JP7360915B2 - 情報出力装置及び情報出力方法 - Google Patents

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Description

本発明は、情報出力装置及び情報出力方法に関する。
例えば特許文献1には、ユーザに対するキャラクタの親密性がユーザの運転状態に応じて変化するように、親密度に基づいて決定された表現態様でキャラクタ情報を出力する運転支援システムが開示されている。この運転支援システムでは、画面上に表示される操作用の操作ボタンを選択することで、ユーザの嗜好などが反映されたキャラクタが登場するキャラクタモードと、非キャラクタモードとを切り替えることができる。
特許第5966121号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術によれば、モードの切り替えを行う際に、操作用の操作ボタンを操作する必要がある。車両の室外にユーザ以外の他者がいる状況にあっては、操作ボタンを操作する行動を他者に見られることで、出力モードの切り替えを行ったことを他者に察知されてしまう可能性がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両の室外にいる他者に察知されることなく、情報を出力する出力モードの切り替えを行うことができる情報提供装置及び情報提供方法を提供することである。
本発明の一態様に係る情報出力装置は、車両の室外にいる他者が車両に接近する、又は他者が車両に乗車する第1状況であるか否かを判定し、他者が第1状況である場合には、出力機器から提供情報を出力する出力モードを、他者がプライバシー情報を知覚することができない制限モードに変更する。
本発明によれば、車両の室外にいる他者に察知されることなく、情報を出力する出力モードの切り替えを行うことができる。
図1は、第1実施形態に係る情報出力装置の構成を模式的に示すブロック図である。 図2は、第1実施形態に係る情報出力装置の動作を示すフローチャートである。 図3は、ユーザと他者との関係を示す説明図である。 図4は、第2実施形態に係る情報出力装置の構成を模式的に示すブロック図である。 図5は、第2実施形態に係る情報出力装置の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図面の記載において同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
(第1実施形態)
図1を参照して、本実施形態に係る情報出力装置の構成を説明する。情報出力装置は、車両の室内に情報を出力し、ユーザに情報を提供する装置である。この情報出力装置は、ユーザとの対話を行うエージェント機能を備えた装置である。本明細書において、ユーザとは、情報出力装置(エージェント機能)を利用する者をいい、典型的には車両を利用するドライバをいう。
情報出力装置は、マイクロコンピュータ10を主体に構成されている。また、情報出力装置は、キーID検出部21、ドアスイッチ22、車外カメラ23、マイク24、入力装置25、通信装置30、行動データベース(行動DB)31、スピーカ40及びディスプレイ41を備えている。
キーID検出部21は、ユーザが所有する電子キーとの間で無線通信を行うことで、電子キーのキーIDを検出する。キーID検出部21は、車両の室外又は車両の室内に設定された規定の通信範囲内に電子キーが存在することで、この電子キーとの間で通信を行うことができる。キーID検出部21によって検出されたキーIDは、マイクロコンピュータ10に入力される。
ドアスイッチ22は、ドアの開閉を検知し、ドア開状態又はドア閉状態を示す所定のドア信号を出力する。ドアスイッチ22は、車両に設けられた複数のドアに対してそれぞれ設けられている。ドアスイッチ22から出力されるドア信号は、マイクロコンピュータ10に入力される。
車外カメラ23は、車両の室外、例えば車両の周囲を撮影し、撮影した画像データ(車外画像データ)を出力する。車外カメラ23は、車両の周囲の全部(360°)を撮影できるように、複数設置されている。車外カメラ23から出力された車外画像データは、マイクロコンピュータ10に入力される。
マイク24は、ユーザが発生する音声を集音し、音声信号を出力する。マイク24は、例えばステアリングホイールの近傍に配置されている。マイク24から出力された音声信号は、マイクロコンピュータ10に入力される。
入力装置25は、ユーザの操作を受け付け、操作に応じた操作信号を出力する。入力装置25は、ディスプレイ41上に配置されるタッチパネル、ディスプレイ41の周囲に配置される操作スイッチ、ステアリングホイールに搭載されるステアリングスイッチなどで構成される。入力装置25から出力された操作信号は、マイクロコンピュータ10に入力される。
通信装置30は、図示しないネットワークを介して外部装置との間で双方向通信を行う。例えば、通信装置30は、4G/LTEなどのモバイル通信機能を備えたデバイスであってもよいし、Wifi通信機能を備えたデバイスであってもよい。
行動DB31は、ユーザの行動を記録するデータベースである。行動DB31には、ユーザが行った過去の行動(行動履歴)が記録されている。行動履歴には、ユーザが車両で走行したときの目的地、経由地、出発地、経路などが含まれる。また、行動履歴には、エージェントとの会話内容、ネットワークを利用した検索履歴、車両に搭載されたオーディオ再生機器の利用状況などが含まれる。
スピーカ40は、車両の室内に情報を音声出力する音声出力機器である(出力機器の一例)。例えば、スピーカ40は、運転席及び助手席に対応して配置された一対のフロントスピーカと、後席に対応して配置された一対のリアスピーカとで構成される。
ディスプレイ41は、車両の室内に情報を表示する表示機器である(出力機器の一例)。例えば、ディスプレイ41は、車両のインストルメントパネルに設けられている。
マイクロコンピュータ10は、情報処理装置を制御するコントローラである。マイクロコンピュータ10は、スピーカ40及びディスプレイ41を介して、ユーザに情報を提供する。
マイクロコンピュータ10は、CPU(中央処理装置)、メモリ、及び入出力部を備える汎用のマイクロコンピュータである。マイクロコンピュータには、情報出力装置として機能させるためのコンピュータプログラム(情報出力プログラム)がインストールされている。コンピュータプログラムを実行することにより、マイクロコンピュータは、情報出力装置が備える複数の情報処理回路として機能する。なお、本実施形態では、ソフトウェアによって情報出力装置が備える複数の情報処理回路を実現する例を示すが、もちろん、以下に示す各情報処理を実行するための専用のハードウェアを用意して、情報処理回路を構成することも可能である。また、複数の情報処理回路を個別のハードウェアにより構成してもよい。
マイクロコンピュータ10は、複数の情報処理回路として、ユーザ特定部11と、提供情報生成部12と、他者特定部13と、切替判定部15と、出力制御部16とを備えている。
ユーザ特定部11は、車両を利用するユーザを特定する。
提供情報生成部12は、ユーザとの間で対話を行うエージェントであり、ユーザに提供する提供情報を生成する。提供情報生成部12は、マイク24から入力されるユーザの発話を認識し、ユーザの発話に応答するように提供情報を生成する。また、提供情報生成部12は、ユーザの発話に関わらず、提供情報を自発的に生成することもできる。提供情報を生成するにあたり、提供情報生成部12は、通信装置30を用いて外部装置と双方向通信を行い、外部装置から提供される情報に基づいて、提供情報を生成することができる。また、提供情報生成部12は、行動DB31に記憶されたデータに基づいて、提供情報を生成することができる。
例えば、提供情報生成部12は、ユーザから検索要求を受け付けると、通信装置30を用いて外部装置との間で通信を行う。提供情報生成部12は、外部装置によって提供される検索サービスを利用して検索結果を取得すると、この検索結果を提供情報として生成する。
また、提供情報生成部12は、車両に搭載されたオーディオ再生機器の利用状況(行動履歴の一例)から、ユーザの再生頻度が高い楽曲を特定する。そして、特定した楽曲を集めたプレイリストを作成し、プレイリストの再生をユーザに提案する情報を提供情報として生成する。
また、提供情報生成部12は、過去の目的地、経由地、検索履歴、会話内容などの情報に基づいて、ユーザにとって興味がありそうな場所をお勧め場所として特定する。そして、提供情報生成部12は、車両の経路上又は経路の周囲にあるお勧め場所をユーザに提案する情報を提供情報として生成する。
このように、提供情報には、ユーザの行動履歴、及びその行動履歴から推定される趣味及び嗜好が含まれる。したがって、提供情報には、ユーザのプライバシーに関するプライバシー情報が含まれる。ただし、提供情報は、プライバシー情報が常に含まれる必要はなく、プライバシー情報を含まない情報で構成されてもよい。提供情報生成部12によって生成される提供情報には、その情報にプライバシー情報が含まれるのか否かを示す情報種別フラグが含まれる。
他者特定部13は、他者を特定する。他者は、ユーザ以外の者であって、車両の室外にいる者をいう。他者特定部13は、他者の状況を確認し、車両に接近する、又は他者が車両に乗車する第1状況であるか否かを判定する。
切替判定部15は、提供情報生成部12によって生成された情報種別フラグに基づいて、提供情報にプライバシー情報が含まれるか否かを判定する。切替判定部15は、プライバシー情報の判定結果と、他者特定部13の判定結果とに基づいて、出力モードを決定する。出力モードは、出力機器(スピーカ40及びディスプレイ41)から提供情報を出力するモードであり、通常モード又は制限モードから選択される。
通常モードは、提供情報生成部12によって生成された提供情報を、提供情報の出力形態に従ってスピーカ40及びディスプレイ41から出力するモードである。出力モードは、通常、通常モードに設定されている。一方、制限モードは、提供情報生成部12によって生成された提供情報を、他者がプライバシー情報を知覚することができない形態で出力するモードである。
出力制御部16は、スピーカ40及びディスプレイ41に駆動信号を出力し、提供情報生成部12が生成した提供情報を出力する。出力制御部16は、切替判定部15によって選択された出力モードに従って、提供情報を出力する。
以下、図2を参照し、情報出力装置による一連の処理、すなわち、情報出力方法を説明する。図2に示すフローチャートは、マイクロコンピュータ10によって実行される。
まず、ステップS10において、ユーザ特定部11は、ユーザを特定する。ユーザ特定部11は、キーIDに対してユーザが紐付けられたデータを保有している。ユーザ特定部11は、キーID検出部21が検出したキーIDに基づいてユーザを特定する。キーID検出部21は、車両の室外及び車両の室内に規定の通信範囲を設定しており、車両の室外にユーザがいる状態で、或いは、車両の室内にユーザがいる状態で、ユーザを特定することができる。
ユーザを特定する方法は、キーIDを用いる方法に限らない。ユーザの生体情報(指紋、顔など)を用いてユーザを特定してもよい。また、ドアスイッチ22から出力されるドア信号に基づいて、運転席に乗車する者を対象に、ユーザを特定してもよい。
ステップS11において、切替判定部15は、提供情報生成部12によって生成された提供情報を確認する。具体的には、切替判定部15は、提供情報に含まれる情報種別フラグを確認する。
ステップS12において、切替判定部15は、情報種別フラグに基づいて、提供情報にプライバシー情報が含まれるか否かを判定する。提供情報にプライバシー情報が含まれない場合には、ステップS12において否定判定され、ステップS13に進む。提供情報にプライバシー情報が含まれる場合には、ステップS12において肯定判定され、ステップS14に進む。
ステップS13において、切替判定部15は、出力モードとして通常モードを選択する。従前の出力モードが制限モードであれば、切替判定部15は、出力モードを制限モードから通常モードに変更する。従前の出力モードが通常モードであれば、切替判定部15は、出力モードを通常モードのまま維持する。通常モードが選択されると、出力制御部16は、提供情報生成部12によって生成された提供情報を、提供情報の出力形態に従って出力する。具体的には、出力制御部16は、提供情報が音声出力に対応する情報である場合には、スピーカ40から提供情報を音声出力する。また、出力制御部16は、提供情報が表示に対応する情報である場合には、ディスプレイ41に提供情報を表示する。
ステップS14において、他者特定部13は、車外カメラ23及びドアスイッチ22から得られる情報を参照し、他者の状況を確認する。図3に示すように、他者は、ユーザP1以外の者であって、車両の室外にいる者P2をいう。
他者特定部13は、周知の画像処理技術を用い、車外カメラ23によって撮像された車外画像データに基づいて、車両の室外にいる他者を特定する。この処理には、他者の存在の有無、及び、他者の位置を特定する処理が含まれる。また、他者特定部13は、車両の周囲に検出領域を設定する。そして、他者特定部13は、検出領域と他者の位置とを比較することで、他者が車両に接近する状況(第1状況)を確認する。
なお、車両の室外にいる他者を特定する手法は、車外カメラ23を用いる方法に限られない。レーザレンジファインダなどの周知の物体センサを用いることができる。
また、他者特定部13は、ドアスイッチ22によって検出されるドア信号に基づいて、他者が車両に乗車する状況(第1状況)を確認する。この処理には、乗車の有無、及び他者が乗車するドアの位置を特定する処理が含まれる。
なお、他者が車両に乗車する状況を確認する手法は、ドアスイッチ22を用いる方法に限られない。車両のドアのロックを解除するロック解除信号に基づいて判定を行ってもよいし、車両のドアに設けられたアウトサイドハンドルに対する接触を検知するドアハンドル信号に基づいて判定を行ってもよい。
ステップS15において、他者特定部13は、他者が第1状況であるか否かを判定する。具体的には、他者特定部13は、他者の位置が検出領域内にある場合には、他者が車両に接近する第1状況であると判定する。一方、他者特定部13は、他者の位置が検出領域内にない場合には、他者が車両に接近する第1状況ではないと判定する。また、他者特定部13は、運転席以外の座席に対応するドアのいずれかにおいてドア信号がドア閉状態からドア開状態に変われば、他者が車両に乗車する第1状況であると判定する。一方、他者特定部13は、運転席以外の座席に対応するドアのいずれにおいてもドア信号がドア閉状態であれば、他者が車両に乗車する第1状況ではないと判定する。
他者が第1状況である場合には、ステップS15で肯定判定され、ステップS16に進む。一方、他者が第1状況ではない場合には、ステップS15で否定判定され、ステップS13に進む。
ステップS16において、切替判定部15は、出力モードとして制限モードを選択する。従前の出力モードが通常モードであれば、切替判定部15は、出力モードを通常モードから制限モードに変更する。従前の出力モードが制限モードであれば、切替判定部15は、出力モードを制限モードのまま維持する。
制限モードが選択されると、出力制御部16は、提供情報生成部12によって生成された提供情報を、制限された形態で出力する。制限モードにおける出力形態は、出力制御部16によって予め設定されており、出力制御部16は、以下に示す例のうち、いずれか1つの手法を用いて提供情報を出力する。
(制限モードにおける出力形態の第1例)
出力制御部16は、スピーカ40及びディスプレイ41の出力を停止する。
(制限モードにおける出力形態の第2例)
出力制御部16は、スピーカ40及びディスプレイ41の出力を停止せずに、プライバシー情報以外の代替情報を出力する。代替情報としては、例えばラジオ放送、テレビ方法、時事のニュースなどが挙げられる。
ステップS17において、切替判定部15は、車両の走行が終了するか否かを判定する。車両の走行の終了は、イグニッションスイッチ(又はパワースイッチ)のオフから判断することができる。車両の走行が終了する場合には、ステップS17において肯定判定され、本処理を終了する。一方、車両の走行を継続する場合には、ステップS17において否定判定され、ステップS11に戻る。
このように本実施形態において、情報出力装置のマイクロコンピュータ10は、ユーザ以外の他者であって車両の室外にいる他者が車両に接近する、又は他者が車両に乗車する第1状況であるか否かを判定し、他者が第1状況である場合には、出力機器から提供情報を出力する出力モードを、他者がプライバシー情報を知覚することができない制限モードに変更する。
本実施形態に係る情報出力装置は、他者が車両に接近したり、他者が車両に乗車したりする状況では、出力モードが制限モードへと変更される。その結果、ユーザが何らの行為をすることなく出力モードが変更されるので、他者に察知されることなく出力モードの切り替えを行うことができる。
他者に察知されることなくモードの切り替えを行うことで、ユーザのプライバシー情報を安心して保護することができる。
他者が車両に接近する場合、又は他者が車両に乗車する場合には、車両の室内に出力される提供情報を、車両の室外にいる他者であっても知り得る状況となってしまう。この点、制限モードに変更されることで、他者がプライバシー情報を知覚することができないので、ユーザのプライバシー情報を適切に保護することができる。
本実施形態において、プライバシー情報は、ユーザの嗜好又は行動履歴に関する情報を含んでいる。
この構成によれば、嗜好又は行動履歴といった他者に知られたくない情報を適切に保護することができる。
本実施形態において、マイクロコンピュータ10は、プライバシー情報以外の代替情報を出力するモードを、制限モードとして設定している。
この構成によれば、プライバシー情報に代えて代替情報が出力されるので、他者からプライバシー情報を適切に保護することができる。
本実施形態において、マイクロコンピュータ10は、出力機器の出力を停止するモードを制限モードとして設定している。
この構成によれば、提供情報が出力されることがないので、他者からプライバシー情報を適切に保護することができる。
本実施形態において、情報出力装置は、車両の周囲に存在する物体を検出する車外カメラ23(物体センサの一例)をさらに有している。マイクロコンピュータ10は、物体センサの検出結果に基づいて、他者が車両に接近するか否かを判定している。
この構成によれば、物体センサで他者を検出することで、第1状況を適切に判定することができる。
本実施形態において、マイクロコンピュータ10は、車両のドアの開閉に応じて入力されるドア信号に基づいて、第1状況であるか否かを判定している。
この構成によれば、ドアの開閉を判別することで、第1状況を適切に推定することができる。
本実施形態において、マイクロコンピュータ10は、車両のドアのロックを解除するロック解除信号に基づいて、第1状況であるか否かを推定してもよい。
この構成によれば、ドアのロック解除を判別することで、第1状況を適切に推定することができる。
本実施形態において、マイクロコンピュータ10は、車両の室内にユーザがいる状態でユーザを特定してもよいし、車両の室外にユーザがいる状態でユーザを特定してもよい。そして、マイクロコンピュータ10は、特定したユーザのプライバシー情報を含む提供情報を出力機器から出力する。
ユーザが車両の室外又は室内にいる状況において、ユーザを特定することができる。これにより、ユーザに対応した提供情報を生成することができる。
(第2実施形態)
図4を参照し、第2実施形態に係る情報出力装置について説明する。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明を行う。
情報出力装置は、第1の実施形態に示す構成に加え、ウインドセンサ26をさらに備えている。
ウインドセンサ26は、サイドウインドの開閉状態を検知し、サイドウインドの状態を示す所定のウインド信号を出力する。ウインドセンサ26は、車両に用意された複数のサイドウインドに対してそれぞれ設けられている。ウインドセンサ26から出力されるウインド信号は、マイクロコンピュータ10に入力される。
また、本実施形態において、情報出力装置は、第1スピーカ42、第2スピーカ43、ディスプレイ44を備えている。
第1スピーカ42は、音声出力の指向性が車両の室内の全域に向けられた第1音声出力機器である(出力機器の一例)。例えば、第1スピーカ42は、運転席及び助手席に対応して配置された一対のフロントスピーカと、後席に対応して配置された一対のリアスピーカとで構成される。フロントスピーカとリアスピーカとが組み合わせられることで、音声出力の指向性を車両の室内の全域に向けて確保することができる。第1スピーカ42は、通常用いられるスピーカとして機能する。
第2スピーカ43は、音声出力の指向性がユーザのみに向けられた第2音声出力機器である(出力機器の一例)。例えば、第2スピーカ43は、運転席のヘッドレストに設けられたヘッドレストスピーカ、又は、車両に乗車したユーザが装着する首掛け型のスピーカ若しくはイヤホンなどである。
ディスプレイ44は、車両の室内に情報を表示する表示機器である。このディスプレイ44は、車両のインストルメントパネルに設けられている。ディスプレイ41は、運転席に着座するユーザと、助手席に着座する乗員とからそれぞれ視認することができる。一方で、運転席及び助手席の座席(シートバック)が影響し、リアシートに着座する同乗者からはディスプレイ41を直接視認することができない構成となっている。
ディスプレイ44は、切替可能な2つの表示モードを備えている。第1の表示モードは、表示の指向性が車両の室内の全域(運転席のユーザ及び助手席の同乗者)に向けられたモードである。一方、第2表示モードは、表示の指向性がユーザのみに向けられたモードである。この第2モードでは、助手席の乗員は、ディスプレイ44の表示を視認することができない。ディスプレイ44は、通常、第1表示モードで動作する。
マイクロコンピュータ10は、第1の実施形態に示す構成に加え、車両状況判定部14及び出力形態判定部17をさらに備えている。
車両状況判定部14は、ウインドセンサ26のウインド信号に基づいて、車両の室内と車両の室外とを開閉自在に仕切るサイドウインドの開閉状態を判定する。車両状況判定部14は、車両に設けられた複数のサイドウインド毎に、開閉状態を判定する。
出力形態判定部17は、提供情報生成部12によって生成される提供情報に基づいて、提供情報の出力形態を判定する。
本実施形態において、切替判定部15は、プライバシー情報の判定結果と、他者特定部13の判定結果と、出力形態判定部17の判定結果とに基づいて、第1スピーカ42、第2スピーカ43及びディスプレイ44から提供情報を出力する出力モードを決定する。具体的には、切替判定部15は、出力モードを、通常モードにするか、それとも制限モードにするかを決定する。
以下、図5を参照し、情報出力装置による一連の処理、すなわち、情報出力方法を説明する。図5に示すフローチャートは、マイクロコンピュータ10によって実行される。
まず、ステップS20において、ユーザ特定部11は、ユーザを特定する。
ステップS21において、切替判定部15は、提供情報生成部12によって生成された提供情報を確認する。
ステップS22において、切替判定部15は、情報種別フラグに基づいて、提供情報にプライバシー情報が含まれるか否かを判定する。提供情報にプライバシー情報が含まれない場合には、ステップS22において否定判定され、ステップS23に進む。提供情報にプライバシー情報が含まれる場合には、ステップS22において肯定判定され、ステップS24に進む。
ステップS23において、切替判定部15は、出力モードとして通常モードを選択する。従前の出力モードが制限モードであれば、切替判定部15は、出力モードを制限モードから通常モードに変更する。従前の出力モードが通常モードであれば、切替判定部15は、出力モードを通常モードのまま維持する。通常モードが選択されると、出力制御部16は、提供情報生成部12によって生成された提供情報を、提供情報の出力形態に従って出力する。具体的には、出力制御部16は、提供情報が音声出力に対応する情報である場合には、第1スピーカ42から提供情報を出力する。また、出力制御部16は、提供情報が表示に対応する情報である場合には、ディスプレイ44を第1表示モードで動作させ、ディスプレイ44に提供情報を表示する。
ステップS24において、出力形態判定部17は、提供情報の出力形態を確認する。具体的には、出力形態判定部17は、提供情報が音声出力に対応する情報であるのか、それとも表示に対応する情報であるのかを確認する。
ステップS25において、他者特定部13は、車外カメラ23及びドアスイッチ22から得られる情報を参照し、他者の状況を確認する。
ステップS26において、他者特定部13は、他者が第1状況であるか否かを判定する。他者が第1状況である場合には、ステップS26で肯定判定され、ステップS27に進む。一方、他者が第1状況ではない場合には、ステップS26で否定判定され、ステップS23に進む。
第1実施形態と同様、他者が車両に接近している状況を確認するにあたり、他者特定部13は、車両の周囲に検出領域を設定する。この場合、他者特定部13は、車両状況判定部14の判定結果に基づいて、車両の周囲に検出領域を設定してもよい。具体的には、他者特定部13は、サイドウインドが開いている場合には、サイドウインドが閉じている場合よりも検出領域を広く設定するといった如くである。
ステップS27において、出力形態判定部17は、提供情報の出力形態が音声出力であるか否かを判定する。提供情報の出力形態が音声出力である場合には、ステップS27で肯定判定され、ステップS28に進む。一方、提供情報の出力形態が音声出力ではない場合には、ステップS27で否定判定され、ステップS32に進む。
ステップS28において、他者特定部13は、他者の位置を確認する。
ステップS29において、車両状況判定部14は、車両の状態を確認する。具体的には、車両状況判定部14は、ウインドセンサ26のウインド信号に基づいて、サイドウインドの状態を確認する。
ステップS30において、切替判定部15は、他者の付近のサイドウインドが開いているか否かを判断する。他者の付近のサイドウインドとは、他者が車両の右側にいる場合には、車両の右側にあるサイドウインドをいい、他者が車両の左側にいる場合には、車両の左側にあるサイドウインドをいう。また、他者が車両のリア側にいるか、それともフロント側にいるかに応じて、フロント側のサイドウインドとリア側のサイドウインドとを区別してもよい。
ステップS30の処理では、他者が第1スピーカ42の出力を知覚可能な状況(第2状況)であるか否か判定している。他者の付近のサイドウインドが開いている場合には、ステップS30において肯定判定され、ステップS31に進む。一方、他者の付近のサイドウインドが開いていない場合には、ステップS30において否定判定され、ステップS23に進む。
ステップS31において、切替判定部15は、出力モードとして制限モードを選択する。従前の出力モードが通常モードであれば、切替判定部15は、出力モードを通常モードから制限モードに変更する。従前の出力モードが制限モードであれば、切替判定部15は、出力モードを制限モードのまま維持する。
制限モードが選択されると、出力制御部16は、提供情報生成部12によって生成された提供情報を、制限された形態で出力する。制限モードにおける出力形態は、出力制御部16によって予め設定されており、出力制御部16は、以下に示す例のうち、いずれか1つの手法を用いて提供情報を出力する。
(制限モードにおける出力形態の第1例)
出力制御部16は、第1スピーカ42の出力を停止する。
(制限モードにおける出力形態の第2例)
出力制御部16は、第1スピーカ42の出力を停止せずに、プライバシー情報以外の代替情報を出力する。代替情報としては、例えばラジオ放送、時事のニュースなどが挙げられる。
(制限モードにおける出力形態の第3例)
出力制御部16は、第1スピーカ42の出力を停止し、第2スピーカ43から提供情報を出力する。
(制限モードにおける出力形態の第4例)
切替判定部15は、他者の位置に基づいて、他者がディスプレイ44の表示を知覚可能か否かを判定する。他者がディスプレイ44の表示を知覚することができない場合、出力制御部16は、第1スピーカ42の出力を停止し、ディスプレイ44から提供情報を出力する。なお、第4例に示す手法は、提供情報の出力形態が、音声出力及び表示の双方に対応している必要がある。
ステップS32において、他者特定部13は、他者の位置を確認する。
ステップS33において、車両状況判定部14は、車両の状態を確認する。具体的には、車両状況判定部14は、ウインドセンサ26のウインド信号に基づいて、サイドウインドの状態を確認する。
ステップS34において、切替判定部15は、他者が運転席の近くにいて、かつ、運転席のサイドウインドが開いているか否かを判定する。すなわち、ステップS34の処理では、他者がディスプレイ44の表示を知覚可能な状況(第2状況)であるか否か判定している。他者が運転席の近くにいて、かつ、運転席のサイドウインドが開いている場合には、ステップS34において肯定判定され、ステップS35に進む。一方、他者が運転席の近くにいない、又は運転席のサイドウインドが開いていない場合には、ステップS34において否定判定され、ステップS23に進む。
ステップS35において、切替判定部15は、出力モードとして制限モードを選択する。従前の出力モードが通常モードであれば、切替判定部15は、出力モードを通常モードから制限モードに変更する。従前の出力モードが制限モードであれば、切替判定部15は、出力モードを制限モードのまま維持する。
制限モードが選択されると、出力制御部16は、提供情報生成部12によって生成された提供情報を、制限された形態で出力する。制限モードにおける出力形態は、出力制御部16によって予め設定されており、出力制御部16は、以下に示す例のうち、いずれか1つの手法を用いて提供情報を出力する。
(制限モードにおける出力形態の第1例)
出力制御部16は、ディスプレイ44の出力を停止する。
(制限モードにおける出力形態の第2例)
出力制御部16は、ディスプレイ44の出力を停止せずに、プライバシー情報以外の代替情報を出力する。代替情報としては、例えばテレビ放送、景勝地又は動物といった映像などが挙げられる。
(制限モードにおける出力形態の第3例)
切替判定部15は、他者の位置に基づいて、他者が第2スピーカ43の音声出力を知覚可能か否かを判定する。他者が第2スピーカ43の音声出力を知覚することができない場合、出力制御部16は、ディスプレイ44からの出力を停止し、第2スピーカ43から提供情報を出力する。なお、第3例に示す手法は、提供情報の出力形態が、音声出力及び表示の双方に対応している必要がある。
ステップS36において、切替判定部15は、車両の走行が終了するか否かを判定する。車両の走行の終了は、イグニッションスイッチ(又はパワースイッチ)のオフから判断することができる。車両の走行が終了する場合には、ステップS36において肯定判定され、本処理を終了する。一方、車両の走行を継続する場合には、ステップS36において否定判定され、ステップS21に戻る。
このように本実施形態において、マイクロコンピュータ10は、他者が出力機器の出力を知覚可能な第2状況であるか否か判定し、他者が第1状況且つ第2状況である場合に、出力モードを前記制限モードに変更している。
他者が出力機器の出力を知覚することができる状況に限り、出力モードが制限モードに変更される。これにより、ユーザに対してプライバシー情報が制限される状況を抑制しつつ、他者からプライバシー情報を適切に保護することができる。
本実施形態において、出力機器は、提供情報を音声出力する音声出力機器と、提供情報を表示する表示機器とを含んでいる。マイクロコンピュータ10は、他者が表示機器の表示を知覚可能であることから第2状況を判定した場合には、他者が音声出力機器の音声出力を知覚可能か否かを判定している。この場合、他者が音声出力機器の音声出力を知覚することができない場合には、マイクロコンピュータ10は、音声出力機器から提供情報を出力するモードを制限モードとして設定している。あるいは、マイクロコンピュータ10は、他者が音声出力機器の音声出力を知覚可能であることから第2状況を判定した場合には、他者が表示機器の表示を知覚可能か否かを判定している。この場合、他者が表示機器の表示を知覚することができない場合には、マイクロコンピュータ10は、表示機器から提供情報を出力するモードを制限モードとして設定している。
この構成によれば、他者が提供情報を知覚することができる出力態様と、他者が提供情報を知覚することができない出力態様とを適切に切り替えることができる。これにより、ユーザに対してプライバシー情報が制限される状況を抑制しつつ、他者からプライバシー情報を適切に保護することができる。
本実施形態において、出力機器は、音声出力の指向性が車両の室内の全域に向けられた第1音声出力機器と、音声出力の指向性がユーザに向けられた第2音声出力機器と、を含む。マイクロコンピュータ10は、第2音声出力機器から提供情報を出力するモードを制限モードとして設定する。
この構成によれば、指向性を有する第2音声出力機器へと変更することで、ユーザのみが提供情報を知覚することができる。これにより、ユーザに対してプライバシー情報が制限される状況を抑制しつつ、他者からプライバシー情報を適切に保護することができる。
本実施形態において、マイクロコンピュータ10は、車両の室内と車両の室外とを開閉自在に仕切る開閉部の状態に基づいて、車両の周囲に検出領域を設定し、検出領域と物体の位置とを比較して、第1状況であるか否かを判定している。この場合、マイクロコンピュータ10は、開閉部が開いている場合には、開閉部が閉じている場合よりも検出領域を広く設定している。
この構成によれば、開閉部が開いている場合には、開閉部が閉じている場合よりも、他者が車両に接近する状況を早期に判定することができる。これにより、他者によってプライバシー情報が知覚される状況を適切に回避することができる。したがって、他者からプライバシー情報を適切に保護することができる。
なお、本実施形態では、車両の室内と室外とを隔てる開閉部としてサイドウインドを挙げた。しかしながら、車両のサイドドア、バックドアを開閉部として取り扱ってもよい。
また、上述した実施形態では、音声出力の指向性を制御する方法として、第1音声出力機器と、第2音声出力機器とを利用している。しかしながら、第1音声出力機器のみを用いて、音場制御により音声出力の指向性を制御してもよい。
また、マイクロコンピュータ10は、他者の位置を特定し、他者の位置が第1表示モードによる表示機器の表示を知覚可能な位置であることから第2状況を判定した場合には、第2表示モードを制限モードとして設定してもよい。
この構成によれば、車両の室外にいる他者の位置によって、表示機器を見ることができたり、できなかったりする。そこで、他者の位置を考慮することで、ユーザに対してプライバシー情報が制限される状況を抑制しつつ、他者からプライバシー情報を適切に保護することができる。
また、上述した各実施形態に係る情報出力方法は、上述した情報出力装置と対応する技術的特徴を備え、情報出力装置と同様の効果を奏する。
このように、本発明の実施形態を記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
10 マイクロコンピュータ
11 ユーザ特定部
12 提供情報生成部
13 他者特定部
14 車両状況判定部
15 切替判定部
16 出力制御部
17 出力形態判定部
21 キーID検出部
22 ドアスイッチ
23 車外カメラ
24 マイク
25 入力装置
26 ウインドセンサ
30 通信装置
31 行動DB
40 スピーカ
41 ディスプレイ
42 第1スピーカ
43 第2スピーカ
44 ディスプレイ

Claims (19)

  1. 車両を利用するユーザのプライバシーに関わるプライバシー情報を含む提供情報を、前記車両の室内に情報を出力する出力機器から出力するコントローラを有する情報出力装置において、
    前記車両の周囲に存在する物体を検出する物体センサを有し、
    前記コントローラは、
    前記物体センサの検出結果に基づいて、前記ユーザ以外の他者であって前記車両の室外にいる前記他者が前記車両に接近するか否かを判定し、
    前記他者が前記車両に接近する、又は前記他者が前記車両に乗車する第1状況であるか否かを判定し、
    前記他者が前記第1状況である場合には、前記出力機器から前記提供情報を出力する出力モードを、前記他者が前記プライバシー情報を知覚することができない制限モードに変更する
    情報出力装置。
  2. 前記プライバシー情報は、前記ユーザの嗜好又は行動履歴に関する情報を含む
    請求項1記載の情報出力装置。
  3. 前記コントローラは、
    前記他者が前記出力機器の出力を知覚可能な第2状況であるか否か判定し、
    前記他者が前記第1状況且つ前記第2状況である場合に、前記出力モードを前記制限モードに変更する
    請求項1又は2記載の情報出力装置。
  4. 前記出力機器は、前記提供情報を音声出力する音声出力機器と、前記提供情報を表示する表示機器とを含み、
    前記コントローラは、
    前記他者が前記表示機器の表示を知覚可能であることから前記第2状況を判定した場合には、
    前記他者が前記音声出力機器の音声出力を知覚可能か否かを判定し、
    前記他者が前記音声出力機器の音声出力を知覚することができない場合には、前記音声出力機器から前記提供情報を出力するモードを前記制限モードとして設定し、
    前記コントローラは、
    前記他者が前記音声出力機器の音声出力を知覚可能であることから前記第2状況を判定した場合には、
    前記他者が前記表示機器の表示を知覚可能か否かを判定し、
    前記他者が前記表示機器の表示を知覚することができない場合には、前記表示機器から前記提供情報を出力するモードを前記制限モードとして設定する
    請求項3記載の情報出力装置。
  5. 前記コントローラは、
    前記プライバシー情報以外の代替情報を出力するモードを、前記制限モードとして設定する
    請求項1から3のいずれか一項記載の情報出力装置。
  6. 前記出力機器は、音声出力の指向性が前記車両の室内に向けられた第1音声出力機器と、音声出力の指向性が前記ユーザに向けられた第2音声出力機器と、を含み、
    前記コントローラは、
    前記第2音声出力機器から前記提供情報を出力するモードを前記制限モードとして設定する
    請求項1から3のいずれか一項記載の情報出力装置。
  7. 前記出力機器は、前記車両の室内に情報を表示する表示機器であり、表示の指向性が前記車両の室内の全域に向けられた第1表示モードと、表示の指向性が前記ユーザに向けられた第2表示モードを有し、
    前記コントローラは、
    前記他者の位置を特定し、
    前記他者の位置が前記第1表示モードによる前記表示機器の表示を知覚可能な位置であることから前記第2状況を判定した場合には、前記第2表示モードを前記制限モードとして設定する
    請求項3記載の情報出力装置。
  8. 前記コントローラは、
    前記出力機器の出力を停止するモードを前記制限モードとして設定する
    請求項1から3のいずれか一項記載の情報出力装置。
  9. 前記コントローラは、
    前記車両の室内と前記車両の室外とを開閉自在に仕切る開閉部の状態に基づいて、前記車両の周囲に検出領域を設定し、
    前記検出領域と前記物体の位置とを比較して、前記第1状況であるか否かを判定し、
    前記コントローラは、
    前記開閉部が開いている場合には、前記開閉部が閉じている場合よりも前記検出領域を広く設定する
    請求項1から8のいずれか一項記載の情報出力装置。
  10. 車両を利用するユーザのプライバシーに関わるプライバシー情報を含む提供情報を、前記車両の室内に情報を出力する出力機器から出力するコントローラを有する情報出力装置において、
    前記出力機器は、前記提供情報を音声出力する音声出力機器と、前記提供情報を表示する表示機器とを含み、
    前記コントローラは、
    前記ユーザ以外の他者であって前記車両の室外にいる前記他者が前記車両に接近する、又は前記他者が前記車両に乗車する第1状況であるか否かを判定し、
    前記コントローラは、
    前記他者が前記出力機器の出力を知覚可能な第2状況であるか否か判定し、
    前記コントローラは、
    前記他者が前記表示機器の表示を知覚可能であることから前記第2状況を判定した場合には、
    前記他者が前記音声出力機器の音声出力を知覚可能か否かを判定し、
    前記他者が前記音声出力機器の音声出力を知覚することができない場合には、前記音声出力機器から前記提供情報を出力するモードを、前記他者が前記プライバシー情報を知覚することができない制限モードとして設定し、
    前記コントローラは、
    前記他者が前記音声出力機器の音声出力を知覚可能であることから前記第2状況を判定した場合には、
    前記他者が前記表示機器の表示を知覚可能か否かを判定し、
    前記他者が前記表示機器の表示を知覚することができない場合には、前記表示機器から前記提供情報を出力するモードを前記制限モードとして設定し、
    前記他者が前記第1状況且つ前記第2状況である場合に、前記出力機器から前記提供情報を出力する出力モードを前記制限モードに変更する
    報出力装置。
  11. 車両を利用するユーザのプライバシーに関わるプライバシー情報を含む提供情報を、前記車両の室内に情報を出力する出力機器から出力するコントローラを有する情報出力装置において、
    前記出力機器は、前記車両の室内に情報を表示する表示機器であり、表示の指向性が前記車両の室内の全域に向けられた第1表示モードと、表示の指向性が前記ユーザに向けられた第2表示モードを有し、
    前記コントローラは、
    前記ユーザ以外の他者であって前記車両の室外にいる前記他者が前記車両に接近する、又は前記他者が前記車両に乗車する第1状況であるか否かを判定し、
    前記コントローラは、
    前記他者が前記出力機器の出力を知覚可能な第2状況であるか否か判定し、
    前記コントローラは、
    前記他者の位置を特定し、
    前記他者の位置が前記第1表示モードによる前記表示機器の表示を知覚可能な位置であることから前記第2状況を判定した場合には、前記第2表示モードを、前記他者が前記プライバシー情報を知覚することができない制限モードとして設定し、
    前記他者が前記第1状況且つ前記第2状況である場合に、前記出力機器から前記提供情報を出力する出力モードを前記制限モードに変更する
    報出力装置。
  12. 前記プライバシー情報は、前記ユーザの嗜好又は行動履歴に関する情報を含む
    請求項10又は11記載の情報出力装置。
  13. 前記コントローラは、
    前記車両のドアの開閉に応じて入力されるドア信号に基づいて、前記第1状況であるか否かを推定する
    請求項1から12のいずれか一項記載の情報出力装置。
  14. 前記コントローラは、
    前記車両のドアのロックを解除するロック解除信号に基づいて、前記第1状況であるか否かを推定する
    請求項1から12のいずれか一項記載の情報出力装置。
  15. 前記コントローラは、
    前記車両の室内に前記ユーザがいる状態で前記ユーザを特定し、
    特定した前記ユーザの前記プライバシー情報を含む前記提供情報を前記出力機器から出力する
    請求項1から14のいずれか一項記載の情報出力装置
  16. 前記コントローラは、
    前記車両の室外に前記ユーザがいる状態で前記ユーザを特定し、
    特定した前記ユーザの前記プライバシー情報を含む前記提供情報を前記出力機器から出力する
    請求項1から14のいずれか一項記載の情報出力装置。
  17. 車両を利用するユーザのプライバシーに関わるプライバシー情報を含む提供情報を、前記車両の室内に情報を出力する出力機器から出力する情報出力方法において、
    前記車両の周囲に存在する物体を検出する物体センサの検出結果に基づいて、前記ユーザ以外の他者であって前記車両の室外にいる前記他者が前記車両に接近するか否かを判定し、
    前記他者が前記車両に接近する、又は前記他者が前記車両に乗車する第1状況であるか否かを判定し、
    前記他者が前記第1状況である場合には、前記出力機器から前記提供情報を出力する出力モードを、前記他者が前記プライバシー情報を知覚することができない制限モードに変更する
    情報出力方法。
  18. 車両を利用するユーザのプライバシーに関わるプライバシー情報を含む提供情報を、前記車両の室内に情報を出力する出力機器から出力する情報出力方法において、
    前記ユーザ以外の他者であって前記車両の室外にいる前記他者が前記車両に接近する、又は前記他者が前記車両に乗車する第1状況であるか否かを判定し、
    前記他者が前記出力機器の出力を知覚可能な第2状況であるか否か判定し、
    前記他者が、前記出力機器に含まれる、前記提供情報を表示する表示機器の表示を知覚可能であることから前記第2状況を判定した場合には、
    前記他者が、前記出力機器に含まれる、前記提供情報を音声出力する音声出力機器の音声出力を知覚可能か否かを判定し、
    前記他者が前記音声出力機器の音声出力を知覚することができない場合には、前記音声出力機器から前記提供情報を出力するモードを、前記他者が前記プライバシー情報を知覚することができない制限モードとして設定し、
    前記他者が前記音声出力機器の音声出力を知覚可能であることから前記第2状況を判定した場合には、
    前記他者が前記表示機器の表示を知覚可能か否かを判定し、
    前記他者が前記表示機器の表示を知覚することができない場合には、前記表示機器から前記提供情報を出力するモードを前記制限モードとして設定し、
    前記他者が前記第1状況且つ前記第2状況である場合に、前記出力機器から前記提供情報を出力する出力モードを前記制限モードに変更する
    情報出力方法。
  19. 車両を利用するユーザのプライバシーに関わるプライバシー情報を含む提供情報を、前記車両の室内に情報を出力する出力機器から出力する情報出力方法において、
    前記出力機器は、前記車両の室内に情報を表示する表示機器であり、表示の指向性が前記車両の室内の全域に向けられた第1表示モードと、表示の指向性が前記ユーザに向けられた第2表示モードを有し、
    前記ユーザ以外の他者であって前記車両の室外にいる前記他者が前記車両に接近する、又は前記他者が前記車両に乗車する第1状況であるか否かを判定し、
    前記他者が前記出力機器の出力を知覚可能な第2状況であるか否か判定し、
    前記他者の位置を特定し、
    前記他者の位置が前記第1表示モードによる前記表示機器の表示を知覚可能な位置であることから前記第2状況を判定した場合には、前記第2表示モードを、前記他者が前記プライバシー情報を知覚することができない制限モードとして設定し、
    前記他者が前記第1状況且つ前記第2状況である場合に、前記出力機器から前記提供情報を出力する出力モードを前記制限モードに変更する
    情報出力方法。
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