JP7360907B2 - ギヤポンプ - Google Patents
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Description
外歯を有するピニオンギヤと、
前記外歯に噛み合う内歯を有するリングギヤと、
前記リングギヤの外周面が摺動する摺動面を有しかつ、前記ピニオンギヤ及び前記リングギヤを回転可能に収容するハウジングと、
前記ハウジングに設けられた油路であって、前記摺動面に開口する導入口と吐出ポートとをつなぐ油路を有しかつ、前記吐出ポートに吐出された高圧の作動油の一部を、前記導入口を通じて、前記リングギヤの外周面と前記摺動面との間に供給する高圧油供給部と、を備え、
前記高圧油供給部は、前記油路に内挿されかつ、前記油路よりも内径が小さい絞りによって作動油の圧力を低下させる減圧プラグをさらに有し、
前記油路は、上流側の第1油路と、下流側の第2油路と、前記第1油路と前記第2油路とが交差する交差部と、を含み、
前記減圧プラグは、前記第2油路に内挿されていると共に、前記減圧プラグの先端は、前記交差部へ突出している、又は、前記第2油路と前記交差部との境界に位置している。
前記第1延長部は、前記第1油路に沿うと共に、その先端が封止されている、としてもよい。
前記第2延長部は、前記第2油路に沿うと共に、その先端が封止されている、としてもよい。
図1は、ギヤポンプ1の断面図である。図2は、図1のII-II線端面図である。ギヤポンプ1は、シャフト2と、ピニオンギヤ3と、リングギヤ4と、ギヤハウジング5と、フロントカバー6と、リヤカバー7と、を備えている。ギヤポンプ1は、内接ギヤポンプである。尚、図2においては、理解を容易にするために、シャフト2、ピニオンギヤ3及びリングギヤ4には、端面を示すハッチングの図示を省略している。
ギヤポンプ1は、リングギヤ4の外周面42とギヤハウジング5の摺動面51との間に高圧の作動油を供給する高圧油供給部8を備えている。図3は、高圧油供給部8の構成を例示している。図3は、図2のIII-III断面に相当する。
油路9は、図3及び図6に示すように、第1油路91と、第2油路92と、第3油路93と、第1交差部94と、第2交差部95とを有している。第1交差部94は、第1油路91と第2油路92とが交差する箇所である。第2交差部95は。第2油路92と第3油路93とが交差する箇所である。
図7は、減圧プラグ82の配置に関する変形例を示している。減圧プラグ82の先端は、第2油路92と第1交差部94との境界941に位置づけてもよい。この構成においても、減圧プラグ82の先端が、作動油の流れ方向が変化する第1交差部94に面しており、減圧プラグ82の先端は、作動油の流れ方向と正対しない。このため、コンタミネーション100が減圧プラグ82の先端に停滞することが抑制される。
図8は、第2延長部921を省略した構成例を示している。この構成においても、第1交差部94において作動油の流れ方向が変化するため、減圧プラグ82の先端が、第1交差部94内に位置していると、または、図示は省略するが、減圧プラグ82の先端が、第2油路92と第1交差部94との境界941に位置していると、コンタミネーション100が減圧プラグ82の先端に停滞しにくい。また、図8では図示していないが、第1油路91に沿って流れるコンタミネーション100には、第1交差部94において第1延長部911へ向かう方向の流体力が作用するため、コンタミネーション100は、第1延長部911へ入りやすくなる。コンタミネーション100が減圧プラグ82の先端に停滞することが抑制される。
図9は、第1延長部911を省略した構成例を示している。この構成においても、第1交差部94において作動油の流れ方向が変化するため、減圧プラグ82の先端が、第1交差部94内に位置していると、または、図示は省略するが、減圧プラグ82の先端が、第2油路92と第1交差部94との境界941に位置していると、コンタミネーション100が減圧プラグ82の先端に付着することが抑制される。
図10は、第1延長部911及び第2延長部921を省略した構成例を示している。この構成においても、第1交差部94において作動油の流れ方向が変化するため、減圧プラグ82の先端が、第1交差部94内に位置していると、または、図示は省略するが、減圧プラグ82の先端が、第2油路92と第1交差部94との境界941に位置していると、コンタミネーション100が減圧プラグ82の先端に停滞することが抑制される。
図11は、第1延長部911と第2延長部921とが直交しないで交差している構成例を示している。この構成例においても、第1交差部94において作動油の流れ方向が変化する。減圧プラグ82の先端が、第1交差部94内に位置していると、または、図示は省略するが、減圧プラグ82の先端が、第2油路92と第1交差部94との境界941に位置していると、コンタミネーション100が減圧プラグ82の先端に停滞することが抑制される。尚、減圧プラグ82の突出量は、図示した突出量に限らず、適宜の量に設定することが可能である。
図12は、減圧プラグの先端部分の変形例を示している。減圧プラグ820は、テーパ部822に代えて、縮径部824を有している。縮径部824は、減圧プラグ82の先端部に位置している。縮径部824は、本体部821よりも外径が小さい。減圧プラグ82の先端部分は、外径が階段状に縮小している。この構成の減圧プラグ820も、その先端の外径が小さいため、コンタミネーション100の停滞が抑制される。尚、減圧プラグ820の先端の位置は、前述した各構成例に準じて、第1交差部94内、または、第2油路92と第1交差部94との境界941に位置づければよい。
図示は省略するが、油路は、ギヤハウジングに形成してもよい。つまり、油路は、ギヤハウジング5に設けた吐出ポート12につながっていてもよい。
10 ハウジング
3 ピニオンギヤ
31 外歯
4 リングギヤ
41 内歯
42 外周面
5 ギヤハウジング
51 摺動面
6 フロントカバー
7 リヤカバー
8 高圧油供給部
81 導入口
82 減圧プラグ
820 減圧プラグ
822 テーパ部
823 絞り
824 縮径部
9 油路
91 第1油路
911 第1延長部
92 第2油路
921 第2延長部
94 第1交差部
Claims (5)
- 外歯を有するピニオンギヤと、
前記外歯に噛み合う内歯を有するリングギヤと、
前記リングギヤの外周面が摺動する摺動面を有しかつ、前記ピニオンギヤ及び前記リングギヤを回転可能に収容するハウジングと、
前記ハウジングに設けられた油路であって、前記摺動面に開口する導入口と吐出ポートとをつなぐ油路を有しかつ、前記吐出ポートに吐出された高圧の作動油の一部を、前記導入口を通じて、前記リングギヤの外周面と前記摺動面との間に供給する高圧油供給部と、を備え、
前記高圧油供給部は、前記油路に内挿されかつ、前記油路よりも内径が小さい絞りによって作動油の圧力を低下させる減圧プラグをさらに有し、
前記油路は、上流側の第1油路と、下流側の第2油路と、前記第1油路と前記第2油路とが交差する交差部と、を含み、
前記減圧プラグは、前記第2油路に内挿されていると共に、前記減圧プラグの先端は、前記交差部へ突出している、又は、前記第2油路と前記交差部との境界に位置しているギヤポンプ。 - 請求項1に記載のギヤポンプにおいて、
前記減圧プラグの先端は、先細の外周面を有するテーパ部であり、前記減圧プラグの先端は、前記第2油路の内径よりも外径が小さいギヤポンプ。 - 請求項1又は2に記載のギヤポンプにおいて、
前記油路は、前記交差部を挟んで前記第1油路とは逆側に位置すると共に、前記交差部につながる第1延長部を有し、
前記第1延長部は、前記第1油路に沿うと共に、その先端が封止されているギヤポンプ。 - 請求項1~3のいずれか1項に記載のギヤポンプにおいて、
前記油路は、前記交差部を挟んで前記第2油路とは逆側に位置すると共に、前記交差部につながる第2延長部を有し、
前記第2延長部は、前記第2油路に沿うと共に、その先端が封止されているギヤポンプ。 - 請求項1~4のいずれか1項に記載のギヤポンプにおいて、
前記減圧プラグは、前記絞りが所定長さを有するチョークであるギヤポンプ。
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Family Applications (1)
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2019
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Patent Citations (5)
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