JP7358195B2 - 料金処理システム、出口処理装置、中央装置、及び出口料金処理方法 - Google Patents
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Description
〈第1の実施形態〉
まず、第1の実施形態について、説明する。第1の実施形態の通行料金算出では、中央計算対応の出口料金所機器22が、車載器3から送信される車両識別情報がリストに含まれるか否かを判定するケースについて説明する。
(第1の実施形態の構成)
図1は、第1の実施形態に係る中央計算対応のETCシステムの全体構成の一例を示す図である。
図1に示すように、中央計算対応のETCシステムは、料金処理システムの一例であり、通行料金を計算する中央装置1を備える。
また、中央計算対応のETCシステムの入口料金所は、中央装置1による通行料金の計算には対応しない入口料金所機器11A及び11C(第2の入口処理装置に相当)、並びに中央装置1による通行料金算出に対応する入口料金所機器12B及び12D(第1の入口処理装置に相当)を備えている。なお、入口料金所機器11A、11C、12B、及び12Dの合計台数は入口レーンの数に対応する。これら入口料金所機器11A、11C、12B、及び12Dは、ネットワーク2を介して、中央装置1と接続する。
なお、ETCシステムは、通行料金算出に対応する入口料金所機器12B等だけで構成することもできるし、通行料金算出に対応する入口料金所機器12B等と通行料金の計算には対応しない入口料金所機器11A等とを混在して構成することもできる。
なお、ETCシステムは、通行料金算出に対応する出口料金所機器22B等だけで構成することもできるし、通行料金算出に対応する出口料金所機器22B等と通行料金の計算には対応しない出口料金所機器21A等とを混在して構成することもできる。
本実施形態の中央計算対応のETCシステムは、このような各機器の混在を許容し、このような混在期間でも通行料金を適切に計算することができる。例えば、出口計算対応の入口料金所機器11A等は、順次、中央計算対応の入口料金所機器12B等へ入れ替えられ、出口計算対応の出口料金所機器21A等は、順次、中央計算対応の出口料金所機器22B等へ入れ替えられる。
また、出口料金所機器21A及び21Cは、各出口料金所の出口レーンに対応して設けられ、出口レーンを通行する車両の車載器3と通信する。また、出口料金所機器22B及び22Dも、各出口料金所の出口レーンに対応して設けられ、出口レーンを通行する車両の車載器3と通信する。
入口料金所機器11A、11C、12B、及び12Dを纏めて入口料金所機器と称し、出口料金所機器21A、21C、22B、及び22Dを纏めて出口料金所機器と称し、入口料金所機器と出口料金所機器を纏めて料金所機器と称する。また、中央装置1が算出する通行料金を中央算出通行料金、出口料金所機器が算出する通行料金を出口算出通行料金と称する。
最初に、中央装置1について説明する。上位装置としての中央装置1は、ネットワークインタフェース101、制御部102、及び記憶部103を備える。
料金算出通信は、高速通信であり、入口料金所機器12B及び12Dからの入場記録等をリアルタイムに受信し、また、出口料金所機器22B及び22Dからの出場記録等をリアルタイムに受信し、出口料金所機器22B及び22Dに対して中央算出通行料金をリアルタイムに送信する。
なお、ネットワークインタフェース101は、入口料金所機器11A及び11C、並びに出口料金所機器21A及び21Cとも通信し、例えば、入口料金所機器11A及び11C、並びに出口料金所機器21A及び21Cから送信されるバッチ処理データを定期的に受信する。バッチ処理データは、入場履歴情報又は出場履歴情報を含み、入場履歴情報は、車両識別情報、入口識別情報、及び入場日時等を含む。出場履歴情報は、車両識別情報、出口識別情報、及び出場日時等を含む。
CPUは、プログラムを実行することにより各種の処理機能を実現するプロセッサである。CPUは、インターフェースなどを介して中央装置1を構成する各部に接続される。メモリは、CPUが実行するプログラムを記憶する不揮発性メモリ、及び一時的にデータを記憶する揮発性メモリ等を含む。すなわち、制御部102は、CPUがメモリに記憶されたプログラムを実行することによりデータ処理を実行する。
例えば、制御部102は、識別情報通信制御部1021、通行料金計算部1022、及び通行料金通信制御部1023を含み、これら識別情報通信制御部1021、通行料金計算部1022、及び通行料金通信制御部1023の動作により各種の処理機能が実現される。識別情報通信制御部1021は、各種の識別情報の送受信を制御する。通行料金計算部1022(中央料金算出部に相当)は、中央算出通行料金を算出する。通行料金通信制御部1023は、算出された中央算出通行料金の送信を制御する。
変動料金テーブルは、通過時間、経路、又は通過時間と経路などの条件に応じて変動させる課金額(変動額又は割引額)を示す情報を格納する。例えば、変動料金テーブルは、各経路の混雑状況又は混雑予想に応じて各経路に適用される変動額が格納される。
なお、各経路の混雑状況又は混雑予測を、道路の各所に設置される経路機器から収集される情報から判定するようにしても良いし、外部のサーバから取得するようにしても良いし、接続するターミナル端末から手動で入力するようにしても良い。なお、経路機器は、通行する車両の車載器3と無線通信し、車載器3から車両識別情報を受信し、車両識別情報及び通過情報を含む通過記録を中央装置1へ送信する。
ここで、入場記録は、車両識別情報及び入口情報を含み、入口情報は、少なくとも入口識別情報を含み、加えて入場日時を含むようにしてもよい。
通過記録は、車両識別情報及び通過情報を含み、通過情報は、少なくとも経路識別情報を含み、加えて通過日時を含むようにしてもよい。
出場記録は、車両識別情報及び出場情報を含み、出場情報は、少なくとも出口識別情報を含み、加えて出場日時を含むようにしてもよい。さらに、出場記録は、入場記録の一部又は全部を含んでもよい。
入口料金所機器12は、制御部121、記憶部122、車載器通信部123、及びネットワークインタフェース124を備える。例えば、入口料金所機器12は、第1の入口レーンを通行する車両の車載器3との無線通信により入口処理を実行する。さらに、入口料金所機器12は、発進制御器、及び路側表示器等を備えても良い。
例えば、制御部121は、識別情報通信制御部1211を含み、識別情報通信制御部1211は、各種の識別情報の送受信を制御する。
車載器通信部123は、車載器3から車両識別情報を受信し、車両識別情報と車両の入場日時を出力する。なお、入場日時は、車載器通信部123と車両の車載器3との通信日時に相当する。
入口料金所機器11は、制御部111、記憶部112、車載器通信部113、及びネットワークインタフェース114を備える。例えば、入口料金所機器11は、第2の入口レーンを通行する車両の車載器3との無線通信により入口処理を実行する。さらに、入口料金所機器11は、発進制御器、及び路側表示器等を備えても良い。
車載器通信部113は、車両の車載器3と無線通信するインターフェースである。車載器通信部113は、入口料金所において入口料金所機器11に接近する車両(入場しようとする車両)の車載器3と無線通信する。車載器通信部113は、車載器3から車両識別情報を受信し、車両識別情報と車両の入場日時を出力する。
記憶部112は、入口料金所機器11又は入口料金所機器11に対応する第2の入口を示す入口識別情報を記憶する。また、記憶部112は、車載器3との無線通信で取得される車両識別情報と入場日時を記憶する。
出口料金所機器22は、制御部221、記憶部222、車載器通信部223、及びネットワークインタフェース224を備える。例えば、出口料金所機器22は、第1の出口レーンを通行する車両の車載器3との無線通信により出口処理を実行する。さらに、出口料金所機器22は、発進制御器、及び路側表示器等を備えても良い。
例えば、制御部221は、識別情報通信制御部2211、通行料金通信制御部2213、及び通行料金精算部2214を含み、これら識別情報通信制御部2211、通行料金通信制御部2213、及び通行料金精算部2214の動作により各種の処理機能が実現される。
識別情報通信制御部2211は、各種の識別情報の送受信を制御する。通行料金通信制御部2213は、中央算出通行料金又は出口算出通行料金の送受信を制御する。通行料金精算部2214(出口料金算出部に相当)は、出口算出通行料金を算出する。
さらに、記憶部222は、基本料金テーブルを記憶する。基本料金テーブルは、入口と出口とに応じた出口算出通行料金(基本料金)を示す情報を格納する。なお、出口は、記憶部222に記憶される出口識別情報により特定される。
出口料金所機器21は、制御部211、記憶部212、車載器通信部213、及びネットワークインタフェース214を備える。例えば、出口料金所機器21は、第2の出口レーンを通行する車両の車載器3との無線通信により出口処理を実行する。さらに、出口料金所機器22は、発進制御器、及び路側表示器等を備えても良い。
制御部211は、通行料金精算部2111を含み、通行料金精算部2111(出口料金算出部に相当)は、出口算出通行料金を算出する。
車載器3は、通信部31、制御部32、記憶部33、及びカード処理部34を備える。
カード処理部34は、ETCカードを受け入れ、入口料金所機器へ送信するカード識別情報をETCカードから読み出し、入口料金所機器から送信される入口情報をETCカードへ書き込む。また、カード処理部34は、出口料金所機器へ送信するカード識別情報及び入口情報をETCカードから読み出し、出口料金所機器から送信される出口情報をETCカードへ書き込む。
以下、それぞれの通行料金算出についてのシーケンス図について、説明する。
(料金算出方法1:中央計算対応の入口から入場し、中央計算対応の出口から出場する場合。)
図4は、第1の実施形態に係る中央計算対応のETCシステムにおいて、中央計算対応の入口料金所機器から入場した車両が、中央計算対応の出口料金所から出場する際の通行料金算出を例示するシーケンス図である。
車両が、入口料金所機器12(例えば入口料金所機器12B)に対応する第1の入口レーンを通行すると、入口料金所機器12Bは、車両の車載器3と通信し入口処理を実行する。つまり、車両が第1の入口レーンを通過する際に、車載器3の通信部31は、カード識別情報及び車載器識別情報を含む車両識別情報αを送信する(ST101)。
そして、入口料金所機器12Bの車載器通信部123は、通信部31から送信される車両識別情報αを受信し、入口識別情報Bを含む入口情報を送信する(ST102)。通信部31は入口情報を受信し、カード処理部34は、ETCカードに入口情報を書き込む。なお、入口情報が入場日時を含んでもよく、入口情報が入場日時を含むケースについては後に詳しく説明する。
中央装置1のネットワークインタフェース101は、入場記録を受信すると、記憶部103は、入場記録を記憶する。
なお、ST102の送信とST103の送信は独立した送信処理であり、ST102の送信とST103の送信の順序は特に限定されるものではなく、ST102の送信とST103の送信のどちらか一方が先に行われても良いし、同時でも良い。
出口料金所機器22のネットワークインタフェース224は、少なくとも車両識別情報αを含む入場記録を受信すると、記憶部222は、受信した入場記録を含むリストを記憶する。
このようにして、通行料金算出に対応する全ての出口料金所機器22は、通行料金算出に対応する入口料金所機器12を通過した車両の車両識別情報を含む入場記録を保持する。
つまり、車両が第1の出口レーンを通過する際に、車載器3の通信部31は、車両識別情報αを送信する(ST105)。そして、出口料金所機器22Bの車載器通信部223は、通信部31から送信される車両識別情報αを受信する。
さらに、通信部31は、入口情報を送信し、車載器通信部223は、通信部31から送信される入口情報を受信する(ST108)。
本シーケンスでは、車載器3から出口料金所機器22Bに送信される入口情報を利用せずに通行料金を算出することができるので、出口料金所機器22Bは、車載器3から出口料金所機器22Bに送信される入口情報に基づく処理を必要としない。
まず、判定部2212は、車載器3から送信され車載器通信部223により受信された車両識別情報αが記憶部222のリストに含まれるか否かを判定(又は受信された車両識別情報αとリストの車両識別情報とを比較し一致するか否かを判定)する。ここで、車両識別情報αがリストに含まれる場合には(又は一致する場合に)、中央装置1へ中央算出通行料金を要求する。つまり、判定部2212は、該当する車両識別情報がリスト中に有るか否かを確認する(ST106)。
そして、該当する車両識別情報がリスト中に有る場合に(ST107)、識別情報通信制御部2211は、受信した車両識別情報α及び記憶部222に記憶される出口識別情報Bを含む出場記録の送信を指示し、ネットワークインタフェース224は、車両識別情報α及び出口識別情報Bを含む出場記録を中央装置1へ送信する(ST109)。
第1の併用型判定処理を採用する場合、ST104a及びST104bで送信する入場記録には、車両識別情報α及び入口識別情報Bを含める。よって、出口料金所機器22Bの記憶部222に記憶されるリストは、車両識別情報α及び入口識別情報Bを含む。判定部2212は、車載器3から車両識別情報αを受信し、入口識別情報Bを含む入口情報を受信した後、受信した車両識別情報α及び入口識別情報Bが記憶部222のリストに含まれるか否かを判定し、車両識別情報α及び入口識別情報Bがリストに含まれる場合に、ネットワークインタフェース224は、車両識別情報α及び入口識別情報Bを含む出場記録を中央装置1へ送信する。
第2の併用型判定処理を採用する場合、ST104a及びST104bで送信する入場記録には、車両識別情報α及び入場日時Bを含める。よって、出口料金所機器22Bの記憶部222に記憶されるリストは、車両識別情報α及び入場日時Bを含む。判定部2212は、車載器3から車両識別情報αを受信し、入口識別情報B及び入場日時Bを含む入口情報を受信した後、受信した車両識別情報α及び入場日時Bが記憶部222のリストに含まれるか否かを判定し、車両識別情報α及び入場日時Bがリストに含まれる場合に、ネットワークインタフェース224は、車両識別情報α、入口識別情報B、及び入場日時Bを含む出場記録を中央装置1へ送信する。
通行料金計算部1022は、選択された入場記録及び出場記録に基づき通行区間を判定し、通行区間と基本料金テーブルとに基づき、中央算出通行料金を算出する(ST110)。なお、入口情報及び入場記録に入場日時を含め、出場記録に出場日時を含めて、通行日時に応じた変動課金を実施するようにしてもよい。例えば、通行料金計算部1022は、通行区間及び通行日時と、基本料金テーブル及び変動料金テーブルに基づき、中央算出通行料金を算出する(ST110)。
通行料金通信制御部1023は中央算出通行料金の送信を指示し、ネットワークインタフェース124は、車両識別情報α及び中央算出通行料金を出口料金所機器22Bに送信する(ST111)。
車載器通信部223は、精算処理の実行に基づき、中央算出通行料金を含む精算情報を送信する(ST113)。また、路側表示器は、中央算出通行料金を表示する。車載器3の通信部31は、中央算出通行料金を含む精算情報を受信し、記憶部33は、精算情報を記憶する。
このため、中央装置1による通行料金計算により(将来の完全な中央装置による通行料金計算の実現により)、出口料金所機器22への料金テーブルの配信及び定期的な更新の負担を削減することができる。加えて、変動課金を実現する際にも、変動課金に対応する料金テーブルの配信等に関する負荷を軽減することができる。
図5は、第1の実施形態に係る中央計算対応のETCシステムにおいて、中央計算非対応の入口料金所機器から入場した車両が、中央計算対応出口料金所から出場する際の通行料金算出を例示するシーケンス図である。
車両が、入口料金所機器11(例えば入口料金所機器11A)に対応する第2の入口レーンを通行すると、入口料金所機器11Aは、車両の車載器3と通信し入口処理を実行する。つまり、車両が第2の入口レーンを通過する際に、車載器3の通信部31は、カード識別情報及び車載器識別情報を含む車両識別情報αを送信する(ST201)。
そして、入口料金所機器11Aの車載器通信部123は、通信部31から送信される車両識別情報αを受信し、入口識別情報Aを含む入口情報を送信する(ST202)。通信部31は入口情報を受信し、カード処理部34は、ETCカードに入口情報を書き込む。なお、入口情報が入場日時を含んでもよく、入口情報が入場日時を含むケースについては後に詳しく説明する。
つまり、車両が第1の出口レーンを通過する際に、車載器3の通信部31は、車両識別情報αを送信し(ST203)、出口料金所機器22Bの車載器通信部223は、通信部31から送信される車両識別情報αを受信する。
さらに、通信部31は、入口識別情報Aを含む入口情報を送信し(ST206)、車載器通信部223は、通信部31から送信される入口情報を受信する。
まず、判定部2212は、車載器3から送信され車載器通信部223により受信された車両識別情報αが記憶部222のリストに含まれるか否かを判定する。そして、車両識別情報αがリストに含まれない場合に、出口算出通行料金に基づく精算処理を実行する。つまり、判定部2212は、該当する車両識別情報がリスト中に有るか否かを確認する(ST204)。
そして、該当する車両識別情報がリスト中に無い場合に(ST205)、通行料金精算部2214は、受信した入口情報に含まれる入口識別情報に基づき、車両が通過した入口料金所から通行区間を判定し、記憶部222に記憶される基本料金テーブルに基づき通行料金を算出する。
つまり、通行料金精算部2214は、入口情報に含まれる入口識別情報Aと記憶部222に記憶される出口識別情報Bに基づき通行区間を判定する。この場合、通行区間と基本料金テーブルとに基づき、出口算出通行料金を算出し(ST207)、出口算出通行料金に基づく精算処理を実行する(ST208)。
即ち、車載器通信部223は、精算処理の実行に基づき、記憶部222に記憶される出口算出通行料金を含む精算情報を送信する(ST209)。また、路側表示器は、出口算出通行料金を表示する。車載器3の通信部31は、出口算出通行料金を含む精算情報を受信し、記憶部33は、精算情報を記憶する。
中央装置1のネットワークインタフェース101は、通行料金処理情報を受信し、記憶部103は、通行料金処理情報を記憶する。
即ち、中央装置1による通行料金計算に向けて、将来の完全な中央装置による通行料金計算の実現までの移行期間においても、出口算出通行料金を提示することができる。
以下、誤精算防止処理について、それぞれ説明する。
(誤精算防止処理1)
誤精算防止処理1として、中央計算対応の入口から入場し、中央計算非対応の出口から出場する場合について説明する。
図6は、第1の実施形態に係る中央計算対応のETCシステムにおいて、中央計算対応の入口料金所機器から入場した車両が、中央計算非対応の出口料金所から出場する場合における誤精算防止処理の第1例を示すシーケンス図である。
車両が、入口料金所機器12(例えば入口料金所機器12B)に対応する第1の入口レーンを通行すると、入口料金所機器12Bは、車両の車載器3と通信し入口処理を実行する。つまり、車両が第1の入口レーンを通過する際に、車載器3の通信部31は、カード識別情報及び車載器識別情報を含む車両識別情報αを送信する(ST301)。
そして、入口料金所機器12Bの車載器通信部123は、通信部31から送信される車両識別情報αを受信し、入口識別情報Bを含む入口情報を送信する(ST302)。通信部31は入口情報を受信し、カード処理部34は、ETCカードに入口情報を書き込む。なお、入口情報が入場日時を含んでもよく、入口情報が入場日時を含むケースについては後に詳しく説明する。
中央装置1のネットワークインタフェース101は、入場記録を受信し、記憶部103は、入場記録を記憶する。なお、ST302の送信とST303の送信は独立した送信処理であり、ST302の送信とST303の送信の順序は特に限定されるものではなく、ST302の送信とST303の送信のどちらか一方が先に行われても良いし、同時でも良い。
出口料金所機器22のネットワークインタフェース224は、少なくとも車両識別情報αを含む入場記録を受信し、記憶部222は、受信した入場記録を含むリストを記憶する。このようにして、通行料金算出に対応する全ての出口料金所機器22は、通行料金算出に対応する入口料金所機器12を通過した車両の車両識別情報を含む入場記録を保持する。
つまり、車両が第2の出口レーンを通過する際に、車載器3の通信部31は、車両識別情報αを送信し(ST305)、さらに、入口識別情報Bを含む入口情報を送信する(ST306)。
出口料金所機器21Aの車載器通信部213は、通信部31から送信される車両識別情報Bを含む入口情報を受信し、制御部221は、出口算出通行料金に基づく精算処理を実行する。
つまり、判定部2212は、受信した入口情報に含まれる入口識別情報に基づき、車両が通過した入口料金所から通行区間を判定し、通行料金精算部2214は、記憶部222に記憶される基本料金テーブルに基づき通行料金を算出する。
つまり、判定部2212は、入口情報に含まれる入口識別情報Bと記憶部222に記憶される出口識別情報Aに基づき通行区間を判定し、通行料金精算部2214は、通行区間と基本料金テーブルとに基づき、出口算出通行料金を算出し(ST307)、出口算出通行料金に基づく精算処理を実行する(ST308)。
即ち、車載器通信部223は、精算処理の実行に基づき、記憶部222に記憶される出口算出通行料金を含む精算情報を送信する(ST309)。また、路側表示器は、出口算出通行料金を表示する。車載器3の通信部31は、出口算出通行料金を含む精算情報を受信し、記憶部33は、精算情報を記憶する。
出口料金所機器22のネットワークインタフェース224は、削除指示を受信すると、制御部221(情報処理部)は、受信してから一定時間を経過した入場記録を削除する(ST310a)(ST310b)。或いは、中央装置1の削除指示に関係無く、出口料金所機器22の制御部221(情報処理部)は、記憶部222に記憶されたリストに含まれる入場記録のうち、受信してから一定時間を経過した入場記録を検出し、受信してから一定時間を経過した入場記録を削除する(ST310a)(ST310b)。
しかしながら、中央装置1は、中央計算対応の出口料金所機器22に向けて、中央計算対応のための車両識別情報を送信しているため、出口料金所機器22には、中央計算対応のための車両識別情報が蓄積される。これを所定のタイミングで削除することにより、出口料金所機器22での誤精算を防止するとともに、出口料金所機器22の記憶資源を有効活用することができる。
誤精算防止処理2として、中央計算対応の入口から入場し、中央計算非対応の出口から出場後、中央計算非対応の入口から入場し、中央計算対応の出口から出場する場合について説明する。
本例の誤精算防止処理は、入口識別情報を利用し誤精算を防止するケースである。
図7は、第1の実施形態に係る中央計算対応のETCシステムにおいて、中央計算対応の入口料金所機器から入場した車両が、中央計算非対応の出口料金所から出場し、さらに、中央計算非対応の入口料金所機器から入場した車両が中央計算対応の出口料金所から出場する場合における、誤精算防止処理の第2例を示すシーケンス図である。補足すると、このシーケンス図は、車両識別情報及び入口識別情報を併用する第1の併用型判定処理に関するシーケンス図である。
そして、入口料金所機器11Cの車載器通信部123は、通信部31から送信される車両識別情報αを受信し、入口識別情報Cを含む入口情報を送信する(ST411)。
通信部31は入口情報を受信すると、カード処理部34は、ETCカードに入口情報を書き込む。なお、入口情報が入場日時を含んでもよく、入口情報が入場日時を含むケースについては後に詳しく説明する。
さらに、通信部31は、入口識別情報Cを送信し(ST415)、車載器通信部223は、通信部31から送信される入口情報を受信する。
判定部2212は、車載器3から送信され車載器通信部223により受信された車両識別情報α及び入口識別情報Cが記憶部222のリストに含まれるか否かを判定する。既にST404bにおいて、少なくとも車両識別情報α及び入口識別情報Bを含む入場記録が全ての出口料金所機器22(出口料金所機器22Dを含む)へ送信されている。よって、車載器3からの車両識別情報αは、出口料金所機器22Dの記憶部222のリストに含まれるが、入口識別情報Cは、リストに含まれない。
つまり、判定部2212は、該当する車両識別情報がリスト中に有るか否かを確認し(ST413)、該当する車両識別情報がリスト中に有ると判定する(ST414)。
さらに、該当する入口識別情報がリスト中に有るか否かを確認し(ST416)、該当する入口識別情報がリスト中に無いと判定する(ST417)。
つまり、通行料金精算部2214は、入口情報に含まれる入口識別情報Cと記憶部222に記憶される出口識別情報Dに基づき通行区間を判定し、通行区間と基本料金テーブルとに基づき、出口算出通行料金を算出する(ST418)。
そして、出口算出通行料金に基づく精算処理を実行する(ST419)。
即ち、車載器通信部223は、精算処理の実行に基づき、記憶部222に記憶される出口算出通行料金を含む精算情報を送信する(ST420)。また、路側表示器は、出口算出通行料金を表示する。車載器3の通信部31は、出口算出通行料金を含む精算情報を受信し、記憶部33は、精算情報を記憶する。
誤精算防止処理3として、中央計算対応の入口から入場し、中央計算非対応の出口から出場後、中央計算非対応の入口から入場し、中央計算対応の出口から出場する場合について説明する。
本例の誤精算防止処理は、入場日時を利用し誤精算を防止するケースについて説明する。
図8は、第1の実施形態に係る中央計算対応のETCシステムにおいて、中央計算対応の入口料金所機器から入場した車両が中央計算非対応の出口料金所から出場し、さらに、中央計算非対応の入口料金所機器から入場した車両が中央計算対応の出口料金所から出場する場合における誤精算防止処理の、第3例を示すシーケンス図である。補足すると、このシーケンス図は、車両識別情報及び入場日時を併用する第2の併用型判定処理に関するシーケンス図である。
図7のST402では、車載器通信部123が、車載器3に対して、入口識別情報Bを含む入口情報を送信するが、図8のST502では、車載器通信部123は、車載器3に対して、入口識別情報B及び入場日時Bを含む入口情報を送信する。
また、図7のST403では、ネットワークインタフェース124が、中央装置1に対して、車両識別情報α及び入口識別情報Bを含む入場記録を送信するが、図8のST503では、ネットワークインタフェース124は、中央装置1に対して、車両識別情報α、入口識別情報B、及び入場日時Bを含む入場記録を送信する。
なお、図8のST504a及びST504bにおいて、ネットワークインタフェース101が、少なくとも車両識別情報α、入場識別情報B、及び入場日時Bを含む入場記録を全ての出口料金所機器22へ送信するようにしてもよい。
また、図7のST415では、通信部31が、出口料金所機器22Dに対して、入口識別情報Cを含む入口情報を送信するが、図8のST515では、通信部31が、出口料金所機器22Dに対して、入口識別情報C及び入場日時Cを含む入口情報を送信する。
判定部2212は、車載器3から送信され車載器通信部223により受信された車両識別情報α及び入場日時Cが記憶部222のリストに含まれるか否かを判定する。既にST504bにおいて、少なくとも車両識別情報α及び入場日時Bを含む入場記録が全ての出口料金所機器22(出口料金所機器22Dを含む)へ送信されている。よって、車載器3からの車両識別情報αは、出口料金所機器22Dの記憶部222のリストに含まれるが、入場日時Cは、リストに含まれない。
つまり、判定部2212は、該当する車両識別情報がリスト中に有るか否かを確認し(ST513)、該当する車両識別情報がリスト中に有ると判定する(ST514)。
さらに、該当する入場日時がリスト中に有るか否かを確認し(ST516)、該当する入場日時がリスト中に無いと判定する(ST517)。
そして、出口算出通行料金に基づく精算処理を実行する(ST519)。
即ち、車載器通信部223は、精算処理の実行に基づき、記憶部222に記憶される出口算出通行料金を含む精算情報を送信する(ST520)。
また、路側表示器は、出口算出通行料金を表示する。車載器3の通信部31は、出口算出通行料金を含む精算情報を受信し、記憶部33は、精算情報を記憶する。
次に、第2の実施形態について、説明する。
第1の実施形態の通行料金算出では、中央計算対応の出口料金所機器22が、車載器3から送信される車両識別情報がリストに含まれるか否かを判定するケースについて説明した。
これに対し、第2の実施形態の通行料金算出では、中央計算対応の出口料金所機器22は、この判定を必須としない。つまり、第2の実施形態の通行料金算出では、上記の判定を省略し、全てのケースで出口算出通行料金を算出しておき、中央算出通行料金が所定のタイミングで得られるか否かを判定し、中央算出通行料金が得られる場合には中央算出通行料金を出力し、中央算出通行料金が得られない場合にはで出口算出通行料金を出力する。
なお、第2の実施形態のハードウェア構成は、第1の実施形態のハードウェア構成(図1乃至図3に示す構成)と実質的に同一でありその説明を省略する。
車両が、入口料金所機器12(例えば入口料金所機器12B)に対応する第1の入口レーンを通行すると、入口料金所機器12Bは、車両の車載器3と通信し入口処理を実行する。
図9において、車両が第1の入口レーンを通過する際に、車載器3の通信部31は、カード識別情報及び車載器識別情報を含む車両識別情報αを送信する(ST601)と、入口料金所機器12Bの車載器通信部123は、通信部31から送信される車両識別情報αを受信し、入口識別情報Bを含む入口情報を送信する(ST602)。
通信部31は入口情報を受信し、カード処理部34は、ETCカードに入口情報を書き込む。なお、入口情報が入場日時を含んでもよく、入口情報が入場日時を含むケースについては後に詳しく説明する。
中央装置1のネットワークインタフェース101は、入場記録を受信すると、記憶部103は、入場記録を含むリストを記憶する。
なお、ST302の送信とST303の送信は独立した送信処理であり、ST302の送信とST303の送信の順序は特に限定されるものではなく、ST302の送信とST303の送信のどちらか一方が先に行われても良いし、同時でも良い。
つまり、車両が第1の出口レーンを通過する際に、車載器3の通信部31は、車両識別情報αを送信し(ST605)、出口料金所機器22Bの車載器通信部223は、通信部31から送信される車両識別情報αを受信する。
さらに、通信部31は、入口情報を送信し(ST607)、車載器通信部223は、通信部31から送信される入口情報を受信する。
まず、通行料金計算部1022は、出口料金所機器22Bから送信されネットワークインタフェース101により受信された出場記録に含まれる車両識別情報αが記憶部103のリストに含まれるか否かを判定し、車両識別情報αがリストに含まれる場合に、中央算出通行料金を算出する。
つまり、通行料金計算部1022は、該当する車両識別情報αがリスト中に有るか否かを確認する(ST609)。そして、該当する車両識別情報αがリスト中に有る場合に(ST610)、車両識別情報αに対応する入場識別情報B及び出場識別情報Bに基づき通行区間を判定する。そして、通行区間と基本料金テーブルとに基づき、中央算出通行料金を算出する(ST611)。
通行料金通信制御部1023は中央算出通行料金の送信を指示し、ネットワークインタフェース124は、車両識別情報α及び中央算出通行料金を出口料金所機器22Bに送信する(ST612)。
通行料金精算部2214は、ST606において中央装置1へ出場記録を送信してから所定時間以内に中央算出通行料金を受信するか否かを監視する。
もし、所定時間以内に中央算出通行料金を受信する場合には、中央算出通行料金に基づく精算処理を実行し(ST613)、車載器通信部223は、中央算出通行料金を含む精算情報を送信する(ST614)。また、路側表示器は、中央算出通行料金を表示する。車載器3の通信部31は、中央算出通行料金を含む精算情報を受信し、記憶部33は、精算情報を記憶する。
なお、所定時間以内に中央算出通行料金を受信しない場合には、車載器通信部223は、ST608にて算出された出口算出通行料金を含む精算情報を送信し、車載器3の通信部31は、出口算出通行料金を含む精算情報を受信し、記憶部33は、精算情報を記憶する。
つまり、車両が第2の入口レーンを通過する際に、車載器3の通信部31は、カード識別情報及び車載器識別情報を含む車両識別情報βを送信する(ST615)。
入口料金所機器11Aの車載器通信部123は、通信部31から送信される車両識別情報βを受信し、入口識別情報Aを含む入口情報を送信する(ST616)。通信部31は入口情報を受信し、カード処理部34は、ETCカードに入口情報を書き込む。
つまり、車両が第1の出口レーンを通過する際に、車載器3の通信部31は、車両識別情報βを送信する(ST617)と、出口料金所機器22Bの車載器通信部223は、通信部31から送信される車両識別情報βを受信する。さらに、通信部31は、入口識別情報Aを含む入口情報を送信し、車載器通信部223は、通信部31から送信される入口情報を受信する(ST619)。
まず、通行料金計算部1022は、出口料金所機器22Bから送信されネットワークインタフェース101により受信された出場記録に含まれる車両識別情報βが記憶部103のリストに含まれるか否かを判定する。
もし、車両識別情報βがリストに含まれない場合に、通行料金算出不可と判定する。つまり、通行料金計算部1022は、該当する車両識別情報βがリスト中に有るか否かを確認し(ST621)、該当する車両識別情報βがリスト中に無いと判定すると(ST622)、通行料金通信制御部1023は通行料金算出不可通知の送信を指示する。これを受けて、ネットワークインタフェース124は、車両識別情報α及び通行料金算出不可通知を出口料金所機器22Bに送信する(ST623)。
通行料金精算部2214は、通行料金算出不可通知を受信すると、出口算出通行料金に基づく精算処理を実行し(ST624)、車載器通信部223は、ST620で算出された出口算出通行料金を含む精算情報を送信する(ST624)。また、路側表示器は、出口算出通行料金を表示する。
車載器3の通信部31は、出口算出通行料金を含む精算情報を受信し、記憶部33は、精算情報を記憶する。なお、所定時間以内に通行料金算出不可通知を受信しない場合にも、車載器通信部223は、ST620にて算出された出口算出通行料金を含む精算情報を送信する。
よって、出口計算対応の入口料金所機器11が、順次、中央計算対応の入口料金所機器12へ入れ替えられ、また、出口計算対応の出口料金所機器21が、順次、中央計算対応の出口料金所機器22へ入れ替えられる移行期間においても、中央計算対応のETCシステムによれば、適切に通行料金を収受することができる。
以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1] 通行料金を算出する中央装置、前記中央装置により通行料金を算出するための料金算出通信に対応する第1の入口処理装置、及び前記料金算出通信に対応する第1の出口処理装置を備える料金処理システムであって、
前記第1の入口処理装置は、
第1の入口レーンを通行する第1の車両の第1の車載器から第1の車両識別情報を受信し、前記第1の車載器に対して前記第1の入口処理装置の第1の入口識別情報を送信する第1の入口車両通信部と、
前記中央装置に対して前記第1の車両識別情報及び前記第1の入口識別情報を含む第1の入場記録を送信する第1の中央通信部と、を備え、
前記第1の出口処理装置は、
前記中央装置から送信される前記第1の車両識別情報を含むリストを記憶する記憶部と、
第1の出口レーンを通行する前記第1の車両の前記第1の車載器から送信される前記第1の車両識別情報が前記リストに含まれるか否かを判定する判定部と、
前記第1の出口レーンを通行する前記第1の車両の前記第1の車載器から前記第1の車両識別情報を受信し、前記第1の車両識別情報が前記リストに含まれる場合に前記第1の車載器に対して前記中央装置で算出される中央算出通行料金を送信する第1の出口車両通信部と、
前記中央装置から前記第1の車両識別情報を受信し、前記第1の車載器からの前記第1の車両識別情報が前記リストに含まれる場合に前記中央装置に対して前記第1の車両識別情報及び前記第1の出口処理装置の第1の出口識別情報を送信し前記中央装置から前記中央算出通行料金を受信する第2の中央通信部と、を備え、
前記中央装置は、
前記第1の入口処理装置から前記第1の入場記録を受信し、前記第1の出口処理装置に対して前記第1の入場記録に含まれる前記第1の車両識別情報を送信し、前記第1の出口処理装置から前記第1の車両識別情報及び前記第1の出口識別情報を受信し、前記第1の出口処理装置に対して前記中央算出通行料金を送信する入出口通信部と、
前記第1の入口識別情報及び前記第1の出口識別情報から定まる第1の通行区間と中央料金テーブルとに基づき、前記中央算出通行料金を算出する中央料金算出部と、を備える料金処理システム。
[C2] C1の料金処理システムは、さらに、前記中央装置により通行料金を算出するための前記料金算出通信に非対応の第2の入口処理装置を備え、
前記第2の入口処理装置は、第2の入口レーンを通行する第2の車両の第2の車載器から第2の車両識別情報を受信し、前記第2の車載器に対して前記第2の入口処理装置の第2の入口識別情報を送信する第2の入口車両通信部を備え、
前記第1の出口処理装置は、前記第2の車載器から送信される前記第2の入口識別情報及び前記第1の出口処理装置の前記第1の出口識別情報から定まる第2の通行区間と出口料金テーブルとに基づき第1の出口算出通行料金を算出する第1の出口料金算出部を備え、
前記第1の出口車両通信部は、前記第1の出口レーンを通行する前記第2の車両の前記第2の車載器から前記第2の車両識別情報及び前記第2の入口識別情報を受信し、前記第2の車両識別情報が前記リストに含まれない場合に前記第2の車載器に対して前記第1の出口算出通行料金を送信する、C1の料金処理システム。
[C3] C1の料金処理システムは、さらに、前記中央装置により通行料金を算出するための前記料金算出通信に非対応の第2の出口処理装置を備え、
前記第2の出口処理装置は、
第2の出口レーンを通行する前記第1の車両の前記第1の車載器から送信される前記第1の入口識別情報及び前記第2の出口処理装置の第2の出口識別情報から定まる第3の通行区間と出口料金テーブルとに基づき第2の出口算出通行料金を算出する第2の出口料金算出部と、
前記第2の出口レーンを通行する前記第1の車両の前記第1の車載器から前記第1の車両識別情報及び前記第1の入口識別情報を受信し、前記第1の車載器に対して前記第2の出口算出通行料金を送信する第2の出口車両通信部と、
を備えるC2の料金処理システム。
[C4] 前記第1の出口処理装置は、前記リストに含まれる前記第1の車両識別情報を受信してから一定時間経過した場合に前記リストから前記第1の車両識別情報を削除する情報処理部を備えるC3の料金処理システム。
[C5] 前記中央装置の前記入出口通信部は、前記第1の入口処理装置から前記第1の入場記録を受信したことに基づき前記第1の出口処理装置に対して前記第1の入場記録を送信し、 前記第1の出口処理装置の前記第2の中央通信部は、前記中央装置から前記第1の入場記録を受信し、
前記第1の出口処理装置の前記記憶部は、前記第1の入場記録を含む前記リストを記憶し、
前記第1の出口処理装置の前記第1の出口車両通信部は、前記第1の出口レーンを通行する前記第1の車両の前記第1の車載器から前記第1の車両識別情報及び前記第1の入口識別情報を受信し、前記第1の車載器からの前記第1の車両識別情報及び前記第1の入口識別情報が前記リストの入場記録に含まれる場合に前記第1の車載器に対して前記中央算出通行料金を送信する、C1乃至4の何れか一つの料金処理システム。
[C6] 前記第1の出口処理装置の前記第1の出口車両通信部は、前記第1の車載器からの前記第1の車両識別情報及び前記第1の入口識別情報が前記リストの入場記録に含まれない場合に前記第1の車載器に対して第1の出口算出通行料金を送信する、C5の料金処理システム。
[C7] 前記第1の入口処理装置の前記第1の入口車両通信部は、前記第1の車載器に対して前記第1の入口識別情報及び入場日時を送信し、
前記第1の入口処理装置の前記第1の中央通信部は、前記中央装置に対して前記第1の車両識別情報、前記第1の入口識別情報、及び入場日時を含む第1の入場記録を送信し、 前記第1の出口処理装置の前記第1の出口車両通信部は、前記第1の出口レーンを通行する前記第1の車両の前記第1の車載器から前記第1の車両識別情報、前記第1の入口識別情報、及び前記入場日時を受信し、前記第1の車載器からの前記第1の車両識別情報及び前記入場日時が前記リストの入場記録に含まれる場合に前記第1の車載器に対して前記中央算出通行料金を送信する、C1乃至4の何れか一つの料金処理システム。
[C8] 前記第1の出口処理装置の前記第1の出口車両通信部は、前記第1の車載器からの前記第1の車両識別情報及び前記入場日時が前記リストの入場記録に含まれない場合に前記第1の車載器に対して第1の出口算出通行料金を送信する、C7の料金処理システム。
[C9] 通行料金を算出する中央装置、前記中央装置により通行料金を算出するための料金算出通信に対応する第1の入口処理装置、及び前記料金算出通信に対応する第1の出口処理装置を備える料金処理システムであって、
前記第1の入口処理装置は、
第1の入口レーンを通行する第1の車両の第1の車載器から第1の車両識別情報を受信し、前記第1の車載器に対して前記第1の入口処理装置の第1の入口識別情報を送信する第1の入口車両通信部と、
前記中央装置に対して前記第1の車両識別情報及び前記第1の入口識別情報を含む第1の入場記録を送信する第1の中央通信部と、を備え、
前記第1の出口処理装置は、
第1の出口レーンを通行する前記第1の車両の前記第1の車載器から送信される前記第1の入口識別情報及び前記第1の出口処理装置の第1の出口識別情報から定まる通行区間と出口料金テーブルとに基づき出口算出通行料金を算出する出口料金算出部と、
前記第1の出口レーンを通行する前記第1の車両の前記第1の車載器から前記第1の車両識別情報及び前記第1の入口識別情報を受信し、前記第1の車載器に対して前記中央装置で算出される中央算出通行料金及び前記出口料金算出部で算出される前記出口算出通行料金の一方を送信する第1の出口車両通信部と、
前記中央装置に対して前記第1の車両識別情報及び前記第1の出口識別情報を送信し前記中央装置から前記中央算出通行料金を受信する第2の中央通信部と、を備え、
前記中央装置は、
前記第1の入口処理装置から前記第1の入場記録を受信し、前記第1の出口処理装置から前記第1の車両識別情報及び前記第1の出口識別情報を受信し、前記第1の出口処理装置に対して前記中央算出通行料金を送信する入出口通信部と、
前記第1の入口識別情報及び前記第1の出口識別情報から定まる前記通行区間と中央料金テーブルとに基づき、前記中央算出通行料金を算出する中央料金算出部と、を備える料金処理システム。
[C10] 前記中央装置の前記入出口通信部は、前記第1の入口処理装置から前記第1の入場記録を受信せずに前記第1の出口処理装置から前記第1の車両識別情報及び前記第1の出口識別情報を受信した場合に通行料金算出不可通知を送信し、
前記第1の出口処理装置の前記第1の出口車両通信部は、前記通行料金算出不可通知を受信した場合に前記第1の車載器に対して前記出口算出通行料金を送信する、C9の料金処理システム。
[C11] 前記第1の出口処理装置の前記第1の出口車両通信部は、所定時間以内に前記中央算出通行料金を受信した場合に前記第1の車載器に対して前記中央算出通行料金を送信し、前記所定時間以内に前記中央算出通行料金を受信しない場合に前記第1の車載器に対して前記出口算出通行料金を送信する、C9又は10の料金処理システム。
[C12] 中央装置により通行料金を算出するための料金算出通信に対応し、第1の入口レーンを通行する車両の車載器から送信される車両識別情報を受信し、前記車載器に対して入口識別情報を送信する第1の入口処理装置から前記中央装置を介して送信される前記車両識別情報を含むリストを記憶する記憶部と、
前記第1の入口レーンを経て出口レーンを通行する第1の車両の第1の車載器から送信される第1の車両識別情報が前記リストに含まれるか否かを判定する判定部と、
前記出口レーンを通行する前記第1の車両の前記第1の車載器から前記第1の車両識別情報及び第1の入口識別情報を受信し、前記第1の車両識別情報が前記リストに含まれる場合に前記第1の車載器に対して前記中央装置で算出される中央算出通行料金を送信する出口車両通信部と、
前記第1の車両識別情報が前記リストに含まれる場合に前記中央装置に対して前記第1の車両識別情報及び第1の出口識別情報を送信し、前記第1の入口処理装置から前記中央装置へ送信される前記第1の入口識別情報及び前記第1の出口識別情報から定まる第1の通行区間と中央料金テーブルとに基づき算出される中央算出通行料金を前記中央装置から受信する中央通信部と、を備える出口処理装置。
[C13] さらに、出口算出通行料金を算出する出口料金算出部を備え、
前記出口車両通信部は、前記料金算出通信に非対応の第2の入口処理装置の第2の入口レーンを経て前記出口レーンを通行する第2の車両の第2の車載器から第2の車両識別情報及び第2の入口識別情報を受信し、前記第2の入口識別情報が前記リストに含まれない場合に前記第2の車載器に対して前記出口料金算出部で算出される出口算出通行料金を送信し、
前記出口料金算出部は、前記第2の入口識別情報及び前記第1の出口識別情報から定まる第2の通行区間と出口料金テーブルとに基づき前記出口算出通行料金を算出する、C12の出口処理装置。
[C14] 入口レーンを通行する第1の車両の第1の車載器から送信される第1の車両識別情報を受信する入口処理装置から送信される前記第1の車両識別情報及び第1の入口識別情報を受信し、前記入口処理装置から送信される前記第1の車両識別情報を出口処理装置へ送信し、また、前記入口レーンを経て出口レーンを通行する前記第1の車両の前記第1の車載器から送信される前記第1の車両識別情報を受信する前記出口処理装置から送信される前記第1の車両識別情報及び出口識別情報を受信する識別情報通信部と、
前記第1の入口識別情報及び前記出口識別情報から定まる第1の通行区間と中央料金テーブルとに基づき中央算出通行料金を算出する中央料金算出部と、
前記出口処理装置から前記第1の車載器へ送信するための前記中央算出通行料金を前記出口処理装置へ送信する通行料金通信部と、
を備える中央装置。
[C15] 中央装置により通行料金を算出するための料金算出通信に対応し、第1の入口レーンを通行する車両の車載器から送信される車両識別情報を受信し、前記車載器に対して入口識別情報を送信する第1の入口処理装置から前記中央装置を介して送信される前記車両識別情報を含むリストを記憶し、
前記第1の入口レーンを経て出口レーンを通行する第1の車両の第1の車載器から送信される第1の車両識別情報及び第1の入口識別情報を受信し、
前記第1の車両識別情報が前記リストに含まれるか否かを判定し、
前記第1の車両識別情報が前記リストに含まれる場合に前記中央装置に対して前記第1の車両識別情報及び第1の出口識別情報を送信し、
前記第1の入口処理装置から前記中央装置へ送信される前記第1の入口識別情報及び前記第1の出口識別情報から定まる第1の通行区間と中央料金テーブルとに基づき算出される中央算出通行料金を前記中央装置から受信し、
前記第1の車載器に対して前記中央算出通行料金を送信する、出口料金処理方法。
2…ネットワーク
3…車載器
11…中央装置による通行料金算出非対応の入口料金所機器
11A…中央装置による通行料金算出非対応の入口料金所機器
11C…中央装置による通行料金算出非対応の入口料金所機器
12…中央装置による通行料金算出対応の入口料金所機器
12B…中央装置による通行料金算出対応の入口料金所機器
12D…中央装置による通行料金算出対応の入口料金所機器
21…中央装置による通行料金算出非対応の出口料金所機器
21A…中央装置による通行料金算出非対応の出口料金所機器
21C…中央装置による通行料金算出非対応の出口料金所機器
22…中央装置による通行料金算出対応の出口料金所機器
22B…中央装置による通行料金算出対応の出口料金所機器
22D…中央装置による通行料金算出対応の出口料金所機器
31…通信部
32…制御部
33…記憶部
34…カード処理部
101…ネットワークインタフェース
102…制御部
103…記憶部
111…制御部
112…記憶部
113…車載器通信部
114…ネットワークインタフェース
121…制御部
122…記憶部
123…車載器通信部
124…ネットワークインタフェース
211…制御部
212…記憶部
213…車載器通信部
214…ネットワークインタフェース
221…制御部
222…記憶部
223…車載器通信部
224…ネットワークインタフェース
1021…識別情報通信制御部
1022…通行料金計算部
1023…通行料金通信制御部
1211…識別情報通信制御部
2111…通行料金精算部
2211…識別情報通信制御部
2212…判定部
2213…通行料金通信制御部
2214…通行料金精算部
Claims (15)
- 通行料金を算出する中央装置、前記中央装置により通行料金を算出するための料金算出通信に対応する第1の入口処理装置、及び前記料金算出通信に対応する第1の出口処理装置を備える料金処理システムであって、
前記第1の入口処理装置は、
第1の入口レーンを通行する第1の車両の第1の車載器から第1の車両識別情報を受信し、前記第1の車載器に対して前記第1の入口処理装置の第1の入口識別情報を送信する第1の入口車両通信部と、
前記中央装置に対して前記第1の車両識別情報及び前記第1の入口識別情報を含む第1の入場記録を送信する第1の中央通信部と、を備え、
前記第1の出口処理装置は、
前記中央装置から送信される前記第1の車両識別情報を含むリストを記憶する記憶部と、
第1の出口レーンを通行する前記第1の車両の前記第1の車載器から送信される前記第1の車両識別情報が前記リストに含まれるか否かを判定する判定部と、
前記第1の出口レーンを通行する前記第1の車両の前記第1の車載器から前記第1の車両識別情報を受信し、前記第1の車両識別情報が前記リストに含まれる場合に前記第1の車載器に対して前記中央装置で算出される中央算出通行料金を送信する第1の出口車両通信部と、
前記中央装置から前記第1の車両識別情報を受信し、前記第1の車載器からの前記第1の車両識別情報が前記リストに含まれる場合に前記中央装置に対して前記第1の車両識別情報及び前記第1の出口処理装置の第1の出口識別情報を送信し前記中央装置から前記中央算出通行料金を受信する第2の中央通信部と、を備え、
前記中央装置は、
前記第1の入口処理装置から前記第1の入場記録を受信し、前記第1の出口処理装置に対して前記第1の入場記録に含まれる前記第1の車両識別情報を送信し、前記第1の出口処理装置から前記第1の車両識別情報及び前記第1の出口識別情報を受信し、前記第1の出口処理装置に対して前記中央算出通行料金を送信する入出口通信部と、
前記第1の入口識別情報及び前記第1の出口識別情報から定まる第1の通行区間と中央料金テーブルとに基づき、前記中央算出通行料金を算出する中央料金算出部と、
を備える料金処理システム。 - 前記料金処理システムは、さらに、前記中央装置により通行料金を算出するための前記料金算出通信に非対応の第2の入口処理装置を備え、
前記第2の入口処理装置は、第2の入口レーンを通行する第2の車両の第2の車載器から第2の車両識別情報を受信し、前記第2の車載器に対して前記第2の入口処理装置の第2の入口識別情報を送信する第2の入口車両通信部を備え、
前記第1の出口処理装置は、さらに、前記第2の車載器から送信される前記第2の入口識別情報及び前記第1の出口処理装置の前記第1の出口識別情報から定まる第2の通行区間と出口料金テーブルとに基づき第1の出口算出通行料金を算出する第1の出口料金算出部を備え、
前記第1の出口処理装置の前記第1の出口車両通信部は、前記第1の出口レーンを通行する前記第2の車両の前記第2の車載器から前記第2の車両識別情報及び前記第2の入口識別情報を受信し、前記第2の車両識別情報が前記リストに含まれない場合に前記第2の車載器に対して前記第1の出口算出通行料金を送信する、
請求項1の料金処理システム。 - 前記料金処理システムは、さらに、前記中央装置により通行料金を算出するための前記料金算出通信に非対応の第2の出口処理装置を備え、
前記第2の出口処理装置は、
第2の出口レーンを通行する前記第1の車両の前記第1の車載器から送信される前記第1の入口識別情報及び前記第2の出口処理装置の第2の出口識別情報から定まる第3の通行区間と出口料金テーブルとに基づき第2の出口算出通行料金を算出する第2の出口料金算出部と、
前記第2の出口レーンを通行する前記第1の車両の前記第1の車載器から前記第1の車両識別情報及び前記第1の入口識別情報を受信し、前記第1の車載器に対して前記第2の出口算出通行料金を送信する第2の出口車両通信部と、
を備える請求項2の料金処理システム。 - 前記第1の出口処理装置は、前記リストに含まれる前記第1の車両識別情報を受信してから一定時間経過した場合に前記リストから前記第1の車両識別情報を削除する情報処理部を備える、
請求項3の料金処理システム。 - 前記中央装置の前記入出口通信部は、前記第1の入口処理装置から前記第1の入場記録を受信したことに基づき前記第1の出口処理装置に対して前記第1の入場記録を送信し、 前記第1の出口処理装置の前記第2の中央通信部は、前記中央装置から前記第1の入場記録を受信し、
前記第1の出口処理装置の前記記憶部は、前記第1の入場記録を含む前記リストを記憶し、
前記第1の出口処理装置の前記第1の出口車両通信部は、前記第1の出口レーンを通行する前記第1の車両の前記第1の車載器から前記第1の車両識別情報及び前記第1の入口識別情報を受信し、前記第1の車載器からの前記第1の車両識別情報及び前記第1の入口識別情報が前記リストの入場記録に含まれる場合に前記第1の車載器に対して前記中央算出通行料金を送信する、
請求項1乃至4の何れか一つの料金処理システム。 - 前記第1の出口処理装置の前記第1の出口車両通信部は、前記第1の車載器からの前記第1の車両識別情報及び前記第1の入口識別情報が前記リストの入場記録に含まれない場合に前記第1の車載器に対して第1の出口算出通行料金を送信する、
請求項5の料金処理システム。 - 前記第1の入口処理装置の前記第1の入口車両通信部は、前記第1の車載器に対して前記第1の入口識別情報及び入場日時を送信し、
前記第1の入口処理装置の前記第1の中央通信部は、前記中央装置に対して前記第1の車両識別情報、前記第1の入口識別情報、及び入場日時を含む第1の入場記録を送信し、 前記第1の出口処理装置の前記第1の出口車両通信部は、前記第1の出口レーンを通行する前記第1の車両の前記第1の車載器から前記第1の車両識別情報、前記第1の入口識別情報、及び前記入場日時を受信し、前記第1の車載器からの前記第1の車両識別情報及び前記入場日時が前記リストの入場記録に含まれる場合に前記第1の車載器に対して前記中央算出通行料金を送信する、
請求項1乃至4の何れか一つの料金処理システム。 - 前記第1の出口処理装置の前記第1の出口車両通信部は、前記第1の車載器からの前記第1の車両識別情報及び前記入場日時が前記リストの入場記録に含まれない場合に前記第1の車載器に対して第1の出口算出通行料金を送信する、
請求項7の料金処理システム。 - 通行料金を算出する中央装置、前記中央装置により通行料金を算出するための料金算出通信に対応する第1の入口処理装置、及び前記料金算出通信に対応する第1の出口処理装置を備える料金処理システムであって、
前記第1の入口処理装置は、
第1の入口レーンを通行する第1の車両の第1の車載器から第1の車両識別情報を受信し、前記第1の車載器に対して前記第1の入口処理装置の第1の入口識別情報を送信する第1の入口車両通信部と、
前記中央装置に対して前記第1の車両識別情報及び前記第1の入口識別情報を含む第1の入場記録を送信する第1の中央通信部と、を備え、
前記第1の出口処理装置は、
第1の出口レーンを通行する前記第1の車両の前記第1の車載器から送信される前記第1の入口識別情報及び前記第1の出口処理装置の第1の出口識別情報から定まる通行区間と出口料金テーブルとに基づき出口算出通行料金を算出する出口料金算出部と、
前記第1の出口レーンを通行する前記第1の車両の前記第1の車載器から前記第1の車両識別情報及び前記第1の入口識別情報を受信し、前記第1の車載器に対して前記中央装置で算出される中央算出通行料金及び前記出口料金算出部で算出される前記出口算出通行料金の一方を送信する第1の出口車両通信部と、
前記中央装置に対して前記第1の車両識別情報及び前記第1の出口識別情報を送信し前記中央装置から前記中央算出通行料金を受信する第2の中央通信部と、を備え、
前記中央装置は、
前記第1の入口処理装置から前記第1の入場記録を受信し、前記第1の出口処理装置から前記第1の車両識別情報及び前記第1の出口識別情報を受信し、前記第1の出口処理装置に対して前記中央算出通行料金を送信する入出口通信部と、
前記第1の入口識別情報及び前記第1の出口識別情報から定まる前記通行区間と中央料金テーブルとに基づき、前記中央算出通行料金を算出する中央料金算出部と、
を備える料金処理システム。 - 前記中央装置の前記入出口通信部は、前記第1の入口処理装置から前記第1の入場記録を受信せずに前記第1の出口処理装置から前記第1の車両識別情報及び前記第1の出口識別情報を受信した場合に通行料金算出不可通知を送信し、
前記第1の出口処理装置の前記第1の出口車両通信部は、前記通行料金算出不可通知を受信した場合に前記第1の車載器に対して前記出口算出通行料金を送信する、
請求項9の料金処理システム。 - 前記第1の出口処理装置の前記第1の出口車両通信部は、所定時間以内に前記中央算出通行料金を受信した場合に前記第1の車載器に対して前記中央算出通行料金を送信し、前記所定時間以内に前記中央算出通行料金を受信しない場合に前記第1の車載器に対して前記出口算出通行料金を送信する、
請求項9又は10の料金処理システム。 - 中央装置により通行料金を算出するための料金算出通信に対応し、第1の入口レーンを通行する車両の車載器から送信される車両識別情報を受信し、前記車載器に対して入口識別情報を送信する第1の入口処理装置から前記中央装置を介して送信される前記車両識別情報を含むリストを記憶する記憶部と、
前記第1の入口レーンを経て出口レーンを通行する第1の車両の第1の車載器から送信される第1の車両識別情報が前記リストに含まれるか否かを判定する判定部と、
前記出口レーンを通行する前記第1の車両の前記第1の車載器から前記第1の車両識別情報及び第1の入口識別情報を受信し、前記第1の車両識別情報が前記リストに含まれる場合に前記第1の車載器に対して前記中央装置で算出される中央算出通行料金を送信する出口車両通信部と、
前記第1の車両識別情報が前記リストに含まれる場合に前記中央装置に対して前記第1の車両識別情報及び第1の出口識別情報を送信し、前記第1の入口処理装置から前記中央装置へ送信される前記第1の入口識別情報及び前記第1の出口識別情報から定まる第1の通行区間と中央料金テーブルとに基づき算出される中央算出通行料金を前記中央装置から受信する中央通信部と、
を備える出口処理装置。 - 出口処理装置は、さらに、出口算出通行料金を算出する出口料金算出部を備え、
前記出口車両通信部は、前記料金算出通信に非対応の第2の入口処理装置の第2の入口レーンを経て前記出口レーンを通行する第2の車両の第2の車載器から第2の車両識別情報及び第2の入口識別情報を受信し、前記第2の入口識別情報が前記リストに含まれない場合に前記第2の車載器に対して前記出口料金算出部で算出される出口算出通行料金を送信し、
前記出口料金算出部は、前記第2の入口識別情報及び前記第1の出口識別情報から定まる第2の通行区間と出口料金テーブルとに基づき前記出口算出通行料金を算出する、
請求項12の出口処理装置。 - 入口レーンを通行する第1の車両の第1の車載器から送信される第1の車両識別情報を受信する入口処理装置から送信される前記第1の車両識別情報及び第1の入口識別情報を受信し、前記入口処理装置から送信される前記第1の車両識別情報を出口処理装置へ送信し、また、前記入口レーンを経て出口レーンを通行する前記第1の車両の前記第1の車載器から送信される前記第1の車両識別情報を受信する前記出口処理装置から送信される前記第1の車両識別情報及び出口識別情報を受信する識別情報通信部と、
前記第1の入口識別情報及び前記出口識別情報から定まる第1の通行区間と中央料金テーブルとに基づき中央算出通行料金を算出する中央料金算出部と、
前記出口処理装置から前記第1の車載器へ送信するための前記中央算出通行料金を前記出口処理装置へ送信する通行料金通信部と、
を備える中央装置。 - 出口処理装置により実行される出口料金処理方法であって、
中央装置により通行料金を算出するための料金算出通信に対応し、第1の入口レーンを通行する車両の車載器から送信される車両識別情報を受信し、前記車載器に対して入口識別情報を送信する第1の入口処理装置から前記中央装置を介して送信される前記車両識別情報を含むリストを記憶し、
前記第1の入口レーンを経て出口レーンを通行する第1の車両の第1の車載器から送信される第1の車両識別情報及び第1の入口識別情報を受信し、
前記第1の車両識別情報が前記リストに含まれるか否かを判定し、
前記第1の車両識別情報が前記リストに含まれる場合に前記中央装置に対して前記第1の車両識別情報及び第1の出口識別情報を送信し、
前記第1の入口処理装置から前記中央装置へ送信される前記第1の入口識別情報及び前記第1の出口識別情報から定まる第1の通行区間と中央料金テーブルとに基づき算出される中央算出通行料金を前記中央装置から受信し、
前記第1の車載器に対して前記中央算出通行料金を送信する、
出口料金処理方法。
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