JP7356711B2 - 伸縮杆構造 - Google Patents
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Description
しかしながら、最近、物流現場や工場内に於て、形状変更可能なピッキングカート(台車)、昇降可能なテーブルや作業台、区画広間の高さ寸法・幅寸法を変更可能な商品保管ラック、ローラコンベヤやベルトコンベヤの勾配・高さを変更自在な搬送支持台等に、立体的パイプ構造物が、注目を浴びるようになった。
しかしながら、従来の伸縮杆構造(特許文献1,2参照)では、耐圧縮力(短縮方向への耐力)が小さく、大きな外力(圧縮力)が作用する物流現場や工場内のパイプ構造物として、使用できない、という問題がある。
また、最伸長状態で上記規制片に当接して、該規制片をスライドさせ、上記係合部に対して上記非係合状に切換える当接部を、上記ロックプレートの自由端近傍に設け;さらに、上記当接部が上記規制片に当接する前に、上記ガイドブロックに対して、弾発的制止力を付与する圧縮コイルバネを、上記ロックプレートの自由端近傍に配設した。
図1~図3に示すように、内筒1は外筒2に挿入されて全長が伸縮自在に組立てられる。内筒1の基端側には、伸縮作動時に外筒2の内面2Aに摺接するガイドブロック5が、固着されている。
さらに、詳しく説明すると、ロックプレート3は、長尺帯板部33と、その両端縁を同一方向に直角に折曲げた補強短辺部34,34と、から成り、浅いチャンネル形であると言うこともできる。矩形状貫孔から成る係合部4は、上記長尺帯板部33に、上下所定ピッチにて、形成されている。
半割体8A,8Aを合体させつつロックプレート3を挾持して、外筒2に内挿し、ボルト9を串挿状に螺着すれば、図4,図5に示したように、固定ブロック8が固着され、しかも、ロックプレート3が、外筒2の軸心近傍に内挿状態で、固着される。
そして、内筒1に固着されたガイドブロック5には、長手方向(上下方向)に貫通状として摺動孔6が形成され、ロックプレート3は、ガイドブロック5の上記摺動孔6に串挿状として、挿通される。
しかも、図16(C)に示した第1半体16と第2半体17の合せ面P0 ,P0 の各々には、ロックプレート3が摺接する凹溝6Aが形成されている(図16(A)、及び、図4~図6参照)。第1半体16と第2半体17を合せ面P0 ,P0 で相互当接して、合体させれば、ロックプレート3が挿通される摺動孔6が構成される。
さらに、図16に於て、第1半体16と第2半体17の合せ面P0 ,P0 の各々には、図15、及び、図1,図2,図4~図11に示した規制片13を保持する規制片嵌込凹部18を形成する。
規制片嵌込凹部18は、垂下片部13Eが上下スライド可能に差込まれる(横断面一文字状の)案内保持孔24を、下端に有する。
図16(A)に示す第2半体17と、これと面対称の(図示省略の)第1半体16とを、合体させた状態で対面する小凹溝26,26によって、前記案内保持孔24が、構成される。
また、バネ収容凹部23の底面と上記摺接面部21Aは、連続状に形成される。しかも、バネ収容凹部23と爪部材収容凹部21は、図16(A)及び図4~図11にて明らかなように、部分的に重複しており、両凹部23,21の境界は相互に重なり合う。
当接面部30と第1勾配面51のなす角度は、100°~110°の鈍角とする。当接面部30と第2勾配面52とのなす角度は、150°~160°の大きな鈍角とする。
また、第4勾配面54は、背面側まで延長されて、底面部56を形成すると共に、アール曲面部57を介して、背面部58に連続する。背面部58と当接面部30とのなす角度は、20°~30°とするのが良い。
図14に示すように、水平片36と、その一端から下方へ折曲状として連設される垂下片37と、水平片36の他端から上方へ折曲状として連設される起立片38と、この起立片38の上端から傾斜状に連設された爪当接片39と、から成る。
バネ保持突片部43は、水平部43Aと、下方へ傾斜状に延伸した傾斜部43Bと、から成る。また、バネ固定取着部44の上辺は、前記バネ保持突片部43の下面をもって構成されると共に、下辺は、小山部44Aと小谷部44Bをもって構成される。
さらに、バネ12の垂下片37と起立片38によって形成される隅部40(図14参照)に対して、突片部43の傾斜部43Bの先端が当接すると共に、起立片38が規制片13に沿うように、上記傾斜部43Bの先端は押付け可能とする。このとき、小山部44Aはバネ12の水平片36を下方から当接して、サポートしている。
これに対して、バネ12の上半部───特に、傾斜状爪当接片39───は、図4~図11に示したように、爪部材11の揺動に伴って、弾性変形して、爪部材11を常に、ロックプレート3の存在する方向へ、弾発付勢している。
このキャップ47は、異形断面の外筒2に対して回転しないように固着され、かつ、内筒1の伸縮作動時にも、内筒1が外筒2の軸心に対して回転しないようにガイドする。
図4(A)は、ガイドブロック5が最下端位置にある、内筒1・外筒2の最短縮状態を示し、外筒2の内部に固着の固定ブロック8の上面に対して、内筒1の下端に固着されたガイドブロック5の下端面5Aが当接し、かつ、規制片13の下端13Xも当接している。
その後、内筒1を僅かに上昇させる───伸長させる───と、図5に示すように、爪部材11は、係合部4から離脱する。つまり、バネ12の爪当接片39を押圧変形させて、軸部11A廻りに(図5における反時計方向に)揺動しつつ係合部4から離脱する。
内筒1と外筒2から成る伸縮杆全長が所望長さを僅かに越えれば、伸長作動を一旦中止し、直ちに短縮作動を起こせば、直ちに爪離脱状態(図5参照)から図6に示した爪係合状態に自動的に切換わって、短縮作動が阻止されて伸縮杆を所定長さとすることができる。
図7~図9、及び、図1と図2に於て、48は固定バネ受け、49は可動バネ受けを示し、ロックプレート3の上端(自由端)の近傍の長手方向スリット60(図12参照)に、取着される。固定バネ受け48は最上端に配設され、コイルバネ20を上下から挾持するように、可動バネ受け49を下方に、上下動自在として配設している。
さらに、溶接等の面倒な作業を要さずに、部品の組立てにて、容易に、かつ、確実に作製できる。
2 外筒
2A 内面
3 ロックプレート
4 係合部
5 ガイドブロック
6A 凹溝
11 爪部材
11A 軸部
12 バネ
13 規制片
15 短円柱体
16 第1半体
17 第2半体
18 規制片嵌込凹部
19 小円形凹窪部
20 圧縮コイルバネ
21 爪部材収容凹部
23 バネ収容凹部
50 当接部
F20 弾発的制止力(抵抗力)
L15 軸心
P0 合せ面
Claims (3)
- 伸縮可能として外筒(2)に内筒(1)を挿入し、上記内筒(1)の基端側には、伸縮の際に上記外筒(2)の内面(2A)に摺接するガイドブロック(5)が固着された伸縮杆構造に於て、
長手方向に所定ピッチの複数個の係合部(4)を有する細長状ロックプレート(3)が、上記外筒(2)に内挿されると共に該外筒(2)に対して長手方向に動かないように固着され、
しかも、上記ロックプレート(3)を上記ガイドブロック(5)に串挿状として挿通し、
さらに、上記ロックプレート(3)の上記係合部(4)に係脱自在な爪部材(11)と、該爪部材(11)を上記係合部(4)に対して係合する方向に弾発付勢するバネ(12)と、上記係合部(4)に対する上記爪部材(11)の係合を解除させて非係合状に保つ規制片(13)とを、上記ガイドブロック(5)に内蔵させた
ことを特徴とする伸縮杆構造。 - 上記ガイドブロック(5)は、短円柱体(15)を、その軸心(L15)を含む平面で2分割した短半円柱状の第1半体(16)と第2半体(17)から、構成され、
上記第1半体(16)と第2半体(17)の合せ面(P0 )(P0 )の各々には、上記ロックプレート(3)が摺接する凹溝(6A)と、上記規制片(13)を保持する規制片嵌込凹部(18)と、上記爪部材(11)の軸部(11A)を枢支する小円形凹窪部(19)と、揺動自在として該爪部材(11)を収容する爪部材収容凹部(21)と、折曲げ金属片から成る上記バネ(12)を収容保持するバネ収容凹部(23)とが、形成されている
請求項1記載の伸縮杆構造。 - 最伸長状態で上記規制片(13)に当接して、該規制片(13)をスライドさせ、上記係合部(4)に対して上記非係合状に切換える当接部(50)を、上記ロックプレート(3)の自由端近傍に設け、
さらに、上記当接部(50)が上記規制片(13)に当接する前に、上記ガイドブロック(5)に対して、弾発的制止力(F20)を付与する圧縮コイルバネ(20)を、上記ロックプレート(3)の自由端近傍に配設した請求項1又は2記載の伸縮杆構造。
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