JP7354523B2 - 風呂給湯装置 - Google Patents
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Description
これらの文献に記載された風呂給湯装置においては、浴槽への湯張りは、浴槽湯水目標温度よりも低い温度で行なって、その温度を維持し、かつその後に人が入浴すると、その時点から所定の遅延時間が経過したときに風呂追い焚きを開始し、浴槽の湯水を本来の浴槽湯水目標温度まで上昇させるようにしている。
このような構成によれば、たとえば冬季において身体が冷えた状態で人が入浴した際に、浴槽の湯水が熱く感じられる程度を少なくすることができる。また、その後に入浴者の身体が浴槽の湯水温度に慣れた段階で、浴槽の湯水温度が本来の浴槽湯水目標温度まで上昇するため、入浴者が浴槽の湯水をぬるく感じることを抑制することが可能である。入浴者が風呂追い焚きを開始させるためのスイッチ操作をわざわざ行なう必要はない。
より具体的に説明すると、風呂給湯装置における追い焚き動作は、追い焚き用配管部を利用して行なわれるが、この追い焚き用配管部の長さは、風呂給湯装置の設置条件によって異なる。一方、追い焚き用配管部には、外気への放熱に起因し、浴槽の湯水よりも低温の湯水が存在しているが、この湯水の量は、追い焚き用配管部の長さが長いほど多くなる。ここで、前記遅延時間が経過して追い焚き動作が開始されると、追い焚き用配管部の低温の湯水は、浴槽に流入する。このため、追い焚き用配管部が長い場合には、短い場合よりも、浴槽の湯水温度の上昇開始時期は遅くなり、人が入浴を開始した際の湯水温度から浴槽湯水目標温度まで上昇する迄の時間が長くなる。これでは、入浴者が浴槽の湯水をぬるいと感じる時間も長くなってしまい、入浴の快適性が損なわれる虞がある。
一方、これを解消すべく、遅延時間を一律に短い時間に設定したのでは、入浴者が浴槽の湯水温度に慣れていない段階で湯水温度が早期に上昇することとなって、やはり入浴者の快適性が損なわれる虞がある。
風呂給湯装置への入水温度のいずれかを検知するための温度センサを、さらに備えており、前記制御手段は、前記温度センサを利用して検知される温度が低いほど、前記遅延時間を短時間とする補正を行なう構成とされている。
すなわち、浴槽への湯張り後に人が入浴し、追い焚きが開始された場合、追い焚き用配管部の湯水温度が低いほど、浴槽の湯水が浴槽湯水目標温度に達するまでの時間は長くなる。これに対し、前記構成によれば、追い焚き用配管部の湯水温度が低いほど、遅延時間は短時間とされるため、追い焚き用配管部の湯水温度が低いことに起因して、浴槽の湯水が浴槽湯水目標温度に達するまでの時間が長くなって、入浴者が浴槽の湯水をぬるく感じる時間が長くなることが回避される。なお、外気温、および風呂給湯装置への入水温度は、追い焚き用配管部の湯水温度と密接に関連しており、外気温および前記入水温度が低い場合には、追い焚き用配管部の湯水温度も低いと考えられるため、追い焚き用配管部の湯水温度に代えて、それらの温度に基づいて制御を行なった場合であっても、前記したのと同様な効果が得られる。
この風呂給湯装置WHは、たとえば瞬間式ガス給湯装置であり、浴槽1への湯張り機能、風呂追い焚き機能、給湯栓22などへの一般給湯機能を備えている。
一般給湯は、入水口20から内部入水路2Aに流入した湯水が熱交換器30に送られてバーナ31により加熱され、かつこの加熱された湯水が内部出湯路2Bおよび一般給湯用出湯路2Dを流通して給湯栓22に供給される態様で行なわれる。
追い焚き用配管部5は、浴槽1のアダプタ10に接続された外部配管5a,5bに、風呂給湯装置WHの内部配管5c,5dおよび風呂追い焚き用の熱交換器33が接続された構成である。
また、これに代えて、または加えて、たとえば操作部72または70に、追い焚き用配管部5の長さが、「短め」,「標準」,「長め」の3種類のいずれに該当するかを設定するためのディップスイッチなどの操作スイッチを具備させておき、この操作スイッチを操作することにより、追い焚き用配管部5の長さを、数値を用いることなく概略的に入力させる構成とすることもできる。
制御部7は、前記データに基づき、後述するような制御を実行する。
前記した浴槽1への湯張り後において、浴槽1に人が入浴した旨が検知される迄の期間は、浴槽1の湯水温度を初期湯張り温度Tsに維持するための制御が実行される(S3:
NO,S7)。この制御は、浴槽1の湯水温度が初期湯張り温度Tsよりも所定温度以上に下がると、初期湯張り温度Tsに復帰するまで追い焚きを行なう制御である。
ここで、制御部7は、遅延時間Tdを決定する場合、追い焚き用配管部5の長さが長いほど、遅延時間Tdは短くされる。
なお、本発明においては、遅延時間Tdは前記したような3段階に限定されず、2段階、あるいはそれ以上の多段階としてもよい。さらには、遅延時間Tdを無段階で変更設定できるようにしてもよい。
。したがって、入浴者が浴槽1の湯水温度に慣れていない段階で、湯水温度が早期に浴槽湯水目標温度Tgに達することは回避され、快適な入浴が可能となる。
図4の動作処理においては、遅延時間Tdを決定した後において、温度センサSaによる検知温度、つまり追い焚き用配管部5の湯水温度に応じて遅延時間Tdを補正している(S4a)。この遅延時間Tdの補正は、前記温度が低いほど遅延時間Tdを短くするようになされる。
本発明においては、制御部7の制御により、追い焚き用配管部5の長さに関連するデータを制御部7が取得する構成とすることもできる。その具体例を、図5に示す。
追い焚き用配管部5の長さが長いほど、前記した計測時間は長くなる。これに対し、制御部7は、前記した計測時間が長いほど、遅延時間Tdを短い時間に設定する(S13)。
スイッチ操作によって入力する手間が不要となるため、便利である。また、データを誤入力する虞を回避することもできる。遅延時間Tdを決定するための前記したステップS11,S12の動作は、風呂給湯装置WHを設置した直後の試運転時などにおいて、1回行なえば足りる。
本発明に係る風呂給湯装置は、瞬間式給湯装置に限らず、貯湯タンク式給湯装置にも適用することができる。
Sa 温度センサ
Sb 水位センサ(入浴検知手段)
Td(Td1~Td3) 遅延時間
Tg 浴槽湯水目標温度
Ts 初期湯張り温度
1 浴槽
2 湯水供給配管部
5 追い焚き用配管部
7 制御部(制御手段)
7A,7B 浴室および台所のリモコン
70 操作部(遅延時間変更設定手段)
72 操作部(遅延時間変更設定手段)
Claims (3)
- 浴槽への湯張りを可能とする湯水供給配管部と、
前記浴槽に接続され、かつ前記浴槽の湯水を一定の経路で循環させながら加熱することにより前記浴槽の湯水の追い焚きを可能とする追い焚き用配管部と、
前記浴槽への人の入浴を検知可能な入浴検知手段と、
前記浴槽への湯張りを浴槽湯水目標温度よりも低い温度で行ない、かつ前記浴槽の湯張り後において、前記浴槽に人が入浴したことを前記入浴検知手段を介して検知された場合には、その時点から所定の遅延時間が経過した際に追い焚きを開始し、前記浴槽の湯水温度を前記浴槽湯水目標温度まで上昇させる制御を実行する制御手段と、
を備えている、風呂給湯装置であって、
前記遅延時間の長さを変更設定可能な遅延時間変更設定手段を、さらに備えており、
前記遅延時間変更設定手段は、前記制御手段、または前記制御手段に通信接続されたリモコンもしくはリモコン以外の通信機器に具備された操作部であり、
前記操作部においては、前記追い焚き用配管部の長さに関連するデータを設定入力可能とされており、
前記制御手段は、前記データにおいて、前記追い焚き用配管部の長さが短い場合よりも長い場合の方が、前記遅延時間を短時間に設定する制御を行なう構成とされていることを特徴とする、風呂給湯装置。 - 浴槽への湯張りを可能とする湯水供給配管部と、
前記浴槽に接続され、かつ前記浴槽の湯水を一定の経路で循環させながら加熱することにより前記浴槽の湯水の追い焚きを可能とする追い焚き用配管部と、
前記浴槽への人の入浴を検知可能な入浴検知手段と、
前記浴槽への湯張りを浴槽湯水目標温度よりも低い温度で行ない、かつ前記浴槽の湯張り後において、前記浴槽に人が入浴したことを前記入浴検知手段を介して検知された場合には、その時点から所定の遅延時間が経過した際に追い焚きを開始し、前記浴槽の湯水温度を前記浴槽湯水目標温度まで上昇させる制御を実行する制御手段と、
を備えている、風呂給湯装置であって、
前記遅延時間の長さを変更設定可能な遅延時間変更設定手段を、さらに備えており、
前記制御手段は、前記追い焚き用配管部の長さに関連するデータを取得可能とされ、かつこのデータにおいて、前記追い焚き用配管部の長さが短い場合よりも長い場合の方が、前記遅延時間を短時間に設定する制御を行なう構成とされており、
前記制御手段が、前記遅延時間変更設定手段であることを特徴とする、風呂給湯装置。 - 請求項1または2に記載の風呂給湯装置であって、
前記追い焚き用配管部の湯水温度、外気温、または前記風呂給湯装置への入水温度のいずれかを検知するための温度センサを、さらに備えており、
前記制御手段は、前記温度センサを利用して検知される温度が低いほど、前記遅延時間を短時間とする補正を行なう構成とされている、風呂給湯装置。
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Citations (4)
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JP2007003023A (ja) | 2005-06-21 | 2007-01-11 | Mitsubishi Electric Corp | 貯湯式給湯機 |
JP2015072100A (ja) | 2013-10-03 | 2015-04-16 | 大阪瓦斯株式会社 | 風呂追焚システム |
JP2018084383A (ja) | 2016-11-24 | 2018-05-31 | 株式会社ノーリツ | 給湯システム |
JP2019007662A (ja) | 2017-06-22 | 2019-01-17 | 株式会社パロマ | 風呂給湯器 |
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JPH08271044A (ja) * | 1995-03-31 | 1996-10-18 | Noritz Corp | 風呂給湯装置における残水量演算方法 |
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2019
- 2019-10-25 JP JP2019194378A patent/JP7354523B2/ja active Active
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