット33(バッフル固定手段)と排気管EXPとの間を遮るように形成されている。
このような構成とすることで、排気管EXPからの輻射熱が、ビード部40によって遮断される。
これによって、熱がリベット33に伝わり難くなるため、加熱されたリベット33によって樹脂材からなるリッド20の熱劣化(たとえばリッド20の融解)を抑制することができる。
このような構成とすることで、排気管EXPからの輻射熱が、ビード部40によって遮断される。
これによって、熱がリベット33に伝わり難くなるため、加熱されたリベット33によって樹脂材からなるリッド20の熱劣化(たとえばリッド20の融解)を抑制することができる。
S 車両下部構造
UC アンダーカバー
10 カバー本体
14 作業孔
20 リッド
22 カバー孔
32 バッフル孔
33 リベット(バッフル固定手段)
BF バッフル
40 ビード部
EXP 排気管
UC アンダーカバー
10 カバー本体
14 作業孔
20 リッド
22 カバー孔
32 バッフル孔
33 リベット(バッフル固定手段)
BF バッフル
40 ビード部
EXP 排気管
Claims (4)
- 排気管の下方に位置しつつ、車体に設置されるカバー本体と、
該カバー本体に対して着脱可能に設置され、カバー本体装着時には、該カバー本体を上下方向に貫通する作業孔を閉止し、離脱時には該作業孔を開放するリッドと、
金属材からなり、該リッドの上面における該排気管に最も近接した部位とその周辺を含む領域に設置されるバッフルと、
を有するアンダーカバーを備える
ことを特徴とする車両下部構造。 - 請求項1に記載の車両下部構造において、
前記リッドは、
前記排気管に最も近接する部位に貫通孔からなるカバー孔が開口し、
前記バッフルは、
該カバー孔に連通するバッフル孔が開口する
ことを特徴とする車両下部構造。 - 請求項1、または請求項2に記載の車両下部構造において、
前記バッフルは、
上方に向かって突出するビード部を備える
ことを特徴とする車両下部構造。 - 請求項3に記載の車両下部構造において、
前記ビード部は、
前記バッフルを前記リッドに固定するバッフル固定手段と、前記排気管との間を遮るように該バッフルから突出する
ことを特徴とする車両下部構造。
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KR101451151B1 (ko) | 2013-05-27 | 2014-10-15 | 현대자동차주식회사 | 차량용 언더커버 |
JP2017128172A (ja) | 2016-01-19 | 2017-07-27 | アイシン化工株式会社 | 車両用アンダーカバー |
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-
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- 2023-01-30 CN CN202310044955.6A patent/CN116605156A/zh active Pending
- 2023-02-10 US US18/167,253 patent/US20230257029A1/en active Pending
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